とぶくすり

とぶくすり; Hi[gh]-YAKU
ジャンル	バラエティ番組ばんぐみ
構成こうせい	内村うちむら宏幸ひろゆき; 伊藤いとう正ただし宏ひろし; 他た
ディレクター	伊い戸川とがわ俊しゅん伸しん; 印田いんだ弘幸ひろゆき（無印むじるし）
演出えんしゅつ	片岡かたおか飛鳥あすか
監修かんしゅう	清水しみず東ひがし（無印むじるし）
出演しゅつえん者しゃ	おだいばZ会かい; ナインティナイン; （岡村おかむら隆史たかし、矢部やべ浩之ひろゆき）; 極楽ごくらくとんぼ; （加藤かとう浩次こうじ、山本やまもと圭けい壱いち）; よゐこ; （有野ありの晋すすむ哉、濱口はまぐち優ゆう）; 光浦ひかりうら靖子やすこ; 本田ほんだみずほ
ナレーター	木村きむら匡ただし也
オープニング	POWWOW「HEY!」
製作せいさく
製作せいさく総そう指揮しき	佐藤さとう義和よしかず（制作せいさく、Z）
プロデューサー	吉田よしだ正樹まさき（無印むじるし）; 鈴木すずき恵めぐみ悟さとる（Z）
制作せいさく	フジテレビ
放送ほうそう
音声おんせい形式けいしき	ステレオ放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
	フジテレビ
とぶくすり Hi[gh]-YAKU
放送ほうそう期間きかん	1993年ねん4月がつ8日にち - 9月23日にち
放送ほうそう時間じかん	木曜日もくようび 26:15 - 26:45
放送ほうそう分ぶん	30分ふん
回数かいすう	23
とぶくすりスペシャル
放送ほうそう期間きかん	当該とうがい項こう参照さんしょう
放送ほうそう時間じかん	当該とうがい項こう参照さんしょう
放送ほうそう分ぶん	90分ふん
回数かいすう	4
とぶくすりZ
放送ほうそう期間きかん	1994年ねん10月がつ10日とおか - 1995年ねん3月24日にち
放送ほうそう時間じかん	月つき - 木曜日もくようび 24:35 - 24:45; 金曜日きんようび 25:20 - 25:30
放送ほうそう分ぶん	10分ふん
回数かいすう	106
ゆく年としくる年としとぶくすりスペシャル; 俺おれらにはまだ早はやいやろ!!
放送ほうそう期間きかん	1994年ねん12月31日にち
放送ほうそう時間じかん	23:30 - 25:00
放送ほうそう分ぶん	90分ふん
とぶくすりZ増刊ぞうかん号ごう秋あきまで待まてないスペシャル
放送ほうそう期間きかん	1995年ねん4月がつ5日にち
放送ほうそう時間じかん	24:50 - 26:20
放送ほうそう分ぶん	90分ふん
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『とぶくすり-Hi[gh]-YAKU-』（とぶくすりハイ・ヤク）は、1993年ねん 4月がつ8日にちから同年どうねん9月23日にちまでフジテレビ『JOCX-TV2』内ない『JUNGLE』枠わくで毎週まいしゅう木曜もくようの深夜しんや2時じ15分ふんから30分ふん枠わくで放送ほうそうされたバラエティ番組ばんぐみ。

概要がいよう

後のちにお笑わらい第だい四よん世代せだいの代表だいひょう格かくとなるナインティナイン、よゐこ、極楽ごくらくとんぼらが出演しゅつえんしていた深夜しんや番組ばんぐみ。開始かいし当初とうしょはあまり注目ちゅうもくされておらず、局きょくの上層じょうそう部ぶにもその存在そんざいが認知にんちされていなかったほどの知名度ちめいどであったが、当時とうじの若者わかものからのカルト的てきな支持しじを得えた結果けっか、会員かいいんおよそ40000人にんの“とぶくすり友ともの会かい”が出来できるほどの人気にんき番組ばんぐみに成長せいちょうした。関東かんとうローカルだったものの、後々あとあと北海道文化放送ほっかいどうぶんかほうそうでもネットされるようになった。

番組ばんぐみは1、2分ふん単位たんいのショートコント数すう本ほんと連続れんぞくシチュエーションコント『はばたけ!舞浜まいはま商科しょうか大学だいがく』、トークコーナー『うのうのだん』を中心ちゅうしんに構成こうせいされていた。

本田ほんだみずほ以外いがいの出演しゅつえん者しゃは1992年ねん10月 - 1993年ねん3月がつに放送ほうそうされた若手わかて芸人げいにんのネタ見みせ番組ばんぐみ『新あたらしい波なみ』で選抜せんばつされた。『新あたらしい波なみ』放送ほうそう終了しゅうりょう時点じてんではナインティナインとよゐこ以外いがいのメンバーは決きまっておらず、ブスキャラ枠わくで光浦ひかりうら靖子やすこ^{[注ちゅう 1]}、美人びじん女性じょせい枠わくで当時とうじ大阪おおさかでCM出演しゅつえんなど徐々じょじょに人気にんきを集あつめていた本田ほんだの順番じゅんばんで決きまっていき、最後さいごに男性だんせい枠わくとして極楽ごくらくとんぼを加くわえた^{[注ちゅう 2]}。当時とうじ吉本よしもと印しるし天然てんねん素材そざいで既すでに活躍かつやくしていたナインティナインと、渡辺わたなべ満里奈まりながファンと公言こうげんしていたよゐこを除のぞけばほぼ無名むめいだった。

