ミニの後継 こうけい 車 しゃ の開発 かいはつ は、1994年 ねん にBMWがローバー を傘下 さんか に収 おさ め、生産 せいさん をはじめとするミニに関 かん する全 すべ ての権利 けんり を有 ゆう したことで開始 かいし された。
開発 かいはつ 当初 とうしょ はイギリス を拠点 きょてん にローバーが中心 ちゅうしん となって進 すす められ、1997年 ねん のジュネーヴ・モーターショー で2台 だい のコンセプトカー が公開 こうかい された。しかし、ローバーの経営 けいえい が悪化 あっか の一途 いっと を辿 たど ったことから同社 どうしゃ はBMWの傘下 さんか から離脱 りだつ することになり、次期 じき ミニの開発 かいはつ 拠点 きょてん もドイツ に移 うつ された。インチ サイズのヤード・ポンド法 ほう から、ミリ を用 もち いるメ め ートル法 とるほう への再 さい 設計 せっけい を行 おこな うなどの紆余曲折 うよきょくせつ の末 すえ 、2001年 ねん に新生 しんせい ミニが発表 はっぴょう された。
ボディサイズは軽自動車 けいじどうしゃ 規格 きかく より小 ちい さかったBMCミニと比 くら べて大幅 おおはば に拡大 かくだい され、各種 かくしゅ ボディカラー、インテリアカラー、オプション装備 そうび を組 く み合 あ わせることにより、バリエーションは約 やく 10万 まん 通 とお りにも及 およ ぶ。先代 せんだい が40年間 ねんかん キープコンセプトで生産 せいさん していたのと同様 どうよう に、モデルチェンジを経 へ てもほぼ同 おな じデザインを継承 けいしょう している。
日本 にっぽん ではBMW JAPANが3月2日 にち を「ミニの日 ひ 」と制定 せいてい し、2002年 ねん 3月 がつ 2日 にち に発売 はつばい された。正規 せいき 輸入 ゆにゅう される全 ぜん 車種 しゃしゅ の全 ぜん グレードでMT が選択 せんたく 可能 かのう であったが、2014年 ねん 9月8日 にち のクロスオーバーのマイナーチェンジより、AT限定 げんてい のモデルが設定 せってい されるようになった。
スウィンドン工場 こうじょう
BMWはミニの生産 せいさん にあたり、オックスフォード 近郊 きんこう にある旧 きゅう ローバー のカウリー工場 こうじょう を本社 ほんしゃ とする生産 せいさん 子会社 こがいしゃ のBMW (UK) Manufacturing Ltd.を設立 せつりつ し、オックスフォード工場 こうじょう として2001年 ねん 4月 がつ から生産 せいさん を開始 かいし した。BMWグループとなった後 のち もミニの伝統 でんとう を守 まも る方針 ほうしん から、ドイツ ではなくイギリスで生産 せいさん されているが、カントリーマンとペースマンは、四 よん 輪 りん 駆動 くどう システムの開発 かいはつ と生産 せいさん に長 なが い実績 じっせき を持 も つオーストリア のマグナ・シュタイア が生産 せいさん している[ 1] 。
増産 ぞうさん 対応 たいおう のため、2006年 ねん 9月12日 にち よりミニプロダクション・トライアングル(通称 つうしょう :トライアングル)と称 しょう されるイギリス国内 こくない 3工場 こうじょう での生産 せいさん が開始 かいし された。ボディパネルのプレス 、シャシ コンポーネントとサブASSY はスウィンドン 工場 こうじょう 、シャシ、塗装 とそう 、完成 かんせい 車 しゃ 組立 くみたて はオックスフォード 工場 こうじょう 、それまでブラジル で行 おこな っていたミニ専用 せんよう ガソリンエンジン の生産 せいさん は、バーミンガム近郊 きんこう のハムス・ホール工場 こうじょう が担当 たんとう している。
初代 しょだい (2001年 ねん - 2006年 ねん ) R50/52/53
編集 へんしゅう
2001年 ねん 5月 がつ に登場 とうじょう 。日本 にっぽん では2002年 ねん 3月 がつ 2日 にち に発売 はつばい 。デザイナーはフランク・ステファンソン が担当 たんとう した[ 注 ちゅう 2] 。
ボディタイプは3ドアハッチバックとコンバーチブルで、グレードは基本 きほん となる「ワン」、エンジン制御 せいぎょ プログラムの変更 へんこう により出力 しゅつりょく を高 たか めた「クーパー」、スーパーチャージャー を装着 そうちゃく した「クーパーS」の3種類 しゅるい 。モデルコードはハッチバックのワンとクーパーがR50 、コンバーチブルがR52 、ハッチバッククーパーSがR53 。
エンジンは、BMWとクライスラー との合弁 ごうべん 会社 かいしゃ でブラジルに拠点 きょてん を置 お くトライテックが製造 せいぞう する、1.6Lの通称 つうしょう トライテック・エンジン [ 注 ちゅう 3] を搭載 とうさい 。スーパーチャージャーの1.6 Lは、1.4 Lから1.8 Lのカテゴリーにおいて「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー for 2003」「テン・ベスト・エンジン 2005」を受賞 じゅしょう している。
欧州 おうしゅう 仕様 しよう には1.4 L コモンレール式 しき ターボ ディーゼル を搭載 とうさい する「ワンD」も設定 せってい され、このためにトヨタ自動車 とよたじどうしゃ から欧州 おうしゅう 向 む けのヤリス とカローラ 用 よう の1ND-TV 型 かた エンジンが供給 きょうきゅう されていた。
