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原子時計 - Wikipedia

原子げんし時計とけい

もっと正確せいかく時計とけい

原子げんし時計とけい(げんしどけい、えい: atomic clock)は、原子げんし分子ぶんしスペクトルせんこう精度せいど周波数しゅうはすう標準ひょうじゅんもとづきもっと正確せいかく時間じかんきざ時計とけいである。こう精度せいどのものは10−15(3000まんねんに1びょう程度ていど小型こがたされた精度せいどひくいものでも10−11(3000ねんに1びょう程度ていど誤差ごさである。

アメリカ国立こくりつ標準ひょうじゅん技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ(NIST)が開発かいはつしたチップサイズの原子げんし時計とけい

原子げんし時計とけいもとづく時刻じこくけい原子げんしぶ。現在げんざいのSIびょうおよび国際こくさい原子げんしえい: International Atomic Time)は原子げんし時計とけいもとづく。

原理げんり 編集へんしゅう

 
原子げんし時計とけい精度せいど向上こうじょうたてじくいちにちあたりの誤差ごさ(ナノびょう)、よこじく西暦せいれきあらわす。NIST-F1ではレーザーこうによって原子げんしねつ運動うんどう低減ていげんすることで精度せいどげている(レーザーこう冷却れいきゃく

原子げんし分子ぶんしスペクトル吸収きゅうしゅうせん輝線きせんまった周波数しゅうはすう電磁波でんじは吸収きゅうしゅう放射ほうしゃする性質せいしつもしくはその周波数しゅうはすう)をち、水晶すいしょう振動しんどうなどよりもこう精度せいど周波数しゅうはすう標準ひょうじゅんとなる。周波数しゅうはすう時間じかん逆数ぎゃくすうであるから、時間じかんこう精度せいど測定そくていできる。SIびょう定義ていぎもこの性質せいしつ利用りようしている。

原子げんし時計とけいは、このような周波数しゅうはすう標準ひょうじゅんちょうこう精度せいど水晶すいしょう振動しんどうによるクォーツ時計とけいとをわせ、その水晶すいしょう振動しんどう発振はっしん周波数しゅうはすうつね調整ちょうせい修正しゅうせいする仕組しくみによって実現じつげんされる。

原子げんし時計とけいもとつくられた正確せいかく時刻じこく情報じょうほう標準ひょうじゅん電波でんぱとして放送ほうそうされており、その電波でんぱ受信じゅしんしてクォーツ時計とけい誤差ごさ修正しゅうせいしているのが電波でんぱ時計とけいである。

原子げんし時計とけいには、つぎのような様々さまざまなタイプがある[1]

  • マイクロ時計とけいれい)セシウム原子げんし時計とけい現在げんざいびょう定義ていぎとなっている。)
  • ひかり原子げんし時計とけい
    • 単一たんいつイオン時計とけい   (れい)ストロンチウムイオン時計とけい、イッテルビウムイオン時計とけい
    • 中性ちゅうせい原子げんしこう時計とけい
      • 旧型きゅうがた自由じゆう空間くうかんのもの) (れい)カルシウム時計とけい、マグネシウム時計とけい
      • 新型しんがた束縛そくばくされている)  (れい)ストロンチウムこう格子こうし時計とけい、イッテルビウムこう格子こうし時計とけい

セシウム原子げんし時計とけい 編集へんしゅう

 
1984ねんから1993ねんまで国際こくさい原子げんし校正こうせい使つかわれていたセシウム原子げんし時計とけい共振きょうしん国立こくりつ科学かがく博物館はくぶつかん展示てんじ

マイクロ時計とけい一種いっしゅである。アンモニアセシウムほかルビジウム水素すいそなどももちいられるが、セシウム原子げんし時計とけいれいについてべる。まずから放射ほうしゃされたセシウム133蒸気じょうきを、磁場じばによってちょう微細びさいじゅんことなる2つに分離ぶんりする。分離ぶんりされたうち基底きてい状態じょうたい原子げんし水晶すいしょう振動しんどう基準きじゅんとして 9192631770 Hzマイクロ照射しょうしゃし、これによって励起れいきされた原子げんしふたた磁場じばをかけて分離ぶんりする。励起れいき状態じょうたいのセシウムのりょうおおくなるよう周波数しゅうはすう調整ちょうせいし、正確せいかく9192631770 Hz のマイクロつくす。1967ねんから、国際こくさいてきな1びょう定義ていぎとなっている。誤差ごさは1おくねんに1びょう10−15程度ていどとされている。最高さいこう精度せいど実現じつげんしているのは1標準ひょうじゅんすうだいかぎられており、おおくはすこ精度せいどひく商業しょうぎょうてきつくられた2標準ひょうじゅんもちいている。