『とぶくすり』のタイトルは、先さきにレギュラーに決きまっていたナインティナインとよゐこがフジテレビに打うち合あわせに来きた際さいに、『○○くすり』まで決きまっていたが○○の部分ぶぶんが決きまらなかった。会議かいぎが沈黙ちんもくしていく中なか、濱口はまぐち優ゆうのひらめきで決定けってい。番組ばんぐみの象徴しょうちょう的てきなカプセルに羽はねがついたマークも出来上できあがった。副題ふくだいの『Hi[gh]-YAKU』は「（笑わらいの）配はい薬やく」「（メンバーの）飛躍ひやく」という意味合いみあいもあった。

片岡かたおか飛鳥あすかの指名しめいで、この番組ばんぐみの仕切しきり（司会しかい）は矢部やべと決きまっており、以後いご『めちゃイケ』終了しゅうりょうまで矢部やべが進行しんこう役やくというスタンスは統一とういつされていた^{[注ちゅう 3]}。

徹底的てっていてきな低てい予算よさんだったため『はばたけ!舞浜まいはま商科しょうか大学だいがく』を除のぞくショートコントのセットは全すべて簡素かんそで、磨すりガラスの壁かべにコントのテーマに関連かんれんした手書てがきイラストが貼はってあった。これらのイラストは全すべて出演しゅつえん者しゃが描えがいていた^{[注ちゅう 4]}。この「コントのセットに予算よさんをかけない」方針ほうしんは、これ以前いぜんに放送ほうそうされていた『夢ゆめで逢あえたら』でも同様どうようであり、後ごの『めちゃモテ』『めちゃイケ』のショートコントはもちろん、『新あたらしい波なみシリーズ』から派生はせいした番組ばんぐみ群ぐんや、『ピカルの定理ていり』、『バチバチエレキテる』でも踏襲とうしゅうされることになる。

音声おんせいはステレオ放送ほうそうが実施じっしされていたが、スタジオ内ないではBGM・効果こうか音おんを除のぞいてモノラル音源おんげんで収録しゅうろくされており、それをステレオ信号しんごうに乗のせて放送ほうそうする簡易かんい的てきなステレオ放送ほうそうであった（事実じじつ上じょうモノステレオ放送ほうそう）。

1993年ねん9月がつで『とぶくすり』としてのレギュラー放送ほうそうは一旦いったん終了しゅうりょうとなる。10月以降いこうは『殿様とのさまのフェロモン』の放送ほうそう枠わくにて2か月げつに1回かいのペースでスペシャル番組ばんぐみ『とぶくすりスペシャル』として継続けいぞくした。(『殿様とのさまのフェロモン』にはとぶくすりメンバーもレギュラー出演しゅつえんしていた。)

1994年ねん4月がつ、『殿様とのさまのフェロモン』の終了しゅうりょうとともに『とぶくすりスペシャル』も終了しゅうりょうが発表はっぴょうされ、とぶくすりとしての活動かつどうは一旦いったん休止きゅうしとなった。この間あいだ、ニッポン放送にっぽんほうそうにて『ナインティナインのオールナイトニッポン』がスタート。とぶくすりメンバーが集結しゅうけつし「とぶくすりリターンズ」と銘打めいうって放送ほうそうした回かいもあった。

1994年ねん10月がつ、深夜しんや10分間ふんかんの帯おび番組ばんぐみとして『とぶくすりZ』とタイトルを改あらため再さいスタート。この時ときに初はじめて「おだいばZ会かい」の名称めいしょうが登場とうじょうしている。同年どうねん12月がつ31日にちの大晦日おおみそかにフジテレビ系列けいれつの年越としこし特番とくばん『ゆく年としくる年としとぶくすりスペシャル俺おれらにはまだ早はやいやろ!!』が全国ぜんこくネットで放送ほうそうされた。渋谷しぶや公園通こうえんどおり劇場げきじょうから生放送なまほうそうされ、河田こうだ町まち本社ほんしゃ（当時とうじ）スタジオとも中継ちゅうけいが結むすばれた。当時とうじ、新人しんじんアナウンサーであった佐野さの瑞樹みずきもここから番組ばんぐみに関かかわるようになった。

1995年ねん3月がつ、『とぶくすりZ』の最終さいしゅう週しゅうではブレイクする直前ちょくぜんだったシャ乱らんQのつんく♂が登場とうじょうし、CDリリース前まえの「ズルい女おんな」をギターの弾ひき語がたりで披露ひろうした。『とぶくすりZ』レギュラー放送ほうそう終了しゅうりょう後ごもスペシャル番組ばんぐみ『とぶくすり秋あきまで待まてないスペシャル』として2か月げつに1回かいのペースで継続けいぞく予定よていと発表はっぴょうされ、友ともの会かいも継続けいぞくするとしていた。しかし、事情じじょうは不明ふめいだが『秋あきまで待まてないスペシャル』は1回かいのみの放送ほうそうで終おわり、次回じかいの放送ほうそう月がつにあたる同年どうねん6月がつ以後いご、再ふたたび放送ほうそうされることは無なかった。友ともの会かいもなし崩くずし的てきに自然しぜん消滅しょうめつとなった。

『秋あきまで待まてない』というタイトルの意味いみは『とぶくすりZ』の最終さいしゅう回かい時点じてんでは伏ふせられていたが、5ヶ月かげつの空白くうはく期間きかんを挟はさむ形かたちで、タイトル通どおり同年どうねん10月がつの秋あき改編かいへんで出演しゅつえん者しゃ変更へんこうならびにタイトル改題かいだいを行おこない、『めちゃ×2モテたいッ!』として再さいスタートした^{[注ちゅう 5]}。さらに1996年ねん10月がつには『めちゃ×2イケてるッ!』と再さい改題かいだいし土曜どよう8時じに昇格しょうかく。以後いご2018年ねん3月がつまでの22年間ねんかんに渡わたって放送ほうそうされた。

