Wings Flap
「Wings Flap」 | ||||||||
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L'Arc〜en〜Ciel の シングル | ||||||||
B | HONEY -L'Acoustic Version- | |||||||
リリース | ||||||||
マキシシングル デジタル・ダウンロード | ||||||||
ジャンル |
ポップス ロック | |||||||
レーベル | Ki/oon Music | |||||||
hyde, ken | ||||||||
プロデュース | L'Arc〜en〜Ciel | |||||||
チャート | ||||||||
L'Arc〜en〜Ciel シングル | ||||||||
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「Wings Flap」(ウィングス フラップ)は、
概要
[また、カップリング
なお、
リリース
[リリースプロモーション
[リリース形態
[ミュージックビデオ
[このミュージック・ビデオは、
収録 曲
[# | タイトル | ||||
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1. | 「Wings Flap」 | hyde | ken, hyde | L'Arc〜en〜Ciel | |
2. | 「HONEY -L'Acoustic version-」 | hyde | hyde | Produced by hyde, Yasuaki Maejima | |
3. | 「Wings Flap (hydeless version)」 | ken, hyde | L'Arc〜en〜Ciel | ||
4. | 「HONEY -L'Acoustic version- (hydeless version)」 | hyde | Produced by hyde, Yasuaki Maejima | ||
楽曲 解説
[- Wings Flap
- ラテンテイストのリズムが
印象 的 なダンサブルなシンセ・ポップ。この曲 は、2015年 9月 21日 ・22日 に夢 洲 野外 特設 会場 にて開催 したライヴ「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」で新曲 として披露 するために制作 された楽曲 となっている。作曲 を担当 したkenは、この曲 の制作 を振 り返 り「海沿 いのスタジオに行 って、そこで気分 転換 しながら作 ってみようと思 った[8]」「"L'ArCASINO"を演 る予定 の夢 洲 (ゆめしま)のことを考 えて、"どんな場所 なんだろう、どんなライヴになるんだろう"なんてことも思 いながら。スタッフに夢 洲 の写真 とかを見 せてもらったりしてね。まさに今 、目 の前 にある景色 、目 の前 にある写真 とかにも影響 を受 けながら作 っていった[8]」と本 作 発売 当時 に語 っている。 - ちなみにkenは、
今回 のデモ音源 制作 において、普段 のデモ制作 で使用 するソフトウェア・シンセサイザーを敢 えて採 り入 れていない[8]。そのため、この曲 のデモ音源 は、オールインワン・シンセサイザーを使用 し制作 が行 われている[8]。この試 みについて、kenは「ここしばらくは、コンピュータを起 ち上 げた状態 から曲 を作 っていくことが多 かったから、そうじゃない状態 で作 っていくっていうことが1つのテーマにはなったかな[8]」「それが結果 的 にどうなるかっていうことよりも、単 にそうしてみたかっただけ[8]」と述懐 している。 前述 のようなかたちで制作 したデモ音源 を基 に、バンドとして本格 的 なレコーディングを行 っている。レコーディングでは、新 たにチェンバロや、16分 で鳴 るシンセサイザーのサウンドを入 れ、さらにメンバーのアイディアも楽曲 に採 り入 れている[8]。なお、サビの後半 部 のメロディには、hydeの提案 したメロが採用 されており、これにより前々 作 「CHASE」以来 となるkenとhydeの共 作 クレジットになっている。メロディをデモから変 えた経緯 について、kenは「出来上 がったデモをメンバーみんなに渡 してから、サビの後半 のメロディーを変 えようってことで、hydeとやりとりした。そのときにhydeが出 してきた3つのアイディアのうちの1つが、僕 が思 いつかなかった方向 のアイディアで。それがすごくいいなって思 ったから、そこのメロディーは変 えたね[8]」と述 べている。また、リバーブのかかったベースフレーズはtetsuyaのアイディア[8]、リフのシンセサイザーの音色 選 びではyukihiroの意見 が反映 されている[8][9]。なお、今回 の楽曲 制作 でメンバーの意見 を多 く採 り入 れることにしたのは、ken曰 く、前作 「EVERLASTING」を制作 した際 に、作曲 者 である自分 以外 のメンバーからのインプットが少 なかったこともあり、「今回 はバンドとして作 り上 げる音楽 を楽 しみたい」という思 いがあったことが影響 しているという[8]。- また、この
