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真核生物 - Wikipedia

かく生物せいぶつ

身体しんたい構成こうせいする細胞さいぼうなか細胞さいぼうかくばれる細胞さいぼうしょう器官きかんゆうする生物せいぶつ

かく生物せいぶつ(しんかくせいぶつ、: Eukaryotaえい: eukaryotes)は、かく生物せいぶつドメイン Eukaryota (Eukarya) とばれる分類ぶんるいぐん構成こうせいし、細胞さいぼうなかかくまくつつまれたかく生物せいぶつである。すべての動物どうぶつ植物しょくぶつ菌類きんるい、そしておおくの単細胞たんさいぼう生物せいぶつかく生物せいぶつである。かく生物せいぶつは、原核げんかく生物せいぶつの2つの分類ぶんるいぐんすなわち細菌さいきん細菌さいきんならび、生物せいぶつ生命せいめい存在そんざい)を構成こうせいする主要しゅよう分類ぶんるいぐんひとつである。かく生物せいぶつ原核げんかく生物せいぶつくら個体こたいすうとしてはすくないが、サイズは一般いっぱんてきにはるかにおおきいので、その集団しゅうだんてき地球ちきゅう規模きぼでの生物せいぶつりょうぜんたまバイオマス)ははるかにおおきくなる。

かく生物せいぶつ
Eukaryota
生息せいそく年代ねんだい: スタテリアン現在げんざい 1650–0 Ma
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
学名がくめい
Eukaryota (Chatton1925) Whittaker & Margulis1978
シノニム
和名わみょう
かく生物せいぶつ (しんかくせいぶつ)
英名えいめい
Eukaryote
スーパーグループさかい[4]

かく生物せいぶつは、アスガルド細菌さいきんなか一群いちぐんから出現しゅつげんしたとられる[5]。このことは、生物せいぶつ構成こうせいする大分おおいたるいであるドメインは細菌さいきん細菌さいきん2つ英語えいごばんだけで、かく生物せいぶつ細菌さいきんなか一群いちぐんであることを意味いみする。かく生物せいぶつ最初さいしょ出現しゅつげんしたのは原生代げんせいだいで、当時とうじ生物せいぶつむちのある細胞さいぼうであったとかんがえられる。現在げんざい有力ゆうりょくとされている進化しんか仮説かせつでは、かく生物せいぶつは、嫌気いやけせいのアスガルド細菌さいきんこう気性きしょうシュードモナスもんきゅう: プロテオバクテリア)をんだ細胞さいぼうない共生きょうせいによって誕生たんじょうし、後者こうしゃからミトコンドリア形成けいせいされたとされる。さらにそれがシアノバクテリアむことで、みどりたい植物しょくぶつ祖先そせん誕生たんじょうした。

かく細胞さいぼうかく生物せいぶつ細胞さいぼう)は、かくしょう胞体ゴルジたいなどの生体せいたいまく区画くかくされた細胞さいぼうしょう器官きかんつ。原核げんかく生物せいぶつ一般いっぱんてき単細胞たんさいぼうであるのにたいし、かく生物せいぶつには単細胞たんさいぼうのものも細胞さいぼうのものも存在そんざいする。単細胞たんさいぼうかく生物せいぶつ原生げんせい生物せいぶつばれることもある。かく生物せいぶつゆういと分裂ぶんれつによる無性むしょう生殖せいしょくと、減数げんすう分裂ぶんれつ配偶はいぐう融合ゆうごう受精じゅせい)による有性ゆうせい生殖せいしょく両方りょうほうおこなうことができる。

多様たようせい

編集へんしゅう
原核げんかく生物せいぶつ, おなじスケール
細胞さいぼうないまくけいかく細胞さいぼう
かく細胞さいぼう体積たいせき原核げんかく細胞さいぼうやく10,000ばいおおきく、まく区切くぎられた細胞さいぼうしょう器官きかんふくんでいる

かく生物せいぶつは、直径ちょっけい1 µmマイクロメートルたない Ostreococcus緑藻りょくそう植物しょくぶつ)のような単細胞たんさいぼう生物せいぶつ[6]から、体重たいじゅう190 tトン体長たいちょう33.6 mメートルいたシロナガスクジラのような動物どうぶつ[7]、あるいはたかさ120 m にもなるセコイアのような植物しょくぶつまで、形態けいたいてき多様たようなさまざまな生物せいぶつふく[8]

おおくのかく生物せいぶつ単細胞たんさいぼうせいである。原生げんせい生物せいぶつとしてひとまとまりにばれる非公式ひこうしき分類ぶんるいぐんおおくは単細胞たんさいぼう生物せいぶつであるが、ジャイアントケルプ Macrocystis pyrifera のようなながさ61 m にもなる細胞さいぼうせい生物せいぶつふくまれる[9]細胞さいぼうかく生物せいぶつには、動物どうぶつ植物しょくぶつきんふくまれるが、やはりこれらの分類ぶんるいぐんにもおおくの単細胞たんさいぼうたねふくまれる[10]

かく生物せいぶつ細胞さいぼう通常つうじょう原核げんかく生物せいぶつ細菌さいきん細菌さいきん)よりもはるかにおおきく、その体積たいせきやく10,000ばいである[11][12]かく生物せいぶつ生物せいぶつかずなかでは少数しょうすうにすぎないが、そのおおくがはるかにおおきいため、それらの世界せかい全体ぜんたいバイオマス(468 Gtギガトン)は、原核げんかく生物せいぶつ(77 Gt)よりもはるかにおおきく、植物しょくぶつだけで地球ちきゅうそうバイオマスの81%以上いじょうめている[13]

