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模型航空機 - Wikipedia

模型もけい航空機こうくうき(えい:Model aircraft)は航空機こうくうき模型もけい実機じっき縮小しゅくしょうしたスケールモデル)と、航空機こうくうきがた飛行ひこうする模型もけい原型げんけいがあるとはかぎらない。スケールモデルでない)の総称そうしょうである。模型もけい航空機こうくうきの、設計せっけい製作せいさく飛行ひこうなど、関連かんれんする活動かつどうについては「模型もけい航空こうくう」を参照さんしょうのこと。

概要がいよう

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模型もけい航空機こうくうきスケールモデル中心ちゅうしんとした展示てんじよう模型もけい飛行機ひこうきなどの飛行ひこうしないものと、飛行ひこうするものにおおきく分類ぶんるいされる。飛行ひこうする模型もけい正式せいしき名称めいしょう模型もけい航空機こうくうきであるが、航空機こうくうき代表だいひょうれい名称めいしょうである模型もけい飛行機ひこうき通称つうしょうとして代用だいようされる場合ばあいおお[1]

国際こくさい競技きょうぎよう模型もけい航空機こうくうき

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競技きょうぎよう模型もけい航空機こうくうきは、国際こくさい航空こうくう連盟れんめい (FAI) のスポーティング・コードに定義ていぎされ、世界せかい各国かっこくがそれにしたがう。また、各国かっこく独自どくじ国内こくない競技きょうぎ規格きかく制定せいていするときも、上記じょうき基準きじゅんとする。 模型もけい実物じつぶつよりも小型こがたであり、重量じゅうりょう出力しゅつりょく揚力ようりょくつばさ面積めんせき)の比率ひりつ実物じつぶつ大幅おおはばことなるため、過去かこ飛行機ひこうきとして制定せいていされた競技きょうぎ規格きかくにおいて、飛行機ひこうきかた定義ていぎ逸脱いつだつする機体きたい出現しゅつげんしている。このような技術ぎじゅつ革新かくしんによる当初とうしょ枠組わくぐみからの逸脱いつだつ容認ようにんできるように、FAIスポーティング・コードのなかで模型もけい言葉ことばは、「模型もけい飛行機ひこうき」などを使つかわず、「当該とうがい模型もけい (the model)」など曖昧あいまい呼称こしょう使つかっている。

FAIによる定義ていぎ仕様しよう

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模型もけい航空機こうくうき基準きじゅんは、「ひとれないもの」とされているが、無人むじん航空機こうくうきのように、充分じゅうぶん出力しゅつりょくおおきさをちながらひとれない飛行機ひこうきもあり、それだけでは充分じゅうぶんではない。 FAIスポーティング・コードにおいては、セクション4C-模型もけい航空機こうくうき総則そうそくにおいて、模型もけい航空機こうくうき以下いかのような主旨しゅし定義ていぎしている。

模型もけい航空機こうくうきとは、限定げんていされたおおきさの、ひとせることの出来できない、競技きょうぎ、スポーツ、レクレーション目的もくてきであり、商用しょうよう公共こうきょう事業じぎょうよう科学かがく研究けんきゅうよう軍用ぐんようなどの目的もくてき無人むじん航空機こうくうき(UAV)ではないものをう。」

さらに、FAIの模型もけい航空機こうくうき記録きろく申請しんせいは、次項じこう仕様しよう模型もけい航空機こうくうきとする。

  • 最大さいだい飛行ひこう重量じゅうりょう燃料ねんりょうふくむ) - 25kg
  • 最大さいだいつばさ面積めんせき - 500平方へいほうdm
  • 最大さいだいつばさめん荷重におも - 250g/平方へいほうdm
  • ピストンエンジンの最大さいだい排気はいき容積ようせき - 250立方りっぽうcm
  • 電動でんどうモーターにたいする最大さいだい負荷ふか電圧でんあつ - 72ボルト
  • タービンエンジンの最大さいだい推力すいりょく - 25kg(250ニュートン)

2011ねん6がつ1にち改訂かいていでは日本にっぽん模型もけい航空こうくう連盟れんめいは「模型もけい飛行ひこう登録とうろく適用てきよう一般いっぱん機体きたい仕様しよう限界げんかい」はこのように規定きていしている[2]

