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産業技術総合研究所 - Wikipedia

産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ

独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん)として設置せっちされる経済けいざい産業さんぎょうしょう所管しょかん公的こうてき研究けんきゅう機関きかん

国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ(さんぎょうぎじゅつそうごうけんきゅうしょ、英語えいご: National Institute of Advanced Industrial Science and Technology略称りゃくしょうAIST)は、独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん)として設置せっちされた経済けいざい産業さんぎょうしょう所管しょかん公的こうてき研究けんきゅう機関きかん略称りゃくしょうさん総研そうけん(さんそうけん)[1]

国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ
シンボルマーク
産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょつくば本部ほんぶ
茨城いばらきけんつくば
正式せいしき名称めいしょう 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ
英語えいご名称めいしょう National Institute of Advanced Industrial Science and Technology
略称りゃくしょう さん総研そうけん、AIST
組織そしき形態けいたい 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん
つくば本部ほんぶ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
305-8568
茨城いばらきけんつくば
梅園うめぞのいち丁目ちょうめ1番地ばんち1
中央ちゅうおうだい1 つくば本部ほんぶ情報じょうほう技術ぎじゅつ共同きょうどう研究けんきゅうとう
北緯ほくい363ふん44.3びょう 東経とうけい1408ふん7.5びょう / 北緯ほくい36.062306 東経とうけい140.135417 / 36.062306; 140.135417 (国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ)座標ざひょう: 北緯ほくい363ふん44.3びょう 東経とうけい1408ふん7.5びょう / 北緯ほくい36.062306 東経とうけい140.135417 / 36.062306; 140.135417 (国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ)
法人ほうじん番号ばんごう 7010005005425 ウィキデータを編集
予算よさん 1094おく17ひゃくまんえん
2022(れい4)年度ねんど決算けっさん
人数にんずう 2,865にん
れい5ねん
7がつ1にち現在げんざい常勤じょうきん職員しょくいんすう
理事りじちょう 石村いしむら和彦かずひこ
2020(れい2)ねん4がつ
活動かつどう領域りょういき 研究けんきゅう開発かいはつ
設立せつりつ年月日ねんがっぴ 2001ねん平成へいせい13ねん
4がつ1にち
設立せつりつしゃ くに国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょほう平成へいせいじゅういちねん法律ほうりつだいひゃくさんごう))
所管しょかん 経済けいざい産業さんぎょうしょう
保有ほゆう施設しせつ 地質ちしつ標本ひょうほんかん
保有ほゆう装置そうち ABCI
ウェブサイト www.aist.go.jp ウィキデータを編集
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概略がいりゃく

編集へんしゅう

2001ねん平成へいせい13ねん1がつ6にち中央ちゅうおう省庁しょうちょう再編さいへんともない、通商産業省つうしょうさんぎょうしょう工業技術院こうぎょうぎじゅついん経済けいざい産業さんぎょうしょう産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ改称かいしょうし(一部いちぶ業務ぎょうむ経済けいざい産業さんぎょうしょう産業さんぎょう技術ぎじゅつ環境かんきょうきょく移管いかん)、同年どうねん4がつ1にち経済けいざい産業さんぎょうしょうから分離ぶんりしてどう研究所けんきゅうじょ傘下さんか全国ぜんこく15研究けんきゅう機関きかんひとしおよ計量けいりょう教習所きょうしゅうじょ統合とうごう再編さいへんして独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんとして発足ほっそくした研究所けんきゅうじょである[2][3]

2015ねん平成へいせい27ねん)4がつ1にちから国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん移行いこうし、国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょほう[4] により「鉱工業こうこうぎょう科学かがく技術ぎじゅつかんする研究けんきゅうおよ開発かいはつとう業務ぎょうむ総合そうごうてきおこなうことにより、産業さんぎょう技術ぎじゅつ向上こうじょうおよびその成果せいか普及ふきゅうはかり、もって経済けいざいおよ産業さんぎょう発展はってんならびに鉱物こうぶつ資源しげんおよびエネルギーの安定あんていてきかつ効率こうりつてき供給きょうきゅう確保かくほすること」(だい3じょう)を目的もくてきとする。主務しゅむ大臣だいじん経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんどうほうだい13じょう)。2016ねん10月1にち特定とくてい国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん指定していされた[5]

さん総研そうけん英文えいぶん名称めいしょうは、工業技術院こうぎょうぎじゅついんえい: Agency of Industrial Science and Technology)の略称りゃくしょう AISTおな英名えいめいぐように考案こうあんされたもので[6][7]ドメインめい AIST.GO.JP についてもきゅう工業こうぎょう技術ぎじゅついんのドメインめいいでいる[2]ながらく「技術ぎじゅつ社会しゃかいへ」を標語ひょうごとしてきたが、2022年度ねんどからは「ともにいどむ。つぎをつくる。」をビジョン(標語ひょうご)としている。2023ねん4がつに、企業きぎょう連携れんけい技術ぎじゅつ移転いてんにな事業じぎょう法人ほうじんとして100%子会社こがいしゃ株式会社かぶしきがいしゃAIST Solutions(アイストソリューションズ、AISol、アイソル)を設立せつりつした[8]

前身ぜんしん機関きかん

編集へんしゅう

2001ねん平成へいせい13ねん以前いぜん通商産業省つうしょうさんぎょうしょう工業こうぎょう技術ぎじゅついん傘下さんかにあった研究所けんきゅうじょ以下いかとお[2]。2001ねん平成へいせい13ねん)1がつ6にちから同年どうねん3がつ31にちまで産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ経済けいざい産業さんぎょうしょう附属ふぞくする総合そうごう研究所けんきゅうじょという暫定ざんていてき形態けいたいであったが、同年どうねん4がつ1にちから独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん組織そしき変更へんこうした[3]