かく生物せいぶつ多様たよう系統けいとうであり、おも微細びさい生物せいぶつから構成こうせいされている[14]細胞さいぼうせいなんらかのかたちで、かく生物せいぶつなかすくなくとも25かい独立どくりつして進化しんかしてきた[15][16]複雑ふくざつ細胞さいぼう生物せいぶつは、アメーバさま生物せいぶつ集合しゅうごうたいであるねばきんるいのぞけば、動物どうぶつきん褐藻かっそうるいべにるい緑藻りょくそうるい陸上りくじょう植物しょくぶつの6つのかく生物せいぶつ系統けいとうなか進化しんかしてきたにすぎない[17]かく生物せいぶつ分類ぶんるいゲノム類似るいじせいもとづいた分子ぶんし系統けいとう解析かいせきによりおこなわれ、それぞれのだい分類ぶんるいスーパーグループ)は共通きょうつうする形態けいたい形質けいしつくものもおお[14]

特徴とくちょう

編集へんしゅう

かく細胞さいぼう細胞さいぼうないに、細胞さいぼうしょう器官きかんorganelle)とばれるさまざまなまく構造こうぞうと、細胞さいぼう組織そしき形状けいじょう規定きていする細胞さいぼう骨格こっかく[注釈ちゅうしゃく 1]

かく生物せいぶつ決定的けっていてき特徴とくちょうは、細胞さいぼうかくまくつつまれたかくnucleus)とばれる細胞さいぼうしょう器官きかんつことである。かく生物せいぶつ意味いみする eukaryote という用語ようごは、ギリシアεいぷしろんeuい)と κάρυονkaryonひとしかく)の合成ごうせいである[19]かく細胞さいぼうDNA保持ほじしており、染色せんしょくたいchromosome)とばれる遺伝子いでんし連鎖れんさぐんかれている[20]。これらの染色せんしょくたいは、かく生物せいぶつ特有とくゆうゆういと分裂ぶんれつ過程かてい核分裂かくぶんれつこるさい紡錘ぼうすいたいによって1ついのセットに分離ぶんりされる[21][注釈ちゅうしゃく 2]

生化学せいかがく

編集へんしゅう

かく生物せいぶつは、ステラン合成ごうせいのような独特どくとく生化学せいかがくてき経路けいろっているてんでも原核げんかく生物せいぶつとはことなる[23]かく生物せいぶつ特徴とくちょうづけるタンパク質たんぱくしつ (eukaryotic signature protein) はかく生物せいぶつ固有こゆうであり、のドメインの生物せいぶつはそれにあいどうタンパク質たんぱくしつたないが、かく生物せいぶつでは普遍ふへんてき存在そんざいする。これらのタンパク質たんぱくしつには、細胞さいぼう骨格こっかくかくまくあな構成こうせいするものや、複雑ふくざつ転写てんしゃ機構きこうまく選別せんべつシステム、および生化学せいかがくてき経路けいろにおけるいくつかの酵素こうそなどのはたらきをつものがふくまれる[24]

細胞さいぼうないまくけい

編集へんしゅう

かく生物せいぶつ細胞さいぼうにはさまざまなまく構造こうぞうがあり、しょう輸送ゆそうによって連絡れんらくされ細胞さいぼうないまくけいendomembrane system)を形成けいせいしている[25][26]しょうえきばれる単純たんじゅん区画くかくは、まくからの出芽しゅつがによって形成けいせいされる。おおくの細胞さいぼうは、エンドサイトーシスという過程かていそとまくおちいいれ英語えいごばんしてからつまみるようにしょう胞を形成けいせいする)をつうじて食物しょくもつやその物質ぶっしつ摂取せっしゅする[27]。それにたいして、エキソサイトーシスによってしょう胞から放出ほうしゅつされる細胞さいぼう産物さんぶつもある[28]

かくかくまくばれるじゅうのリン脂質ししつ重層じゅうそうかこまれており、かくまくあな物質ぶっしつ出入でいりを可能かのうにしている[29]かくまくのさまざまな管状かんじょういたじょう延長えんちょう部分ぶぶんしょう胞体形成けいせいし、タンパク質たんぱくしつ輸送ゆそう英語えいごばん成熟せいじゅく関与かんよしている。あらめんしょう胞体は、タンパク質たんぱくしつ合成ごうせいするリボソームおおわれたしょう胞体である。生成せいせいしたタンパク質たんぱくしつ内部ないぶ空間くうかんあるいはうち腔にはいり、その一般いっぱんに、すべりめんしょう胞体から出芽しゅつがしたしょう胞にまれる[30]。ほとんどのかく生物せいぶつでは、これらのタンパク質たんぱくしつ輸送ゆそうするしょう胞が放出ほうしゅつされたのちゴルジそう英語えいごばんばれる扁平へんぺい構造こうぞうかさなってできたゴルジたいさらなるタンパク質たんぱくしつ修飾しゅうしょくおこなわれる[31]

しょう胞は特殊とくしゅすることもあり、たとえばリソソームは、細胞さいぼうしつない生体せいたい分子ぶんし分解ぶんかいする消化しょうか酵素こうそふくんでいる[32]

