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階級 (生物学) - Wikipedia

階級かいきゅう (生物せいぶつがく)

分類ぶんるい体系たいけいにおける階層かいそうてき位置いち
分類ぶんるい階級かいきゅうから転送てんそう

生物せいぶつがく分類ぶんるいがくにおいて階級かいきゅう(かいきゅう、えい: rank, category: categoria)は、リンネしき階層かいそう分類ぶんるいにおいて、さかいもんつなぞくたねなどの、タクソン(分類ぶんるいぐん)の階層かいそうてき位置いちあらわ[1]分類ぶんるい階級かいきゅう(ぶんるいかいきゅう)とも[1]国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくでは、「階級かいきゅう rank」は「命名めいめいほう目的もくてきにとっては,分類ぶんるい階級かいきゅう構造こうぞうにおいてあるタクソンがめる,高低こうてい関係かんけいから位置いち」とされる[2][3]。つまり、たとえば「」の階級かいきゅうにあるタクソンはすべうえあいだにあり、相対そうたいてきおな階層かいそう位置いちにあるということである。

下位かい階級かいきゅう分類ぶんるいぐん上位じょうい階級かいきゅう分類ぶんるいぐん順次じゅんじふくまれる[1]分類ぶんるい体系たいけいによってはタクソンの階級かいきゅうおおきく移動いどうすることもある(おおくの場合ばあい学名がくめい語尾ごび変化へんかする)。たとえば、したがた動物どうぶつはかつてもん階級かいきゅうかれていたが、現在げんざい節足動物せっそくどうぶつもん甲殻こうかくもんひん甲殻こうかくじょうつなウオヤドリエビつな下位かいつなかれ、したがたつなとする。同様どうように、ユムシ動物どうぶつほしこう動物どうぶつゆうひげ動物どうぶつもかつてはもん階級かいきゅうかれていたが、分子ぶんし系統けいとう解析かいせきによりすべたまきがた動物どうぶつもん内包ないほうされ、そのうちていざいるい下位かいかれる。植物しょくぶつではマツバランるいマツバランもんとしてもんかれたが[4]現在げんざい大葉おおばシダつなハナヤスリつなふくめられるマツバランもっと上位じょうい分類ぶんるいである[5]

また、分岐ぶんきがく分岐ぶんき分類ぶんるいがく)で生物せいぶつ分類ぶんるいした場合ばあい階級かいきゅうかない多様たようクレードえ、リンネしき階層かいそう分類ぶんるいてはめにくい場合ばあいがある[6]たとえば、APG植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいAPG IV)では、よりうえ分類ぶんるい階級かいきゅうかず、それぞれのクレードたん系統けいとうぐん)に学名がくめいかない[7]

分類ぶんるい階級かいきゅう一覧いちらん

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命名めいめい規約きやくさだめられる階級かいきゅう藻類そうるいあいふくむ)・菌類きんるい植物しょくぶつ動物どうぶつ原核げんかく生物せいぶつでそれぞれ差異さいがあり、同一どういつではない。

国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやく

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国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやく (ICN)では、基本きほんてき分類ぶんるい階級かいきゅういちランク(いちじランク、principal ranks)とび、さかいもんつなぞくたねの7つがある[8][9]。これにくわえ、ぞくあいだれんぞくたねあいだふし、そのしたれつたねよりした変種へんしゅ き、これらをランク(にじランク、secondary ranks)と[10][11]。これらいちランク、ランクに接頭せっとう-(sub-)」をつけてそのひと補助ほじょてきなランクをつくることができる[12][13]。それでもりない場合ばあい混乱こんらんあやまりのないという条件じょうけんした、さらにランクを追加ついかすることができる[14][15]たとえば、Kenrick とCrane (1997)における植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいでは、かいもんあいだに「下界げかい infrakingdom」および「うえもん superdivision」を、もんつなあいだに「うえ supercohort」や「 cohort」、「 subcohort」、「げの infracohort」および「うえつな superclass」をいたが[16]、これは国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやく だい4.3じょうのもとみとめられる。それぞれの階級かいきゅう略記りゃっき (abbreviation)したい場合ばあいcl.つな)、ord.)、fam.)、tr.れん)、gen.ぞく)、sect.ふし)、ser.れつ)、sp.たね)、var.変種へんしゅ)、f.品種ひんしゅ)と表記ひょうきし、補助ほじょてきなランクでは、「亜種あしゅ」であれば subsp. のようにそれぞれに「sub-」をつけてしめ[17][18]。ただし、ぞくのみ subg. であって subgen.あやまりである[17][18]

