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ダッジ・チャージャー

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ダッヂ・チャージャーから転送てんそう

チャージャー (Charger) はステランティス一部いちぶもんである「ダッジ」が販売はんばいしている自動車じどうしゃ。いわゆるマッスルカーの1つである(一般いっぱんてき乗用車じょうようしゃスポーツカーふうのボディをそうしたスペシャルティカーとする場合ばあいもある)。1966ねん初代しょだいモデルが登場とうじょうし、2007ねん6月30にちから2010ねん5月31にちまで日本にっぽん市場いちばでも発売はつばいされていた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー
概要がいよう
販売はんばい期間きかん 1966 - 1978ねん
1982 - 1987ねん
2005ねん -
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい (2代目だいめまで)
5めい (3代目だいめ以降いこう)
ボディタイプ 2ドアハードトップ (初代しょだい)
3ドアハッチバック (2代目だいめ)
5ドアセダン (3代目だいめ以降いこう)
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう (2代目だいめのぞく)
前輪ぜんりん駆動くどう (2代目だいめのみ)
よんりん駆動くどう (3代目だいめ以降いこう)
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1960年代ねんだい初頭しょとう、アメリカの自動車じどうしゃ業界ぎょうかい空前くうぜんのマッスルカーブームにいていた。 ゼネラルモーターズポンティアックオールズモビルから、フォード・モーターマーキュリーからそれぞれリリースしたこれらのマッスルカーはれにれ、各社かくしゃげに多大ただい貢献こうけんたしていた。

しかしダッジ・ダート先鞭せんべんってマッスルカーの火付ひつやくとなっていたはずのクライスラーは、これら後続こうぞくして発表はっぴょうされたモデルに対抗たいこうしうるモデルをラインナップしておらず、完全かんぜん後塵こうじんはいするかたちとなってしまっていた。

チャージャーは当時とうじ大人気おとなげはくしていたこれらのマッスルカー対抗たいこうするために、クライスラーのマッスルカーの象徴しょうちょうとして企画きかくされた。

1965ねんがた ダッジ・チャージャーⅡ・コンセプトカー

まず1964ねん、オートショーにてチャージャーのコンセプトカー登場とうじょうした。このコンセプトカーはBプラットフォーム(インターミディエイト)を使用しようしたダッジ・ポラーラがベースであり、それをロードスタースタイルにしたものであった。よく1965ねんには市販しはんモデルにちか状態じょうたいにブラッシュアップされた「チャージャーII」を発表はっぴょうする。

これらのコンセプトカーをのち、ダッジ販売はんばいてんがわからの要望ようぼう調整ちょうせいし、チャージャーは1966ねん発売はつばいされた。販売はんばいそのパワーが市場いちばけ、だいヒットをたす。だが1970年代ねんだいはいるとオイルショック影響えいきょう大幅おおはばなパワーダウンをたし、そのさいモデルが2系統けいとう分離ぶんりする。そのなんもボディデザインの変更へんこうおこなわれ、デビュー当初とうしょから大幅おおはばにスタイルがわっていった。

ダッジ・チャージャーR/T CNGしゃコンセプト

1980年代ねんだいには2代目だいめがデビューするが、初代しょだいとはうってわってFFベースのサブコンパクトであるダッジ・オムニの上級じょうきゅうグレードとして設定せっていされ、かつて隆盛りゅうせいほこったマッスルカーのイメージはくなる。その1987ねん生産せいさん終了しゅうりょう、しばらくチャージャーのおもて舞台ぶたいから姿すがたすこととなる。

しかし1999ねん突如とつじょコンセプトモデルとして復活ふっかつ、2000ねんのシドニーモーターショーなどで公開こうかいされてしばらくして、2005ねんから4ドアセダンとなり市販しはんされるにいたった。

初代しょだい(B-Body 時代じだい / 1966-1978ねん[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー(だいいち世代せだい)
1969ねんしき (フロント)
Dodge Charger Daytona
1969ねんしき (リア)
概要がいよう
製造せいぞうこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
販売はんばい期間きかん 1966ねん–1978ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい
ボディタイプ 2ドアハードトップ
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう
プラットフォーム クライスラー・Bプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 6.9L Vがた8気筒きとう OHV
最高さいこう出力しゅつりょく 431ps/5,000rpm
最大さいだいトルク 67.7kg-m/4,000rpm
変速へんそく 3AT/3MT/4MT
サスペンション
まえ ダブルウィッシュボーンしき
のち リーフしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,972mm
全長ぜんちょう 5,155mm
全幅ぜんぷく 1,910mm
ぜんこう 1,370mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,680kg
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1966ねん登場とうじょう。セダンのコロネットをベースに2ドアファストバックのボディをそうしたものである。