かく生物せいぶつ細胞さいぼうないまくけい原核げんかく細胞さいぼうおちいいれにより形成けいせいされ、それが発達はったつしてできたとかんがえられている[26]

ミトコンドリア

編集へんしゅう
 
基本きほんてきかく生物せいぶつにはミトコンドリア存在そんざいする。かくDNAとことなる、原核げんかく細胞さいぼう独自どくじDNAつ。

ミトコンドリアかく細胞さいぼう存在そんざいする細胞さいぼうしょう器官きかんである。ミトコンドリアは、「細胞さいぼう発電はつでんしょ[33]」と形容けいようされ、とう脂肪しぼう酸化さんかしてエネルギーを貯蔵ちょぞうするアデノシンさんリンさん(ATP)分子ぶんし生成せいせいし、エネルギーを供給きょうきゅうする機能きのう[34][35]。ミトコンドリアは、リン脂質ししつじゅうまく2まいまくおおわれ、内側うちがわにあるうちまくクリステというたたまれた構造こうぞうになっていて、そこでこう呼吸こきゅうおこなわれる[36]

ミトコンドリアはかくDNAとことなる独自どくじミトコンドリアDNAち、そのDNAは起源きげんとする細菌さいきん環状かんじょう染色せんしょくたい英語えいごばん構造こうぞうてき類似るいじしており、ミトコンドリアない翻訳ほんやく装置そうちのためのrRNAtRNA遺伝子いでんしや、ミトコンドリアない合成ごうせいされるタンパク質たんぱくしつ遺伝子いでんしがコードされている[37]

一部いちぶかく生物せいぶつ、たとえばメタモナダジアルジアぞく Giardiaトリコモナス Trichomonasアメーバ動物どうぶつもんペロミクサ Pelomyxa はミトコンドリアをいているようにえるが、いずれもハイドロジェノソームマイトソームのようなミトコンドリア由来ゆらい細胞さいぼうしょう器官きかんっており、ミトコンドリアはてきうしなわれたものである[38]。これらは細胞さいぼうしつない酵素こうそ作用さようによってエネルギーをている[39][38]

プラスチドもっと一般いっぱんてき種類しゅるいみどりたいで、みどりたいクロロフィルふくみ、光合成こうごうせいによって有機ゆうき化合かごうぶつ生成せいせいする。
種々しゅじゅのプラスチド。細胞さいぼうによってさまざまな形態けいたいをとる。

植物しょくぶつやさまざまな藻類そうるいは、ミトコンドリアだけでなくプラスチド色素しきそたいplastid)とばれる細胞さいぼうしょう器官きかんっている。プラスチドは、ミトコンドリアと同様どうよう独自どくじプラスチドDNA英語えいごばんと2まい生体せいたいまくち、シアノバクテリア内部ないぶ共生きょうせい起源きげんする。プラスチドのおおくは普通ふつうみどりたい(クロロプラスト、chloroplast)として存在そんざいする。みどりたいはシアノバクテリアと同様どうようクロロフィルふくみ、光合成こうごうせいによってグルコースなどの有機ゆうき化合かごうぶつなま合成ごうせいおこなう。

光合成こうごうせい色素しきそたないプラスチドは白色はくしょくたいleucoplast)とばれる[40]白色はくしょくたいなかにはアミロプラストamyloplast)やエライオプラストelaioplast)のように栄養えいよう貯蔵ちょぞうになうものもある[40][注釈ちゅうしゃく 3]。その果実かじつ色素しきそ赤色あかいろ細胞さいぼうふくまれる有色ゆうしょくたいられるエチオプラストなどがられ、いずれもプロプラスチドから分化ぶんかしてできる[41]

プラスチドはおそらく単一たんいつ起源きげんつが、プラスチドを分類ぶんるいぐんがすべてきんえんというわけではなく、みどりたいかく生物せいぶついち植物しょくぶつ)を細胞さいぼうないんで共生きょうせいさせた共生きょうせい英語えいごばんによってプラスチドを獲得かくとくした植物しょくぶつ(あるいはさらに高次こうじ植物しょくぶつ)もられる[42][43]生物せいぶつから光合成こうごうせい細胞さいぼうみどりたい捕獲ほかくしてさい利用りようするぬすめみどりたい現象げんしょうも、おおくの種類しゅるい現生げんなまかく生物せいぶつられる[44][45]

細胞さいぼう骨格こっかく

編集へんしゅう
 
顕微鏡けんびきょう観察かんさつしたウシはい動脈どうみゃく内皮ないひ細胞さいぼう細胞さいぼう骨格こっかく細胞さいぼうかくあお微小びしょうかんみどり、アクチンフィラメントはあか標識ひょうしきされている。

細胞さいぼう骨格こっかくcytoskeleton)は、細胞さいぼう形態けいたいめ、細胞さいぼう運動うんどう細胞さいぼうしょう器官きかん移動いどうなどの基本きほんてき役割やくわり構造こうぞう要素ようそである[46]チューブリンからなる微小びしょうかんおもアクチンからなるマイクロフィラメント微小びしょう繊維せんい)、デスミンなどからなる中間ちゅうかんみちフィラメントからなる[46]

微小びしょうかんダイニンキネシン、そしてアクチンフィラメントのミオシンといったモータータンパク質たんぱくしつ細胞さいぼう骨格こっかくのネットワークに結合けつごうし、物質ぶっしつ輸送ゆそうになっている[47][48]

