トポイソメラーゼ阻害そがいやく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

トポイソメラーゼ阻害そがいやく(トポイソメラーゼそがいやく、えい: topoisomerase inhibitor)は、トポイソメラーゼ作用さよう遮断しゃだんする化合かごうぶつである。トポイソメラーゼは、おおきくIがたトポイソメラーゼ英語えいごばん(TopI)とIIがたトポイソメラーゼ英語えいごばん(TopII)にけられる[1][2][3]。トポイソメラーゼは細胞さいぼう複製ふくせい過程かていやDNAの組織そしき重要じゅうよう役割やくわりたしており、DNAの一本いっぽんくさりまたはほんくさり切断せつだんすることで、ちょうらせん構造こうぞう緩和かんわカテナン構造こうぞう解消かいしょうかく細胞さいぼう染色せんしょくたいだつ凝集ぎょうしゅうなどの過程かてい媒介ばいかいしている[1][2][3]。トポイソメラーゼ阻害そがいざいは、こうした生存せいぞん必須ひっす細胞さいぼう過程かてい影響えいきょうあたえる。一部いちぶのトポイソメラーゼ阻害そがいざいはDNAほんくさり切断せつだんさまたげ、のものはトポイソメラーゼ-DNAふく合体がったい結合けつごうしてさいライゲーション段階だんかいさまたげる[3]一本いっぽんくさりほんくさり切断せつだん修復しゅうふくのままのこされることでアポトーシス細胞さいぼうこされるため、こうしたトポイソメラーゼ-DNA-阻害そがいざいふく合体がったい細胞さいぼう傷害しょうがいせい因子いんしとなる[2][3]。このように、トポイソメラーゼ阻害そがいざいはアポトーシス誘導ゆうどうのうゆうし、感染かんせん細胞さいぼうやがん細胞さいぼうたいする治療ちりょうやくとしておおきな関心かんしんあつめている。

歴史れきし[編集へんしゅう]

1940年代ねんだいアルバート・シャッツ英語えいごばんセルマン・ワクスマンボイド・ウッドラフ英語えいごばんひとし研究けんきゅうしゃによって抗生こうせい物質ぶっしつ探索たんさく手法しゅほうおおきく改良かいりょうされたことで、新規しんき抗生こうせい物質ぶっしつ探索たんさくおおくの労力ろうりょくはらわれるようになった[4][5][6][7]。20世紀せいきなかばからすえにかけての抗菌こうきんやくこうがんやく探索たんさくでTopI、TopII阻害そがいざい多数たすうのファミリーが存在そんざいすることがあきらかにされ、1960年代ねんだいだけでもカンプトテシンアントラサイクリンエピポドフィロトキシン英語えいごばんけい薬剤やくざい発見はっけんされた[8]最初さいしょのトポイソメラーゼ阻害そがいざいや、そのこうがんやく抗菌こうきんやくとしての可能かのうせいかんする知識ちしきられたのは、1971ねんのJim Wangによるトポイソメラーゼの発見はっけん大腸菌だいちょうきんωおめがタンパク質たんぱくしつ、TopI)よりもさきであった[9][10][11]。1976ねん、Gilbertらが細菌さいきんのTopIIがたDNAジャイレース発見はっけんについて詳細しょうさいしるし、クマリンキノロンけい薬剤やくざいによる阻害そがいについて議論ぎろんおこなったことで、トポイソメラーゼを標的ひょうてきとした抗菌こうきんやくこうがんやくたいおおきな関心かんしんせられるようになった[3][12]。また、トポイソメラーゼ阻害そがいざい重要じゅうよう実験じっけんツールとしても利用りようされ、いくつかのトポイソメラーゼの発見はっけん寄与きよしてきた。いちれいとして、キノロンけいナリジクスさん細菌さいきんのTopIIタンパク質たんぱくしつ解明かいめいたすけとなった[11]。トポイソメラーゼ阻害そがいざい由来ゆらいはさまざまであり、一部いちぶ植物しょくぶつ(カンプトテシン[10]エトポシド[13])や細菌さいきん試料しりょうドキソルビシン[14]インドロカルバゾール英語えいごばん[15])から抽出ちゅうしゅつされた天然てんねんぶつ由来ゆらいし、またのものは純粋じゅんすい化学かがく合成ごうせいされたもので、そのおおくは偶然ぐうぜん発見はっけんされたものである(キノロン[11]、インデノイソキノリン[16])。発見はっけん分子ぶんし構造こうぞうほろ調整ちょうせいによってより安全あんぜんで、効力こうりょくたかく、より容易ようい投与とうよできるような誘導体ゆうどうたい作製さくせいおこなわれている。現在げんざい、トポイソメラーゼ阻害そがいやく医学いがくてき用途ようと利用りようされる抗菌こうきんやくこうがんやくなかおおきな位置いちめており、ドキソルビシン(アントラサイクリンけい、TopII阻害そがいやく[14])、エトポシド(TopII阻害そがいやく[13])、シプロフロキサシンフルオロキノロンけい、TopII阻害そがいやく[17])、イリノテカン(カンプトテシン誘導体ゆうどうたい、TopI阻害そがいやく[18])は2019ねんWHO必須ひっす医薬品いやくひんモデルリスト収載しゅうさいされている[19]

トポイソメラーゼI阻害そがいやく[編集へんしゅう]

機構きこう[編集へんしゅう]

TopIは、複製ふくせい転写てんしゃときちょうらせん構造こうぞう緩和かんわする[2][20]正常せいじょう条件下じょうけんかではTopIはDNAの骨格こっかく攻撃こうげきし、TopI-DNA中間なかまたい形成けいせいして切断せつだんくさりをらせんじく周囲しゅうい回転かいてんさせる。その、TopIは切断せつだんくさりさいライゲーションすることで、ほんくさりDNAをさい形成けいせいする[2][21]。TopI阻害そがいざい処理しょりによって切断せつだんちゅうあいだたい安定あんていされ、その結果けっかDNAのさいライゲーションが阻害そがいされて致死ちしてきなDNA切断せつだん導入どうにゅうされる[21][22]。カンプトテシンけいのTopI阻害そがいざいはTopI-DNAとさんしゃふく合体がったい形成けいせいし、またその平面へいめんてき構造こうぞうのゆえに切断せつだん部位ぶい隣接りんせつする塩基えんきたいあいだスタッキングする[23]正常せいじょう細胞さいぼうはこうして安定あんていされたふく合体がったい除去じょきょして細胞さいぼうふせぐ、複数ふくすうのDNAチェックポイント機構きこうそなえている。しかしがん細胞さいぼうではこうしたチェックポイントは一般いっぱんてきかつされており、そのためTopI阻害そがいざいたいして選択せんたくてき感受性かんじゅせいしめすこととなる[21][22]。インデノイソキノリンやインドロカルバゾールなどカンプトテシンけい薬剤やくざいもTopIと結合けつごうし、通常つうじょうカンプトテシンたいせい付与ふよしているざんもと水素すいそ結合けつごう形成けいせいする[23]。また、インデノイソキノリンやインドロカルバゾールはカンプトテシンとはことなりラクトンたまき存在そんざいしないため、化学かがくてき安定あんていせいがよりたかく、生物せいぶつがくてきpHでの加水かすい分解ぶんかいこりにくい[21]

こうがんやく[編集へんしゅう]

カンプトテシンけい[編集へんしゅう]

カンプトテシン(CPT)は、中国ちゅうごく南部なんぶ原産げんさんカンレンボクCamptotheca acuminataから最初さいしょられた[10][24][25]。カンプトテシンは1950年代ねんだいまつアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく農務のうむしょう(USDA)によって主導しゅどうされたコルチゾン前駆ぜんくたい探索たんさく過程かていたんはなされ、1960年代ねんだいにCancer Chemotherapy National Service Center(CCNSC)のJohn Hartwellらのチームによってそのこうがん効果こうか研究けんきゅうおこなわれた[10]。1970年代ねんだい、CPTの水溶すいようせいたかめるためにナトリウムしお変換へんかんした誘導体ゆうどうたいもちいて臨床りんしょう試験しけんおこなわれたが、その毒性どくせいのため失敗しっぱいわった[18][26][27]。1985ねん、CPTのこう腫瘍しゅよう活性かっせいがTopI阻害そがい活性かっせいによるものであることが、HsiangらによるトポイソメラーゼDNA構造こうぞう緩和かんわアッセイから推測すいそくされた[28]。2000ねんCushmanらは、CPTやCPTがたTopI阻害そがいざいであるインデノイソキノリンをもちいた実験じっけんではDNAのもどしは観察かんさつされないことから、これらの阻害そがいざいがDNAへのインターカレーション関係かんけいした機構きこう機能きのうしているわけでないとかんがえた[16]。この仮説かせつは、Xせん結晶けっしょう構造こうぞう解析かいせきによってTopI阻害そがいざいによるDNAへのインターカレーションが可視かしされたことで反証はんしょうされた[29]

