東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい

一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい（とうきょうろくだいがくやきゅうれんめい、英えい: TOKYO BIG6 BASEBALL LEAGUE）は、東京とうきょうを所在地しょざいちとした6校こうの大学だいがくの硬式こうしき野球やきゅう部ぶで構成こうせいされた大学だいがく野球やきゅうリーグである。全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい傘下さんか。

東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい
2017年ねん春はるの閉幕へいまく式しき
競技きょうぎ	大学だいがく野球やきゅう
理事りじ長ちょう	金子かねこ 明雄あきお
開始かいし年ねん	1925年ねん
参加さんかチーム	6
国くに	日本にっぽん
前回ぜんかい優勝ゆうしょう	早稲田大学わせだだいがく（47回かい目め）
最多さいた優勝ゆうしょう	早稲田大学わせだだいがく（47回かい）
テレビ局てれびきょく	スポーツブル、NHK Eテレ
公式こうしきサイト	東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい

概要がいよう

現存げんそんしている大学だいがく野球やきゅうリーグでは最もっとも長ながい歴史れきしがある。

1903年ねんに開始かいしされた早稲田大学わせだだいがくと慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくの対抗たいこう戦せん（早慶そうけい戦せん）を発祥はっしょうとする。1906年ねん、応援おうえんの過熱かねつなどから早慶そうけい戦せんは中断ちゅうだんされたが、明治大学めいじだいがく（1914年ねん）、法政大学ほうせいだいがく（1917年ねん）、立教大学りっきょうだいがく（1921年ねん）、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく（現在げんざいの東京大学とうきょうだいがく、1925年ねん春はる）が参加さんか。1925年ねん秋季しゅうきリーグから他校たこうの説得せっとくにより早慶そうけい戦せんが再開さいかいされ、ここに東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとして正式せいしきに発足ほっそくした。
この1925年ねん秋季しゅうきリーグ戦せんの開幕かいまく試合しあい（9月がつ20日はつか開催かいさい）は、明治大学めいじだいがくと立教大学りっきょうだいがくの対戦たいせん（紫むらさき合戦かっせん）であり、東京とうきょう六ろく大学だいがくの歴史れきしは、この一いち戦せんから幕まくが開ひらかれた。翌年よくねんの1926年ねん10月には神宮球場じんぐうきゅうじょうが東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいの協力きょうりょくの下したで完成かんせい、実質じっしつ的てきには連盟れんめい専用せんよう球場きゅうじょうとして運用うんようされることになる。

プロ野球やきゅう人気にんきが高たかまりを見みせるまで長ながく日本にっぽんの野球やきゅう人気にんきの中心ちゅうしん的てき存在そんざいであり、土日どにちに神宮球場じんぐうきゅうじょうで開催かいさいされることもあって大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいの中なかでは平均へいきん入場にゅうじょう者しゃ数すうが最もっとも多おおい。プロ・アマチュア球界きゅうかいへも多数たすうの人材じんざいを送おくり出だしてきた。また、アマチュアのリーグでありながら、硬式こうしき野球やきゅうを代表だいひょうして天皇杯てんのうはいが下賜かしされている。

加盟かめい大学だいがく

神宮球場じんぐうきゅうじょう玄関げんかん前まえでの六ろく大学だいがく投手とうしゅ陣じん（1926年ねん）

• 法政大学ほうせいだいがく野球やきゅう部ぶ
• 東京大学とうきょうだいがく運動会うんどうかい硬式こうしき野球やきゅう部ぶ
• 立教大学りっきょうだいがく野球やきゅう部ぶ
• 早稲田大学わせだだいがく野球やきゅう部ぶ
• 慶應義塾けいおうぎじゅく体育たいいく会かい野球やきゅう部ぶ
• 明治大学めいじだいがく硬式こうしき野球やきゅう部ぶ

特記とっき：記き順じゅんは1年ねんごとに交代こうたいする連盟れんめい当番とうばん校こうの順番じゅんばんによる（いろは順じゅんで決きめられたもの）

各校かくこうからOB1名めいずつが先輩せんぱい理事りじとして出だされるほか、各校かくこうの部長ぶちょう・監督かんとく・主将しゅしょう・マネージャーらが理事りじとして連盟れんめいの運営うんえいに当あたる。他たに事務じむ局長きょくちょうを筆頭ひっとうとする事務じむ局員きょくいんが連盟れんめい運営うんえいの実務じつむを担当たんとうする。代表だいひょう者しゃは理事りじ長ちょうで、いろは順じゅんによる各校かくこう部長ぶちょうによる持もち回まわり、1年ねん任期にんきである。

運営うんえい概要がいよう

登録とうろく選手せんしゅ

部長ぶちょう・監督かんとく・助監督じょかんとく・コーチ・マネージャー（記録きろく員いん）以外いがいに1試合しあいにベンチ入いりできる選手せんしゅは25人にん。ベンチ入いり選手せんしゅは1試合しあい毎ごとに変更へんこう可能かのう。監督かんとく以外いがいの3人にんの指導しどう者しゃがベンチ入いりできる。その他たに、1980年ねんから2008年ねんまで特別とくべつ要員よういん（コーチ扱あつかい）1名めいがベンチ入いりできた（役割やくわりは主おもに一塁いちるいないしは三塁さんるいベースコーチであり、特別とくべつ要員よういんとして登録とうろくされた選手せんしゅは試合しあいに出場しゅつじょうできなかった）。2008年ねん春季しゅんきリーグ戦せんより、試合しあい開始かいし前まえと試合しあい中ちゅうに各かく1回かい、監督かんとく名めいとベンチ入いり全ぜん25選手せんしゅ（苗字みょうじと背番号せばんごうを表示ひょうじ）がスコアボードに表示ひょうじされるようになった。

対戦たいせん方法ほうほう

1年ねん2シーズン制せい（春季しゅんき：4月がつから5月がつ末まつ/秋季しゅうき：9月から10月がつ末まつ）をとっており、それぞれのシーズンで6チーム総そう当あたりの15カードを戦たたかう。通常つうじょう、開幕かいまく試合しあいは前ぜんシーズンの優勝ゆうしょうチームと最下位さいかいチームが、14カード目めは前ぜんシーズンで早慶そうけい以外いがいの4チーム中ちゅうの1位いチームと2位いのチームがそれぞれ対戦たいせんする。最終さいしゅう15カード目めには早慶そうけい戦せんが組くまれる。

毎週まいしゅう末まつの土曜どよう・日曜にちように1カードずつ開催かいさいしており、1週しゅう目めから7週しゅう目めは2カードずつ開催かいさい、8週しゅう目めは最終さいしゅう早慶そうけい戦せんのみを開催かいさいする。リーグ優勝ゆうしょう校こうの発議はつぎなどで9週間しゅうかんの変則へんそく日程にっていで行おこなわれることがあり、この場合ばあい、早慶そうけい戦せんは最終さいしゅう第だい9週しゅうに行おこなわれ、第だい7週しゅう、第だい8週しゅうも第だい13カード、第だい14カードがそれぞれ単独たんどくで開催かいさいされる。

秋季しゅうき大会たいかいと日本にっぽんシリーズの兼かね合あい

秋季しゅうき大会たいかいの後半こうはん、概おおむね10月がつ中ちゅう‐下旬げじゅん（年度ねんどにより11月初旬しょじゅん）に、日本にっぽんプロ野球やきゅうの日本にっぽんシリーズが行おこなわれており、神宮球場じんぐうきゅうじょうを専用せんよう球場きゅうじょうとするプロ野球やきゅう球団きゅうだんが進出しんしゅつする可能かのう性せいがある場合ばあいには、大会たいかい日程にっていを調整ちょうせいする必要ひつようがある。

※日本にっぽんシリーズは、1952年ねん以後いご、原則げんそくとして西暦せいれきの偶数ぐうすう年ねんは第だい1・2・6・7戦せん、奇き数すう年ねんは第だい3・4・5戦せんがセ・リーグ側がわの主管しゅかん、パ・リーグ側がわの主管しゅかんはその逆ぎゃくパターンである。

• 1962年ねんの日本にっぽんシリーズ「東映とうえい対たい阪神はんしん」は第だい3・4戦せんは東映とうえい主管しゅかんで神宮じんぐうで行おこなわれたものの、第だい5戦せんは学生がくせい野球やきゅう優先ゆうせんの当時とうじの取とり決きめ上じょう、後楽園こうらくえんスタジアムで行おこない、神宮球場じんぐうきゅうじょうでは東京とうきょう六ろく大学だいがく秋季しゅうきリーグ（以下いか当とう大会たいかい）が行おこなわれた。
• 1978年ねんの日本にっぽんシリーズ「ヤクルト対たい阪急はんきゅう」は、第だい1・2・6・7戦せんがヤクルト主管しゅかんとなっていたが、日本にっぽんシリーズの会期かいき中ちゅう、当とう大会たいかいとの日程にってい調整ちょうせいの折おり合あいが合あわず、ヤクルト主管しゅかんの4試合しあいは後楽園こうらくえんスタジアムで開催かいさいされ、神宮球場じんぐうきゅうじょうで当とう大会たいかいが行おこなわれた。
• 1992年ねん・1993年ねんの日本にっぽんシリーズ（いづれも「ヤクルト対たい西武せいぶ」）は、当とう連盟れんめい・東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとの折おり合あいが付つき、本来ほんらい13時じ開始かいしとすべき試合しあいを12:30開始かいしに前倒まえだおしにする形かたちでヤクルト主管しゅかん試合しあいを神宮球場じんぐうきゅうじょうで開催かいさいできるようになり、学生がくせい野球やきゅうが日本にっぽんシリーズ後ごにナイトゲームで行おこなわれた。
• 1995年ねんの日本にっぽんシリーズ「ヤクルト対たいオリックス」以後いごは、原則げんそくとして日本にっぽんシリーズは全ぜん試合しあいナイターで開催かいさいできるようになったため、明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかいとの兼かね合あいで東京とうきょうドームで代替だいたいされた2021年ねん（組くみ合あわせ同上どうじょう）を除のぞき、ヤクルト主管しゅかん試合しあいも神宮じんぐうで開催かいさいできるようになった。
  • ただし、2022年ねんの秋季しゅうき大会たいかいは8月がつのリーグ戦せん日程にってい決定けっていの際さい、2022年ねんの日本にっぽんシリーズ（組くみ合あわせ同上どうじょう）が行おこなわれる可能かのう性せいを想定そうていし、当とう大会たいかいはヤクルトの進出しんしゅつの可否かひを問とわず、前まえもってシリーズ会期かいき中ちゅうの10月がつ22・23（・24）日にちの第だい7週しゅうと、10月29・30（・31）日にちの第だい8週しゅうを1試合しあい日び・で行おこなうこととし、実際じっさいヤクルトがクライマックスシリーズ・セ・リーグで優勝ゆうしょうしたことにより、本来ほんらい1試合しあい日びは13時じ開始かいしだが10時じ開始かいしに繰くり上あげた。

試合しあい方式ほうしき

対戦たいせんカードの勝敗しょうはいの決きめ方かたとして、単純たんじゅんな1試合しあい制せいではなく、2戦せん先勝せんしょう方式ほうしきの総そう当あたりによる勝かち点てん制せいを採用さいようしている。同どう一いちカードで試合しあいを連日れんじつの日程にっていで行おこない、先さきに2勝しょうしたチームがその相手あいて校こうとの対戦たいせんに勝利しょうりしたとして対戦たいせんを終了しゅうりょう、勝利しょうりチームは勝かち点てん1を獲得かくとくする（1勝しょう1敗はいの場合ばあいは第だい3戦せんを行おこなう）。引ひき分わけの場合ばあいも再さい試合しあいを行おこない、対戦たいせん校こうのいずれかが2勝しょうするまで、対戦たいせんは完結かんけつしない。

早慶そうけい戦せんについては、大会たいかい最終さいしゅう週しゅうの単独たんどく開催かいさいで固定こていされており（9週しゅうシーズンの場合ばあいはその前まえのカードを含ふくむ）は、1日にち1試合しあいを行おこなう。

試合しあい開始かいし時刻じこくは1日にち2試合しあいの場合ばあいは第だい1試合しあい11時じ00分ふんより・第だい2試合しあい13時じ30分ふんより、1日にち1試合しあいの場合ばあいは13時じ00分ふん。2009年ねん春季しゅんきリーグ戦せんより、併用へいよう日びにおける第だい1試合しあいの開始かいしを10時じ30分ふんに早はやめた。現在げんざい、1日にち2試合しあいにおける併用へいよう日びは、10時じ開始かいしとなっている。かつては第だい1試合しあいを12時じ00分ふんより開始かいししていたため、特とくに秋あきのシーズンにおいて、第だい2試合しあいの途中とちゅうからナイトゲームとなることが多おおかった。週末しゅうまつで決着けっちゃくがつかない場合ばあいは週しゅう明あけの平日へいじつに再さい試合しあいが行おこなわれるが、月つき火ひ水曜すいようの3日間にちかんでも決着けっちゃくがつかない場合ばあいは、翌週よくしゅう以降いこうの平日へいじつに（ただし、翌週よくしゅうの予定よていカードの決着けっちゃくを優先ゆうせんして）対戦たいせんが繰くり越こされる。

試合しあい日程にっていがプロ野球やきゅうの試合しあいと重かさなる場合ばあいは併用へいよう日びと称しょうしており、試合しあい開始かいし時間じかんを早はやめるほか延長えんちょう戦せんは行おこなわず引ひき分わけとしている。プロ野球やきゅうの開始かいし時刻じこくに配慮はいりょしてのものだが、こうした規定きていがあっても六ろく大学だいがくの試合しあいが長引ながびいてプロの試合しあい開始かいしが遅おくれることがごく稀まれにある。

引ひき分わけ

引ひき分わけはプロ併用へいよう日びは9回かい終了しゅうりょう時じ、大学だいがく単独たんどく開催かいさいにおける2試合しあい日びは、12回かい終了しゅうりょう時じとなる。1試合しあい日びは、15回かい終了しゅうりょう時じ同点どうてんであれば引ひき分わけとしている（この場合ばあいでプロ野球やきゅうナイター併用へいよう日びは15回かいを満みたしていなくてもJST17時じを過すぎた時点じてんで次つぎのイニングスに入はいらない）。7回かい終了しゅうりょう（後ご攻おさむチームがリードの場合ばあいは7回かい表ひょう終了しゅうりょう時じ）をもって試合しあい成立せいりつとし、それ以前いぜんの試合しあい中止ちゅうしはノーゲームとなる。得点とくてん差さによるコールドゲームの成立せいりつは採用さいようしていない。