以下いか規約きやくちゅうしめされるすべての階級かいきゅうしめ[12][13]上記じょうきとおり、これ以外いがい階級かいきゅうみとめられる。

国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくにおける分類ぶんるい階級かいきゅう
太字ふとじいちランク、普通ふつう字体じたいランクおよび補助ほじょてきなランク)
日本語にほんご ラテン語らてんご 英語えいご
さかい regnum kingdom
かい subregnum subkingdom
もん phylum または divisio phylum または division
もん subphylum または subdivisio subphylum または subdivision
つな classis class
つな subclassis subclass
ordo order
subordo suborder
familia family
subfamilia subfamily
れん tribus tribe
れん subtribus subtribe
ぞく genus genus
ぞく subgenus subgenus
ふし sectio section
ぶし subsectio subsection
れつ series series
れつ subseries subseries
たね species species
亜種あしゅ subspecies subspecies
変種へんしゅ varietas variety
変種へんしゅ subvarietas subvariety
品種ひんしゅ forma form
品種ひんしゅ subforma subform

国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやく

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国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやく (ICZN Code)において規制きせいされる階級かいきゅうは「階級かいきゅうぐん」、「ぞく階級かいきゅうぐん」および「たね階級かいきゅうぐん」の3つのみである[19][20]階級かいきゅうぐん(かかいきゅうぐん、えい: family groupふつ: niveau famille旧訳きゅうやくは「グループ」)とは「うえぞく,そのうえよりもひくぞく階級かいきゅうぐんよりもたかい,必要ひつようおうじた任意にんい階級かいきゅう(たとえばぞく)に位置いちするタクソン」[21][22]ぞく階級かいきゅうぐん(ぞくかいきゅうぐん、えい: genus groupふつ: niveau genre旧訳きゅうやくは「ぞくグループ」)とは「ぞくぞく階級かいきゅうにあるタクソン」の集合しゅうごう[23][24]たね階級かいきゅうぐん(しゅかいきゅうぐん、species group旧訳きゅうやくは「たねグループ」)とは「たねおよび亜種あしゅ階級かいきゅうにあるすべてのタクソン」をあらわ[25][26]

よせしゅうぐん(きしゅうぐん、collective group)やぞく階級かいきゅうぐんあらわなまあと化石かせきタクソンぞく階級かいきゅうぐんめいとしてもちいられる[23][24]

またたね前後ぜんごに、たねしゅうぐんおよび亜種あしゅしゅうぐん挿入そうにゅうすることができる(それぞれしゅ小名しょうみょう亜種あしゅ小名しょうみょうとしてあつかわれる)[27][28][29]しゅうぐん(しゅうぐん、aggregate)とは、ぞくないたね集合しゅうごうのうちぞく以外いがいのもの、またはぞくないたねのなんらかの集合しゅうごうたねない亜種あしゅのなんらかの集合しゅうごう[30][31]しゅうぐんまる括弧かっこにいれたたね階級かいきゅうぐんめいによって表示ひょうじしてもよいとされ、ぞくより下位かいたねより上位じょういたねより下位かい亜種あしゅより上位じょうい学名がくめい表示ひょうじすることができる[31][29]たねしゅうぐん階級かいきゅう著者ちょしゃしめすことができ、たとえばたねしゅうぐんめいに「上種かみだね superspecies」を、亜種あしゅしゅうぐんめいexerge をというように、命名めいめい規約きやくじょうさだめられていない階級かいきゅう意味いみあたえることができる[32][33][34][35][29]

また、現在げんざい規約きやくだい4はん)においては、国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくとはちがい、亜種あしゅより下位かい変種へんしゅ(へんしゅ、えい: variety, : varietas)および植物しょくぶつ品種ひんしゅにあたるかた(かた、えい: form, : forma)は、りょう階級かいきゅうとも1960ねんよりものち公表こうひょうされたものであれば、亜種あしゅよりもひく階級かいきゅうしめすとなされるためみとめられず、1961ねんよりもまえ公表こうひょうされたもので亜種あしゅより下位かいかれていないならば(かたわりに)亜種あしゅとみなされる[36][37][38][39][40][41]

これを整理せいりすると、以下いかのようになる[22][24][26]。なお、階級かいきゅうぐんには任意にんい階級かいきゅうくことができるため、ぞくうえしたうえぞく supertribeくことができるが、規約きやくちゅうにこの用語ようごはないため[22]下表かひょうでは表示ひょうじしない。

