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ヘンリー・ピム - Wikipedia

ヘンリー・"ハンク"・ピムDr. Henry "Hank" Pym)は、マーベル・コミック出版しゅっぱんぶつ登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつである。スタン・リーラリー・リーバージャック・カービーによって創造そうぞうされ、『Tales to Astonishだい27ごう(1962ねん1がつ)ではつ登場とうじょうした。ピムは単発たんぱつSFアンソロジー・ストーリーで科学かがくしゃとしてはつ登場とうじょうし、昆虫こんちゅうほどのおおきさに変身へんしんするスーパーヒーローのアントマンとなった。ジャネット・ヴァン・ダイン(ワスプ)は悪人あくにんたたかうパートナーである。ピムはまたアントマンのほかにもジャイアントマンゴライアスイエロージャケットといったアイデンティティをち、さらにジャネットが死亡しぼうしたのちワスプとして活動かつどうした。

ハンク・ピム
Hank Pym
コスプレ
出版しゅっぱん情報じょうほう
出版しゅっぱんしゃマーベル・コミック
はつ登場とうじょうTales to Astonish #27 (1962ねん6がつ
クリエイタースタン・リー
ラリー・リーバー
ジャック・カービー
作中さくちゅう情報じょうほう
フルネームヘンリー・ジョナサン・"ハンク"・ピム
種族しゅぞく人間にんげん
所属しょぞくチームアベンジャーズ
ウェスト・コースト・アベンジャーズ英語えいごばん
マイティ・アベンジャーズ
シークレット・ディフェンダーズ英語えいごばん
ディフェンダーズ英語えいごばん
アベンジャーズ・アカデミー英語えいごばん
シークレットアベンジャーズ
パートナーワスプ
著名ちょめい別名べつめいアントマンジャイアントマン英語えいごばんゴライアス英語えいごばんイエロージャケットワスプ、サイエンティスト・シュプリーム
能力のうりょく
  • 天才てんさいレベルの知性ちせい
  • 微小びしょうサイズから100フィートまで体長たいちょう変化へんかさせる
  • 生物せいぶつ物質ぶっしつへサイズ変更へんこう機能きのう転送てんそう
  • バイオスティング(アントマンおよびイエロージャケット
  • 飛行ひこう(イエロージャケット

出版しゅっぱんじょう歴史れきし 編集へんしゅう

ヘンリー・ピムは、SFファンタジーアンソロジーTales to Astonishだい27ごう(1962ねん1がつ)の7ページのソロ・カバー・ストーリー「The Man in the Ant Hill」ではつ登場とうじょうした。作者さくしゃスタン・リー(エディターけんプロッター)、ラリー・リーバー(スクリプター)、ジャック・カービーペンシラー)、ディック・エアーズ英語えいごばん(インカー)であり、2008ねんにリーは「わたしからだちぢめ、アリやハチにいかけられるおとこえがいた "The Man in the Ant Hill" をつくった。非常ひじょうによくれたので、かれをスーパーヒーローにすることはたのしいかもしれないとおもった」とかたった[1]

結果けっか、ピムは8ごうの『Tales to Astonishだい35ごう(1962ねん9がつ)の3しょうのストーリー「Return of the Ant-Man」「An Army of Ants」「The Ant-Man」で「アントマン」の衣裳いしょうけ、スーパーヒーローとなった。キャラクターの冒険ぼうけんどうタイトルで継続けいぞくてきえがかれ、だい44ごう(1963ねん6がつ)ではピムのガールフレンドで研究けんきゅう助手じょしゅジャネット・ヴァン・ダインはつ登場とうじょうした。ヴァン・ダインもまたスーパーヒーローのワスプとなり、ピムとともに『Tales to Astonish』に登場とうじょうした。1963ねん、リーとカービーはスーパーヒーロー作品さくひんアベンジャーズ』をげ、アントマンとワスプはそのだい1ごうでチームの創設そうせつメンバーとして登場とうじょうした。

ピムは『Tales to Astonishだい49ごう(1963ねん11月)で全長ぜんちょう12フィートのジャイアントマンGiant-Man)というあらたなスーパーヒーローになった。ピムとダインは『Tales to Astonishだい69ごう(1965ねん)まで登場とうじょうし、また一時いちじてきにチームを離脱りだつするだい15ごう(1965ねん4がつ)まで『アベンジャーズ』にも登場とうじょうした。

ピムは『アベンジャーズ』だい28ごう(1966ねん5がつ)であらたにゴライアスGoliath)としてアベンジャーズにもどった。だがピムは徐々じょじょ精神せいしんみ、だい59ごうではイエロージャケットとなってしまう。ピムは『アベンジャーズ』だい93ごうでアントマンとしてさい登場とうじょうし、また『Marvel Featureだい4-10ごう(1972ねん7がつ - 1973ねん7がつ)で特集とくしゅうされた。一時期いちじき汚名おめいをそそいだのち、ピムは『West Coast Avengers vol. 2』だい21ごう(1987ねん6がつ)でウエスト・コースト・アベンジャーズ英語えいごばん科学かがくしゃとして参加さんかした。そして『アベンジャーズ vol.3』だい1ごう(1998ねん1がつ)でスーパーヒーローのジャイアントマンとしてアベンジャーズに復帰ふっきした。『アベンジャーズ vol.3』だい85ごう(2004ねん9がつ)では、アベンジャーズ解散かいさん事件じけんにイエロージャケットとなり休暇きゅうかをとる姿すがたえがかれた[2]