なお、2011年ねん東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいが発生はっせいしたのに伴ともなう節電せつでん対策たいさくの一環いっかんとして、同年どうねん春季しゅんきリーグにおいては「日没にちぼつで試合しあい続行ぞっこうが不可能ふかのうとなった場合ばあいはコールドゲーム」とするなど特別とくべつルールが制定せいていされた。
2020年ねんは新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうによる開催かいさい方式ほうしきで9回かい終了しゅうりょうで同点どうてん引ひき分わけとした。その他たは次つぎに示しめす。

• 大学だいがく野球やきゅう単独たんどくで行おこなう場合ばあいの2試合しあい日び　全ぜん試合しあいとも延長えんちょうは12回かい終了しゅうりょう時じまで。なおかつ3時じ間あいだを過すぎて次つぎのイニングに入はいらない
• 大学だいがく野球やきゅう単独たんどくで行おこなう場合ばあいの1試合しあい日び　全ぜん試合しあいとも延長えんちょうは15回かい終了しゅうりょう時じまで。時間じかん制限せいげんなし
• プロ野球やきゅうと併用へいようする場合ばあい（2試合しあい・1試合しあいとも）　全ぜん試合しあいとも延長えんちょう12回かいまで、なおかつ2時じ間あいだ半はんを過すぎて次つぎのイニングに入はいらない

順位じゅんい決定けってい方法ほうほう

• 勝かち点てんが多おおい方ほうが上位じょうい。勝かち点てんが同おなじ場合ばあいは全体ぜんたいの勝率しょうりつ比較ひかくによって順位じゅんいを決定けってい。
• 勝かち点てんも勝率しょうりつも同おなじ場合ばあいは、優劣ゆうれつの決定けっていが必要ひつような場合ばあい＝優勝ゆうしょう校こうの決定けっていに限かぎり決定けってい戦せん（プレイオフ）を行おこなう。2校こうで実施じっしの場合ばあいは1回戦かいせん制せいで勝者しょうしゃを決きめる。3校こうで実施じっしの場合ばあいは各校かくこう1回戦かいせん総そう当あたりで試合しあいを行おこない、3校こうとも1勝しょう1敗はいの場合ばあいは優勝ゆうしょうは預あずかりとし全国ぜんこく大会たいかいへの出場しゅつじょうは抽選ちゅうせんにより決定けっていする。
  • 同点どうてん決勝けっしょうの場合ばあい、延長えんちょう戦せんは回数かいすう無む制限せいげん（原則げんそく引ひき分わけなし）とする。但ただしやむをえない理由りゆう（日没にちぼつ、雨天うてん他た）でコールドゲームになった場合ばあいの引ひき分わけは後日ごじつの再さい試合しあいとする。
  • 決定けってい戦せんは2010年ねん秋季しゅうきの早稲田わせだ-慶應けいおうまで12回かい、16試合しあい実施じっし。
  • 決定けってい戦せんの成績せいせきは選手せんしゅ個人こじんの成績せいせきを含ふくめリーグ戦せんの成績せいせき累計るいけいには含ふくめない。
• 対戦たいせんする5校こう全すべてから勝かち点てんを挙あげて優勝ゆうしょうすることを「完全かんぜん優勝ゆうしょう」、10戦せん全勝ぜんしょうの場合ばあいを「全勝ぜんしょう優勝ゆうしょう」と呼よぶ。10勝しょう無敗むはいでも引ひき分わけを含ふくむ場合ばあいは全勝ぜんしょう優勝ゆうしょうとは別べつ扱あつかいとしている。

※ 以上いじょうは基本きほん的てきに東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとして独自どくじのもの。他たのリーグで採用さいようしているものもあるが、大学だいがく野球やきゅうでは基本きほん的てきにはリーグ細則さいそくは独自どくじのものとして運用うんようされる。

なお、新型しんがたコロナウィルス対策たいさくとして、2020年ねん秋季しゅうき大会たいかい～2021年ねん秋季しゅうき大会たいかいの3シーズンに限かぎり、1試合しあいごとのポイント制せいが採用さいようされた際さいは、同おなじ勝がち点てん・勝率しょうりつで1位いが2チーム並ならんだ場合ばあいは決定けってい戦せん（プレイオフ）で優勝ゆうしょうを決きめる。3チーム以上いじょうが並ならんだ場合ばあいは優勝ゆうしょう預あずかり（優勝ゆうしょう校こうなし）とする。2位い以下いかの場合ばあいは記録きろく上じょうは同どう順位じゅんいとなるが、次回じかいシーズンの組くみ合あわせ決定けっていなどの都合つごう上じょう、前ぜんシーズン（2021年ねん春季しゅんき大会たいかいの場合ばあいは2020年ねん秋季しゅうき大会たいかい）の上位じょういチームを上うえの扱あつかいとする。

審判しんぱん・公式こうしき記録きろく員いん

審判しんぱん員いん・公式こうしき記録きろく員いんとも、各校かくこうが各々おのおの選任せんにんしたOBが務つとめる。審判しんぱん員いんは各校かくこうから3名めいずつ選出せんしゅつされ、球審きゅうしん及および塁審るいしん3名めいの4名めい（照明しょうめい点灯てんとう時じは線審せんしん2名めいが加くわわる）で審判しんぱんを行おこなう。また、試合しあい判定はんていに関かかわる規則きそく委員いいんも各校かくこうから1名めいずつ、選任せんにんされたOBが務つとめる。各かく試合しあいの審判しんぱん員いん・記録きろく員いんとも、対戦たいせん当該とうがい校こう以外いがいの者ものが務つとめる（例れい：早慶そうけい戦せんでは明あきら・法ほう・立だて・東ひがしの4校こうのOBが審判しんぱん員いん及および記録きろく員いんを務つとめる）。また、球場きゅうじょうスタンド内ないのボール係がかりは、各校かくこうのベンチ入いり以外いがいの部員ぶいんが務つとめている。

背番号せばんごう・ユニフォーム

各校かくこうに共通きょうつうして、背番号せばんごうは監督かんとくが30、助監督じょかんとく・学生がくせいコーチが40・50・51、主将しゅしょうが10と決きめられている。プロ野球やきゅうにある「0」「00」番ばんは存在そんざいしない。

各校かくこうとも、背番号せばんごうに一定いっていの原則げんそくを有ゆうしている。例たとえば早稲田わせだなら、投手とうしゅは10番台ばんだい、内野ないや手しゅは一いち桁けた、正せい捕手ほしゅは6番ばん、外野がいや手しゅは20番台ばんだい、第だい二に捕手ほしゅは26番ばん（詳細しょうさいは早稲田大学わせだだいがく野球やきゅう部ぶを参照さんしょう）、明治めいじならレギュラーは守備しゅび位置いちに応おうじて背番号せばんごうが振ふり分わけられる（捕手ほしゅなら2番ばん、遊撃手ゆうげきしゅなら6番ばん）、立教りっきょうなら31番ばん以上いじょうの番号ばんごうを選手せんしゅは付つけない、などである。新人しんじんやシーズン途中とちゅうからベンチ入いりした選手せんしゅなどはその時点じてんの空あき番号ばんごうや30番台ばんだいをつけることが多おおい（年度ねんどにより使用しようしない大学だいがくもある）。背番号せばんごうはカードごとに変更へんこう可能かのうであり、開幕かいまく当初とうしょとシーズン後半こうはんで背番号せばんごうが違ちがう選手せんしゅも見みられる。

早稲田わせだのみ、9番ばんを欠番けつばんとしている。これは1972年ねんの第だい1回かい日米にちべい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけんの試合しあい中ちゅうに頭部とうぶに送球そうきゅうを受うけて死去しきょした東門ひがしもん明あきらが、大学だいがくでは9番ばんを使用しようしていたためである。

ユニフォームは早慶そうけい以外いがいの4校こうは先攻せんこう用よう・後こう攻おさむ用よう（グレーを基調きちょうとする）の2種類しゅるいを一時期いちじき使用しようしていた（長嶋ながしま茂雄しげおの立教りっきょう時代じだいの写真しゃしんで二に種類しゅるいのユニフォーム姿すがたを確認かくにんできるのはそのため）が、現在げんざいは1種類しゅるいのみ。特とくに早はや・慶けい・明あかりは帽子ぼうしやユニフォームのカラー・ロゴなどを戦前せんぜんからほとんど変かえていない。早はや・明あかりは襟えり付つきのユニフォームを使用しようしているが、これは日本にっぽん野球やきゅうの草創そうそう期きの名残なごり（その当時とうじはもっと大おおきな襟えりであったが）をとどめているものである。

1975年ねんや76年ねんに行おこなわれたプロ野球やきゅうOBによる試合しあいでは、各かく選手せんしゅの出身しゅっしん大学だいがくのユニフォームを着用ちゃくようしたが、背番号せばんごうがない時代じだいの選手せんしゅはプロ野球やきゅうでの背番号せばんごう（選手せんしゅ・指導しどう者しゃとも。長嶋ながしま茂雄しげおの3番ばんなど）を着用ちゃくようしていた。それ以外いがいにもプロ野球やきゅうでの背番号せばんごうを着用ちゃくようした選手せんしゅがいたため、各かく大学だいがくの法則ほうそくに当あてはまらない守備しゅび位置いちでの着用ちゃくようや、通常つうじょうの着用ちゃくようがほとんどない60番台ばんだい以上いじょうの背番号せばんごうを着用ちゃくようした人ひと（西本にしもと幸雄ゆきおの68番ばんなど）もいた。

選手せんしゅ表彰ひょうしょう

個人こじんタイトルは首位しゅい打者だしゃ（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ制定せいてい）と最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ（読売新聞社よみうりしんぶんしゃ制定せいてい）の2つ。それぞれにトロフィーが与あたえられる。規定きてい打席だせき・投球とうきゅう回数かいすうは時期じきにより差異さいがあったが、現在げんざいは打席だせきはプロ野球やきゅう同様どうよう試合しあい数すう×3.1を規定きてい打席だせき数すうとし、投球とうきゅう回数かいすうは試合しあい数すう×2を規定きてい回数かいすうとしている。

アマチュア野球やきゅう担当たんとう記者きしゃたちの投票とうひょうによりベストナインを選出せんしゅつしている（1954年ねん秋季しゅうきから）。ベストナイン選外せんがいの選手せんしゅでめざましい活躍かつやくをした選手せんしゅには特別とくべつ賞しょうが与あたえられる。過去かこには本塁打ほんるいだ記録きろくを大幅おおはば更新こうしんした法政ほうせい田淵たぶち幸一こういち、史上しじょう2人にん目めの完全かんぜん試合しあいを達成たっせいした立教りっきょう上うえ重しげる聡さとしの2名めい。

2003年ねん春季しゅんきリーグ戦せんより、連盟れんめいホームページにおいてファン投票とうひょうによるMVPを選出せんしゅつしている。斎藤さいとう佑たすく樹じゅが成績せいせきにかかわらず大量たいりょう得票とくひょうでMVPに選出せんしゅつされたことがあり、2010年ねん秋季しゅうきには投票とうひょうページに良識りょうしきある投票とうひょうを呼よびかける注意ちゅうい書がきが設もうけられた。

開ひらく・閉幕へいまく式しき

1937年ねん秋あきの開幕かいまく式しき

リーグ戦せん第だい1週しゅうの試合しあい前まえに開幕かいまく式しきを、早慶そうけい最終さいしゅう戦せん終了しゅうりょう後ごに閉幕へいまく式しきを行おこなう（優勝ゆうしょう決定けってい戦せんが行おこなわれるときには決定けってい戦せんの終了しゅうりょう後ご）。開幕かいまく式しきでは連盟れんめい理事りじ長ちょうの挨拶あいさつ、前ぜんシーズン優勝ゆうしょうチームからの天皇杯てんのうはい返納へんのうと選手せんしゅ宣誓せんせい（前ぜんシーズン優勝ゆうしょうチームの主将しゅしょうが行おこなう）が行おこなわれる。閉幕へいまく式しきでは各かく杯はいの授与じゅよと連盟れんめい理事りじ長ちょうの挨拶あいさつが行おこなわれる。なお個人こじん表彰ひょうしょう・ベストナイン表彰ひょうしょうは閉幕へいまく式しき中ちゅうには行おこなわれず、終了しゅうりょう後ごに表彰ひょうしょうと写真しゃしん撮影さつえいが行おこなわれる。

いずれも、東京とうきょう六ろく大学だいがく応援おうえん団だん連盟れんめいが協力きょうりょくしている。入場にゅうじょう行進曲こうしんきょくは各校かくこうの第だい一いち応援おうえん曲きょくのメドレーがリーグ戦せんの順位じゅんいの順番じゅんばんで吹奏すいそうされ、曲きょくが代かわるのに合あわせて一塁いちるい側がわファウルグラウンドに控ひかえている各校かくこうの第だい一いち応援おうえん旗きが掲揚けいようされる。

2010年ねんの結成けっせい85周年しゅうねん記念きねんとして、優勝ゆうしょう校こうには優勝旗ゆうしょうき（天皇杯てんのうはいトロフィー共々ともども持もち回まわり）が贈呈ぞうていされる。

連盟れんめいホームページ（下記かき「外部がいぶリンク」参照さんしょう）

2000年ねんより稼働かどうし、全ぜん試合しあいの速報そくほう・結果けっか、個人こじん成績せいせきや過去かこの成績せいせき、連盟れんめい役員やくいんや各校かくこうの部員ぶいん名簿めいぼなどを掲載けいさい。試合しあい速報そくほうはほぼリアルタイムに近ちかい速はやさで配信はいしんしている。試合しあい速報そくほう・結果けっかの画面がめんは、神宮球場じんぐうきゅうじょうのスコアボードを模もしている。ファン投票とうひょうによるMVP選出せんしゅつも行おこなっている。携帯けいたい版ばんでも試合しあい速報そくほうをほぼリアルタイムで配信はいしんしている。以前いぜんは神宮球場じんぐうきゅうじょうテレフォンサービスもあり、プロ野球やきゅうを含ふくめて試合しあい予定よてい、経過けいか、結果けっかを確認かくにんすることができた。