国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくみとめられる分類ぶんるい階級かいきゅう
ぐん group 日本語にほんご 英語えいご
階級かいきゅうぐん
family group
うえ superfamily
family
subfamily
ぞく tribe
ぞく subtribe
ぞく階級かいきゅうぐん
genus group
ぞく genus
ぞく subgenus
たね階級かいきゅうぐん
species group
たねしゅうぐん aggregate of species
たね species
亜種あしゅしゅうぐん aggregate of subspecies
亜種あしゅ subspecies

現在げんざい有効ゆうこう国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくだい4はんではこれより上位じょうい学名がくめいさだめられず、任意にんい階級かいきゅうくことになる。動物どうぶつがくでは、つなあいだだん (legion) および (cohort) の階級かいきゅうもちいる分類ぶんるい体系たいけいもある[42]。ただし、命名めいめい規約きやくにおける divisionは「分類ぶんるい階級かいきゅうのひとつ.あるぞくまたはぞく分割ぶんかつするものとして使用しようされる場合ばあいには,命名めいめいほう目的もくてきにおいて,ぞくという階級かいきゅうなされるもの」とされる[43]植物しょくぶつにおけるもんおな英名えいめいであり、命名めいめいほうじょうぞく同義どうぎ階級かいきゅうとみなされ、この場合ばあいとはことなる。また、前後ぜんごにはきょ magnorder上目うわめ superorder大目おおめ grandorder中目なかめ mirorder order suborder下目しため infraorder小目こもく parvorderのように「- sub-」および「うえ super-」だけでなく、「きょ- magn-」、「だい- grand-」、「なか- mir-」、「した- infra-」、「しょう- parv-」という接頭せっとうをつけ、挿入そうにゅうされることもある[44][42]

以下いかに、岩波いわなみ生物せいぶつがく辞典じてん だい5はん』(2013)による分類ぶんるい階級かいきゅうれいしめ[44]昆虫こんちゅうなど特定とくてい分類ぶんるいぐんでは、これにくわえ、ふし sectionえだ branchぐん group集団しゅうだん phalanx系列けいれつ seriesくこともあるが、どこの階層かいそうかれるかは研究けんきゅうしゃにより一貫いっかんしていない[44]

動物どうぶつがくにおいてもちいられるおも分類ぶんるい階級かいきゅう
基本きほん階級かいきゅう太字ふとじ補助ほじょ階級かいきゅう普通ふつう字体じたいしめす)
日本語にほんご 英語えいご
さかい kingdom
かい subkingdom
もん phylum
もん subphylum
うえつな superclass
つな class
つな subclass
下綱しもつな infraclass
うえだん superlegion
だん legion
だん sublegion
しただん infralegion
うえ supercohort
(コホート) cohort
subcohort
きょ magnorder
上目うわめ superorder
大目おおめ grandorder
中目なかめ mirorder
order
suborder
下目しため infraorder
小目こもく parvorder
うえ superfamily
family
subfamily
うえぞく supertribe
ぞく tribe
ぞく subtribe
ぞく genus
ぞく subgenus
たね species
亜種あしゅ subspecies

国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやく

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国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやく (ICNP)では、たねふく分類ぶんるい階級かいきゅう昇順しょうじゅんしめされ、それぞれしゅ、(ぞく)、ぞく、(れん)、(れん)、()、、()、、(つな)、つなとなっている[45]たねは「亜種あしゅ subspeciesけられ、規約きやくじょうあつかわれる[46]。「変種へんしゅ variety」は「亜種あしゅ」の異名いみょうとしてあつかわれるが、混乱こんらんまねくため使用しよう推奨すいしょうされず、2008ねん改正かいせいばん規約きやく「Prokaryotic Code (2008 Revision)」の発効はっこうは「変種へんしゅ」は命名めいめいじょう意味いみをなさない [46]亜種あしゅよりした階級かいきゅう (infrasubspecific subdivisions)は規約きやくあつかわれない[47]

規約きやくじょうは、以下いか分類ぶんるい階級かいきゅうさだめられる[45][46]

国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやくさだめられる分類ぶんるい階級かいきゅう
基本きほんてき階級かいきゅう太字ふとじ任意にんい階級かいきゅう普通ふつう字体じたいしめす)
日本語にほんご ラテン語らてんご 英語えいご
つな classis class
つな subclassis subclass
ordo order
subordo suborder
familia family
subfamilia subfamily
れん tribus tribe
れん subtribus subtribe
ぞく genus genus
ぞく subgenus subgenus
たね species species
亜種あしゅ subspecies subspecies