任務にんむ研究けんきゅう拠点きょてん

編集へんしゅう

科学かがく技術ぎじゅつを、自然しぜん社会しゃかい調和ちょうわした健全けんぜん方向ほうこう発展はってんさせること」「情報じょうほう発信はっしん人材じんざい育成いくせいとうとおして科学かがく技術ぎじゅつ普及ふきゅう振興しんこうつとめ」ることを使命しめい[9] として、産業さんぎょう技術ぎじゅつ分野ぶんやにおける様々さまざま研究けんきゅう開発かいはつ総合そうごうてきおこな経済けいざい産業さんぎょうしょう所管しょかん研究けんきゅう組織そしきである。

  • つくば本部ほんぶ茨城いばらきけんつくば)- 筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市とし位置いちする最大さいだい研究けんきゅう拠点きょてんやく7わり研究けんきゅうしゃ集結しゅうけつしている。中央ちゅうおうセンター、ひがし事業じぎょうしょ西にし事業じぎょうしょきたサイトからなる。
  • 東京とうきょう本部ほんぶ東京とうきょう千代田ちよだかすみせき経済けいざい産業さんぎょうしょう別館べっかん10F)- 所管しょかん官庁かんちょうである経済けいざい産業さんぎょうしょうとの調整ちょうせいになっている。国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょほうではだいじょうで「しゅたる事務所じむしょ東京とうきょうく」とされているため、身分みぶんしょうとう発行はっこう東京とうきょう本部ほんぶである。

地域ちいきセンター

編集へんしゅう

業務ぎょうむしつたない小規模しょうきぼ拠点きょてんである。全国ぜんこく点在てんざいする [1]

1100おくえん程度ていど予算よさん(2021年度ねんど決算けっさんによれば運営うんえい交付こうふきんやく57%、自己じこ収入しゅうにゅうやく32%、補正ほせい予算よさんによる施設しせつ整備せいび補助ほじょきんやく6%)を日本にっぽん最大さいだい規模きぼ国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじんであり、研究けんきゅうしゃ評価ひょうか制度せいど人事じんじ制度せいど改革かいかくなど日々ひび様々さまざま試行しこうおこなわれている。その影響えいきょう国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん大学だいがくでの研究けんきゅう制度せいどにもおよんできた。

常勤じょうきん職員しょくいん3175めい研究けんきゅう職員しょくいん2440めい事務じむ職員しょくいん735めい)、契約けいやく職員しょくいん3194めい役員やくいん10めい[10] のほか、企業きぎょう大学だいがく外部がいぶ研究けんきゅう機関きかんとうからやく3300にんれい2年度ねんど受入うけいれすう)の外来がいらい研究けんきゅうしゃれている。

規模きぼ匹敵ひってきする理化学研究所りかがくけんきゅうしょ略称りゃくしょう理研りけん文部もんぶ科学かがくしょう所管しょかん)とよく比較ひかくされるが、理研りけん基礎きそ研究けんきゅう指向しこうでライフサイエンス分野ぶんやつよく、さん総研そうけん産業さんぎょう技術ぎじゅつ開発かいはつ工業こうぎょう研究けんきゅう指向しこう材料ざいりょう開発かいはつ研究けんきゅう分野ぶんやつよ特徴とくちょうつ。理化学研究所りかがくけんきゅうしょ物質ぶっしつ材料ざいりょう研究けんきゅう機構きこうとともに特定とくてい国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん認定にんていけている[5]

研究けんきゅう組織そしき

編集へんしゅう

エネルギー環境かんきょう」「生命せいめい科学かがく」「エレクトロニクス・製造せいぞう」「情報じょうほう人間にんげん工学こうがく」「材料ざいりょう」「地質ちしつ」「標準ひょうじゅん計測けいそく」の7領域りょういき主軸しゅじくに、日本にっぽん産業さんぎょう技術ぎじゅつおおくを網羅もうらしている。常勤じょうきん研究けんきゅう職員しょくいんかく領域りょういきした設置せっちされる研究けんきゅう部門ぶもん比較的ひかくてきいきなが分野ぶんや研究けんきゅうおこな研究けんきゅう組織そしき)または研究けんきゅうセンター(時限じげんプロジェクトを遂行すいこうする研究けんきゅう組織そしき)にせきをおき、必要ひつようおうじて領域りょういき融合ゆうごうプロジェクト、OIL、かんむりラボとう兼務けんむがかかる。

エネルギー・環境かんきょう領域りょういき

編集へんしゅう

生命せいめい工学こうがく領域りょういき

編集へんしゅう
  • バイオメディカル研究けんきゅう部門ぶもん
  • 生物せいぶつプロセス研究けんきゅう部門ぶもん
  • 健康けんこう工学こうがく研究けんきゅう部門ぶもん
  • 細胞さいぼう分子ぶんし工学こうがく研究けんきゅう部門ぶもん

情報じょうほう人間にんげん工学こうがく領域りょういき

編集へんしゅう
  • 人間にんげん情報じょうほうインタラクション研究けんきゅう部門ぶもん
  • サイバーフィジカルセキュリティ研究けんきゅうセンター
  • 人間にんげん拡張かくちょう研究けんきゅうセンター
  • ヒューマンモビリティ研究けんきゅうセンター
  • 人工じんこう知能ちのう研究けんきゅうセンター
  • インダストリアルCPS研究けんきゅうセンター
  • デジタルアーキテクチャ推進すいしんセンター

材料ざいりょう化学かがく領域りょういき

編集へんしゅう
  • 機能きのう化学かがく研究けんきゅう部門ぶもん
  • 化学かがくプロセス研究けんきゅう部門ぶもん
  • ナノ材料ざいりょう研究けんきゅう部門ぶもん
  • 極限きょくげん機能きのう材料ざいりょう研究けんきゅう部門ぶもん
  • マルチマテリアル研究けんきゅう部門ぶもん
  • 触媒しょくばい化学かがく融合ゆうごう研究けんきゅうセンター
  • 機能きのう材料ざいりょうコンピュテーショナルデザイン研究けんきゅうセンター
  • 磁性じせい粉末ふんまつ冶金やきん研究けんきゅうセンター
  • ナノカーボンデバイス研究けんきゅうセンター