2018年ねん、『めちゃイケ』の「中居なかい&ナイナイ日本にっぽん一周いっしゅうの旅たびFINAL」では、当とう番組ばんぐみによる出演しゅつえん者しゃらの出会であいを、中居なかい正広まさひろ指導しどうという体裁ていさいを以もってメモリプレイの形かたちで再現さいげんされた。^[1]

「とぶおんな」のコーナー内ないやスペシャル・とぶビデオのオープニング映像えいぞうでは、『とぶくすり』時代じだいの番組ばんぐみの趣旨しゅしを薬くすりの注意ちゅうい書風しょふうに仕立したてた以下いかのテロップが表示ひょうじされていた。

〔使用しよう上じょうの注意ちゅうい〕

（１）本ほん番組ばんぐみは、笑わらいに飢うえている人ひと、

ヒマな人ひと、友達ともだちや恋人こいびとがいなくて

淋さびしい人ひとの心しんの痛いたみを緩和かんわします。

（２）本ほん番組ばんぐみは、劇薬げきやくに該当がいとうする成分せいぶんも

含ふくまれており、「とぶ」恐おそれも

ありますので用法ようほう、用量ようりょうを

厳守げんしゅしてください。

（３）数すう回かい御覧ごらんになっても「くすり」

ともしない場合ばあいはあなたの

感性かんせいが時代じだいとズレていますので

医師いしに御ご相談そうだん下ください。

※尚なお、のみやすい小児しょうに用よう「とぶくすり」はございません。

とぶビデオ3〜5では（３）より後ごが以下いかのように変更へんこうされている。

（３）7年ねん前まえの笑わらいのエキスを配合はいごう

していますので、わずかに古ふるさ

を感かんじることがありますが、

効果こうかには変かわりありません。

※小児しょうにの手てが届とどくか届とどかないかの所ところに保管ほかんして下ください。

出演しゅつえん者しゃ

おだいばZ会かい
- ナインティナイン（岡村おかむら隆史たかし・矢部やべ浩之ひろゆき）-メインキャスト
- よゐこ（濱口はまぐち優ゆう・有野ありの晋すすむ哉）
- 極楽ごくらくとんぼ（加藤かとう浩次こうじ・山本やまもと圭けい壱いち）
- 光浦ひかりうら靖子やすこ
- 本田ほんだみずほ

初期しょきオープニングの出演しゅつえん者しゃクレジットでは、ナインティナイン→極楽ごくらくとんぼ→光浦ひかりうら・本田ほんだ→よゐこの順じゅんに表示ひょうじされていた。

準じゅんレギュラー

アンバランス（黒川くろかわ忠文ただふみ・山本やまもと栄治えいじ）-「はばたけ!舞浜まいはま商科しょうか大学だいがく」

オープニング

この番組ばんぐみのオープニングは無印むじるし時代じだいと『Z』時代じだいの2種類しゅるい存在そんざいする。どちらも番組ばんぐみ後期こうきでは時間じかんの関係かんけいで冒頭ぼうとう部分ぶぶんが省略しょうりゃくされることが多おおかった。

無印むじるし時代じだい: 机つくえに置おかれたボトルが倒たおれると、飛とび出だしたカプセルの中なかのひとつに羽はねが生はえ、ベランダを飛とび出だし街がいの中なかを飛とんで行いき、最後さいごにカプセルが地面じめんに降おりると、上うえから巨大きょだいな足あしに踏ふまれてタイトルロゴが登場とうじょうし、数すう人にんの子供こどもによるタイトルコールが流ながれる。
『Z』時代じだい: 地面じめんの中なかから羽はねの生はえたカプセルが飛とび出だし、お台場だいばの街まちを飛とんでいき、最後さいごにゲート（移転いてん時期じきがまだ確定かくていしていなかったのか、ゲートには「おだいば96」と描えがかれていた）を潜くぐると謎なぞの巨大きょだい生物せいぶつが薬くすりを飲のんだ後のち、吐はき返がえしてタイトルロゴが登場とうじょうし、数すう人にんの子供こどもによるタイトルコールが流ながれる。

BGMは一貫いっかんしてPOWWOWの「HEY!」であるが、ビデオ・DVDでは著作ちょさく権けんの関係かんけいでオリジナルのカバー音源おんげんに差さし替かえられている。

エンディング

無印むじるし時代じだい: 『うのうのだん』のトーク中ちゅうにスタッフロールが流ながれ、そのまま終了しゅうりょうしていた（例外れいがいあり）。
『Z』時代じだい: 番組ばんぐみの最後さいごに毎日まいにち『今日きょうのKEY WORD』が表示ひょうじされる。これを1週間しゅうかん分ぶんつなげてフジテレビ宛あてにハガキを送おくると、番組ばんぐみオリジナルトレーナーが当あたる趣向しゅこうであった。この形式けいしきの視聴しちょう者しゃプレゼントはトレーナーからテレホンカードに形かたちを変かえて『めちゃモテ』と『めちゃイケ』の途中とちゅうまで続つづけられていた。