マイクロフィラメント微小びしょう繊維せんい)は重合じゅうごうした2ほんのアクチン繊維せんいαあるふぁ-アクチニン英語えいごばんフィンブリンといったたばおこなったり、フィラミンのように架橋かきょうおこなったりするアクチン結合けつごうタンパク質たんぱくしつ結合けつごうすることで形成けいせいされている[49]細胞さいぼうまく直下ちょっか細胞さいぼう皮質ひしつ繊維せんいたば存在そんざいする。

おおくのかく生物せいぶつは、むちばれる細長ほそなが運動うんどうせい細胞さいぼうしつ突起とっき、あるいは繊毛せんもうばれる多数たすうみじか構造こうぞうっている。これらは波動はどう英語えいごばん総称そうしょうされ、原核げんかく生物せいぶつのべんとはちがぬしチューブリンから構成こうせいされており、運動うんどう摂食せっしょく感覚かんかくなどさまざまに関与かんよしている。これらは中心ちゅうしん小体こていから生成せいせいする微小びしょうかんたばによってささえられており、2ほんの1ほんくさりを9ほんの2ほんくさりかこむように配列はいれつする「9 + 2」構造こうぞうっているのが特徴とくちょうである。むちは、ストラメノパイルStramenopiles)のおおくにられるように、管状かんじょうしょうマスチゴネマmastigoneme)をつこともある。それらの内部ないぶ細胞さいぼうしつ連続れんぞくしている[50][51]

中心ちゅうしん小体こていは、むちたない細胞さいぼう細胞さいぼうぐんでもよく存在そんざいするが、針葉樹しんようじゅるい被子植物ひししょくぶつはどちらもたない。これらは一般いっぱんに、さまざまな微小びしょうかんせいむち毛根もうこんしょうじさせるグループに存在そんざいする。これらは細胞さいぼう骨格こっかく主要しゅよう構成こうせい要素ようそ形成けいせいし、しばしばすうかい細胞さいぼう分裂ぶんれつ過程かていてられ、一方いっぽうむちおやからぎ、もう一方いっぽうはそこから派生はせいする。中心ちゅうしん小体こてい核分裂かくぶんれつさい紡錘ぼうすいたい形成けいせい関与かんよする[52]

細胞さいぼうかべ

編集へんしゅう

植物しょくぶつ藻類そうるいきん、そしてほとんどのクロムアルベオラータぞくする生物せいぶつ細胞さいぼう細胞さいぼうかべかこまれているが、動物どうぶつ細胞さいぼう細胞さいぼうかべかこまれていない。これは細胞さいぼうまく外側そとがわにあるそうで、細胞さいぼう構造こうぞうてき支持しじ保護ほご、そして濾過ろかといったはたらきをつ。また、細胞さいぼうかべみず細胞さいぼうない侵入しんにゅうしたときの膨張ぼうちょう英語えいごばんふせ役割やくわりたす[53]

陸上りくじょう植物しょくぶついち細胞さいぼうかべ構成こうせいするおも糖類とうるいは、セルロースヘミセルロースペクチンである。セルロースミクロフィブリル英語えいごばんばれるセルロースの微細びさい繊維せんいがヘミセルロースと結合けつごうし、ペクチンからなる基質きしつちゅうまれている。いち細胞さいぼうかべもっと一般いっぱんてきなヘミセルロースはキシログルカンである[54]

有性ゆうせい生殖せいしょく

編集へんしゅう
 
有性ゆうせい生殖せいしょくでは、細胞さいぼうない染色せんしょくたいひとつずつ存在そんざいするたんしょうと、ほんずつ存在そんざいするふくしょう交互こうごかえ生活せいかつたまきつ。かく生物せいぶつでは、減数げんすう分裂ぶんれつによって単数たんすうたい配偶はいぐうつくられ、2つの配偶はいぐう融合ゆうごうしてばいたい接合せつごう形成けいせいされる。

かく生物せいぶつ有性ゆうせい生殖せいしょくともな生活せいかつたまきつ。かく細胞さいぼう染色せんしょくたいが1つずつしか存在そんざいしないたんしょうと、かく細胞さいぼう染色せんしょくたいが2つずつ存在そんざいするふくしょうとを交互こうごかえす。ふくしょうは、たまご精子せいしなどの2つの配偶はいぐう融合ゆうごうして、接合せつごう受精卵じゅせいらん形成けいせいすることで成立せいりつする。この接合せつごうは、ゆういと分裂ぶんれつによって細胞さいぼう分裂ぶんれつかえしながら成体せいたい成長せいちょうし、ある段階だんかい染色せんしょくたいすうらして遺伝いでんてき変異へんい (genetic variability) を減数げんすう分裂ぶんれつによって単数たんすうたい配偶はいぐう形成けいせいする[55]。この様式ようしきにはかなりの多様たようせいがある。植物しょくぶつたんしょうふくしょう世代せだい交代こうたいおこない、両方りょうほう世代せだい細胞さいぼうたい形成けいせいする[56][57]かく生物せいぶつ原核げんかく生物せいぶつよりも代謝たいしゃりつひくく、世代せだい時間じかんながくなるが、これはかく生物せいぶつ原核げんかく生物せいぶつよりもはるかにおおきく、体積たいせきたいする表面積ひょうめんせきちいさいからである[58]