  • 最大さいだい重量じゅうりょう飛行ひこう燃料ねんりょうふくまず) - 15kg
  • 最大さいだいつばさそう面積めんせき主翼しゅよく水平すいへい尾翼びよく合計ごうけい面積めんせき) - 250 dm2
  • 最大さいだい回転かいてんつばさ面積めんせき最大さいだいローター排気はいき面積めんせき) - 250 dm2
  • 最大さいだいつばさめん荷重におも - 200 g/dm2
  • 最大さいだいピストンエンジン合計ごうけい排気はいきりょう 125cc
  • 最大さいだいタービンエンジン合計ごうけい推力すいりょく - 15kg
  • 最大さいだい負荷ふか動力どうりょく電圧でんあつ - 51V
  • 最大さいだいパルスジェットエンジン排気はいき口径こうけい - 40mm (パルスジェットエンジンの使用しようはコントロールラインのみ可能かのう)
  • マルチ・ローターヘリ、自立じりつ航行こうこうしきフライング・ロボット、トイプレーン、ちょう大型おおがた、パチンコしきヒコーキは対象たいしょうがい[3]

模型もけい航空機こうくうき定義ていぎについては、このように明確めいかくてんがあり、競技きょうぎ場合ばあい法的ほうてき場合ばあい損害そんがい保険ほけんづけ場合ばあいなど、状況じょうきょうにおいて個々ここ判断はんだんせざるをない。

航空こうくうほう

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マルチコプターひとしふく無人むじん航空機こうくうきたいする規制きせい適用てきようする改正かいせい航空こうくうほうが2015ねん9がつ4にち可決かけつ成立せいりつ同年どうねん12がつ10日とおか施行しこうされた。改正かいせい航空こうくうほうでは「無人むじん航空機こうくうき」の定義ていぎとして、「飛行機ひこうき回転かいてんつばさ航空機こうくうき滑空かっくう飛行船ひこうせんであって構造こうぞう上人しょうにんることができないもののうち、遠隔えんかく操作そうさまた自動じどう操縦そうじゅうにより飛行ひこうさせることができるもの(200g未満みまん重量じゅうりょう機体きたい本体ほんたい重量じゅうりょうとバッテリーの重量じゅうりょう合計ごうけい)のものをのぞく)」としている。

そのため、ほとんどの屋外おくがい飛行ひこう可能かのう模型もけい航空機こうくうき無人むじん航空機こうくうきとして、たとえば人口じんこう密集みっしゅう地域ちいきでの飛行ひこうくに許可きょかせいとなるなど、あらたな規制きせいされることになった。なお、そう重量じゅうりょう200グラム未満みまんとうであるものだけが航空こうくうほうじょうも「模型もけい航空機こうくうき」としてあつかわれる。

後述こうじゅつ#ほう規制きせい参照さんしょう

飛行ひこうしない模型もけい航空機こうくうき

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飛行ひこうする模型もけい航空機こうくうき

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飛行ひこう模型もけいは、軽量けいりょうで、飛行ひこう荷重におもえられる強度きょうど必要ひつようとし、そのために使用しよう材料ざいりょう構造こうぞう制約せいやくされる。展示てんじ模型もけいはその制約せいやくく、外形がいけい忠実ちゅうじつ再現さいげんするために最適さいてき材料ざいりょう構造こうぞう自由じゆう選択せんたくできる。したがって、りょう模型もけい材料ざいりょう構造こうぞうおおきく相違そういする。

飛行ひこう模型もけいについては、軽量けいりょう木材もくざいであるバルサざいのほか、キリヒノキスプルースたけ合板ごうはんなどが、強度きょうど重量じゅうりょうかんがえて使つかけられている。最近さいきんは、樹脂じゅしざいが、そのまま、あるいは発泡はっぽうざい繊維せんい強化きょうかプラスチック (FRP)などのかたち使つかわれることがおおくなった。

構造こうぞうとしては、軽量けいりょう丈夫じょうぶにするために、一般いっぱんに、ほそ骨組ほねぐみとわくわせた中空なかぞらの、実機じっき類似るいじしたものが使つかわれる。非常ひじょうちいさい簡単かんたん機体きたいでは、軽量けいりょう木材もくざい発泡はっぽうプラスティックを使つかったなか(ムク)構造こうぞうもある。

機体きたい表面ひょうめんは、かみ和紙わし)、きぬ、バルサ薄板うすいたなどがられ、ラッカーやドープなどで塗装とそうされる。最近さいきん上記じょうきえて、プラスティックのフィルムをることがおおくなった。