特番とくばん

とぶくすりスペシャルみんな必死ひっしなんだよ! 1993年ねん10月がつ2日にち 25:40 - 27:10
とぶくすりスペシャル2 みんな必死ひっしなんだよ! 1993年ねん12月4日にち 25:30 - 27:00
とぶくすりスペシャル3 みんな必死ひっしなんだよ! 1994年ねん1月がつ29日にち 25:30 - 27:00
とぶくすりスペシャル4 1周年しゅうねん記念きねん春はるの必死ひっしまつり! 1994年ねん4月がつ2日にち 25:55 - 27:25
- 全すべて土曜どよう深夜しんやの『殿様とのさまのフェロモン』の枠わくで放送ほうそう。スペシャルに限かぎり河田こうだ町まち社屋しゃおく・第だい6スタジオでの公開こうかい形式けいしきとなっていた。1と4は『殿しんがりフェロ』の放送ほうそう期間きかんの前後ぜんごにあたり、1は放送ほうそう開始かいしの2週間しゅうかん前まえ、4は最終さいしゅう回かいの翌週よくしゅうに放送ほうそうされた。4の放送ほうそうをもって『Z』開始かいしまで一時いちじ休止きゅうしとなる。
ゆく年としくる年としとぶくすりスペシャル俺おれらにはまだ早はやいやろ!! 1994年ねん12月31日にち 23:30 - 25:00
- 『テレビの鉄人てつじん!大晦日おおみそかの祭典さいてんスペシャル』の第だい三さん部ぶとして生放送なまほうそう。
とぶくすりZ増刊ぞうかん号ごう秋あきまで待まてないスペシャル 1995年ねん4月がつ5日にち 24:50 - 26:20
- 事実じじつ上じょうの最終さいしゅう回かい。これをもって本田ほんだが降板こうばんし、よゐこ・加藤かとう・光浦ひかりうらも一時いちじ的てきに番組ばんぐみから離はなれる。同年どうねん10月がつから『めちゃモテ』へ移行いこうする。

イベント

とぶくすり友ともの会かい in よみうりランド・イースト 1993年ねん9月がつ26日にち
とぶくすり in 早稲田わせだ祭さいみんな必死ひっしライブ 11月がつ2日にち
とぶくすり in ファイヤーフェスティバル 11月がつ14日にち
とぶくすりリターンズ in ファイヤーフェスティバル'94 1994年ねん10月がつ22日にち
とぶくすりZ in シアターアプル 1995年ねん4月がつ1日にち

ビデオ、DVD

1995年ねん4月がつ5日にちには『とぶくすり』、『とぶくすりスペシャル』時代じだいの人気にんきショートコント等とうを収録しゅうろくしたVHS『とぶビデオ』1・2巻かんが発売はつばいされている。
「新あたらしい波なみ」の放送ほうそうから8年ねんが経過けいかした2000年ねん末まつ、『めちゃイケ』内ないで8年間ねんかんを振ふり返かえるプロジェクト「pM8」が行おこなわれ、その流ながれで2001年ねん8月がつ10日とおかには『とぶくすりZ』のショートコントを収録しゅうろくしたVHS、『とぶビデオ』3 - 5巻かんを発売はつばい。同年どうねん9月がつ19日にちにはとぶくすりシリーズの名めい場面ばめんを収録しゅうろくしたDVD『とぶくすりベスト』が発売はつばいされた。DVDのジャケットはSMAPのアルバム『Smap Vest』をパロディとし羽はねの付ついた薬くすりの色いろがとぶくすりメンバーの人数にんずうの8色しょく変かえられる。

「おもしろ100大だいトラック」と題だいして、数々かずかずのコーナーを100位いからランキング形式けいしきで発表はっぴょうしていく。岡村おかむら、矢部やべ、濱口はまぐち、有野ありの、加藤かとう、山本やまもと、本田ほんだ、光浦ひかりうらの傑作けっさくコントも個別こべつで見みられる。

再さい放送ほうそう

2000年ねん夏なつ^[いつ?]、地上波ちじょうは版ばんのめちゃイケ内ない「pM8」に先駆さきがけ、CS放送ほうそうのフジテレビ721でもCS版ばん「pM8」として『新あたらしい波なみ』から『めちゃモテ』まで再さい放送ほうそうされた（『殿様とのさまのフェロモン』を除のぞく）。CS版ばん「pM8」では、現在げんざいでも番組ばんぐみに関かかわっている西山にしやま喜久恵きくえと佐野さの瑞樹みずきの両りょうフジテレビアナウンサーによる解説かいせつ付つきで再さい放送ほうそうされた（『とぶくすりZ』再さい放送ほうそう分ぶんまで）。