より高次こうじ階級かいきゅう

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国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくでは、さかいえい: kingdomふつ: règne)を分類ぶんるい階級かいきゅう構造こうぞうにおける最高さいこう階級かいきゅうとしている[48]国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやく旧版きゅうばんでは、動物界どうぶつかい Animalia唯一ゆいいつさかいとした[48]。しかし、さかいより上位じょうい階級かいきゅうとしてドメイン (domain) をせつもある[49]かく生物せいぶつ高次こうじ分類ぶんるいぐんとしてはスーパーグループ (supergroup) が提唱ていしょうされている[49]。これらのスーパーグループを動物界どうぶつかいきんかい上位じょうい分類ぶんるいぐんである「オピストコンタうえかい」などと「うえかい superkingdom」、またはクロミスタかいしたの「ハロサかい」や「アルベオラータ下界げかい」など「かい subkingdom」「下界げかい infrakingdom」として既存きそん階級かいきゅうてはめる場合ばあいもある[50]

階級かいきゅう歴史れきし

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現在げんざい生物せいぶつ分類ぶんるい基本きほん単位たんいは「たね」であるとされる[51]。しかし、カール・フォン・リンネ分類ぶんるい体系たいけいではたねぞく分類ぶんるいされるものであり、体系たいけい議論ぎろんではぞく単位たんいとした[52][ちゅう 1]。リンネ以前いぜんほうでは、たねめいぞくめいとそれにつづ複数ふくすう形容けいよう羅列られつにより構成こうせいされており、リンネのめいほうもこれを踏襲とうしゅうし、たねめいを「ぞくめい + たね形容けいよう」であらわしている[52]。この「ぞく」は、ジョゼフ・ピトン・ド・トゥルヌフォール1716ねん分類ぶんるいがくじょう概念がいねん確立かくりつした[53]

国際こくさい植物しょくぶつ菌類きんるい藻類そうるい命名めいめい規約きやく出発しゅっぱつてんであるリンネの1753ねん著作ちょさく植物しょくぶつしゅ』において、基本きほん階級かいきゅう[54]植物しょくぶつがくにおけるいちランク[55])のうち「つな」・「」・「ぞく」・「たね」の4つはすでもちいられていた[56]。また、リンネは地球ちきゅうじょうぜん生物せいぶつ動物界どうぶつかい (Regnum Animale) と植物しょくぶつかい (Regnum Vegetabile) に二分にぶんした[57]。その細胞さいぼう生物せいぶつ単細胞たんさいぼう生物せいぶつが、またかく生物せいぶつ原核げんかく生物せいぶつ区別くべつされ、さかい階級かいきゅう認識にんしきされるタクソンはえていった[57]現在げんざいでは、さかい上位じょういに「ドメイン」をもうけて生物せいぶつを3大別たいべつすることが普及ふきゅうしつつある[57]

基本きほん階級かいきゅうのうち、のこる「もん」および「」はリンネ以降いこうくわえられたものである。

リンネも上位じょうい分類ぶんるい階級かいきゅうとして「」をもちいたが、これは階層かいそう分類ぶんるいとはことなる分類ぶんるい概念がいねんであった[58]。リンネは Philosophia botanica植物しょくぶつがくろん』(1751) において、植物しょくぶつ (Vegetabilia)は菌類きんるい (Fungi)、藻類そうるい (Algae)、蘚苔せんたいるい (Musci)、シダるい (Filices)、禾本るい (Gramina)、ヤシるい (Palmae)、植物しょくぶつるい (Plantae) の7つの「 Familiae」からなるとした[58][59]今日きょう意味いみでの「 family」がはじめてもちいられたのは、ミシェル・アダンソンFamilles naturelles des plantes植物しょくぶつ』 (1763) である[58]動物どうぶつがくでは、名前なまえけられていないものの、はじめてぞくとのあいだ階級かいきゅういたのは、ピエール・アンドレ・ラトレイユ著作ちょさく Précis des caractères génériques des insectes, disposés dans un ordre naturel (1796[60]であるとされる[61]