フレッシュリーグ（新人しんじん戦せん）

2016年度ねんど秋季しゅうきまで、新人しんじん戦せんとして春秋しゅんじゅうリーグ戦せんの最終さいしゅう日び（原則げんそくとして早慶そうけい戦せん）の翌日よくじつから行おこなわれた。出場しゅつじょうは1・2年生ねんせいが対象たいしょうで（他校たこうより部員ぶいん数すうが少すくない東大とうだいは3・4年生ねんせいも参加さんか可能かのう）、原則げんそくとして神宮球場じんぐうきゅうじょうで行おこなうが、プロ野球やきゅうの試合しあいスケジュールの都合つごうで、加盟かめい各かく大学だいがくのグラウンドを借かりて開催かいさいする場合ばあいもあった。

大会たいかいは特別とくべつルールが適用てきようされ、延長えんちょう戦せんはタイブレークを採用さいよう。「ノーアウト1・2塁るい」という設定せっていとし、9回かい終了しゅうりょう時じの次つぎの打者だしゃから攻撃こうげきを開始かいし。9回かい終了しゅうりょう時じの最後さいごの2人ふたりの打者だしゃがそれぞれ1・2塁るいにたつ。また試合しあい成立せいりつ後ご天災てんさいにより同点どうてんで途中とちゅう打うち切きりとなった場合ばあいはサスペンデッドゲームとする。2016年ねんまで新人しんじん戦せんトーナメントだった時期じきは決勝けっしょう戦せんと3位い決定けってい戦せんはタイブレークは適用てきようせず。神宮じんぐうでプロ野球やきゅう開催かいさいがある場合ばあいの午後ごご4時じ以後いごを超こえた場合ばあいは次つぎのイニングに入はいらない。また日没にちぼつ・および神宮じんぐうの規定きてい時間じかんを越こえて同点どうてんである場合ばあい、決勝けっしょう戦せんは優勝ゆうしょう預あずかりとみなす。3位い決定けってい戦せんは9回かい終了しゅうりょうで次つぎのイニングに入はいらない。（但ただし加盟かめい校こうのグラウンドで行おこなう場合ばあい3位い決定けってい戦せんを実施じっししない）審判しんぱんは球審きゅうしんと塁審るいしん（内野ないや全すべてを兼かねる）の2人ふたり。

2017年度ねんど春季しゅんきからは、フレッシュリーグの名称めいしょうでリーグ戦せんの前座ぜんざとして、開幕かいまく日び、リーグ戦中せんちゅうのプロ野球やきゅう併用へいよう日びを除のぞく毎日まいにち1試合しあい及およびリーグ戦せん最終さいしゅう日びの翌日よくじつから3日間にちかんは各かく2試合しあい、6チーム総そう当あたりリーグを行おこなう。リーグ戦せんと同時どうじ開催かいさい日びは9回かい以前いぜんでも1時じ間あいだ50分ふんを超こえて新あらたなイニングに入はいらない。同年どうねん秋季しゅうきは従来じゅうらい通どおりトーナメントを行おこなう。2018年度ねんど春季しゅんきからは指名しめい打者だしゃ制度せいど導入どうにゅう。

その他た

• スタンドインしたホームランボール・ファウルボールを拾得しゅうとくした観客かんきゃくは前記ぜんきのボール係がかりに渡わたさなければならないが、その代かわりに連盟れんめいオリジナルのピンバッジがプレゼントされる。
• 例年れいねん、春季しゅんきリーグ戦せん開幕かいまくの前週ぜんしゅうには、日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい関東かんとう地区ちく連盟れんめいとの共催きょうさいで「東京とうきょう六ろく大学だいがく・社会しゃかい人じん野球やきゅう対抗たいこう戦せん」を実施じっししている（加盟かめい校こう各かく1試合しあい、9回かい打うち切きり、雨天うてんは延期えんきなし中止ちゅうし）。社会しゃかい人じんも指名しめい打者だしゃは使つかわず、金属きんぞくバット時代じだいも木製もくせいであった。
• リーグ戦せん以外いがいには夏季かきなどに地方ちほう球場きゅうじょうで選抜せんばつチーム等とうによる試合しあいを開催かいさいしている。応援おうえん団だんも招待しょうたいされるなど盛もり上あがりを見みせている。

連盟れんめい結成けっせいまでの経緯けいい

連盟れんめい成立せいりつ・結成けっせいにまつわる経緯けいいと諸説しょせつ

東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいが結成けっせいされた当時とうじは娯楽ごらく文化ぶんかが現在げんざいとはだいぶ異ことなる様相ようそうを呈ていしており、当該とうがい野球やきゅう対抗たいこう戦せんはスポーツ競技きょうぎ娯楽ごらくとして絶大ぜつだいな人気にんきを集あつめていた（詳細しょうさいは前述ぜんじゅつの特徴とくちょうの章しょうを参照さんしょう）。このため、六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい成立せいりつ前まえの加盟かめい候補こうほに挙あがったチームや、成立せいりつ後ごに至いたってもこの連盟れんめいに加盟かめいを希望きぼうするチームは枚挙まいきょにいとまなかった。また、東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとの関係かんけいに関かんしてもさまざまな異説いせつが流布るふされている（詳細しょうさいは東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい参照さんしょう）。

以下いかにそれらにまつわる事例じれいを紹介しょうかいする。（下記かきの大学だいがく以外いがいにも伝承でんしょう・伝聞でんぶんが諸説しょせつ存在そんざいするが、検証けんしょう可能かのうなものについてのみ記述きじゅつした。）

第だい1回かい早慶そうけい戦せんの両校りょうこう選手せんしゅ
（1903年ねん11月21日にち。前列ぜんれつ右みぎから吉川よしかわ清きよし、小原おはら益えき遠とお、宮原みやはら清きよし、河野こうの安通あんつう志こころざし、青木あおき泰一やすいち、橋戸はしど信しん、時任ときとう彦一ひこいち、森本もりもと繁雄しげお、林田はやしだ峯みね次じ、後列こうれつ右みぎから宮本みやもと熊三郎くまさぶろう、猪瀬いのせ順じゅん、桜井さくらい弥一郎やいちろう、泉谷いずみや祐ゆう勝かち、高浜たかはま徳一とくいち、押川おしかわ清きよし、柳やなぎ弥五郎やごろう、獅子しし内ない謹一きんいち郎ろう、鈴木すずき豊ゆたか）

1906年ねん10月がつ28日にちの早慶そうけい1回戦かいせん

三さん大学だいがくリーグ開幕かいまく（『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』 1914年ねん11月3日にち付づけ5面めん）

• 1883年ねん - 立教大りっきょうだい学校がっこう（現げん・立教大学りっきょうだいがく）の野球やきゅうチームが新橋しんばし停車場ていしゃじょうで野球やきゅう対抗たいこう戦せんを行おこなう。
• 1884年ねん - 米国べいこく人じん教師きょうしストーマーが慶應義塾けいおうぎじゅくで初はじめて野球やきゅう指導しどうを行おこなう。
• 1888年ねん - 三田みたベースボール倶楽部くらぶ（慶大けいだい野球やきゅう部ぶの前身ぜんしん）発足ほっそく。
• 1892年ねん - 慶應義塾けいおうぎじゅく体育たいいく会かい創設そうせつ、ベースボール倶楽部くらぶもその一部いちぶとなる。
• 1901年ねん - 早大そうだい野球やきゅう部ぶ発足ほっそく。
• 1902年ねん - 戸塚とつか球場きゅうじょう開設かいせつ。
• 1903年ねん - 綱つな町まち球場きゅうじょう開設かいせつ。早稲田大学わせだだいがくからの挑戦ちょうせん状じょうに慶應義塾けいおうぎじゅくが応おうじ、初はじめての早慶そうけい戦せんを実施じっし。
  • 11月21日にち - 慶けい11 - 9早はや（綱つな町まち）
• 1904年ねん - 早慶そうけい両校りょうこう、一いち高だかに勝利しょうり（一いち高だか時代じだいの終焉しゅうえん）。
• 1905年ねん - 早大そうだい野球やきゅう部ぶ、安部あべ磯雄いそお部長ぶちょう引率いんそつのもと日本にっぽんの野球やきゅうチームとして初はつのアメリカ遠征えんせいを行おこない、米国べいこく野球やきゅうの最新さいしん知識ちしきを得えて帰国きこく。早慶そうけい戦せんが定期ていき戦せんとなる（それまでは任意にんい試合しあい）。
• 1906年ねん - 早慶そうけい戦せん中止ちゅうし（1925年ねんまで復活ふっかつせず）。
  • 10月28日にち - 早慶そうけい1回戦かいせん 早はや1 - 2慶けい（戸塚とつか）　慶應けいおう応援おうえん団だん、大隈おおくま邸ていの前まえで万歳ばんざいを叫さけぶ。
  • 11月03日にち - 早慶そうけい2回戦かいせん 早はや3 - 0慶けい（綱つな町まち）　早大そうだい応援おうえん団だん、故こ福沢ふくさわ邸ていの前まえで万歳ばんざいを叫さけぶ。
  • 11月10日にち - 翌日よくじつに予定よていされていた早慶そうけい3回戦かいせん中止ちゅうし（「学生がくせいがあまりに昂奮こうふんして事件じけんでも起おこすやうな事ことがあってはお互ひに困こまる」との理由りゆうによる）。
• 1907年ねん - 横浜よこはま外人がいじんアマチュア倶楽部くらぶの主唱しゅしょうで、横浜よこはま商業しょうぎょう・学習がくしゅう院いん・早稲田大学わせだだいがくの4チームで、京浜けいひん野球やきゅうリーグを結成けっせい。
• 1909年ねん - 立大りつだい野球やきゅう部ぶが1907年ねんに発足ほっそくした大学だいがく当局とうきょくから部ぶとして認みとめられる。ヴァージニア大学だいがくの選手せんしゅであった青年せいねん教授きょうじゅのハーバート・ロイドから技術ぎじゅつ的てき指導しどうを受うける。
• 1910年ねん
  • 中央大学ちゅうおうだいがくの有志ゆうしチームと明治大学めいじだいがくの有志ゆうしチームが三菱みつびしケ原ばらで対戦たいせん（1勝しょう1敗はい）。
  • 明大めいだい野球やきゅう部ぶ発足ほっそく。柏木かしわぎにグラウンドを開ひらき、慶大けいだい野球やきゅう部ぶの指導しどうを仰あおぐ。
• 1911年ねん
  • 早大そうだい野球やきゅう部ぶ、早慶そうけい戦せん復活ふっかつに応おうじない慶應けいおうに絶縁ぜつえん状じょうを発はっする。
  • 早さ明あかり戦せん始はじまる。
• 1913年ねん - 明大めいだい野球やきゅう部ぶが第だい1回かい東洋とうようオリンピック大会たいかいに出場しゅつじょうして全勝ぜんしょう。

飛田ひだ穂みのる洲しゅう（三さん大学だいがくリーグ結成けっせい時じは東京とうきょう運動うんどう記者きしゃ倶楽部くらぶの委員いいん、1919年ねんに早大そうだい野球やきゅう部ぶ監督かんとくとなり、「本邦ほんぽうのマグロー氏し」と称しょうされた）

• 1914年ねん - 明大めいだい野球やきゅう部ぶの主唱しゅしょうにより早慶そうけい明あかりの三さん大学だいがくリーグを結成けっせい。
  • 各かく野球やきゅう部ぶの完成かんせいを期きするため有料ゆうりょう試合しあいとする。
  • 早大そうだい野球やきゅう部ぶは慶應けいおうへの絶縁ぜつえん状じょうを取とり消けす。
  • この時点じてんでは早慶そうけい戦せんは復活ふっかつしなかったため、明治めいじが早慶そうけいと戦たたかうだけの変則へんそくリーグとなった。
  • 開幕かいまく戦せんは11月2日にちに行おこなわれた慶明よしあき戦せんである（綱つな町まち球場きゅうじょう）。
• 1915年ねん
  • 法大ほうだい野球やきゅう部ぶが正式せいしきに発足ほっそく。
  • 早はや法ほう戦せん始はじまる。
• 1916年ねん
  • 明大めいだい駒沢こまざわグラウンド開設かいせつ。
  • 法政大学ほうせいだいがくが客員きゃくいん格かくで三さん大学だいがくリーグに加くわわる。
• 1917年ねん
  • 嘉納かのう治五郎じごろう、第だい3回かい極東きょくとう選手権せんしゅけん競技きょうぎ大会たいかいを機きに早慶そうけいの仲介ちゅうかいを試こころみるも失敗しっぱい。
  • 法政大学ほうせいだいがくが三さん大学だいがくリーグに正式せいしき加盟かめい、四よん大学だいがくリーグとなる。
  • 法大ほうだい神田かんだ橋きょうグラウンドを開設かいせつ。
  • 東京帝大とうきょうていだい野球やきゅう部ぶ、中野なかの武二たけじにより創設そうせつ。
• 1918年ねん - 立大りつだい野球やきゅう部ぶ、築地つきじから池袋いけぶくろに移転いてん。

東大とうだいいよいよ野球やきゅうリーグ加盟かめい（『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』 1925年ねん3月がつ4日にち付づけ夕刊ゆうかん2面めん）

