カリフォルニア州しゅうの政治せいじ

本ほん項こうではカリフォルニア州しゅうの政治せいじ（英えい: Politics of California）について記しるす。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニア州しゅうの現代げんだいの政治せいじは複雑ふくざつであり多おおくの既得きとく権けんが含ふくまれている。

政治せいじ上じょうの争点そうてん

過去かこ32年間ねんかんに起おこった政治せいじ上じょうの争点そうてんは以下いかの通とおりである。その件けんに反対はんたいする者ものから「憲法けんぽう上じょうの危機きき」と呼よばれたものもある。

• カリフォルニア州しゅう議会ぎかいと選挙せんきょで選えらばれる憲法けんぽう上じょうの役職やくしょく者しゃに対たいする任期にんき制限せいげんの成立せいりつ。州しゅう全体ぜんたいで熱烈ねつれつな議論ぎろんが行おこなわれ、州しゅう最高さいこう裁判所さいばんしょでも審議しんぎされた。
• 州しゅう最高さいこう裁判所さいばんしょで批准ひじゅんプロセスのテストが行おこなわれ、その中なかでリベラル派は最高裁さいこうさい長官ちょうかんローズ・バードと2人ふたりのリベラル派は陪席ばいせき判事はんじジョセフ・グロディンとクルス・レイノソが失脚しっきゃくした。
• 本格ほんかく的てきな税制ぜいせい改革かいかく、憲法けんぽう修正しゅうせい条項じょうこう命題めいだい13号ごう、不動産ふどうさん税ぜいを最終さいしゅう販売はんばい価格かかくの1％で凍結とうけつ（販売はんばい価格かかくは年とし最大さいだい2％の増加ぞうか率りつを見込みこむ）
• リコール規定きていのテストが行おこなわれ、グレイ・デイビス知事ちじのリコールが2003年ねん特別とくべつ選挙せんきょで成立せいりつした。
• 憲法けんぽうに規定きていする予算よさん成立せいりつ期限きげんをほぼ3か月げつ超過ちょうか（2008年ねん）

北きたカリフォルニアの内陸ないりく部ぶ、セントラルバレーおよび南みなみカリフォルニア（ロサンゼルス郡ぐんの外側そとがわ）は大だい部分ぶぶんが共和党きょうわとうの強つよい地域ちいきである。ロサンゼルス郡ぐんやサンフランシスコ・ベイエリアなど海岸かいがん部ぶ、およびサクラメント都市とし圏けんでは民主党みんしゅとうの強つよい地域ちいきである。住民じゅうみんの大半たいはんがロサンゼルス郡ぐんやサンフランシスコ・ベイエリアに住すんでいるので、カリフォルニア州しゅう全体ぜんたいはリベラルな傾向けいこうにある。

カリフォルニア州しゅうは1950年代ねんだいから1992年ねんまでの大統領だいとうりょう選挙せんきょでは共和党きょうわとうの強つよい地盤じばんだった。この期間きかんでは1964年ねん（リンドン・B・ジョンソン）を除のぞいて全すべての大統領だいとうりょう選挙せんきょを共和党きょうわとうが制せいした。1960年ねん、1968年ねんと1972年ねんはリチャード・ニクソン、1980年ねんと1984年ねんはロナルド・レーガンと、カリフォルニア出身しゅっしん者しゃを大統領だいとうりょう候補者こうほしゃとして指名しめいしてきた。しかし、1992年ねん以降いこうは民主党みんしゅとうがこの選挙せんきょ人数にんずうで最大さいだいの州しゅうを制せいしてきた。ヒスパニック系けいとアジア系けい移民いみんの増加ぞうかと国内こくない北部ほくぶのリベラル派はの流入りゅうにゅう、また白人はくじん中ちゅう上流じょうりゅう階級かいきゅう郊外こうがい居住きょじゅう者しゃが州しゅう外がいに出でて行いったことは全すべて、民主党みんしゅとう有利ゆうりの方向ほうこうに働はたらく要因よういんになっている。

州しゅう内ないを分わかつような問題もんだいの中なかに水みずと水利すいり権けんがあり、カリフォルニア水すい戦争せんそうにも発展はってんした。乾期かんきに頼たよれる降水こうすいが無ないために水みずは限かぎられており、利用りよう可能かのうな地表ちひょう水源すいげんはダム、運河うんがおよびパイプラインという広範こうはんに開発かいはつされたものになっている。主要しゅような水源すいげんは、雨季うきの雨あめと高度こうどの高たかい地域ちいきの雪ゆき塊かたまり（70％）をもとに山脈さんみゃくから流ながれ出でる水みず、井戸いど（塩分えんぶんを含ふくむものや過か利用りようにより限界げんかいが有ある）、および南みなみカリフォルニアのコロラド川がわ（他たの西部せいぶ州しゅうやメキシコとの条約じょうやくで厳格げんかくな制限せいげん有あり）となっている。廃水はいすいの再さい利用りようは既すでに当あたり前まえのことになっている（灌漑かんがい用ようと工業こうぎょう用よう）。水みずは大半たいはんが州しゅう北部ほくぶにあり、人口じんこうの大半たいはんは南部なんぶに住すんでいる。南部なんぶで過剰かじょうと見みられる水みずは、北部ほくぶから見みれば農業のうぎょう、漁業ぎょぎょうおよび野生やせい生物せいぶつの環境かんきょうにとって必須ひっすのものである。南部なんぶ有権者ゆうけんしゃが人口じんこうの大半たいはんを占しめている中なかで、その見解けんかいは北きたと一致いっちしていないので、北きたの水みずを南みなみに運はこぶ末梢まっしょう運河うんがを促進そくしんするための住民じゅうみん投票とうひょうは失敗しっぱいしてきた。