もん phylum」というかたりはじめてもちいたのはエルンスト・ヘッケルで、1866ねん動物界どうぶつかい脊椎動物せきついどうぶつもんからだぶし動物どうぶつもん軟体動物なんたいどうぶつもん棘皮動物きょくひどうぶつもん腔腸動物こうちょうどうぶつもんの5もんみとめた[62]植物しょくぶつに「もん division」をはじめていたのはアウグスト・アイヒラーで、1883ねん種子しゅし植物しょくぶつ裸子植物らししょくぶつもん被子植物ひししょくぶつもんけた[63]

階級かいきゅう学名がくめい

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階級かいきゅうによって学名がくめい表示ひょうじ方法ほうほうことなっている。国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくおよび国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやくあつかわれる学名がくめいかならラテン語らてんごとしてあつかわれるが[64][65][66]、それぞれの階級かいきゅうおうじて文法ぶんぽうじょう制限せいげん品詞ひんしせいかずかく)がさだめられている。国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくでは、学名がくめいラテン語らてんごギリシアあるいはその言語げんごでよいが[67][68]ラテン語らてんごアルファベットかなら使用しようする必要ひつようがあり[69][70]学名がくめい要素ようそ最後さいごつづりがラテン語らてんごおよびギリシアであるとき、著者ちょしゃ命名めいめい否定ひていしていなければそれらの言語げんごなされ[71][72]同様どうよう階級かいきゅうおうじて文法ぶんぽうじょう制約せいやくされる。

ぞくめいたねめい

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国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくにおいて、ぞくめい単数たんすう主格しゅかく名詞めいし大文字おおもじ (Capital)ではじめる[73][74]たねめいは「ぞくめい + たね形容けいよう」(めい)でしめし、たね形容けいよう(およびたねない分類ぶんるいぐん形容けいよう infraspecific epithet)は形容詞けいようし名詞めいしぞくかくまたは同格どうかくであり、小文字こもんじ (lower case)ではじめられるべきである[75][76][77][78]たねない分類ぶんるいぐん形容けいよう(たとえば亜種あしゅめい変種へんしゅめい)はしゅめいのちつづけ、そのランクをあらわ用語ようごをつけてあらわされる[79][80]たとえば、ユキノシタぞくの1品種ひんしゅSaxifraga aizoon subf. surculosa Engl. & IrmschまたはSaxifraga aizoon var. aizoon subvar. brevifolia f. multicaulis subf. surculosa Engl. & Irmschのように表示ひょうじされる[81][82]。「学名がくめいをよりはっきりと表示ひょうじするために,学名がくめい一部いちぶをなす word elements はイタリックで表示ひょうじされるが、印刷いんさつ形式けいしき編集へんしゅうのスタイルと伝統でんとう問題もんだいであって命名めいめいほうじょう問題もんだいではないので,ほん規約きやく』はこのてんかんしては拘束こうそくする標準ひょうじゅんではない。」としており、規約きやくにはさだめられていないが、普通ふつうイタリックで表示ひょうじされる[83]

国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくにおいても、たねめいかならず「ぞくめい + たね小名しょうみょう」(めい)でしめさなければならず、これをめいほう原理げんり (Principle of Binominal Nomenclature)という[84][85]ぞくめい主格しゅかく単数たんすうがた名詞めいしとしてあつか大文字おおもじはじめ、たね小名しょうみょうたね階級かいきゅうぐんめい)は小文字こもじはじめなければならない[84][85][86][87][88][89]。なお、亜種あしゅめいはそれに小文字こもじはじめる亜種あしゅ小名しょうみょうくわえ、「ぞくめい + たね小名しょうみょう + 亜種あしゅ小名しょうみょう」のさんめい表示ひょうじする[90]たね階級かいきゅうぐんめいたね小名しょうみょうおよび亜種あしゅ小名しょうみょう)は主格しゅかく単数たんすうがた形容詞けいようしまたは分詞ぶんしぞくめい同格どうかく主格しゅかく単数たんすうがた名詞めいしぞくかく名詞めいし、および共生きょうせいする生物せいぶつ宿主しゅくしゅ)のたね小名しょうみょう由来ゆらいするぞくかくじつ名詞めいし (substantive)として使用しようされる形容詞けいようしのいずれかとしてあつかわなければならない[91][92]。また、ぞくめい挿入そうにゅうする場合ばあい大文字おおもじはじめ、「ぞくめい + (ぞくめい) + たね小名しょうみょう」とまる括弧かっこにくるんで挿入そうにゅうしなければならず、これをさんめいとはかぞえない(挿入そうにゅうめい Interpolated name[93][94]たね階級かいきゅうぐんめいくときはつねにぞくめい(もしくはその略記りゃっき)につづけるべきである[95][96]印刷いんさつ形式けいしき拘束こうそくしないとする国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくとはことなり、たねめいは「ぶんちが字体じたい」(普通ふつう斜体しゃたい italics)で印刷いんさつするべきであるとされる[95][96]

