Spirit dreams inside -another dream-
「Spirit dreams inside -another dream-」 | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
L'Arc〜en〜Ciel の シングル | ||||||||||||||||
B | Spirit dreams inside | |||||||||||||||
リリース | ||||||||||||||||
マキシシングル デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||
ジャンル | ロック | |||||||||||||||
レーベル | Ki/oon Records | |||||||||||||||
hyde | ||||||||||||||||
プロデュース |
L'Arc〜en〜Ciel | |||||||||||||||
ゴールドディスク | ||||||||||||||||
チャート | ||||||||||||||||
| ||||||||||||||||
L'Arc〜en〜Ciel シングル | ||||||||||||||||
| ||||||||||||||||
|
「Spirit dreams inside -another dream-」(スピリット・ドリームス・インサイド アナザー・ドリーム)は、
解説
[ベストアルバム『Clicked Singles Best 13』から
フィジカルの
なお、この
収録 曲
[# | タイトル | ||||
---|---|---|---|---|---|
1. | 「Spirit dreams inside -another dream-」 | hyde | hyde | L'Arc〜en〜Ciel, Hajime Okano | |
2. | 「Spirit dreams inside」 | hyde | hyde | L'Arc〜en〜Ciel, Hajime Okano | |
ミュージックビデオ
[また、このミュージック・ビデオは、2007
楽曲 解説
[- Spirit dreams inside -another dream-
作詞 ・作曲 : hyde /英語 訳詞 : Lynne Hobday /編曲 : L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
軽快 なアコースティック・ギターのサウンドが前面 に押 し出 されたロックナンバー。作詞 ・作曲 を担当 したhydeは、疾走 感 を意識 して楽曲 を制作 したと述 べている[3]。なお、1990年代 からU.S.を中心 にラップロックを取 り入 れたバンドが人気 となり、日本 でも90年代 後半 から流行 し始 めた背景 があったが、この曲 はあえてラフでリズミカルなロックナンバーに仕上 げられている。この曲 の制作 志向 について、kenは「今 さ、ギター・バンドって言 ったらグイグイ刻 んでヘヴィーにいくか、ラップみたいなのを絡 めるか…みたいな感 じでしょ?まあそういうのもいいとは思 うけど、俺 らのやりたい音楽 っていうのは、もっとラフなところのあるロックだったりする[5][11]」と本 作 発売 当時 のインタビューで語 っている。- なお、この
曲 はL'Arc〜en〜Cielとして初 めてkenがラップ・スチールを導入 した楽曲 となっている。スティール・ギターを導入 した経緯 について、kenは「前 から使 ってみたいと思 ってて、ディストーション・ギターとの絡 みとして使 ったらおもしろいんちゃうかなと思 って。楽器 を初 めて使 うときって、案外 面白 いことができたりするんだよね。そういう意味 で、ドブロ(金属 でできたギター)も使 ってみたいと思 って[2]」と述 べている。ちなみに、レコーディングで使用 したドブロ・ギターはhydeが所有 していたもので、kenはhydeから借用 しギター録 りを行 っている[2]。 - さらにこの