エレクトロニクス・製造せいぞう領域りょういき

編集へんしゅう
  • 製造せいぞう技術ぎじゅつ研究けんきゅう部門ぶもん
  • デバイス技術ぎじゅつ研究けんきゅう部門ぶもん
  • 電子でんしこう基礎きそ技術ぎじゅつ研究けんきゅう部門ぶもん
  • センシングシステム研究けんきゅうセンター
  • しん原理げんりコンピューティング研究けんきゅうセンター
  • プラットフォームフォトニクス研究けんきゅうセンター
  • 地質ちしつ情報じょうほう研究けんきゅう部門ぶもん
  • かつ断層だんそう火山かざん研究けんきゅう部門ぶもん
  • けん資源しげん環境かんきょう研究けんきゅう部門ぶもん
  • 地質ちしつ情報じょうほう基盤きばんセンター

計量けいりょう標準ひょうじゅん総合そうごうセンター

編集へんしゅう
  • 工学こうがく計測けいそく標準ひょうじゅん研究けんきゅう部門ぶもん
  • 物理ぶつり計測けいそく標準ひょうじゅん研究けんきゅう部門ぶもん
  • 物質ぶっしつ計測けいそく標準ひょうじゅん研究けんきゅう部門ぶもん
  • 分析ぶんせき計測けいそく標準ひょうじゅん研究けんきゅう部門ぶもん
  • 計量けいりょう標準ひょうじゅん普及ふきゅうセンター

領域りょういき融合ゆうごうプロジェクト

編集へんしゅう
  • ゼロエミッション国際こくさい共同きょうどう研究けんきゅうセンター
  • インダストリアルCPS研究けんきゅうセンター
  • 資源しげん循環じゅんかん利用りよう技術ぎじゅつ研究けんきゅうラボ
  • 環境かんきょう調和ちょうわがた産業さんぎょう技術ぎじゅつ研究けんきゅうラボ
  • 次世代じせだいヘルスケアサービス研究けんきゅうラボ
  • 次世代じせだい治療ちりょう診断しんだん技術ぎじゅつ研究けんきゅうラボ
  • サステナブルインフラ研究けんきゅうラボ
  • 新型しんがたコロナウイルス感染かんせんリスク計測けいそく評価ひょうか研究けんきゅうラボ

さん総研そうけん資金しきん提供ていきょうし、大学だいがく研究けんきゅうしゃ共同きょうどう研究けんきゅうおこなうために大学だいがくない設置せっちする研究けんきゅう組織そしき

  • 窒化ぶつ半導体はんどうたい先進せんしんデバイスオープンイノベーションラボラトリ
  • 先端せんたんオペランド計測けいそく技術ぎじゅつオープンイノベーションラボラトリ
  • 数理すうり先端せんたん材料ざいりょうモデリングオープンイノベーションラボラトリ
  • 生体せいたいシステムビッグデータ解析かいせきオープンイノベーションラボラトリ
  • 先端せんたんフォトニクス・バイオセンシングオープンイノベーションラボラトリ
  • AIチップデザインオープンイノベーションラボラトリ
  • しょくやく資源しげん工学こうがくオープンイノベーションラボラトリ(筑波大学つくばだいがくうち[12]

企業きぎょう名称めいしょうかんした連携れんけい研究けんきゅうしつかんむりラボ)

編集へんしゅう

さん総研そうけん企業きぎょう資金しきん提供ていきょうし、企業きぎょう研究けんきゅうしゃ共同きょうどう研究けんきゅうおこなうために設置せっちする研究けんきゅう組織そしきである。2022ねん12月現在げんざい以下いかがある。

  • NEC-さん総研そうけん 人工じんこう知能ちのう連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • 住友電工すみともでんこう-さん総研そうけん サイバーセキュリティ連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • 豊田自動織機とよたじどうしょっき-さん総研そうけん アドバンスト・ロジスティクス連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • TEL-さん総研そうけん 先端せんたん材料ざいりょう・プロセス開発かいはつ連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • UACJ-さん総研そうけん アルミニウム先端せんたん技術ぎじゅつ連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • 清水建設しみずけんせつ-さん総研そうけん ゼロエミッション・水素すいそタウン連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • NEC-さん総研そうけん 量子りょうし活用かつようテクノロジー連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • バルカー - さん総研そうけん 先端せんたん機能きのう材料ざいりょう開発かいはつ連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • DIC-さん総研そうけん サステナビリティマテリアル連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • 日立造船ひたちぞうせん-さん総研そうけん 循環じゅんかんがたクリーンエネルギー創出そうしゅつ連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • コマツ-さん総研そうけん Human Augmentation 連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • 住友すみとも理工りこう-さん総研そうけん 先進せんしん高分子こうぶんしデバイス連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • 堀場製作所ほりばせいさくしょ-さん総研そうけん 粒子りゅうし計測けいそく連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • JX金属きんぞく-さん総研そうけん 未来みらい社会しゃかい創造そうぞう 素材そざい技術ぎじゅつ連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • 未来みらいコア・デジタル技術でじたるぎじゅつ連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • SOMPO-さん総研そうけん RDP連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • 日本特殊陶業にっぽんとくしゅとうぎょう-さん総研そうけん カーボンニュートラル先進せんしん無機むき材料ざいりょう連携れんけい研究けんきゅうラボ
  • 三菱電機みつびしでんき-さん総研そうけん Human-Centric システムデザイン連携れんけい研究けんきゅうしつ
  • 日立ひたち-さん総研そうけん サーキュラーエコノミー連携れんけい研究けんきゅうラボ