CPTの重要じゅうよう構造こうぞうてき特徴とくちょうは、平面へいめんがたいんたまきとラクトンたまき(Eたまき)である[30]。ラクトンたまき存在そんざいによって薬剤やくざい活性かっせいがもたらされているとかんがえられているが、一方いっぽう加水かすい分解ぶんかい機能きのう喪失そうしつしやすい構造こうぞうでもある[31]。CPTの発見はっけんは、現在げんざいFDA承認しょうにんけている3つの誘導体ゆうどうたいトポテカン(TPT)、イリノテカン、ベロテカン英語えいごばん合成ごうせいにつながった[18][32]。TPTは卵巣らんそうがんしょう細胞さいぼうはいがん英語えいごばん(SCLC)の治療ちりょうひろもちいられており、イリノテカンは結腸けっちょうがん有効ゆうこうであることがられている[18][33]一般いっぱんに、TPTはシクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチンなどの薬剤やくざい併用へいようされる[33]。TPTのせいちゅう経口けいこう投与とうよ同様どうよう応答おうとう生存せいぞんりつしめ[33]。さらに、TPTと放射線ほうしゃせん療法りょうほう併用へいようのう転移てんい患者かんじゃ生存せいぞんりつ改善かいぜんする。ベロテカンはSCLCの治療ちりょう利用りようされる[34]。ギマテカン(gimatecan)やシラテカン(silatecan)など、いくつかのCPT誘導体ゆうどうたい臨床りんしょう試験しけん進行しんこうちゅうである[34]

カンプトテシンけい[編集へんしゅう]

おおくのCPT誘導体ゆうどうたい臨床りんしょうてき成功せいこうおさめている一方いっぽうで、これらは長期ちょうきにわたる点滴てんてき必要ひつようとし、水溶すいようせいひくく、一時いちじてきかん機能きのう不全ふぜん重度じゅうど下痢げり骨髄こつづい抑制よくせいといったおおくの副作用ふくさようしょうじる[27]。さらに、TopIのCPT抵抗ていこうせいたかめることがしめされているてん変異へんい増加ぞうか観察かんさつされている[35]。そのため、インデノイソキノリン、フェナントリジン英語えいごばん、インドロカルバゾールという臨床りんしょうてき重要じゅうような3種類しゅるいCPTけい阻害そがいざい現在げんざいFDAによって化学かがく療法りょうほうやくとしての可能かのうせい検討けんとうされている。なかでも、インドロカルバゾールがもっと有望ゆうぼうである。これらの阻害そがいざいはCPTと比較ひかくして、特有とくゆう利点りてん存在そんざいする。まず、これらはラクトンからなるEたまきたないため、化学かがくてき安定あんていせいがよりたかい。つぎに、インドロカルバゾールはCPTとはことなるDNA配列はいれつじょうのTopIを標的ひょうてきとする。そして、これらはCPTと比較ひかくして結合けつごう可逆かぎゃくせいひくい。そのため、TopI-阻害そがいざいふく合体がったい解離かいりこりにくく、より短期間たんきかん点滴てんてき可能かのうせいがある[36]現在げんざいなに種類しゅるいかのインドロカルバゾールの臨床りんしょう試験しけんおこなわれている[37]。インドロカルバゾール以外いがいにも、topovale(ARC-111)はもっと臨床りんしょう開発かいはつ進展しんてんしているフェナントリジンけい薬剤やくざいの1つである。この薬剤やくざい大腸だいちょうがんたいしては有望ゆうぼうであるが、にゅうがんたいする効果こうか限定げんていてきである[38]

最初さいしょのインドロカルバゾールけいのトポイソメラーゼ阻害そがいざいであるBE-13793Cは、1991ねん発見はっけんされた[15]。この化合かごうぶつStreptomyces mobaraensis英語えいごばん類似るいじしたストレプトマイセス英語えいごばんの1しゅによってさんされ、DNA緩和かんわアッセイによってTopIとTopIIの双方そうほう阻害そがいすることがあきらかにされた[15]。そのすぐのちに、TopIにたいする特異とくいせいしめすインドロカルバゾールけい化合かごうぶつ発見はっけんされた[39]

最初さいしょのインデノイソキノリンけい薬剤やくざいであるindeno[1,2-c]isoquinoline(NSC 314622)は、トポイソメラーゼ阻害そがいやくとはことなるこうがんやくであるニチジンクロリド英語えいごばん合成ごうせいするこころみから偶然ぐうぜん作製さくせいされた[16][40][41]。インデノイソキノリンのこうがん活性かっせいかんする研究けんきゅうは、1990年代ねんだい後半こうはんにCPTけい薬剤やくざい代替だいたいやくへの関心かんしんたかまるにつれてさかんになった[16]。2015ねん時点じてんでは、indeno[1,2-c]isoquinoline誘導体ゆうどうたいであるindotecan(LMP-400)やindimitecan(LMP-776)が再発さいはつせい固形こけい腫瘍しゅようリンパ腫りんぱしゅたいするだい1そう臨床りんしょう試験しけんおこなわれている[42][43]

トポイソメラーゼII阻害そがいやく[編集へんしゅう]

機構きこう[編集へんしゅう]

TopIIはホモりょうからだ形成けいせいし、ほんくさりDNAを切断せつだんしてDNAくさりもどし、さいライゲーションすることで機能きのうする[2]。TopIIは細胞さいぼう増殖ぞうしょく必要ひつようであり、がん細胞さいぼう豊富ほうふ存在そんざいするため、TopII阻害そがいざい効果こうかてきこうがん治療ちりょうやくとなる[2][22]。さらに、キノロン、フルオロキノロン、クマリンなど一部いちぶ阻害そがいざい細菌さいきんのTopII(トポイソメラーゼIV英語えいごばんやDNAジャイレース)にのみ特異とくいてき作用さようするため、効果こうかてき抗菌こうきんやくとなる[44][45][46]。その用途ようとかかわらず、TopII阻害そがいやくはcatalytic inhibitor(触媒しょくばい阻害そがいがた)またはpoison(トポどくがた)のいずれかに分類ぶんるいされる。触媒しょくばい阻害そがいがたはTopIIのN末端まったんATPアーゼドメインに結合けつごうし、切断せつだんされたDNAくさりがTopIIりょうたいから放出ほうしゅつされる過程かてい阻害そがいする[47]。こうした阻害そがいざい作用さようじょ多様たようである。いちれいとして、ICRF-187はかく生物せいぶつのTopIIのN末端まったんのATPアーゼドメインに競合きょうごうてき結合けつごうするのにたいし、クマリンはジャイレースのBサブユニットのATPアーゼドメインに競合きょうごうてき結合けつごうする[46][47]一方いっぽう、トポどくがた共有きょうゆう結合けつごうがたTopII-DNA切断せつだんふく合体がったい形成けいせい促進そくしん、または切断せつだんくさりさいライゲーションの阻害そがいによって、致死ちしてきなDNAくさり切断せつだん[22]。ドキソルビシンなど一部いちぶのトポどくは、TopII-DNA中間なかまたい隣接りんせつする塩基えんきたいあいだインターカレーションすることが提唱ていしょうされている[48]。エトポシドなど薬剤やくざいは、TopIIの特定とくていざんもと相互そうご作用さようし、TopII-DNA中間なかまたい安定あんていさんしゃふく合体がったい形成けいせいする[49]

抗菌こうきんやく[編集へんしゅう]

抗菌こうきんやくとして機能きのうするTopII阻害そがいやく主要しゅようなグループとして、アミノクマリン英語えいごばんとキノロンがある[45]

アミノクマリンけい[編集へんしゅう]