その原子げんし時計とけい 編集へんしゅう

  • 水素すいそメーザ原子げんし時計とけい - 測定そくてい時間じかん1びょう10−13、1000びょう10−15
  • ルビジウム原子げんし時計とけい - 測定そくてい時間じかん1びょう10−11、1000びょう10−13
  • イッテルビウムイオン原子げんし時計とけい - 測定そくてい時間じかん1びょう10−12.5、1000びょう10−13.5[2]

ひかり格子こうし時計とけい 編集へんしゅう

 
NISTの2013ねんのイッテルビウムこう格子こうし原子げんし時計とけい

レーザーを使つかって原子げんしひかり格子こうし捕捉ほそくするアイデアはロシアの物理ぶつり学者がくしゃVladilen Letokhovによって1960年代ねんだい提唱ていしょうされた[3]原子げんし時計とけいだつすすむのためのマイクロから光波こうは計測けいそくはよりむずかしいが性能せいのうはよりたかい)までの波長はちょういきについての理論りろんジョン・ホールテオドール・ヘンシュによって開拓かいたくされ、2005ねんノーベル物理ぶつりがくしょう受賞じゅしょうした。2012ねんにノーベル物理ぶつりがくしょう受賞じゅしょうしたデービッド・ワインランドたか安定あんていせい時計とけい開発かいはつするための捕捉ほそくされた単一たんいつイオンの性質せいしつ探求たんきゅうしたパイオニアであった[4]最初さいしょひかり時計とけいはNISTのJun YeやAndrew Ludlowによってストロンチウムをもちいて2000ねん開発かいはつはじめられ、2006ねん発表はっぴょうされた[5]

フェムトびょう周波数しゅうはすうコムひかり格子こうし開発かいはつ原子げんし時計とけいしん世代せだいへとみちびいた。これらの時計とけいマイクロよりも可視かしこう放出ほうしゅつする原子げんし遷移せんいもとづいている. ひかり時計とけい開発かいはつおも障壁しょうへきひかり周波数しゅうはすう直接ちょくせつ計測けいそく困難こんなんさにある。この問題もんだいはフェムトびょう周波数しゅうはすうコムとばれる自己じこ参照さんしょうがたモード同期どうきレーザーによって解消かいしょうされた, 2000ねん周波数しゅうはすうコムが開発かいはつされる以前いぜんは、テラヘルツ技術ぎじゅつ電波でんぱひかり周波数しゅうはすうのギャップをめるために必要ひつようとされていたが、そのシステムは煩雑はんざつなものだった。しかし、周波数しゅうはすうコムが洗練せんれんされたことで、この計測けいそく可用性かようせい大幅おおはばがり、世界せかい各地かくち数々かずかずひかり時計とけい開発かいはつされるみちひらいた[6]

電波でんぱ波長はちょういきでは、吸光分光ぶんこうほう発振器はっしんき(この場合ばあいレーザー)を安定あんていさせるためにもちいられる。ひかり周波数しゅうはすうフェムトびょうコムもちいて可算かさんてき電波でんぱ周波数しゅうはすう分割ぶんかつされるさい位相いそうノイズ帯域たいいきはばおな因子いんしによって分割ぶんかつされる。レーザー位相いそうノイズの帯域たいいきはば安定あんていなマイクロなみげんよりも一般いっぱんてきおおきいが、分割ぶんかつにはよりちいさくなる[6]

ひかり周波数しゅうはすうもちいた原子げんし時計とけい主要しゅよう標準ひょうじゅんシステムは以下いかのものがある:

  • イオントラップちゅう隔離かくりされた単一たんいつイオン;
  • ひかり格子こうしちゅう捕捉ほそくされた中性ちゅうせい原子げんし[7][8]
  • さん次元じげん量子りょうし気体きたいひかり格子こうしちゅう充填じゅうてんされた原子げんしぐん[9]

これらのテクニックは原子げんしやイオンを外部がいぶゆきどうから高度こうど隔離かくりし、非常ひじょう安定あんてい周波数しゅうはすう基準きじゅん実現じつげんする[9][10]レーザーおよび磁気じき光学こうがくトラップもちいて原子げんし冷却れいきゃくすることで、精度せいど向上こうじょうられる[11]