ワスプが死亡しぼうしたのち、ピムはあらたなワスプを名乗なのることになった。また『マイティ・アベンジャーズだい21ごうで、ピムはあらたなアベンジャーズの共同きょうどう設立せつりつしゃとなった。

キャラクターの歴史れきし 編集へんしゅう

1960年代ねんだい 編集へんしゅう

生化学せいかがくしゃのヘンリー・ピムは、「ピム粒子りゅうし」というめずらしい原子げんし粒子りゅうし発見はっけんし、物体ぶったいおおきさをえるというその効力こうりょくをテストするために自分じぶん自身じしん使用しようした。ピムの身体しんたい昆虫こんちゅうほどに縮小しゅくしょうし、ちかくにあったアリのでアリとの危険きけん遭遇そうぐうをした[3]。そのもなくかれはアリとの意思いし疎通そつう可能かのうにするサイバネティックス・ヘルメットを構築こうちくする。ピムは衣裳いしょうをデザインし、スーパーヒーロー「アントマン」となり、こう放射線ほうしゃせんガスの化学かがくしきぬすもうとするKGBのエージェントをたおした[4]

いくつかの冒険ぼうけんのち、ピムはヴァーノン・ヴァン・ダイン博士はかせ出会であい、地球ちきゅうがい生命せいめい接触せっしょくする手助てだすけを依頼いらいされた。ピムは拒否きょひするが、ヴァーノンのむすめのジャネットにかれることとなった。ヴァーノン・ヴァン・ダインは地球ちきゅうがい生命せいめいとの遭遇そうぐう成功せいこうするが、凶悪きょうあくなそれにより殺害さつがいされてしまい、ジャネットはピムに父親ちちおやかたきちの手伝てつだいをたのんできた。ピムはジャネットに自身じしん秘密ひみつかし、ピム粒子りゅうしハチはね彼女かのじょあたえた。ジャネットはワスプとなり、2人ふたりはヴァーノンをころしたものつけしてたおした[5]。ピムはまたあらたなる形態けいたいとして、全長ぜんちょう12フィートのジャイアントマン英語えいごばんとなり[6]、ワスプとともにリビング・イレイザー[7]ヒューマン・トップ英語えいごばん[8]ポーキュパイン英語えいごばん[9]などとたたかった。また2人ふたりは『Tales to Astonish』に最後さいご登場とうじょうするまでには恋愛れんあい関係かんけいきずいていた[10]

アスガードのかみソーおとうとでもあるロキくわだてに遭遇そうぐうしたアントマンとワスプはスーパーヒーローチーム、アベンジャーズに参加さんかした。ワスプはアベンジャーズというチームめい考案こうあんしゃとなった[11]。ピムは最初さいしょのミッションのあとでジャイアントマンとなった。のちえがかれた回想かいそうで、ピムは自分じぶんがチームメイトのアイアンマンとソーにくらべて不十分ふじゅうぶんだとかんじてジャイアントマンになる決意けついをしたことがえがかれた[12]マスターズ・オブ・イーヴィル英語えいごばんとの最終さいしゅうてき遭遇そうぐうのち2人ふたり一時いちじ休暇きゅうかることになった[13]

ピムはそのゴライアス英語えいごばんというあらたなアイデンティティをてアベンジャーズに復帰ふっきするが[14]、しばらく巨人きょじんからもどれない時期じきがあり、自尊心じそんしん影響えいきょうあたえた[15]。またピムはのちにアベンジャーズのてきとなるウルトロンという知能ちのうったロボットを開発かいはつしてしまう[16]。さらにピムは実験じっけんちゅう事故じこにより統合とうごう失調しっちょうしょう誘発ゆうはつする科学かがく物質ぶっしつ吸引きゅういんしてしまい、ぎゃく人格じんかくった「イエロージャケット」となってアベンジャーズのまえあらわれた。ワスプだけはピムを理解りかいし、かれ求婚きゅうこんにもこたえ、そして結婚式けっこんしきでのサーカス・オブ・クライム英語えいごばんとの戦闘せんとうちゅう回復かいふくした[17]

1970年代ねんだい 編集へんしゅう

ウルトロンとのさい遭遇そうぐうふくむアベンジャーズとのいくつかの冒険ぼうけんえたのち[18]2人ふたり休暇きゅうかることにした[19]。ヒーローたちはクリー・スクラル・ウォー英語えいごばん開始かいしさいにピムをさがし、そしてクリーじんによって原始げんしじんさせられたかれ発見はっけんされた[20]。ピムが正常せいじょう状態じょうたいもどると、アンドロイドのアベンジャー、ビジョン修理しゅうりするために一時いちじ復帰ふっきする[21]。そのしばらく、ピムはアントマンとなった、単独たんどく冒険ぼうけんはじめる[22]