ぜんグレードでVがた8気筒きとうエンジンを搭載とうさいしており、最上級さいじょうきゅうモデルには426Hemiエンジンをむストリートバージョンが設定せっていされた。このモデルは400馬力ばりきえるパワーをち、停止ていし状態じょうたいから時速じそく60マイル(やく96km)まで6びょうじゃく加速かそくするという、当時とうじとしては強烈きょうれつなパワーをほこった。

よく1967ねんには排気はいきりょう440cui(=7210cc)のマグナムV8エンジンを搭載とうさいするチャージャーR/T登場とうじょう独特どくとく外装がいそうあたえられたモデルで、現在げんざいでもチャージャーの代名詞だいめいしてき存在そんざいとして人気にんきたかい。1971ねんにはスーパー・ビーのベースしゃがコロネットからほんしゃえられた。

強力きょうりょくなエンジンをんだチャージャーはレース関係かんけいしゃにもまり、NASCARなどでの使用しよう意識いしきしたモデルチェンジがなされるようになる[注釈ちゅうしゃく 1]とく1969ねん登場とうじょうしたチャージャー500はレース指向しこうつよく、これをベースにダッジ・チャージャー・デイトナ(およ兄弟きょうだいしゃのプリマス・スーパーバード)が発売はつばいされた。ボビー・アイザックが1970ねんのチャンピオンを獲得かくとく。これらのモデルがダッジにおいて現代げんだいまでがれている「レースと市販しはんしゃ距離きょりちかい」というイメージを決定けっていづけていく。

初代しょだいはモデルチェンジをかえしながら1978ねんまで生産せいさんされた。なお初代しょだいスティーブ・マックイーン主演しゅえんした1968ねん映画えいがブリット』にも登場とうじょう、マックイーンが運転うんてんするマスタングGT390とカーチェイスをえんじているほか、1979ねんのアメリカのTVシリーズ『爆発ばくはつ!デューク』では主人公しゅじんこう愛車あいしゃゼネラル・リー」として登場とうじょう、さらに2001ねん公開こうかいされた映画えいがワイルド・スピード』では主人公しゅじんこう一人ひとりであるドミニク・トレット愛車あいしゃとしても登場とうじょうし、映画えいが・TVでのカーチェイス場面ばめんおお使用しようされた。

モァパワーの象徴しょうちょうであったチャージャーであるが、それがつづいたのも1960年代ねんだいまでで、1970年代ねんだいはいると排気はいきガス規制きせいマスキーほう)とオイルショックによる影響えいきょうで、チャージャーは1972ねんから1975ねんにかけて大幅おおはばなパワーダウンを余儀よぎなくされた。かつては400馬力ばりきほこったパワーは140馬力ばりきへと大幅おおはばにパワーダウンされ、ボディデザインもそれにあわせて段階だんかいてき変更へんこうされた。

さらに1975ねんからはベーシックけい「チャージャー」や「チャージャー・スポーツ」とラグジュアリーけい「チャージャー・SE」が完全かんぜん差別さべつされたことにより、同名どうめい車種しゃしゅかんしながら2種類しゅるいのモデルへとかれる。ベーシックけいのチャージャー、チャージャー・スポーツは姉妹しまいしゃであるコロネットとほぼ同一どういつのデザインとなり、エンブレムなどがちが程度ていどのものであった[注釈ちゅうしゃく 2]一方いっぽう、ラグジュアリーけいのチャージャー・SEは、それまでがチャージャーの通常つうじょうモデルに豪華ごうか装備そうびやしたのみであったのにたいし、1975ねんからはどういちプラットフォームではあるがデザインはまったことなり、さながらべつくるまのようであった。ただ、チャージャー・SEはおなじくして姉妹しまいしゃとして同時どうじ販売はんばい開始かいしされたクライスラー・コルドバ姉妹しまいしゃ関係かんけいにあった。