ノボビオシン英語えいごばんクーママイシン英語えいごばんなどのクマリンるいストレプトマイセスぞく生物せいぶつからられた天然てんねんぶつであり、細菌さいきんのDNAジャイレースを標的ひょうてきとする[45][46]機構きこうとしては、阻害そがいやくはジャイレースのBサブユニット(gyrB)に結合けつごうし、ATPアーゼ活性かっせい阻害そがいする[45][46][50]薬剤やくざいによって、DNAちょうらせんの形成けいせい必要ひつようなATPへの親和しんわせい低下ていかした、安定あんていなコンフォメーションが形成けいせいされる[46]薬剤やくざい競合きょうごうてき阻害そがいざいとして機能きのうするとかんがえられており、そのためATPはこう濃度のうどでは薬剤やくざい効果こうか[46]。こうした古典こてんてきなクマリンるい欠点けってんの1つとしてはgyrBの変異へんいによって抗菌こうきんやくたいせいまれることがげられ、その結果けっか阻害そがいざい結合けつごう細胞さいぼう誘導ゆうどう活性かっせい低下ていかする[45][51]

キノロンけい[編集へんしゅう]

キノロンはヒトの細菌さいきん感染かんせんしょうたいしてもっとひろもちいられている抗菌こうきんやくの1つであり、尿にょう感染かんせんしょう皮膚ひふ感染かんせんしょうせい感染かんせんしょう結核けっかく一部いちぶ炭疽たんそきん感染かんせんなどの治療ちりょう利用りようされる[51][52][53]。キノロンの効力こうりょく染色せんしょくたい断片だんぺんによるものであるとかんがえられており、活性かっせい酸素さんそしゅ蓄積ちくせきによってアポトーシスこされる[51]。キノロンけい薬剤やくざいよん世代せだいけられる。

  1. だいいち世代せだい: ナリジクスさん[11]
  2. だい世代せだい: シノキサシン英語えいごばんノルフロキサシン英語えいごばんシプロフロキサシン[11]
  3. だいさん世代せだい: レボフロキサシンスパルフロキサシン英語えいごばん[11]
  4. だいよん世代せだい: モキシフロキサシン[11]

キノロンけい最初さいしょ薬剤やくざいは、1962ねんスターリングドラッグ英語えいごばんげんサノフィ)のGeorge Lesherらによって、こうマラリアやくであるクロロキン製造せいぞう収集しゅうしゅうされた不純物ふじゅんぶつとして発見はっけんされた[44][54][55]。この不純物ふじゅんぶつからはナリジクスさん開発かいはつされ、1964ねん臨床りんしょう使用しよう可能かのうとなった[55]。その新規しんき構造こうぞう作用さようじょくわえ、ナリジクスさんグラム陰性いんせいきんたいして活性かっせいがあり、経口けいこう投与とうよ可能かのうであり、合成ごうせいほう比較的ひかくてき単純たんじゅんであるため、有望ゆうぼうであるとかんがえられた[11][54]。こうした特徴とくちょうにもかかわらず、その活性かっせいのスペクトルはせまく、尿にょう感染かんせんしょう治療ちりょうにのみもちいられた[11][54][55]フッ素ふっそ付加ふかされているためフルオロキノロンに分類ぶんるいされるしん世代せだい薬剤やくざいは、メチルピペラジン英語えいごばんによってジャイレースへの標的ひょうてき改善かいぜんされた[52]フッ素ふっそへの置換ちかんはキノロンたまき電子でんし密度みつど変化へんかさせ、TopIIによって切断せつだんされたDNAへのインターカレーション塩基えんきスタッキングを補助ほじょしているとかんがえられている[56]。フルオロキノロンに分類ぶんるいされる薬剤やくざいとして最初さいしょ開発かいはつされたノルフロキサシン英語えいごばんは、1978ねん杏林製薬きょうりんせいやく古賀こがらによって発見はっけんされた[11]。この薬剤やくざい標準ひょうじゅんてきなキノロンよりもグラム陰性いんせいきんたいする効力こうりょくたかく、一部いちぶグラム陽性ようせいきんたいしても効果こうかしめした[54]一方いっぽう血清けっせいちゅう濃度のうど組織そしきへの透過とうかせいとぼしいことがあきらかとなり、抗菌こうきんスペクトルがよりすぐれたシプロフロキサシンが開発かいはつされたことでってわられた[44]。フルオロキノロンは広範囲こうはんい微生物びせいぶつたいして効力こうりょくゆうすることがしめされており、だいさんだいよん世代せだい薬剤やくざい一部いちぶこうグラム陽性ようせいきん活性かっせいこう嫌気いやけせいきん活性かっせい双方そうほうゆうする[11]

現在げんざいアメリカ食品しょくひん医薬品いやくひんきょく(FDA)は7種類しゅるいしん世代せだいがたフルオロキノロン(モキシフロキサシン、デラフロキサシン英語えいごばん、シプロフロキサシン、じょせいシプロフロキサシン、ゲミフロキサシン英語えいごばん、レボフロキサシン、オフロキサシン)にたいする最新さいしん安全あんぜん情報じょうほう提供ていきょうしている[17]。これらしん世代せだいがたフルオロキノロンは、てい血糖けっとうしょう高血圧こうけつあつのほか、不穏ふおん(アジテーション)、神経しんけい過敏かびん記憶きおく障害しょうがい幻覚げんかくなどメンタルヘルスへの影響えいきょうこす場合ばあいがあることがられている[17][57]

キノロンは抗菌こうきんやくとして成功せいこうおさめているが、その効果こうかしょう変異へんい蓄積ちくせきや、薬剤やくざい細胞さいぼうがい排出はいしゅつするざい排出はいしゅつ機構きこうによる制限せいげんける[52]とくに、より分子ぶんしりょうちいさいキノロンは大腸菌だいちょうきんEscherichia coli黄色おうしょくブドウ球菌きゅうきんStaphylococcus aureusざい排出はいしゅつポンプにたか親和しんわせい結合けつごうすることがしめされている[18][52][58]。キノロンはTopIIを標的ひょうてきとするが、生物せいぶつやキノロンの種類しゅるいによってはTopIVも阻害そがいされる[52]。さらに、gyrBの変異へんいによってさん構造こうぞう一部いちぶ喪失そうしつこされ、キノロンけい薬剤やくざいたいするたいせいしょうじるとかんがえられている[52][59]

キノロンけい薬剤やくざい作用さようじょとしては、かくDNAジャイレース-DNAふく合体がったいたいして4分子ぶんしのキノロンがたがいに疎水そすいてき相互そうご作用さようによって結合けつごうし、はなされたDNAの一本いっぽんくさり断片だんぺん塩基えんき水素すいそ結合けつごう形成けいせいするというモデルが1989ねんにShenらによって提唱ていしょうされた[11][56][60]。Shenらの仮説かせつは、キノロンが弛緩しかんしたほんくさりDNAと比較ひかくして一本いっぽんくさりDNAにたいしてより強力きょうりょくかつ部位ぶい特異とくいてき結合けつごうするという観察かんさつもとづいていた[60]。Shenらのモデルの修正しゅうせいばんは2000年代ねんだい後半こうはんまで可能かのうせいたかじょであるとかんがえられていたが[11][61]Xせん結晶けっしょう構造こうぞう解析かいせきもとづいたTopII-DNA-阻害そがいざいふく合体がったい安定あんていなかあいだたいのモデルが2009ねん報告ほうこくされてこの仮説かせつ反証はんしょうされた[56][62]。このあらたなモデルでは、Leoらによって2005ねん提唱ていしょうされた仮説かせつおなじく、TopIIによって形成けいせいされた2かしょのDNAニック部位ぶいに2分子ぶんしのキノロンがインターカレーションしていることが示唆しさされた[44][56][63]

こうがんやく[編集へんしゅう]

TopII阻害そがいやくには、トポどくがた触媒しょくばい阻害そがいがたというおもに2種類しゅるいがある[61][64]。トポどくがた阻害そがいやくは、共有きょうゆう結合けつごう形成けいせいしたDNA-TopIIふく合体がったい濃度のうどたかめる[61]。トポどくはさらに、インターカレーションがたインターカレーションがた分類ぶんるいされる[8][61]

インターカレーションがたトポどく[編集へんしゅう]

医療いりょうもっとひろ利用りようされているインターカレーションがたトポどくの1つであるアントラサイクリンファミリーは、多様たよう誘導体ゆうどうたいによってさまざまながんの治療ちりょう利用りようすることができ、また化学かがく療法りょうほうやく併用へいようして処方しょほうされることがおお[14][61]

最初さいしょのアントラサイクリンけい阻害そがいざいは、1960年代ねんだいStreptomyces peucetius英語えいごばんからたんはなされた[14][65]。アントラサイクリンは4つのかん構造こうぞうのコアから構成こうせいされ、中央ちゅうおうの2つはキノンヒドロキノンである。ヒドロキノンに隣接りんせつするたまきには2つの置換ちかんもとダウノサミン英語えいごばんとさまざまながわくさりカルボニル結合けつごうしている[65]現在げんざいおもに4種類しゅるいのアントラサイクリンが医学いがくてき用途ようともちいられている。

