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#: 作詞:[[阿久悠]]、編曲:大瀧詠一、Strings Arrange:[[前田憲男]] |
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#: 作詞:[[阿久悠]]、編曲:大瀧詠一、Strings Arrange:[[前田憲男]] |
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#: <small>℗ 1983 UNIVERSAL MUSIC LLC<br>Licensed by USM JAPAN,<br>A UNIVERSAL MUSIC COMPANY</small> |
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#: <small>℗ 1983 UNIVERSAL MUSIC LLC<br>Licensed by USM JAPAN,<br>A UNIVERSAL MUSIC COMPANY</small> |
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#: [[小林旭]]への提供作。小林旭のテイクに感銘を受けた大滝が「小林の帰宅後にスタジオに入ってコッソリ歌っていた」といった逸話を自身で明かしていた。なお、山下達郎が音楽活動を再開し、提供楽曲のデモ版をよく公開していた時期であった{{Start date|1998|1|11}}放送の「サンデー・ソングブック」でこのバージョンをリクエストしたハガキに対しては「無いよそんなもの」と即答していた(その代わりにオンエアされたのが、‟草津バージョン”と呼ばれる「Happy Endで始めよう」のテレビ版)。但し、その前年の{{Start date|1997|1|12}}放送の「サンデー・ソングブック」で紹介された「新曲を出せとは言わないので『熱き心に』『風立ちぬ』『うれしい予感』のデモを聴かせて欲しい。またロンバケのミックス違いがあればかけてほしい」というハガキに対しては「デモテープはあるにはある。風立ちぬは1回だけコンサートでやったことがあるし、熱き心には1回だけ[[ラジオ関東]]でワンコーラスだけかかったことがある。ロンバケのミックス違いは無い」と答えていた。「あるにはある」と言っていたその3曲が、本作に全て収録された。本トラックのバック・トラックは小林版のものが流用されているが、イントロや曲中のキーボードやエレキギターパート、間奏のギター・ソロがない。 |
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#: [[小林旭]]への提供作。小林旭のテイクに感銘を受けた大滝が「小林の帰宅後にスタジオに入ってコッソリ歌っていた」といった逸話を自身で明かしていた。なお、山下達郎が音楽活動を再開し、提供楽曲のデモ版をよく公開していた時期であった{{Start date|1998|1|11}}放送の『[[山下達郎のサンデー・ソングブック]]』([[エフエム東京|TOKYO FM]])でこのバージョンをリクエストしたハガキに対しては「無いよそんなもの」と即答していた(その代わりにオンエアされたのが、‟草津バージョン”と呼ばれる「[[幸せな結末|Happy Endで始めよう]]」のテレビ版)。但し、その前年の{{Start date|1997|1|12}}放送の『サンデー・ソングブック』で紹介された「新曲を出せとは言わないので「[[熱き心に]]」「[[風立ちぬ (松田聖子の曲)|風立ちぬ]]」「[[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール|うれしい予感]]」のデモを聴かせて欲しい。またロンバケのミックス違いがあればかけてほしい」というハガキに対しては「デモテープはあるにはある。風立ちぬは1回だけコンサートでやったことがあるし、熱き心には1回だけ[[ラジオ関東]]でワンコーラスだけかかったことがある。ロンバケのミックス違いは無い」と答えていた。「あるにはある」と言っていたその3曲が、本作に全て収録された。本トラックのバック・トラックは小林版のものが流用されているが、イントロや曲中のキーボードやエレキギターパート、間奏のギター・ソロがない。 |
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# [[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール|'''うれしい予感''']] {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'13")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:[[さくらももこ]]、編曲:[[大瀧詠一|CHELSEA]] |
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#: 作詞:[[さくらももこ]]、編曲:[[大瀧詠一|CHELSEA]] |
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#: [[渡辺満里奈]]への提供作。音楽活動封印後、次曲「快盗ルビイ」以来7年ぶりに大瀧が書き下ろした新作としても話題となった。本作収録曲では唯一の90年代作品。90年代に制作されたオリジナル楽曲で大滝の歌によるものは「幸せな結末」「Happy Endで始めよう」に次いで3つ目の作品となる。オリジナルの渡辺版では大滝自身はコーラス参加している。作詞を手掛けた[[さくらももこ]]は、「ちびまる子ちゃん」のアニメ版が再開されるにあたって、大滝にテーマソングを依頼したが、大滝は「今年({{Start date|1994}})の[[読売ジャイアンツ]]が優勝したら新曲を提供する」とさくらに約束(大滝は大の巨人ファンだった)、その後さくらは祈りながら[[プロ野球]]の結果を見守ったが、[[長嶋茂雄]]率いる巨人軍は見事[[セ・リーグ]]優勝、さらには[[日本シリーズ]]制覇を果たし、その勝利が決定した瞬間に大滝からFAXにて「約束通りちびまる子ちゃんのテーマ曲を作ります」と契約履行されたことを大滝の死後に明かしている<ref>[http://bookstand.webdoku.jp/news/2014/08/13/090000.html さくらももこと大滝詠一のある「約束」]</ref>。また、歌を担当していた渡辺は大滝作品と知って「[[音頭]]だったらどうしよう」と当初は不安だったという<ref name="key">プロモカセット([http://moon.gmobb.jp/niagara/disc-chibi2.html])のコメントより</ref>。尚このセルフカバーは大滝のコーラスが入っているオリジナルのシングル・バージョンのバックトラックが流用されている。但し、エンディング近くの転調する部分のバックトラックにはアルバム・バージョンに入っていた女性コーラスが入っている。 |