つくば地区ちく研究けんきゅう機関きかんさん総研そうけん物質ぶっしつ材料ざいりょう研究けんきゅう機構きこう筑波大学つくばだいがく高エネルギこうえねるぎ加速器研究機構かそくきけんきゅうきこう)と東京大学とうきょうだいがくおよ東北大学とうほくだいがく協力きょうりょくして運営うんえいするオープンイノベーション拠点きょてんである。TIAの実施じっし設備せつびとしてつくば西にし事業じぎょうしょにスーパークリーンルーム設置せっちし、運用うんようしている。平成へいせい29年度ねんど補正ほせい予算よさん事業じぎょうとしてつくば西にし事業じぎょう所内しょないあらたなこう効率こうりつのクリーンルームが建設けんせつされた。TIAの実施じっし設備せつびはつくば中央ちゅうおう地区ちくにも点在てんざいする。かつては「つくばイノベーションアリーナ」のりゃくであったが、東京大学とうきょうだいがく参加さんかにより「TIA」が正式せいしき名称めいしょうとなっている。

技術ぎじゅつ移転いてん業務ぎょうむ

編集へんしゅう

研究けんきゅう成果せいか特許とっきょ著作ちょさくけんとう知的ちてき財産ざいさんけんとして社会しゃかい企業きぎょう技術ぎじゅつ移転いてんされる。技術ぎじゅつ移転いてん技術ぎじゅつ移転いてん機関きかん(TLO)機能きのう株式会社かぶしきがいしゃAIST Solutionsが担当たんとうする。さらに、さん総研そうけん研究けんきゅう成果せいかをもとにする商品しょうひん支援しえんのために共同きょうどう研究けんきゅう技術ぎじゅつ指導しどう技術ぎじゅつ相談そうだん技術ぎじゅつしゃさん総研そうけん一時いちじ滞在たいざいする技術ぎじゅつ研修けんしゅうベンチャー設立せつりつ支援しえん技術ぎじゅつ開発かいはつ資金しきん援助えんじょとう各種かくしゅ制度せいどゆうする。

これまでヒューマノイド・ロボット、次世代じせだい半導体はんどうたいSiC技術ぎじゅつ開発かいはつ、グリッド、情報じょうほうセキュリティ、ナノテク、水素すいそ中心ちゅうしんとした環境かんきょう技術ぎじゅつとう顕著けんちょ成果せいかがっている。進藤しんどう昭男あきおによるPANけい炭素たんそ繊維せんい発明はつめい技術ぎじゅつ移転いてんや、グルコースイソメラーゼの開発かいはつなど、工業こうぎょう実施じっしするための材料ざいりょう開発かいはつけい基礎きそ研究けんきゅうたか能力のうりょく発揮はっきしてきた。近年きんねんはスタジアムとうでの新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう予防よぼうのための調査ちょうさ・シミュレーションとう成果せいかげている[13]

技術ぎじゅつコンサルティング・技術ぎじゅつ相談そうだん

編集へんしゅう

おも企業きぎょうから有償ゆうしょう技術ぎじゅつコンサルティング、無償むしょう技術ぎじゅつ相談そうだんけている。れいもと年度ねんどは690けん技術ぎじゅつコンサルティングと2856けん技術ぎじゅつ相談そうだんけた。

ベンチャー企業きぎょう

編集へんしゅう

平成へいせい14ねん以降いこうさん総研そうけんではベンチャーの創業そうぎょう支援しえんしており、2021ねん6がつまでの累計るいけいで151しゃ設立せつりつされている。内訳うちわけは、マザーズ上場じょうじょうたしたしゃが1しゃM&Aにて発展はってんてき解消かいしょうげたしゃが21しゃ上場じょうじょうふくめて活動かつどうちゅうしゃが100しゃある[14]

技術ぎじゅつ研究けんきゅう組合くみあい

編集へんしゅう

18の組合くみあい参画さんかくしている。

地質ちしつ調査ちょうさ

編集へんしゅう

くにとしておこなうべき地質ちしつ情報じょうほう整備せいびのための「地質ちしつ調査ちょうさ」をおこない、地質ちしつかつ断層だんそうとして公布こうふされているほか、地震じしん予知よち役立やくだてられており生活せいかつへの関連かんれんふかい。

計量けいりょう標準ひょうじゅん供給きょうきゅう

編集へんしゅう

標準ひょうじゅんかんする研究けんきゅうは、シリコンだまによるあたらしい質量しつりょういち標準ひょうじゅんへの貢献こうけんや、産業さんぎょうかいにおける各種かくしゅ計量けいりょう標準ひょうじゅんとしてJCSS制度せいどとうつうじて供給きょうきゅうされている。計量けいりょう研修けんしゅうセンターにおいて計量けいりょう行政ぎょうせい機関きかんひとし職員しょくいん教育きょういく計量けいりょう講習こうしゅうおこなっている。

標準ひょうじゅん活動かつどう

編集へんしゅう

ISO委員いいんかいなどに多数たすう研究けんきゅうしゃ参画さんかくさせて積極せっきょくてき提案ていあんおこなっている。れいもと年度ねんどべ493めい技術ぎじゅつ専門せんもん役職やくしょくしゃ参画さんかくさせ、34けん標準ひょうじゅん素案そあん提案ていあんした。

データベース

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化学かがく物質ぶっしつ爆発ばくはつ安全あんぜん情報じょうほう高齢こうれいしゃ障害しょうがいしゃ感覚かんかく特性とくせい人体じんたい寸法すんぽう形状けいじょうなど、いくつかのデータベースを整備せいび公開こうかいしている[15]