実機じっきをそのまま縮小しゅくしょうしたスケールモデルでは(レイノルズすうやマッハすうことなるため)模型もけい飛行機ひこうき理想りそうてき形状けいじょう乖離かいりしてしまうので、少々しょうしょうしゅくわえられている。効率こうりつ犠牲ぎせいにしてもディテールちかられることもある(なお、忠実ちゅうじつ再現さいげんするとかえって実機じっきときとはことなった印象いんしょうあたえてしまうこともあり、一般いっぱんデフォルメくわえられている)。

機種きしゅ区分くぶん

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飛行ひこうするための模型もけい航空機こうくうきは、操縦そうじゅうがた操縦そうじゅうがた大別たいべつされる。

操縦そうじゅうがたは、地上ちじょう飛行ひこうしゃ物理ぶつりてき関係かんけい状態じょうたい飛行ひこうするものであり、この飛行ひこう状態じょうたいフリーフライトぶ。

操縦そうじゅうがたには、さく経由けいゆして機械きかいてき操舵そうだおこなコントロール・ラインと、電磁波でんじは使つかって操舵そうだおこなラジオ・コントロールがある

上記じょうきのそれぞれが、グライダーヘリコプターオートジャイロオーニソプターなどの各種かくしゅ航空機こうくうき形式けいしきけられ、さらに、すうおおくの競技きょうぎきゅう分割ぶんかつされる。

動力どうりょく

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模型もけい航空機こうくうきでは、ゴム、電気でんきモーター、小型こがたのピストンエンジンがおお使用しようされるが、ロケットや小型こがたのタービンやパルスジェットや圧縮あっしゅくガスエンジンもある。

草創そうそう

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アルフォンス・ペノーらが活動かつどうした19世紀せいきには動力どうりょくにはゴム使用しようされていた。容易ようい入手にゅうしゅできる軽量けいりょう強力きょうりょく動力どうりょくげんかったこともあり、ながあいだ使用しようされた。2000年代ねんだい競技きょうぎよう模型もけいでは15ふんから1間近まぢか飛行ひこうするものもある。[1]

ゴム動力どうりょくおなじくらいかよりふる形式けいしき蒸気じょうき機関きかんがあり、航空こうくう初期しょきもちいられていた。1848ねん英国えいこくジョン・ストリングフェロー蒸気じょうき動力どうりょく模型もけい飛行機ひこうき飛行ひこうさせた。ハイラム・マキシムのち飛行機ひこうき蒸気じょうきエンジンによりひと空中くうちゅうばせることしめした。サミュエル・ラングレー内燃ないねんしき模型もけい飛行機ひこうきつくり、長時間ちょうじかん飛行ひこうおこなった。

1807ねん、1819ねん、1850ねんジョージ・ケイリー火薬かやく燃料ねんりょうとするオーニソプターばたきしき飛行機ひこうき模型もけい飛行機ひこうきつくった。かれ火薬かやく燃料ねんりょうとして使用しようすることは、有人ゆうじん飛行ひこうには危険きけんであると結論けつろんづけた。

内燃ないねん機関きかん

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米国べいこくコーストガード C-130J大型おおがた模型もけい縮尺しゅくしゃく1/7、両翼りょうよく5.6m。42ccのガソリンエンジン4搭載とうさい
うしろには操縦そうじゅう維持いじ管理かんりおこなう"乗員じょういん"たち。
英国えいこくグロスターシャーしゅうケンブル飛行場ひこうじょうにて。

よりおおきく、おもたい模型もけいには内燃ないねん機関きかん一種いっしゅであるグローエンジン使用しようされる。グローエンジンは自動じどうりん使用しようされる小型こがたのガソリンエンジンにているが、ことなるものである。単純たんじゅん廉価れんかなグローエンジンは2ストローク燃料ねんりょう着火ちゃっかにグロープラグを使用しようする。燃料ねんりょうにはメタノールとニトロメタンの混合こんごう燃料ねんりょうにオイルをぜたもの使用しようする。始動しどうには外部がいぶから点火てんかせん通電つうでんする。回転かいてんすう一定いっていになったら通電つうでんめる。ガソリンエンジンに必要ひつようとされるマグネトは必要ひつようない。4ストロークエンジンも同様どうようである。模型もけいようエンジンの排気はいきりょう最小さいしょう排気はいきりょうである0.01立方りっぽうインチから1立方りっぽうインチ以上いじょうまである。