主おもなコント

コントが始はじまる前まえに『〇〇のくすり』と子供こどものナレーションが入はいる。配はい薬やくする袋ふくろにコントの題名だいめいが記載きさいされている。

Z-men's: 超ちょうビキニで黒くろ塗ぬりした体からだをしている、Mr.Zap（N.Y出身しゅっしん、岡村おかむら）・Mr.Zip（L.A出身しゅっしん、加藤かとう）・乙川おとがわくん（和歌山わかやま県けん出身しゅっしん、有野ありの）の三さん人にんがノーランズの「SEXY MUSIC」にあわせてビキニをひっぱって踊おどる際さいに股間こかんが見みえ隠かくれする（放送ほうそう上じょうでは番組ばんぐみのロゴマークで隠かくされていた）。とぶくすりではよくある、導入どうにゅうは普通ふつうのドラマのようなまともな芝居しばいから、いきなり暗転あんてんして唐突とうとつにギャグ部ぶに突入とつにゅうするパターンのコント。
タカシくんとマサルくん: 岡村おかむらと濱口はまぐちが小学生しょうがくせいを演えんじるコント。岡村おかむらが一言ひとことも発はっしないキャラで否定ひていする時ときは首くびと顔かおが全面ぜんめん的てきに早はやく横よこに振ふる。「とぶくすりSP」でタカシくんの首くびを振ふるスピードを検証けんしょう。スローモーションで確認かくにんしてみると24秒びょうで7回かい首くびを振ふっていることが判明はんめい。マサルくんがタカシくんのせいにしてタカシくんが不幸ふこうな目めにあう。
立たち食ぐい仮面かめんカケソバン: 当時とうじCMで流行りゅうこうしていた「UFO仮面かめんヤキソバン」のパロディ。ケトラー（矢部やべ）が悪事あくじを働はたらいていると、カケソバン（岡村おかむら）が現あらわれるが、その後ごナレーションによって「カケソバンは●●できるのだ!」と毎回まいかい体からだを使つかうお題だいが出でて、たいてい失敗しっぱいして岡村おかむらが体からだを痛いためる^{[要よう出典しゅってん]}。ケトラーは、呆あきれてタバコを吸すう場面ばめんもあった。『めちゃモテ』では本家ほんけ「ヤキソバン」を演えんじていたマイケル富岡まいけるとみおかがゲスト出演しゅつえんし、ナイナイと共演きょうえんしている。さらに『めちゃイケ』の「pM8プロジェクト」ではカケソバンが再さい登場とうじょうした。
藤四郎とうしろう（矢部やべの祖父そふ）: 矢部やべ（本人ほんにん役やく）と矢部やべの実在じつざいの祖父そふ・藤四郎とうしろう（岡村おかむら）との会話かいわコント。後のちに「藤四郎とうしろうの謎なぞ」というコーナーで本人ほんにんもVTRで出演しゅつえんしたが、岡村おかむら以上いじょうの大だいボケぶりだった。後のちに本人ほんにんの死去しきょによりこのコントは封印ふういんされたが、2000年ねん末まつに「pm8」内ないにて1夜や限かぎりの復活ふっかつを果はたした^{[要よう出典しゅってん]}。
たつひろ: 矢部やべの実在じつざいの弟おとうと・たつひろ（岡村おかむら）と矢部やべの会話かいわコント。本当ほんとうはどうか知しらないが自分じぶんの年齢ねんれいすら間違まちがえる大だいボケはおじいちゃんに匹敵ひってき。ごはんのおかずがサラダドレッシングやソースという矢部やべ家かの家庭かてい事情じじょうをばらす。『めちゃイケ』ではコントコーナー「SHORT COOL」にも登場とうじょうした他ほか^{[注ちゅう 6]}、フジテレビがお台場だいばの新社屋しんしゃおくに移転いてんしたとき、このキャラでロケを行おこなった。
岡村おかむら隆史たかし22歳さい: コント冒頭ぼうとうで「岡村おかむら隆史たかし!22歳さい!○○!」と叫さけび、○○に入はいることを実行じっこうする。
クイズ王おう・マスタニさん: アメリカ横断おうだんウルトラクイズのパロディ。第だい一いち回かいから欠かかさず参加さんかするも、中なか々優勝ゆうしょう出来できないマスタニさん（山本やまもと）。スタッフも気きの毒どくに思おもい、簡単かんたんな問題もんだいで何なにとか勝かたせようとするも、大概たいがいマスタニさんが暴走ぼうそうして時間切じかんぎれとなる^{[要よう出典しゅってん]}。
ヨシキ: X JAPANのYOSHIKIを思おもわせるキャラを濱口はまぐちが演えんじるがなぜか高校生こうこうせい。金髪きんぱつで長髪ちょうはつのため、校門こうもんで生活せいかつ指導しどうの教師きょうしである矢部やべに捕つかまり、会話かいわするコント。何なにを聞きかれても耽美たんび的てきなフレーズで返かえすヨシキ。決きめ台詞ぜりふは「…美学びがく…!」。他たのコントのメイクで白しろ塗ぬりをしていた濱口はまぐちが「YOSHIKIに似にてる」と言いわれたことがきっかけで生うまれた^{[注ちゅう 7]}。
トイレの花子はなこさん: 花子はなこさん（有野ありの）が昨今さっこんのテレビ事情じじょうを交まじえて生徒せいと（濱口はまぐち）に説教せっきょうするコント^{[要よう出典しゅってん]}。
極楽ごくらくとんぼミニシアター: 白しろバイの先導せんどう（山本やまもと）と駅伝えきでん選手せんしゅ（加藤かとう）の二人ふたりがシチュエーションに沿そったコントをするが、段々だんだん破綻はたんし、結局けっきょく延々のびのびケンカが繰くり返かえされる。（20分間ふんかん）ケンカコントをする模様もようを回まわされていた。いわば後こう番組ばんぐみの『めちゃモテ』や『めちゃイケ』などで繰くり広ひろげた二人ふたりの喧嘩けんかネタの前身ぜんしんコント^{[注ちゅう 8]}。