1976ねん、オイルショックからの一時いちじてき脱却だっきゃくたされ、クライスラー・プリマス・ダッジの大型おおがたしゃ販売はんばいびたため、ベーシックなチャージャー/チャージャースポーツの販売はんばい終了しゅうりょうする。これらの後継こうけいしゃは、あたらしく開発かいはつされたMプラットフォームを使用しようしたダッジ・ディプロマットとなった。

ベーシックモデルが生産せいさん終了しゅうりょうとなったのちもチャージャーSEは生産せいさん継続けいぞくし、1977ねんにはチャージャーSEをベースにダッジ・チャージャー・デイトナの名前なまえ復活ふっかつする。チャージャー・デイトナの名前なまえは1969ねん以来いらいであった。オイルショックはの影響えいきょうからは脱却だっきゃくしつつあったものの、再来さいらいおそれたためかつてのチャージャー・デイトナのようにロングノーズ、ビッグウィング、ハイパフォーマンスV8などは使つかわれなかった。ボディーにはおおきなストライプがかざられ、サイドに「Charger Daytona」の文字もじかざられた。

1978ねん、チャージャーSEは生産せいさん終了しゅうりょうする。チャージャーSEの後継こうけいモデルは、おなじB-Bodyを使用しようしたダッジ・マグナムであった。

なお、1970ねんから1981ねんまで、ダートのスペシャル・オプション・パッケージのハードトップばんが、チャージャーのブラジル現地げんち法人ほうじん生産せいさんされていたことがあった。

1970年代ねんだいのチャージャーの生産せいさん台数だいすうはわずか5まんだいほどとすくない。そのためレストアするには交換こうかんようパーツがすくなく、非常ひじょう困難こんなんくるまひとつとなっている。

2代目だいめ(L-Body時代じだい/1982-1987ねん[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー(だい世代せだい)
シェルビー・チャージャー
ベースグレード
GLH-S
概要がいよう
別名べつめい オムニ・024 (1979 - 1981ねん)
オムニ・チャージャー (1982ねん)
製造せいぞうこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
販売はんばい期間きかん 1982ねん–1987ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 4めい
ボディタイプ 3ドアハッチバック
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき 前輪ぜんりん駆動くどう
プラットフォーム クライスラー・Lプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 2.2L 直列ちょくれつ4気筒きとう SOHC
最高さいこう出力しゅつりょく 107ps/4,800rpm
最大さいだいトルク 15.3kg-m/2,800rpm
変速へんそく 3AT/4AT/5MT
サスペンション
まえ ストラットしき
のち トレーリングアームしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,453mm
全長ぜんちょう 4,419mm
全幅ぜんぷく 1,694mm
ぜんこう 1,290mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,157kg
その
別名べつめい オムニ・024 (1979 - 1981ねん)
オムニ・チャージャー (1982ねん)
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1982ねんいままでダッジから3ドアのハッチバックとして販売はんばいされていたダッジ・オムニ上級じょうきゅうグレードであった「オムニ・024」が「オムニ・チャージャー」へとえる。

よく1983ねん、オムニの文字もじはずれ、たんにチャージャーと名称めいしょうとなった。

先代せんだいモデルとはうってわり、ほんモデルはFRではなくオムニとおなじくFFレイアウトのLプラットフォームを使用しようしていたため、サブコンパクトのジャンルにはいっており、パワーもおおきく縮小しゅくしょうしていた。またボディスタイルはオムニ024と基本きほんてき同一どういつであったが、デザインは差別さべつはかられており、とくにフェイスまわりはまったくことなっていた。なお、プリムス・ツーリスモ・ダスターとは姉妹しまいしゃである。

ラインナップはベースモデルであるチャージャー、チャージャー2.2、そして、キャロル・シェルビーがチューンした"ダッジ・シェルビーチャージャー"というモデルが存在そんざいした。

「シェルビーチャージャー」は通常つうじょうモデルのスポーツパッケージという位置付いちづけで、スタイルが専用せんようのものへとわり、エンジンのパワーは107馬力ばりきまでげられ、サスペンションは通常つうじょうよりハードなものへと変更へんこうし、マニュアルミッションのギア見直みなおされた。なお、シェルビーチャージャーのATモデルはオプションあつかいであった。

