めぐる季き節ぶし

「めぐる季き節ぶし」
オフ・コースのシングル
初出しょしゅつアルバム『SONG IS LOVE』
B面めん	ランナウェイ; RUN AWAY
リリース	1976年ねん10月5日にち
規格きかく	7"シングルレコード
録音ろくおん	1976年ねん8月がつ15日にち - 9月2日にち; ROCKWELL KITCHEN in Hakone
ジャンル	ポップス; ロック; フォーク;
時間じかん	3分ふん55秒びょう（めぐる季き節ぶし）; 4分ふん17秒びょう（ランナウェイ）;
レーベル	EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI; ETP-10081
作詞さくし・作曲さっきょく	小田おだ和正かずまさ（めぐる季き節ぶし）; 鈴木すずき康博やすひろ（ランナウェイ）;
プロデュース	武藤むとう敏史としふみ; 小田おだ和正かずまさ; 鈴木すずき康博やすひろ;
オフ・コースシングル年表ねんぴょう
『SONG IS LOVE』収録しゅうろく曲きょく
	SIDE A ランナウェイ; ピロートーク; こころは気紛きまぐれ; ひとりで生いきてゆければ; ひとりよがり; 青春せいしゅん; SIDE B めぐる季き節ぶし; おもい違ちがい; 青空あおぞらと人生じんせいと; 恋こいはさりげなく; 冬ふゆが来くるまえに; 歌うたを捧ささげて;
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「めぐる季き節ぶし」（めぐるきせつ）は、1976年ねん 10月5日にちに発売はつばいされたオフコース（当時とうじの表記ひょうきはオフ・コース）通算つうさん9枚まい目めのシングル。

解説かいせつ

「めぐる季き節ぶし」、「ランナウェイ」両りょう曲きょくともアルバム『SONG IS LOVE』^{[注ちゅう 1]}の先行せんこうシングル曲きょくで、アルバム収録しゅうろく曲きょくと同どう内容ないよう。シングル「風ふうに吹ふかれて」^{[注ちゅう 2]}までの全ぜんアルバムおよびシングルに継続けいぞく使用しようされた “SONG IS LOVE” を併あわせたデザインによるグループ名めいのロゴは、本ほん作さくではじめて登場とうじょうした。ジャケットは横浜よこはまホテルニューグランドのレストランで撮影さつえいされたもの。レストランはその後ごも営業えいぎょうを続つづけ、ジャケットに映うつる窓まどもそのまま残のこっている。

「めぐる季き節ぶし」では、プロデューサー武藤むとう敏史としふみの要請ようせいにより、大だい間あいだジローと同おなじくザ・ジャネットの元もとメンバー松尾まつお一彦かずひこがハーモニカでレコーディングに初はつ参加さんか。松尾まつおは『SONG IS LOVE』^{[注ちゅう 1]}のアルバム・レコーディングにも引ひき続つづき参加さんかする。後のちに、武藤むとうは「明あかるい曲調きょくちょうの『眠ねむれぬ夜よる』^{[注ちゅう 3]}から静しずかな曲調きょくちょうの『ひとりで生いきてゆければ』^{[注ちゅう 4]}。そしてまた明あかるい感かんじの『めぐる季き節ぶし』へと、オフコースの真髄しんずいを少すこしずつ出だしながら、この辺あたりまでは多少たしょう試行錯誤しこうさくごを繰くり返かえしていたと、今いまになると言いえるような気きがする。言葉ことばをかえれば、自分じぶんたちのやりたい音楽おんがくの線せんを崩くずさず、キープしつづけながら、より多おおくの人ひとたちに楽たのしんでもらえる、ポピュラー性せいのあるものをいかに表現ひょうげんしていくか、オフコースにとってはそんな時期じきであったと思おもう」^[1]と振ふり返かえっている。同どう曲きょくは後のちにリバイバルでマックスファクターのCMソングに使用しようされた。