こぶへい: 山本やまもとが林家はやしやこぶ平へい（現げん・9代目だいめ林家はやしや正蔵しょうぞう）に扮ふんするコント。番組ばんぐみ（大概たいがいは当時とうじフジテレビで放送ほうそうされていた番組ばんぐみのパロディ）にゲスト出演しゅつえんするが、出でてくるなりすぐにCMに切きり替かわってしまいフロアディレクター（岡村おかむら）につまみ出だされる不遇ふぐうな扱あつかいを受うける。「ぽっかりぽかぽか日曜日にちようび、サンデー!」が持もちネタ。ある回かいでは『上岡うえおか龍太郎りゅうたろうにはダマされないぞ!』に出演しゅつえんするためフジテレビに来きていたこぶ平へい本人ほんにんがスタジオに登場とうじょうして山本やまもとと共演きょうえんした。ひとしきり怒おこった後のちに上記じょうきのギャグを一緒いっしょに披露ひろうし、その後ごなぜかこぶ平へい本人ほんにんが岡村おかむらにつまみ出だされるオチだった。
AV男優だんゆう油谷あぶらやさん: ドッキリ企画きかく。セリフを覚おぼえない、遅刻ちこくが激はげしいなど素行そこうの悪わるい男性だんせいレギュラー陣じんが主おもなターゲット。選えらばれた男性だんせいはビーチマットに寝ねかせられた後のち、サラダオイルまみれになった山本やまもと扮ふんする赤あかい海うみパン一いち丁ちょうの油谷あぶらやさんに全身ぜんしんマッサージをされつつ自作じさくの唄うた♪あなたのバースデー、わたしのバースデー♪を披露ひろうされる、という屈辱くつじょくを味あじわう。『めちゃイケ』に移行いこうしてからはサッカーワールドカップ開催かいさい年ねん毎ごとに濱口はまぐちの誕生たんじょう日びに出現しゅつげんするのが基本きほんだった（ただし、放送ほうそう倫理りんり上じょうの絡がらみから「AV男優だんゆう」の肩書かたがきは消きえている）。この時ときは海うみパンが開催かいさい国こくにちなんだデザインとなっていた。ちなみに2006年ねんに山本やまもとが不祥事ふしょうじを起おこし、「めちゃイケ」を一時いちじ降板こうばん・10年ねんに及およぶ謹慎きんしん（のちに復帰ふっき）となった際さいに「めちゃイケ」で謹慎きんしん前ぜん最後さいごに披露ひろうしたコントは油谷あぶらやさんであった^{[要よう出典しゅってん]}。大会たいかいが2回かい、間あいだにあった12年ねんのブランクを経へて、2018年ねんの「中居なかい&ナイナイの日本にっぽん一周いっしゅうFINAL」でも復活ふっかつした。
どぜう: 様々さまざまなピンチに陥おちいったシチュエーションにどぜう（濱口はまぐち）が安来やすぎ節ぶしをバックに突然とつぜん登場とうじょうし、どじょうすくいをするコント。『めちゃイケ』にて「どぜうモン人生じんせい相談そうだん室しつ」として復活ふっかつ、やっていることは全まったく同おなじ^{[要よう出典しゅってん]}。
かも川かわ: 鴨川かもがわシーワールドのパロディ。ベテランのシャチ（岡村おかむら）と中堅ちゅうけんのアシカ（有野ありの）が若手わかてで人気にんきのあるラッコ（濱口はまぐち）を妬ねたむ^{[要よう出典しゅってん]}。
3本ほん: 毛利もうり元就もとなりの「三さん本ほんの矢や」をモデルにしたコント。毛利もうり山蔵やまぞう（山本やまもと）の出だす課題かだいに誰だれがやるかをくじ引びきで決きめる。加藤かとう、矢部やべ、濱口はまぐちがくじを引ひくが、ドッキリでもなく3回かい連続れんぞくで濱口はまぐちに当あたったことがあった。
結城ゆうき先生せんせい: 当時とうじ放送ほうそうされていた『どうーなってるの?!』の料理りょうりコーナー・「夕食ゆうしょくばんざい」のパロディ。全まったく関係かんけいない芝居しばいをしているところに結城ゆうきみみず（加藤かとう、モデルは結城ゆうき貢みつぐ）と佐藤さとう社会しゃかい（本田ほんだ、モデルはフジテレビアナウンサー・佐藤さとう里佳さとか）が突然とつぜん割わり込こみ、強引ごういんな料理りょうりを披露ひろうしたあと、「スタジオさん、お返かえしします!」の号令ごうれいを合図あいずに『どうーなってるの?!』のメインテーマをバックに珍妙ちんみょうな踊おどりをする。しかしちゃんとできない出演しゅつえん者しゃに厳きびしくアドバイスするが、さっきとは全然ぜんぜん違ちがう踊おどりをして出演しゅつえん者しゃから突つっ込こまれる。; ある回かいでは本物ほんものの結城ゆうきと佐藤さとうが登場とうじょうした。この時ときは加藤かとうの登場とうじょう時じから本田ほんだではなく佐藤さとうが登場とうじょうし、その後ごサプライズで結城ゆうきが登場とうじょうして加藤かとうと共演きょうえんする形かたちだった。
ウルトラマン1/10: 本家ほんけが地上ちじょうで活動かつどうする時間じかんが3分ふん（180秒びょう）に対たいし、ウルトラマン1/10（濱口はまぐち）はその1/10の18秒びょうしか活動かつどうできない。
くわまん: 日常にちじょうドラマが繰くり広ひろげられる中なか、唐突とうとつに誰だれかが「ちょっと待まって…、くわまん混まじってる!」と指摘してきし、そこからくわまん（山本やまもと）ワールドが展開てんかいされる。(主おもに、くわまん自身じしんが出演しゅつえんしていた「世界せかいの豪華ごうか珍品ちんぴん料理りょうり」の食しょくレポや「ものまね王座おうざ決定けってい戦せん」での、シーンのものまねがある。)番組ばんぐみ終期しゅうきには桑野くわの信義のぶよし本人ほんにんがゲスト出演しゅつえんした。
シゲル・マツザキ: 岡村おかむらが演えんじるシゲル・マツザキが、まともな芝居しばいしているところにその芝居しばいと全まったく関係かんけいなく唐突とうとつに現あらわれて「愛あいのメモリー」を歌うたいだす。回かいを重かさねるごとに歌詞かしがメチャクチャになり、毎回まいかいかならずサビの最後さいごの語尾ごびを「ポ」とか「ピ」などに変かえ、「ポて!」と矢部やべがツッコむのがパターン。愛あいに関かんする話はなしが登場とうじょうのサイン。『とぶくすり年越としこしSP』では松崎まつざきしげる本人ほんにんが登場とうじょう、メンバー全員ぜんいんで愛あいのメモリーを合唱がっしょうした。
4ひろみ: 日常にちじょう芝居しばいから突然とつぜん「2億おく4千せん万まんの瞳ひとみ」が流ながれ始はじめ、4ひろみ（岡村おかむら）がド派手はでなスポットライトの中なかから登場とうじょう。4ひろみは一切いっさい喋しゃべらず、矢部やべがひたすらツッコミを入いれる。年齢ねんれいに関かんする話はなしが登場とうじょうのサイン。「めちゃイケ」内ないで復活ふっかつしていた。