トランスミッションは「ワン」と「クーパー」が5速 そく MT もしくはCVT 、「クーパーS」は6速 そく MTもしくは6速 そく AT (ATは2005年 ねん のマイナーチェンジで追加 ついか )。
サスペンションは、フロントにストラット 、リアにマルチリンク を採用 さいよう する。「ワン」はバネやダンパー の設定 せってい が比較的 ひかくてき 柔 やわ らかめなのに対 たい して、「クーパー」は前後 ぜんご ともスタビライザー を装備 そうび し、バネ定数 ていすう とダンパー減衰 げんすい 力 りょく を高 たか めたスポーツサスペンションを、「クーパーS」はさらに径 みち の太 ふと いスタビライザーと固 かた めのダンパーを持 も ったスポーツサスペンションプラスを標準 ひょうじゅん 装備 そうび している。
コンバーチブル クーパー
2004年 ねん 9月 がつ に発売 はつばい 。電動 でんどう ソフトトップを採用 さいよう し、フルオープンまでの所要 しょよう 時間 じかん は約 やく 15秒 びょう 。電動 でんどう 開閉 かいへい が可能 かのう なだけでなく、ウインドシールド上部 じょうぶ にあるスイッチを1回 かい 押 お すと40cmほど開 ひら いた所 ところ で停止 ていし するサンルーフモードとなり、再度 さいど スイッチを押 お し続 つづ けるとZ字 じ 型 がた に折 お り畳 たた まれてフルオープン状態 じょうたい となる。
Bピラーを結合 けつごう するロールバーがないため、サイドシルの板 いた 厚 あつ を増 ま して補強 ほきょう プレートを追加 ついか しねじり剛性 ごうせい を確保 かくほ したほか、Aピラーのスチール製 せい パイプによる補強 ほきょう 、アルミロールバーの追加 ついか 、極太 ごくぶと フレーム付 つ きの幌 ほろ 、さらに側面 そくめん 衝突 しょうとつ 対策 たいさく としてドアの強化 きょうか 等 とう が施 ほどこ されたことなどにより、重量 じゅうりょう はハッチバックの「クーパー」比 ひ で約 やく 130kg増加 ぞうか し1,270kgとなった。
日本 にっぽん への導入 どうにゅう グレードは「クーパー」と「クーパーS」のみ。2007年 ねん 5月 がつ 、専用 せんよう デザインのホイールやレザーシートを装備 そうび 、特別 とくべつ 色 しょく を用意 ようい した「サイドウォーク」が発売 はつばい された[ 2] 。
2004年 ねん 、コンバーチブル の追加 ついか にあわせて既存 きそん のハッチバックもマイナーチェンジを受 う け、ヘッドランプ周 まわ り、前後 ぜんご バンパー形状 けいじょう 、リアコンビネーションランプ割付 わりつけ 、リアフォグランプ 配置 はいち 、インテリアの見直 みなお しなどが施 ほどこ された。
2005年 ねん 、バックミラーやドアハンドルなどインテリアデザインを中心 ちゅうしん にマイナーチェンジが施 ほどこ され、専用 せんよう 色 しょく と特別 とくべつ 装備 そうび が設定 せってい された。同時 どうじ に、BMC時代 じだい のモデルをモチーフに、それぞれポップ、シック、スポーツをテーマとしてドレスアップを施 ほどこ した「セブン」「パークレーン」「チェックメイト」が追加 ついか された[ 3] [ 4] 。
2006年 ねん 9月 がつ 、「クーパーS with JCW GP kit」を全 ぜん 世界 せかい 2,000台 だい で限定 げんてい 販売 はんばい (日本 にっぽん への割 わ り当 あ ては160台 だい )。JCW(ジョン・クーパー・ワークス)を名乗 なの るこのモデルは、レーシング ミニの名 めい チューナーとしてのブランドイメージを強 つよ く押 お し出 だ した仕様 しよう となっており、最高 さいこう 出力 しゅつりょく は「クーパーS」の170psから48ps増 ぞう の218psを発生 はっせい する。内装 ないそう では後 こう 席 せき を撤去 てっきょ し2シーター化 か されたほか、フォグランプやリアワイパーも撤去 てっきょ し、ヘッドランプも軽量 けいりょう 化 か のためにHID からハロゲンに変更 へんこう され、リアサスペンションのロアアームもアルミ製 せい とし、専用 せんよう のセッティングとブレーキを採用 さいよう するなど、走 はし りに振 ふ った構成 こうせい となっている。シートも全 ぜん モデルがレカロ製 せい の専 せん 用品 ようひん を採用 さいよう する。一方 いっぽう 、大 だい 径 みち の18インチホイールの採用 さいよう や各部 かくぶ の補強 ほきょう 、整流 せいりゅう 板 ばん の追加 ついか などもあり、車両 しゃりょう 重量 じゅうりょう はクーパーSより15kgほど増 ぞう の1,195kgとなった。他 ほか にも多 おお くの部分 ぶぶん で見直 みなお しが図 はか られ、スポイラーや車体 しゃたい 下部 かぶ の整流 せいりゅう 板 ばん など空 そら 力 りょく にも手 て を入 い れられた結果 けっか 、最高 さいこう 速度 そくど 240km/h、0-100km/h加速 かそく 6.5秒 びょう という、シリーズ最高 さいこう の性能 せいのう を発揮 はっき している[ 5] 。
2006年 ねん 11月、日本 にっぽん 専用 せんよう の特別 とくべつ 仕様 しよう 車 しゃ 「デザイナーズチョイス」を発売 はつばい 。「クーパー」が100台 だい 、「クーパーS」が200台 だい の合計 ごうけい 300台 だい 限定 げんてい である[ 6] 。