有性ゆうせい生殖せいしょく進化しんか英語えいごばんは、かく生物せいぶつ原初げんしょてき特徴とくちょうという可能かのうせいがある。分子ぶんし系統けいとう解析かいせきもとづき、Dacks と Roger通性つうせいせい(facultative sex)がこのグループの共通きょうつう祖先そせん存在そんざいしたと提唱ていしょうしている[59]ちつトリコモナス Trichomonas vaginalis およびランブルむち毛虫けむし Giardia duodenalis (syn. Giardia intestinalis) は以前いぜん無性むしょうであるとかんがえられていたが、減数げんすう分裂ぶんれつ機能きのうするコア遺伝子いでんしセットが存在そんざいする[60][61]。これらのたねは、かく生物せいぶつのうち初期しょき分岐ぶんきした系統けいとう子孫しそんであることから、コア減数げんすう分裂ぶんれつ遺伝子いでんし、ひいてはせいかく生物せいぶつ共通きょうつう祖先そせん存在そんざいした可能かのうせいがある[60][61]寄生きせい生物せいぶつであるリーシュマニア Leishmania など、かつては無性むしょうであるとかんがえられていたたねにもせい周期しゅうきがある[62]以前いぜん無性むしょう生物せいぶつかんがえられていたアメーバは、ふるくは有性ゆうせい生物せいぶつであり、現在げんざい無性むしょうぐんたい最近さいきん進化しんかした可能かのうせいたか[63]

 
主要しゅよう下位かい分類ぶんるいぐんとそれにぞくするたね簡略かんりゃくしめされたかく生物せいぶつ系統けいとうじゅ最近さいきん (2023ねん現在げんざい) の分子ぶんし系統けいとう解析かいせきもとづく再編さいへん反映はんえいしている[64]

分類ぶんるい歴史れきし

編集へんしゅう

古代こだいアリストテレステオプラストスは、動物どうぶつ植物しょくぶつという2つの生物せいぶつ系統けいとう識別しきべつしていた。これらの系統けいとうは、18世紀せいきリンネによってさかい(kingdom)という分類ぶんるいがくてき階級かいきゅうあたえられた。リンネは、きん植物しょくぶつふくめることに若干じゃっかん条件じょうけんをつけたが、のちに、きん系統的けいとうてきにまったくべつ存在そんざいで、独立どくりつしたさかいつにあたいすることがわかった[65]。さまざまな単細胞たんさいぼうかく生物せいぶつられるようになった当初とうしょ、それらは植物しょくぶつ動物どうぶつ一緒いっしょにされていた。1818ねん、ドイツの生物せいぶつ学者がくしゃゲオルク・A・ゴルトフス英語えいごばんは、繊毛せんもうちゅうのような生物せいぶつすために原生動物げんせいどうぶつProtozoa)という言葉ことばつく[66]、この分類ぶんるいぐんは、1866ねんエルンスト・ヘッケルがすべての単細胞たんさいぼうかく生物せいぶつ包括ほうかつするさかい原生げんせい生物せいぶつかいProtista)をつくるまで拡張かくちょうされた[67][68][69]。こうしてかく生物せいぶつは4つのさかい分類ぶんるいされた。

当時とうじ原生げんせい生物せいぶつは「原始げんしてき形態けいたい」であり、原始げんしてき単細胞たんさいぼう性質せいしつ合併がっぺいした進化しんかいち段階だんかい英語えいごばんであるとかんがえられていた[68]生命せいめい英語えいごばん系統けいとうじゅ参照さんしょう)における最古さいこ分岐ぶんき理解りかいは、DNAの塩基えんき配列はいれつ決定けっていによってはじめて実質じっしつてき進展しんてんし、1990ねんカール・ウーズオットー・カントラー英語えいごばんマーク・ウィーリス英語えいごばんらが提唱ていしょうしたさい上位じょうい階級かいきゅうを(さかいではなく)ドメインとする体系たいけい3ドメインけい英語えいごばん)がみちびかれた。かれらは、すべてのかく生物せいぶつさかいを1つのドメインに統合とうごうし、Eucarya名付なづけたが、かく生物せいぶつ意味いみするかたりとして「'eukaryotes' は一般いっぱんてき同義語どうぎごとして今後こんごれられつづける」とべている[1][70]。1996ねん進化しんか生物せいぶつ学者がくしゃリン・マーギュリスは、さかいとドメインを「包括ほうかつてき」な名前なまええて、「かく生物せいぶつ」 "Eukarya" を共生きょうせい由来ゆらいかく生物せいぶつとして「共生きょうせいもとづく系統けいとう」をつくることを提案ていあんした[2]。しかしながら、かく生物せいぶつ以外いがいのすべての生物せいぶつ総称そうしょうとして、原核げんかく生物せいぶつという言葉ことば今日きょうでも学術がくじゅつ論文ろんぶんもちいられている。一方いっぽうで21世紀せいきはいると、かく生物せいぶつ細菌さいきんから派生はせいして出現しゅつげんした系統けいとうであるという理解りかい普及ふきゅうし、生物せいぶつかい真正しんせい細菌さいきんとそれ以外いがい細菌さいきん + かく生物せいぶつ)に大別たいべつする分類ぶんるいもちいられるようになった[71]