捕捉ほそく原子げんし候補こうほとしては、Al+, Hg+/2+,[7] Hg, Sr, Sr+/2+, In+/3+, Mg, Ca, Ca+, Yb+/2+/3+, Yb and Th+/3+.[12][13][14]がある。原子げんし時計とけい電磁でんじ放射線ほうしゃせんいろはシミュレートされた元素げんそ依存いぞんする。たとえば、カルシウムこう時計とけい赤色あかいろこう産出さんしゅつされたさい共鳴きょうめいし、イッテルビウムこう時計とけい紫色むらさきいろこう共鳴きょうめいする[15]

ストロンチウムこう格子こうし時計とけい 編集へんしゅう

レーザーひかり干渉かんしょうていざいなみによってつくられたひかり格子こうしなかに、ストロンチウム原子げんしやく100まんラム・ディッケ束縛そくばくによりじこめる(原子げんしあいだ相互そうご作用さよう排除はいじょすることにより、単一たんいつ原子げんし時計とけい100まんだい等価とうか)。ひかり格子こうしめるために原子げんしかずμみゅーKまでレーザー冷却れいきゃくする。ラム・ディッケ束縛そくばくによりドップラーシフトおよびはんとべシフトの影響えいきょう排除はいじょできる。さらに、ひかり格子こうし構成こうせいするレーザーの波長はちょう適切てきせつ選定せんていする(魔法まほう波長はちょう~800 nm)あるいは魔法まほう周波数しゅうはすう~375 THz)としょうする)ことにより、ストロンチウム原子げんし時計とけい遷移せんい基底きてい状態じょうたいおよび励起れいき状態じょうたいにおけるひかり格子こうしレーザーに起因きいんするエネルギーじゅんのシフト(ひかりシフトとしょうする。そのりょう時計とけい遷移せんい基底きてい状態じょうたい励起れいき状態じょうたい両者りょうしゃにおいて、ひかり格子こうしレーザー周波数しゅうはすう 320〜420 THzたい遷移せんい周波数しゅうはすう換算かんさん −100〜−200 kHz 程度ていど)の[ちゅう 1]をほぼゼロとすることが出来できるため、ひかりシフトの影響えいきょうきわめてすくない(魔法まほう周波数しゅうはすうを9けた精度せいどめてプロトコルとして共有きょうゆうし、18けた計時けいじ精度せいど実現じつげんする)。2001ねん東京大学とうきょうだいがく香取かとり秀俊ひでとし[16](2011より理化学研究所りかがくけんきゅうしょ主任しゅにん研究けんきゅういん兼務けんむ)によって提唱ていしょうされ[17]2003ねん基礎きそ実験じっけん成功せいこう[18]し、2005ねん開発かいはつ成功せいこう[19]した。セシウム原子げんし時計とけいえる原子げんし時計とけいとして期待きたいされている[20][21]。「周波数しゅうはすうコム」(ひかり周波数しゅうはすうコム。レーザーこう利用りようしてひかり周波数しゅうはすう精密せいみつ測定そくていする仕組しくみ)を使つかい、よりたか周波数しゅうはすうマイクロではなく光波こうは)の使用しようにより安定あんていげる。

理論りろんてきにはセシウム原子げんし時計とけいの1000ばいの「300おくねんに1びょう」の精度せいどがある。2009ねん現在げんざい16けた精度せいど実現じつげんしている(429228004229873.7 Hz)。2006ねん10月の国際こくさい度量衡どりょうこう委員いいんかいで、「びょう」の表現ひょうげんびょうあたらしい定義ていぎ候補こうほ)として採択さいたくされた[22]

2013ねん[23]香取かとりはストロンチウム原子げんし分光ぶんこう中空なかぞらフォトニック結晶けっしょうファイバちゅう)に成功せいこうした。共鳴きょうめい周波しゅうはすうぶく7.8 kHz であった[24][25]

2015ねん2がつ香取かとり高本たかもと将男まさおらは、ストロンチウムこう格子こうし時計とけい2だい比較ひかくすることにより、10−18前半ぜんはん精度せいど確認かくにんしたと発表はっぴょうした[26][27]

イッテルビウムこう格子こうし時計とけい 編集へんしゅう

ストロンチウムこう格子こうし時計とけいをしのぐ精度せいどをもつ可能かのうせいのあるものとして、イッテルビウム171ひかり格子こうし時計とけい開発かいはつすすんでいる。産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ計測けいそく標準ひょうじゅん研究けんきゅう部門ぶもん時間じかん周波数しゅうはすうひろしほこさきかみなり研究けんきゅうちょう安田やすだ正美まさみ主任しゅにん研究けんきゅういんらの開発かいはつによる。くろたい輻射ふくしゃかくスピン影響えいきょうすくなく精度せいどたかいとかんがえられている。2010ねん現在げんざい周波数しゅうはすうは、518295836590864±28 Hz(2009ねん測定そくてい、60まんねんに1びょうずれる精度せいど)である[28]。その装置そうち改善かいぜんなどをおこない、2012ねん現在げんざい周波数しゅうはすうは、518295836590863.1±2.0 Hz(2012ねん測定そくてい相対そうたい不確ふたしかさ=3.9×10-15[29]。2012ねん10がつ国際こくさい度量衡どりょうこう委員いいんかいで、びょう表現ひょうげんびょうあたらしい定義ていぎ候補こうほ)として採択さいたくされた[30]