イエロージャケットとして仲間なかまのスーパーヒーローチームディフェンダーズ英語えいごばんたすけたのち[23][24]、ピムはアベンジャーズに復帰ふっきした[25]結局けっきょく、ピムは最初さいしょのアントマンにもどるが、アップグレードされたウルトロンにらえられて洗脳せんのうされてしまう。ピムはアベンジャーズ・マンションへき、馴染なじみのうすいメンバーたちを攻撃こうげきし、ワスプにめられた。のアベンジャーズはウルトロンをつけし、かれつくしたジョキャスタ英語えいごばん破壊はかいするとっておどし、した[26]。ウルトロンの洗脳せんのうけたのち、ピムはイエロージャケットとしてアベンジャーズにさい加入かにゅうし、ウルトロンを破壊はかいした[27]。ピムは政府せいふ役人やくにんヘンリー・ピーター・ガイリック英語えいごばんによりアベンジャーズがさい構成こうせいされるさい、チーム脱退だったい余儀よぎなくされた[28]

1980年代ねんだい 編集へんしゅう

14ごう[29]、ピムは再度さいどアベンジャーズにもどりいくつかのミッションに参加さんかするが、戦意せんいてきうしろから攻撃こうげきする事件じけんこした。キャプテン・アメリカは会議かいぎ処分しょぶんまるまでイエロージャケットをアベンジャーズの任務にんむからいた。ピムは完全かんぜん精神せいしんんでしまい、サルヴェーション1というロボットをつくり、アベンジャーズをおそわせ、それを自分じぶんすくして地位ちい回復かいふくするという自作じさく自演じえんげきくわだてた。それをったジャネットはおもいとどまるようにったが、ピムは彼女かのじょ暴力ぼうりょくをふるった。ロボットは予定よていどおりアベンジャーズをおそうがピムは救出きゅうしゅつには失敗しっぱいし、結局けっきょくロボットの欠陥けっかんったジャネットによりたおされた。これをきっかけにピムはアベンジャーズを追放ついほうとなり[30]、ジャネットと離婚りこんした[31]

信用しんよううしなったピムは、きゅうてきエッグヘッド英語えいごばん当時とうじ死亡しぼうしているとおもわれていた)に洗脳せんのうされ、くに保管ほかんしてたアダマンチウムぬすした。さらにピムは犯罪はんざい現場げんばで(エッグヘッドがひそかにした)アベンジャーズと遭遇そうぐうしてしまう。エッグヘッドに関係かんけいする証拠しょうこすべえ、ピムは犯罪はんざいしゃとして非難ひなんされる。んだはずのてき非難ひなんするピムはますますくるっているとおもわれてしまい、そして投獄とうごくされる[32]。ピムが投獄とうごくされているあいだ、ジャネットはトニー・スタークみじかいあいだかかわっていた[33]。エッグヘッドはさらにマースターズ・オブ・イーヴィル英語えいごばんひきいてピムを脱獄だつごくさせ、かれ悪人あくにんであることを印象いんしょうづけさせようとした。エッグヘッドはなおもピムをべつ計画けいかく利用りようしようとしたが、ピムはエッグヘッドがつくった武器ぶき利用りようしてマースターズ・オブ・イーヴィルをたおした。またエッグヘッドはホークアイにより殺害さつがいされる。黒幕くろまくあきらかになったことによりピムの汚名おめいれるが、かれはジャネットとチームメイトにわかれをげ、科学かがくしゃへともどった[34]

ピムはウエスト・コースト・アベンジャーズ英語えいごばんまえ助言じょげんしゃとしてあらわ[35]、そしてのち衣裳いしょうけない正式せいしきなメンバーとなった[36]。ピムはチームメイトのティグラ英語えいごばん短期間たんきかん交際こうさい[37]、またきゅうてきワーウィンド英語えいごばん侮辱ぶじょく自殺じさつかんがえるが、ファイアバード英語えいごばん阻止そしされた[38]。ピムは結局けっきょく、ジャネットとの恋愛れんあい関係かんけい再開さいかいさせた[39]

1990年代ねんだい 編集へんしゅう

ピムはウエスト・コースト・アベンジャーズにジャイアントマンとして復帰ふっきした[40]。ピムとジャネットはのアベンジャーズとともオンスロート英語えいごばんめるためにいのちとした。しかしじつはポケット・ユニバースで生存せいぞんしており、そのしたのマーベル・ユニバースにもどった[41]

ピムは復帰ふっきしてジャイアントマンとしてチームをたす[42]、ウルトロンの撃破げきは貢献こうけんする[43]

2000年代ねんだい 編集へんしゅう

2010年代ねんだい 編集へんしゅう

ノーマン・オズボーンがたおされると、ピムはオズボーンにより招集しょうしゅうされた若者わかものたちを指導しどうするプログラムであるアベンジャーズ・アカデミー英語えいごばん参加さんかした。名目めいもくじょう若者わかものたちをヒーローとしてそだげるというものだったが、実際じっさいかれらが悪人あくにんにならないよう監督かんとくするというものであった[44]。そのピムはふたたびジャイアントマンとなった[45][46]

ヘンリー・ピムはのちシークレットアベンジャーズ参加さんかした[47]

パワーと能力のうりょく 編集へんしゅう

ヘンリー・ピムは天才てんさい科学かがくしゃであり、生化学せいかがくPh.D.ち、量子力学りょうしりきがくロボット工学こうがくサイバネティックス人工じんこう知能ちのう昆虫こんちゅうがくにもくわしい。物体ぶったいおおきさを変化へんかさせる「ピム粒子りゅうし」の発見はっけんしゃであり、それにより自身じしん身体しんたい武器ぶきなどを縮小しゅくしょう巨大きょだいさせる。ウルトロン開発かいはつしゃである。