土地とちの利用りよう法ほうも意見いけんが分わかれている。土地とちの価格かかくが高たかいことは普通ふつうの人ひとがその資産しさんの大だい部分ぶぶんを土地とちで持もっていることを意味いみしている。このことはその人ひとの家屋かおくの価格かかくや投資とうしに影響えいきょうする問題もんだいについて強つよく扇動せんどうさせることになる。最もっともたちの悪わるい地方ちほう政治せいじ闘争とうそうは地方ちほう教育きょういく委員いいん会かい（良よい地方ちほうの学校がっこうは実質じっしつ的てきに地方ちほうの住宅じゅうたく価格かかくを上あげる）と地方ちほうの土地とち利用りよう政策せいさくに関かんするものである。町まちが完成かんせいしてしまったところでは新あたらしい空港くうこう、ゴミ捨ごみすて場ばあるいは刑務所けいむしょを造つくるのは極度きょくどに難むずかしい。多おおくの都市としは開発かいはつ可能かのうな土地とちを造つくるために土地とち収用しゅうよう権けんを定期ていき的てきに行使こうしする。巨大きょだいなエル・トロ海兵かいへい隊たい空軍くうぐん基地きちの廃止はいしについて、オレンジ郡ぐんでは複数ふくすうの都市としの政治せいじ闘争とうそうが数すう年間ねんかんにわたって行おこなわれた。オレンジ郡ぐんは新あたらしい空港くうこうを必要ひつようとしている。現存げんそんジョン・ウェイン空港くうこうはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで最もっとも危険きけんな空港くうこうだが、パイロットの組合くみあいはそれを支持しじしている。しかし、騒音そうおんの問題もんだいで郡ぐん南部なんぶの裕福ゆうふくで政治せいじ的てきに強力きょうりょくなアーバイン市しなどの土地とち価格かかくを下さげる可能かのう性せいがある。

銃じゅうの規制きせいも意見いけんの分わかれる問題もんだいである。都市とし部ぶでは国内こくないでも最大さいだい級きゅうに深刻しんこくなギャングの問題もんだいを抱かかえており、農村のうそん部ぶによっては殺人さつじん発生はっせい率りつが高たかい所ところがある。多おおくの個人こじんが自身じしん、その家族かぞくおよび資産しさんを守まもるために武器ぶきを所有しょゆうし、所持しょじすることを望のぞんでいる。州しゅう議会ぎかいは規制きせい色しょくを強つよめる銃じゅう規制きせい法ほうを成立せいりつさせた。「殺人さつじん」用ようの武器ぶき（一般いっぱんに軍用ぐんようライフル銃じゅうに似にた半はん自動じどうライフル銃じゅう）を個人こじん用ように購入こうにゅうすることは重罪じゅうざいである。しかし、半はん自動じどう狩猟しゅりょうスタイルの民間みんかん用よう武器ぶきを販売はんばいすることは禁きんじておらず、法ほうのうわべのみの性格せいかくの有効ゆうこう性せいを疑うたがう者ものが多おおい。拳銃けんじゅうは購入こうにゅう可能かのうで、自宅じたくや事務所じむしょに置おいておくこともできるが、武器ぶきを隠かくして持もち歩あるく許可きょか無なしに武器ぶきや弾薬だんやくを携行けいこうするのは違法いほうである。ただし、免許めんきょのある範囲はんいで鍵かぎの掛かかる場所ばしょ（車くるまのトランクなど）に入いれておくこと、あるいは法ほうで認みとめられた用途ようと（狩猟しゅりょう、修理しゅうり、収集しゅうしゅうなど）は対象たいしょうにならない。ある地域ちいきで弾たまを込こめていない銃器じゅうきを公然こうぜんと持もち歩あるくことは合法ごうほうだが、州法しゅうほうと連邦れんぽう法ほうの複雑ふくざつな規制きせいの違ちがいのために、通常つうじょうにあることではない。例たとえば連邦れんぽう法ほうの1990年ねん銃じゅう規制きせいスクールゾーン法ほうでは、悪意あくいが無なくても学校がっこうから1,000フィート (300 m) 以内いないで銃じゅうを携行けいこうすることは重罪じゅうざいである。一部いちぶの田園でんえん的てき郡部ぐんぶを除のぞき、武器ぶきを隠かくして持もち歩あるく許可きょかは地元じもと警察けいさつの裁量さいりょうで発行はっこうされるので、誰だれもがそれを取得しゅとくできるわけではない。カリフォルニア州法しゅうほうは「発行はっこうすべき」とはしていない。「発行はっこうすべき」とする郡ぐんがあれば、事実じじつ上じょう「発行はっこうしない」郡ぐんもあり、州しゅう内ないで有効ゆうこうな許可きょかを容易よういに得えられる地域ちいき住民じゅうみんが、許可きょかを得えられない地域ちいきにその武器ぶきを持もち込こむというような特殊とくしゅな場合ばあいも有あり得える。