第 だい 2世代 せだい (2006年 ねん - 2016年 ねん ) R55/56/57/58/59/60/61
編集 へんしゅう
ミニ
クーパー
概要 がいよう 販売 はんばい 期間 きかん
2006年 ねん 11月-2016年 ねん ボディ ボディタイプ
ハッチバック エステート コンバーチブル カントリーマン クーペ ロードスター 駆動 くどう 方式 ほうしき
FF /4WD パワートレイン エンジン
直列 ちょくれつ 4気筒 きとう 1.4L/1.6L NA/ターボ 最高 さいこう 出力 しゅつりょく
98-211ps(72kW-155kW) 6000rpm 最大 さいだい トルク
15.6-26.5kg·m(153-260N·m) 1850-5600rpm 変速 へんそく 機 き
6速 そく MT /6速 そく AT /CVT 前 まえ
前 まえ : ストラット後 ご : マルチリンク 後 のち
前 まえ : ストラット後 ご : マルチリンク 車両 しゃりょう 寸法 すんぽう ホイールベース
2,465-2,595mm 全長 ぜんちょう
3,715-4,120mm 全幅 ぜんぷく
1,685-1,790mm 全 ぜん 高 こう
1,430-1,550mm 車両 しゃりょう 重量 じゅうりょう
1,130-1,460kg その他 た 最小 さいしょう 回転 かいてん 半径 はんけい
5.1m (ワン) 5.5m (クラブマン、クラブバン) 5.8m(カントリーマン) テンプレートを表示 ひょうじ
2006年 ねん のパリサロン で発表 はっぴょう され、同年 どうねん 11月 がつ に「クーパー」「クーパーS」がイギリスとドイツで発売 はつばい 。日本 にっぽん での発売 はつばい は2007年 ねん 2月 がつ 24日 にち 。なお、サルーン(ハッチバック)は2代目 だいめ となったが、コンバーチブルは初代 しょだい が継続 けいぞく 生産 せいさん され、2009年 ねん モデルより新型 しんがた へ移行 いこう した。
2007年 ねん 4月 がつ 、イギリスを皮切 かわき りにベーシックモデル「ワン」「クーパーD」が発売 はつばい された(日本 にっぽん への導入 どうにゅう は前者 ぜんしゃ のみ)。
この代 だい でバリエーションが一気 いっき に増 ふ え、全 ぜん 7種類 しゅるい のボディを持 も つようになった。モデルコードは「クラブマン」「クラブバン」がR55 、サルーンの「ワン」「クーパー」「クーパーS」がR56 、コンバーチブルがR57 、クーペがR58 、ロードスターがR59 、カントリーマンがR60 、ペースマンがR61 。
オリジナルミニ同様 どうよう 、「変 か わらない良 よ さ」が基本 きほん コンセプトとなっており、外観 がいかん は初代 しょだい のキープコンセプトであるが、ボディサイズは前後 ぜんご 左右 さゆう に20mmほど拡大 かくだい された。ヘッドライトがエンジンフードから車体 しゃたい 側 がわ に固定 こてい されたため、コスト低減 ていげん と共 とも にフードの開閉 かいへい も軽 かる くなった。燃費 ねんぴ 、省 しょう 資源 しげん や安全 あんぜん 面 めん にも改良 かいりょう が施 ほどこ されている。
2013年 ねん 7月 がつ 11日 にち 、日本 にっぽん のゆるキャラ であるくまモン が、イギリスの国民 こくみん 的 てき キャラクターであるパディントンベア から招待 しょうたい されオックスフォード工場 こうじょう を訪 おとず れた。サプライズとしてR57をベースとした「くまモンMINI」も披露 ひろう され、同年 どうねん 7月 がつ 13日 にち より故郷 こきょう である熊本 くまもと 県 けん のMINI熊本 くまもと で展示 てんじ された[ 7] 。
エンジンは、BMWとフランスのPSAグループ との共同 きょうどう 開発 かいはつ による新型 しんがた エンジン、コードネーム「Prince」が搭載 とうさい される。当初 とうしょ のグレードはバルブトロニック 技術 ぎじゅつ を採用 さいよう した直列 ちょくれつ 4気筒 きとう DOHC 1.6L (120ps) の「クーパー」と、通常 つうじょう のバルブ機構 きこう を備 そな えた1.6L ツインスクロール直 ちょく 噴ターボ (175ps) の「クーパーS」。2007年 ねん には1.4L (95ps) の「ワン」と1.6L ターボディーゼル (110ps) の「クーパーD」が追加 ついか された。なお、当代 とうだい よりディーゼルエンジンに関 かん するトヨタ自動車 とよたじどうしゃ との提携 ていけい 関係 かんけい は解消 かいしょう された。
トランスミッションはゲトラグ 製 せい 6速 そく MTと、パドルシフト付 つ きのアイシンAW(現 げん :アイシン )製 せい 6速 そく ATが設定 せってい され、油圧 ゆあつ 制御 せいぎょ 式 しき 湿式 しっしき 多 た 板 いた クラッチの制御 せいぎょ 問題 もんだい から評判 ひょうばん の良 よ くなかったCVTは廃止 はいし された。
後期 こうき モデル(2010年 ねん 3月 がつ 〜)からはMT車 しゃ にアイドリングストップ 機構 きこう が追加 ついか された。
クラブマン
シリーズ初 はつ となるエステート タイプで、往年 おうねん のシリーズ名 めい から「クラブマン」と命名 めいめい された。発売 はつばい に先立 さきだ つ2007年 ねん 7月 がつ 29日 にち から写真 しゃしん と動画 どうが が配信 はいしん された。