ミクロマン0: タカラが出だしていた往年おうねんの玩具おもちゃ「ミクロマン」の格好かっこうをした宇宙うちゅう人じん（岡村おかむら）が、少年しょうねん（矢部やべ）のところに来きて地球ちきゅうの習慣しゅうかんや風俗ふうぞくを学まなぼうとする。科学かがくの進すすんだミクロ星ぼしから来きたミクロマンのはずだが、ルービックキューブやスネークキューブなど時代遅じだいおくれのオモチャを持もっていて矢部やべにバカにされる。
タイガーマスク: タイガーマスク（岡村おかむら）が激はげしい試合しあいを行おこなう中なか、マスクが取とれてしまう。試合しあいには勝かつものの、マスクが取とれたことに気付きづいた岡村おかむらは泣ないて去さる。結果けっか、いつも無効むこう試合しあいとなってしまう。後のちに、「めちゃ日本にっぽん女子じょしプロレス」の「ちびタイガーマスク」としても数すう回かい出演しゅつえんしてブレイクダンスを踊おどるのが恒例こうれいに。
振ふり向むくなよ!: さまざまな場面ばめんで、矢部やべが加藤かとうに「振ふり向むくんやない!」と言いっうと、ザ・バーズの「ふり向むくな君きみは美うつくしい」が流ながれ、上うえは赤あかいトレーナー、下したは白しろのパンツとスカート、両手りょうてにはポンポンを持もってチアリーダー、チアガールの姿すがたをした山本やまもと、本田ほんだ、光浦ひかりうらが曲きょくにあわせて踊おどる。最後さいごは山本やまもとが顔かおいっぱいを画面がめんに写うつる程ほどカメラの前まえに近付ちかづき、「ズーバでした！」と笑顔えがおで言いって画面がめんから横よこに急きゅうに動うごいて姿すがたを消けす。
ハクション大だい魔王まおう: くしゃみをすると突然とつぜん魔王まおう（山本やまもと）現あらわれ、『ハクション大だい魔王まおう』のテーマをバックに満面まんめんの笑えみでダンスを踊おどるが、再ふたたびくしゃみをされてしまい、悲かなしそうな顔かおで帰かえっていく。
かとじんさん: やしきたかじんのかとじん（加藤かとう）が、マサ（光浦ひかりうら、モデルはトミーズ雅みやび）と共ともに「かとじんのばぁ〜」（『たかじんnoばぁー』のパロディ）という番組ばんぐみをしている。毎回まいかいマサのちょっとした発言はつげんにかとじんが突然とつぜん怒いかり出だす。最後さいごは「通天閣つうてんかく高たかいで〜」など、やしきたかじんの「東京とうきょう」が流ながれる中なか、大阪おおさかを称たたえるセリフで締しめる。; たかじん本人ほんにんはこのコント自体じたいの存在そんざいを知しっており、たかじんnoどォ!での極楽ごくらくとんぼ出演しゅつえん回かいで同どうコントへの本人ほんにん出演しゅつえんオファーがあったのを語かたっている。また後年こうねんのあるトラブルをきっかけに東京とうきょうでの仕事しごとを避さけた後のちの2011年ねんに『めちゃイケ』の「やべっち寿司ずし」へゲスト出演しゅつえんした際さいには久ひさしぶりに加藤かとうとの共演きょうえんも果はたした^[2]。また、2014年ねん1月がつにたかじんが逝去せいきょした際さいに加藤かとうは『スッキリ』（日本にほんテレビ）で訃報ふほうを伝つたえた際さい、「たかじんと会あった際さいに激励げきれいされた」と述懐じゅっかいしている^[3]。
66 シックスティシックス: ナインティナインのNSC時代じだいをネタにしたコント。ボケとツッコミが逆ぎゃくであることに気付きづかない二人ふたりは、今日きょうも売うれない芸人げいにんの日々ひびを送おくる^{[要よう出典しゅってん]}。
オッポさん: ノッポさんのパロディ。喋しゃべらない、簡単かんたんな物もので工作こうさく、というところまでは本家ほんけと同おなじだが、完成かんせい品ひんでオッポさん（岡村おかむら）が過酷かこくなスポーツにチャレンジさせられる^{[要よう出典しゅってん]}。
笑わらっていいかも!?: 『森田もりた一義かずよしアワー笑わらっていいとも!』のパロディ。; 「きんぴるのくすり」というタイトルで、金曜日きんようびにやっていたさんま・タモリのトークコーナーのパロディコント。タモリとさんまのリアルゴムマスクを被こうむった二人ふたりがジェスチャーだけでトークを表現ひょうげんする。喋しゃべらないコントだが本編ほんぺんの始はじまる時ときの音おとやCMに入はいる時ときの音おとと画面がめんに出しゅつるいいとものマークも忠実ちゅうじつに再現さいげんしていた^{[要よう出典しゅってん]}。
中学生ちゅうがくせい: 中学生ちゅうがくせいの先輩せんぱい（岡村おかむら・濱口はまぐち）と後輩こうはい（加藤かとう）の会話かいわコント。先輩せんぱいらしいところを見みせようとませた事こと（テレクラに電話でんわなど）をし、出来できない加藤かとうを「加藤かとうもまだまだ子供こどもやの〜!」といって馬鹿ばかにするが、実じつは加藤かとうの方ほうが一いち枚まい上手じょうずだったというオチ。二人ふたりの意見いけんが一致いっちしたときに顔かおを近ちかづけて「のぉ!のぉ!ののののの!」とい合いあう。1993年ねん9月がつの最終さいしゅう回かいでは加藤かとうの後輩こうはいというキャラで内村うちむら光良てるよし（ウッチャンナンチャン）がサプライズ出演しゅつえんし、まだ人気にんき芸人げいにんとのカラミがなかった岡村おかむらと濱口はまぐちを大おおいにビビらせた^{[注ちゅう 9]}。ちなみに当とう番組ばんぐみで最初さいしょに放送ほうそうされたショートコントである。コントが終おわった際さい、内村うちむらは笑顔えがおで敬礼けいれいし『正直しょうじき、緊張きんちょうしてました〜!』と一言いちげん発言はつげんしていた。
熊くま刑事けいじ: 『太陽たいようにほえろ!』のパロディ。新入しんいりの刑事けいじが熊くまの着きぐるみであるもの。