二に大だい政党せいとうの選挙せんきょ区割くわり

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいん議員ぎいんカリフォルニア第だい11選挙せんきょ区く、共和党きょうわとうのリチャード・ポンボ議員ぎいんに有利ゆうりに引ひかれている。ダンビル市しの地域ちいきは伝統でんとう的てきに共和党きょうわとうの強つよい地盤じばんであり、モーガンヒルはそうではない。リバモア市しが第だい10選挙せんきょ区くに割わり振ふられた後のちで適切てきせつな人口じんこうを獲得かくとくするために付つけ加くわえられた。リバモア市しにはローレンス・リバモア国立こくりつ研究所けんきゅうじょがあり、第だい10区く現職げんしょくの民主党みんしゅとう議員ぎいんが下院かいんエネルギー委員いいん会かいの委員いいんを務つとめているので、その強つよい要請ようせいでリバモア市しは第だい10区くに移うつった。第だい10区くはコントラコスタ郡ぐんとソラノ郡ぐんでは第だい11区くの直すぐ北きたにあり、2006年ねんの選挙せんきょではこの地区ちく割わりを覆くつがえす予想よそう外がいの結果けっかになった。

コンピュータの支援しえんを得えて作つくられたこの選挙せんきょ区くは現職げんしょくの意図いと的てきな地区ちく割わりの作品さくひんである。現職げんしょく議員ぎいんは民主党みんしゅとうのグレース・ナポリターノであり、2004年ねんの選挙せんきょでは無む投票とうひょう当選とうせんした。

2000年ねん国勢調査こくせいちょうさの後のち、州しゅう議会ぎかいは州しゅうの上院じょういんと下院かいんおよび連邦れんぽう議会ぎかい下院かいんの地区ちく割わりを設定せっていし直なおす必要ひつようがあった。共和党きょうわとうと民主党みんしゅとうが地区ちく割わりについて合意ごういに達たっした。力ちから関係かんけいがそのまま残のこされる状態じょうたいが相互そうごに了解りょうかいされた。この目的もくてきのために地区ちくはどちらかの政党せいとうが優勢ゆうせいなように決きめられ、競合きょうごうする可能かのう性せいがある選挙せんきょ区くは僅わずかだった。

幾いくつかの地区ちくではその境界きょうかいが複雑ふくざつ極きわまりないものになったが、現存げんそんの政党せいとう地盤じばんを崩くずさないものになり、2004年ねんの選挙せんきょでは、55％未満みまんの得票とくひょう率りつで勝利しょうりしたのは下院かいん80議席ぎせきのうち5議席ぎせき、上院じょういん39議席ぎせきのうち2議席ぎせきと極きわめて希まれなものとなり、前回ぜんかい選挙せんきょと同おなじ党とうの候補者こうほしゃが全すべて当選とうせんした。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいん議員ぎいんの場合ばあいも同様どうようだった。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいんの選挙せんきょ区くは州しゅうの選挙せんきょ区くよりもさらに競争きょうそうが少すくなく、60％未満みまんで多数たすうを取とった選挙せんきょ区くは53区くのうち僅わずか3区くだった。

当時とうじの知事ちじアーノルド・シュワルツェネッガーは引退いんたいした判事はんじの手てで選挙せんきょ区くを再編さいへんする提案ていあんを行おこない、11月に特別とくべつ選挙せんきょでの発案はつあん命題めいだい77号ごうとして住民じゅうみん投票とうひょうにかけられた（知事ちじの請求せいきゅうは2005年ねん6月がつ14日にち）。この特別とくべつ選挙せんきょは11月8日にちに投票とうひょうが行おこなわれた。しかし、反対はんたい票ひょうが59.5％となり、提案ていあんは否決ひけつされた。このときは、知事ちじの同調どうちょう者しゃによって提案ていあんされたものやその他た幾いくつかの独立どくりつ案件あんけんも含ふくめ全すべての提案ていあんが否決ひけつされた。

サンフランシスコ・ベイエリアにある第だい10選挙せんきょ区くの場合ばあい、前まえの選挙せんきょ結果けっかが拮抗きっこうしており、共和党きょうわとうの登録とうろく有権者ゆうけんしゃ数すうが僅わずかに上回うわまわり、投票とうひょう率りつも共和党きょうわとう有利ゆうりであるという状況じょうきょうのために全国ぜんこく的てきな注目ちゅうもくを浴あびる選挙せんきょ区くだった。この選挙せんきょ区くは1990年ねんに創設そうせつされて以来いらい共和党きょうわとう議員ぎいんで元もと州しゅう下院かいん議員ぎいんビル・ベーカーが連続れんぞくして当選とうせんしており、彼かれのために選挙せんきょ区くが作つくられていた。民主党みんしゅとうの弱よわい挑戦ちょうせん者しゃが続つづいた後のちに、1996年ねん選挙せんきょでは政治せいじには新参しんざん者しゃで、自身じしんの十分じゅうぶんな資金しきんで現職げんしょくと対抗たいこうできる候補者こうほしゃエレン・タウシャーが出でてきて熱あつい戦たたかいになった。タウシャーは地元じもと民主党みんしゅとうからの草くさの根ね支援しえんと中道ちゅうどう共和党きょうわとう女性じょせいからの支持しじも得えて、「中道ちゅうどう」民主党みんしゅとうと考かんがえるものには大おおきな勝利しょうりと考かんがえられた。彼女かのじょの選挙せんきょ区くはその後ご線引せんひきが変かえられ、現在げんざいでは安全あんぜん選挙せんきょ区くになっている（タウシャーは2002年ねんの選挙せんきょで75.6％の得票とくひょう率りつで再選さいせんされた）。その後ごの任期にんき満了まんりょう選挙せんきょでは全国ぜんこく的てきな注目ちゅうもくを集あつめることもなかった。