曲 のリズム以外 の音 はシンセサイザーが主体 となっており、ギターはリフやフレーズが前面 に出 るパターンではなく、空気 感 をつくる装飾 的 なアプローチでプレイされている[9]。kenはこの曲 のギターアプローチについて「イントロで鳴 ってるシンセなんかは、そのとき(原型 を作 ったとき)すでに入 れたいなと思 ってたね。アコギでコード感 とかは作 ってるけど、曲 のタッチはこっちの方 に持 っていきたいなって、頭 ではイメージできてたと思 う[8]」「今回 は、空間 を楽 しむギターにしたくて。あの音 を録 るときは、エフェクトも掛 けた上 でアンプを2台 鳴 らして、部屋 の鳴 りまで含 めて録 ったりしてる。フレーズ1つひとつは鮮明 に聴 こえないけど、空気 感 としては中学生 のとき、部屋 の電気 を消 してひたすらギターを弾 いてたときのようなイメージで、そういう空気 感 が出 るのが一番 楽 しいと思 いながら弾 いてるパートだね。最近 はアコギも大好 きなんだけど、こういう音 はやっぱりエレキギターでしか出 せない空気 だと思 ってて、俺 はこういう空気 感 も大好 きなんだ[9]」と述 べている。また、kenはインプロヴィゼージョン的 なギターソロのプレイについて「より、ドレミファソラシドとかの音階 に縛 られないで、その間 の半音 や、それこそチョーキングなんかも入 れたら無限 に存在 する音程 を使 いつつ、それでいてこの曲 をちゃんと表現 する、みたいなイメージで弾 いたかな[9]」と述懐 している。 - さらに、この
曲 のドラム録 りでは、作曲 者 であるkenのリクエストもあり、ゴーストノートを絡 めたリズムパターンを軸 に展開 していくアプローチが採 られている[10]。そしてこの曲 では、加速 していくような特徴 的 な6連 のフレーズが随所 で登場 している[4]。この6連 符 のフレーズについて、yukihiroは「この曲 はもともとkenの中 ではラテンっぽいイメージがあったみたいで、デモの中 に"タラララ~"いう感 じのリズムが入 っていたんです。そういうところがあったら良 いのかなと思 って、考 えて出 てきたものです[4]」と語 っている。また、ギターソロの場面 でライドシンバルの刻 みが登場 するが[4]、これもkenからのアイディアだったといい、yukihiroは「他 のパートのところでもライドとハットの刻 みに関 してはkenの中 に明確 なイメージがあったみたいです[4]」と述 べている。
- ラテンテイストのリズムが
- HONEY -L'Acoustic version-
作詞 ・作曲 : hyde /編曲 : L'Arc〜en〜Ciel & Yasuaki Maejima / プロデュース: hyde & Yasuaki Maejima
- 10thシングル「HONEY」の
表題 曲 のアコースティックバージョン。 - アコースティックアレンジをするにあたり、プロデュースを
担当 したhydeは制作 当初 、ラテン調 のアレンジにする予定 だったという[9]。ただ、kenから「サビとかこんなコードがハマるんじゃないかな[9]」という提案 があり、アレンジャーの前嶋 康明 と制作 のやり取 りをするうちに、アレンジの方向 性 がボサノヴァ調 に変更 されたという[9]。 - ボサノヴァ
調 にアレンジするうえで、yukihiroはロッドを導入 しており、握 り方 もレギュラーグリップに変 え、ドラム録 りを行 っている[4]。この曲 のドラム録 りを振 り返 り、yukihiroは「最初 は普通 のスティックで録 ったんですけど、ボサノヴァだったらロッドを使 うのもいいんじゃないかと思 って、ロッドを使 って、レギュラーグリップでやりました[4]」「音量 は雰囲気 に合 わせてコントロールしました。キット自体 もミュートしてます。タムはいつもはクリアヘッドなんですけど、この曲 はコーテッド系 のヘッドの方 が合 うんじゃないかっていうことで、コーテッドアンバサダーを使 いました[4]」と本 作 発売 当時 に語 っている。 余談 だが、hydeは2019年 にソロ名義 で開催 したアコースティックコンサート「HYDE ACOUSTIC CONCERT 2019黒 ミサ BIRTHDAY」において、本 作 に収録 されたバージョンに近 いボサノヴァアレンジで「HONEY」のセルフカバーを披露 している。
参加 ミュージシャン
[- hyde:Vocal
- ken:Guitar
- tetsuya:Bass
- yukihiro:Drums
- HONEY -L'Acoustic version-