のバージョン 編集へんしゅう

マーベル・ゾンビーズ 編集へんしゅう

平行へいこう世界せかいアース2149を舞台ぶたいとした『マーベルゾンビーズ』でのピムは、つまのジャネット・ヴァン・ダインによって「ゾンビ」させられてしまう[48]空腹くうふくたすためにピムはブラックパンサー研究所けんきゅうじょれて食料しょくりょうにしていた。さらにピムはのゾンビたちとともギャラクタスおそってころした[48]

MC2 編集へんしゅう

MC2インプリント作品さくひんA-Next』は、平行へいこう世界せかい舞台ぶたいとしており、そこではヘンリーとジャネットの子供こどものホープとヘンリー・ピム・Jrは、スーパーヴィランのレッドクイーンビッグマンになった[49]

アース5012 編集へんしゅう

この世界せかいでのピムは、ハルクべつバージョンであり、バナーのそれよりもインテリジェントである[50]

オールドマン・ローガン 編集へんしゅう

文明ぶんめい崩壊ほうかい世界せかいえがいた『Old Man Logan』では、ハンク(ジャイアントマン)はのヒーローたちとともレッドスカルぐんころされた[51]。また、ハンクのアントマンのヘルメットは、はしわたものから通行つうこう料金りょうきん強引ごういん徴収ちょうしゅうするためにアリの大群たいぐんあやつるするため、ドワイトという少年しょうねん利用りようしていた[52]

アルティメット・マーベル 編集へんしゅう

アルティメット・マーベルインプリント作品さくひんUltimates』ではピムは才能さいのうがあるが、精神せいしんてきにもろい科学かがくしゃとしてえがかれた。精神せいしん不安定ふあんていとうつびょうたたかうためフルオキセチン使つかった。ピムは、ミュータントであるつまジャネットから輸血ゆけつけたのち能力のうりょくた。だが暴力ぼうりょくてき行為こういにより結婚けっこんえ、またアルティメッツからも追放ついほうされた。そのイエロージャケットとなってアルティメッツに復帰ふっきするが、"Ultimatum" 事件じけん仲間なかますくうために犠牲ぎせいとなった[53]

MCUばん 編集へんしゅう

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では、マイケル・ダグラスえんじる。

ほんシリーズでは、わかころに“S.H.I.E.L.D.”のエージェントをつとめながら、“アントマン” (初代しょだい)としても活動かつどうしていたと設定せっていされている。日本語にほんご吹替はともこう担当たんとう

ほんこうは、““アース616”(正史せいし宇宙うちゅう)におけるハンク・ピムを主軸しゅじくとして表記ひょうきする。

キャラクターぞう 編集へんしゅう

1963ねん原子げんしあいだ距離きょり操作そうさする原子げんし粒子りゅうしピム粒子りゅうし”を発見はっけんし、アントマンとして活躍かつやくした昆虫こんちゅう学者がくしゃけん物理ぶつり学者がくしゃ

エージェント時代じだいは、つまジャネット・ヴァン・ダイン夫婦ふうふ特殊とくしゅスーツを着用ちゃくようし、東西とうざい冷戦れいせんときでの機密きみつ作戦さくせん中心ちゅうしんに、長年ながねんわたって様々さまざま戦場せんじょうまわっていた。しかし1987ねんソ連それん分離ぶんり独立どくりつがミサイル・サイロからうばったかくミサイルアメリカ発射はっしゃした事件じけんで、巡航じゅんこうちゅうのミサイル解体かいたい任務にんむ出動しゅつどうしたが、縮小しゅくしょう不能ふのうになった自身じしん[注釈ちゅうしゃく 1]わってジャネットが原子げんしレベルにまで縮小しゅくしょうし、任務にんむ成功せいこうしたものの、ジャネットをうしなうこととなった。このけん真相しんそう愛娘まなむすめホープ・ヴァン・ダインげなかったことで、彼女かのじょとは解決かいけつ困難こんなん確執かくしつ芽生めばえてしまった。そして1989ねんに、自身じしん研究けんきゅうめぐってハワード・スタークたちと決別けつべつしS.H.I.E.L.D.を退職たいしょく。“ピム・テック”を設立せつりつした。

それからはをかけたダレン・クロス助手じょしゅけん弟子でしとしてCEOけん研究けんきゅうしゃしょくかせたが、ダレンが自分じぶんすぎていること危惧きぐして距離きょりってしまい、愛娘まなむすめ愛弟子まなでし会社かいしゃわれることとなり、以降いこうつまけようと研究けんきゅう没頭ぼっとうして隠居いんきょ状態じょうたいとなった。