歴史れきし 編集へんしゅう

1949ねんアメリカ国立こくりつ標準ひょうじゅんきょくにおいてアンモニア吸収きゅうしゅうせんもちいた原子げんし時計とけい物理ぶつり学者がくしゃハロルド・ライオンズによって発明はつめいされた[31][32]。またアメリカで発明はつめいされ、イギリス国立こくりつ物理ぶつりがく研究所けんきゅうじょ(NPL)のルイ・エッセン英語えいごばんらによって開発かいはつされたセシウム原子げんし時計とけい1955ねんから1958ねんまで国際こくさい原子げんし(TAI)をきざ実用じつようだい1ごうとなった。その、1967ねんだい13かい国際こくさい度量衡どりょうこう総会そうかいにおいて現在げんざいもちいられている国際こくさい単位たんいけい(SI)のびょう定義ていぎ「セシウム133の原子げんし基底きてい状態じょうたいの2つのちょう微細びさいじゅんあいだ遷移せんい対応たいおうする放射ほうしゃ周期しゅうき9192631770 ばいひとしい時間じかん[33]決定けっていされた。1991ねん12月にヒューレット・パッカード発表はっぴょうしたセシウム原子げんし時計とけいHP 5071Aの誤差ごさは160まんねんに1びょうとしてギネスブックに「もっと正確せいかく時計とけい」として認定にんていされていた[34]2011ねん8がつ発表はっぴょうによると情報じょうほう通信つうしん研究けんきゅう機構きこう(NICT)と東京大学とうきょうだいがく独立どくりつ開発かいはつした原子げんし時計とけいちょうこう精度せいどこう伝送でんそう技術ぎじゅつもちいてむすび、6500まんねんに1びょう(16けた)の精度せいどたしかめた[35][36]米国べいこくには70おくねんに1びょう精度せいどとされる原子げんし時計とけいがある[37]

うるうびょう 編集へんしゅう

原子げんし時計とけい進歩しんぽしたため、地球ちきゅう自転じてんによるいちにちながさ(LOD:Length of Day)を正確せいかく計測けいそくすることが可能かのうになった。1びょうながさは、1820ねんごろのLODにもとづいて定義ていぎされていたために、セシウム原子げんし遷移せんい歩度ほど9192631770周期しゅうき)によるびょう定義ていぎとはわなくなった。そのためなんねんかに1かいうるうびょう挿入そうにゅうして時間じかん調整ちょうせいをしている。

利用りよう 編集へんしゅう

  • こう精度せいど時計とけい一番いちばん必要ひつようとしているのはなが計測けいそくである。ながさを正確せいかくはかるためには、正確せいかく時計とけい必要ひつようである。現在げんざいではレーザーなみで、正確せいかくながさがはかれる(以前いぜん白金はっきんイリジウム合金ごうきんせい標準ひょうじゅんメートル原器げんきもとにしていたため、温度おんど摩耗まもう問題もんだいがあった)。
  • また電波でんぱにおいて、正確せいかく周波数しゅうはすう同調どうちょう出来できるようになった。
  • 時間じかんながさ、周波数しゅうはすうの3つはおもさや電気でんき正確せいかくはかるために必要ひつようである。
  • GPS衛星えいせいには原子げんし時計とけい搭載とうさいして、ただしい位置いちあらわすための正確せいかく電波でんぱす。
  • Googleなどの国際こくさいてきにサービスをおこな企業きぎょうや、カレンダー、時刻じこくサービスを提供ていきょうする企業きぎょうでは正確せいかく時計とけい必要ひつようである。そのため各国かっこくデータセンターには原子げんし時計とけいかれている。[38]

将来しょうらい 編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく 編集へんしゅう

  1. ^ シュタルク効果こうかし、原子げんし運動うんどう速度そくどによる周波数しゅうはすう変化へんか除去じょきょし、ひかりつよさによる周波数しゅうはすう変化へんか軽減けいげんした。

出典しゅってん 編集へんしゅう

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関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう

外部がいぶリンク 編集へんしゅう