2006年ねん11月の選挙せんきょではアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいんで共和党きょうわとうが多数たすうを支配しはいする可能かのう性せいが不ふ確実かくじつと予想よそうされていたが、カリフォルニア選出せんしゅつの下院かいん議員ぎいんは選挙せんきょ前ぜん数すうか月げつの全国ぜんこく的てきな分析ぶんせきで「試合しあい中ちゅう」と考かんがえられる議席ぎせきは無なかった。ただし、幾いくつかの共和党きょうわとう議席ぎせきでは少すくなくとも民主党みんしゅとうに改善かいぜんの兆きざしはあった。共和党きょうわとう議員ぎいんのリチャード・ポンボ（第だい11区く）とジョン・ドゥーリトル（第だい4区く）はそれぞれ2006年ねん10月がつにブッシュ大統領だいとうりょうを資金しきん集あつめとして迎むかえており、これは議席ぎせきの不ふ確実かくじつ性せいを示しめすものとしてカリフォルニア州しゅうでは希まれな出来事できごとだった（ブッシュの場合ばあいもこの選挙せんきょでは希まれだった）。この2議員ぎいんは強つよくブッシュ政権せいけんを支持しじしていた。

2006年ねん選挙せんきょの番狂ばんくるわせは、これまで当選とうせんしたことの無なかった民主党みんしゅとうジェリー・マクナーニーが現職げんしょくのリチャード・ポンボを53％対たい47％で破やぶったことだった。2004年ねんの選挙せんきょでは、同おなじ組合くみあわせでボンボが62.5％を得票とくひょうして当選とうせんしていた。この選挙せんきょ区くではプレザントン地域ちいきに多少たしょうの人口じんこう変動へんどうがあったが、違ちがいを生しょうじるようなものではなく、このマクナーニーの勝利しょうりはジョージ・W・ブッシュ大統領だいとうりょうと、特とくに環境かんきょう問題もんだいに関かんするポンボの採とった立場たちばの双方そうほうについて圧倒的あっとうてきな拒否きょひと考かんがえた者ものが多おおい。この選挙せんきょ区くは唯一ゆいいつの例外れいがいであり、連邦れんぽう議会ぎかいと州しゅう議会ぎかいの99の他た選挙せんきょ区くはどれも当選とうせん者しゃの政党せいとうが変かわらなかった。

2006年ねん選挙せんきょでは、カリフォルニア州しゅう上院じょういんが競争きょうそうを奨励しょうれいするように仕組しくまれた州しゅう憲法けんぽう改正かいせい案あん を通とおし、この選挙せんきょに間まに合あう最終さいしゅう日びに下院かいんに送おくられた。下院かいんの民主党みんしゅとうはそれが期日きじつに間まに合あっていないと主張しゅちょうしていた。この案あんは追加ついか法ほうによる最小さいしょうの努力どりょくで修正しゅうせいされるはずだったが、2006年ねん選挙せんきょについては廃案はいあんになった。この廃案はいあんは事故じこによるものではないと主張しゅちょうする者ものもいる。

影響えいきょう

政治せいじプロセスの効果こうか的てき運用うんようについて否定ひてい的てきな結果けっかは、カリフォルニア州しゅう2008年ねん予算よさんが成立せいりつしなかった過程かていに見みて取とることができる。このときは日限にちげんの7月がつ1日にちから76日間にちかん遅延ちえんされ、9月15日にちに合意ごういが発表はっぴょうされた。任期にんき制限せいげんのために政党せいとうが入いれ替かわる確かく率りつが高たかいと、「安全あんぜん」選挙せんきょ区くと組くみ合あわされて、「強硬きょうこう論ろん者しゃ」が選えらばれる（競争きょうそうによるが際きわどい予備よび選挙せんきょで）可能かのう性せいが増ふえ、議員ぎいんは合議ごうぎ制せいの中なかで党派とうはを超こえた交渉こうしょうに経験けいけんを欠かくようになる。党派とうは間あいだ妥協だきょうを生うみ強制きょうせいすることのできる指導しどう力りょくがいまや完全かんぜんに欠かけている。