ホープやダレンにとうえなかったのは自分じぶんであることを理解りかいするとともに、妻子さいしをやや過保護かほごえるほどふか大切たいせつおもい、自身じしん発明はつめい悪用あくようされないようにもこころがけ、あらたな愛弟子まなでしむかえたスコット・ラングを、かれむすめよろこぶヒーローにそだてようと辛抱強しんぼうづよ訓練くんれんするなど、だいいち印象いんしょう常識じょうしきある好々爺こうこうやのようだが、ジャネットをうしなった理由りゆうからとはいえ、ホープに“アントマン・スーツ”をたくすことをこばつづけたり、因縁いんねん間柄あいだがらであるハワードの息子むすこトニー・スターク/アイアンマン信用しんようせず[注釈ちゅうしゃく 2]かれ所属しょぞくする“アベンジャーズ”への協力きょうりょく依頼いらい提案ていあんそく却下きゃっかするなどの頑固がんこかおと、しゃくさわることをいいはなった相手あいてへすかさずなぐりかかるほど短気たんき人付ひとづいが苦手にがて様子ようすに、自分じぶんつねただしいとおもっているふしせ、訓練くんれん一環いっかんとしてスコットに“信号しんごうデコイ”の奪取だっしゅ指示しじし、かれが“アベンジャーズ・コンパウンドないったときには、スコットの安否あんぴよりもかれ装備そうびしているスーツやピム粒子りゅうしといった自身じしん発明はつめいひんおおやけになってしまうことをさき懸念けねんするなど、良心りょうしんてきとはれない人物じんぶつでもある。

そして現代げんだい、ダレンの陰謀いんぼう阻止そしするために、スコットをアントマン(2代目だいめ)に見出みいだしてアントマン・スーツをたくし、“量子りょうし世界せかい”からジャネットの救出きゅうしゅつ決意けついすると、確執かくしつ解消かいしょうしたホープにも新型しんがたの“ワスプ・スーツ”を譲渡じょうとする。

『ホワット・イフ...?』ばん 編集へんしゅう

ハンク・ピム / イエロージャケット(Hank Pym / Yellowjacket)
アース51825”におけるピム。S.H.I.E.L.D.のエージェントだった愛妻あいさい愛娘まなむすめのホープが任務にんむ殉職じゅんしょくしたことで、S.H.I.E.L.D.長官ちょうかんニック・フューリー(アース51825)はげしくにくんでおり、頭髪とうはつ眉毛まゆげ口髭くちひげみだれ、両目りょうめまわりがくろずむほど狂気きょうきはらんでいる表情ひょうじょうや、みずからの発明はつめい個人こじんてき復讐ふくしゅう躊躇ためらもちいるなど、正史せいしのピムとはことなり典型てんけいてきなヴィランである。
ハンク・ピム(アース89521)
アース89521”におけるピム。正史せいしのピムと同様どうように、ジャネット救出きゅうしゅつしたが、このことが地球ちきゅう各地かくち人々ひとびとをゾンビさせてしまう遠因えんいんとなり、自身じしんもゾンビとす。

能力のうりょく 編集へんしゅう

気難きむずかしい人物じんぶつではあるが、ピム粒子りゅうしもとづくアントマンとワスプのツール一式いっしきをはじめ、ホープと2人ふたりで“量子りょうしトンネル”と“モバイル研究所けんきゅうじょ”まで開発かいはつするなど、昆虫こんちゅう学者がくしゃけん物理ぶつり学者がくしゃとしての頭脳ずのう技術ぎじゅつりょく非常ひじょうすぐれている。

よわいくわえて長年ながねん活動かつどうとピム粒子りゅうし悪影響あくえいきょうにより、まともにたたかえる身体しんたいではなくなっているものの、後述こうじゅつのツールの複数ふくすう使つかいこなす技量ぎりょうと、ダレンの陰謀いんぼう阻止そしやジャネット救出きゅうしゅつのために現地げんちでスコットとホープを直接ちょくせつ支援しえんする行動こうどうりょく時折ときおり垣間見かいまみせる老獪ろうかいさはおとろえることなく健在けんざいである。

また、アース51825におけるピムは、老体ろうたいでも後述こうじゅつの“イエロージャケット”を着用ちゃくようして運用うんようできるほどの身体しんたい能力のうりょく披露ひろうする。

ツール・ビークル 編集へんしゅう

アントマン・スーツ マーク1
1960年代ねんだいにピムがS.H.I.E.L.D.での秘密ひみつミッションのために開発かいはつした[54]最初さいしょのアントマン・スーツ。わかのピムは、このスーツを装着そうちゃくし、アントマンとして活動かつどうしてきたが、ピムのS.H.I.E.L.D.退職たいしょく、このスーツはピムてい長年ながねん秘蔵ひぞうされ、現代げんだいにおいてはスコットにたくされる。

このほかにもピムは、“ピム粒子りゅうしディスク”や、“電磁でんじパルス通信つうしん装置そうち”などを駆使くしし、“量子りょうしスーツ”も装着そうちゃくしたほか、プライベートではトライアンフ・スピットファイア 1500愛車あいしゃとするほか、T-34ホットウィール・コレクション自作じさくの“探査たんさ”なども運転うんてん操縦そうじゅうした。

イエロージャケット(Yellowjacket)
アース51825におけるピムが、フューリーへの復讐ふくしゅうのために着用ちゃくようした特殊とくしゅスーツ。スーツ本体ほんたいとヘルメットの外観がいかん縮小しゅくしょう拡大かくだい機能きのうはアントマン・スーツとほぼ同等どうとうだが、基本きほんカラーが黄色おうしょくくろとなっており、背部はいぶの4ほん収縮しゅうしゅく機能きのう駆動くどうアーム、ホバリングと飛行ひこうなど、正史せいしの“イエロージャケット”と同様どうよう性能せいのうゆうしている。