フリーソフトウェア

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さん総研そうけんきゅう電子技術総合研究所でんしぎじゅつそうごうけんきゅうしょながれをむことから、オープンソース・ソフトウェア開発かいはつ拠点きょてんとしてられており、MuleDeleGate、HORB、KNOPPIXといったソフトウェアが公開こうかいされてきた。ただし現在げんざいではさん総研そうけんにおいて、これらの開発かいはつ保守ほしゅをほとんどおこなっていない。

広報こうほう

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発行はっこうぶつ

編集へんしゅう

各種かくしゅパンフレットや地質ちしつほか以下いか発行はっこうぶつがある。

  • さん総研そうけん LINK』おも企業きぎょうけに技術ぎじゅつ紹介しょうかいなどを掲載けいさいしているオンラインとし6かい発行はっこう
  • 『Synthesiology(シンセシオロジー)- 構成こうせいがく最先端さいせんたん技術ぎじゅつより、それを社会しゃかい役立やくだたせることを目的もくてきとした研究けんきゅう論文ろんぶん掲載けいさいする学術がくじゅつ英語えいごばん存在そんざいしたが現在げんざい休刊きゅうかん。Jstage[16]にてめる。
  • さん総研そうけんブックス』テーマをしぼり、一般いっぱんけにわかりやすく紹介しょうかいする書籍しょせきシリーズ。白日はくじつしゃより発行はっこう
  • 『GSJ地質ちしつニュース』一般いっぱん地学ちがく専門せんもん。オンライン[17]める。
  • さん総研そうけんレポート』毎年まいとしいちかい発行はっこうされる紀要きようさん総研そうけんのWebページ[18]よりむことができる。

常設じょうせつ展示てんじ施設しせつ

編集へんしゅう

つくばセンターに「サイエンス・スクエアつくば」「地質ちしつ標本ひょうほんかん」があり、常設じょうせつ展示てんじおこなっている。地質ちしつ標本ひょうほんかんでは特別とくべつ展示てんじおこなっている。臨海りんかいふく都心としんセンターない一角いっかくには「ライフ・テクノロジー・スタジオ」がある。合計ごうけい毎年まいとし9まんにん以上いじょうおとずれている。

テクノブリッジ

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毎年まいとし10がつ中心ちゅうしん企業きぎょう経営けいえいしゃそうまねいて技術ぎじゅつ展示てんじかいおこなっている。2020ねん以降いこう新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう対策たいさく観点かんてんから実施じっしされなかった。

一般いっぱん公開こうかい

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毎年まいとし7、8がつ中心ちゅうしん全国ぜんこく各地かくち研究けんきゅう拠点きょてん一般いっぱん公開こうかいおこなっており、多数たすう見学けんがくしゃでにぎわっていた。例年れいねん1まんにんえる来場らいじょうしゃがあったが、2020ねんと2021ねん新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう対策たいさく観点かんてんから実施じっしされなかった。

出前でまえ講座こうざ実験じっけん教室きょうしつ

編集へんしゅう

対話たいわがた広報こうほう活動かつどうとして小中学生しょうちゅうがくせい一般いっぱんけに、職員しょくいん出向でむいて講演こうえん実験じっけん教室きょうしつおこな制度せいど運用うんようしている[19]対象たいしょう学校がっこう営利えいり団体だんたいとされ、謝金しゃきん不要ふようわりに依頼いらいしゃ交通こうつうとう負担ふたんすることとなっている。さん総研そうけんへの見学けんがくわせてさん総研そうけん敷地しきちにて開催かいさいすることも可能かのうで、その場合ばあい完全かんぜん無料むりょうとなる。

マスコットキャラクター

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マスコットキャラクターとして「さん総研そうけんありす」と「さん総研そうけんてれす」のペアが登録とうろく商標しょうひょうだい4970012ごう)となっている[20]

人材じんざい

編集へんしゅう

採用さいよう

編集へんしゅう

さん総研そうけん人材じんざい採用さいようは、常勤じょうきん職員しょくいん契約けいやく職員しょくいんの2種類しゅるいがある。常勤じょうきん職員しょくいん試験しけん採用さいよう公募こうぼ選考せんこう採用さいようがある。かつては国家こっか公務員こうむいん試験しけんIたねから研究けんきゅうかん採用さいようしていたが、2005年度ねんど平成へいせい17年度ねんど)から常勤じょうきん職員しょくいんについては、事務じむけい研究けんきゅうけいとも独自どくじ能力のうりょく評価ひょうか採用さいよう試験しけんおこなっている。事務じむけい部門ぶもんでは国家こっか公務員こうむいんIたね試験しけん合格ごうかくしゃいち試験しけん免除めんじょされる。また、2012年度ねんど平成へいせい24年度ねんど)からは試験しけん採用さいようによる研究けんきゅうけい計測けいそく標準ひょうじゅん部門ぶもんかぎられることになった。

常勤じょうきん研究けんきゅう職員しょくいん任期にんききもふくむ)は公募こうぼし、大学だいがくとうおなじように研究けんきゅう業績ぎょうせきによって採用さいようされる。契約けいやく職員しょくいん職務しょくむ内容ないよう経歴けいれきによってだいいちごう契約けいやく職員しょくいんからだいななごう契約けいやく職員しょくいんまでに区分くぶんされ、プロジェクトとう必要ひつようおうじて随時ずいじ公募こうぼとうにて採用さいようされる。