繰くり返かえされる予算よさん危機きき

カリフォルニア州しゅうの予算よさんは150億おくドル以上いじょうの赤字あかじになっており、支出ししゅつ削減さくげんか税ぜいの追加ついかが必要ひつようである。州しゅう予算よさんは成立せいりつのために3分ぶんの2以上いじょうの「超ちょう多数たすう」を必要ひつようとしていた。2010年ねんに命題めいだい25が成立せいりつしてからは、増税ぞうぜいの時ときのみに3分ぶんの2以上いじょうの超ちょう多数たすうが求もとめられるようになった。少数しょうすう派はの共和党きょうわとうは民主党みんしゅとうとの妥協だきょうを検討けんとうすること無むしに増税ぞうぜいはしないということに固執こしつできる。民主党みんしゅとうは子供こども、貧者ひんじゃおよび年長ねんちょう者しゃへのサービスを減へらすことのみでは予算よさんを均衡きんこう化かできないと主張しゅちょうしてきた。予算よさんのかなりの部分ぶぶんは州法しゅうほう、州しゅう憲法けんぽう修正しゅうせい条項じょうこう、あるいは刑務所けいむしょの健康けんこう管理かんりに関かんする連邦れんぽう裁判所さいばんしょ判例はんれいで固定こていされているので、逆ぎゃく効果こうかを生うむようなプログラム（公共こうきょう交通こうつうや教育きょういく予算よさん）あるいは増税ぞうぜいでもしなければ、支出ししゅつを抑おさえる操作そうさはほとんどできない。実際じっさいの「解決かいけつ策さく」は新税しんぜい無なし（ただし抜ぬけ道みちを塞ふさぐ）と、小型こがた計画けいかくの停止ていしであり、解決かいけつ策さくの大だい部分ぶぶんは創造そうぞう的てきな会計かいけい手法しゅほう（税ぜいの徴収ちょうしゅうを加速かそくさせることなど）である。これは2009年ねんの場合ばあい、経済けいざいの例外れいがい的てき（かつ予想よそう外がい）な改善かいぜんが無なければ、事態じたいを悪化あっかさせた可能かのう性せいがある。シュワルツェネッガー知事ちじによる拒否きょひ権けん発動はつどうの恐おそれの下したで、幾いくらかの修正しゅうせいが行おこなわれ、2008年ねんの州しゅう予算よさんはほぼ3か月げつ遅おくれで成立せいりつした。構造こうぞう的てきな赤字あかじ体質たいしつの問題もんだいは2009年ねんまで先送さきおくりされた。

継続けいぞくする問題もんだいは2008年ねん後半こうはんに広ひろく認識にんしきされるようになり、進行しんこう中ちゅうの建設けんせつ計画けいかくに影響えいきょうする可能かのう性せいと赤字あかじ額がくが今後こんご18か月げつ間あいだに420億おくドルまで膨ふくらむと予測よそくされるようになった。2009年ねん2月がつ半なかばには資金繰しきんぐりに詰つまると予測よそくされた。

2009年ねん7月がつに予算よさんの平衡へいこう化かについて暫定ざんてい合意ごういがなされ、一部いちぶは郡ぐんや市しの政府せいふから数すう十じゅう億おくドルを借入かりいれし、問題もんだいの大だい部分ぶぶんは先送さきおくりされたが、公衆こうしゅう安全あんぜん、健康けんこう管理かんりおよび社会しゃかいサービスに重大じゅうだいな影響えいきょうを及およぼす可能かのう性せいがあった。地方ちほう政府せいふによる訴訟そしょうは予算よさんの承認しょうにんの上うえに予測よそくされている。解決かいけつ策さくの中なかには工事こうじ業者ぎょうしゃに対たいする借用しゃくよう証書しょうしょの発行はっこうを少すくなくとも2009年ねん10月がつまで継続けいぞくすることと、州しゅうの従業じゅうぎょう員いんの労働ろうどう時間じかんと給与きゅうよを15％削減さくげんすることが含ふくまれている。知事ちじが提案ていあんした囚人しゅうじん27,000人にんほどを釈放しゃくほうすることは反対はんたいを呼よんだ。任期にんきの制限せいげんを受うける議員ぎいんはより高位こういの役職やくしょくを求もとめていく者ものがいることが予測よそくされるので、2009年ねん7月がつ（2010年ねん会計かいけい年度ねんど）の予算よさん案あんは30の法案ほうあんに分わけられ、候補者こうほしゃは選択せんたくした法案ほうあんに反対はんたいすることができたので、後ごの予備よび選挙せんきょで賛成さんせい票ひょうが否定ひてい材料ざいりょうに使つかわれないようになった。

2011年ねん、カリフォルニア州立しゅうりつ公園こうえん当局とうきょくは、ジェリー・ブラウン知事ちじの指導しどう下かに70の州立しゅうりつ公園こうえん閉鎖へいさを提案ていあんした。これには議会ぎかい少数しょうすう党とうの共和党きょうわとうが反対はんたいしたために、ブラウンが2011年ねん初期しょきに有効ゆうこう期限きげんの切きれる税ぜいを延長えんちょうする提案ていあんについて住民じゅうみん投票とうひょうに掛かけられなかったことが大おおきく災わざわいした。シュワルツェネッガー知事ちじが2009年ねんに提案ていあんしその後ご撤回てっかいしたように、この件けんは中流ちゅうりゅう階級かいきゅう有権者ゆうけんしゃから議員ぎいんに2012年ねん命題めいだいを認みとめるよう圧力あつりょくを掛かけさせる、あるいは発議はつぎ権けんによって直接ちょくせつ行動こうどうに移うつさせる策略さくりゃくである可能かのう性せいがある。