  1. ドキソルビシン
  2. ダウノルビシン(ドキソルビシン前駆ぜんくたい
  3. エピルビシン(ドキソルビシン立体りったい異性いせいたい
  4. イダルビシン(ダウノルビシン誘導体ゆうどうたい[65]

イダルビシンはダウノルビシンやドキソルビシンよりも極性きょくせいもとすくないためあぶら溶性ようせいたかく、細胞さいぼうまくをより容易ようい透過とうかする[65][66]。ドキソルビシンはイダルビシンにはないヒドロキシルもとメトキシもとゆうし、リン脂質ししつまく表面ひょうめん水素すいそ結合けつごうによる自己じこ凝集ぎょうしゅうたい形成けいせいし、細胞さいぼう移行いこうのうがさらに低下ていかしている[66]

こうした阻害そがいやく成功せいこうおさめているが、インターカレーションがたのトポどくには、ちいさな化合かごうぶつでは十分じゅうぶん効果こうかられない、アントラサイクリンにはまく損傷そんしょう酸素さんそフリーラジカルさんせいによるがんといった有害ゆうがい作用さよううっけつせい心不全しんふぜんのリスク、といったいくつかの欠点けってんがあることがしめされている[61]。ドキソルビシンやそののアントラサイクリンけい薬剤やくざい使用しよう関係かんけいした有害ゆうがい酸素さんそフリーラジカルのさんせいは、その一部いちぶオキシドレダクターゼによってキノン部分ぶぶんしょうじる酸化さんか還元かんげん反応はんのうによるものであり、スーパーオキシドアニオン過酸化水素かさんかすいそヒドロキシルラジカル形成けいせいこされる[14][65]NADHデヒドロゲナーゼふくミトコンドリア電子でんし伝達でんたつけいは、こうした酸化さんか還元かんげん反応はんのうこす因子いんしの1つとなっている可能かのうせいがある[65]。こうした相互そうご作用さようによってさんされる活性かっせい酸素さんそしゅは、プロテインキナーゼAプロテインキナーゼC英語えいごばん、そして心筋しんきん細胞さいぼうカルシウムチャネル制御せいぎょ重要じゅうようカルシウム/カルモジュリン依存いぞんせいプロテインキナーゼII(CaMKII)を利用りようするシグナル伝達でんたつ経路けいろ干渉かんしょうする場合ばあいがある[14]

インターカレーションがたトポどく[編集へんしゅう]

TopIIを標的ひょうてきとしたトポどくほかのグループとして、インターカレーションがたのトポどくがある。このカテゴリの主要しゅよう阻害そがいやくはエトポシドとテニポシド英語えいごばんである。こうしたインターカレーションがたトポどくはDNAじょう細菌さいきんがたTopIIを特異とくいてき標的ひょうてきし、転写てんしゃ複製ふくせい遮断しゃだんする[61]インターカレーションがたトポどくはTopII-DNA共有きょうゆう結合けつごうがたふく合体がったい固定こてい重要じゅうよう役割やくわりたしている[61]。エピポドフィロトキシンのはん合成ごうせい誘導体ゆうどうたいであるエトポシドは、こうしたアポトーシス機構きこう研究けんきゅうひろ利用りようされている。

エトポシドとテニポシドはどちらもポドフィロトキシンはん合成ごうせい誘導体ゆうどうたいであり、TopII活性かっせい阻害そがいすることで機能きのうする重要じゅうようこうがんやくである[67]。エトポシドはミヤオソウぞく英語えいごばんポドフィルムPodophyllum peltatum抽出ちゅうしゅつぶつから合成ごうせいされる。ポドフィロトキシンは紡錘ぼうすいたいどく英語えいごばんであり、微小びしょうかん重合じゅうごう遮断しゃだんすることでゆういと分裂ぶんれつ阻害そがいこす。それに関連かんれんしてエトポシドは、DNAやTopIIとの相互そうご作用さようもしくはフリーラジカルのさんせいによってDNAくさり切断せつだんこし、細胞さいぼう周期しゅうき進行しんこうゆういと分裂ぶんれつまえ段階だんかいS終盤しゅうばんからG2)で阻害そがいする[13][68]。エトポシドは、しょう細胞さいぼうはいがん(SCLC)、精巣せいそうがん悪性あくせいリンパ腫りんぱしゅたいしてもっと効果こうかたか薬剤やくざいのうちの1つであることがしめされている[69]。また、しょう細胞さいぼう気管支きかんしがん、はい細胞さいぼう腫瘍しゅよう英語えいごばん急性きゅうせい骨髄こつづいせい白血病はっけつびょうホジキンリンパしゅホジキンリンパしゅたいしてもおおきな治療ちりょう効果こうかしめ場合ばあいがあることが研究けんきゅうからしめされている[70]。エトポシドの用量ようりょう制限せいげん毒性どくせい骨髄こつづい抑制よくせい白血球はっけっきゅう減少げんしょう)であり、推奨すいしょう投与とうよりょう患者かんじゃやく20–30%で脱毛だつもう消化しょうかかん毒性どくせい嘔吐おうと口内こうないえん)がしょうじる[13]。こうした副作用ふくさようにもかかわらず、エトポシドはおおくの疾患しっかん効果こうかしめし、これらのがん関連かんれん疾患しっかんたいする併用へいよう化学かがく療法りょうほうレジメンで利用りようされている[13]

同様どうように、テニポシドも白血病はっけつびょう治療ちりょう有用ゆうよう薬剤やくざいである。テニポシドはエトポシドと非常ひじょう類似るいじした機能きのうたし、どちらも細胞さいぼう周期しゅうきのS終盤しゅうばんからG2序盤じょばん特異とくいてき作用さようする[71]。テニポシドはエトポシドよりもタンパク質たんぱくしつ結合けつごうせいたかく、細胞さいぼうへのみ、効力こうりょく結合けつごう親和しんわせいたか[71]。テニポシドはエトポシドと類似るいじした軽度けいど血液けつえき毒性どくせいしめ[71]。SCLCのう転移てんい患者かんじゃ治療ちりょうは、生存せいぞんりつ改善かいぜんりつともにひくいものであった[71]

変異へんい[編集へんしゅう]

TopIIトポどく機能きのうかんして完全かんぜん理解りかいられているわけではないが、インターカレーションがたインターカレーションがたでは構造こうぞうてき特異とくいせい差異さい存在そんざいする証拠しょうこられている。これら2つの分類ぶんるいあいだでは、生物せいぶつがくてき活性かっせい、ならびにTopII-DNA共有きょうゆう結合けつごうふく合体がったい形成けいせいにおける役割やくわり差異さいがみられることがられており、その差異さいかく分子ぶんし発色はっしょくだん構造こうぞうとDNA塩基えんきたいとのあいだ相互そうご作用さよう差異さいによるものである[72]構造こうぞうてき特異とくいせい差異さい結果けっかとして抗菌こうきんざい化学かがく増幅ぞうふく作用さようにはわずかな差異さいがみられ、患者かんじゃにおける臨床りんしょうてき活性かっせいにも差異さいしょうじる[72]

構造こうぞうてき特異とくいせいことなる一方いっぽうで、どちらもこうがんざい抵抗ていこうせいこす変異へんい存在そんざいしているてん共通きょうつうしている。インターカレーションがたかんしては、アントラサイクリンファミリーで再発さいはつせいからだ細胞さいぼう変異へんい発見はっけんされており、DNMT3Aアルギニン882ばん(DNMT3AR882)にもっとこう頻度ひんど変異へんいがみられることが研究けんきゅうからしめされている[73]。この変異へんい急性きゅうせい骨髄こつづいせい白血病はっけつびょう(AML)患者かんじゃ影響えいきょうあたえ、当初とうしょ化学かがく療法りょうほう応答おうとうするものの、のち再発さいはつこされることとなる[73]。DNMT3AR882変異へんい細胞さいぼう長期ちょうき生存せいぞんによって造血ぞうけつみき細胞さいぼう増幅ぞうふくこされ、アントラサイクリン治療ちりょうたいする抵抗ていこうせい促進そくしんされる[73]