国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやくでは、ぞくめいかなら単数たんすうがたじつ名詞めいしまたはじつ名詞めいしとして使つかわれた形容詞けいようしで、じつ名詞めいしとしてあつかわれる[97]たねめいは「ぞくめい + たね形容けいよう」の2わせ ( binary combination)である[98]たね形容けいようぞくめいせい一致いっちする形容詞けいようし主格しゅかくぞくめい同格どうかくじつ名詞めいしぞくかくじつ名詞めいしいずれかでなければならない[99]主格しゅかくぞくめいぞくめい同様どうようあつかわれ、ぞくめいたねめいふくめる場合ばあいぞくめいたね形容けいようあいだに "subgen." とともに括弧かっこないれる[97][99]。また、規約きやくではなく提案ていあんとして、学名がくめい表記ひょうきについて、そのくに言語げんご関連かんれんする雑誌ざっし出版しゅっぱんしゃてきした慣例かんれいもちいなければならず、学名がくめい文章ぶんしょう区別くべつするために、イタリックなどのことなる書体しょたい表示ひょうじすることがのぞましいとしめされている[100]

ぞくよりうえ階級かいきゅうめい

編集へんしゅう

国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくにおいて、以上いじょうのタクソンは複数ふくすうがた名詞めいしであり、大文字おおもじはじめなければならない[101][102]国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくにおいて、たね階級かいきゅうぐんよりもたかタクソン学名がくめいいちよりなり(一語いちごめい)、大文字おおもじはじめなければならない[103]。また、国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくにおいて、高位こういのタクソンの学名がくめいには斜体しゃたいもちいるべきではない[95][96]。それにたいし、国際こくさい藻類そうるい菌類きんるい植物しょくぶつ命名めいめい規約きやくにおいては、ほん規約きやくちゅう学名がくめいはどのランクであれイタリックで印刷いんさつされており、たねめいぞくめい同様どうようにイタリックで表示ひょうじされるが、上記じょうきのように規約きやくじょうは「印刷いんさつ形式けいしき編集へんしゅうのスタイルと伝統でんとう問題もんだいであって命名めいめいほうじょう問題もんだいではないので,ほん規約きやく』はこのてんかんしては拘束こうそくする標準ひょうじゅんではない。」というスタンスであり[83]普通ふつう立体りったいかれる[ちゅう 2]

国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやくでは(規約きやく規制きせいされる)以上いじょうかくタクソンの学名がくめいは、ラテン語らてんごまたはラテン語らてんごされた単語たんごである[104]つな学名がくめい中性ちゅうせい複数ふくすうで、つな学名がくめい女性じょせい複数ふくすうで、どちらも頭文字かしらもじ大文字おおもじ (capital letter)でかれる[104]

接尾せつび

編集へんしゅう

かく命名めいめい規約きやくにおいて、特定とくてい階級かいきゅうでは特定とくてい接尾せつび(せつびじ、suffix[ちゅう 3]、または語尾ごび(ごび、termination[ちゅう 4]語幹ごかん付加ふかする。

国際こくさい植物しょくぶつ菌類きんるい藻類そうるい命名めいめい規約きやくでは、学名がくめいはそのふくまれるぞくタイプぞく)の学名がくめいぞくかく単数たんすうがた屈折くっせつ語尾ごび[ちゅう 5]語尾ごび -aceae えてつくられる[108][109]古典こてん由来ゆらいでないぞくめい場合ばあい古典こてんとの類似るいじせい単数たんすう主格しゅかく決定けっていするのに不十分ふじゅうぶんなときは、-aceae がそのままのぞくめいくわえられる[108][109]同様どうように、には‑oideaeぞくには‑eaeぞくには‑inae をつける[110][111][112][113]