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#: [[渡辺満里奈]]への提供作。音楽活動封印後、次曲「[[快盗ルビイ (曲)|快盗ルビイ]]」以来7年ぶりに大瀧が書き下ろした新作としても話題となった。本作収録曲では唯一の90年代作品。90年代に制作されたオリジナル楽曲で大滝の歌によるものは「[[幸せな結末]]」「Happy Endで始めよう」に次いで3つ目の作品となる。オリジナルの渡辺版では大滝自身はコーラス参加している。作詞を手掛けた[[さくらももこ]]は、『[[ちびまる子ちゃん#アニメ|ちびまる子ちゃん]]』のアニメ版が再開されるにあたって、大滝にテーマソングを依頼したが、大滝は「今年({{Start date|1994}})の[[読売ジャイアンツ]]が優勝したら新曲を提供する」とさくらに約束(大滝は大の巨人ファンだった)、その後さくらは祈りながら[[プロ野球]]の結果を見守ったが、[[長嶋茂雄]]率いる巨人軍は見事[[セ・リーグ]]優勝、さらには[[日本シリーズ]]制覇を果たし、その勝利が決定した瞬間に大滝からFAXにて「約束通りちびまる子ちゃんのテーマ曲を作ります」と契約履行されたことを大滝の死後に明かしている<ref>[http://bookstand.webdoku.jp/news/2014/08/13/090000.html さくらももこと大滝詠一のある「約束」]</ref>。また、歌を担当していた渡辺は大滝作品と知って「[[音頭]]だったらどうしよう」と当初は不安だったという<ref name="key">プロモカセット([http://moon.gmobb.jp/niagara/disc-chibi2.html])のコメントより</ref>。尚このセルフカバーは大滝のコーラスが入っているオリジナルのシングル・バージョンのバックトラックが流用されている。但し、エンディング近くの転調する部分のバックトラックにはアルバム・バージョンに入っていた女性コーラスが入っている。 |
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# [[快盗ルビイ (曲)|'''快盗ルビイ''']] {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'15")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:[[和田誠]]、編曲:大瀧詠一、Strings&Horn Arrange:[[服部克久]] |
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#: 作詞:[[和田誠]]、編曲:大瀧詠一、Strings&Horn Arrange:[[服部克久]] |
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#: <small>Licensed by Victor Entertainment</small> |
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#: <small>Licensed by Victor Entertainment</small> |
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#: [[小泉今日子]]への提供作。{{Start date|1988}}に公開された小泉の[[快盗ルビイ|同名主演映画]]の主題歌。作詞は映画の監督・脚本を務めた[[和田誠]]。{{Start date|2003}}に小泉とのバーチャル・デュエット・バージョン作成の際に88年当時に2テイクほど録ったとされるデモテープの音源を用いた半セルフカバー版は音源化されていたが、全編大滝ソロによるバージョンは初CD化。バック・トラックは小泉版のバックトラックの流用だが、『大瀧詠一 Song Book II -大瀧詠一作品集 Vol.2 (1971-1988)』に収録されていたプロモ・オンリーの“On Air Version”と同様フェイドアウトしない。 |
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#: [[小泉今日子]]への提供作。{{Start date|1988}}に公開された小泉の[[快盗ルビイ|同名主演映画]]の主題歌。作詞は映画の監督・脚本を務めた[[和田誠]]。{{Start date|2003}}に小泉とのバーチャル・デュエット・バージョン作成の際に88年当時に2テイクほど録ったとされるデモテープの音源を用いた半セルフカバー版は音源化されていたが、全編大滝ソロによるバージョンは初CD化。バック・トラックは小泉版のバックトラックの流用だが、『大瀧詠一 Song Book II -大瀧詠一作品集 Vol.2 (1971-1988)』に収録されていたプロモ・オンリーの“On Air Version”と同様フェイドアウトしない。 |
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# '''星空のサーカス''' {{Ndash}} {{Resize|90%|(3'00")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:[[松本隆]]、編曲:[[大瀧詠一|宿霧十軒]] |
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#: [[RATS&STAR]]への提供作。オリジナルシングルでは「Tシャツに口紅」とのカップリングで収録されていた。コーラスは全てJack Tones<ref group="注">大滝が1人多重コーラスをする際のグループ名。メンバーは宿霧十軒 (Bass)、我田引水 (Baritone)、ちぇるしぃ (1st Tenor)、金田一幸助 (2nd Tenor)でいずれも大滝の変名である。</ref>による一人多重コーラスとなっている。 |
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#: [[RATS&STAR]]への提供作。オリジナルシングルでは「[[Tシャツに口紅]]」とのカップリングで収録されていた。コーラスは全てJack Tones<ref group="注">大滝が1人多重コーラスをする際のグループ名。メンバーは宿霧十軒 (Bass)、我田引水 (Baritone)、ちぇるしぃ (1st Tenor)、金田一幸助 (2nd Tenor)でいずれも大滝の変名である。</ref>による一人多重コーラスとなっている。 |
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# '''[[Tシャツに口紅]]''' {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'38")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:松本隆、編曲:[[井上鑑]] |
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#: 作詞:松本隆、編曲:[[井上鑑]] |
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#: 前トラック同様にRATS&STARへの提供作。時期的には『EACH TIME』セッションの一時中断期の提供作となる。そのためか「恋のナックル・ボール」と同じメロディーセクションが存在している。松本・大瀧作品としては珍しく、詞の一人称が「俺」である。バックトラックはRATSバージョンと同様だが、コーラスは全てJack Tonesによる一人多重コーラスとなっている。間奏のソロ楽器は、トランペットからマリンバに変更されている。 |