「ランナウェイ」は後のちに、歌詞かしが一部いちぶ変更へんこうされたのに加くわえ、オリジナルよりロック色しょくの強つよいアレンジでライヴ・アルバム『LIVE』^{[注ちゅう 5]}に収録しゅうろくされた。さらにその後ご、同どう曲きょくは鈴木すずきがアルバム『BeSide』^{[注ちゅう 6]}でセルフカヴァーした。解説かいせつで鈴木すずきは「『のがすなチャンスを』と共ともに派手はでなイメージがあって、ライブの見みせ場ば的てき場面ばめん転換てんかんの曲きょくとしてよく使つかった。Aメロのリズムが粋いき」^[2]と書かいている。

収録しゅうろく曲きょく

SIDE A

めぐる季き節ぶし MEGURU-KISETSU (3’55")
作詞さくし・作曲さっきょく : 小田おだ和正かずまさ、編曲へんきょく : オフ・コース

SIDE B

ランナウェイ RUN AWAY (4'17”)
作詞さくし・作曲さっきょく : 鈴木すずき康博やすひろ、編曲へんきょく : オフ・コース

参加さんかミュージシャン

めぐる季き節ぶし

小田おだ和正かずまさ : リードボーカル、コーラス、エレクトリックピアノ、フルート、モーグ・シンセサイザー
鈴木すずき康博やすひろ : ボーカル、コーラス、エレクトリックギター、アコースティック・ギター、ガット・ギター、トライアングル
大だい間あいだジロー : ドラムス、タンバリン
小泉こいずみ良司りょうじ : エレクトリックベース
松尾まつお一彦かずひこ : ハーモニカ

ランナウェイ RUN AWAY

鈴木すずき康博やすひろ : リードボーカル、コーラス、エレクトリックギター、カバサ、木魚もくぎょ
小田おだ和正かずまさ : ボーカル、コーラス、エレクトリックピアノ、アコースティック・ピアノ、モーグ・シンセサイザー
大だい間あいだジロー : ドラムス、カウベル、ボンゴ、シェーカー
小泉こいずみ良司りょうじ : エレクトリックベース

スタッフ

プロデュース : 武藤むとう敏史としふみ、小田おだ和正かずまさ、鈴木すずき康博やすひろ

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

^ ^a ^b 『SONG IS LOVE』 1976年ねん 11月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72212
^ 「風ふうに吹ふかれて」 1979年ねん 6月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI EP:ETP-10583
^ 「眠ねむれぬ夜よる」 1975年ねん 12月20日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI EP:ETP-20214
^ 「ひとりで生いきてゆければ」 1976年ねん 5月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI EP:ETP-20259
^ 『LIVE』 1980年ねん 5月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI 2LP:ETP-60380/1
^ 『BeSide』 1996年ねん 10月23日にち発売はつばい ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR CD:BVCR-772

出典しゅってん

^ 『オフコース / Three and Two』株式会社かぶしきがいしゃ八はち曜社、1979年ねん、235-239頁ぺーじ。
^ 『BeSide』（12cmCD）鈴木すずき康博やすひろ、ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR、1996年ねん。BVCR-772。

外部がいぶリンク

めぐる季き節ぶし - Discography

[song_is_love-1] 『SONG IS LOVE』 1976年ねん 11月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI LP:ETP-72212

[kaze_ni_fukarete-2] 「風ふうに吹ふかれて」 1979年ねん 6月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI EP:ETP-10583

[nemurenu_yoru-3] 「眠ねむれぬ夜よる」 1975年ねん 12月20日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA EMI EP:ETP-20214

[hitori_de_ikiteyukereba-4] 「ひとりで生いきてゆければ」 1976年ねん 5月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI EP:ETP-20259

[live-6] 『LIVE』 1980年ねん 5月5日にち発売はつばい EXPRESS ⁄ TOSHIBA-EMI 2LP:ETP-60380/1

[beside-7] 『BeSide』 1996年ねん 10月23日にち発売はつばい ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR CD:BVCR-772

[three_and_two-5] 『オフコース / Three and Two』株式会社かぶしきがいしゃ八はち曜社、1979年ねん、235-239頁ぺーじ。

[beside_liner-8] 『BeSide』（12cmCD）鈴木すずき康博やすひろ、ZIG ZAG ⁄ BMG VICTOR、1996年ねん。BVCR-772。

[注ちゅう 1]

[注ちゅう 2]

[注ちゅう 3]

[注ちゅう 4]

[1]

[注ちゅう 5]

[注ちゅう 6]

[2]