日本 にっぽん では2007年 ねん 10月 がつ の東京 とうきょう モーターショー で発表 はっぴょう され同日 どうじつ 受注 じゅちゅう 開始 かいし 。2008年 ねん 3月 がつ 2日 にち (ミニの日 ひ ) に納車 のうしゃ が開始 かいし された[ 8] 。日本 にっぽん への導入 どうにゅう グレードは「クーパー」「クーパーS」の展開 てんかい となる。
全体 ぜんたい 的 てき なスタイリングは2005年 ねん のフランクフルトモーターショー で発表 はっぴょう されたコンセプトカーを踏襲 とうしゅう している。全長 ぜんちょう はサルーンの「ワン」と比 くら べて240mm長 なが く、ホイールベースも延長 えんちょう された。サイドドアに「アシメトリック・クラブドア」と呼 よ ばれる左右 さゆう 非対称 ひたいしょう ドアを採用 さいよう し、車体 しゃたい 右側 みぎがわ にのみ小 ちい さなリアドア(クラブドア)が追加 ついか され、観音開 かんのんびら き構造 こうぞう となっている。このクラブドアはマツダ・RX-8 やトヨタ・bB オープンデッキ 、サターン・アイオン クアッドクーペ などと同様 どうよう に、前側 まえがわ のドアを開 ひら いてからでないと開 あ けることができない構造 こうぞう である。バックドアは左右 さゆう 対称 たいしょう の観音開 かんのんびら きで、ヒンジの中心 ちゅうしん 線 せん が垂直 すいちょく ではなく前 ぜん 傾 かたぶけ している点 てん などもオリジナルに倣 なら っている。
「コントラスト・リアピラー」と呼 よ ばれる車体 しゃたい 後 ご 端 はし の隅 すみ は外 そと 板 ばん と異 こと なる色 いろ で仕上 しあ げることが可能 かのう で、これも往時 おうじ のウッドフレームを彷彿 ほうふつ とさせる。リアのコンビネーションランプを囲 かこ む部分 ぶぶん はバックドアのヒンジを兼 か ねているため、ドアを開 あ けた場合 ばあい もランプ類 るい は車体 しゃたい 側 がわ に残 のこ る構造 こうぞう となっており、被 ひ 視認 しにん 性 せい を確保 かくほ した上 うえ でヘッドランプとエンジンフードの関係 かんけい を反復 はんぷく する遊 あそ びも見 み せている。
クラブマンの派生 はせい 車種 しゃしゅ として商用 しょうよう パネルバンの「クラブバン」がある。2012年 ねん のジュネーブモーターショーでコンセプトモデルとして発表 はっぴょう され、後 のち に日本 にっぽん 市場 いちば にも少数 しょうすう ながら導入 どうにゅう された。クラブマンとの大 おお きな違 ちが いは2シーターである点 てん と、リアクォーターウィンドウ部分 ぶぶん にボディ同色 どうしょく のフィルムが貼 は られている点 てん などである(室内 しつない 側 がわ には樹脂 じゅし パネルが貼 は られている)。後部 こうぶ 座席 ざせき がないため、ラゲッジスペースはクラブマンの260Lに対 たい し860Lとなっており、車 くるま 重 じゅう も50kg軽量 けいりょう である。日本 にっぽん では各種 かくしゅ 法規 ほうき の関係 かんけい で4ナンバーではなく5ナンバーとして登録 とうろく される。
2009年 ねん に追加 ついか 。グレードは「クーパー」と「クーパーS」。ソフトトップは30km/h以下 いか での走行 そうこう 時 じ においても動作 どうさ 可能 かのう となっている。横転 おうてん 時 じ の安全 あんぜん を確保 かくほ するロールバーは先代 せんだい の固定 こてい 式 しき から格納 かくのう 式 しき となり、横転 おうてん を検知 けんち すると0.15秒 びょう で伸長 しんちょう する。荷 に 室 しつ 容量 ようりょう は先代 せんだい 比 ひ で+5L、後 こう 席 せき を倒 たお した状態 じょうたい では+55Lに拡大 かくだい された[ 9] 。
2008年 ねん のパリサロン で発表 はっぴょう された「MINIクロスオーバー」がルーツで、2010年 ねん 1月 がつ に発表 はっぴょう 、同年 どうねん 9月 がつ に欧州 おうしゅう で発売 はつばい された。
シリーズ初 はつ の4ドア車 しゃ かつクロスオーバーSUV (BMWではSAV(Sports Activity Vehicle)と呼称 こしょう )となる同車 どうしゃ のボディサイズは、全長 ぜんちょう 4,105 mm×全幅 ぜんはば 1,790 mm×全高 ぜんこう 1,550 mmで、ホイールベースも2,595 mmとシリーズで最 もっと も大 おお きく長 なが い。全長 ぜんちょう はサルーン比 ひ で+365 mm、エステートのクラブマンと比 くら べても125 mm長 なが く、全 ぜん 高 こう は1,561 mmでサルーン比 ひ +120 mmとなる。日本 にっぽん 仕様 しよう の特徴 とくちょう として、機械 きかい 式 しき の立体 りったい 駐車 ちゅうしゃ 場 じょう へ入庫 にゅうこ できるようにルーフアンテナのマウント形状 けいじょう を日本 にっぽん 専用 せんよう に開発 かいはつ し、全 ぜん 高 こう を1,550 mmとしている。また、全幅 ぜんぷく が1,700 mmを超 こ えるため、日本 にっぽん へ正規 せいき 輸入 ゆにゅう されるシリーズでは初 はつ の普通 ふつう 自動車 じどうしゃ (3ナンバー)となる。