インターカレーションがたトポどくたいしてしょうじる特異とくいてき変異へんいかんする研究けんきゅう十分じゅうぶんにはおこなわれていないが、一部いちぶ研究けんきゅうではヒト白血病はっけつびょう細胞さいぼう(HL-60)におけるエトポシド抵抗ていこうせいかんするデータがられている[74]。エピポドフィロトキシンやアントラサイクリンにたいする腫瘍しゅよう細胞さいぼう抵抗ていこうせいにはTopII活性かっせい変化へんか薬剤やくざい蓄積ちくせき低下ていか影響えいきょうおよぼしていることが報告ほうこくされており、TopIIの活性かっせいレベルが薬剤やくざい感受性かんじゅせい重要じゅうよう決定けってい因子いんしとなることが提唱ていしょうされている[75]。また、HL-60細胞さいぼうをカルシウムキレートざいBAPTAアセトキシメチルエステル)処理しょりしたさいのTopIIのこうリン酸化さんかによって、エトポシドによるTopII-DNA切断せつだんふく合体がったい形成けいせいが1/2以下いか低下ていかすることがしめされている[74]。このことから、HL-60細胞さいぼうのエトポシド抵抗ていこうせいにTopIIのこうリン酸化さんか関係かんけいしている可能かのうせい示唆しさされている[74]。また、エトポシド、アムサクリン英語えいごばん(mAMSA)抵抗ていこうせい細胞さいぼうかぶではTopIIαあるふぁのmRNAに変異へんいかけしつしょうじていることがしめされている[76]。これらの細胞さいぼうでは、TopIIαあるふぁ活性かっせい低下ていかし、ざいたいせい関連かんれんタンパク質たんぱくしつ(MRP)の発現はつげん濃度のうど上昇じょうしょうしている。その結果けっか、エトポシドやそののTopIIトポどく細胞さいぼうない標的ひょうてき減少げんしょうする[76]。さらに、抵抗ていこうせい細胞さいぼうのTopIIαあるふぁのリン酸化さんかレベルはおや細胞さいぼう比較ひかくしてたか[76]研究けんきゅうデータも同様どうよう傾向けいこうしめしており、エトポシドたいせい細胞さいぼうではTopIIがこうリン酸化さんか状態じょうたいとなっており、またTopIIαあるふぁにS861F変異へんいしょうじていることが報告ほうこくされている[75]

触媒しょくばい阻害そがいがた[編集へんしゅう]

一般いっぱんてき触媒しょくばい阻害そがいがた阻害そがいざいとしてはビスジオキソピペラジン(bisdioxopiperazine)けい化合かごうぶつげられ、これらはTopIIトポどくたいして競合きょうごうてき作用さようする場合ばあいもある。これらは細胞さいぼうない酵素こうそ標的ひょうてきとし、DNA複製ふくせいなどの遺伝いでんてき過程かてい染色せんしょくたいのダイナミクスを阻害そがいする[77]。これらの触媒しょくばいどくはATPアーゼやDNAくさり通路つうろ干渉かんしょうすることで、共有きょうゆう結合けつごうがたちゅうあいだたいふく合体がったい安定あんていをもたらす[78]。こうした独特どくとく機能きのうのため、ビス(2,6-ジオキソピペラジン)によってこう腫瘍しゅようせい抗生こうせい物質ぶっしつこころ毒性どくせい問題もんだい解消かいしょうされる可能かのうせい示唆しさされている[79]。また、臨床りんしょう段階だんかい臨床りんしょう段階だんかいにおいて、ビス(2,6-ジオキソピペラジン)はTopIIトポどく副作用ふくさよう低減ていげんにも利用りようされている[79]。TopIIを標的ひょうてきとする触媒しょくばい阻害そがいざいには、デクスラゾキサン、ノボビオシン、メルバロン(merbarone)、アクラルビシンなどがある。

デクスラゾキサンはICRF-187という名称めいしょうでもられ、がん患者かんじゃたいしてはアントラサイクリンによるこころ毒性どくせいやアントラサイクリンの血管けっかんがい漏出ろうしゅつ英語えいごばん組織そしき損傷そんしょう防止ぼうしたいして臨床りんしょう使用しよう承認しょうにんされている[80][81]。デクスラゾキサンはTopIIを阻害そがいし、てつ恒常こうじょうせい調節ちょうせつ影響えいきょうあたえることで機能きのうする[81]。デクスラゾキサンは、てつキレート作用さよう化学かがく療法りょうほう保護ほご作用さようしん保護ほご作用さようこう腫瘍しゅよう作用さようゆうするビスジオキソピペラジンである[82]

ノボビオシンはカトマイシン(cathomycin)、アルバマイシン(albamycin)、ストレプトニビシン(streptonivicin)などの名称めいしょうでもられるアミノクマリンけい抗菌こうきんやくであり、DNAジャイレースに結合けつごうしてATPアーゼ活性かっせい阻害そがいすることで機能きのうする[83]。ノボビオシンは競合きょうごう阻害そがいざいとして作用さようし、Hsp90とTopIIを特異とくいてき阻害そがいする[84]。ノボビオシンは転移てんいせいにゅうがん、しょう細胞さいぼうはいがん英語えいごばんたいする臨床りんしょう試験しけんおこなわれており、ナリジクスさん併用へいようによる乾癬かんせん治療ちりょう試験しけんおこなわれている。また、グラム陽性ようせいきん感染かんせんたいする治療ちりょうやくとして常用じょうようされている[85]

WRNの発現はつげん欠乏けつぼうとの合成ごうせい致死ちしせい[編集へんしゅう]

11組織そしきのヒト原発げんぱつ腫瘍しゅよう630試料しりょう解析かいせきからは、WRN遺伝子いでんしプロモーターCpGアイランドこうメチル(とWRNタンパク質たんぱくしつ発現はつげん喪失そうしつ)が腫瘍しゅよう発生はっせいにおける一般いっぱんてきなイベントとなっていることがしめされている[86]WRN大腸だいちょうがんとしょう細胞さいぼうはいがんのやく38%、がん前立腺ぜんりつせんがんにゅうがん、ホジキンリンパしゅ軟骨なんこつ肉腫にくしゅ英語えいごばんやく20%で抑制よくせいがみられ、そののがんでも有意ゆうい抑制よくせいがみられた。WRNタンパク質たんぱくしつあいどうくみによるDNA修復しゅうふく重要じゅうようヘリカーゼであり、あいどう末端まったん結合けつごう塩基えんき除去じょきょ修復しゅうふく過程かていにも関与かんよしている[87]