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#: 前トラック同様にRATS&STARへの提供作。時期的には『[[EACH TIME]]』セッションの一時中断期の提供作となる。そのためか「恋のナックル・ボール」と同じメロディーセクションが存在している。松本・大瀧作品としては珍しく、詞の一人称が「俺」である。バックトラックはRATSバージョンと同様だが、コーラスは全てJack Tonesによる一人多重コーラスとなっている。間奏のソロ楽器は、トランペットからマリンバに変更されている。 |
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# [[探偵物語/すこしだけやさしく|'''探偵物語''']] {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'04")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:松本隆、編曲:井上鑑 |
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#: 作詞:松本隆、編曲:井上鑑 |
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#: [[薬師丸ひろ子]]への提供作。「すこしだけ やさしく」と共に両A面シングルとして発売された。大滝の事実上最終公演となった{{Start date|1983|7|24}}、[[西武ドーム|西武球場]]にて行われた「ANN SUPER FES '83」でのライブでも歌われたが、その後大滝によって歌われることは無かった。オリジナルの薬師丸ひろ子版とはキーが異なり、チューニングが1音上げられている。 |
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#: [[薬師丸ひろ子]]への提供作。「すこしだけやさしく」と共に両A面シングルとして発売された。大滝の事実上最終公演となった{{Start date|1983|7|24}}、[[西武ドーム|西武球場]]にて行われた「ANN SUPER FES '83」でのライブでも歌われたが、その後大滝によって歌われることは無かった。オリジナルの薬師丸ひろ子版とはキーが異なり、チューニングが1音上げられている。 |
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# [[探偵物語/すこしだけやさしく|'''すこしだけ やさしく''']] {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'44")}}<ref name="item_4172252" /><ref name="item_4172253" /> |
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#: 作詞:松本隆、編曲:井上鑑 |
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#: 作詞:松本隆、編曲:井上鑑 |
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#: 「探偵物語」と同じく、薬師丸ひろ子への提供作。この曲も西武球場ライブでも歌われたが、スタジオ録音のテイクが実在する事は知られていなかった。 |
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#: 「探偵物語」と同じく、薬師丸ひろ子への提供作。この曲も西武球場ライブでも歌われたが、スタジオ録音のテイクが実在する事は知られていなかった。 |
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=== DISC-2 (初回限定ボーナスディスク) === |
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=== DISC-2 (初回限定ボーナスディスク) === |
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初回限定で付属するボーナス・ディスクは、洋楽カヴァーを収録。4トラックのうち3トラックは{{Start date|1997|7}}から9月にかけて[[ソニー・ミュージックスタジオ#ソニー・ミュージック信濃町スタジオ|信濃町ソニー・スタジオ]]で行われた通称“ナイアガラ・リハビリ・セッション”からの音源。この年の11月、シングル「[[幸せな結末]]」をリリースすることになるが、それに先駆け、長らく離れていたスタジオ・ワークに対する勘を取り戻すためのセッションだった<ref name="debut_again_liner_notes" />。 |
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初回限定で付属するボーナス・ディスクは、洋楽カヴァーを収録。4トラックのうち3トラックは{{Start date|1997|7}}から9月にかけて[[ソニー・ミュージックスタジオ#ソニー・ミュージック信濃町スタジオ|信濃町ソニー・スタジオ]]で行われた通称“ナイアガラ・リハビリ・セッション”からの音源。この年の11月、シングル「幸せな結末」をリリースすることになるが、それに先駆け、長らく離れていたスタジオ・ワークに対する勘を取り戻すためのセッションだった<ref name="debut_again_liner_notes" />。 |
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# '''私の天竺''' {{Resize|90%|'''My Blue Heaven'''}} {{Ndash}} {{Resize|90%|(4'05")}}<ref name="item_4172252" /> |
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#: 作詞:George Whiting、作曲:Walter Donaldson、日本語詞:[[堀内敬三]]、編曲:[[大瀧詠一|Rinky O'hen]] |
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#: 作詞:George Whiting、作曲:Walter Donaldson、日本語詞:[[堀内敬三]]、編曲:[[大瀧詠一|Rinky O'hen]] |
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#: 邦題「[[私の青空 (歌)|私の青空]]」をニューオーリンズ風のリズム・パターンでアレンジした曲。間奏部で演奏されるのは19世紀のアメリカン・トラディショル「[[峠の我が家]]」のメロディ。かつて「[[山下達郎のサンデー・ソングブック]]」に大瀧がゲスト出演した際にオンエアされたが、今回のCD化に際し新たにミックスされた。 |
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#: 邦題「[[私の青空 (歌)|私の青空]]」をニューオーリンズ風のリズム・パターンでアレンジした曲。間奏部で演奏されるのは19世紀のアメリカン・トラディショル「[[峠の我が家]]」のメロディ。かつて『山下達郎のサンデー・ソングブック』に大瀧がゲスト出演した際にオンエアされたが、今回のCD化に際し新たにミックスされた。 |
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# '''[[リップ・イット・アップ|陽気に行こうぜ]]〜[[恋にしびれて]]''' {{Resize|90%|'''(2015村松2世登場!version)'''}} {{Ndash}} {{Resize|90%|(6'34")}}<ref name="item_4172252" /> |