板倉いたくら卓造たくぞう（左ひだり）と高田たかだ早苗さなえ（右みぎ）

• 1919年ねん
  • 東京帝大とうきょうていだい野球やきゅう部ぶが正式せいしきに発足ほっそく。
  • 法大ほうだい中野なかのグラウンド開設かいせつ。
• 1921年ねん - 立教大学りっきょうだいがく、飛田ひだ穂みのる洲しゅうの後押あとおしにより四よん大学だいがくリーグに加盟かめい、五ご大学だいがくリーグとなる。
• 1923年ねん - 関東大震災かんとうだいしんさいにより秋あきのリーグ戦せん開幕かいまくが11月1日にちに延期えんきされる。
• 1924年ねん - 東京帝大とうきょうていだいが早稲田わせだと対戦たいせんし、敗やぶれたとはいえ7-9と善戦ぜんせん。
  • 春はるの連盟れんめい会議かいぎで早慶そうけい戦せんを復活ふっかつすべきとの要望ようぼうがなされる。慶應けいおうからは今秋こんしゅうまで待まってほしいと回答かいとう。
  • 秋あきの連盟れんめい会議かいぎで慶應けいおうから早慶そうけい戦せんは来春らいしゅんまで待まってほしいと回答かいとう。
• 1925年ねん - 東京帝大とうきょうていだいが五ご大学だいがくリーグに参加さんか。春はるは早はや慶明よしあき立りつと試験しけん的てきに1試合しあいずつ対戦たいせんし、秋あきに至いたって正式せいしき加盟かめいが認みとめられた。
  • 春はるの連盟れんめい会議かいぎで慶應けいおうから早慶そうけい戦せんは今秋こんしゅうまで待まってほしいと回答かいとう。それに対たいして内海うつみ弘蔵こうぞう（明大めいだい野球やきゅう部長ぶちょう）と武満たけみつ国雄くにお（法大ほうだい監督かんとく）が中心ちゅうしんとなり「早稲田わせだとの試合しあいを拒こばむ慶應けいおうを除外じょがいして、新しんリーグを組織そしきする」と通告つうこく。窮地きゅうちに追おい込こまれた慶大けいだい野球やきゅう部ぶは選手せんしゅ・OBが一丸いちがんとなって関係かんけい者しゃの説得せっとくに奔走ほんそうした。
  • 5月29日にち - 慶應義塾けいおうぎじゅく体育たいいく会かいで早慶そうけい戦せん復活ふっかつを決議けつぎ。
  • 6月16日にち - 慶應義塾けいおうぎじゅく評議ひょうぎ員いん会かいでも復活ふっかつの意見いけんがまとまる。
  • 6月19日にち - 高田たかだ早苗さなえ（早大そうだい）と板倉いたくら卓造たくぞう（慶大けいだい）の会談かいだんにより早慶そうけい両校りょうこうの和解わかい成立せいりつ。
  • 9月11日にち - 秋あきの連盟れんめい会議かいぎで早慶そうけい戦せん復活ふっかつが正式せいしき決定けってい。

• 太平洋戦争たいへいようせんそう終戦しゅうせん後ごのリーグ戦せん再開さいかい時じに、同おなじく東京とうきょう都内とないの大学だいがく野球やきゅう有力ゆうりょく校こうが多おおく所属しょぞくしている東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいなどからの合併がっぺい打診だしん等とうがあったが、そのまま変かわらぬ加盟かめい校こう構成こうせいを堅持けんじしたまま今いまに至いたっている。当時とうじの東都とうと合併がっぺい拒否きょひは、その直後ちょくごの三さん大学だいがく野球やきゅう王座おうざ決定けってい戦せんの開催かいさいと全国ぜんこく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいの結成けっせいの遠因えんいんにもなった。

沿革えんかく

※連盟れんめい結成けっせい以降いこうを記述きじゅつ。

大正たいしょう、昭和しょうわ前期ぜんき

早慶そうけい戦せん再開さいかいに先立さきだち2塁るい上じょうで演説えんぜつを行おこなう安部あべ磯雄いそお

宮武みやたけ三郎さぶろう（左ひだり）と小川おがわ正太郎しょうたろう（右みぎ）

• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）
  • 9月がつ20日はつか - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい発足ほっそく。開幕かいまく試合しあいは明治めいじ - 立教りっきょう1回戦かいせん（駒沢こまざわ球場きゅうじょう）。
  • 9月22日にち - 東あずま武雄たけおが帝みかど法ほう1回戦かいせんで六ろく大学だいがく最初さいしょの本塁打ほんるいだを放はなつ（中ちゅう野球やきゅう場じょう）。
  • 10月19・20日にち - 早慶そうけい戦せん再開さいかい（戸塚とつか球場きゅうじょう）。
  • 11月27日にち - 早稲田大学わせだだいがくが10勝しょう1敗はいで六ろく大学だいがく最初さいしょの優勝ゆうしょう校こうとなる。
• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん/昭和しょうわ元年がんねん）
  • 5月27日にち - 春季しゅんきリーグ戦せんで慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくが初はつ優勝ゆうしょう。
  • 10月23日にち - 神宮球場じんぐうきゅうじょう落成らくせい。奉献ほうけん式しきに摂政せっしょう宮みや皇太子こうたいし裕仁ひろひと親王しんのう（のちの昭和しょうわ天皇てんのう）台たい臨し、六ろく大学だいがく選抜せんばつ紅白こうはく戦せんを観戦かんせん。摂政せっしょう杯はい下賜かし。
  • 10月24日にち - 明治めいじ－法ほう政戦せいせんで神宮じんぐう初はつの公式こうしき戦せんを開催かいさい。
  • 11月18日にち - 優勝ゆうしょう校こう（早大そうだい）に摂政せっしょう杯はいが授与じゅよされる。
  • 11月19日にち - 優勝ゆうしょう校こうにアメリカ大使たいし杯はいが授与じゅよされる。
• 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）
  • 4月がつ02日にち - 早大そうだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（7月がつ21日にち帰国きこく）。
  • 10月15日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう中継ちゅうけい開始かいし（早稲田わせだ－明治めいじ2回戦かいせん）。
  • 11月09日にち - 秋季しゅうきリーグ戦せんで明治大学めいじだいがくが初はつ優勝ゆうしょう。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）
  • 3月29日にち - 慶大けいだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（8月がつ3日にち帰国きこく）。
  • 4月がつ22日にち - 若林わかばやし忠志ただし投手とうしゅ（日系にっけい2世せい）の出場しゅつじょう資格しかく問題もんだい起おこる。
  • 5月29日にち - 最高さいこう委員いいん会かいを設置せっち。
  • 9月 - 専属せんぞく審判しんぱん制度せいど導入どうにゅう決定けってい。
  • 11月4日にち - 秋季しゅうきリーグ戦せんで慶應けいおうが10戦せん全勝ぜんしょう。

東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうの一いち場面ばめん（1930年ねん秋あきの法立ほうりゅう戦せん）

1932年ねん春はる六ろく大学だいがくリーグ戦せん入場にゅうじょう式しき

慶應けいおう応援おうえん席せきの人文字ひともじ（1933年ねん）

• 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）
  • 3月15日にち - 明大めいだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（7月がつ25日にち帰国きこく）。
  • 4月がつ21日にち - 神宮球場じんぐうきゅうじょうで初はつの入場にゅうじょう式しきを行おこなう。
  • 11月1日にち - 明治めいじ神宮じんぐう体育たいいく大会たいかいでの早慶そうけい戦せんに昭和しょうわ天皇てんのうが行幸ぎょうこう。最初さいしょの天覧てんらん試合しあい。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）10月がつ29日にち - 秋季しゅうきリーグ戦せんで法政大学ほうせいだいがくが初はつ優勝ゆうしょう。
• 1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）
  • 4月がつ04日にち - 法大ほうだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（7月がつ28日にち帰国きこく）。
  • 5月09日にち - 神宮球場じんぐうきゅうじょう拡張かくちょう工事こうじ竣功しゅんこう、春季しゅんきリーグより全ぜん試合しあいの試合しあい会場かいじょうを神宮球場じんぐうきゅうじょうとする。
  • 5月18日にち - 慶應けいおう－明治めいじ2回戦かいせんで「八はち十じゅう川がわボーク事件じけん」（専属せんぞく審判しんぱん制度せいど廃止はいし）。
  • 10月27日にち - 秋季しゅうきリーグ戦せんで立教大学りっきょうだいがくが初はつ優勝ゆうしょう。
• 1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）
  • 4月がつ01日にち - 野球やきゅうノ統制とうせい並なみ施行しこうニ関せきスル件けん（いわゆる野球やきゅう統制とうせい令れい）発効はっこう。
  • 4月がつ07日にち - 立大りつだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（7月がつ2日にち帰国きこく）。
  • 4月がつ28日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいが文部省もんぶしょう訓令くんれい第だい四よん号ごうにより常置じょうち団体だんたいとして公認こうにんされる。
  • 5月がつ10日とおか - 早稲田わせだがリーグを脱退だったい。
  • 5月14日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいを「東京大学とうきょうだいがく野球やきゅう連盟れんめい」と改称かいしょう（戦後せんご旧称きゅうしょうに戻もどす）。
  • 9月07日にち - 太田おおた四よん州しゅうら東京とうきょう運動うんどう記者きしゃ倶楽部くらぶの斡旋あっせんにより、早大そうだいがリーグ復帰ふっき。
• 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）
  • 4月がつ16日にち - 年間ねんかん1シーズン制せいを採用さいよう（春はる1試合しあい、秋あき2試合しあい総そう当あたり制せい）。
  • 10月1日にち - 早はや立りつ3回戦かいせんで「宵よい越えつ試合しあい」。
  • 10月7日にち - 慶けい立りつ2回戦かいせんの判定はんていをめぐって「審判しんぱん忌避きひ事件じけん」起おこる。
  • 10月22日にち - 早慶そうけい3回戦かいせんで「リンゴ事件じけん」。
• 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）
  • 4月がつ05日にち - 各校かくこうの配分はいぶん金きんを6万まん円えんに制限せいげん、入場にゅうじょう料りょうを1円えん、50銭せん、30銭せん、学生がくせい10銭ぜにに減額げんがく。
  • 4月がつ20日はつか - 春はる・秋あき各かく2試合しあい総そう当あたり制せいに変更へんこう。
  • 春季しゅんきから早慶そうけい戦せんが最終さいしゅう戦せんに固定こていされる。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）
  • 5月01日にち - 早大そうだい野球やきゅう部ぶ渡米とべい（7月がつ15日にち帰国きこく）。
  • 10月5日にち - 日程にっていの関係かんけいで慶けい立りつ2回戦かいせんのみ戸塚とつか球場きゅうじょうで開催かいさい。
  • 職業しょくぎょう野球やきゅうの台頭たいとうにより六ろく大学だいがく選手せんしゅ（景けい浦うら将しょう、野口のぐち明あきらなど）の引ひき抜ぬきが相次あいつぐ。
• 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん） - 開会かいかい式しきと閉会へいかい式しきで全校ぜんこう選手せんしゅの参加さんか、グラウンド往復おうふくの自動車じどうしゃ利用りよう禁止きんし、試合しあい前まえに両りょうチーム本塁ほんるい側がわに集あつまっての挨拶あいさつなどを規定きてい。
• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）10月がつ31日にち - 明治めいじが4連覇れんぱを達成たっせい。
• 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）8月がつ16日にち - 文部省もんぶしょうの干渉かんしょうにより平日へいじつの試合しあいが禁止きんし、1日にち3ゲームの短縮たんしゅく日程にっていとなる。

戦前せんぜん最後さいごの六ろく大学だいがく野球やきゅう入場にゅうじょう式しき
（1942年ねん10月がつ3日にち）

出陣しゅつじん学徒がくと壮行そうこう早慶そうけい戦せん
（1943年ねん10月がつ16日にち）

• 1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）
  • 3月27日にち - 春はる2試合しあい総そう当あたり、秋あき一本いっぽん勝負しょうぶに変更へんこう。
  • 6月がつ08日にち - 東亜とうあ競技きょうぎ大会たいかいで連盟れんめい選抜せんばつが優勝ゆうしょう。
  • 6月22日にち - 春季しゅんきリーグ戦せんで慶けい・明あきら・立だてが7勝しょう3敗はい（同率どうりつ首位しゅい）、優勝ゆうしょう預あずかりとなる。
  • 9月14日にち - 文部省もんぶしょうの圧あつ力りょくにより秋季しゅうきリーグ戦せんが1回戦かいせん総そう当あたりに短縮たんしゅく。
• 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）9月がつ11日にち - 文部省もんぶしょうの意向いこうにより土曜日どようびの試合しあいも禁止きんし、1日にち3試合しあいの変則へんそく日程にっていを採用さいよう。
• 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）
  • 4月がつ18日にち - 春季しゅんきリーグ戦せん開幕かいまく日びに空襲くうしゅう警報けいほう発令はつれい（ドーリットル空襲くうしゅう）。開幕かいまくを1週間しゅうかん延期えんき。
  • 10月3日にち - 1回戦かいせん総そう当あたり、1日にち3試合しあいの変則へんそく日程にっていで秋季しゅうきリーグ戦せん開幕かいまく、同月どうげつ25日にちの試合しあいが結果けっか的てきに戦前せんぜん最後さいごの六ろく大学だいがく公式こうしき戦せんとなった。
• 1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）
  • 4月がつ6日にち - 文部省もんぶしょうが3月29日にちに制定せいていした戦時せんじ学徒がくと体育たいいく訓練くんれん実施じっし要綱ようこうに沿そって、重点じゅうてんをおかざる野球やきゅうの大会たいかいとみなした大学だいがくリーグ戦せんの解散かいさんを要求ようきゅう。
  • 4月がつ28日にち - 東京大学とうきょうだいがく野球やきゅう連盟れんめい解散かいさん、摂政せっしょう杯はいを宮みや内省ないせいに返還へんかん。
  • 10月16日にち - 出陣しゅつじん学徒がくと壮行そうこう早慶そうけい戦せんを開催かいさい（戸塚とつか球場きゅうじょう）。
• 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん） - 合同ごうどう練習れんしゅうの名目めいもくで立教りっきょうと早稲田わせだが対戦たいせん（戸塚とつか球場きゅうじょう）。

昭和中しょうわなか後期こうき

• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
  • 8月がつ15日にち - 玉音ぎょくおん放送ほうそう、第だい2次じ世界せかい大戦たいせんの実質じっしつ的てきな終結しゅうけつ。
  • 9月2日にち - 降伏ごうぶく文書ぶんしょ調印ちょういん（連合れんごう国軍こくぐん占領せんりょう下かの日本にっぽんも参照さんしょう）
  • 9月18日にち - 神宮じんぐう外苑がいえん、占領せんりょう軍ぐんに接収せっしゅうされる。
  • 10月28日にち - 六ろく大学だいがくOB紅白こうはく戦せんを開催かいさい（神宮球場じんぐうきゅうじょう）。
  • 11月18日にち - 全ぜん早慶そうけい戦せんを開催かいさい（神宮球場じんぐうきゅうじょう）。