トポイソメラーゼ阻害そがいやくイリノテカンによる治療ちりょうけた大腸だいちょうがん患者かんじゃたいして、長期間ちょうきかん臨床りんしょう経過けいか観察かんさつともなうし研究けんきゅうおこなわれている[86]。この研究けんきゅうでは、45にん患者かんじゃではWRN遺伝子いでんしプロモーターがこうメチルされており、43にん患者かんじゃはメチルされていなかった。イリノテカンはWRNプロモーターがメチルされていない患者かんじゃ(20.7かげつ生存せいぞん)よりもこうメチルされた患者かんじゃ(39.4かげつ生存せいぞん)にたいしてよりおおきな効果こうかしめした。このように、トポイソメラーゼ阻害そがいやくWRN発現はつげん欠損けっそんとの合成ごうせい致死ちしせいしめすようである。その評価ひょうかにおいても、WRN発現はつげん欠損けっそんとトポイソメラーゼ阻害そがいやくとの合成ごうせい致死ちしせいしめされている[88][89][90][91][92]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b Cooper, Geoffrey M. (2019). The Cell: A Molecular Approach Eighth Edition. Oxford University Press. pp. 222. ISBN 9781605357072 
  2. ^ a b c d e f g Nelson, David L.; Cox, Michael M. (2017). Lehninger Principles of Biochemistry Seventh Edition. W. H. Freeman and Company. pp. 963–971. ISBN 9781464126116 
  3. ^ a b c d e Delgado, Justine L.; Hsieh, Chao-Ming; Chan, Nei-Li; Hiasa, Hiroshi (2018-01-31). “Topoisomerases as anticancer targets” (英語えいご). Biochemical Journal 475 (2): 373–398. doi:10.1042/BCJ20160583. ISSN 0264-6021. PMC 6110615. PMID 29363591. https://portlandpress.com/biochemj/article-abstract/475/2/373/49826/Topoisomerases-as-anticancer-targets?redirectedFrom=fulltext. 
  4. ^ Waksman, Selman A.; Woodruff, H. Boyd (1940). “The Soil as a Source of Microorganisms Antagonistic to Disease-Producing Bacteria*1”. Journal of Bacteriology 40 (4): 581–600. doi:10.1128/jb.40.4.581-600.1940. ISSN 0021-9193. PMC 374661. PMID 16560371. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC374661/. 
  5. ^ Bush, Karen (December 2010). “The coming of age of antibiotics: discovery and therapeutic value: Origins of antibiotic drug discovery” (英語えいご). Annals of the New York Academy of Sciences 1213 (1): 1–4. doi:10.1111/j.1749-6632.2010.05872.x. PMID 21175674. http://doi.wiley.com/10.1111/j.1749-6632.2010.05872.x. 
  6. ^ Chevrette, Marc G.; Currie, Cameron R. (March 2019). “Emerging evolutionary paradigms in antibiotic discovery” (英語えいご). Journal of Industrial Microbiology & Biotechnology 46 (3–4): 257–271. doi:10.1007/s10295-018-2085-6. ISSN 1367-5435. PMID 30269177. http://link.springer.com/10.1007/s10295-018-2085-6. 
  7. ^ Di Marco, A.; Cassinelli, G.; Arcamone, F. (1981). “The discovery of daunorubicin”. Cancer Treatment Reports 65 Suppl 4: 3–8. ISSN 0361-5960. PMID 7049379. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7049379. 
  8. ^ a b Marinello, Jessica; Delcuratolo, Maria; Capranico, Giovanni (2018-11-06). “Anthracyclines as Topoisomerase II Poisons: From Early Studies to New Perspectives”. International Journal of Molecular Sciences 19 (11): 3480. doi:10.3390/ijms19113480. ISSN 1422-0067. PMC 6275052. PMID 30404148. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6275052/. 
  9. ^ Buzun, Kamila; Bielawska, Anna; Bielawski, Krzysztof; Gornowicz, Agnieszka (2020-01-01). “DNA topoisomerases as molecular targets for anticancer drugs” (英語えいご). Journal of Enzyme Inhibition and Medicinal Chemistry 35 (1): 1781–1799. doi:10.1080/14756366.2020.1821676. ISSN 1475-6366. PMC 7534307. PMID 32975138. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7534307/. 
  10. ^ a b c d Wall, Monroe E. (1998). “Camptothecin and taxol: Discovery to clinic” (英語えいご). Medicinal Research Reviews 18 (5): 299–314. doi:10.1002/(SICI)1098-1128(199809)18:5<299::AID-MED2>3.0.CO;2-O. ISSN 1098-1128. PMID 9735871. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/%28SICI%291098-1128%28199809%2918%3A5%3C299%3A%3AAID-MED2%3E3.0.CO%3B2-O. 
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m Mitscher, Lester A. (2005-06-14). “Bacterial Topoisomerase Inhibitors: Quinolone and Pyridone Antibacterial Agents”. ChemInform 36 (24): 559–92. doi:10.1002/chin.200524274. ISSN 0931-7597. PMID 15700957. https://doi.org/10.1002/chin.200524274. 
  12. ^ Gellert, M.; Mizuuchi, K.; O'Dea, M. H.; Nash, H. A. (1976-11-01). “DNA gyrase: an enzyme that introduces superhelical turns into DNA.” (英語えいご). Proceedings of the National Academy of Sciences 73 (11): 3872–3876. Bibcode1976PNAS...73.3872G. doi:10.1073/pnas.73.11.3872. ISSN 0027-8424. PMC 431247. PMID 186775. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC431247/. 
  13. ^ a b c d e Sinkule, J. A. (March 1984). “Etoposide: a semisynthetic epipodophyllotoxin. Chemistry, pharmacology, pharmacokinetics, adverse effects and use as an antineoplastic agent”. Pharmacotherapy 4 (2): 61–73. doi:10.1002/j.1875-9114.1984.tb03318.x. ISSN 0277-0008. PMID 6326063. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6326063/. 
  14. ^ a b c d e f Benjanuwattra, Juthipong; Siri-Angkul, Natthaphat; Chattipakorn, Siriporn C.; Chattipakorn, Nipon (January 2020). “Doxorubicin and its proarrhythmic effects: A comprehensive review of the evidence from experimental and clinical studies” (英語えいご). Pharmacological Research 151: 104542. doi:10.1016/j.phrs.2019.104542. PMID 31730804. https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S1043661819321966. 
  15. ^ a b c Kojiri, Katsuhisa; Kondo, Hisao; Yoshinari, Tomoko; Arakawa, Hiroharu; Nakajima, Shigeru; Satoh, Fumio; Kawamura, Kenji; Okura, Akira et al. (1991). “A new antitumor substance, BE-13793C, produced by a streptomycete. Taxonomy, fermentation, isolation, structure determination and biological activity.” (英語えいご). The Journal of Antibiotics 44 (7): 723–728. doi:10.7164/antibiotics.44.723. ISSN 0021-8820. PMID 1652582. http://joi.jlc.jst.go.jp/JST.Journalarchive/antibiotics1968/44.723?from=CrossRef. 
  16. ^ a b c d Cushman, Mark; Jayaraman, Muthusamy; Vroman, Jeffrey A.; Fukunaga, Anna K.; Fox, Brian M.; Kohlhagen, Glenda; Strumberg, Dirk; Pommier, Yves (October 2000). “Synthesis of New Indeno[1,2- c isoquinolines: Cytotoxic Non-Camptothecin Topoisomerase I Inhibitors”] (英語えいご). Journal of Medicinal Chemistry 43 (20): 3688–3698. doi:10.1021/jm000029d. ISSN 0022-2623. PMID 11020283. https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jm000029d. 
  17. ^ a b c Research, Center for Drug Evaluation and (2019-04-15). “FDA reinforces safety information about serious low blood sugar levels and mental health side effects with fluoroquinolone antibiotics; requires label changes” (英語えいご). FDA. https://www.fda.gov/drugs/drug-safety-and-availability/fda-reinforces-safety-information-about-serious-low-blood-sugar-levels-and-mental-health-side. 
  18. ^ a b c d e Li, Fengzhi; Jiang, Tao; Li, Qingyong; Ling, Xiang (2017-12-01). “Camptothecin (CPT) and its derivatives are known to target topoisomerase I (Top1) as their mechanism of action: did we miss something in CPT analogue molecular targets for treating human disease such as cancer?”. American Journal of Cancer Research 7 (12): 2350–2394. ISSN 2156-6976. PMC 5752681. PMID 29312794. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5752681/. 
  19. ^ World Health Organization (2019) (英語えいご). World Health Organization model list of essential medicines: 21st list 2019. https://apps.who.int/iris/handle/10665/325771. 
  20. ^ Sinha, Birandra K. (1995-01-01). “Topoisomerase Inhibitors” (英語えいご). Drugs 49 (1): 11–19. doi:10.2165/00003495-199549010-00002. ISSN 1179-1950. PMID 7705211. https://doi.org/10.2165/00003495-199549010-00002. 
  21. ^ a b c d Pommier, Yves (2009-07-08). “DNA Topoisomerase I Inhibitors: Chemistry, Biology, and Interfacial Inhibition”. Chemical Reviews 109 (7): 2894–2902. doi:10.1021/cr900097c. ISSN 0009-2665. PMC 2707511. PMID 19476377. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2707511/. 