1985ねんキャロル・シェルビーがシェルビーチャージャーをベースにさらにチューンをほどこしたホットモデル"シェルビー・GLHS"が販売はんばいされた。

GLHSは専用せんようのシェルビー・エンブレムがほどこされ、グランドエフェクトが変更へんこうされたことでスタイルがさらにおおきくわり、ターボチャージャーを搭載とうさいしたことで175馬力ばりきまでパワーがげられた。また、コニーせいショックやZタイヤなど、あしまわりも見直みなおされたことで最高さいこう速度そくど217km/hをマークし、ベースモデルとは比較ひかくにならない性能せいのうるにいたっている。

1987ねんにプラットフォームを共有きょうゆうするダッジ・デイトナ一本いっぽんされ、生産せいさん終了しゅうりょうとなった。

3代目だいめ(LXがた/2005ねん-2011ねん[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー(だい3世代せだい)
LXがた
R/T (フロント)
R/T (リア)
SRT8
概要がいよう
製造せいぞうこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
販売はんばい期間きかん 2005ねん–2011ねん
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン位置いち フロント
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう/よんりん駆動くどう
プラットフォーム クライスラー・LXプラットフォーム
パワートレイン
エンジン 6.1L Vがた8気筒きとう OHV "HEMI"
最高さいこう出力しゅつりょく 431ps/6,000rpm
最大さいだいトルク 58.0kg-m/4,600rpm
変速へんそく 5AT/4AT
サスペンション
まえ ダブルウィッシュボーンしき
のち マルチリンクしき
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 3,048mm
全長ぜんちょう 5,100mm
全幅ぜんぷく 1,895mm
ぜんこう 1,510mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,910kg
系譜けいふ
先代せんだい イントレピッド
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1999ねんにダッジからチャージャーのあたえられたコンセプトカー発表はっぴょうされ、2005ねんに4ドアセダンとして復活ふっかつした。

ボディはドアのかずこそちがえどだいいち世代せだいモデルを髣髴ほうふつとさせる大柄おおがらなもので、搭載とうさいするエンジンはハイパワーな設定せっていで、往年おうねんのアメリカンマッスルカーの復活ふっかつおもわせるくるま仕上しあがっていた。シャーシはクライスラー・300チャレンジャーマグナム共用きょうようLXプラットフォーム使用しようしている。

デビュー当初とうしょはベーシックなV6エンジンを搭載とうさいしたSEおよびSXTの2種類しゅるいのみの設定せっていであったが、よく2006ねんのシカゴ・オートショーにて、往年おうねんのスポーツグレードと同名どうめいである「チャージャー・デイトナ R/T」が発表はっぴょうされる。排気はいきりょう5.7 LのV8ヘミエンジン(350馬力ばりき)を搭載とうさいし、20インチのクロームホイールが装着そうちゃくされるなど、外装がいそう差別さべつされている。

2005ねんのニューヨーク国際こくさいオートショーではSRT-8モデルも登場とうじょうした。SRTとは「ストリート・アンド・レーシングテクノロジー」の略称りゃくしょうで、クライスラーのハイパフォーマンスカー開発かいはつプロジェクトのことである。排気はいきりょう6.1 L、431馬力ばりきのHEMIエンジンが搭載とうさいされ、ブレンボせいのブレーキを採用さいようしており、パフォーマンスは往年おうねんのマッスルカーをおおきくしのぐ。さらに2009ねんにはSRT-8をベースとしたチャージャー・スーパービーの名前なまえつモデルが登場とうじょう、1000だい限定げんてい販売はんばいされた。

なお、チャージャーはフォーミュラD(アメリカばんプロドリフト選手権せんしゅけん)にも参戦さんせんしており、スウェーデンじんドライバーのサミュエル・ヒュビネットにより、2006ねん後半こうはんからチャージャーをベースとしたドリフトしゃがデビューした。FRでだい排気はいきりょうエンジン搭載とうさいかつ自然しぜん吸気きゅうきでも500馬力ばりきほこっている。また、デイトナR/TとおなじデザインをつマシンがNASCARにも参戦さんせんしていた。