かく作品さくひんでの活躍かつやく 編集へんしゅう

マイティ・ソー』のカット場面ばめんで、エリック・セルヴィグ友人ゆうじんとしてピムの名前なまえ言及げんきゅうされる[55]

アントマン
ほんさくでMCUはつ登場とうじょう物語ものがたり前半ぜんはんにおいてピム・テック本社ほんしゃおもむき、ダレンがもよおした“イエロージャケット”のセールスプロモーションに招待しょうたいされると、以前いぜんから着目ちゃくもくしていた潜入せんにゅう技能ぎのうけるスコットへ「大金たいきんりの金庫きんこがあるピムてい留守るすである」とにせ情報じょうほうわたるようにルイス従兄じゅうけい知人ちじん報酬ほうしゅうあたえ、間接かんせつてきにスコットをピムてい侵入しんにゅうさせてアントマン・スーツを奪取だっしゅ着用ちゃくようさせ、一時いちじ地元じもと警察けいさつ逮捕たいほされたスコットのまえ弁護士べんごししょうしてあらわれ、かれ脱走だっそう幇助ほうじょすると、スコットへの訓練くんれん決意けついし、自身じしんしたまねいた。
スコットに自身じしん目的もくてきいてかれへの訓練くんれんはじめるが、その最中さいちゅうホープとのあいだみぞひろげてしまう。しかしスコットのはたらきかけで本心ほんしんとジャネットの真相しんそうかし、ホープと和解わかいたした。これによってスコットへの訓練くんれん完了かんりょうし、ダレンがイエロージャケットの披露ひろうかいのために会場かいじょう警備けいび倍増ばいぞうしたとると、スコットが推薦すいせんしたルイスたちも支援しえんくわえて披露ひろうかい出席しゅっせきする。
スコットの脱走だっそう幇助ほうじょうたがわれて、事情じじょうらないジム・パクストンたちに足止あしどめされるも、披露ひろうかいへの出席しゅっせき成功せいこうし、本性ほんしょうあらわしたダレンにたれるが、いのち別状べつじょうなくみ、ダレンが貯蔵ちょぞうしていた“クロス粒子りゅうし”をピム・テック本社ほんしゃごと爆破ばくは処分しょぶんすることに成功せいこうした。
スコットがイエロージャケットを装着そうちゃくしたダレンを打倒だとうすると、ホープとのみぞまり、スコットが量子りょうし世界せかいからの帰還きかん成功せいこうさせたことから、秘蔵ひぞうしていた先進せんしんプロトタイプのワスプ・スーツを完成かんせいさせてホープにたくすことを決意けついする。
アントマン&ワスプ
ほんさくではジャネットをすくうべく、親子おやこなかもどしたホープとふたた量子りょうしトンネルの研究けんきゅう着々ちゃくちゃくすすめ、スコットの過失かしつによってFBIわれることになるも、トンネルをついに完成かんせいさせる。しかし、エイヴァ・スター/ゴースト研究所けんきゅうじょごとトンネルをうばわれたことで、彼女かのじょ自身じしん過去かこうことになる。これにくわえて、ビル・フォスターとの因縁いんねんなども手伝てつだって、短気たんきでジャネットのけんなじられたりきゅうなトラブルに見舞みまわれるとすぐに憤慨ふんがいするなど、人格じんかくてきなんがあるめんほんさくでより強調きょうちょうされている。
音信いんしん不通ふつう状態じょうたいだったスコットと2ねんぶりに再会さいかいすると、かれやホープとともにジャネット救出きゅうしゅつのため、レストラン“ウィ”をはじめ、すっかりくさえんになったルイスたちのしたに、ビルのバークレー大学だいがくエイヴァの屋敷やしきまで各所かくしょわたあるくが、スコットにたいして自分じぶんたち親子おやこまで潜伏せんぷく生活せいかつんだ失望しつぼうから舌鋒ぜっぽうするど批判ひはんし、ホープとことなり皮肉ひにくげないいまわしも複数ふくすうぶつけてしまったり、所々しょしょみだすこともエイヴァに拘束こうそくされたり、FBIにいち逮捕たいほされることまであった。
それでもスコットやホープの活躍かつやくにより[注釈ちゅうしゃく 3]うばわれた研究所けんきゅうじょとトンネルをもどして、ついみずか探査たんさ量子りょうし世界せかいへとおもむいた。
量子りょうし世界せかいでは彷徨うろついかけたものの、生存せいぞんしていたジャネットと再会さいかいし、彼女かのじょ2人ふたりもとのサイズの世界せかいへの帰還きかん見事みごと成功せいこう。FBIや地元じもと警察けいさつからのさい追跡ついせきからのがれた物語ものがたりのラストでは、ジャネットと2人ふたりでピムてい離島りとう浜辺はまべく。