  22. ^ a b c d Pommier, Yves; Leo, Elisabetta; Zhang, Hongliang; Marchand, Christophe (2010-05-28). “DNA Topoisomerases and Their Poisoning by Anticancer and Antibacterial Drugs” (英語えいご). Chemistry & Biology 17 (5): 421–433. doi:10.1016/j.chembiol.2010.04.012. ISSN 1074-5521. PMC 7316379. PMID 20534341. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7316379/. 
  23. ^ a b Pommier, Yves (October 2006). “Topoisomerase I inhibitors: camptothecins and beyond” (英語えいご). Nature Reviews Cancer 6 (10): 789–802. doi:10.1038/nrc1977. ISSN 1474-1768. PMID 16990856. https://www.nature.com/articles/nrc1977. 
  24. ^ Perdue, Robert E.; Smith, Robert L.; Wall, Monroe E.; Hartwell, Jonathan L.; Abbott, Betty J.; Perdue, Robert E.; Smith, Robert L.; Wall, Monroe E. et al. (1970) (英語えいご). Camptotheca acuminata Decaisne (Nyssaceae) Source of Camptothecin, an Antileukemic Alkaloid. Technical Bulletin. doi:10.22004/AG.ECON.171841. https://ageconsearch.umn.edu/record/171841. 
  25. ^ D'yakonov, Vladimir A.; Dzhemileva, Lilya U.; Dzhemilev, Usein M. (2017), “Advances in the Chemistry of Natural and Semisynthetic Topoisomerase I/II Inhibitors” (英語えいご), Studies in Natural Products Chemistry (Elsevier) 54: pp. 21–86, doi:10.1016/b978-0-444-63929-5.00002-4, ISBN 978-0-444-63929-5, https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/B9780444639295000024 2020ねん12がつ20日はつか閲覧えつらん 
  26. ^ Liu, Ying-Qian; Li, Wen-Qun; Morris‐Natschke, Susan L.; Qian, Keduo; Yang, Liu; Zhu, Gao-Xiang; Wu, Xiao-Bing; Chen, An-Liang et al. (2015). “Perspectives on Biologically Active Camptothecin Derivatives” (英語えいご). Medicinal Research Reviews 35 (4): 753–789. doi:10.1002/med.21342. ISSN 1098-1128. PMC 4465867. PMID 25808858. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4465867/. 
  27. ^ a b Cunha, Kênya Silva; Reguly, Maria Luíza; Graf, Ulrich; Rodrigues de Andrade, Heloisa Helena (2002-03-01). “Comparison of camptothecin derivatives presently in clinical trials: genotoxic potency and mitotic recombination” (英語えいご). Mutagenesis 17 (2): 141–147. doi:10.1093/mutage/17.2.141. ISSN 0267-8357. PMID 11880543. https://academic.oup.com/mutage/article/17/2/141/1056839. 
  28. ^ Hsiang, Y. H.; Hertzberg, R.; Hecht, S.; Liu, L. F. (1985-11-25). “Camptothecin induces protein-linked DNA breaks via mammalian DNA topoisomerase I”. The Journal of Biological Chemistry 260 (27): 14873–14878. doi:10.1016/S0021-9258(17)38654-4. ISSN 0021-9258. PMID 2997227. 
  29. ^ Staker, Bart L.; Feese, Michael D.; Cushman, Mark; Pommier, Yves; Zembower, David; Stewart, Lance; Burgin, Alex B. (April 2005). “Structures of Three Classes of Anticancer Agents Bound to the Human Topoisomerase I−DNA Covalent Complex” (英語えいご). Journal of Medicinal Chemistry 48 (7): 2336–2345. doi:10.1021/jm049146p. ISSN 0022-2623. PMID 15801827. https://pubs.acs.org/doi/10.1021/jm049146p. 
  30. ^ Lu, Ai-jun; Zhang, Zhen-shan; Zheng, Ming-yue; Zou, Han-jun; Luo, Xiao-min; Jiang, Hua-liang (February 2007). “3D-QSAR study of 20 ( S )-camptothecin analogs” (英語えいご). Acta Pharmacologica Sinica 28 (2): 307–314. doi:10.1111/j.1745-7254.2007.00477.x. ISSN 1745-7254. PMID 17241535. 
  31. ^ Ulukan, Hulya; Swaan, Peter W. (2002-10-01). “Camptothecins” (英語えいご). Drugs 62 (14): 2039–2057. doi:10.2165/00003495-200262140-00004. ISSN 1179-1950. PMID 12269849. https://doi.org/10.2165/00003495-200262140-00004. 
  32. ^ HOPKINS, R. P. (1983-12-01). “Principles of Biochemistry, Seventh Edition (two volumes): General Aspects, Mammalian Biochemistry”. Biochemical Society Transactions 11 (6): 829–830. doi:10.1042/bst0110829a. ISSN 0300-5127. https://doi.org/10.1042/bst0110829a. 
  33. ^ a b c Lynch, T (1996-12-01). “Topotecan today.”. Journal of Clinical Oncology 14 (12): 3053–3055. doi:10.1200/JCO.1996.14.12.3053. ISSN 0732-183X. PMID 8955649. https://ascopubs.org/doi/abs/10.1200/JCO.1996.14.12.3053. 
  34. ^ a b Hu, Guohua; Zekria, David; Cai, Xun; Ni, Xiaoling (June 2015). “Current status of CPT and its analogues in the treatment of malignancies” (英語えいご). Phytochemistry Reviews 14 (3): 429–441. doi:10.1007/s11101-015-9397-1. ISSN 1568-7767. http://link.springer.com/10.1007/s11101-015-9397-1. 
  35. ^ Pommier, Yves; Pourquier, Philippe; Urasaki, Yoshimasa; Wu, Jiaxi; Laco, Gary S. (October 1999). “Topoisomerase I inhibitors: selectivity and cellular resistance”. Drug Resistance Updates 2 (5): 307–318. doi:10.1054/drup.1999.0102. ISSN 1368-7646. PMID 11504505. 
  36. ^ Pommier, Yves (2006-10). “Topoisomerase I inhibitors: camptothecins and beyond”. Nature Reviews. Cancer 6 (10): 789–802. doi:10.1038/nrc1977. ISSN 1474-175X. PMID 16990856. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16990856. 
  37. ^ Long, Byron H.; Rose, William C.; Vyas, Dolatrai M.; Matson, James A.; Forenza, Salvatore (March 2002). “Discovery of antitumor indolocarbazoles: rebeccamycin, NSC 655649, and fluoroindolocarbazoles”. Current Medicinal Chemistry. Anti-Cancer Agents 2 (2): 255–266. doi:10.2174/1568011023354218. ISSN 1568-0118. PMID 12678746. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12678746/. 
  38. ^ Li, Tsai-Kun; Houghton, Peter J.; Desai, Shyamal D.; Daroui, Parima; Liu, Angela A.; Hars, Eszter S.; Ruchelman, Alexander L.; LaVoie, Edmond J. et al. (2003-12-01). “Characterization of ARC-111 as a novel topoisomerase I-targeting anticancer drug”. Cancer Research 63 (23): 8400–8407. ISSN 0008-5472. PMID 14679002. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/14679002/. 
  39. ^ Yamashita, Yoshinori; Fujii, Noboru; Murakata, Chikara; Ashizawa, Tadashi; Okabe, Masami; Nakano, Hirofumi (1992-12-08). “Induction of mammalian DNA topoisomerase I mediated DNA cleavage by antitumor indolocarbazole derivatives” (英語えいご). Biochemistry 31 (48): 12069–12075. doi:10.1021/bi00163a015. ISSN 0006-2960. PMID 1333791. https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/bi00163a015. 
  40. ^ Cushman, Mark; Cheng, Leung (September 1978). “Stereoselective oxidation by thionyl chloride leading to the indeno[1,2-cisoquinoline system”] (英語えいご). The Journal of Organic Chemistry 43 (19): 3781–3783. doi:10.1021/jo00413a036. ISSN 0022-3263. https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jo00413a036. 
  41. ^ Cui, Yue; Wu, Linhui; Cao, Ruoxue; Xu, Hui; Xia, Jun; Wang, Z Peter; Ma, Jia (2020). “Antitumor functions and mechanisms of nitidine chloride in human cancers” (英語えいご). Journal of Cancer 11 (5): 1250–1256. doi:10.7150/jca.37890. ISSN 1837-9664. PMC 6959075. PMID 31956371. http://www.jcancer.org/v11p1250.htm. 
  42. ^ Xu, Yang; Her, Chengtao (2015-07-22). “Inhibition of Topoisomerase (DNA) I (TOP1): DNA Damage Repair and Anticancer Therapy” (英語えいご). Biomolecules 5 (3): 1652–1670. doi:10.3390/biom5031652. ISSN 2218-273X. PMC 4598769. PMID 26287259. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4598769/. 
  43. ^ A Phase I Study of Indenoisoquinolines LMP400 and LMP776 in Adults with Relapsed Solid Tumors and Lymphomas”. 2023ねん9がつ20日はつか閲覧えつらん
  44. ^ a b c d Aldred, Katie J.; Kerns, Robert J.; Osheroff, Neil (2014-03-18). “Mechanism of Quinolone Action and Resistance”. Biochemistry 53 (10): 1565–1574. doi:10.1021/bi5000564. ISSN 0006-2960. PMC 3985860. PMID 24576155. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3985860/. 