戦後せんご最初さいしょの六ろく大学だいがく野球やきゅう開幕かいまく式しき
（1946年ねん5月がつ19日にち、上井草かみいぐさ球場きゅうじょう）

• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）
  • 3月11日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう復活ふっかつ決定けってい。
  • 5月19日にち - 春季しゅんきリーグ戦せん開幕かいまく。前半ぜんはん戦せんは上井草かみいぐさ球場きゅうじょう、後半こうはん戦せんは後楽園こうらくえん球場きゅうじょう使用しようでの1回戦かいせん制せい。
  • 6月16日にち - 慶大けいだいが戦後せんご最初さいしょの優勝ゆうしょう校こうとなる。東大とうだいも健闘けんとうして2位い（歴代れきだい最高さいこう順位じゅんい）。
  • 9月14日にち - 秋季しゅうきリーグ戦せん開幕かいまく（3回戦かいせん制せい）。神宮球場じんぐうきゅうじょう使用しよう許可きょか。
  • 11月1日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいに天皇杯てんのうはいを下賜かし。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）
  • 大学だいがく野球やきゅう王座おうざ決定けってい戦せん開催かいさいのため、東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい、関西かんさい六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい（旧きゅう関西かんさい六ろく大学だいがく）とともに全国ぜんこく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいを結成けっせい。
  • 春季しゅんきは後楽園こうらくえん・東大とうだい・和泉いずみの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。東大とうだいに初はじめて応援おうえん部ぶが登場とうじょう。
  • 秋季しゅうきは神宮じんぐう・後楽園こうらくえん・戸塚とつか・東大とうだいの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。
• 1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）
  • 勝かち点てん制せいを採用さいようし、首位しゅい同どう勝かち点てんの場合ばあいは勝率しょうりつ関係かんけいなしで優勝ゆうしょう決定けってい戦せんを行おこなう方式ほうしきになる。
  • 春季しゅんきは神宮じんぐう・後楽園こうらくえん・東大とうだい・戸塚とつか・和泉いずみの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。
  • 秋季しゅうきは神宮じんぐう・東大とうだい・和泉いずみの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）
  • 春季しゅんきは神宮じんぐう・後楽園こうらくえん・上井草かみいぐさの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。
  • 6月13日にち - 早慶そうけい戦せんに先立さきだち、ダグラス・マッカーサー元帥げんすいが早慶そうけい両校りょうこうに激励げきれいのメッセージを寄よせた。
  • 秋季しゅうきも神宮じんぐう・後楽園こうらくえん・上井草かみいぐさの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。

1951年ねん春はるの東ひがし立りつ決勝けっしょう戦せん
（武蔵野むさしのグリーンパーク）

三塁さんるいから生還せいかんする長嶋ながしま茂雄しげお（1955年ねん秋あきの早はや立たて1回戦かいせん）

• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）
  • 春季しゅんきは神宮じんぐうと上井草かみいぐさを使用しよう。
  • 秋季しゅうきは全ぜん試合しあいが神宮じんぐう開催かいさいとなる。
  • 11月6日にち - 昭和しょうわ天皇てんのう天覧てんらん早慶そうけい戦せん開催かいさい。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん)
  • 春季しゅんきは神宮じんぐう・上井草かみいぐさ・武蔵野むさしのグリーンパークの各かく球場きゅうじょうを使用しよう。
  • 秋季しゅうきは全ぜん試合しあいが神宮じんぐう開催かいさいとなる。
• 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）
  • 1月がつ01日にち - 全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう連盟れんめい結成けっせい。東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいも同どう連盟れんめい傘下さんかとなる。
  • 3月31日にち - 神宮球場じんぐうきゅうじょう返還へんかん。同年どうねん春季しゅんきより、同どう勝かち点てんの場合ばあいは勝率しょうりつで優勝ゆうしょうを決きめることに規約きやくを改正かいせい。
  • 4月がつ16日にち - 法ほう東ひがし決勝けっしょう戦せんを上井草かみいぐさ球場きゅうじょうで開催かいさい。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）4月がつ12日にち - 春季しゅんきリーグ戦せんの入場にゅうじょう式しきと開幕かいまく戦せんをNHKがテレビ中継ちゅうけい（日本にっぽん初はつのテレビスポーツ中継ちゅうけい）。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん） - 春季しゅんきから優勝ゆうしょう校こうにNHK杯はいを授与じゅよ。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）11月3日にち - 長嶋ながしま茂雄しげお（立大りつだい）が六ろく大学だいがく本塁打ほんるいだ通算つうさん記録きろくを更新こうしん（8本ほん）。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん） - 立教りっきょうが4連覇れんぱを達成たっせい。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん） - 春季しゅんきから背番号せばんごう制せいを導入どうにゅう。
• 1960年ねん（昭和しょうわ35年ねん）11月6～12日にち - 早慶そうけい六ろく連戦れんせん（早大そうだい優勝ゆうしょう）。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）5月がつ17日にち - 渡辺わたなべ泰やすし輔（慶大けいだい）が六ろく大学だいがく最初さいしょの完全かんぜん試合しあいを達成たっせい。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）
  • 1月がつ26日にち - 飛田ひだ穂みのる洲しゅう死去しきょ。初はつの学生がくせい野球やきゅう葬そうを挙行きょこう（31日にち）。
  • 4月がつ30日にち - 春季しゅんきからプロだけで使用しようしていた神宮球場じんぐうきゅうじょう左右さゆう両翼りょうよくのラッキーゾーンを固定こていして使用しようすることに変更へんこう。

法政ほうせい三さん羽わガラス（1968年ねん）

• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん） - 春季しゅんきから明治維新めいじいしん百ひゃく年ねんを記念きねんして優勝ゆうしょう校こうに明治めいじ神宮じんぐう杯はいが贈おくられることになる。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん） - 山中やまなか正ただし竹ちく（法大ほうだい）が六ろく大学だいがく通算つうさん最多さいた勝利しょうり（48勝しょう）を達成たっせい。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）1月がつ28日にち - 大学だいがく紛争ふんそうの影響えいきょうで部員ぶいん不足ふそくに陥おちいった東大とうだいに対たいして留年りゅうねん生せいの出場しゅつじょうを認みとめる特例とくれい措置そちを承認しょうにん。
• 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）
  • 第だい1試合しあい開始かいしを午後ごご2時じ、第だい2試合しあい開始かいしを午後ごご4時半じはんに変更へんこう（この年としのみ）。
  • 春季しゅんきリーグ戦せんで法政ほうせいが4連覇れんぱを達成たっせい。
• 1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん） - 江川えがわブーム到来とうらい（～77年ねん）。
• 1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）11月8日にち - 連盟れんめい結成けっせい50周年しゅうねん記念きねん試合しあいとして六ろく大学だいがくOBのプロ野球やきゅう選手せんしゅによる紅白こうはく試合しあい実施じっし。
• 1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）
  • 11月03日にち - 神宮球場じんぐうきゅうじょう竣工しゅんこう50周年しゅうねん記念きねん試合しあいとして東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとの対抗たいこう試合しあいを開催かいさい。
  • 11月13日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく・東都とうと大学だいがくのプロ選手せんしゅOB戦せんを開催かいさい。
• 1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん） - 秋季しゅうきリーグ戦せんで法政ほうせいが4連覇れんぱを達成たっせい。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん） - 連盟れんめい100シーズンを迎むかえ、営団えいだん地下鉄ちかてつ（現げん東京とうきょうメトロ）から記念きねん切符きっぷが発行はっこうされる。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）
  • 同年どうねんよりチェコスロバキア杯はいが贈おくられる。
  • 春季しゅんきリーグ戦せんで東大とうだいが早慶そうけい両校りょうこうから勝かち点てんを挙あげる（赤門あかもん旋風せんぷう）。
• 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん） - 神宮球場じんぐうきゅうじょうに人工芝じんこうしば敷設ふせつ。
• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）11月22日にち - 「サヨナラ安部あべ球場きゅうじょう」全ぜん早慶そうけい戦せんを開催かいさい。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん） - 昭和しょうわ天皇てんのうの不例ふれい（体調たいちょう不良ふりょう）のため、試合しあい中ちゅうの太鼓たいこ応援おうえんが自粛じしゅくされる。その後ご、周辺しゅうへん住民じゅうみんの感情かんじょうに配慮はいりょし、太鼓たいこ応援おうえんの一部いちぶ制限せいげんを行おこなう。

平成へいせい時代じだい

• 1989年ねん（昭和しょうわ64年ねん/平成へいせい元年がんねん） - 春季しゅんきリーグ戦せんで法政ほうせいが4連覇れんぱを達成たっせい。
• 1992年ねん（平成へいせい4年ねん）10月がつ17・18日にち - プロ野球やきゅう日本にっぽんシリーズ開催かいさいに配慮はいりょし、初はつのナイター試合しあいを実施じっし（慶應けいおう－法政ほうせい、早稲田わせだ－明治めいじ）。
• 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）5月がつ29日にち - 第だい125代だい天皇てんのう天覧てんらん早慶そうけい戦せん開催かいさい。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）
  • 9月19日にち - ジョディ・ハーラー投手とうしゅ（明大めいだい）が女性じょせい部員ぶいんとして初はつ出場しゅつじょう。
  • 11月4日にち - 連盟れんめい結成けっせい70周年しゅうねん記念きねん試合しあいとして六ろく大学だいがく現役げんえき選抜せんばつ対たい六ろく大学だいがくOBとの試合しあい実施じっし。
• 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）11月9日にち - 明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえん創建そうけん70周年しゅうねん記念きねん試合しあいとして東都とうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいとの対抗たいこう試合しあい実施じっし。また岐阜ぎふ県けん長良川ながらがわ球場きゅうじょうにて東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうトーナメントを実施じっし（1999年ねんまで毎年まいとし開催かいさい）。
• 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）
  • 9月28日にち - 高橋たかはし由ゆかり伸しん（慶大けいだい）が六ろく大学だいがく通算つうさん最多さいた本塁打ほんるいだを更新こうしん（23本ほん）。
  • 10月14日にち - 明治めいじ-立教りっきょう4回戦かいせんの9回かい表ひょう、一塁いちるいゴロのタッチプレーを巡めぐり、両りょう軍ぐん乱闘らんとうとなり、立教りっきょうの投手とうしゅが負傷ふしょう。
  • 10月15日にち - 理事りじ会かいで明治めいじの総そう監督かんとくと部長ぶちょうの辞任じにんが了承りょうしょうされ、明治めいじの監督かんとく、選手せんしゅ5人にんのリーグ戦せん終了しゅうりょうまでの謹慎きんしんが了承りょうしょうされた。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）8月がつ19・20日にち - 関ヶ原せきがはら合戦かっせん400年ねんを記念きねんし、関西かんさい学生がくせい野球やきゅう連盟れんめいと協力きょうりょくし両りょう連盟れんめいによるオールスター東西とうざい対抗たいこう学生がくせい野球やきゅう大会たいかいを実施じっし（岐阜ぎふ県けん長良川ながらがわ球場きゅうじょうおよび大垣おおがき北きた公園こうえん野球やきゅう場じょうで各かく1試合しあいずつ）。
• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）5月がつ28日にち - 明あきら東ひがし2回戦かいせんで女性じょせい投手とうしゅ同士どうしの投なげ合あいが実現じつげん。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）11月26日にち - 早慶そうけい戦せん100周年しゅうねん記念きねん行事ぎょうじ。両校りょうこうシニアOBによる親善しんぜん試合しあいと、全ぜん早慶そうけい戦せんを実施じっし。
• 2006年ねん（平成へいせい18年ねん）11月04日にち - 明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえん創建そうけん80周年しゅうねん記念きねん試合しあいとしてヤクルトと試合しあいを行おこなう。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）
  • ハンカチ王子おうじフィーバー（～10年ねん）。
  • 11月17日にち - 2007日にち中ちゅう文化ぶんか・スポーツ交流こうりゅう年ねん記念きねん日び中ちゅう大学だいがく野球やきゅう交流こうりゅう戦せんとして東京とうきょう六ろく大学だいがく選抜せんばつ対たい中国ちゅうごく大学だいがく選抜せんばつの試合しあいを実施じっし。
• 2010年ねん（平成へいせい22年ねん）
  • 春季しゅんきリーグ戦せんに初はじめて朝日新聞社あさひしんぶんしゃ寄贈きぞうの優勝旗ゆうしょうきが、優勝ゆうしょうチームに贈おくられた。
  • 8月がつ19日にち - 愛媛えひめ県けん松山まつやま市し・坊ぼっちゃんスタジアム開場かいじょう10周年しゅうねんを記念きねんした東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうオールスターゲームを実施じっし。

2017年ねんの東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう

• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）8月がつ30日にち - 六ろく大学だいがく合同ごうどうの少年しょうねん野球やきゅう教室きょうしつを初はつ開催かいさい。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）8月がつ18・19日にち - クリネックススタジアム宮城みやぎで東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい復興ふっこう親善しんぜん試合しあいを開催かいさい。
• 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）4月がつ01日にち - 一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじんに移行いこう。
• 2014年ねん（平成へいせい26年ねん）8月がつ23日にち - 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうオールスターゲーム in 南魚沼みなみうおぬまを開催かいさい。
• 2016年ねん（平成へいせい28年ねん）11月5日にち - 明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえん創建そうけん90周年しゅうねん記念きねん奉納ほうのう試合しあいとして東京とうきょうヤクルトスワローズとの試合しあいを実施じっし。