そのサンフランシスコもどると、家族かぞく3にんで“量子りょうしヒーリング粒子りゅうし”の採取さいしゅのためにスコットを量子りょうし世界せかいさい突入とつにゅうさせるが、サノスが発生はっせいさせた“デシメーションにより妻子さいしともちりして消滅しょうめつしてしまう。
アベンジャーズ/エンドゲーム
ほんさくでは、1970ねん現代げんだい双方そうほうのピムが登場とうじょうする。
前者ぜんしゃはS.H.I.E.L.D.に在籍ざいせきするエージェントとして描写びょうしゃされ、このころから職場しょくばである“キャンプ・リーハイ”に自身じしんのラボをっていたが、2023ねん未来みらいからタイムトラベルしてきたスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカからうそ内線ないせん連絡れんらくけてラボをはなれたすきに、保管ほかんしていたピム粒子りゅうしをタイムトラベルのため必要ひつようとしていたスティーブにられた。
後者こうしゃは“デシメーション”から5ねんものあいだ消滅しょうめつしたままだったが、アベンジャーズの尽力じんりょくにより復活ふっかつ物語ものがたりラストのトニーの葬儀そうぎにジャネット、ホープ、スコットたちと参列さんれつする。
ホワット・イフ...?
シーズン1
だい3
アース51825におけるピム/イエロージャケットが、ほんエピソードのいちけん黒幕くろまくとして登場とうじょう。フューリーへの復讐ふくしゅうとして、“アベンジャーズ計画けいかく候補者こうほしゃ謀殺ぼうさつす。
最初さいしょランディーズ・ドーナツ二酸化にさんかリチウムりの注射ちゅうしゃうち縮小しゅくしょうしてひそみ、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウによるトニー・スターク/アイアンマンへの二酸化にさんかリチウム投与とうよじょうじてかれ体内たいないはいみ、トニーを殺害さつがいして撤退てったい
つぎニューメキシコベースキャンプにおいてクリント・バートン/ホークアイ縮小しゅくしょうして接近せっきんし、弓矢ゆみやかまえるかれ左手ひだりて小突こづいてソーあやまさせ、一時いちじ身柄みがら拘束こうそくされたクリントにもくだして2人ふたり始末しまつたした[注釈ちゅうしゃく 4]
後日ごじつには“カルバー大学だいがく”におもむいて、サディアス・ロス陸軍りくぐんめられたブルース・バナー体内たいないはいんでピム粒子りゅうしディスクを投与とうよし、ハルクに変身へんしんしたかれ破裂はれつさせた。さらに、よる図書館としょかん一連いちれん事件じけん真相しんそう解明かいめいうごいていたナターシャまでも急襲きゅうしゅうし、徹底的てっていてきいためつけて抹殺まっさつした。
最後さいごには、サンフランシスコのホープのはかへとおとずれたフューリー(に擬態ぎたいしたロキ)のまえ姿すがたあらわし、かれうらぶしをぶつけると復讐ふくしゅう仕上しあげとしてかれいどかるが、相手あいて格闘かくとうじゅつ幻術げんじゅつ翻弄ほんろうされてまったてきわずに敗北はいぼく。やってたフューリー本人ほんにんから「ホープはS.H.I.E.L.D.の任務にんむいのちささげた英雄えいゆう」とられると、「ならばむすめ敬意けいいはらえ」とてながら、アスガルドぐん連行れんこうされる。
だい5
アース89521におけるピムが登場とうじょう量子りょうし世界せかいへジャネット救出きゅうしゅつかったが、ゾンビしていた彼女かのじょまれてゾンビ。そのままジャネットともどももとのサイズの世界せかいもどると、自分じぶんたちの帰還きかんっていたスコット・ラング/アントマンおそいかかってしまった。
後日ごじつゾンビのれにまぎれ、ゴールデン・ゲート・ブリッジアベンジャーズとして出動しゅつどうしてきたスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ縮小しゅくしょう状態じょうたいから拡大かくだいしつつおそいかかり、かれに“量子りょうしウイルス”を感染かんせんさせた。その去就きょしゅう不明ふめい
シーズン2だい2
アントマン&ワスプ:クアントマニア