人事じんじ交流こうりゅう

編集へんしゅう
  • クロスアポイントメント:大学だいがく教員きょういんなどを対象たいしょうとする来所らいしょ制度せいど
  • リサーチアシスタント:大学だいがく研究けんきゅういんのほか、企業きぎょう研究けんきゅういん対象たいしょうした来所らいしょ制度せいど
  • さん総研そうけんイノベーションスクール:おも大学院だいがくいんなまポスドク対象たいしょうとしてイノベーションについて学修がくしゅうするコース。れいもと年度ねんど修了しゅうりょう実績じっせきは28めい
  • さん総研そうけんデザインスクール:「きょうそうがたリーダー」をはぐくむための教育きょういくプログラム[21]れいもと年度ねんど修了しゅうりょう実績じっせきは16めいうち企業きぎょう修了しゅうりょうせいは10めい)。
  • 連携れんけい大学院だいがくいんさん総研そうけん職員しょくいん大学だいがくから学生がくせいれる制度せいどれい2ねん7がつ1にち現在げんざい、74大学だいがく提携ていけいしている。
  • さん総研そうけんふるさとサポーター:ゆかりのある都道府県とどうふけんへの貢献こうけん意欲いよく職員しょくいん紹介しょうかいするみ。

職制しょくせい

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以下いかは、国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ内規ないきもとづく。

役員やくいん

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経済けいざい産業さんぎょうしょうからの転籍てんせき出向しゅっこうしゃさん総研そうけん研究けんきゅうしゃ外部がいぶ人材じんざいとう構成こうせいされる[22]。2021年度ねんどより理事りじ執行しっこう役員やくいんける管理かんり体制たいせいとなった。

職員しょくいん

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研究けんきゅうけい

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  • 研究けんきゅう部門ぶもんちょう
  • 研究けんきゅうセンターちょう
  • 研究けんきゅうラボちょう
  • 首席しゅせき研究けんきゅういん
  • 総括そうかつ研究けんきゅう主幹しゅかん
  • 研究けんきゅうグループちょう研究けんきゅうチームちょう
  • 主任しゅにん研究けんきゅういん
  • 研究けんきゅういん

事務じむけい

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  • 部長ぶちょう
  • 次長じちょう審議しんぎやく
  • 室長しつちょう総括そうかつ主幹しゅかん
  • グループちょう、チームちょう
  • 主幹しゅかん
  • 主査しゅさ
  • 職員しょくいん

契約けいやく職員しょくいん

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  • だいいちごう職員しょくいん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ特別とくべつ研究けんきゅういん)=博士はかせ研究けんきゅういん
  • だいごう職員しょくいん(テクニカルスタッフ)=プロパーや技術ぎじゅつしゃ技能ぎのうしゃ
  • だいさんごう職員しょくいん(アシスタント)=事務じむ補助ほじょ秘書ひしょ
  • だいよんごう職員しょくいん技術ぎじゅつ専門せんもんしょく)=弁理べんり産業さんぎょうひとし資格しかくしょく
  • だいごう職員しょくいんしょうへい研究けんきゅういん
  • だいろくごう職員しょくいん(シニアスタッフ)=65さいまでの定年ていねん退職たいしょくしゃ
  • だいななごう職員しょくいん(リサーチアシスタント)=大学院生だいがくいんせいのインターン

沿革えんかく

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この研究所けんきゅうじょ関連かんれんした機関きかん沿革えんかくつぎとお[3][23]

  • 1882ねん明治めいじ15ねん)- のう商務省しょうむしょう地質調査所ちしつちょうさしょ設立せつりつ
  • 1890ねん明治めいじ23ねん)- のう商務省しょうむしょう工業こうぎょう試験しけんしょ設立せつりつ
  • 1891ねん明治めいじ24ねん)- 逓信ていしんしょうでんつとむきょく電気でんき試験しけんしょ設立せつりつ
  • 1903ねん明治めいじ36ねん)- 中央ちゅうおう度量衡どりょうこう検定けんていしょ設立せつりつ
  • 1918ねん大正たいしょう7ねん)- のう商務省しょうむしょう大阪おおさか工業こうぎょう試験しけんしょ設立せつりつ
  • 1925ねん大正たいしょう14ねん)- のう商務省しょうむしょう農林省のうりんしょうおよ商工しょうこうしょう分割ぶんかつされ、上記じょうき所管しょかん試験しけんしょぐん商工しょうこうしょう傘下さんかとなる。
  • 1937ねん昭和しょうわ12ねん)- 商工しょうこうしょう工務こうむきょく機械きかい試験しけんしょ設立せつりつ
  • 1948ねん昭和しょうわ23ねん)- 商工しょうこうしょう工業こうぎょう技術庁ぎじゅつちょう設立せつりつ、4ねん工業こうぎょう技術ぎじゅついん改称かいしょう
  • 1949ねん昭和しょうわ24ねん)- 商工しょうこうしょう通商産業省つうしょうさんぎょうしょう改称かいしょうし、所管しょかん試験しけんしょぐん同省どうしょう工業技術院こうぎょうぎじゅついん傘下さんかとなる。
  • 1952ねん昭和しょうわ27ねん)- 名古屋なごや工業こうぎょう技術ぎじゅつ試験しけんしょ設立せつりつ
  • 1960ねん昭和しょうわ35ねん)- 北海道工業開発試験所ほっかいどうこうぎょうかいはつしけんしょ北海道ほっかいどう札幌さっぽろ)を設立せつりつ
  • 1964ねん昭和しょうわ39ねん)- 九州きゅうしゅう工業こうぎょう技術ぎじゅつ試験しけんしょ佐賀さがけん鳥栖とす)を設立せつりつ
  • 1967ねん昭和しょうわ42ねん)- 四国しこく工業こうぎょう技術ぎじゅつ試験しけんしょ香川かがわけん高松たかまつおよ東北とうほく工業こうぎょう技術ぎじゅつ試験しけんしょ宮城みやぎけん仙台せんだい)を設立せつりつ
  • 1970ねん昭和しょうわ45ねん)- 電気でんき試験しけんしょ電子技術総合研究所でんしぎじゅつそうごうけんきゅうしょ略称りゃくしょう電総研でんそうけん英文えいぶん略称りゃくしょうETL(ElectroTechnical Laboratory))と改称かいしょうし、在京ざいきょう試験しけんしょ研究所けんきゅうじょ筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市としへの移転いてん準備じゅんび開始かいし
  • 1971ねん昭和しょうわ46ねん)- 中国ちゅうごく工業こうぎょう技術ぎじゅつ試験しけんしょ広島ひろしまけんくれ)を設立せつりつ
  • 1980ねん昭和しょうわ55ねん)- 7つの在京ざいきょう試験しけんしょ研究所けんきゅうじょ筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市としへの移転いてん完了かんりょう
  • 1993ねん平成へいせい5ねん)- 筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市とし産業さんぎょう技術ぎじゅつ融合ゆうごう領域りょういき研究所けんきゅうじょ設立せつりつし、全国ぜんこくでは工業技術院こうぎょうぎじゅついん15研究所けんきゅうじょぐんとなる。
  • 2001ねん平成へいせい13ねん
    • 01がつ - 上記じょうき組織そしき経済けいざい産業さんぎょうしょう産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ略称りゃくしょうさん総研そうけん英文えいぶん略称りゃくしょうAIST)へ組織そしきえ。
    • 04がつ - 「独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ設立せつりつ臨海りんかいふく都心としんセンター(東京とうきょう江東こうとう)を設置せっち
  • 2014ねん平成へいせい26ねん)- 福島ふくしま再生さいせい可能かのうエネルギー研究所けんきゅうじょ略称りゃくしょう:FREA)(福島ふくしまけん郡山こおりやま)を設置せっち
  • 2015ねん平成へいせい27ねん)- 一般いっぱん独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじんから「国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん」に位置付いちづえがおこなわれる。
  • 2016ねん平成へいせい28ねん)- 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじんのうちの「特定とくてい国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん」に指定していされる[5]
  • 2018ねん平成へいせい30ねん)- かしわセンター(千葉ちばけんかしわ)を設置せっち
  • 2023ねんれい5ねん)- 北陸ほくりくデジタルものづくりセンター(福井ふくいけん坂井さかい)を設置せっち