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#: (Rip It Up)作詞・作曲:Robert Blackwell / John Marascalco |
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#: (Rip It Up)作詞・作曲:Robert Blackwell / John Marascalco |
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#: (All Shook Up)作詞・作曲:Otis Blackwell / [[エルヴィス・プレスリー|Elvis Presley]] |
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#: (All Shook Up)作詞・作曲:Otis Blackwell / [[エルヴィス・プレスリー|Elvis Presley]] |
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#: 編曲:Rinky O'hen |
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#: 編曲:Rinky O'hen |
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#: 前トラックと同じく、{{Start date|1998|1|11}}放送の「サンデー・ソングブック」でオンエアされていたが、このバージョンは放送版とは異なる音源である。曲名の村松2世とはこのセッションで初めて大滝作品に参加し、リードギターを担当する[[佐橋佳幸]]のことで、1世こと村松とは[[村松邦男]]のこと。[[鈴木茂 (ギタリスト)|鈴木茂]]、徳武弘文と佐橋のギターバトルを聴くことができることから、このような名前が付いた。本ボーナスディスク収録作としては2015年、佐橋の参加作品を集めたコンピレーション・アルバム『佐橋佳幸の仕事(1983-2015) 〜Time Passes On〜』<ref name="time_passes_on" group="注">[[佐橋佳幸]]『佐橋佳幸の仕事(1983-2015) 〜Time Passes On〜』 {{Start date|2015|11|13}}発売 GT music ⁄ [[ソニー・ミュージックダイレクト|SMDR]] 3[[Blu-spec CD2]]+ブックレット:MHC7-30038</ref>のボーナス・トラックとして初CD化されたが、冒頭の語りがカットされている。 |
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#: 前トラックと同じく、{{Start date|1998|1|11}}放送の『サンデー・ソングブック』でオンエアされていたが、このバージョンは放送版とは異なる音源である。曲名の村松2世とはこのセッションで初めて大滝作品に参加し、リードギターを担当する[[佐橋佳幸]]のことで、1世こと村松とは[[村松邦男]]のこと。[[鈴木茂 (ギタリスト)|鈴木茂]]、徳武弘文と佐橋のギターバトルを聴くことができることから、このような名前が付いた。本ボーナスディスク収録作としては2015年、佐橋の参加作品を集めたコンピレーション・アルバム『佐橋佳幸の仕事 (1983-2015) 〜Time Passes On〜』<ref name="time_passes_on" group="注">[[佐橋佳幸]]『佐橋佳幸の仕事(1983-2015) 〜Time Passes On〜』 {{Start date|2015|11|13}}発売 GT music ⁄ [[ソニー・ミュージックダイレクト|SMDR]] 3[[Blu-spec CD2]]+ブックレット:MHC7-30038</ref>のボーナス・トラックとして初CD化されたが、冒頭の語りがカットされている。 |
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# '''Tall Tall Trees〜Nothing Can Stop Me''' {{Ndash}} {{Resize|90%|(5'16")}}<ref name="item_4172252" /> |
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# '''Tall Tall Trees〜Nothing Can Stop Me''' {{Ndash}} {{Resize|90%|(5'16")}}<ref name="item_4172252" /> |
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#: 作詞・作曲:George Jones / Roger Miller、編曲:Rinky O'hen |
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#: 作詞・作曲:George Jones / Roger Miller、編曲:Rinky O'hen |
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#: <small><Tall Tall Trees><br>© by LARK MUSIC, LTD.<br>All rights reserved. Used by permission.<br>Rights for Japan administered by<br>WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.TT<br>© TRIO MUSIC.,INC. FORT KNOX MUSIC, INC.</small> |
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#: <small><Tall Tall Trees><br>© by LARK MUSIC, LTD.<br>All rights reserved. Used by permission.<br>Rights for Japan administered by<br>WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.TT<br>© TRIO MUSIC.,INC. FORT KNOX MUSIC, INC.</small> |
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#: <small><Nothing Can Stop Me><br>© by FORT KNOX MUSIC COMPANY<br>All rights reserved. Used by permission.<br>Rights for Japan administered by<br>WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.<br>© TRIO MUSIC.,INC.</small> |