国際こくさい植物しょくぶつ菌類きんるい藻類そうるい命名めいめい規約きやくにおいて、よりうえのランクには自動的じどうてきにタイプ指定していされる学名がくめい (automatically typified names)と特徴とくちょうめい (descriptive names)がある[101][102]前者ぜんしゃめい同様どうように、ぞくめいから適切てきせつなランクをあらわ語尾ごび下表かひょう参照さんしょう[114][115])をくわえてつくられるが、後者こうしゃではことなる階級かいきゅうでもそのまま使用しようできる[101][102]。また前者ぜんしゃでは、もん学名がくめいもんつな学名がくめいつな学名がくめいと、対応たいおうするうえのランクとおなぞくめいから形成けいせいされる[116][117]よりうえのランクでは、ぞくめいふくまれる2番目ばんめ単数たんすう主格しゅかく語幹ごかんであるかたり要素ようそ-clad-[ちゅう 6]-cocc-[ちゅう 7]-cyst-[ちゅう 8]-monad-[ちゅう 9]-mycet-[ちゅう 10]-nemat-[ちゅう 11]-phyt-[ちゅう 12]は、ランクをあらわ語尾ごびまえ省略しょうりゃくでき、由来ゆらいあきらかな場合ばあい自動的じどうてきにタイプ指定していされる[118][119]ラテン語らてんご語尾ごびわりながら、以下いかひょう語尾ごび以外いがい自動的じどうてきにタイプ指定していされた学名がくめいは,著者ちょしゃめいまたは発行はっこう変更へんこうせずに修正しゅうせいされる[114][120]

国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくでは接尾せつび (えい: suffix)は2つの意味いみち、階級かいきゅうぐん接尾せつびふつ: terminaison standard)では、階級かいきゅうめいにおいてある単語たんご語幹ごかん付加ふかするものを[105][106]うえめいぞくぞくもちい、かく接尾せつび階級かいきゅうぐんほか階級かいきゅうもちいてはならないとされる[121]。ただし、階級かいきゅうぐんないのこれら以外いがい階級かいきゅうにおけるタクソンの学名がくめい接尾せつび規定きていされず、階級かいきゅうぐんめい接尾せつびおなつづりの語尾ごびゆうするぞく階級かいきゅうぐんおよびたね階級かいきゅうぐんにおける学名がくめい影響えいきょうされない[121]。また、ぞく階級かいきゅうぐん接尾せつびふつ: suffixe)では、-ella あるいは-istesといったラテン語らてんご接尾せつび構成こうせいするものを[106]じょう30のした接尾せつびもとづいてラテン語らてんごせい決定けっていがなされる[122]。そのため、本節ほんぶしべる「接尾せつび」とはことなる。

国際こくさい原核げんかく生物せいぶつ命名めいめい規約きやくでは、つなぞくあいだにあるぞくぞく階級かいきゅうにつけられるタクソンめいは、タイプぞく語幹ごかん適切てきせつ語尾ごびくわえることで形成けいせいされる[123]。また、つな名前なまえは、そのつなのタイプのタイプぞく名前なまえ語幹ごかん接尾せつび -iaくわえて形成けいせいされ、つなめいつなのタイプのタイプぞく学名がくめい語幹ごかん接尾せつび -idae付加ふかして形成けいせいされる[104]

以下いかかく規約きやくさだめられている、かく階級かいきゅうにおける接尾せつび語尾ごび)をしめす。その現在げんざい有効ゆうこう規約きやくちゅうさだめられていないがよく使つかわれる接尾せつび語尾ごび)として、植物しょくぶつ菌類きんるい藻類そうるい)の上目名かみめな -anae下目しためめい -ariaうえめい -acea動物どうぶつでは目名めな -iformes, -idaしためい -oddしためい -ad, -iti がある。

学名がくめい接尾せつび語尾ごび
分類ぶんるい階級かいきゅう
rank
接尾せつび suffix / 語尾ごび termination
植物しょくぶつ
(ICN[ちゅう 13]
藻類そうるい
(ICN[ちゅう 14]
菌類きんるい
(ICN[ちゅう 15]
動物どうぶつ
(ICZN[124]
細菌さいきん細菌さいきん
(ICNP[104][123]
もん Division/Phylum -phyta -mycota    
もん Subdivision/Subphylum -phytina -mycotina    
つな Class -opsida -phyceae -mycetes   -ia
つな Subclass -idae[ちゅう 16] -phycidae -mycetidae   -idae
Order -ales   -ales
Suborder -ineae   -ineae
うえ Superfamily -oidea  
Family -aceae -idae -aceae
Subfamily -oideae -inae -oideae
ぞく Tribe -eae -ini -eae
ぞく Subtribe -inae -ina -inae