人物じんぶつ

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役員やくいん(過去かこふくむ)

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げん所属しょぞく研究けんきゅういん

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OB・OG(研究けんきゅうけい

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OB・OG(事務じむけい

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有名ゆうめい成果せいか

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不祥事ふしょうじ・インシデント

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  • どう研究所けんきゅうじょ購入こうにゅうした備品びひんるいのうち、本来ほんらいなら現存げんそんするべき「使用しようちゅう」や「保管ほかんちゅう」と台帳だいちょう記載きさいのある備品びひんやく1まん5,000てん所在しょざい不明ふめいであることが、2014ねん平成へいせい26ねん)に会計検査院かいけいけんさいん指摘してきにより判明はんめい不明ふめい備品びひんるいには、パソコン電子でんし顕微鏡けんびきょうなどがふくまれる。また遊具ゆうぐかた研究けんきゅう装置そうち「ノボレオン」が、いち使用しようされないまま廃棄はいきされていた。会計検査院かいけいけんさいんどう研究所けんきゅうじょたいし、備品びひん管理かんり方法ほうほう改善かいぜんなどをもとめた[25]
  • 2018ねん2がつ外部がいぶからの不正ふせいアクセスをはしとし、2ヶ月かげつおよ外線がいせん遮断しゃだんなどのだい規模きぼなシステム停止ていし見舞みまわれた[26]
  • 2021ねん1がつ28にち職員しょくいん被験者ひけんしゃアルバイトの20だい女性じょせいたいするわいせつ行為こうい容疑ようぎ逮捕たいほされた。
  • 2021ねん11月17にち、わいせつ電磁でんじてき記録きろくとう送信そうしん頒布はんぷ容疑ようぎ主任しゅにん研究けんきゅういん逮捕たいほされた[27]
  • 2023ねん6がつ15にち自身じしん研究けんきゅうしているフッ素ふっそ化合かごうぶつ関連かんれんする技術ぎじゅつ中国ちゅうごく企業きぎょう漏洩ろうえいしたとして、中国ちゅうごくせき主任しゅにん研究けんきゅういん不正ふせい競争きょうそう防止ぼうしほう違反いはん営業えいぎょう秘密ひみつ開示かいじ容疑ようぎ警視庁けいしちょう公安こうあん逮捕たいほされた[28][29]研究けんきゅういんは7がつ5にち起訴きそされ、研究所けんきゅうじょ同日どうじつ懲戒ちょうかい解雇かいこした[30]研究けんきゅうデータの提供ていきょうけた中国ちゅうごく企業きぎょうやく1週間しゅうかん中国ちゅうごく特許とっきょ申請しんせいし、2020ねん6がつ取得しゅとくしていた。内容ないよう類似るいじしており、公安こうあん研究けんきゅうデータを転用てんようしたとみている[31]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 白鳥しらとりたかし『よくわかる最先端さいせんたん科学かがく研究所けんきゅうじょガイド』ぱる出版しゅっぱん、30ページ、2007ねんISBN 978-4-8272-0318-9
  2. ^ a b c 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2001ねん4がつ1にち). “工業技術院こうぎょうぎじゅついんホームページ” (html). 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. さん総研そうけんさん総研そうけんについて. 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2012ねん7がつ14にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  3. ^ a b c 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2010ねん4がつ1にち). “さん総研そうけん沿革えんかく” (html). 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. さん総研そうけんさん総研そうけんについて. 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2010ねん7がつ7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ29にち閲覧えつらん
  4. ^ 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょほう - e-Gov法令ほうれい検索けんさく(2019ねん12月30にち閲覧えつらん
  5. ^ a b c 特定とくてい国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん指定していのおらせ』(html)(プレスリリース)産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ、2016ねん10がつ1にちオリジナルの2024ねん4がつ15にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13581244/www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20161001.html2024ねん6がつ30にち閲覧えつらん 
  6. ^ 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2001ねん4がつ1にち). “AIST Home Page” (html) (英語えいご). 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. AIST:About AIST. 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2012ねん7がつ12にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ30にち閲覧えつらん
  7. ^ 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2011ねん1がつ8にち). “AIST:History” (html) (英語えいご). 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. AIST:About AIST. 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2012ねん10がつ10日とおか時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ30にち閲覧えつらん