のメディア 編集へんしゅう

テレビ 編集へんしゅう

その映画えいが作品さくひん 編集へんしゅう

コンピュータゲーム 編集へんしゅう

評価ひょうか 編集へんしゅう

ヘンリー・ピムは『Wizard歴代れきだいコミックキャラクターランキングで93となった[57]。またIGN歴代れきだいコミックヒーローランキングでは67となった[58]

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく 編集へんしゅう

  1. ^ 作戦さくせんちゅうにスーツの調整ちょうせい故障こしょうしてしまったためである。
  2. ^ ハワード・スタークだけでなく、ミッチェル・カーソンビル・フォスターなど、もとS.H.I.E.L.D.の職員しょくいん一部いちぶとも因縁いんねん間柄あいだがらである。
  3. ^ スコットがかつてかれ地元じもと警察けいさつから脱走だっそうさせるために使つかった方法ほうほう手段しゅだん自分じぶんたちちちむすめをFBIのしたから脱走だっそうさせたときには、かれ見直みなおして感謝かんしゃした。
  4. ^ のちニック・フューリー擬態ぎたいしたロキに、「かれ(ソー)のはついでだ」とひらなおっている。

参考さんこう 編集へんしゅう

  1. ^ William Keck (2008ねん6がつ22にち). “Here come Marvel's 'Avengers,' and Stan Lee, Joe Simon weigh in”. USA Today. http://www.usatoday.com/life/movies/news/2008-06-22-marvel-magic_N.htm 2008ねん7がつ6にち閲覧えつらん 
  2. ^ The issue was alternately numbered #500 (of the first volume) in an anniversary return to the original series numbering.
  3. ^ Tales to Astonish #27 (Jan. 1962)
  4. ^ Tales to Astonish #35 (Sept. 1962)
  5. ^ Tales To Astonish #44 (June 1963)
  6. ^ Tales to Astonish #49 (Nov. 1963)
  7. ^ Tales to Astonish #49 (Nov. 1963)
  8. ^ Tales to Astonish #50 - 51 (Dec. 1963 - Jan. 1964)
  9. ^ Tales to Astonish #53 (March 1964)
  10. ^ Tales To Astonish #63 (Jan. 1965)
  11. ^ Avengers #1 (Sep. 1963)
  12. ^ Avengers Forever #1-12 (Dec. 1998 - Feb. 2000)
  13. ^ Avengers #15
  14. ^ Avengers #28 (May 1966)
  15. ^ Avengers #28 - 35 (May-Dec. 1966)
  16. ^ はつ登場とうじょう Avengers #54(1968ねん7がつ); オリジン Avengers(1968ねん11月)
  17. ^ Avengers #59 - 60 (Dec. - Jan. 1968)
  18. ^ Avengers #66-68 (July-Aug. 1968)
  19. ^ Avengers #74 (March 1970)
  20. ^ Avengers #90 (July 1971)
  21. ^ Avengers #93 (Nov. 1971)
  22. ^ Marvel Feature #4-10 (July 1972 - July 1973)
  23. ^ Defenders #23-25 (May–July 1975)
  24. ^ Giant-Size Avengers #4 (May 1975)
  25. ^ Avengers #137 (July 1975)
  26. ^ Avengers #161 - 162 (July-Aug. 1977)
  27. ^ Avengers #170-171 (April–May 1978)
  28. ^ The Avengers #181 (March 1979)
  29. ^ Avengers #195 (May 1980)
  30. ^ Avengers #212 - 213 (Oct. - Nov. 1981)
  31. ^ Avengers #214 (Dec. 1981)
  32. ^ Avengers #217 (March 1982)
  33. ^ Avengers #224 (Oct. 1982)
  34. ^ Avengers #228-230 (Feb. - April 1983)
  35. ^ West Coast Avengers vol. 2, #1 (Oct. 1985)
  36. ^ West Coast Avengers vol. 2, #21 (June 1987)
  37. ^ West Coast Avengers vol. 2, #16 (Jan. 1987)
  38. ^ West Coast Avengers vol. 2, #17 (Feb. 1987)
  39. ^ West Coast Avengers vol. 2, #42 (March 1989)
  40. ^ Avengers #368 (Nov. 1993)
  41. ^ Avengers vol. 2, #1 - 13 (Nov. 1996 - Nov. 1997)
  42. ^ Avengers vol. 3, #1 (Feb. 1998)
  43. ^ Avengers vol. 3, #19 - 22 (Aug. - Oct. 1999)
  44. ^ Avengers Academy #1
  45. ^ Avengers Academy #7
  46. ^ Comics - News - Gage explains the return of Giant-Man”. Digital Spy (2010ねん9がつ4にち). 2010ねん12月28にち閲覧えつらん
  47. ^ Secret Avengers #22
  48. ^ a b Marvel Zombies #1-5 (Feb.-June 2006)
  49. ^ Avengers Next #1-5 (Jan.-March 2007; biweekly)
  50. ^ Marvel Team-Up (vol. 3) #4
  51. ^ Wolverine #71 (2009)
  52. ^ Wolverine #70 (2009)
  53. ^ Ultimates #1-7 (March-Sept. 2002); #8 (Nov. 2002); #9 (April 2003); #10 (July 2003); #11 (Sep. 2003); #12 (Nov. 2003); #13 (Apr. 2004); Ultimates 2 #1 - 6 (Feb. - July 2005); #7 (Sep. 2005); #8 (Nov. 2005); #9 (Jan. 2006); #10 (March 2006); #11 - 12 (July - Aug. 2006); #13 (Feb. 2007) and Ultimates 3 #1 - 4 (Feb. - May 2008); #5 (Nov. 2008)
  54. ^ ビジュアル・ディクショナリー 2019, p. 132
  55. ^ Exclusive: Marvel’s Kevin Feige Talks THOR, AVENGERS, ANT-MAN, DOCTOR STRANGE, Animated Movies, Reveals What’s in Odin’s Vault
  56. ^ Jenna Busch (2010ねん2がつ8にち). “AVENGERS Animated Assembling w/ Phil Lamarr”. Newsarama. 2010ねん2がつ8にち閲覧えつらん
  57. ^ Wizard's top 200 characters. External link consists of a forum site summing up the top 200 characters of Wizard Magazine since the real site that contains the list is broken.”. Wizard magazine.. 2012ねん10がつ31にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2011ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  58. ^ Hank Pym (Ant Man) is number”. IGN. 2011ねん5がつ14にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

  • 『マーベル・スタジオ・ビジュアル・ディクショナリー』デアゴスティーニ・ジャパン、2019ねんISBN 978-4-8135-2270-6 

外部がいぶリンク 編集へんしゅう