曲 のレコーディングでは、hydeが初 めてレコーディングでアコースティック・ギターを担当 している。これはkenがhydeにリクエストしたことがきっかけとなっている。hydeにアコギを弾 いてもらった経緯 について、kenは「(自分 で弾 くと)俺 の弾 いたエレキ・ギターとリズムがいっしょになりすぎていややな、と思 ったから[2]」と述 べており、ボーカリストであるhydeの持 っているリズム感 が楽曲 に取 り入 れられることになった[2]。また、この曲 のドラムプレイでは随所 にダブルストロークが用 いられている。yukihiroは、この曲 のリズムアプローチについて「普通 の2拍 4拍 にするのがイヤだったので、そうならないように(リズム)パターンを考 えてという感 じですね[12]」と語 っている。 本 作 発売 後 、メンバー4人 がソロ活動 を主軸 とした活動 にシフトしていったことでL'Arc〜en〜Cielの活動 が止 まったため、2003年 6月25日 にファンクラブ会員 限定 で開催 したライヴ「Akasaka Zero day」までこの曲 がライヴで披露 されることはなかった。また、この曲 は同年 同月 に行 われたバンド活動 再開 の幕開 けとなる復活 ライヴ「Shibuya Seven days 2003」でも演奏 されているが、この公演 の後 は現在 までライヴで披露 されていない[注 2]。なお、この曲 はL'Arc〜en〜Cielが発表 したシングル表題 曲 としては、唯一 ベストアルバムを含 め、どのアルバムにも収録 されていない。
- Spirit dreams inside
作詞 ・作曲 : hyde /英語 訳詞 : Lynne Hobday /編曲 : L'Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano
- ギャガ=ヒューマックス
配給 映画 『FINAL FANTASY』主題歌 。 表題 曲 「Spirit dreams inside -another dream-」の全 英語 詞 バージョン。この曲 は、上記 映画 への楽曲 提供 依頼 を受 けて書 き下 ろされた楽曲 で、脚本 および製作 途中 の映像 を観 たうえでhydeが作詞 ・作曲 を手掛 けている[3]。なお、楽曲 制作 にあたり、映画 製作 陣 から「主題歌 としてバラード曲 を手掛 けて欲 しい」と要望 があったといい、リクエストを踏 まえたバラードソングを当初 制作 していたという[3]。ただ、hydeは「一応 、(バラードも)つくりはしたんだけど、なんか違 うなと思 って。俺 が監督 だったら、エンディングには、もっと疾走 感 のある曲 のほうがいいなー、と思 ったんでもう1曲 つくりました[3]」と述 べており、クライアントから要望 のあったバラードとは別 に、この曲 を制作 している。結果 として、この曲 と前述 のバラードソングの2曲 を映画 製作 陣 に提示 したところ、この曲 が映画 主題歌 に選 ばれることになった。ちなみに、この曲 が主題歌 に起用 された経緯 について、kenは「監督 (坂口 博信 )がこの曲 に決 めた理由 っていうのが、アコギの雰囲気 だったって話 を聞 いた[2]」と述懐 している。- また、kenはこの
曲 のデモ音源 を聴 いた印象 について「曲 のもってる疾走 感 っていうのが、すごく(映画 に)マッチしてるんちゃうかと思 った。あと、メロのもってる雰囲気 が'80年代 っぽくて、そこがおもしろいなって[2]」と語 っている。 歌詞 は、上記 映画 の脚本 を読 んだうえでhydeが手掛 けている。脚本 を読 んだ感想 について、hydeは「台本 を読 んで、最後 に思 ったのは"なんだ誰 も悪 い人 いないんだ"だった[3]」と述 べており、映画 に登場 する「ファントムと呼 ばれる"地球 を侵略 しに来 たエイリアン"」をあえて主人公 と見立 てたストーリーを歌詞 の中 で描 いている[3]。また、hydeは歌詞 を手掛 けるにあたり、「せっかく(FFチームと)いっしょにつくってるんだから、映画 がもつスピリットをより強 く感 じさせるものにしたいし。シチュエーションに合 うものをつくることでの、相乗 効果 ってものが欲 しい[3]」と考 えていたという。hydeが手掛 けた歌詞 の印象 について、yukihiroは「物事 のとらえ方 にしてもことばの使 い方 にしても、いつもへーっと思 いますよ。今回 も"やられる側 "というか"エイリアン側 "の立場 で、という話 を最初 に聞 いて、おもしろいなと思 いましたね[12]」と本 作 発売 当時 に述 べている。- また、リリックを
全 英語 詞 にするにあたり、hydeは訳詞 家 のリン・ホブデイとディスカッションしながら作詞 作業 を進 めている[3]。ちなみに、この曲 を含 め、1999年 頃 からL'Arc〜en〜Cielの楽曲 の歌詞 に英語 詞 のフレーズが増 え始 めているが、このリリックの変化 についてhydeは「昔 は、日本語 にすごいこだわりがあって、どう聴 いても英語 のほうがハマる曲 でも日本語 を乗 せてたころもあって。ここ何 年 かは、なんか素直 になったっていうか、ふだん聴 いてる曲 が英語 の曲 ばっかだから。むしろ英語 のほうが好 きっていうくらいの感 じになったかな[3]」と述 べている。 - なお、この
