ソユーズT-5

ソユーズT-5
ミッションの情報じょうほう
ミッション名めい	ソユーズT-5
質量しつりょう	6,850 kg
乗員じょういん数すう	2（出発しゅっぱつ時じ） 3（帰還きかん時じ）
コールサイン	Эльбру́с
発射はっしゃ台だい	バイコヌール宇宙うちゅう基地きち ガガーリン発射はっしゃ台だい
打上うちあげ日時にちじ	1982年ねん5月13日にち 09:58:05 (UTC)
着陸ちゃくりくまたは着水ちゃくすい日時にちじ	1982年ねん8月がつ27日にち 15:04:16 (UTC)
ミッション期間きかん	106日にち05時じ間あいだ06分ふん11秒びょう
遠地点えんちてん	231 km
近きん地点ちてん	190 km
公転こうてん周期しゅうき	89.7分ふん
軌道きどう傾斜けいしゃ角かく	51.6°
年表ねんぴょう
前回ぜんかい 次回じかい ソユーズ40号ごう ソユーズT-6

ソユーズT-5 (Союз Т-5 / Soyuz T-5) は、ソユーズのミッション。コールサインは「エルブルス山さん」。地球ちきゅうを3344周しゅうした。

乗組のりくみ員いん

出発しゅっぱつ時じ

• アナトリー・ベレゾボイ (1) - 機長きちょう
• Valentin Lebedev (2) - フライトエンジニア

帰還きかん時じ

• レオニード・ポポフ (1) - 機長きちょう
• アレクサンドル・セレブロフ (2) - フライトエンジニア
• スベトラーナ・サビツカヤ(1) - 研究けんきゅう者しゃ

バックアップ

• Vladimir Titov - 機長きちょう
• ゲンナジー・ストレカロフ - フライトエンジニア

ミッションハイライト

サリュート7号ごうへの最初さいしょの飛行ひこうである。サリュートとのドッキング中ちゅうに、ソユーズT-6及およびソユーズT-7を迎むかえた。 5月17日にち、アマチュアが作つくった28kgの電波でんぱ衛星えいせいがごみ捨すて用ようエアロックから宇宙うちゅう空間くうかんに放出ほうしゅつされた。ソビエト連邦れんぽうは、これを「有人ゆうじん宇宙船うちゅうせんからの初はつの通信つうしん衛星えいせいの打うち上あげ」と呼よんだ。その後ご、1982年ねん11月には、STS-5でアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくによる2つの大おおきな静止せいし衛星えいせいの投入とうにゅうが行おこなわれた。 5月25日にち、乗組のりくみ員いんはサリュート7号ごうを再さい設定せっていし、プログレス補給ほきゅう船せんの船尾せんびを地球ちきゅうの方ほうへ向むけた。これは、重力じゅうりょく傾斜けいしゃ安定あんてい化かの位置いちに置おくためである。Lebedevは彼かれの日記にっきの中なかで、姿勢しせい制御せいぎょ用ようジェットは「とてもうるさく、大だいハンマーで樽たるを叩たたいているような音おと」だったと述のべている。翌日よくじつ、乗組のりくみ員いんは作業さぎょうスペースと中間なかまコンポーネントの間あいだのハッチを閉しめ、ミッションコントロールセンターはプログレス13号ごうからサリュート7号ごうに燃料ねんりょうを給油きゅうゆした。乗組のりくみ員いんは作業さぎょうを観察かんさつしていたが、作業さぎょうはほとんどなかった。5月29日にちは、補給ほきゅう品ひんを運はこぶことで費ついやされた。同時どうじに、Lebedevによると、「我々われわれには不ふ必要ひつようでロープに繋つないだままのものを運はこび込こんだ。荷物にもつを積つみ込こんだ宇宙船うちゅうせんに入はいると、金属きんぞく音おんが響ひびき、ブラスバンドのようだった」と述のべている。5月31日にちに、プログレス13号ごうから300リットルの水みずが積つみ込こまれ、6月2日にちはソユーズT-6を迎むかえるため、サリュートから300㎞下かの軌道きどうに移動いどうした。