単純たんじゅん模型もけい飛行機ひこうきようのエンジンはグロウプラグを使用しようしないディーゼルしきものもある。模型もけいようディーゼルエンジンは混合こんごう可変かへん圧縮あっしゅくエンジンである。2ストローク機関きかん主流しゅりゅうで、排気はいきりょう0.1cc程度ていどちょう小型こがたのものからある。燃料ねんりょう灯油とうゆGTL灯油とうゆ流動りゅうどうパラフィン主成分しゅせいぶんで4〜5わりほど、燃料ねんりょう気化きかさせるためジエチルエーテルを3わりほど、それに潤滑油じゅんかつゆとしてひましが2〜3わりほど、燃焼ねんしょう促進そくしんよう添加てんかざいとして硝酸しょうさんエチル硝酸しょうさんアミル硝酸しょうさんイソプロピル混入こんにゅうしたものがもちいられる。模型もけいようグローエンジンちがグロープラグらず小型こがた可能かのう圧縮あっしゅくたかさで効率こうりつたかい、トルクがあるなどの利点りてんがあり、ヨーロッパでは人気にんきがある。

ジェットエンジンとロケットエンジン

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ミニチュアのジェットエンジン
 
アメリカでのロケットの

近年きんねん愛好あいこうあいだでは模型もけいようジェットエンジン普及ふきゅうしつつある。模型もけいようターボジェットエンジンは実物じつぶつのターボジェットエンジンを単純たんじゅん小型こがたしたものではなく、模型もけいよう開発かいはつされたものである。最初さいしょ模型もけいよう開発かいはつされたタービンは1980年代ねんだい英国えいこくのGerald Jackmanによって開発かいはつされた。愛好あいこうによりGTBA(ガスタービン製造せいぞうしゃ協会きょうかい)が組織そしきされている。

パルスジェットエンジンだい2世界せかい大戦たいせんにおいてV-1飛行ひこうばくだんによって使用しようされた。グローエンジンより小型こがただったがうるさいので普及ふきゅうしなかった。"Dynajet"しゃものおお使用しようされた。

ロケットエンジンは1950年代ねんだい滑空かっくう加速かそくもちいられた。JETEXとしてられる形式けいしき一般いっぱんてきである。モデルロケットエンジンはたんだんしきで10びょうくらいの燃焼ねんしょう時間じかんである。A,B,Cとうのカテゴリーに分類ぶんるいされる。

電動でんどう

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電動でんどう蓄電池ちくでんちから供給きょうきゅうされる電気でんきでモーターを回転かいてんさせる。初期しょき電動でんどう模型もけい直流ちょくりゅうモーターニッケル・カドミウム蓄電池ちくでんち使用しようしていた。によりこう効率こうりつブラシレスモータ使用しようしたもの普及ふきゅうした。蓄電池ちくでんちニッケル・水素すいそ蓄電池ちくでんち近年きんねんではよりこう容量ようりょうリチウムイオンポリマー電池でんち使用しようされつつある。それにより飛行ひこう時間じかん大幅おおはばえ、飛行ひこう性能せいのうもグローエンジンと遜色そんしょくないものになりつつある。さらに、先進せんしんてき無線むせん操縦そうじゅう愛好あいこうにより太陽たいよう電池でんちもちいるもの開発かいはつされ、2005ねんにはカリフォルニアしゅうで48あいだ16ぶん記録きろく樹立じゅりつされた。

二酸化炭素にさんかたんそ

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二酸化炭素にさんかたんそ動力どうりょくとするものもある。だい口径こうけいでピッチのおおきなプロペラを回転かいてんさせる。ユニフローしきのエンジンで今日きょうではGasparinとModellaしゃから供給きょうきゅうされている。内燃ないねん機関きかん(エンジン)や電池でんち作動さどうするにつれてあつくなるのにたいして、ゴム動力どうりょく同様どうよう作動さどうするにつれてつめたくなってゆく動力どうりょくとしてられる。これはねつ力学りきがくてきかんがえると、はじめにまけエントロピー蓄積ちくせきしていて、作動さどうするにつれて周囲しゅういからねつ吸収きゅうしゅうしてゆくことを意味いみする。

推進すいしん種類しゅるい

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大半たいはん模型もけい飛行機ひこうきではプロペラ回転かいてんによって推進すいしんりょくる。

ダクテッドファン

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ダクテッドファンつつじょうのダクトないにプロペラとモーターあるいはエンジンを設置せっちすることによりジェットエンジンよりもやす費用ひようジェット機じぇっとき再現さいげんするものである。

ジェットエンジン

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実際じっさい航空機こうくうき同様どうようジェットエンジン噴射ふんしゃにより推進すいしんする(ピュアジェット)。ちょう小型こがたのため圧縮あっしゅく遠心えんしんしきとなっている。またパルスジェットエンジン存在そんざいするがかず非常ひじょうすくない。