インテリアは独立 どくりつ タイプの後 のち 席 せき が標準 ひょうじゅん だが、オプションで3人 にん 掛 か けのベンチシート も用意 ようい 。スライド機構 きこう とリクライニング機構 きこう を備 そな え、荷 に 室 しつ 容量 ようりょう は通常 つうじょう で350 L、後 こう 席 せき を格納 かくのう すると最大 さいだい 1,170 Lとなる。足元 あしもと 、頭上 ずじょう 、ショルダー周 まわ りが広 ひろ く、シートポジションは他 た モデルより高 たか めとなっている。特有 とくゆう の装備 そうび として、センターコンソールの代 か わりに「MINIセンターレール」が採用 さいよう され、小物 こもの 入 い れやドリンクホルダー、外部 がいぶ オーディオ機器 きき などを自由 じゆう に装着 そうちゃく できるようになっている。
ラインナップは「ワン」「クーパー」「クーパーS」「クーパーS ALL4」の4種類 しゅるい 。「クーパーS ALL4」にはシリーズ初 はつ となる四 よん 輪 りん 駆動 くどう システムの「MINI ALL4」を採用 さいよう し、ファイナルドライブに直接 ちょくせつ 取 と りつけられた電子 でんし 制御 せいぎょ 油圧 ゆあつ 式 しき ディファレンシャルによって前後 ぜんご の駆動 くどう 力 りょく 配分 はいぶん を無 む 段階 だんかい に制御 せいぎょ し、走行 そうこう 状 じょう 況 きょう に応 おう じて駆動 くどう 配分 はいぶん を前後 ぜんご 0:100 - 100:0まで自動的 じどうてき に変化 へんか させる。エンジンはすべて1.6 Lで、「ワン」と「クーパー」はそれぞれ最高 さいこう 出力 しゅつりょく 98 psと122 ps、最大 さいだい トルク15.6kg·mと16.3kg·mのNA エンジン、「クーパーS」「クーパーS ALL4」には最高 さいこう 出力 しゅつりょく 184 ps、最大 さいだい トルク24.5 kg·mを発生 はっせい するツインスクロールターボエンジンを搭載 とうさい する。
2014年 ねん 9月8日 にち のマイナーチェンジで「クーパーS」が廃止 はいし され、ディーゼルモデルが追加 ついか された。ディーゼルモデルはシリーズ初 はつ となるAT限定 げんてい モデルで、MTの設定 せってい はない。ラインナップは「ワン」「クーパー」「クーパーD」「クーパーD ALL4」「クーパーSD」の5種類 しゅるい 。エンジンはディーゼルが2.0 Lターボで、「クーパーD」「クーパーD ALL4」は最高 さいこう 出力 しゅつりょく 112 ps、最大 さいだい トルク27.5 kg·mを発生 はっせい 、「クーパーSD」は最高 さいこう 出力 しゅつりょく 143 ps、最大 さいだい トルク31.1 kg·mを発生 はっせい する。
クーペ JCW
2011年 ねん 6月 がつ 20日 はつか 、シリーズ5番目 ばんめ のバリエーションとして追加 ついか された。同年 どうねん 9月 がつ 27日 にち 、日本 にっぽん 仕様 しよう の発表 はっぴょう と同時 どうじ に予約 よやく を開始 かいし した。グレードはクーパー、クーパーS、ジョン クーパー ワークス (JCW) の3種 しゅ 。シリーズ初 はつ の2人 ふたり 乗 の りであり、同時 どうじ にボディ後部 こうぶ にリアデッキ がある3ボックス型 がた でもある。ミニでは「クラシックなグラン・ツーリスモ (GT) スタイル」と表現 ひょうげん している。室内 しつない はリアシートを備 そな えない代 か わりに、荷 に 室 しつ 容量 ようりょう はハッチバック 比 ひ で+120Lの280Lを確保 かくほ している[ 10] 。
エクステリアは、フロントウインドシールドがシリーズ中 ちゅう 最 もっと も大 おお きく傾斜 けいしゃ し、車 くるま 高 だか もハッチバックより40mm以上 いじょう 低 ひく い。また「ヘルメットルーフ」と呼 よ ばれるルーフは2トーンカラーで塗 ぬ り分 わ けられ、その後 ご 端 はし に帽子 ぼうし のつばを連想 れんそう させるスポイラー を装着 そうちゃく 。加 くわ えて、トランクリッドには走行 そうこう 速度 そくど が80km/hを超 こ えると自動的 じどうてき にせり上 あ がる格納 かくのう 式 しき のウイングも備 そな えている[ 10] 。
ロードスター コンセプト
2011年 ねん 10月 がつ 30日 にち 、シリーズ6番目 ばんめ のバリエーションとして2009年 ねん のフランクフルトモーターショーに出品 しゅっぴん された「MINIロードスターコンセプト」を市販 しはん 化 か した「MINIロードスター」を発表 はっぴょう [ 11] 。グレードはクーペ同様 どうよう 、クーパー、クーパーS、ジョン クーパー ワークス (JCW) の3種 しゅ 。
日本 にっぽん 仕様 しよう は2012年 ねん 1月 がつ 19日 にち に発表 はっぴょう ・受注 じゅちゅう を開始 かいし 。なお、日本 にっぽん では登場 とうじょう を機 き に布袋 ほてい 寅泰 ともやす とのコラボレーションモデル[ 注 ちゅう 4] を特別 とくべつ に製作 せいさく することを発表 はっぴょう [ 12] 。後 のち に「HOTEIxMINIコラボカー」としてブラックのロードスターをベースにホワイトの幾何 きか 学 がく 模様 もよう を模 も した「ギタリズム・モデル」とレッドのクーペをベースにブラックの炎 ほのお を模 も した「ブラック・ファイヤー・モデル」が製作 せいさく され[ 13] 、全国 ぜんこく 各地 かくち で展示 てんじ されている[ 14] 。