他たのコーナー

とぶおんな: 初期しょきのオープニング直後ちょくごに流ながれるコーナー。「とぶおんな」と称しょうされるAV女優じょゆう（毎月まいつき変かわる）が錠剤じょうざいやカプセルなどの薬くすりを飲のまされた後のち、喘あえぎながら悶もだえる映像えいぞうをバックに上記じょうきの注意ちゅうい書しょが流ながれる。; 番組ばんぐみ内ないで「とぶおんな」の募集ぼしゅう告知こくちが流ながれたこともあった。また1993年ねん7月がつ1日にち放送ほうそう分ぶんは総集編そうしゅうへんだったが、その前後ぜんごのオープニング・エンディングのパートとして「とぶおかむら」なるパロディコーナーが行おこなわれ、エンディングではどぜう（濱口はまぐち）も登場とうじょうした。

うのうのだん: 『新あたらしい波なみ』選抜せんばつメンバースペシャル（最終さいしゅう回かい）から継続けいぞくして行おこなわれたカードゲームの「UNO」をやっているという設定せっていのトークコーナー。決きまったテーマにそって、カードを出だしながら（ゲームそのものは無関係むかんけい）自分じぶんのエピソードを話はなす。「とぶくすり」の頃ころはナイナイとよゐこの4人にんが毎回まいかいほかの番組ばんぐみの衣装いしょうを来きてトークをしていた。極楽ごくらくとんぼと女性じょせいメンバーは最終さいしゅう回かい以降いこうから参加さんかするようになり、スペシャル以降いこうからメンバー+ゲストでトークを行おこなうようになった。ゲストとのトークコーナーとしてはその後ご、『めちゃモテ』『めちゃイケ』でも「モテたいッ!トーク」「めちゃイケ号ごうトーク」「やべっち寿司ずし」と形式けいしきを変かえながら継続けいぞくされた。; 山本やまもとVS光浦ひかりうらの仲なかの悪わるい2人ふたりの掛かけ合あいが好評こうひょうであった。
みんなのうた: メンバーが楽器がっきで曲きょくを演奏えんそうし、歌うたのお姉ねえさんが歌うたを歌うたうコーナー。途中とちゅう、歌うたのお姉ねえさんは周栄しゅうえい良美よしみから新田にった恵利えりに交代こうたい。それがきっかけとなり『めちゃイケ』の初期しょきにはおニャン子こクラブのファンだった岡村おかむらと濱口はまぐちが矢部やべ、さらに同おなじくおニャン子こファンだった芸能人げいのうじん達たちと新田にったの自宅じたくを訪たずねる企画きかくも放送ほうそうされた。; 余談よだんだが、『めちゃイケ』最終さいしゅう回かいスペシャルのエンディングテーマはサザンオールスターズの『みんなのうた』であった。
はばたけ!舞浜まいはま商科しょうか大学だいがく: 『新あたらしい波なみ』選抜せんばつメンバースペシャル（最終さいしゅう回かい）から継続けいぞくして行おこなわれた千葉ちば県けん浦安うらやす市し・舞浜まいはまにある大学だいがくが舞台ぶたいのシチュエーションコント。コーナーの最後さいごにはドッキリ暴露ばくろコーナー「とぶくすり頑張がんばっていこう!のコーナー」があった。（『クイズマジオネア』へ引ひき継つがれた。）毎週まいしゅう、青あおジャージを着きた岡村おかむらが東急とうきゅうハンズで買かった違ちがった被かぶり物ものを毎回まいかい被こうむって登場とうじょうするのがお決きまり。得意とくいのブレイクダンスも披露ひろうしていた。ここから、『めちゃイケ』の代表だいひょう作さく『岡村おかむらオファーがきましたシリーズ』で青あおジャージが引ひき継つがれた。
とぶくすり友ともの会かい・ロケ企画きかく: 『とぶくすりZ』で金曜日きんようびに放送ほうそうされていたとぶくすり初はつのロケ企画きかく。加藤かとうは愛車あいしゃを破壊はかいされ、元もと彼女かのじょクリスを呼よばれ、雪山ゆきやまを裸はだかで走はしり喘息ぜんそくを発症はっしょうさせたりと散々さんざんな目めにあった。; 新宿しんじゅくの箱根山はこねやまにスタッフルームにあった廃材はいざいで秘密ひみつ基地きちを作つくった。この企画きかくは『めちゃイケ』でも2000年ねん末まつの「pM8プロジェクト」と2018年ねんの最終さいしゅう回かいで二に度ど行おこなわれ、これまで使用しようしていた小道具こどうぐを集あつめて同おなじく秘密ひみつ基地きちを作つくった。; ジェットコースターに乗のりながら、当時とうじのネタをやる事ことに。本田ほんだと光浦ひかりうらは普通ふつうにリアクションしながら乗車じょうしゃ。ナイナイ・よゐこ・極楽ごくらくはABCお笑わらい新人しんじんグランプリの際さい披露ひろうしたネタを披露ひろう。ジェットコースターの風圧ふうあつと恐怖きょうふでめちゃくちゃになった。

スタッフ