ロケットエンジン

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模型もけいロケットエンジンには黒色こくしょく火薬かやく実機じっきおなコンポジット推進すいしんやく噴射ふんしゃして推進すいしんするモデルロケットがある。

オーニソプター

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ばたきオーニソプター)はプロペラをたない。とりようつばさばたくことにより浮揚ふようりょく推進すいしんりょくる。

ほう規制きせい

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日本にっぽん国内こくないでは、航空こうくうほうひとし法令ほうれいもとづき、つぎ規制きせいがある。

  • 航空こうくうほうの「無人むじん航空機こうくうき」に該当がいとうする模型もけい航空機こうくうきについては、ドローンとう規制きせい強化きょうかともなって飛行ひこう空域くういき飛行ひこう方法ほうほう種々しゅじゅ規制きせいかり、あらかじ事前じぜん国土こくど交通こうつう大臣だいじんへの申請しんせいおよび許可きょか承認しょうにん必要ひつようとなった。
  • 航空こうくうほうの「無人むじん航空機こうくうき」に該当がいとうしない模型もけい航空機こうくうき飛行ひこうさせる空域くういきによっては、飛行ひこうさせること禁止きんしされる場合ばあい、または飛行ひこうさせる場合ばあい事前じぜん国土こくど交通こうつう大臣だいじんへの届出とどけで必要ひつよう場合ばあいがある。

なお、だい世界せかい大戦たいせん直後ちょくご日本にっぽんでは連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれいかんそう司令しれい指令しれいにより、飛行機ひこうき研究けんきゅうとう個人こじんレベルまでめられた。この一環いっかん模型もけい飛行機ひこうき製作せいさく禁止きんしされた期間きかんがある[4]