系統けいとう

編集へんしゅう

2014ねんまでに、過去かこ20年間ねんかんのゲノムデータにもとづく分子ぶんし系統けいとうがくてき研究けんきゅうから、おおまかな合意ごういまれはじめた[10][72]かく生物せいぶつだい部分ぶぶんは、動物どうぶつなどがふくまれるアモルフェア Amorpheaユニコント仮説かせつにおけるユニコンタに構成こうせい)と、植物しょくぶつとほとんどの藻類そうるい系統けいとうふくまれるバイコンタ Bikonta(syn. Diphoda Derelle et al.2015[73])とばれる2つのおおきなクレードのいずれかに分類ぶんるいされる。だい3の主要しゅようグループであるエクスカバータ Excavata は、がわ系統けいとうであるため、正式せいしき分類ぶんるいぐんとしてはもはやもちいられない[4]以下いか提案ていあんされた系統けいとうじゅには、エクスカバータの1つのぐん(ディスコバ、Discoba)のみがふくまれ[74]ピコゾアもん Picozoaべに Rhodophytaきんえんしゅであるという2021ねん提案ていあんれられている[75]Provora は2022ねん発見はっけんされた微生物びせいぶつ捕食ほしょくしゃからなる分類ぶんるいぐんである[3]

以下いか系統けいとうじゅは、かく生物せいぶつ大分おおいたるいしめし、おもスーパーグループといくつかのその基部きぶ系統けいとうふくむ、ひとつの系統けいとう仮説かせつしめ[74][76][77][14]メタモナダ分岐ぶんき位置いち議論ぎろんがあり、ディスコバ[78][79][78] Discoba あるいはマラウィモナスるい[78](マラウィオモナダ[80]、マラウィモナズ[79]Malawimonada)の姉妹しまいぐんである可能かのうせいもある[14]

かく生物せいぶつ/Eukaryotes

アンキロモナスるい[78]  
Ancyromonadida

マラウィモナスるい  
Malawimonadida

クルムス[78][80]  
CRuMs

アモルフェア
Amorphea

アメーボゾア  
Amoebozoa

オバゾア[79]
Obazoa

ブレビアータ  
Breviatea

アプソモナスるい  
Apusomonadida

オピストコンタ
Opisthokonta

ホロマイコータ (きんふくむ)  
Holomycota

ホロゾア (動物どうぶつふくむ)  
Holozoa

1300 Ma
1500 Ma
バイコンタ

? メタモナダ  
Metamonada

ディスコバ  
Discoba

ディアフォレティケス

クリプチスタ  
Cryptista

アーケプラスチダいち植物しょくぶつ
Archaeplastida

べに  
Rhodophyta

ピコゾア  
Picozoa

灰色はいいろ  
Glaucophyta

1100 Ma

緑色みどりいろ植物しょくぶつかい陸上りくじょう植物しょくぶつふくむ)  
Viridiplantae

1000 Ma
1600 Ma

ヘミマスティゴフォラ  
Hemimastigophora

プロヴォラ英語えいごばん  
Provora

ハプチスタ  
Haptista

TSAR

テロネマもん  
Telonemia

SAR

リザリア  
Rhizaria

550 mya
Halvaria

アルベオラータ  
Alveolata

ストラメノパイル    
Stramenopiles

SAR supergroup
Diaphoretickes
Bikonta
2200 Ma

かく生物せいぶつ起源きげん

編集へんしゅう
 
細胞さいぼうない共生きょうせいせつでは、細菌さいきん細胞さいぼうないこう気性きしょう細菌さいきん共生きょうせいしてこう気性きしょうミトコンドリアかく生物せいぶつ誕生たんじょうし、2度目どめ共生きょうせいみどりたいくわわって緑色みどりいろ植物しょくぶつ誕生たんじょうした[81]

すべての複雑ふくざつ細胞さいぼうとほぼすべての細胞さいぼう生物せいぶつかく生物せいぶつふくまれることから、かく生物せいぶつ誕生たんじょうeukaryogenesis)は、生命せいめい進化しんかにおける画期的かっきてき出来事できごとであった。かく生物せいぶつ最終さいしゅう共通きょうつう祖先そせん(LECA)は、現生げんなまするすべてのかく生物せいぶつ起源きげん仮定かていされるもので[82]単一たんいつ個体こたいではなく生物せいぶつがくてき集団しゅうだんであった可能かのうせいたか[83]。LECAは、かくくわえ、すくなくとも1つの中心ちゅうしん小体こていむち通性つうせいこう気性きしょうミトコンドリア、せい減数げんすう分裂ぶんれつかた配偶はいぐう融合ゆうごう)、キチンまたはセルロース細胞さいぼうかべ休眠きゅうみんシスト、そしてペルオキシソーム原生げんせい生物せいぶつであったとかんがえられている[84][85][86]

運動うんどうせい嫌気いやけせい細菌さいきんこう気性きしょうアルファプロテオバクテリアつな内部ないぶ共生きょうせいによって、ミトコンドリアつLECAそしてすべてのかく生物せいぶつ誕生たんじょうした。さらにその、シアノバクテリアとの2かい内部ないぶ共生きょうせいにより、みどりたい植物しょくぶつ祖先そせん誕生たんじょうした[81]

真正しんしょう細菌さいきんたずかく生物せいぶつ普遍ふへんてき分子ぶんし細菌さいきんっていることは、かく生物せいぶつ細菌さいきん起源きげんであることを示唆しさする。アスガルド細菌さいきんのゲノムには、かく生物せいぶつ特徴とくちょうである細胞さいぼう骨格こっかく複雑ふくざつ細胞さいぼう構造こうぞう発達はったつ重要じゅうよう役割やくわりたす、かく生物せいぶつ特有とくゆうタンパク質たんぱくしつ遺伝子いでんしおお存在そんざいする。2022ねんクライオ電子でんしせんトモグラフィーほうによって、アスガルド細菌さいきん複雑ふくざつアクチンベースの細胞さいぼう骨格こっかくつことがあきらかになり、かく生物せいぶつ祖先そせん細菌さいきんであることをしめ最初さいしょ直接的ちょくせつてき視覚しかくてき証拠しょうこられた[87]