ほんモデルから日本にっぽんへも正式せいしき導入どうにゅうされたが、2009ねんにクライスラーが連邦れんぽう倒産とうさんほうだい11しょう申請しんせいしたことにより、2010ねんモデルの導入どうにゅうそのものが凍結とうけつされた。

Daytona Edition[編集へんしゅう]

Daytona_Edition

R/Tをベースに20インチホイルとスポーツサスペンション、専用せんようマフラー、リアウィングを装備そうびした限定げんてい車両しゃりょう馬力ばりきやく10Hpアップしている。また、運転うんてんせき助手じょしゅせきのシートにDaytonaの刺繍ししゅうはいり、助手じょしゅせきがわのダッシュボードにシリアルナンバーりのプレートが設置せっちされる。かくとししきごと限定げんていしょく設定せっていし、ボンネット、サイド、テールに専用せんようデカールを使用しようしている。

2009ねん連邦れんぽう倒産とうさんほう申請しんせいとも販売はんばい一時いちじ終了しゅうりょうした。

とししき生産せいさん台数だいすう限定げんていしょくめい
  • 2006ねん 2000だい TorRed(あか) / 4000だい GoManGO(オレンジ) / 4000だい TopBanana(
  • 2007ねん 1400だい PlumCrazy(むらさき) / 1500だい Sublime(ライムグリーン)
  • 2008ねん 1650だい HemiOrange(オレンジ)
  • 2009ねん 400だい  StoneWhite(しろ

警察けいさつ仕様しようしゃ[編集へんしゅう]

このモデルにはパトカー仕様しようがある(Dodge Charger (LX) Police package version参照さんしょう)。エンジンは5.7 LのV8ヘミエンジンと、3.5LのV6。内装ないそう基本きほんてきには民間みんかんモデルと共通きょうつうだが、無線むせん端末たんまつなどをセンターコンソール部分ぶぶん設置せっちするため、シフトレバーがコラムシフトになっているてんなどがことなる。アメリカ国内こくないのいくつかの警察けいさつ保安ほあんかん、ハイウェイパトロールにおいて、捜査そうさよう警邏けいらよう車両しゃりょうとしての採用さいよう実績じっせきがある。

2006ねん8がつ、アメリカ最大さいだい警察けいさつ機関きかんであるニューヨーク警察けいさつ(NYPD)が15だい試験しけんてき導入どうにゅうした。そのさい調達ちょうたつ価格かかくいちだいあたり$28,511であった[1]

4代目だいめ(LDがた/2011ねん-2023ねん[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー(だい4世代せだい)
LDがた
スーパービー、2011ねんモデル
2017ねんモデル Daytona (フロント)
2015ねんモデル (リア)
概要がいよう
製造せいぞうこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
販売はんばい期間きかん 2011ねん -
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5めい
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき こう駆動くどう/よんりん駆動くどう
パワートレイン
エンジン 3,604cc Vがた6気筒きとう[2]
5,654cc Vがた8気筒きとう OHV[2]
6,166cc Vがた8気筒きとう OHV スーパーチャージャー[2]
最高さいこう出力しゅつりょく 3.6L V6 :
218 kW (296 PS) / 6,350 rpm[2]
5.7L V8 :
276 kW (375 PS) / 5,250 rpm[2]
6.2L V8 HEMI :
535 kW (727 PS) / 6,000 rpm[2]
最大さいだいトルク 3.6L V6 :
353 N⋅m (36.0 kgf⋅m) / 4,800 rpm[2]
5.7L V8 :
536 N⋅m (54.7 kgf⋅m) / 4,200 rpm[2]
6.2L V8 HEMI :
881 N⋅m (89.8 kgf⋅m) / 4,800 rpm[2]
変速へんそく 8そくAT[2]
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 3,048 mm[2]
全長ぜんちょう 5,040 - 5,105 mm[2]
全幅ぜんぷく 1,905 - 1,989 mm[2]
ぜんこう 1,462 - 1,467 mm[2]
車両しゃりょう重量じゅうりょう 1,795 - 2,080 kg[2][2]
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2010ねん11月に発表はっぴょうされ、2011ねんモデルより販売はんばい開始かいし外観がいかん先代せんだい印象いんしょうぎつつ、テールライトが「サーキットテール」とわれる横長よこながのものとなり、ヘッドライトの意匠いしょうもやや変更へんこうされた。機構きこうではV6の排気はいきりょうが100ccぞうの3600ccになり、またV6とV8ども可変かへんバルブ機構きこう搭載とうさいされ、いずれも出力しゅつりょく向上こうじょうしている。