関連かんれん項目こうもく

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参考さんこう

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  • 三苫みとま正雄まさお 模型もけい工作こうさく 航空機こうくうき発明はつめい  学習がくしゅうもり 1941
  • 根岸ねぎし英雄ひでお 模型もけい飛行機ひこうき教室きょうしつ  あきらあきらどう 1942
  • 山崎やまざき好雄よしお 模型もけい飛行機ひこうき理論りろん実際じっさい  平凡へいぼんもり 1942
  • なか正夫まさお 模型もけい航空機こうくうき うめろん工作こうさく  三省堂さんせいどう 1943
  • はら愛次郎あいじろう 浅海あさみ一男かずお 模型もけい航空機こうくうき設計せっけい  成徳しげのり書院しょいん 1943
  • 渡辺わたなべ敏久としひさ 最新さいしん模型もけい飛行機ひこうき事典じてん  岩崎いわさき書店しょてん 1955
  • 一条いちじょう卓也たくや 模型もけい飛行機ひこうきとグライダーの工作こうさく  まことぶんどう新光しんこうもり 1962
  • 木村きむら秀政ひでまさもりあきらしげ 模型もけいかくぎょう(理論りろん実際じっさい)  電波でんぱ実験じっけんもり 1972
  • もりあきらしげ 模型もけい飛行機ひこうきほん  電波でんぱ実験じっけんもり 1974
  • 摺木するぎこのみさく 模型もけい飛行機ひこうき(カラーブックス438)  保育ほいくしゃ 1978
  • 山森やまもりしん よく模型もけい飛行機ひこうき まことぶんどうたきぎこうもり 1978
  • 萱場かやば達郎たつお やさしい飛行機ひこうきガイド(子供こども科学かがく別冊べっさつ) まことぶんどう新光しんこうしゃ 1980
  • あずまあきら 模型もけい航空機こうくうきたこ科学かがく 電波でんぱ実験じっけんしゃ 1992 
  • やまもりよしのぶ よくぶパルプレーン(子供こども科学かがく別冊べっさつ) めつぶんどうたきぎこうしゃ 1974
  • 二宮にのみや康明やすあき よくかみ飛行機ひこうきしゅう1(子供こども科学かがく別冊べっさつ) まことぶんどう新光しんこうしゃ 1974
  • 野中のなかしげるよし ライトブレーンをばそう  日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい 1976
  • 模型もけい飛行機ひこうきつくかた(ポピュラサイエンス) ワールドサイエンス 1956
  • 模型もけい飛行機ひこうきつくかた(ポピュラサイエンス臨増) イヴニングスターしゃ 1952
  • ポピュラサイエンス別冊べっさつ 模型もけい上作じょうさく ワールドサイエンス 1955
  • 模型もけい飛行機ひこうき工作こうさく教室きょうしつ ポビュラサイエンス 1956
  • 模型もけい飛行機ひこうき工作こうさくハンドブック(模型もけい工作こうさく増刊ぞうかん) わざまもる出版しゅっぱんしゃ 1967
  • 日本にっぽん模型もけい飛行機ひこうき競技きょうぎ連盟れんめい 日本にっぽん模型もけい飛行機ひこうき公式こうしき競技きょうぎ規定きてい 1954
  • 木村きむら秀政ひでまさ 航空こうくうがく辞典じてん じんしょかん 1968
  • 文部省もんぶしょう 学術がくじゅつ用語ようごしゅう航空こうくう工学こうがくへん 日本航空にほんこうくう宇宙うちゅう学会がっかい 1973
  • 理科りか年表ねんぴょう 丸善まるぜん 1974
  • Williams,Guy R.The World of Modei Aircraft,G.P.Putnum’s Sons New York,1973
  • Warring,R.H.,Basic Aeromodelling,Model&Allied Publications,1976
  • Smeed,Vic, The Encyclopedia of Modelaircraft,Octopus Books Limited,1979
  • --, Plans Handbook. Model Aeronautical Press Ltd
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1934, Junior Aeronautical Supplies
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1935-36, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1937, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1938, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1951-52, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1953, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1955-56, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1957-58, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1959-61, Model Aeronautics Publications
  • Zaic,Frank, Model Aeronautic Year Book 1964-65, Model Aeronautics Publications
  • --, Aeromodeller Annual 1970-71, Model&Allied Publications Ltd
  • --, Aeromodeller Annual 1971-72, Model&Allied Publications Ltd
  • --, Aeromodeller Annual 1972-73, Model&Allied Publications Ltd
  • --, Aeromodeller Annual 1973-74, Model&Allied Publications Ltd
  • --, Aeromodeller Annual 1974-75, Model&Allied Publications Ltd
  • McEntee,Howard G, The Model Aircraft Handbook, Robert Hale,London, 1975
  • FAI, Sporting Code Section 4a,4b, 1975
  • Hartill,William R., World Free Flight Review, World Free Flight Press, 1989
  • The Great International Paper Airplane Book, by Jerry Mander, George Dippel and Howard Gossage, Simon and Schuster, New York, 1967
  • Model Aircraft Aerodynamics, by Martin Simons, Argus, Watford, Herts, England, 1978
  • How to Design and Build Flying Model Airplanes, by Keith Laumer, Harper, New York, 1960
  • The Middle Ages of the Internal-Combustion Engine, by Horst O. Hardenberg, SAE, 1999

出典しゅってん

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  1. ^ 狭義きょうぎ模型もけい飛行機ひこうきとは、狭義きょうぎ飛行機ひこうき動力どうりょく推進すいしんされ、固定こていつばさめん揚力ようりょく発生はっせいさせて飛行ひこうする航空機こうくうき)の模型もけいう。航空こうくうほう保険ほけん契約けいやくしょ公式こうしき競技きょうぎ規定きていなかでは、対象たいしょう明確めいかくにする必要ひつようから、広義こうぎの「模型もけい飛行機ひこうき」はもちいられない。狭義きょうぎ飛行機ひこうき定義ていぎは、航空こうくうほう施行しこう規則きそく 付属ふぞくしょたいそら審査しんさ要領ようりょう 01 定義ていぎ だい2しょうしめされているが、航空こうくうほう施行しこう規則きそく航空こうくうほう下部かぶ例規れいきであるため、航空こうくうほう施行しこう規則きそくもまた「ひとるもの」のみを対象たいしょうとしている。
  2. ^ 日本にっぽん模型もけい航空こうくう連盟れんめい 模型もけい飛行ひこう登録とうろく国内こくない規定きてい改定かいていについて
  3. ^ 日本にっぽん模型もけい航空こうくう連盟れんめい 模型もけい飛行ひこう登録とうろく制度せいど改定かいていのおらせ
  4. ^ 民間みんかん航空こうくう全面ぜんめんてき禁止きんし指令しれい昭和しょうわ20ねん11月19にち 朝日新聞あさひしんぶん)『昭和しょうわニュース辞典じてんだい8かん 昭和しょうわ17ねん/昭和しょうわ20ねん』p360 毎日まいにちコミュニケーションズかん 1994ねん

外部がいぶリンク

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