細菌さいきんからかく生物せいぶつへの具体ぐたいてき道筋みちすじ解明かいめいされておらず、水素すいそ依存いぞんせい細菌さいきん宿主しゅくしゅ通性つうせい嫌気いやけせい細菌さいきん獲得かくとくしミトコンドリアが発生はっせいしたという水素すいそ仮説かせつ英語えいごばん[88]有機ゆうき従属じゅうぞく栄養えいよう細菌さいきん宿主しゅくしゅから細菌さいきん共生きょうせいたいへの電子でんしまたは水素すいそながれに着目ちゃくもくしたリバース・フローモデル[89]深海しんかい堆積たいせきぶつから培養ばいようした細菌さいきん生理学せいりがくてき特徴とくちょうから、解毒げどく機能きのうとして細菌さいきんんだとするE3モデル[90] などおおくの仮説かせつ提唱ていしょうされている[91]。ほとんどの仮説かせつが、細菌さいきん細菌さいきんんだとかんがえているのにたいして、シントロピー・モデル[92]ばれる仮説かせつのみ、細菌さいきんとくデルタプロテオバクテリア)が細菌さいきんんだと推定すいていしており、共生きょうせい関係かんけいせいせつとはぎゃくである。このせつではミトコンドリアは細菌さいきんとは別個べっこまれて成立せいりつしたとされる。上記じょうきせつ以外いがいにも、かく生物せいぶつ細胞さいぼうかく類似るいじ器官きかんをもつ一部いちぶ細菌さいきんたとえばプランクトミケス)が、かく生物せいぶつ起源きげん関与かんよしているとするせつ存在そんざいする[93]

成立せいりつ年代ねんだい推定すいてい

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かく生物せいぶつ成立せいりつ年代ねんだい確定かくていではあるものの、たとえばかく生物せいぶつ不可欠ふかけつないくつかの細胞さいぼうしょう器官きかんたとえばミトコンドリアや、ステロールふく細胞さいぼうまく[94][95]成立せいりつ酸素さんそ必須ひっすなことから、かく生物せいぶつは24おくねんまえだい酸化さんかイベント以後いごこう気性きしょう条件下じょうけんかでおおまかに19おくねんまえごろ原生代げんせいだい)には成立せいりつしたとするせつ有力ゆうりょくである[96]一方いっぽうで、かく生物せいぶつ酸素さんそ大気たいきちゅうふくまれていなかっただい酸化さんかイベント英語えいごばん(GOE)以前いぜん生活せいかつスタイル(嫌気いやけ呼吸こきゅう)も保持ほじしており[97][98]最初さいしょ誕生たんじょうしたかく生物せいぶつ通性つうせい嫌気いやけせい生物せいぶつであったと想定そうていされる。だい酸化さんかイベント以前いぜん太古たいこだい)の地球ちきゅうにもごく少量しょうりょう酸素さんそ存在そんざいしていた可能かのうせいがあるが[99]かく生物せいぶつふくこう気性きしょう生物せいぶつ太古たいこだいにすでに存在そんざいしていたかについては、それを明確めいかく支持しじする証拠しょうこ現在げんざいのところない。

オーストラリア頁岩けつがんかく生物せいぶつ特有とくゆうのバイオマーカー(分子ぶんし化石かせき)であるステランふくまれていることから、かつては27おくねんまえ岩石がんせきかく生物せいぶつ存在そんざいしていたことが示唆しさされていたが[23][100][101][102][103]、これらの太古たいこだいのバイオマーカーは後世こうせいのコンタミネーションによるものであると反論はんろんされている[104][105][106]もっとふるたしかなバイオマーカーの記録きろくは、やく8おくねんまえしん原生代げんせいだいのものでしかない[107][108][109]対照たいしょうてきに、分子ぶんし時計とけい分析ぶんせきによれば、ステロールせい合成ごうせいが23おくねんまえにも出現しゅつげんしたことを示唆しさしている[110]かく生物せいぶつのバイオマーカーとしてのステランの性質せいしつは、一部いちぶ細菌さいきんによるステロールのさんせいによってさらに複雑ふくざつになっている[111][112]

しん原生代げんせいだい以前いぜんかく生物せいぶつ有無うむおよび実態じったいについてはくわしくわかっていない。2023ねん現生げんなまかく生物せいぶつがもつステロールとは化学かがく構造こうぞうがややことなる“より原始げんしてきな”プロトステロールが化石かせきしたものがしん原生代げんせいだい以前いぜん地層ちそうひろ分布ぶんぷしていることが発表はっぴょうされ、これらのステロールは現生げんなまかく生物せいぶつクラウングループ以前いぜん存在そんざいしていたステムグループつくしていた可能かのうせい指摘してきされた[113]。このせつしたがえば、現存げんそんするかく生物せいぶつ最終さいしゅう共通きょうつう祖先そせん英語えいごばん(LECA)はしん原生代げんせいだいまで出現しゅつげんしなかったことになり、それまではかく生物せいぶつ前駆ぜんく段階だんかいにあたるなんらかのこう気性きしょう生物せいぶつなが繁栄はんえいしていたことになる。一方いっぽうで、プロトステロールをふくめてステロール自体じたい細菌さいきん究極きゅうきょくてき起源きげんである可能かのうせい指摘してきされており[95]しん原生代げんせいだい以前いぜんのステロール(プロトステロール)を合成ごうせいしていた生物せいぶつ何者なにものだったのかによって、かく生物せいぶつ成立せいりつ過程かていについての理解りかい今後こんごおおきく変化へんかする可能かのうせいがある。