令れい和わ時代じだい～現在げんざい

• 2020年ねん（令れい和わ2年ねん）4月がつ5日にち - 新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだいをうけ、臨時りんじ理事りじ会かいにおいて開幕かいまく日びを5月がつ下旬げじゅんに延期えんき、1試合しあい総そう当あたり方式ほうしきの開催かいさいとする。また、感染かんせん拡大かくだいの情勢じょうせい次第しだいで、無む観客かんきゃく試合しあいや中止ちゅうしを視野しやにいれる。その後ご、感染かんせん拡大かくだいが収おさまらないことから8月がつに開幕かいまくを延期えんきすることになった。7月がつ10日とおか、理事りじ会かいを開催かいさいし、春季しゅんきリーグ戦せんの開催かいさいを8月がつ10日とおかに決定けってい。秋季しゅうきリーグ戦せんは2回戦かいせん総そう当あたり（2021年ねん秋季しゅうきまで採用さいよう、2022年ねん春季しゅんきより2戦せん先勝せんしょう方式ほうしきに戻もどる）。

特徴とくちょう

昭和しょうわ初期しょきの早慶そうけい戦せん

早慶そうけい戦せんを起源きげんとすることから、最終さいしゅう戦せんの対戦たいせんカードは必かならず早慶そうけい戦せんとなっている。早慶そうけい戦せんは日本にっぽんの野球やきゅうの発展はってんに大おおきな影響えいきょうを及およぼし、長ながく国民こくみん的てきな注目ちゅうもくを集あつめ、現在げんざいも両校りょうこうの学生がくせいや卒業生そつぎょうせいが応援おうえんしており、他たのカードをより多おおい観客かんきゃく数すうとなっている。早慶そうけい戦せんが必かならず最終さいしゅう節ぶしに組くまれているため、早慶そうけい両校りょうこうは全ぜん5カードを戦たたかうのに最大さいだい8週間しゅうかんかけることが出来でき、かつ3週しゅう連続れんぞくで試合しあいを行おこなうことは絶対ぜったいないのに対たいし、他校たこうで第だい1週しゅう（第だい1・2カード）に出場しゅつじょうしない学校がっこうは6週間しゅうかんで5カードをこなさなければならないので、選手せんしゅの疲労ひろう度どを考慮こうりょすると、日程にってい面めんでは早慶そうけい両校りょうこうが他校たこうと比較ひかくして有利ゆうりである。また早慶そうけい戦せんは1日にち1試合しあいのみであり、原則げんそくプロ併用へいようはなしで試合しあい前まえの球場きゅうじょう練習れんしゅう時間じかんも確保かくほされている。他たリーグでは通常つうじょう、前ぜんシーズン1、2位い校こうのカードが最終さいしゅう週しゅうに組くまれる。

成立せいりつ以来いらい全国ぜんこくから有力ゆうりょくな球児きゅうじたちが集あつまり、テレビ普及ふきゅうによるプロ野球やきゅうの人気にんき上昇じょうしょう前まえにおいては、日本にっぽんの野球やきゅうにおいて高校こうこう野球やきゅうと人気にんきを二分にぶんしてきた。1980年代ねんだい以降いこうは以前いぜんほどの人気にんきを集あつめなくなったが、東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいの発表はっぴょうする観客かんきゃく動員どういん数すうによると早慶そうけい戦せんを含ふくまなくとも大学だいがく野球やきゅうでは全国ぜんこく随一ずいいちの動員どういん力りょくを維持いじしている。

六ろく大学だいがく野球やきゅうが成立せいりつする以前いぜんから加盟かめいを求もとめる大学だいがくが相次あいついだが、連盟れんめいはそれを拒否きょひしてきた（詳細しょうさいについては後述こうじゅつ章しょうの連盟れんめい成立せいりつ・結成けっせいにまつわる経緯けいいと諸説しょせつを参照さんしょう）。

リーグ戦せんで指名しめい打者だしゃ制せいを採用さいようしていない。

昭和しょうわ初期しょきの立教りっきょう応援おうえん団だん

試合しあい開始かいし・終了しゅうりょう時じには両校りょうこう応援おうえん席せきとも校旗こうきを掲揚けいようして校歌こうか斉唱せいしょうと「フレー・フレー」のかけ声ごえ（母校ぼこうと対戦たいせん校こうのそれぞれに対たいして）からなるエール交換こうかん（応援おうえん席せき以外いがいの観客かんきゃくは静粛せいしゅくする）を行おこない、相手あいてへの敬意けいいを表ひょうする。エール交換こうかん中ちゅう、応援おうえん席せきに座すわる学生がくせいたちには相手あいて校こうへの敬意けいいから起立きりつ・脱帽だつぼうが義務ぎむづけられている。コンバットマーチ（早稲田わせだ）ダッシュケイオウ（慶應けいおう）狙ねらいうち（明治めいじ）チャンス法政ほうせい（法政ほうせい）セントポール（立教りっきょう）鉄腕てつわんアトム（東大とうだい）など、現在げんざい高校こうこう野球やきゅうやプロ野球やきゅうで使つかわれる応援おうえん曲きょくの多おおくが東京とうきょう六ろく大学だいがくから生うまれており、東京とうきょう六ろく大学だいがくの応援おうえんが高校こうこう野球やきゅうやプロ野球やきゅうへ、そして全国ぜんこくへ伝播でんぱしたものである。また、野球やきゅう応援おうえんにチアリーダーが登場とうじょうしたのは、東京とうきょう六ろく大学だいがくが最初さいしょとされている（早慶そうけい六ろく連戦れんせんを参照さんしょう）。

創成そうせい期きのプロ野球やきゅうの運営うんえい方法ほうほうにも影響えいきょうを与あたえたものもある（1936年度ねんどのプロ野球やきゅうは勝かち点てん制せいを採用さいようなど）。

試合しあい会場かいじょう

六ろく大学だいがく野球やきゅう リーグ日割ひわり決定けってい（『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』 1929年ねん4月がつ3日にち付づけ朝刊ちょうかん3面めん）：1931年ねんの神宮球場じんぐうきゅうじょう拡張かくちょう工事こうじ完成かんせいまでは戸塚とつか球場きゅうじょうなどの各かく大学だいがくグラウンドも併用へいようされていた。

週末しゅうまつを中心ちゅうしんに、すべて神宮球場じんぐうきゅうじょうのみで行おこなわれる。全国ぜんこくの大学だいがく野球やきゅうリーグで独立どくりつした球場きゅうじょうのみですべての試合しあいを行おこなうのは本ほん連盟れんめいと東都とうと大学だいがく野球やきゅうのみ（大学だいがく所有しょゆう球場きゅうじょうのケースはあり、また東都とうと大学だいがくは場合ばあいによって他た球場きゅうじょう使用しようの実績じっせきがある）。

東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいは神宮球場じんぐうきゅうじょうの建設けんせつ時じに協力きょうりょくをし、また1931年ねんの神宮球場じんぐうきゅうじょうの拡張かくちょうの際さいに工費こうひを負担ふたんした経緯けいいから、球場きゅうじょうの使用しよう割わり当あてを決定けっていする上じょうで最さい優先ゆうせんの配慮はいりょを受うけており、リーグ戦せん開催かいさい時期じきはリーグ戦せん終了しゅうりょう後ごに行おこなわれる新人しんじん戦せんまで含ふくめて東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいが優先ゆうせん的てきに神宮球場じんぐうきゅうじょうを使用しようして試合しあいを開催かいさいする。

ベンチの配置はいちは原則げんそくとして対戦たいせん組くみ合あわせスケジュール表ひょう（公式こうしきサイト参照さんしょう）の左ひだりのチームが3塁るい側がわ、右みぎのチームが1塁るい側がわ（先攻せんこうは3塁るい側がわ）となるが、早慶そうけい戦せんは全ぜん試合しあい共通きょうつうで早稲田わせだが1塁るい側がわ、慶應けいおうが3塁るい側がわと固定こていされている（1933年ねんに起おこった応援おうえん過熱かねつによる騒動そうどう（リンゴ事件じけん）を背景はいけいとする。ただし先攻せんこうは他たの組くみ合あわせと同様どうように組くみ合あわせ表ひょうの左側ひだりがわのチームとなる）。なお、土曜日どようびに開催かいさいされる1回戦かいせんが雨天うてんなどの理由りゆうで2試合しあいとも（第だい8週しゅうは早慶そうけい戦せん1試合しあい）中止ちゅうしとなった場合ばあい、試合しあい順じゅん及およびベンチの配置はいち・攻撃こうげき順じゅんは翌日よくじつにスライドさせず、月曜日げつようび以降いこうに開催かいさいされる2回戦かいせんに引ひき継つがれる。一旦いったん販売はんばいされた入場にゅうじょう券けんの扱あつかいも同様どうようである。

リーグ戦せん期間きかん中ちゅうに各校かくこう応援おうえん団だんが利用りようする応援おうえんリーダー台だいは、東京とうきょう六ろく大学だいがく応援おうえん団だん連盟れんめいの共有きょうゆう所有しょゆう物ぶつであるが、その応援おうえんリーダー台だいの設置せっちの為ために、球場きゅうじょう設備せつびの一部いちぶであるフェンス支柱しちゅうに応援おうえんリーダー台だい固定こてい用ようの突起とっき金具かなぐが溶接ようせつされている。こうした他ほかでは考かんがえられない（プロでも）便宜べんぎを提供ていきょうするほど球場きゅうじょうと大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいの関係かんけいが深ふかいのは、全国ぜんこくでも唯一ゆいいつといっていい。前述ぜんじゅつのように東京とうきょう六ろく大学だいがく連盟れんめいが神宮球場じんぐうきゅうじょうの設立せつりつ期きに協力きょうりょくしたことに由来ゆらいするものと考かんがえられる。

スコアボードの校こう名めい表記ひょうきは原則げんそくとしてアルファベット表記ひょうきであり、たとえば早稲田わせだならば得点とくてん欄らんは「W」、選手せんしゅ名めいの一番いちばん上じょうには「WASEDA」と表記ひょうきされる。スコアボードが改修かいしゅうされた2008年ねん春季しゅんき以降いこうは選手せんしゅ名めい上部じょうぶはユニフォームと同おなじ書体しょたい、2008年ねん秋季しゅうきからは得点とくてん欄らんも帽子ぼうしのマークと同おなじ表記ひょうきとなった。このため立教りっきょうの得点とくてん欄らんの表記ひょうきは「R」ではなくシンボルマークのユリ（フルール・ド・リス）となっている。

球場きゅうじょう内ないの座席ざせきは、以前いぜんは学生がくせい席せき（500円えん）・外野席がいやせき（700円えん）・内野ないや席せき（1,100円えん）・特別とくべつ指定してい席せき（1,300円えん）に分わけられていたが、低下ていかしている観客かんきゃく動員どういん数すうの改善かいぜんの為ため、2010年ねん春季しゅんきリーグから学生がくせい席せきは応援おうえん席せきに変かわり学生がくせい以外いがいも入場にゅうじょうできるようになり、また学生がくせいは内野ないや席せき（学生がくせい内野ないや席せき）に800円えんで入場にゅうじょうできるようになった。神宮球場じんぐうきゅうじょうでのアマチュア野球やきゅうの試合しあいで外野席がいやせきを常時じょうじ開放かいほうするのは原則げんそくとして東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうのみ（高校こうこう野球やきゅう決勝けっしょう戦せん等とうで多客たきゃく時じを除のぞき）。2020年ねんは観客かんきゃく数すう制限せいげんもあり内野ないや席せき券けん（1,500円えん）と前記ぜんきの学生がくせい内野ないや席せき券けんのみ。

記録きろく

主おもな記録きろくは連盟れんめいホームページ、ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ発行はっこうの雑誌ざっし「大学だいがく野球やきゅう（各かく季き展望てんぼう、決算けっさん号ごう）」等とうでも確認かくにんできる。

優勝ゆうしょう回数かいすう

連盟れんめいホームページを参照さんしょうのこと。リーグの各かく記録きろくに、5大学だいがくリーグ以前いぜん（＝1925年ねん春季しゅんき以前いぜん）の記録きろくは含ふくまれていない。

2024年ねん春季しゅんきリーグ戦せん終了しゅうりょう時点じてん

大だい学名がくめい	優勝ゆうしょう回数かいすう	最近さいきんの優勝ゆうしょう
早稲田大学わせだだいがく	47回かい	2024年ねん春季しゅんき
法政大学ほうせいだいがく	46回かい	2020年ねん春季しゅんき
明治大学めいじだいがく	43回かい	2023年ねん春季しゅんき
慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	40回かい	2023年ねん秋季しゅうき
立教大学りっきょうだいがく	13回かい	2017年ねん春季しゅんき
東京大学とうきょうだいがく	00回かい	-

※1940年ねん春季しゅんきは慶大けいだい・明大めいだい・立大りつだいの3校こうが7勝しょう3敗はいでならび、優勝ゆうしょう預あずかりとなった。

歴代れきだい優勝ゆうしょう大学だいがく

平成へいせい以降いこうの優勝ゆうしょう校こうのみ

• ☆：全国ぜんこく大会たいかい優勝ゆうしょう

開催かいさい年ねん	春季しゅんき	秋季しゅうき
1989年ねん	法政大学ほうせいだいがく	立教大学りっきょうだいがく
1990年ねん	早稲田大学わせだだいがく	立教大学りっきょうだいがく
1991年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく
1992年ねん	明治大学めいじだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく☆
1993年ねん	明治大学めいじだいがく	早稲田大学わせだだいがく
1994年ねん	明治大学めいじだいがく	法政大学ほうせいだいがく
1995年ねん	法政大学ほうせいだいがく☆	明治大学めいじだいがく☆
1996年ねん	法政大学ほうせいだいがく	明治大学めいじだいがく☆
1997年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	法政大学ほうせいだいがく
1998年ねん	明治大学めいじだいがく	法政大学ほうせいだいがく
1999年ねん	早稲田大学わせだだいがく	立教大学りっきょうだいがく
2000年ねん	法政大学ほうせいだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく☆
2001年ねん	法政大学ほうせいだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく
2002年ねん	早稲田大学わせだだいがく	早稲田大学わせだだいがく
2003年ねん	早稲田大学わせだだいがく	早稲田大学わせだだいがく
2004年ねん	明治大学めいじだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく
2005年ねん	早稲田大学わせだだいがく	法政大学ほうせいだいがく
2006年ねん	法政大学ほうせいだいがく	早稲田大学わせだだいがく
2007年ねん	早稲田大学わせだだいがく☆	早稲田大学わせだだいがく
2008年ねん	明治大学めいじだいがく	早稲田大学わせだだいがく
2009年ねん	法政大学ほうせいだいがく☆	明治大学めいじだいがく
2010年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	早稲田大学わせだだいがく☆
2011年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	明治大学めいじだいがく☆
2012年ねん	早稲田大学わせだだいがく☆	法政大学ほうせいだいがく
2013年ねん	明治大学めいじだいがく	明治大学めいじだいがく
2014年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	明治大学めいじだいがく
2015年ねん	早稲田大学わせだだいがく☆	早稲田大学わせだだいがく
2016年ねん	明治大学めいじだいがく	明治大学めいじだいがく☆
2017年ねん	立教大学りっきょうだいがく☆	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく
2018年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	法政大学ほうせいだいがく
2019年ねん	明治大学めいじだいがく☆	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく☆
2020年ねん	法政大学ほうせいだいがく	早稲田大学わせだだいがく
2021年ねん	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく☆	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく
2022年ねん	明治大学めいじだいがく	明治大学めいじだいがく☆
2023年ねん	明治大学めいじだいがく	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく☆
2024年ねん	早稲田大学わせだだいがく