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#: <small><Nothing Can Stop Me><br>© by FORT KNOX MUSIC COMPANY<br>All rights reserved. Used by permission.<br>Rights for Japan administered by<br>WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.<br>© TRIO MUSIC.,INC.</small> |
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#: 間奏のギター・ソロ前で「健太!」と呼ばれているのは[[萩原健太]]のこと。萩原によればこの時、大瀧から「これからレコーディングするから信濃町に来い」「(見学させてくれるのですかとの萩原の問いに)いや、ギター持ってこい」「(アコギですかとの問いに)エレキだエレキ。いいからすぐ来い」との電話をもらい、言われるがまま[[フェンダー・テレキャスター|テレキャスター]]を持ってスタジオに来た。それまでにも何度か、渡辺満里奈や植木等のアルバム・レコーディングに作曲、編曲で参加したことはあったが、楽器で呼ばれたのは初めてだったという<ref name="record_collectors_201604_2" />。前曲「陽気に行こうぜ〜恋にしびれて」とこの曲のみ、飯尾芳史がミックスを手掛けている。もともとは佐橋と深い親交のある飯尾が、佐橋のコンピレーション・アルバムのためにミックスしたのもの<ref name="time_passes_on" group="注" /><ref>{{Cite journal |和書 |author=H2 |authorlink= |title=大滝詠一 エンジニアたちの証言から紐解く32年ぶりのニュー・アルバム『DEBUT AGAIN』|date=2016-05-01 |publisher=[[リットーミュージック|株式会社リットーミュージック]] |journal=[[サウンド&レコーディング・マガジン]] |volume=35 |number=5 |pages=27-43 |ref=第二章 初回限定盤 DISC 2のセッション回想 }} {{JAN|4910040190561}}</ref>。 |
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#: 間奏のギター・ソロ前で「健太!」と呼ばれているのは[[萩原健太]]のこと。萩原によればこの時、大瀧から「これからレコーディングするから信濃町に来い」「(見学させてくれるのですかとの萩原の問いに)いや、ギター持ってこい」「(アコギですかとの問いに)エレキだエレキ。いいからすぐ来い」との電話をもらい、言われるがまま[[フェンダー・テレキャスター|テレキャスター]]を持ってスタジオに来た。それまでにも何度か、渡辺満里奈や[[植木等]]のアルバム・レコーディングに作曲、編曲で参加したことはあったが、楽器で呼ばれたのは初めてだったという<ref name="record_collectors_201604_2" />。前曲「陽気に行こうぜ〜恋にしびれて」とこの曲のみ、飯尾芳史がミックスを手掛けている。もともとは佐橋と深い親交のある飯尾が、佐橋のコンピレーション・アルバムのためにミックスしたのもの<ref name="time_passes_on" group="注" /><ref>{{Cite journal |和書 |author=H2 |authorlink= |title=大滝詠一 エンジニアたちの証言から紐解く32年ぶりのニュー・アルバム『DEBUT AGAIN』|date=2016-05-01 |publisher=[[リットーミュージック|株式会社リットーミュージック]] |journal=[[サウンド&レコーディング・マガジン]] |volume=35 |number=5 |pages=27-43 |ref=第二章 初回限定盤 DISC 2のセッション回想 }} {{JAN|4910040190561}}</ref>。 |
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# [[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール|'''針切じいさんのロケン・ロール''' {{Resize|90%|'''The Purple People Eater'''}}]] {{Ndash}} {{Resize|90%|(3'05")}}<ref name="item_4172252" /> |
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# [[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール|'''針切じいさんのロケン・ロール''' {{Resize|90%|'''The Purple People Eater'''}}]] {{Ndash}} {{Resize|90%|(3'05")}}<ref name="item_4172252" /> |
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#: 作詞・作曲:Sheb Wooley、日本語詞:さくらももこ、編曲:Rinky O'hen |
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#: 作詞・作曲:Sheb Wooley、日本語詞:さくらももこ、編曲:Rinky O'hen |
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#: <small>© CHANNEL MUSIC CO.</small> |
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#: <small>© CHANNEL MUSIC CO.</small> |
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#: メインディスク2曲目の「うれしい予感」と同時に「ちびまる子ちゃん」のテーマ曲として提供され、「[[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール]]」として両A面でシングル化されていた作品をカバーしたもの。オリジナル・バージョンでの歌唱は[[植木等]]が担当し、大滝はRinky O'hen名義で編曲を担当していた。原曲はシェブ・ウーリーの「The Purple People Eater(ロックを踊る宇宙人)」。日本語詞はさくらももこが担当した。歌詞が一部、植木が歌唱したものとは異なっている。 |
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#: メインディスク2曲目の「うれしい予感」と同時に『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲として提供され、「[[うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール]]」として両A面でシングル化されていた作品をカバーしたもの。オリジナル・バージョンでの歌唱は植木等が担当し、大滝はRinky O'hen名義で編曲を担当していた。原曲はシェブ・ウーリーの「The Purple People Eater(ロックを踊る宇宙人)」。日本語詞はさくらももこが担当した。歌詞が一部、植木が歌唱したものとは異なっている。 |