議員ぎいんには影響えいきょうなし

州しゅう議会ぎかいの選挙せんきょ区くは現在げんざい安泰あんたいであり、有権者ゆうけんしゃの不満ふまんから否定ひてい的てきな結果けっかはほとんど起おこりそうになく、党とうを離はなれるということ（特とくに共和党きょうわとう）は厳きびしいものになるだろう。2004年ねん、党規とうきを破やぶった4人にんの共和党きょうわとう員いんのうち、2人ふたりは引退いんたいし、2人ふたりは共和党きょうわとうの予備よび選挙せんきょで敗退はいたいした。2008年ねん、1人ひとりの民主党みんしゅとう下院かいん議員ぎいんが2008年ねん予算よさんの承認しょうにん投票とうひょうを棄権きけんしたことに対たいする懲罰ちょうばつとして、議事堂ぎじどうビルから遠とおいかなり小ちいさな事務所じむしょを割わり当あてられた。2009年ねん2月がつ、上院じょういん少数しょうすう派は指導しどう者しゃが共和党きょうわとう党員とういん集会しゅうかいでその地位ちいを外はずされた。これは予算よさん問題もんだいを解決かいけつするために取引とりひきを行おこなったが、予算よさん成立せいりつに必要ひつような共和きょうわ党員とういん票ひょうを引ひき出だすことに失敗しっぱいした後のちのことだった。予算よさんに関かんして歳出さいしゅつを減へらし、増税ぞうぜいし、また州しゅう宝たからくじ収入しゅうにゅうを担保たんぽに借財しゃくざいし、特定とくていの義務ぎむ化かされた計画けいかくから予算よさんを外はずすことの組合くみあわせで計画けいかくされた協定きょうていに知事ちじが署名しょめいしたのは2009年ねん2月がつ20日はつかになってからだった。取引とりひきの代償だいしょうとして、2009年ねん5月がつの特別とくべつ選挙せんきょおよび2010年ねん選挙せんきょで、選挙せんきょ民みんに表明ひょうめいされる様々さまざまな提案ていあんを可能かのうにしていた。2009年ねん5月がつの特別とくべつ選挙せんきょでは、議員ぎいんを罰ばっすることが意図いとされた法案ほうあんを除のぞき、全すべての法案ほうあんが否決ひけつされた。その結果けっか予算よさん危機ききが継続けいぞくし、知事ちじは如何いかなる増税ぞうぜいや料金りょうきん増額ぞうがくにも反対はんたいし続つづけた（料金りょうきん増加ぞうかは単一たんいつの多数決たすうけつで決きめることができた）。予算よさん案あんは再度さいど2009年ねん6月がつの期限きげんを過すぎることとなり、知事ちじは200か所しょの州立しゅうりつ公園こうえん閉鎖へいさを提案ていあんした。州立しゅうりつ公園こうえんの閉鎖へいさはほとんど支出ししゅつを減へらすことのできないものであり、この提案ていあんはカリフォルニアの中流ちゅうりゅう階級かいきゅうが議会ぎかいに対たいして選挙せんきょを通つうじた圧力あつりょくを掛かけるように、痛いたみを生しょうじさせる策略さくりゃくだと信しんじられた。公園こうえんの閉鎖へいさはありそうにないことだが、多おおくの公園こうえんで入園にゅうえん時間じかんを減へらすことは可能かのうである。赤字あかじ予算よさんは2010年ねんも続つづくと予測よそくされ、1月がつには200億おくドルと推計すいけいされており、現在げんざいの政治せいじ構造こうぞうの下したでの解決かいけつ策さくは公共こうきょう教育きょういく、公共こうきょう交通こうつう、矯正きょうせいおよび健康けんこう福祉ふくしに厳きびしい影響えいきょうが出でるものも予測よそくされている。

救済きゅうさい策さく

議員ぎいん選挙せんきょ区くの再編さいへんに伴ともなう利害りがいの衝突しょうとつ、議会ぎかいが繰くり返かえし憲法けんぽうに規定きていする予算よさん成立せいりつ期限きげんを守まもれなかったことへの直接ちょくせつ反応はんのうとして、および議会ぎかいがカリフォルニア憲法けんぽうの修正しゅうせい法案ほうあんを有権者ゆうけんしゃに提示ていじできなかった後のちに、2008年ねんに有権者ゆうけんしゃが修正しゅうせい第だい11号ごう すなわち発議はつぎ権けんの行使こうしを決きめた。この修正しゅうせい条項じょうこうは議会ぎかいから選挙せんきょ区く再編さいへんの権限けんげんを外はずし、選出せんしゅつされない被ひ指名しめい者しゃの委員いいん会かいに渡わたすものであり、その構成こうせい員いんは指名しめい、選出せんしゅつ、拒否きょひという複雑ふくざつで複数ふくすう段階だんかいの過程かていで決きめられる。この修正しゅうせい条項じょうこうは2008年ねん11月の投票とうひょうで成立せいりつした。1911年ねんのトラスト解散かいさん改革かいかくでカリフォルニアに導入どうにゅうされた発議はつぎ権けんは、請願せいがん書しょが適切てきせつに書かかれ、必要ひつような数かずの有権者ゆうけんしゃ署名しょめいがあれば、憲法けんぽう修正しゅうせいのための回覧かいらんを認みとめ、有権者ゆうけんしゃの前まえに直接ちょくせつ判断はんだんを委ゆだねるものである。修正しゅうせい第だい11号ごうはアーノルド・シュワルツェネッガー知事ちじの指導しどう下かに大半たいはんが書かかれていた。当初とうしょは連邦れんぽう議会ぎかいの選挙せんきょ区くも含ふくめて書かかれていたが、多数たすう党とうの要請ようせいで外はずされた。