国際こくさいウイルス分類ぶんるい委員いいんかいによる分類ぶんるい階級かいきゅう

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ウイルスウイロイドサテライト核酸かくさんについては、たねより上位じょうい高次こうじ分類ぶんるいぐん階級かいきゅうおよび学名がくめい接尾せつび国際こくさいウイルス分類ぶんるい委員いいんかい命名めいめい規約きやく(ICTV Code)によって規定きていされている[125]

ICTV (2018) による分類ぶんるいぐん階級かいきゅう学名がくめい接尾せつび
分類ぶんるい階級かいきゅう
Taxonomic rank
ウイルス
Viruses
ウイロイド
Viroids
サテライト核酸かくさん
Satellite nucleic acids
Realm -viria -viroidia -satellitia
Subrealm -vira -viroida -satellita
さかい Kingdom -virae -viroidiae -satellitiae
かい Subkingdom -virites -viroidites -satellitites
もん Phylum -viricota -viroidicota -satelliticota
もん Subphylum -viricotina -viroidicotina -satelliticotina
つな Class -viricetes -viroidicetes -satelliticetes
つな Subclass -viricetidae -viroidicetidea -satelliticetidea
Order -virales -viroidales -satellitales
Suborder -virineae -viroidineae -satellitineae
Family -viridae -viroidae -satellitidae
Subfamily -virinae -viroidinae -satellitinae
ぞく Genus -virus -viroid -satellite
ぞく Subgenus -virus -viroid -satellite

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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植物しょくぶつにおける規約きやく略称りゃくしょうはICN、団体だんたいはIAPTで、動物どうぶつにおける団体だんたい略称りゃくしょうがICZNで規約きやくはあくまでthe Codeであるが、ここでは便宜上べんぎじょうそれぞれICN、ICZNとして引用いんようする。

  1. ^ なお、たね概念がいねん自体じたい生物せいぶつがくまれたギリシア時代じだいまでさかのぼることができる[51]
  2. ^ たとえば、ほとんどの研究けんきゅうしゃにより合意ごういがなされている被子植物ひししょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいであるAPG IVシダ植物しょくぶつ分類ぶんるい体系たいけいであるPPG Iでも、ぞくめいよりうえ分類ぶんるい階級かいきゅう立体りったい表記ひょうきされている[7][5]
  3. ^ 国際こくさい動物どうぶつ命名めいめい規約きやくにおける用語ようご[105][106]
  4. ^ 国際こくさい植物しょくぶつ菌類きんるい藻類そうるい命名めいめい規約きやくにおける用語ようご[107]とくに、「ぞくよりうえのランク高位こうい分類ぶんるいぐんしめ語尾ごび termination of rank for higher taxa above genus」と[107]
  5. ^ ラテン語らてんご-ae,-i,-us,-isこぼしされたギリシア-ou,-os,-es,-as,-ous、およびそれに相当そうとうする-eos[108][109]
  6. ^ ギリシア κλάδος "kládos" 「えだ
  7. ^ 近代きんだいラテン語らてんご coccus球菌きゅうきん」← ギリシア κόκκος "kókkos" 「種子しゅし
  8. ^ 後期こうきラテン語らてんご名詞めいし cystis」←ギリシア κύστις "kústis"「膀胱ぼうこう
  9. ^ ラテン語らてんご名詞めいし monas←ギリシア μονάς「1」に由来ゆらいする。「単細胞たんさいぼう」を含意がんいする。
  10. ^ ギリシア名詞めいしぞくかく μύκητος "múkētos"←主格しゅかく μύκηςきん
  11. ^ ギリシア名詞めいしぞくかく νήματος "nêmatos"←主格しゅかく νにゅーμみゅーαあるふぁいと
  12. ^ ギリシア複数ふくすう名詞めいし φυτά "phutá"←単数たんすうがた φυτόν植物しょくぶつ
  13. ^ もんからつなまではだい16じょうだい3こう[114]およだい17じょうだい1こう[115]だい18じょうだい1こう[108]だい19じょうだい1こう[110]れんおよびれんだい19じょうだい3こう[112]記載きさいされている。また、日本語にほんごばん命名めいめいほう用語ようごしゅう規約きやくちゅう用語ようご解説かいせつ Glossaryとはことなる)にまとめられている[107]
  14. ^ 植物しょくぶつ同様どうようにICNちゅう記載きさい
  15. ^ 植物しょくぶつ同様どうようにICNちゅう記載きさい
  16. ^ ただし-viridaeではない[114]

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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命名めいめい規約きやく

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関連かんれん項目こうもく

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