全 英語 詞 バージョンは、本 作 発売 の約 2ヶ月 前 に発売 された前述 の映画 のサウンドトラック『FINAL FANTASY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK』に先行 収録 されている。また、L'Arc〜en〜Cielのアルバム作品 としては、2004年 3月 に発売 された9thアルバム『SMILE』に収録 されている。 余談 だが、この曲 は2004年 から開催 したライヴツアー「SMILE TOUR 2004」、同年 7月 31日 にアメリカ・ボルチモアのファースト・マリナー・アリーナで開催 したバンド初 の海外 公演 「Live in USA」を最後 に、長 きにわたり演奏 されていない。ちなみに、2004年 に行 った前述 のライヴツアーでこの曲 を披露 した際 、hydeはフェルナンデスの特注 モデルブランド、P-PROJECTの「AI-H」というテレキャス・シェイプのセミホロウ構造 のエレクトリックアコースティックギターを弾 きながら歌唱 している[13]。なお、このエレアコには従来 のスティール弦 ではなく、ブロンズ弦 を張 っているという[13]。
参加 ミュージシャン
[- hyde:Vocal
- ken:Guitar
- tetsu:Bass
- yukihiro:Drum
- hyde:Acoustic Guitar
- ken:Lap Steel, Keyboard
岡野 ハジメ:Keyboard斎藤 仁 :Manipulate
収録 アルバム
[- オリジナルアルバム
- 『SMILE』 (#2)
- サウンドトラック
- 『FINAL FANTASY ORIGINAL MOTION PICTURE SOUNDTRACK』 (#2)
参考 文献
[- 『CDでーた』、
角川書店 、2001年 9月 20日 号 vol.13 No.16 - 『WHAT's IN?』、ソニー・マガジンズ、2001
年 10月 号 - 『PATi PATi』、ソニー・マガジンズ、2001
年 10月 号 - 『ROCKIN'ON JAPAN』、ロッキング・オン、2004
年 3月 号 - 『
音楽 と人 』、USEN(発行 )、シンコー・ミュージック(発売 )、2004年 4月 号 - 『GiGS』、シンコー・ミュージック、2004
年 8月 号 - 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、ソニー・マガジンズ、2006
年 - 『THE HYDE』、ソニー・マガジンズ、2012
年 、著者 :寶井 秀人
脚注
[注釈
[出典
[- ^ ゴールドディスク
認定 2001年 9月 -日本 レコード協会 - ^ a b c d e f g h 『CDでーた』、p.21、
角川書店 、2001年 9月 20日 号 vol.13 No.16 - ^ a b c d e f g h i j 『CDでーた』、p.20、
角川書店 、2001年 9月 20日 号 vol.13 No.16 - ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.156、ソニー・マガジンズ、2006
年 (『PATi PATi 2001年 10月 号 』の再掲 ) - ^ a b 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.159、ソニー・マガジンズ、2006
年 (『WHAT's IN? 2001年 10月 号 』の再掲 ) - ^ a b 『THE HYDE』、p.100、ソニー・マガジンズ、2012
年 - ^ 『
音楽 と人 』、p.26、USEN(発行 )、シンコー・ミュージック(発売 )、2004年 4月 号 - ^ 『ROCKIN'ON JAPAN』、p.65、ロッキング・オン、2004
年 3月 号 - ^ a b c d e 『CDでーた』、p.24、
角川書店 、2001年 9月 20日 号 vol.13 No.16 - ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.157、ソニー・マガジンズ、2006
年 (『PATi PATi 2001年 10月 号 』の再掲 ) - ^ 『L'Arc〜en〜Ciel Box Set of The 15th anniversary in formation CHRONICLE of TEXT 03』、p.160、ソニー・マガジンズ、2006
年 (『WHAT's IN? 2001年 10月 号 』の再掲 ) - ^ a b 『CDでーた』、p.23、
角川書店 、2001年 9月 20日 号 vol.13 No.16 - ^ a b 『GiGS』、p.34、シンコー・ミュージック、2004
年 8月 号