同 おな じオープンモデルでもある「コンバーチブル」との決定的 けっていてき な違 ちが いとして、2シーターで独立 どくりつ したトランクを備 そな えている事 こと が挙 あ げられる。これはコンバーチブルがサルーンをベースにしているのに対 たい し、ロードスターがクーペをベースにしているためである。ソフトトップの開閉 かいへい は手動 しゅどう 式 しき を採用 さいよう し、ベースのクーペ同様 どうよう に格納 かくのう 式 しき ウイングも備 そな わる。なお、後期 こうき モデルについてはオプションでソフトトップの電動 でんどう 式 しき 開閉 かいへい を選 えら べるようになった。
2015年 ねん 2月 がつ 12日 にち 、クーペとロードスターの生産 せいさん 終了 しゅうりょう が明 あ かされた[ 15] 。
ペースマン クーパーS
2011年 ねん 1月 がつ 、デトロイトショー で世界 せかい 初 はつ 公開 こうかい 、2013年 ねん 3月 がつ に発売 はつばい された。カントリーマンをベースとした3ドアのクーペ仕様 しよう で、ミニではクロスオーバーSUVでは無 な くSAC[ 注 ちゅう 5] としている。名称 めいしょう は、MINIブランド全体 ぜんたい をペースメーカーのように引 ひ っ張 ぱ ってゆくモデルになって欲 ほ しいとの願 ねが いから名付 なづ けられ[ 16] 、リアゲートに名称 めいしょう のエンブレムが付 つ く(カントリーマンもマイナーチェンジで同様 どうよう のエンブレムが追加 ついか された)。初代 しょだい グレードは、クーパー、クーパーS、JCWで、カントリーマンと同様 どうよう に4WDも設定 せってい される。
2014年 ねん 9月 がつ 8日 にち のマイナーチェンジによりグレードは、クーパー、クーパーS、クーパーDが設定 せってい されている。
カントリーマンと比較 ひかく して、スポーティーなセッティングとされているほか、ボディサイズは全長 ぜんちょう +15mm、全幅 ぜんぷく −5mm、全高 ぜんこう −20mm。荷 に 室 しつ の容量 ようりょう は−20Lとなる330Lで、リアシートを畳 たた むことで1,080Lに拡大 かくだい する[ 17] 。
第 だい 3世代 せだい (2013年 ねん - ) F54/F55/F56/F57/F60
編集 へんしゅう
ミニ(第 だい 3世代 せだい )[ 注 ちゅう 6]
クーパーS 3ドア 2013年 ねん 発売 はつばい 型 がた
運転 うんてん 席 せき
概要 がいよう 販売 はんばい 期間 きかん
2013年 ねん - ボディ ボディタイプ
ハッチバック 、ステーションワゴン 、コンバーチブル 駆動 くどう 方式 ほうしき
FF ・4WD パワートレイン エンジン
直列 ちょくれつ 3気筒 きとう 1.2L/1.5L ターボ直列 ちょくれつ 4気筒 きとう 2.0L ターボ直列 ちょくれつ 4気筒 きとう 2.0L ディーゼル 最高 さいこう 出力 しゅつりょく
ワン 前期 ぜんき 型 がた 102ps(75kW)/4100rpmワン 後期 こうき 型 がた 102ps(75kW)/3900rpmクーパー 136ps(100kW)/4400rpmクーパーD (ディーゼル ) 116ps(85kW)/4000rpmクーパーS 192ps(141kW)/5000rpmクーパーSD (ディーゼル) 170ps(125kW)/4000rpmジョンクーパーワークス 231ps(170kW)/5200rpmジョンクーパーワークスGP 306ps(225kW)/5200rpm 最大 さいだい トルク
ワン 前期 ぜんき 型 がた 18.4kgfm(180Nm)/1400rpmワン 後期 こうき 型 がた 19.4kgfm(190Nm)/1380rpmクーパー 22.4kgfm(220Nm)/1250rpmクーパーD (ディーゼル ) 27.5kgfm(270Nm)/1750rpmクーパーS 28.6kgfm(280Nm)/1350rpmクーパーSD (ディーゼル) 36.7kgm(360Nm)/1500rpmジョンクーパーワークス 32.6kgfm(320Nm)/1450rpmジョンクーパーワークスGP 45.9kgfm(450Nm)/1450rpm 変速 へんそく 機 き
6速 そく MT /6速 そく AT /7速 そく DCT /8速 そく AT 前 まえ
前 まえ : マクファーソンストラット後 ご : マルチリンク 後 のち
前 まえ : マクファーソンストラット後 ご : マルチリンク 車両 しゃりょう 寸法 すんぽう ホイールベース
2,495mm 全長 ぜんちょう
3,821mm 全幅 ぜんぷく
1,727mm 全 ぜん 高 こう
1,415mm その他 た 最小 さいしょう 回転 かいてん 半径 はんけい
5.1m JC08モード 燃費 ねんぴ
19.2km/L (MT) 17.9km/L (AT) テンプレートを表示 ひょうじ
ミニの生 う みの親 おや であるサー・アレック・イシゴニス生誕 せいたん 107年 ねん に当 あ たる2013年 ねん 11月18日 にち 、オックスフォード工場 こうじょう で世界 せかい 初 はつ 公開 こうかい [ 18] 、2日 にち 後 ご の11月20日 にち には東京 とうきょう モーターショー 2013でショー初 はつ 披露 ひろう 、2014年 ねん のジュネーブモーターショー ではドア数 すう の変更 へんこう と併 あわ せ、クラブドアが観音開 かんのんびら きから全 すべ て前 ぜん ヒンジの一般 いっぱん 的 てき な4ドアに変更 へんこう された「クラブマン・コンセプト」が公開 こうかい [ 19] 、7月 がつ には5ドアハッチバックの生産 せいさん が開始 かいし された[ 20] 。ボディサイズの拡大 かくだい により、日本 にっぽん では3ナンバー (普通 ふつう 車 しゃ ) 登録 とうろく となる[ 21] 。プラットフォームは新 しん 開発 かいはつ の「UKL」ならびに「UKL2」が採用 さいよう され、ホイールは4穴 あな から5穴 あな へ変更 へんこう され、PCD も100から112に変更 へんこう された。なお、F54 はクラブマン、F55 は5ドア、 F56 は3ドア、F57 はカブリオ(日本 にっぽん 名 めい :コンバーチブル)、F60 はカントリーマン(日本 にっぽん 名 めい :クロスオーバー)を表 あらわ す。