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== クレジット == |
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== クレジット == |
『DEBUT AGAIN』(デビュー・アゲン)は、2016年3月21日に発売された大滝詠一のスタジオ・アルバム。
解説
ベスト・アルバム及びリイシューを除くと大滝詠一死後最初のアルバム。大滝名義のアルバム作品としては『EACH TIME』以来32年ぶりのアルバムで、収録内容から報道では「アナザー・サイド・ベスト」といった裏ベスト扱いのこともあったが、公式サイトでは「奇跡のニューアルバム」として『A LONG VACATION』『EACH TIME』に続くソニー移籍後事実上第3の「オリジナルアルバム」として扱っている。タイトルの基になった『DEBUT』は1978年 (1978)発売のベスト・アルバムから[4]。
収録される作品は、自身の作曲した作品を自演し自らの歌声で録音した版、即ち「セルフカバー」バージョンを1つのアルバムとしてコンパイルしたものとなる。収録作品のうち、メインディスクの10曲中7曲は大滝の死後、関係者によるナイアガラレコードの遺品整理の過程で新発見に至ったマスターテープを基にしており、収録作品のオリジナル発表期間は前作『EACH TIME』のレコーディング一時中断期間中に提供した作品、『EACH TIME』発売後の休業宣言後の作品、シングル「幸せな結末」でシーンに復帰するまでにプロデュースした楽曲と、主に活動の空白期を埋める形での収録となっている。
なお、これらのセルフカバー音源の録音が遺されていた理由は不明で、関係者にもその存在は一切明かしていなかった。ただし、音源は「レコーディングスタジオで本格的に録音されたものであることは間違いない」と考えられている[5]。また、発見当初はスタッフも大滝が過去のデモテープを幾つも保管していた過去から「提供者向けの簡単な仮歌かガイドボーカルであろう」と推定していたが、内容的に本格的なボーカルテイクとして録音されていることから、正式なセルフカバーであると断定されたという[6]。
これまで大滝が他のシンガーに提供した曲を自身が歌ったというケースはそれほど多くなく、1975年 (1975)に沢田研二に提供した「あの娘に御用心」が1976年のアルバム『GO! GO! NIAGARA』でリアレンジされて歌われたのが最初だった。ライブではかまやつひろしに提供した「お先にどうぞ」を数回歌ったほか、「風立ちぬ」「探偵物語」「すこしだけやさしく」も1回だけ歌われた。また、1981年 (1981)のアルバム『A LONG VACATION』には、他のシンガーに提供したものを改めて自身のために正式にレコーディングした曲が多く含まれている[7]。
アートワーク
初回生産限定盤はボーナス・ディスク付きのCD2枚組、三方背ケース仕様。アート・デザインは岡田崇[8]、ライナーノーツは能地祐子がそれぞれ担当。ジャケット写真は発売1か月前の2016年2月17日 (2016-02-17)に公開され、ソニー移籍後としては初めて大滝本人の肖像が登場するものとなっている。写真は『B-EACH TIME L-ONG』発売当時、雑誌『FMステーション』(ダイヤモンド社)に掲載されたEACH TIMES誌編集風景のものをカラーデジタル化したもの。よって映っている机には前作『EACH TIME』のジャケットも確認できる。初回盤と通常盤はトリミング箇所が若干異なっている。
収録曲
DISC-1
全作曲:大瀧詠一
- 熱き心に – (4'46")[1][2]
- 作詞:阿久悠、編曲:大瀧詠一、Strings Arrange:前田憲男
- ℗ 1983 UNIVERSAL MUSIC LLC
Licensed by USM JAPAN,
A UNIVERSAL MUSIC COMPANY
- 小林旭への提供作。小林旭のテイクに感銘を受けた大滝が「小林の帰宅後にスタジオに入ってコッソリ歌っていた」といった逸話を自身で明かしていた。なお、山下達郎が音楽活動を再開し、提供楽曲のデモ版をよく公開していた時期であった1998年1月11日 (1998-01-11)放送の『山下達郎のサンデー・ソングブック』(TOKYO FM)でこのバージョンをリクエストしたハガキに対しては「無いよそんなもの」と即答していた(その代わりにオンエアされたのが、‟草津バージョン”と呼ばれる「Happy Endで始めよう」のテレビ版)。但し、その前年の1997年1月12日 (1997-01-12)放送の『サンデー・ソングブック』で紹介された「新曲を出せとは言わないので「熱き心に」「風立ちぬ」「うれしい予感」のデモを聴かせて欲しい。またロンバケのミックス違いがあればかけてほしい」というハガキに対しては「デモテープはあるにはある。風立ちぬは1回だけコンサートでやったことがあるし、熱き心には1回だけラジオ関東でワンコーラスだけかかったことがある。ロンバケのミックス違いは無い」と答えていた。「あるにはある」と言っていたその3曲が、本作に全て収録された。本トラックのバック・トラックは小林版のものが流用されているが、イントロや曲中のキーボードやエレキギターパート、間奏のギター・ソロがない。
- うれしい予感 – (4'13")[1][2]
- 作詞:さくらももこ、編曲:CHELSEA
- 渡辺満里奈への提供作。音楽活動封印後、次曲「快盗ルビイ」以来7年ぶりに大瀧が書き下ろした新作としても話題となった。本作収録曲では唯一の90年代作品。90年代に制作されたオリジナル楽曲で大滝の歌によるものは「幸せな結末」「Happy Endで始めよう」に次いで3つ目の作品となる。オリジナルの渡辺版では大滝自身はコーラス参加している。作詞を手掛けたさくらももこは、『ちびまる子ちゃん』のアニメ版が再開されるにあたって、大滝にテーマソングを依頼したが、大滝は「今年(1994年 (1994))の読売ジャイアンツが優勝したら新曲を提供する」とさくらに約束(大滝は大の巨人ファンだった)、その後さくらは祈りながらプロ野球の結果を見守ったが、長嶋茂雄率いる巨人軍は見事セ・リーグ優勝、さらには日本シリーズ制覇を果たし、その勝利が決定した瞬間に大滝からFAXにて「約束通りちびまる子ちゃんのテーマ曲を作ります」と契約履行されたことを大滝の死後に明かしている[9]。また、歌を担当していた渡辺は大滝作品と知って「音頭だったらどうしよう」と当初は不安だったという[10]。尚このセルフカバーは大滝のコーラスが入っているオリジナルのシングル・バージョンのバックトラックが流用されている。但し、エンディング近くの転調する部分のバックトラックにはアルバム・バージョンに入っていた女性コーラスが入っている。
- 快盗ルビイ – (4'15")[1][2]
- 作詞:和田誠、編曲:大瀧詠一、Strings&Horn Arrange:服部克久
- Licensed by Victor Entertainment
- 小泉今日子への提供作。1988年 (1988)に公開された小泉の同名主演映画の主題歌。作詞は映画の監督・脚本を務めた和田誠。2003年 (2003)に小泉とのバーチャル・デュエット・バージョン作成の際に88年当時に2テイクほど録ったとされるデモテープの音源を用いた半セルフカバー版は音源化されていたが、全編大滝ソロによるバージョンは初CD化。バック・トラックは小泉版のバックトラックの流用だが、『大瀧詠一 Song Book II -大瀧詠一作品集 Vol.2 (1971-1988)』に収録されていたプロモ・オンリーの“On Air Version”と同様フェイドアウトしない。
- 星空のサーカス – (3'00")[1][2]
- 作詞:松本隆、編曲:宿霧十軒