全国ぜんこく大会たいかい成績せいせき

※大学だいがく選手権せんしゅけん＝全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい出場しゅつじょう回数かいすう、神宮じんぐう大会たいかい＝明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい出場しゅつじょう回数かいすう。
※集計しゅうけいデータは第だい73回かい全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい(2024年ねん)、第だい54回かい明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい(2023年ねん)終了しゅうりょう時じのもの。

学校がっこう	全国ぜんこく大会たいかい 合計ごうけい出場しゅつじょう回数かいすう	大学だいがく選手権せんしゅけん	神宮じんぐう大会たいかい	最終さいしゅう出場しゅつじょう大会たいかい	備考びこう
法政大学ほうせいだいがく	36	20	16	2018年ねん 神宮じんぐう大会たいかい	全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい優勝ゆうしょう：8回かい 明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい優勝ゆうしょう：3回かい
明治大学めいじだいがく	34	20	14	2023年ねん 大学だいがく選手権せんしゅけん	全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい優勝ゆうしょう：6回かい 明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい優勝ゆうしょう：7回かい
早稲田大学わせだだいがく	27	15	12	2024年ねん 大学だいがく選手権せんしゅけん	全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい優勝ゆうしょう：5回かい 明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい優勝ゆうしょう：1回かい
慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	24	12	12	2023年ねん 神宮じんぐう大会たいかい	全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい優勝ゆうしょう：4回かい 明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう大会たいかい優勝ゆうしょう：5回かい
立教大学りっきょうだいがく	8	5	3	2017年ねん 大学だいがく選手権せんしゅけん	全日本ぜんにほん大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい優勝ゆうしょう：4回かい
東京大学とうきょうだいがく	0	0	0	-	-

試合しあい中継ちゅうけい・マスコミ

「東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう中継ちゅうけい」も参照さんしょう

1936年ねん頃ごろの東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう中継ちゅうけい

1927年ねん秋あきのリーグ戦せんからラジオ中継ちゅうけいされ、テレビでも草創そうそう期きから中継ちゅうけいを行おこなうなど、マスコミは人気にんきコンテンツとして六ろく大学だいがくの試合しあいを中継ちゅうけいしてきた。

テレビ

1960年ねんの早慶そうけい六ろく連戦れんせん当時とうじは、NHKだけでなく東京とうきょうキーの民放みんぽう全局ぜんきょくがこれを中継ちゅうけいするなどしていたが、その後ご民放みんぽうは順次じゅんじ撤退てったい、NHKも放映ほうえい数すうを減少げんしょうさせていった。

テレビ神奈川てれびかながわや東京とうきょうメトロポリタンテレビ（東京とうきょうMXTV）でも開局かいきょく直後ちょくごから数すう年ねんにわたり試合しあい中継ちゅうけいを行おこなっていた（テレビ神奈川てれびかながわは80年代ねんだい中頃なかごろに中継ちゅうけいを中止ちゅうししたが、90年代ねんだいに入はいり土日どにちの深夜しんやにダイジェストを放送ほうそうした）。

1974年ねん秋季しゅうき、東大とうだいが法大ほうだいの江川えがわ卓たくから勝かち星ぼしを挙あげた試合しあいではテレビ神奈川てれびかながわが異例いれいの中継ちゅうけい延長えんちょうに踏切ふみきった。それを知しってか試合しあい終了しゅうりょう後ごに東大とうだいナインがテレビカメラに向むかって一礼いちれいする一幕ひとまくもあった。

1981年ねん5月がつには東大とうだいが早慶そうけいから勝かち点てんを挙あげ「赤門あかもん旋風せんぷう」を巻まき起おこしたことから、TBSが急遽きゅうきょ東大とうだい－立教りっきょう4回戦かいせんを中継ちゅうけいした。

ただ80年代ねんだいに入はいり、唯一ゆいいつ試合しあい中継ちゅうけいを継続けいぞくしていたNHKが、早慶そうけい戦せんを含ふくむ数すうカード（第だい3週しゅう、第だい6週しゅう、第だい7週しゅう、早慶そうけい戦せんの各かく1試合しあい）に中継ちゅうけいを絞しぼり、その後ごラジオ中継ちゅうけいを廃はいし、1997年ねん春季しゅんきには早慶そうけい戦せんのテレビ中継ちゅうけいも中止ちゅうしした。しかしそのシーズンに慶大けいだいの高橋たかはし由ゆかり伸しんがリーグタイ記録たいきろくの22号ごう本塁打ほんるいだを早慶そうけい戦せん（それもNHKがそれまで放映ほうえいしていた日曜日にちようびの試合しあい）で放はなったため、視聴しちょう者しゃから中継ちゅうけい中止ちゅうしに対たいする抗議こうぎが多数たすう寄よせられる事態じたいが起おきた（試合しあいは東京とうきょうMXTVが中継ちゅうけい）。歴史れきし的てき瞬間しゅんかんを逃のがした失態しったいと感かんじたかNHKはその年としの秋季しゅうきから早慶そうけい戦せんの中継ちゅうけいを再開さいかいした（なおNHKはそれまで優勝ゆうしょう校こうへ授与じゅよしていたNHK杯はいも同どう時期じきに一時いちじ撤廃てっぱいしている）。

2006年ねん11月の東京とうきょう六ろく大学だいがく対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ戦せんは、東京とうきょうMXTVが生なま中継ちゅうけいした。

2007年ねん春季しゅんき、前年ぜんねん夏なつの甲子園こうしえん優勝ゆうしょう投手とうしゅで話題わだいの斎藤さいとう佑たすく樹じゅが早大そうだいに入学にゅうがくしたことにより試合しあい中継ちゅうけい数すうが一気いっきに増加ぞうか。民放みんぽう放送ほうそう各局かくきょくが連盟れんめいと放映ほうえい権けん獲得かくとくを巡めぐり交渉こうしょうした末すえ、日本にほんテレビが獲得かくとくし六ろく大学だいがくの試合しあい中継ちゅうけいを再開さいかいすることとなった。BS日にっテレでは早稲田わせだ戦せんの10試合しあいを、CS放送ほうそうの日にっテレG+では全ぜん試合しあいを中継ちゅうけいし（なお9月がつ24日にち、25日にちは神宮球場じんぐうきゅうじょう内ないでのテレビ中継ちゅうけいをしたが、CS・BS・地上波ちじょうはでは未み放送ほうそうに終おわった）、地上波ちじょうはでは斎藤さいとう佑たすく樹じゅが1年生ねんせい開幕かいまく投手とうしゅを務つとめた4月がつ14日にちの東大とうだい - 早稲田わせだ戦せんを中継ちゅうけいした（1回かい表裏ひょうりのみ）。また5月12日にちには2007年ねん春季しゅんきリーグの模様もようを中心ちゅうしんに六ろく大学だいがく野球やきゅうの歴史れきしを紹介しょうかいした2時じ間あいだの特別とくべつ番組ばんぐみを放送ほうそうした。ちなみにラジオ中継ちゅうけいはニッポン放送にっぽんほうそうが放送ほうそう権けんを獲得かくとく。

2007年ねん5月がつ20日はつかには、NHKが早稲田わせだ - 明治めいじ戦せんを緊急きんきゅう生せい中継ちゅうけいを実施じっしし、6月2日にち・3日にちの早慶そうけい戦せんではNHKが中継ちゅうけいしたほか、日本にほんテレビも6月がつ3日にちに特別とくべつ番組ばんぐみを編成へんせいして地上波ちじょうは中継ちゅうけいを実施じっし。この日ひの早慶そうけい戦せんはNHKと日本にほんテレビ合あわせて14.3%を記録きろくした。

CSでは日にっテレG+の放送ほうそう開始かいし以前いぜんはパワーチャンネル（現げん・MTVジャパン。当時とうじは週末しゅうまつはスポーツ中心ちゅうしんの編成へんせいで行おこなっていた）→GAORA→スカイ・A （現げん：スカイ・A sports+）で放送ほうそうを行おこなっていた。また、東京とうきょうMXTVでの中継ちゅうけい録画ろくがをスポーツアイESPNでも放送ほうそうしていた時期じきもある。なお、スカイ・Aでは2009年ねん春季しゅんきリーグからテレビ朝日てれびあさひ協力きょうりょく（スコアフォントは千代田ちよだビデオ・東京とうきょうメトロポリタンテレビジョン製作せいさくのものを流用りゅうよう。実況じっきょうアナウンサーもABC、EXのそれぞれから派遣はけんして担当たんとうする。毎まい節ふしの放送ほうそうではなく、随時ずいじ好こうカードを抜粋ばっすいして放映ほうえい）により中継ちゅうけいを再開さいかいし、現在げんざいも放送ほうそうしているが録画ろくが放送ほうそうのみとなり、生なま中継ちゅうけいは2015年ねん春季しゅんきリーグまでテレ朝てれあさチャンネル2、2015年ねん秋季しゅうきリーグはBS朝日あさひで放送ほうそうしている。

現在げんざい、地上波ちじょうはではNHK教育きょういくテレビが早慶そうけい戦せんの日曜にちようの試合しあいのみをテレビ中継ちゅうけいしている。

ネット配信はいしん

2006年ねん春季しゅんき、連盟れんめいはリーグ戦せん全ぜん試合しあいのインターネット中継ちゅうけいの実験じっけんをiiVChannelで開始かいし、同年どうねん秋季しゅうきには日本にほんテレビと提携ていけいして第だい2日本にほんテレビにおいてインターネット中継ちゅうけいが実施じっしされた。

2009年ねんよりインターネットテレビ局てれびきょくノーネスチャンネルが運営うんえいする東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうオフィシャルTVにおいて春季しゅんき・秋季しゅうきリーグの全ぜん試合しあいが配信はいしんされている。また、2014年ねんからはノーネスチャンネルによる東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうオフィシャルTVライブにおいていくつかの試合しあいが神宮球場じんぐうきゅうじょうよりネットで生なま中継ちゅうけいされている。

2017年ねんからは運動うんどう通信つうしん社しゃが運営うんえいするSPORTSBULLにて、不動産ふどうさん会社かいしゃオープンハウスがタイトルパートナーとなって、BIG6.TVというサービスが誕生たんじょう。全ぜん試合しあい生せい配信はいしんと題だいし、ライブ中継ちゅうけいおよび3分間ふんかんのハイライト映像えいぞうの配信はいしんを行おこなっている。また、SNSのTwitterとFacebookにて、BIG6.TVアカウントとして試合しあい映像えいぞうの切きり出だし投稿とうこうを行おこなっている。

2018年ねん春季しゅんきからはAbemaTVが中継ちゅうけいに参入さんにゅう。SPORTSチャンネルにて全ぜん試合しあいの生なま中継ちゅうけい及および見逃みのがし配信はいしんを実施じっししている。

紙かみ媒体ばいたい等とう

新聞しんぶん・雑誌ざっしでも、戦前せんぜんは大手おおて各紙かくしがスポーツ記事きじでは最もっとも大おおきい取とり上あげ方かたをしていた。試合しあいの詳細しょうさいまで掲載けいさいしていたため、戦前せんぜんのリーグ記録きろくは、新聞しんぶん報道ほうどうに頼たよる部分ぶぶんが少すくなからずある。戦後せんごもテレビ・ラジオ同様どうよう重要じゅうようコンテンツとして取とり上あげてきたが、やはり同様どうように扱あつかいが少すくなくなり、江川えがわ卓たく卒業そつぎょう後ごはさらに記事きじが減少げんしょうしていった。中なかには取材しゅざい不徹底ふてっていのまま早慶そうけい戦せんの人気にんき低迷ていめいを取とり上あげる新聞しんぶんも出でた。

ただ2007年ねんの斎藤さいとう佑たすく樹じゅの入学にゅうがくに伴ともない、東京とうきょう六ろく大学だいがくの新聞しんぶん・雑誌ざっしでもその扱あつかいが一気いっきに増ふえ、斎藤さいとうが登板とうばんした翌日よくじつは1面めんに取とり上あげるスポーツ紙しも多おおかった。

雑誌ざっしとしてはベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃが年とし3回かい「週刊しゅうかんベースボール」の増刊ぞうかんとして「大学だいがく野球やきゅう」を刊行かんこうしている。もとは「東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう特集とくしゅう号ごう」としていたものが大学だいがく球界きゅうかいの全国ぜんこく各地かくちでの発展はってんに伴ともない名称めいしょうを変かえたものである。とはいえ東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうに割さかれる誌面しめんは今いまも最もっとも大おおきく、巻頭かんとうを含ふくめて注目ちゅうもく選手せんしゅへのインタビューのほか、選手せんしゅ名鑑めいかん、歴代れきだいの記録きろく、前ぜんシーズンの試合しあい結果けっかや記録きろくなどを網羅もうらしている。同誌どうし2007年ねん春季しゅんきリーグ戦せん展望てんぼう号ごうでは表紙ひょうしを斎藤さいとうが飾かざった。同誌どうしの刊行かんこう史しにおいて、入学にゅうがくしたばかりの選手せんしゅが表紙ひょうしを飾かざるのは極きわめて稀まれなことである。