  8. ^ 株式会社かぶしきがいしゃAIST Solutionsの設立せつりつについて』(html)(プレスリリース)産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ、2023ねん4がつ1にちオリジナルの2024ねん4がつ14にち時点じてんにおけるアーカイブhttps://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/13581244/www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/pr20230401.html2024ねん6がつ30にち閲覧えつらん 
  9. ^ 憲章けんしょう社会しゃかいなかで、社会しゃかいのために」 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ(2019ねん12月30にち閲覧えつらん
  10. ^ さん総研そうけん広報こうほう報道ほうどうしつ (2023ねん2がつ). さん総研そうけんデータブックれい5年度ねんどばん. さん総研そうけん 
  11. ^ ゼロエミッション国際こくさい共同きょうどう研究けんきゅうセンターを設立せつりつ研究けんきゅうセンターちょう吉野よしの あきら 博士はかせ就任しゅうにん内定ないてい 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ(2020ねん1がつ17にち)2020ねん2がつ3にち閲覧えつらん
  12. ^ 筑波大学つくばだいがくに「さん総研そうけん筑波大つくばだい しょくやく資源しげん工学こうがくオープンイノベーションラボラトリ」(FoodMed-OIL)を設立せつりつ入手にゅうしゅ容易よういなバイオマスを原料げんりょうとした医薬品いやくひん/機能きのうせい食品しょくひんよう物質ぶっしつ生産せいさん技術ぎじゅつ開発かいはつ 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ(2019ねん11月15にち)2019ねん12月30にち閲覧えつらん
  13. ^ https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/202106010002-spnavi
  14. ^ さん総研そうけんのベンチャー開発かいはつ事業じぎょう2019」パンフレット(さん総研そうけんベンチャー開発かいはつ技術ぎじゅつ移転いてんセンターへん)による。
  15. ^ さん総研そうけん:研究けんきゅう情報じょうほう公開こうかいデータベース一覧いちらん”. www.aist.go.jp. 2019ねん8がつ30にち閲覧えつらん
  16. ^ https://www.jstage.jst.go.jp/browse/synth/-char/ja/
  17. ^ https://www.gsj.jp/publications/gcn/
  18. ^ https://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_report/intent.html
  19. ^ 出前でまえ講座こうざ実験じっけん教室きょうしつ 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ(2021ねん4がつ15にち閲覧えつらん
  20. ^ さん総研そうけん・サイエンス・タウン さん総研そうけんありす と さん総研そうけんてれす の紹介しょうかい(2020ねん4がつ20日はつかアーカイブ) - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんWeb Archiving Project
  21. ^ http://plus-sdesign.jp/
  22. ^ さん総研そうけん理事りじ監事かんじ”. www.aist.go.jp. 2018ねん11月17にち閲覧えつらん
  23. ^ 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ (2015ねん4がつ8にち). “さん総研そうけん沿革えんかく” (html). 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. さん総研そうけんさん総研そうけんについて. 産業さんぎょう技術ぎじゅつ総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2016ねん4がつ8にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん6がつ20日はつか閲覧えつらん
  24. ^ 逮捕たいほさん総研そうけん研究けんきゅういん中国ちゅうごく国防こくぼうこう教授きょうじゅ - 産経さんけいニュース
  25. ^ さん総研そうけん備品びひん6おくえんぶん不明ふめい PCなど1まん5000てん−−検査けんさいん調しらべ”. 毎日新聞まいにちしんぶん. (2014ねん10がつ24にち). オリジナルの2014ねん10がつ28にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141028095426/http://mainichi.jp:80/select/news/20141024k0000e040219000c.html 2014ねん10がつ26にち閲覧えつらん 
  26. ^ へいしょたいする不正ふせいなアクセスにかんする事案じあんについて”. 2018ねん4がつ7にち閲覧えつらん
  27. ^ https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20211119.html
  28. ^ 中国ちゅうごく企業きぎょう先端せんたん技術ぎじゅつ情報じょうほうろうえいしたうたがい、さん総研そうけん中国ちゅうごくせき研究けんきゅういん逮捕たいほ. 読売新聞よみうりしんぶん. (2023ねん6がつ15にち). https://www.yomiuri.co.jp/national/20230615-OYT1T50179/ 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん 
  29. ^ さん総研そうけん中国ちゅうごくせき研究けんきゅういん逮捕たいほ 中国ちゅうごく企業きぎょうへの技術ぎじゅつ漏洩ろうえい容疑ようぎ. 産経新聞さんけいしんぶん. (2023ねん6がつ15にち). https://www.sankei.com/article/20230615-FSUJKP4UWVJ55M5DQMYPHURXY4/ 2023ねん6がつ15にち閲覧えつらん 
  30. ^ さん総研そうけん中国人ちゅうごくじん研究けんきゅういん起訴きそ データ漏洩ろうえい懲戒ちょうかい解雇かいこ. 産経新聞さんけいしんぶん. (2023ねん7がつ5にち). https://www.sankei.com/article/20230705-FGWBB3RM2ZL5NHRFKGC3VAN2AY/ 2023ねん7がつ5にち閲覧えつらん 
  31. ^ さん総研そうけんろうえい、データ提供ていきょうの1週間しゅうかん中国ちゅうごく企業きぎょう特許とっきょ申請しんせい内容ないよう類似るいじ. 読売新聞よみうりしんぶん. (2023ねん6がつ17にち). https://www.yomiuri.co.jp/national/20230617-OYT1T50066/ 2023ねん6がつ19にち閲覧えつらん 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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