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ソティス周期しゅうき

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ソティス周期しゅうき(ソティスしゅうき)は、1としを365(1暦年れきねん)とする民衆みんしゅうこよみ(シビルれき)と、1ねんやく365.25にち(1シリウスねん)とする、シリウスもとづいたソティスれき太陽暦たいようれき)とのあいだ発生はっせいするぶしのずれが、もともどる(同期どうきする)期間きかんながさである。

民衆みんしゅうれき(シビルれき)では、1年間ねんかんやく0.25にちずつぶしおくれるため、4ねんやく1にちのずれがしょうじる。しかし民衆みんしゅうれき(シビルれき)には宗教しゅうきょうじょう理由りゆうにより閏年うるうどし閏月じゅんげつうるう存在そんざいしないため、このずれは放置ほうちされ、年々ねんねんこよみ月日つきひ実際じっさいぶしとがずれていく。

ソティス周期しゅうきとは、民衆みんしゅうれき(シビルれき)におけるこのずれがやく1ねんぶん(365.25にちぶん)にたっするのにかかる、365.25/0.25あるいは365.25×4=「1461暦年れきねん」=「1460シリウスねん」のことをすのが一般いっぱんてきである。

民衆みんしゅうれき(シビルれき)における「1461暦年れきねん」(365×1461)は、ソティスれき太陽暦たいようれき)における「1460シリウスねん」(365.25×1460)に一致いっちする。

紀元きげん139ねんにこの一致いっちをみたので、逆算ぎゃくさんすると、紀元前きげんぜん4241ねん、または、紀元前きげんぜん2781ねんにソティスれき太陽暦たいようれき)ははじまったとかんがえられている。

ソティス(Sothis)とはラテン語らてんごシリウスのことであり、古代こだいエジプトでは、ナイルがわ氾濫はんらん予測よそく農業のうぎょうのためにもちいられた。