ステラン以外いがいかく生物せいぶつ痕跡こんせきとしては、かく生物せいぶつ由来ゆらいとされるほろ化石かせきが21おくねんまえ地層ちそうから発見はっけんされている[114]。ただし、これらの化石かせきしんかく生物せいぶつ由来ゆらいかどうかはなお議論ぎろん必要ひつようがある。19おくねんまえ地層ちそうからつかった、コイルじょう細胞さいぼう生物せいぶつ推定すいていされるグリパニア Grypaniaかく生物せいぶつとして一定いってい支持しじている最古さいこ化石かせきひとつである[96]かく生物せいぶつ起源きげん分子ぶんし時計とけいもちいて推測すいそくする研究けんきゅうおこなわれている[115][116]

その起源きげんなにであれ、かく生物せいぶつ生態せいたいがくてき優勢ゆうせいになったのは、ずっとのことかもしれない。8おくねんまえ海洋かいよう堆積たいせきぶつ亜鉛あえん組成そせい英語えいごばん大幅おおはば増加ぞうかしたのは、原核げんかく生物せいぶつくらべて亜鉛あえん優先ゆうせんてき消費しょうひかく生物せいぶつ個体こたいすうが、その起源きげんから(おそくとも)やく10おくねん増加ぞうかしたことに起因きいんしている[117]

 
やく22おくねんまえ岩石がんせきから発見はっけんされた、たかさ1 mm にたないDiskagma buttonii 化石かせき復元ふくげん[118]

かく生物せいぶつ起源きげん特定とくていするのは困難こんなんであるが、16おく3,500まんねんまえ生息せいそくしていた最古さいこ細胞さいぼうかく生物せいぶつである Qingshania magnificia中国ちゅうごく北部ほくぶ発見はっけんされたことは、クラウングループかく生物せいぶつ原生代げんせいだい後期こうきスタテリアン)に起源きげんつことを示唆しさしている。やく16おく5,000まんねんまえ生息せいそくしていた最初さいしょ明確めいかく単細胞たんさいぼうかく生物せいぶつ中国ちゅうごく北部ほくぶ発見はっけんされた。それらは、Tappania plana, Shuiyousphaeridium macroreticulatum, Dictyosphaera macroreticulata, Germinosphaera alveolata および Valeria lophostriata である[119]

すくなくとも16.5おくねんまえアクリターク分類ぶんるい不能ふのうほろ化石かせき)もられており、藻類そうるい可能かのうせいがあるグリパニア英語えいごばん Grypania化石かせきは21おくねんまえのものである[120][121]プロブレマティカである Diskagma は、22おくねんまえ土壌どじょう英語えいごばんから発見はっけんされた[118]

ガボンフランスヴィルBそう英語えいごばんなどの原生代げんせいだい黒色こくしょく頁岩けつがん英語えいごばんからは、21おくねんまえ推定すいていされる「フランスヴィル生物せいぶつしょう英語えいごばん」とばれる「大型おおがた生物せいぶつ群集ぐんしゅう」をあらわすとされる構造こうぞうぶつつかっている[122][123]。しかし、これらの構造こうぞうぶつ化石かせきであるかどうかについては議論ぎろんがあり、これらがにせ化石かせきである可能かのうせい示唆しさする著者ちょしゃもいる[124]かく生物せいぶつ明確めいかく帰属きぞくされる最古さいこ化石かせきは、中国ちゅうごくの濮陽(ぼくよう)そうぐん発見はっけんされたやく18おくねん–16おくねんまえのものである[125]現代げんだい生物せいぶつぐんあきらかに関連かんれんする化石かせきは、べに藻類そうるいかたち推定すいてい12おくねんまえ出現しゅつげんはじめているが、最近さいきん研究けんきゅうでは、ヴィンディヤ盆地ぼんち存在そんざいする糸状いとじょう藻類そうるい化石かせきがおそらく16おくねん-17おくねんまえにさかのぼるものと示唆しさされている[126]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 細胞さいぼうしょう器官きかん生体せいたいまくにより区画くかくされたもののみをすことと、細胞さいぼう骨格こっかくけいのようなちょうふく合体がったいふくんで場合ばあいがある[18]
  2. ^ このように、染色せんしょくたいというかたりはもともとゆういと分裂ぶんれつ染色せんしょくされる構造こうぞうたいたいして命名めいめいされたが、DNAに保存ほぞんされている遺伝いでん情報じょうほう染色せんしょくたいちゅう遺伝子いでんし対応たいおうしており、現在げんざいではゆういと分裂ぶんれつだけでなくあいだふく遺伝いでん情報じょうほう担体という意味いみでももちいられる[22]
  3. ^ 狭義きょうぎには、白色はくしょくたい特定とくてい名称めいしょうつアミロプラストなどをのぞいてすこともある[40]

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