- RATS&STARへの提供作。オリジナルシングルでは「Tシャツに口紅」とのカップリングで収録されていた。コーラスは全てJack Tones[注 1]による一人多重コーラスとなっている。
- Tシャツに口紅 – (4'38")[1][2]
- 作詞:松本隆、編曲:井上鑑
- 前トラック同様にRATS&STARへの提供作。時期的には『EACH TIME』セッションの一時中断期の提供作となる。そのためか「恋のナックル・ボール」と同じメロディーセクションが存在している。松本・大瀧作品としては珍しく、詞の一人称が「俺」である。バックトラックはRATSバージョンと同様だが、コーラスは全てJack Tonesによる一人多重コーラスとなっている。間奏のソロ楽器は、トランペットからマリンバに変更されている。
- 探偵物語 – (4'04")[1][2]
- 作詞:松本隆、編曲:井上鑑
- 薬師丸ひろ子への提供作。「すこしだけやさしく」と共に両A面シングルとして発売された。大滝の事実上最終公演となった1983年7月24日 (1983-07-24)、西武球場にて行われた「ANN SUPER FES '83」でのライブでも歌われたが、その後大滝によって歌われることは無かった。オリジナルの薬師丸ひろ子版とはキーが異なり、チューニングが1音上げられている。
- すこしだけやさしく – (4'44")[1][2]
- 作詞:松本隆、編曲:井上鑑
- 「探偵物語」と同じく、薬師丸ひろ子への提供作。この曲も西武球場ライブでも歌われたが、スタジオ録音のテイクが実在する事は知られていなかった。
- 夏のリビエラ -Summer Night in Riviera- – (4'31")[1][2]
- 作詞:松本隆、英語詞:MARTHA LAVENDER
- 森進一への提供作「冬のリヴィエラ」の英語詞カバー。セルフ・カバーのリリースにそれほど積極的でなかった生前の大滝にしては珍しく、コンピレーション・アルバム『SNOW TIME』収録曲として発表されていた、既出のヴァージョン。これは西武球場ライブのために用意されたアレンジを使ったもの。もともと男性用に書き下ろされた曲だが、オリジナルに比べてキーを全音下げたアレンジになっている[11]。
- 風立ちぬ – (4'48")[1][2]
- 作詞:松本隆、編曲:多羅尾伴内
- 松田聖子への提供作。1981年12月3日 (1981-12-03)に渋谷公会堂で行われた「ヘッドフォン・コンサート」からのライブ音源。「今日歌ったら一生、二度と歌うこともないだろうという歌をやってみたいと思います」という前置きをしてから歌われた[12]。なお、同コンサートからは1987年リリースのコンピレーション・アルバム『DEBUT SPECIAL』に「指切り」が収録されていた。
- 夢で逢えたら (Strings Mix) – (3'49")[1][2]
- 作詞:大瀧詠一
- 吉田美奈子、シリア・ポールへの提供作。途中のセリフは異なる。ベストアルバム『Best Always』とボックスセット『NIAGARA CD BOOK II』の同時購入者特典として抽選で300名にのみプレゼントされた、「夢で逢えたら」のレコードB面に収録されていた大滝の歌声とストリングスのみのバージョン。本作収録作品の中では唯一、第一期ナイアガラの70年代に制作された楽曲で、本作で唯一大瀧自身が作詞まで手がけている作品となる。
DISC-2 (初回限定ボーナスディスク)
初回限定で付属するボーナス・ディスクは、洋楽カヴァーを収録。4トラックのうち3トラックは1997年7月 (1997-07)から9月にかけて信濃町ソニー・スタジオで行われた通称“ナイアガラ・リハビリ・セッション”からの音源。この年の11月、シングル「幸せな結末」をリリースすることになるが、それに先駆け、長らく離れていたスタジオ・ワークに対する勘を取り戻すためのセッションだった[12]。
- 私の天竺 My Blue Heaven – (4'05")[1]
- 作詞:George Whiting、作曲:Walter Donaldson、日本語詞:堀内敬三、編曲:Rinky O'hen
- 邦題「私の青空」をニューオーリンズ風のリズム・パターンでアレンジした曲。間奏部で演奏されるのは19世紀のアメリカン・トラディショル「峠の我が家」のメロディ。かつて『山下達郎のサンデー・ソングブック』に大瀧がゲスト出演した際にオンエアされたが、今回のCD化に際し新たにミックスされた。
- 陽気に行こうぜ〜恋にしびれて (2015村松2世登場!version) – (6'34")[1]
- (Rip It Up)作詞・作曲:Robert Blackwell / John Marascalco
- (All Shook Up)作詞・作曲:Otis Blackwell / Elvis Presley
- 編曲:Rinky O'hen
- 前トラックと同じく、1998年1月11日 (1998-01-11)放送の『サンデー・ソングブック』でオンエアされていたが、このバージョンは放送版とは異なる音源である。曲名の村松2世とはこのセッションで初めて大滝作品に参加し、リードギターを担当する佐橋佳幸のことで、1世こと村松とは村松邦男のこと。鈴木茂、徳武弘文と佐橋のギターバトルを聴くことができることから、このような名前が付いた。本ボーナスディスク収録作としては2015年、佐橋の参加作品を集めたコンピレーション・アルバム『佐橋佳幸の仕事 (1983-2015) 〜Time Passes On〜』[注 2]のボーナス・トラックとして初CD化されたが、冒頭の語りがカットされている。
- Tall Tall Trees〜Nothing Can Stop Me – (5'16")[1]
- 作詞・作曲:George Jones / Roger Miller、編曲:Rinky O'hen
- <Tall Tall Trees>
© by LARK MUSIC, LTD.
All rights reserved. Used by permission.
Rights for Japan administered by
WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.TT
© TRIO MUSIC.,INC. FORT KNOX MUSIC, INC.
- <Nothing Can Stop Me>
© by FORT KNOX MUSIC COMPANY
All rights reserved. Used by permission.
Rights for Japan administered by
WARNER/CHAPPELL MUSIC JAPAN, K.K.
© TRIO MUSIC.,INC.
- 間奏のギター・ソロ前で「健太!」と呼ばれているのは萩原健太のこと。萩原によればこの時、大瀧から「これからレコーディングするから信濃町に来い」「(見学させてくれるのですかとの萩原の問いに)いや、ギター持ってこい」「(アコギですかとの問いに)エレキだエレキ。いいからすぐ来い」との電話をもらい、言われるがままテレキャスターを持ってスタジオに来た。それまでにも何度か、渡辺満里奈や植木等のアルバム・レコーディングに作曲、編曲で参加したことはあったが、楽器で呼ばれたのは初めてだったという[11]。前曲「陽気に行こうぜ〜恋にしびれて」とこの曲のみ、飯尾芳史がミックスを手掛けている。もともとは佐橋と深い親交のある飯尾が、佐橋のコンピレーション・アルバムのためにミックスしたのもの[注 2][13]。
- 針切じいさんのロケン・ロール The Purple People Eater – (3'05")[1]
- 作詞・作曲:Sheb Wooley、日本語詞:さくらももこ、編曲:Rinky O'hen
- © CHANNEL MUSIC CO.