さらに大おおきな救済きゅうさい策さくは2009年ねんにカリフォルニア憲法けんぽう会議かいぎを招集しょうしゅうしたことであり、前まえもって議題ぎだいを提示ていじすることや最終さいしゅう的てきに有権者ゆうけんしゃに判断はんだんを委ゆだねることなど、逃にげ道みちを防止ぼうしする拘束こうそくを加くわえた。

2010年ねんの変化へんか

2010年ねん11月の選挙せんきょでは選挙せんきょ区くの再編さいへんに関かんする多おおくの修正しゅうせい法案ほうあんが問とわれた。2つの修正しゅうせい法案ほうあんが住民じゅうみん投票とうひょうに付ふされた。修正しゅうせい第だい20号ごうは修正しゅうせい第だい11号ごうを拡張かくちょうし、修正しゅうせい第だい11号ごうによる州しゅう議会ぎかい選挙せんきょ区くに加くわえて連邦れんぽう議会ぎかい選挙せんきょ区くも引ひき直なおした。修正しゅうせい第だい20号ごうは成立せいりつした。修正しゅうせい第だい27号ごうは議員ぎいん提案ていあんであり、修正しゅうせい第だい11号ごうを廃案はいあんにするものだった。修正しゅうせい第だい27号ごうは否決ひけつされた。この2つの修正しゅうせい条項じょうこうのタイミングは2011年ねんに向むけて選挙せんきょ区く再編さいへんのために重要じゅうようである。この新あたらしい仕組しくみの影響えいきょう度どは予測よそくできないが、選挙せんきょ区く再編さいへんで現状げんじょうを変かえる可能かのう性せいがある。

2010年ねん初期しょきの選挙せんきょで出だされた別べつの修正しゅうせい条項じょうこう第だい14号ごうは成立せいりつし、非ひ政党せいとう包括ほうかつ予備よび選挙せんきょを創設そうせつした。これによれば予備よび選挙せんきょの上位じょうい2人にんの候補者こうほしゃが党派とうはによらず一般いっぱん選挙せんきょに進出しんしゅつすることができ、有権者ゆうけんしゃはどの候補者こうほしゃにも投票とうひょうできる。これは政党せいとう力りょくによる行いき過すぎを弱よわめることが期待きたいされている。以前いぜんの選挙せんきょ規則きそくでは、予備よび選挙せんきょの投票とうひょう者しゃが政治せいじ的てきな極論きょくろんについて活発かっぱつで感情かんじょう的てきになる傾向けいこうがあるので、二に大だい政党せいとうで指名しめいされた候補者こうほしゃは極論きょくろんに走はしる傾向けいこうがあった。大おおきな選挙せんきょ区くがあると、非ひ政党せいとう（大半たいはんは浮動ふどう票ひょう）の有権者ゆうけんしゃが「中道ちゅうどう」に向むかうために、ある理論りろんで中庸ちゅうような候補者こうほしゃが当選とうせんする可能かのう性せいが高たかい。上記じょうきの選挙せんきょ区く再編さいへん修正しゅうせい条項じょうこうと組くみ合あわせれば、予期よきせぬ効果こうかが現あらわれる可能かのう性せいがあり、ある選挙せんきょ区くでは一般いっぱん選挙せんきょで2人ふたりの民主みんしゅ党員とういんあるいは2人ふたりの共和党きょうわとう員いんが争あらそう可能かのう性せいも同意どういされている。理論りろん的てきに一般いっぱん選挙せんきょで同おなじ党とうの候補者こうほしゃが立たった場合ばあいに、より中庸ちゅうような候補者こうほしゃが当選とうせんする可能かのう性せいが高たかい。

オークランド市しは以前いぜんから選好せんこう投票とうひょう（優先ゆうせん順位じゅんいをつける投票とうひょう）を採用さいようしており、最初さいしょに2位いとなった候補者こうほしゃが最終さいしゅう的てきには11％上乗うわのせして、最初さいしょは1位いだった著名ちょめいなプロの政治せいじ家かを破やぶり当選とうせんするという興味きょうみ有ある結果けっかが得えられている。このような選挙せんきょ法ほうが自治体じちたいの間あいだに広ひろまる可能かのう性せいがあり、第だい3政党せいとう候補者こうほしゃに期待きたいを抱いだかせるものになっている。オークランド市しで当選とうせんした者ものは「第だい2の選択肢せんたくし」に選えらばれるような運動うんどうを行おこなった。政治せいじ的てきな実験じっけんをするカリフォルニアの傾向けいこうが有あれば、このような方法ほうほうがより大おおきな賛同さんどうを得えられるかもしれない。