2015ねんモデルは大幅おおはばなマイナーチェンジがおこなわれ、フロントマスクのデザインがおおきく変更へんこうされた。そののボディパネルにかんしても一新いっしんされており、よりワイド&ローなスタイリングとなった。

2020ねん、オーバーフィンダーをそなえたワイドボディを追加ついか

2023ねん生産せいさん終了しゅうりょう。V8エンジン搭載とうさい最終さいしゅうがたとなった。

Hellcat[編集へんしゅう]

2014ねん発表はっぴょうされた、チャージャー史上しじょう最強さいきょうクラスの性能せいのうほこるハイパフォーマンスモデルである。

6.2Lのヘミエンジンをベースに、クライスラーの高性能こうせいのうモデル開発かいはつチーム・SRTがスーパーチャージャー装着そうちゃくとうのチューニングをほどこし、最高さいこう出力しゅつりょく717 PS、最大さいだいトルク81.6 kgfmを発生はっせいさせる。そこに強化きょうかがたの8そくATわされることで、0-60マイル(0-97km/h)加速かそくタイム3.7びょう最高さいこう時速じそく328km/hというパフォーマンスを発揮はっきする。

警察けいさつ仕様しようしゃ[編集へんしゅう]

5代目だいめ(2024-)[編集へんしゅう]

ダッジ・チャージャー(だい5世代せだい)
チャージャーデイトナSRTコンセプト
概要がいよう
製造せいぞうこく アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
販売はんばい期間きかん 2024ねん -
ボディ
駆動くどう方式ほうしき よんりん駆動くどう
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2022ねん8がつ、「チャージャーデイトナSRTコンセプト」として電気でんき自動車じどうしゃ仕様しようのコンセプトモデルを発表はっぴょう

米国べいこく時間じかん2024ねん3がつ5にち市販しはんしゃ仕様しよう発表はっぴょうされ、同年どうねん後半こうはんからEVモデルの2ドアを、2025ねんから4ドアと、直列ちょくれつ6気筒きとう3Lツインターボエンジン「ハリケーン」を搭載とうさいした仕様しよう(「シックスパック」)を発売はつばい予定よてい

日本にっぽんへの導入どうにゅう[編集へんしゅう]

2007ねん6月30にちにダイムラー・クライスラー日本にっぽん当時とうじげんStellantisジャパン)が、ダッジ・ブランドのさい導入どうにゅうあわせて、だい3世代せだい日本にっぽん市場いちばはじめて導入どうにゅうされた。導入どうにゅうのグレードはさい上位じょういのSRT-8のみで、ひだりハンドル仕様しようでの導入どうにゅうとなった[注釈ちゅうしゃく 3]

初年度しょねんど輸入ゆにゅう台数だいすうすくなかったせいか早期そうき完売かんばいとなり、販売はんばい市場いちば要望ようぼうにより同年どうねん12がつ26にちに2008ねんモデルが導入どうにゅうするかたちとなった。2008ねんモデルからあらたにR/Tが追加ついかされ、こちらもひだりハンドル仕様しようのみの導入どうにゅうとなった[注釈ちゅうしゃく 4]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 当時とうじ、NASCARは本当ほんとう意味いみでストックカーレースであった。
  2. ^ コロネットは1971ねんから4ドアのみの販売はんばいであったが、1975ねんに2ドアが復活ふっかつしている。
  3. ^ おなじグレードを姉妹しまいしゃクライスラー・300Cみぎハンドル仕様しようのみだったが、2010ねんモデルにおいて廃止はいしとなった。
  4. ^ 300Cでは、5.7 LのV8モデルに相当そうとう。こちらではみぎひだりどちらかのハンドルがえらべたが、2010ねんモデルではみぎハンドルしゃ廃止はいしとなった。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ http://www.leftlanenews.com/nypd-adds-dodge-charger-to-fleet.html
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 森本もりもと太郎たろう へん世界せかい自動車じどうしゃオールアルバム 2020ねん三栄書房さんえいしょぼう、2020ねん8がつ8にち、192ぺーじISBN 978-4-7796-4170-1 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]