- メインディスク2曲目の「うれしい予感」と同時に『ちびまる子ちゃん』のテーマ曲として提供され、「うれしい予感/針切じいさんのロケン・ロール」として両A面でシングル化されていた作品をカバーしたもの。オリジナル・バージョンでの歌唱は植木等が担当し、大滝はRinky O'hen名義で編曲を担当していた。原曲はシェブ・ウーリーの「The Purple People Eater(ロックを踊る宇宙人)」。日本語詞はさくらももこが担当した。歌詞が一部、植木が歌唱したものとは異なっている。
クレジット
Mastering Engineer : Tetsuya Naitoh (Sony Music Studios Tokyo)
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Booklet Photo : Jyoji Ide (P1,H3)
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Art Design : Takashi Okada
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Director : Masaaki Shirota
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LP:SRJL 1111
解説
アナログ盤は、180g重量盤による完全限定生産。カッティングはロンドンのメトロポリス・マスタリングにてティム・ヤングが担当、ハーフスピードカッティングが施されている。ジャケット裏面は『DEBUT』のジャケットを模したデザイン、レコード中袋には2016年時点で流通しているナイアガラ・レーベルのカタログが並べられている。レーベルはプロモーション盤に使われたブルーレーベルを使用、帯はCBSソニー当時のものを踏襲したデザインが採用されている。ライナーノーツは、CDブックレットに掲載されている能地祐子の解説原稿をそのまま転載。特典として特製ステッカーが封入された。
収録曲
SIDE 1
- 熱き心に – (4'44")[14]
- うれしい予感 – (4'11")[14]
- 快盗ルビイ – (4'13")[14]
- 星空のサーカス – (2'58")[14]
- Tシャツに口紅 – (4'35")[14]
SIDE 2
- 探偵物語 – (4'02")[14]
- すこしだけ やさしく – (4'42")[14]
- 夏のリビエラ -Summer Night in Riviera- – (4'29")[14]
- 風立ちぬ – (4'46")[14]
- 夢で逢えたら (Strings Mix) – (3'49")[14]
クレジット
Mastering Engineer : Tetsuya Naitoh (Sony Music Studios Tokyo)
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Half Speed Vinil Cutting : Tim Young (Metropolis Mastering, London)
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Art Design : Takashi Okada
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Director : Masaaki Shirota
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リリース日一覧
地域 |
リリース日 |
レーベル |
規格 |
カタログ番号 |
備考
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日本 |
2016年3月21日 (2016-03-21) |
NIAGARA ⁄ Sony Music Labels Inc. |
2CD CD |
SRCL 8714/5【初回生産限定盤】 SRCL 8716【通常盤】 |
初回生産限定盤はボーナス・トラック4曲収録のDISC 2との2枚組。三方背ボックス仕様。
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2016年6月15日 (2016-06-15) |
LP |
SRJL 1111 |
全10曲収録。完全生産限定盤。
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脚注
注釈
- ^ 大滝が1人多重コーラスをする際のグループ名。メンバーは宿霧十軒 (Bass)、我田引水 (Baritone)、ちぇるしぃ (1st Tenor)、金田一幸助 (2nd Tenor)でいずれも大滝の変名である。
- ^ a b 佐橋佳幸『佐橋佳幸の仕事(1983-2015) 〜Time Passes On〜』 2015年11月13日 (2015-11-13)発売 GT music ⁄ SMDR 3Blu-spec CD2+ブックレット:MHC7-30038
出典
外部リンク
SonyMusic
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KING(1971年 (1971)-1972年 (1972)) |
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Bellwood / KING (1972年 (1972)-1973年 (1973)) |
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シングル | |
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スタジオ・アルバム |
- SONGS (SUGAR BABE) (1975年4月25日 (1975-04-25))
- NIAGARA MOON (1975年5月30日 (1975-05-30))
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NIAGARA ⁄ COLUMBIA(1976年 (1976)-1980年 (1980)) |
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NIAGARA / CBS/SONY(1981年 (1981)-1991年 (1991)) |
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シングル | |
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スタジオ・アルバム | |
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その他 (CM集・ インストゥルメンタル・ 編集盤等) | |
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ボックス・セット | |
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シングル | |
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リイシュー |
- NIAGARA CM SPECIAL / NIAGARA CM STARS (1995年3月24日 (1995-03-24))
- SNOW TIME / 大滝詠一、FIORD 7 (1996年3月21日 (1996-03-21))
- A LONG VACATION 20th Anniversary Edition (2001年3月21日 (2001-03-21))
- NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition / 佐野元春、杉真理、大滝詠一 (2002年3月21日 (2002-03-21))
- EACH TIME 20th Anniversary Edition (2004年3月21日 (2004-03-21))
- NIAGARA MOON 30th Anniversary Edition (2005年3月21日 (2005-03-21))
- SONGS -30th Anniversary Edition- / SUGAR BABE (2005年12月7日 (2005-12-07))
- NIAGARA TRIANGLE Vol.1 30th Anniversary Edition / 山下達郎、伊藤銀次、大滝詠一 (2006年3月21日 (2006-03-21))
- GO! GO! NIAGARA 30th Anniversary Edition (2006年9月21日 (2006-09-21))
- NIAGARA CM SPECIAL Vol.1 3rd Issue 30th Anniversary Edition / NIAGARA CM STARS (2007年3月21日 (2007-03-21))
- 多羅尾伴内楽團 Vol.1 & Vol.2 (2007年9月21日 (2007-09-21))
- NIAGARA CALENDAR 30th Anniversary Edition (2008年3月21日 (2008-03-21))
- A LONG VACATION 30th Edition (2011年3月21日 (2011-03-21))
- NIAGARA CD BOOK I (2011年3月21日 (2011-03-21))
- NIAGARA TRIANGLE Vol.2 30th Edition (2012年3月21日 (2012-03-21))
- EACH TIME -30th Anniversary Edition- (2014年3月21日 (2014-03-21))
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その他(プロデュース作品・提供曲・作品集・編集盤等) |
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