神宮球場じんぐうきゅうじょうでは「神宮球場じんぐうきゅうじょうガイドブック」（ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ制作せいさく）を春はる・秋あきの2回かい刊行かんこうしていた（1986年ねんより）。東京とうきょうヤクルトスワローズ関連かんれんの記事きじとともに、東京とうきょう六ろく大学だいがく・東都とうと大学だいがくの選手せんしゅ名鑑めいかんや記録きろくが掲載けいさいされ、さらに各かく連盟れんめいOBのインタビューや過去かこの東京とうきょう六ろく大学だいがくリーグ戦せんの記事きじなどが誌面しめんを飾かざり、六ろく大学だいがく野球やきゅうファン必携ひっけいの一いち冊さつとなっていた。2007年ねん春はる号ごうは同どうガイドブック史上しじょう初はじめて、斎藤さいとうを含ふくむ各校かくこうの注目ちゅうもく新入生しんにゅうせいを紹介しょうかいする頁ぺーじが設もうけられた。東大とうだいは発行はっこうの時点じてんで入部にゅうぶ選手せんしゅが確定かくていしておらず（これは例年れいねんのことである）、新人しんじん選手せんしゅの紹介しょうかいはなかった。ガイドブックは第だい4週しゅう終了しゅうりょう時点じてんで同誌どうし史上しじょう初はじめて第だい1刷さつを完売かんばいした。尚なお、2017年ねんからは同誌どうしに代かわって連盟れんめい公認こうにんのオフィシャルガイドブックが発刊はっかんされた。

また、日刊スポにっかんすぽーツ出版社つしゅっぱんしゃは「カレッジベースヒーローズ」を2007年ねんから毎まいリーグ戦前せんぜんに刊行かんこうしていたが、現在げんざいは休刊きゅうかんとなっている。

このほか、連盟れんめい発行はっこうのポケットサイズ選手せんしゅ名簿めいぼ（シーズン開幕かいまく時じ登録とうろくベンチ入いり選手せんしゅ、日程にってい、各かく校歌こうか等とうの文字もじのみ）が、神宮球場じんぐうきゅうじょう内ないで発売はつばいされている。

その他た

• 優勝ゆうしょうカップ：天皇てんのう杯はい（戦前せんぜんは摂政せっしょう杯はい）、連盟れんめい杯はい（1925年ねんから）、明治めいじ神宮じんぐう杯はい（1968年ねんから）、アメリカ大使たいし杯はい（1926年ねんから）、NHK杯はい（1955年ねんから。かつてはチェコ国友くにとも好よしみ杯はい、ハワイリーグ杯はい、日本にほんテレビ杯はいなどがあった）表彰ひょうしょう式しきでは主将しゅしょうほか4年生ねんせいの主要しゅよう選手せんしゅが拝はい戴する。天皇杯てんのうはいのみ、翌よくシーズンの開幕かいまく式しきにおいて連盟れんめいへ返納へんのうする。
• 高校こうこう野球やきゅうや都市とし対抗たいこう野球やきゅうのような優勝ゆうしょう旗きは存在そんざいしなかったが、2010年ねん春季しゅんきリーグ戦せんからは朝日新聞社あさひしんぶんしゃから寄贈きぞうした優勝旗ゆうしょうき が授与じゅよされるようになった。
• ラッキーゾーン使用しよう前まえは、ワンバウンドして外野がいやスタンドに入はいった打球だきゅうを三塁打さんるいだ（エンタイトル）として扱あつかった。
• 年とし一いち回かい、リーグ戦せんの全ぜん記録きろくや試合しあい解説かいせつ、選手せんしゅ名簿めいぼ、卒業生そつぎょうせいの進路しんろなどを掲載けいさいした「野球やきゅう年鑑ねんかん」を発行はっこうしている（関係かんけい者しゃのみに配布はいふ。関係かんけい者しゃ以外いがいは野球やきゅう殿堂でんどう博物館はくぶつかんや国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんなどで閲覧えつらんが可能かのう（ただし借かり出だしはできない）。伝統でんとう的てきにマスコミに多数たすうのOBを送おくり出だしていることもあり、記録きろくの充実じゅうじつ度ど・整備せいび度どは大学だいがく球界きゅうかいでは群ぐんを抜ぬき、プロ野球やきゅう並なみである。また東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうに関連かんれんする資料しりょうは吉澤よしざわ野球やきゅう史料しりょう保存ほぞん館かんでも展示てんじされている。

優勝ゆうしょうパレードの様子ようす。写真しゃしんは法大ほうだいのもの(2009年ねん春はる)

優勝ゆうしょうパレード

リーグ戦せんの優勝ゆうしょう校こうは、全ぜん日程にっていの終了しゅうりょう後ごに優勝ゆうしょうパレードを行おこなうのが恒例こうれいとなっている。パレードの参列さんれつ者しゃは紅白こうはくのちょうちんを携たずさえて行進こうしんすることから、パレードには「ちょうちん行列ぎょうれつ」「ちょうちんパレード」の別名べつめいがある。
概おおむね神宮じんぐう外苑がいえん内ないの絵画かいが館かん前まえを起点きてんとし、大学だいがく本部ほんぶのある地点ちてんまでを行進こうしんルートにしている。選手せんしゅたちはオープンカーに乗のって行進こうしんに参加さんかする（早稲田わせだを除のぞく）。

なお近年きんねんでは、渋滞じゅうたいへの配慮はいりょ等とうから神宮じんぐう外苑がいえんを起点きてんとしたパレードを実施じっししない場合ばあいもある。

1933年ねんの「宵よい越えつ試合しあい」

早さ立だて戦せん中断ちゅうだんの協議きょうぎ

1933年ねん10月がつ1日にちの早稲田わせだ－立教りっきょう3回戦かいせんは、立教りっきょうが11-4と大量たいりょうリードのまま9回かい表ひょうを迎むかえた。ここで早稲田わせだが反撃はんげきに出でて大量たいりょう5点てんを奪うばい2点てん差さに迫せまり、なお2死し満塁まんるいと詰つめ寄よった。ここで打者だしゃ長野ながのを迎むかえたところで日没にちぼつのためグラウンドが暗くらくなり、試合しあい続行ぞっこう不可能ふかのうと判断はんだんした審判しんぱん団だんは両校りょうこう監督かんとく・主将しゅしょうと協議きょうぎの上うえ、同おなじ状況じょうきょうのまま翌日よくじつに試合しあいを延期えんきすること（いわゆるサスペンデッドゲーム）とした。翌よく10月がつ2日にち、9回かい表ひょう早稲田わせだの攻撃こうげき、2死し満塁まんるいの局面きょくめんから試合しあいは再開さいかいされた。早稲田わせだの打者だしゃ長野ながのは立教りっきょうの投手とうしゅ塩田えんでんの3球きゅう目めに投なげゴロに倒たおれ、試合しあいはあっさり11-9で立教りっきょうの勝利しょうりに終おわった。以後いご、連盟れんめい規定きてい改定かいていなどの関係かんけいで、同様どうようのサスペンデッドゲームは実施じっしされていない。

ハンカチ王子おうじフィーバー

2007年ねんの春季しゅんきリーグは同年どうねんに早稲田大学わせだだいがくに入学にゅうがくした斎藤さいとう佑たすく樹じゅの開幕かいまく登板とうばんが予想よそうされたことからチケットを求もとめる問とい合あわせが殺到さっとうし、史上しじょう初はじめてチケットぴあでの入場にゅうじょう券けん前売まえうりが実施じっしされた。新入生しんにゅうせいが開幕かいまく投手とうしゅを務つとめるのは実じつに77年ねんぶり史上しじょう2人にん目めであった。 4月がつ14日にちの開幕かいまく戦せんは前年ぜんねん春はるの4倍ばいとなる18,000人にんが詰つめかけ、法政ほうせいとの対戦たいせんとなった同おなじ4月がつ28日にちは20,000人にん、斎藤さいとうが先発せんぱつした4月がつ29日にちは28,000人にんを記録きろくし、従来じゅうらい早慶そうけい戦せん以外いがいでは開放かいほうされない通称つうしょう「三角さんかく内野ないや」（第だい2内野ないや席せき）が開放かいほうされた。この観客かんきゃく数すうは早慶そうけい戦せん以外いがいでは1992年ねん春季しゅんき第だい7週しゅう、法政ほうせい－明治めいじ戦せん（勝かった方ほうが優勝ゆうしょう。法ほう明あかり戦せんで勝かった方ほうが優勝ゆうしょうとなるのは久ひさしぶりだった）以来いらいの20,000人にん越こえとなった。両日りょうじつ夜よるに同どうじ神宮じんぐうで行おこなわれた東京とうきょうヤクルトスワローズ - 読売よみうりジャイアンツ戦せんの観客かんきゃく動員どういんは28日にち20,106人にん、29日にち29,654人にんであった。斎藤さいとう佑たすく樹じゅの人気にんきがプロ野球やきゅう、それも従来じゅうらい首都しゅと圏けんで最大さいだいの動員どういん力りょくを持もっていたとされる巨人きょじん戦せんに肉にく迫せりする結果けっかとなった。さらに5月がつ20日はつかの早さ明あかり戦せんでは、30,000人にんが神宮じんぐうに詰つめかけ、6月2日にちからの早慶そうけい戦せんでは2日にち34,000人にん、3日にち36,000人にんの観衆かんしゅうが集あつまった。6月3日にちの観客かんきゃく数すうは当日とうじつ行おこなわれたプロ野球やきゅう交流こうりゅう戦せんの6試合しあい中ちゅう5試合しあいを上回うわまわり、北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズ対たい阪神はんしんタイガース（札幌さっぽろドーム）に次つぐ動員どういん数すうとなった。

入場にゅうじょう券けんを求もとめる行列ぎょうれつは4月がつ28日にちには400人にん以上いじょうに上のぼり、その後ごシーズンの経過けいかにつれその列れつが増ふえてきた。そのための混乱こんらんを少すこしでも回避かいひしようとしてか、連盟れんめいホームページでは1日にち2試合しあいの場合ばあいの開場かいじょう時間じかんが9：35であることを記載きさいし始はじめた。連盟れんめいでは混雑こんざつによる事故じこを回避かいひするため、従来じゅうらいの倍ばい以上いじょうの警備けいび員いんを配置はいちして観客かんきゃく整理せいりと警戒けいかいにあたっている。早慶そうけい戦せんでは1994年ねんの天覧てんらん試合しあい並なみの200人にん態勢たいせいをとった。

早稲田わせだ野球やきゅう部ぶを乗のせたバスは斎藤さいとう見みたさに詰つめかけるファンとの衝突しょうとつ・事故じこを避さけるために、球場きゅうじょう正面しょうめん玄関げんかんに横付よこづけされ、選手せんしゅたちは厳重げんじゅうな警備けいびの下したで入にゅう退場たいじょうをしている。他校たこうの場合ばあいは球場きゅうじょう前まえの駐車ちゅうしゃ場じょうに停とめる（早稲田わせだも2006年ねん秋季しゅうきまでは同様どうようだった）。

ただし早稲田わせだの出でない週しゅうの観客かんきゃく数すうは概おおむね例年れいねん並なみとなっており、六ろく大学だいがくの人気にんき復活ふっかつとは言いい切きれない状況じょうきょうであった。

1年生ねんせいの斎藤さいとうが2007年ねん春季しゅんきリーグの開幕かいまく投手とうしゅで勝利しょうりをおさめたが、これは1927年ねん春季しゅんきの慶應けいおう宮武みやたけ三郎さぶろう以来いらい80年ねんぶり（先発せんぱつ投手とうしゅとしては1930年ねんの東大とうだい・高橋たかはし一いち以来いらい）。斎藤さいとうはこのリーグ戦せんで通算つうさん4勝しょうを挙あげ、1年生ねんせい投手とうしゅの春季しゅんきリーグ戦せんでの4勝しょう以上いじょうは1927年ねん宮武みやたけ、1929年ねん早稲田わせだ小川おがわ正太郎しょうたろう、1991年ねん早稲田わせだ織田おだ淳哉じゅんやについで4人にん目めとなった。斎藤さいとうはベストナインにも選出せんしゅつされ、1年生ねんせい投手とうしゅが春はるのベストナインに選出せんしゅつされたのは1954年ねん秋季しゅうきの制度せいど制定せいてい後ご初はじめてである。

2007年ねん9月6日にちの連盟れんめい理事りじ会かいで、東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅうの2008年版ねんばんカレンダーを発行はっこうすることを決定けっていした。連盟れんめいによれば「ファンサービスの一環いっかん」とのことだが、カレンダーの発行はっこうは同どう連盟れんめい史上しじょう初はじめてのことである。また2008年ねん春季しゅんきリーグ戦せんの開幕かいまくと同時どうじにベースボールカードも発売はつばいされた。連盟れんめいによれば、過去かこにブロマイドが発行はっこうされたことはあるが、カードの発売はつばいは初はじめてだとしている。

斎藤さいとうが卒業そつぎょう後ごは再ふたたび下降かこうし、ここ数すう年ねんは平均へいきん8千せん人にん程度ていどの観客かんきゃく動員どういん数すうとなっている。

関連かんれん商品しょうひん

森永もりながカレッヂ・チヨコレートの新聞しんぶん広告こうこく（立教大学りっきょうだいがく新聞しんぶん 1930年ねん）

森永もりながカレッヂ・チヨコレート

1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）に、森永製菓もりながせいかから発売はつばいされた東京とうきょう六ろく大学だいがくを象徴しょうちょうする6つのチョコレート。外装がいそう紙しには、各かく大学だいがくの名称めいしょうの入はいったペナントがデザインされているのに加くわえ、リーグ戦せんでの応援おうえんのために各かく大学だいがくの校歌こうかも印刷いんさつされた。価格かかくは1個いっこ10銭ぜに。

関連かんれん項目こうもく

• 東京とうきょう六ろく大学だいがく応援おうえん団だん連盟れんめい
• 東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう中継ちゅうけい
• 東京とうきょう六ろく大学だいがく / 東京とうきょう六ろく大学だいがくリーグ
• 早慶そうけい戦せん（早慶そうけい）/ 早さ明あかり戦せん / 慶明よしあき戦せん / 明あかり立りつ戦せん

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
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