エクステリアは「アイコニックデザイン」を踏襲 とうしゅう した先代 せんだい のキープコンセプトだが、インテリアは、初代 しょだい から採用 さいよう されていたセンターメーターが廃止 はいし されたことに伴 ともな い、スピードメーターは一般 いっぱん 的 てき なステアリング奥 おく へと変更 へんこう された。センターメーターが設置 せっち されていた位置 いち には、iPhone やAndroid 端末 たんまつ にも対応 たいおう する「MINI Connected」を備 そな えた「センターディスプレイ」が設置 せっち され、オプションで車速 しゃそく を表示 ひょうじ する「ヘッドアップディスプレイ」も設定 せってい した。
エンジンは、ガソリン&ディーゼル共 ども に直列 ちょくれつ 3気筒 きとう DOHC 12バルブの1.2/1.5 L[ 注 ちゅう 7] 、直列 ちょくれつ 4気筒 きとう DOHC16バルブの2.0 L。BMWグループの“ツインパワーターボテクノロジー[ 注 ちゅう 8] ”に基 もと づくターボ仕様 しよう で、CO2 排出 はいしゅつ 量 りょう は、96 ps/70 kWのディーゼル1.2 Lが最小 さいしょう の89 g/km、最 もっと も高 こう 出力 しゅつりょく な221 ps/162 kWのガソリン2.0 Lでは172 g/kmとなっている[ 注 ちゅう 9] 。トランスミッションは6速 そく MTまたは6速 そく AT。日本 にっぽん 仕様 しよう はエコカー減税 げんぜい の対象 たいしょう となるよう、ドライブトレーンが独自 どくじ に調整 ちょうせい されている[ 23] 。オプションのMINIドライビング・モードは、走行 そうこう 特性 とくせい を標準 ひょうじゅん のMID、ハンドリング重視 じゅうし のSPORT、燃費 ねんぴ 重視 じゅうし のGREENから選択 せんたく 可能 かのう 。同 どう モードを搭載 とうさい するATモデルには、コースティング機能 きのう [ 注 ちゅう 10] が備 そな わる[ 21] 。
サスペンションはフロントがマクファーソンストラット 、リヤがマルチリンク の基本 きほん 構成 こうせい は同 おな じだが、ストロークが改善 かいぜん された。オプションとして、2段階 だんかい に可変 かへん する電子 でんし 制御 せいぎょ 式 しき のダイナミックダンパー コントロール (DDC)[ 24] が設定 せってい され、ドライビング・モードとの組 く み合 あ わせで連動 れんどう 制御 せいぎょ が可能 かのう となっている[ 25] 。
安全 あんぜん 面 めん では、5 km - 15 km/hで作動 さどう する自動 じどう ブレーキ のドライビングアシスト、ETC 内蔵 ないぞう のルームミラー、LED ヘッドランプ、アクティブクルーズコントロール などが新 あら たに採用 さいよう された。また、前 ぜん モデルではMT仕様 しよう のみに採用 さいよう されていたアイドリングストップ機構 きこう が、AT車 しゃ にも採用 さいよう された。クラブマンにはミニ史上 しじょう 初 はつ となる電動 でんどう 式 しき パーキングブレーキ も採用 さいよう されている。
ジョンクーパーワークスWRC
BMC時代 じだい 同様 どうよう 、ラリーを中心 ちゅうしん に活動 かつどう している。2011年 ねん 、プロドライブ がBMWワークス として、改定 かいてい されたWRカー 規定 きてい に則 のっと ったミニ・ジョン クーパー ワークス WRC でWRC 参戦 さんせん を開始 かいし 。2012年 ねん のラリー・モンテカルロ で、ダニ・ソルド が総合 そうごう 2位 い 表彰台 ひょうしょうだい を獲得 かくとく するなどの活躍 かつやく を見 み せたが、同年 どうねん 2月 がつ に資金 しきん を巡 めぐ ってプロドライブとBMWの関係 かんけい が決裂 けつれつ 。代 か わってチーム・ミニ・ポルトガルがワークス指定 してい を受 う けたが、結局 けっきょく 優勝 ゆうしょう を挙 あ げることはできないまま2013年 ねん を最後 さいご にミニのワークスはWRCから姿 すがた を消 け した。WRカーのベースとなったスーパー2000 規定 きてい 仕様 しよう も開発 かいはつ ・供給 きょうきゅう されたが、大 おお きな戦果 せんか を挙 あ げることはできなかった。
ALL4 レーシング(ダカール・ラリー 仕様 しよう )