前嶋 康明 :Acoustic Piano, Programming
初回 生産 限定 盤 ・完全 受注 生産 限定 盤 付属 Blu-ray Disc
[初回 生産 限定 盤 付属 BD
- Wings Flap -Music Clip-
- ディレクター:
池田 一真
- ディレクター:
- LIVE 2015 L'ArCASINO –Opening Animation-
完全 受注 生産 限定 盤 付属 BD
- Wings Flap –LIVE 2015 L'ArCASINO Edition-
- LIVE 2015 L'ArCASINO –Opening Animation-
- Wings Flap -Music Clip-
関連 項目
[- 「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」 -
本 作 の表題 曲 を初 披露 した、2015年 9月 に開催 したライヴ「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」の詳細 。 - 『L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO』 - 2017
年 に発売 したライヴビデオ。2015年 9月 に開催 したライヴ「L'Arc〜en〜Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO」の9月 22日 の大阪 最終 日 公演 の模様 を収録 。
参考 文献
[- 『リズム&ドラム・マガジン』、リットーミュージック、2016
年 1月 号 - 『GiGS』、シンコーミュージック・エンタテイメント、2016
年 2月 号
脚注
[注釈
[- ^ ナンバリングシングル
作品 としては、本 作 が「X X X」以来 3度目 となるノンタイアップシングルになる。 - ^ 2015
年 12月25日 に放送 されたテレビ朝日 系 番組 『ミュージックステーション スーパーライブ 2015』では、「Wings Flap」に加 え、「Hurry Xmas」が披露 されている。 - ^
完全 受注 生産 限定 盤 には原寸 大 の“ラル札 ”ステッカーシート、初回 限定 盤 および通常 盤 (初回 仕様 )にはミニ“ラル札 ”ステッカーシートが封入 されている。
出典
[- ^ "Wings Flap(
完全 生産 限定 盤 )". Oricon. 2023年 3月 19日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 3月 19日 閲覧 。 - ^ "オリコン
月間 CDシングルランキング 2015年 12月 度 ". Oricon. 2021年 10月 31日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2021年 10月 31日 閲覧 。 - ^ "【2016
年 上半期 ランキング】音楽 シーンをけん引 する三 大 勢力 に新 たな潮流 ". Oricon. 2023年 3月 19日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 3月 19日 閲覧 。 - ^ a b c d e f g h 『リズム&ドラム・マガジン』、p.18、リットーミュージック、2016
年 1月 号 - ^ a b c "1998
年 から2022年 現在 までのラルク。さらに深 掘 りしたオススメ5曲 ". WANI BOOKS NewsCrunch. 29 June 2022. 2023年 3月 17日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 3月 17日 閲覧 。 - ^ "L'Arc-en-Ciel、12月にニューシングル「Wings Flap」
発表 ". ナタリー. 21 September 2015. 2023年 3月 19日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 3月 19日 閲覧 。 - ^ "L'Arc~en~Ciel、12月23
日 にシングル「Wings Flap」リリース". BARKS. 21 September 2015. 2023年 3月 19日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2023年 3月 19日 閲覧 。 - ^ a b c d e f g h i j k l 『GiGS』、p.12、シンコーミュージック・エンタテイメント、2016
年 2月 号 - ^ a b c d e f g 『GiGS』、p.13、シンコーミュージック・エンタテイメント、2016
年 2月 号 - ^ 『リズム&ドラム・マガジン』、p.17、リットーミュージック、2016
年 1月 号