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく議会ぎかい議員ぎいん

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく議会ぎかいの指導しどう的てきな議員ぎいんの多おおくがカリフォルニア州しゅう選出せんしゅつである。

民主党みんしゅとう議員ぎいんは以下いかの通とおりである

1. ナンシー・ペロシ下院かいん議員ぎいん、第だい8選挙せんきょ区く、下院かいん少数しょうすう党とう院内いんない総務そうむ
2. ジョージ・ミラー下院かいん議員ぎいん、第だい7選挙せんきょ区く、元もと下院かいん教育きょういく労働ろうどう委員いいん会かい議長ぎちょう
3. ヘンリー・ワックスマン下院かいん議員ぎいん、第だい30選挙せんきょ区く、元もと下院かいんエネルギー商業しょうぎょう委員いいん会かい議長ぎちょう
4. ボブ・フィルナー下院かいん議員ぎいん、第だい51選挙せんきょ区く、元もと下院かいん退役たいえき兵へい問題もんだい委員いいん会かい議長ぎちょう
5. ハワード・バーマン下院かいん議員ぎいん、第だい28選挙せんきょ区く、元もと下院かいん外交がいこう委員いいん会かい議長ぎちょう
6. バーバラ・ボクサー上院じょういん議員ぎいん、上院じょういん環境かんきょう公共こうきょう事業じぎょう委員いいん会かい議長ぎちょう
7. ダイアン・ファインスタイン上院じょういん議員ぎいん、上院じょういん情報じょうほう選択せんたく委員いいん会かい議長ぎちょう

共和党きょうわとう議員ぎいんは以下いかの通とおりである

1. ケビン・マッカーシー下院かいん議員ぎいん、第だい22選挙せんきょ区く、下院かいん多数たすう党とう院内いんない幹事かんじ、元もと幹事かんじ長ちょう補ほ
2. ハワード・マッキーオン下院かいん議員ぎいん、第だい25選挙せんきょ区く、下院かいん軍部ぐんぶ委員いいん会かい議長ぎちょう、元もと教育きょういく労働ろうどう委員いいん会かい議長ぎちょう
3. デイビッド・ドライナー下院かいん議員ぎいん、第だい26選挙せんきょ区く、下院かいん規制きせい委員いいん会かい現げんおよび元もと議長ぎちょう
4. ジェリー・ルイス下院かいん議員ぎいん、第だい41選挙せんきょ区く、下院かいん歳出さいしゅつ予算よさん委員いいん会かいの有力ゆうりょくメンバー

政党せいとう

カリフォルニア州しゅうの2大だい政党せいとうは州しゅう議会ぎかいとアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく下院かいん議員ぎいんを全すべて占しめている。すなわち民主党みんしゅとうと共和党きょうわとうである。公式こうしきの被選挙権ひせんきょけんを持もつ政党せいとうは他たに4つある。すなわちアメリカ独どく立党りっとう、アメリカ緑みどりの党とう、リバタリアン党とうおよび平和へいわ自由党じゆうとうである。

2008年ねん11月4日にち一般いっぱん選挙せんきょ時点じてんで登録とうろくされていた州しゅう内ない17,304,091人にんの有権者ゆうけんしゃの支持しじ政党せいとう内訳うちわけは次つぎの通とおりである。

• 民主党みんしゅとう：44.4%
• 共和党きょうわとう：31.3%
• その他たの政党せいとう：4.4%
• 支持しじ政党せいとうを言明げんめいせず：19.9%

選挙せんきょ制度せいど

現在げんざい民主党みんしゅとうと共和党きょうわとうのみが州しゅう議会ぎかいに代表だいひょうを送おくり込こんでいる。21世紀せいきへの変かわり目め頃ごろの短期間たんきかん、アメリカ緑みどりの党とうがサンフランシスコ・ベイエリア東部とうぶから州しゅう下院かいん議員ぎいん1人にんを送おくった。

カリフォルニア州しゅうは現在げんざい選挙せんきょで多数たすう投票とうひょう制度せいど（比較ひかく多数たすう得票とくひょう主義しゅぎ）を使つかっているが、サンフランシスコ市しやバークレー市しのような幾いくつかの自治体じちたいは、オーストラリアやアイルランドで行おこなわれている選好せんこう投票とうひょうを採用さいようしている。これはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくではinstant-runoff votingまたはranked choice votingと一般いっぱんに呼よばれている。

郡ぐんや市しのレベルでの地方ちほう選挙せんきょは、公式こうしきには非ひ政党せいとう選挙せんきょであり、政党せいとうの公認こうにんは行おこなわれない。

関連かんれん項目こうもく

• カリフォルニア州しゅうの政府せいふ
• カリフォルニア州しゅう議会ぎかい

外部がいぶリンク

• カリフォルニア州しゅうの政治せいじ - Curlie（英語えいご）
• Deep Cuts Threaten to Reshape California by Jennifer Steinhauer, The New York Times, May 30 2009