WRCと同 おな じく2011年 ねん から、10年 ねん 近 ちか くBMW のセミワークス としてラリーレイド に参戦 さんせん していたX-raid の手 て により、グループT1規定 きてい の ALL4 Racing でラリーレイドにも参戦 さんせん 。実態 じったい はそれまで用 もち いていたBMW・X3 CC [ 注 ちゅう 11] の競技 きょうぎ 専用 せんよう 設計 せっけい の鋼管 こうかん フレーム はほぼそのままで、シルエットをカントリーマンに変 か えただけのものであり、市販 しはん 車 しゃ よりも明 あき らかに巨体 きょたい になっている(2011年 ねん 仕様 しよう で全長 ぜんちょう 4,333mm、全幅 ぜんはば 1,999mm、全高 ぜんこう 1,996mm)[ 26] [ 27] 。規則 きそく でフロントにマウントしてるエンジンもX3 CCに同 おな じ直列 ちょくれつ 6気筒 きとう ディーゼルの3.0Lツインターボで、最高 さいこう 出力 しゅつりょく 315ps/231kW、最大 さいだい トルク72.4kg·m/710N·mを発揮 はっき し[ 28] 、四 よん 輪 りん 駆動 くどう で出力 しゅつりょく する。ダカール・ラリー では2012年 ねん と2013年 ねん にステファン・ペテランセル 、2014年 ねん はナニ・ロマ [ 注 ちゅう 12] [ 30] [ 29] 、2015年 ねん にはナッサー・アル=アティヤ が勝利 しょうり し、砂漠 さばく の王者 おうじゃ の地位 ちい を築 きず いた。All4 Racingは2017年 ねん にジョン・クーパー・ワークス・ラリー(JCWラリー) としてフルモデルチェンジされた。
2WDのジョンクーパーワークス・バギー
2016年 ねん と2017年 ねん はMRレイアウト (二 に 輪 りん 駆動 くどう )のプジョー・スポール 勢 いきおい の後塵 こうじん を拝 はい したため、2018年 ねん はJCWラリー4台 だい に加 くわ え、MRのジョン・クーパー・ワークス・バギー(JCWバギー )3台 だい の計 けい 7台 だい を投入 とうにゅう 。ただこのJCWバギーはサスペンションストローク量 りょう を大 おお きく取 と る都合 つごう 上 じょう 、ボディ上 じょう 半分 はんぶん 以外 いがい はほぼ原型 げんけい のシルエットを残 のこ していないため、賛否 さんぴ 両論 りょうろん であった。JCWバギーはプジョー撤退 てったい 後 ご の2020年 ねん 、2021年 ねん に連覇 れんぱ を果 は たしている。
2023年 ねん にはJCWバギーに近 ちか いデザインで四 よん 輪 りん 駆動 くどう 化 か した、新生 しんせい グループT1+車両 しゃりょう であるJCWラリー+ が投入 とうにゅう された。
ミニ・チャレンジ
サーキットでは国際 こくさい レベルの活動 かつどう は行 おこな っていないが、米国 べいこく MINIがIMSA のCTSC(コンチネンタル・タイヤ・スポーツカー・チャレンジ、2018年 ねん まで)やTCアメリカなどのツーリングカーレース に参戦 さんせん している。なお米国 べいこく MINIによるTCR 規定 きてい 車両 しゃりょう の開発 かいはつ もされていたが、結局 けっきょく 投入 とうにゅう されずに終 お わっている。
英国 えいこく では2002年 ねん からワンメイクレース 「ミニ・チャレンジ」を開催 かいさい しており、2017年 ねん から日本 にっぽん でも「ミニ・チャレンジ・ジャパン」が開催 かいさい されている。本 ほん レースはJCWクラスとクーパークラスに分 わ かれており、2023年 ねん 時点 じてん で英国 えいこく のJCWクラスは250馬力 ばりき 程度 ていど でドナー車 しゃ 込 こみ で約 やく 5万 まん ユーロ、クーパークラスは130馬力 ばりき でドナー車 しゃ 込 こみ で約 やく 1.2万 まん ユーロとなっている[ 31] 。
^ BMWが開発 かいはつ に関与 かんよ したものでは1998年 ねん のローバー75 とMG・ZT が初 はつ 、BMWブランドでは2014年 ねん の2シリーズ アクティブツアラー (F45)が初 はつ 。
^ 2002年 ねん 7月 がつ からフェラーリ・マセラティ・グループのコンセプトデザイン担当 たんとう 役員 やくいん を務 つと め、2005年 ねん 2月 がつ よりフィアット 、2007年 ねん 6月 がつ よりアルファロメオに在籍 ざいせき 。
^ ペンタゴン・エンジンとも呼 よ ばれる。
^ 布袋 ほてい のトレードマークである白黒 しろくろ の幾何 きか 学 がく 模様 もよう にデザイン
^ Sport Activity Coupe: スポーツ・アクティビティ・クーペ
^ 数値 すうち は3ドアハッチバックのクーパー
^ PSAと共同 きょうどう 開発 かいはつ の新型 しんがた で、プジョー・208 と基本 きほん を共有 きょうゆう する。
^ 直 ちょく 噴と可変 かへん の2つの技術 ぎじゅつ で、ツインターボ ではない[ 22] 。
^ 6ATは184 g/ km
^ 走行 そうこう 中 ちゅう にアクセルペダルから足 あし を離 はな すとエンジンとトランスミッションの駆動 くどう 力 りょく の伝達 でんたつ を切断 せつだん 、惰性 だせい 走行 そうこう により燃料 ねんりょう 消費 しょうひ を抑制 よくせい する。GREENモード時 じ のみ作動 さどう する。
^ Cross Country:クロスカントリー
^ 2004年 ねん の2輪 りん 部門 ぶもん 総合 そうごう 優勝 ゆうしょう に続 つづ き4輪 りん 部門 ぶもん を制覇 せいは し、史上 しじょう 3人 にん 目 め の両 りょう 部門 ぶもん 優勝 ゆうしょう 選手 せんしゅ となった[ 29] 。
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