  45. ^ a b c d e Hevener, KirkE.; Verstak, Tatsiana A.; Lutat, Katie E.; Riggsbee, Daniel L.; Mooney, Jeremiah W. (October 2018). “Recent developments in topoisomerase-targeted cancer chemotherapy”. Acta Pharmaceutica Sinica B 8 (6): 844–861. doi:10.1016/j.apsb.2018.07.008. ISSN 2211-3835. PMC 6251812. PMID 30505655. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6251812/. 
  46. ^ a b c d e f Kampranis, S. C.; Gormley, N. A.; Tranter, R.; Orphanides, G.; Maxwell, A. (1999-02-16). “Probing the binding of coumarins and cyclothialidines to DNA gyrase”. Biochemistry 38 (7): 1967–1976. doi:10.1021/bi982320p. ISSN 0006-2960. PMID 10026280. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/10026280. 
  47. ^ a b Classen, Scott; Olland, Stephane; Berger, James M. (2003-09-16). “Structure of the topoisomerase II ATPase region and its mechanism of inhibition by the chemotherapeutic agent ICRF-187” (英語えいご). Proceedings of the National Academy of Sciences 100 (19): 10629–10634. Bibcode2003PNAS..10010629C. doi:10.1073/pnas.1832879100. ISSN 0027-8424. PMC 196855. PMID 12963818. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC196855/. 
  48. ^ Thorn, Caroline F.; Oshiro, Connie; Marsh, Sharon; Hernandez-Boussard, Tina; McLeod, Howard; Klein, Teri E.; Altman, Russ B. (July 2011). “Doxorubicin pathways: pharmacodynamics and adverse effects” (英語えいご). Pharmacogenetics and Genomics 21 (7): 440–446. doi:10.1097/FPC.0b013e32833ffb56. ISSN 1744-6872. PMC 3116111. PMID 21048526. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3116111/. 
  49. ^ Montecucco, Alessandra; Zanetta, Francesca; Biamonti, Giuseppe (2015-01-19). “Molecular mechanisms of etoposide”. EXCLI Journal 14: 95–108. doi:10.17179/excli2014-561. ISSN 1611-2156. PMC 4652635. PMID 26600742. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4652635/. 
  50. ^ Lewis, R J; Singh, O M; Smith, C V; Skarzynski, T; Maxwell, A; Wonacott, A J; Wigley, D B (1996-03-15). “The nature of inhibition of DNA gyrase by the coumarins and the cyclothialidines revealed by X-ray crystallography.”. The EMBO Journal 15 (6): 1412–1420. doi:10.1002/j.1460-2075.1996.tb00483.x. ISSN 0261-4189. PMC 450046. PMID 8635474. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC450046/. 
  51. ^ a b c Anderson, V. E.; Osheroff, N. (March 2001). “Type II topoisomerases as targets for quinolone antibacterials: turning Dr. Jekyll into Mr. Hyde”. Current Pharmaceutical Design 7 (5): 337–353. doi:10.2174/1381612013398013. ISSN 1381-6128. PMID 11254893. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11254893/. 
  52. ^ a b c d e f Collin, Frédéric; Karkare, Shantanu; Maxwell, Anthony (2011-11). “Exploiting bacterial DNA gyrase as a drug target: current state and perspectives”. Applied Microbiology and Biotechnology 92 (3): 479–497. doi:10.1007/s00253-011-3557-z. ISSN 1432-0614. PMC 3189412. PMID 21904817. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21904817. 
  53. ^ Waksman, S. A.; Woodruff, H. B. (1941-08). “Actinomyces antibioticus, a New Soil Organism Antagonistic to Pathogenic and Non-pathogenic Bacteria”. Journal of Bacteriology 42 (2): 231–249. doi:10.1128/jb.42.2.231-249.1941. ISSN 0021-9193. PMC PMC374755. PMID 16560451. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16560451. 
  54. ^ a b c d Li, Qun; Mitscher, Lester A.; Shen, Linus L. (2000). “The 2-pyridone antibacterial agents: bacterial topoisomerase inhibitors” (英語えいご). Medicinal Research Reviews 20 (4): 231–293. doi:10.1002/1098-1128(200007)20:4<231::AID-MED1>3.0.CO;2-N. ISSN 1098-1128. PMID 10861727. https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/1098-1128%28200007%2920%3A4%3C231%3A%3AAID-MED1%3E3.0.CO%3B2-N. 
  55. ^ a b c Bisacchi, Gregory S. (2015-06-25). “Origins of the Quinolone Class of Antibacterials: An Expanded "Discovery Story"”. Journal of Medicinal Chemistry 58 (12): 4874–4882. doi:10.1021/jm501881c. ISSN 1520-4804. PMID 25738967. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25738967. 
  56. ^ a b c d Laponogov, Ivan; Sohi, Maninder K; Veselkov, Dennis A; Pan, Xiao-Su; Sawhney, Ritica; Thompson, Andrew W; McAuley, Katherine E; Fisher, L Mark et al. (June 2009). “Structural insight into the quinolone–DNA cleavage complex of type IIA topoisomerases” (英語えいご). Nature Structural & Molecular Biology 16 (6): 667–669. doi:10.1038/nsmb.1604. ISSN 1545-9993. PMID 19448616. http://www.nature.com/articles/nsmb.1604. 
  57. ^ Wolfson, John S.; Hooper, David C. (1991-12-30). “Overview of fluoroquinolone safety” (英語えいご). The American Journal of Medicine. Fluoroquinolones in the Treatment of Human Infection: The Role of Temafloxacin 91 (6, Supplement 1): S153–S161. doi:10.1016/0002-9343(91)90330-Z. ISSN 0002-9343. PMID 1767803. https://doi.org/10.1016%2F0002-9343%2891%2990330-Z. 
  58. ^ Drlica, Karl; Hiasa, Hiroshi; Kerns, Robert; Malik, Muhammad; Mustaev, Arkady; Zhao, Xilin (August 2009). “Quinolones: Action and Resistance Updated”. Current Topics in Medicinal Chemistry 9 (11): 981–998. doi:10.2174/156802609789630947. ISSN 1568-0266. PMC 3182077. PMID 19747119. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3182077/. 
  59. ^ Yoshida, H.; Bogaki, M.; Nakamura, M.; Yamanaka, L. M.; Nakamura, S. (1991-08-01). “Quinolone resistance-determining region in the DNA gyrase gyrB gene of Escherichia coli.” (英語えいご). Antimicrobial Agents and Chemotherapy 35 (8): 1647–1650. doi:10.1128/AAC.35.8.1647. ISSN 0066-4804. PMC 245234. PMID 1656869. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC245234/. 
  60. ^ a b Shen, Linus L.; Mitscher, Lester A.; Sharma, Padam N.; O'Donnell, T. J.; Chu, Daniel W. T.; Cooper, Curt S.; Rosen, Terry; Pernet, Andre G. (1989-05-02). “Mechanism of inhibition of DNA gyrase by quinolone antibacterials: a cooperative drug-DNA binding model” (英語えいご). Biochemistry 28 (9): 3886–3894. doi:10.1021/bi00435a039. ISSN 0006-2960. PMID 2546585. https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/bi00435a039. 
  61. ^ a b c d e f g h Nitiss, John L. (May 2009). “Targeting DNA topoisomerase II in cancer chemotherapy”. Nature Reviews. Cancer 9 (5): 338–350. doi:10.1038/nrc2607. ISSN 1474-175X. PMC 2748742. PMID 19377506. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2748742/. 
  62. ^ Wohlkonig, Alexandre; Chan, Pan F; Fosberry, Andrew P; Homes, Paul; Huang, Jianzhong; Kranz, Michael; Leydon, Vaughan R; Miles, Timothy J et al. (2010-08-29). “Structural basis of quinolone inhibition of type IIA topoisomerases and target-mediated resistance”. Nature Structural & Molecular Biology 17 (9): 1152–1153. doi:10.1038/nsmb.1892. ISSN 1545-9993. PMID 20802486. https://doi.org/10.1038/nsmb.1892. 
  63. ^ Leo, Elisabetta; Gould, Katherine A.; Pan, Xiao-Su; Capranico, Giovanni; Sanderson, Mark R.; Palumbo, Manlio; Fisher, L. Mark (2005-01-18). “Novel Symmetric and Asymmetric DNA Scission Determinants forStreptococcus pneumoniaeTopoisomerase IV and Gyrase Are Clustered at the DNA Breakage Site”. Journal of Biological Chemistry 280 (14): 14252–14263. doi:10.1074/jbc.m500156200. ISSN 0021-9258. PMID 15659402. 
  64. ^ Atwal, Mandeep; Swan, Rebecca L.; Rowe, Chloe; Lee, Ka C.; Lee, David C.; Armstrong, Lyle; Cowell, Ian G.; Austin, Caroline A. (October 2019). “Intercalating TOP2 Poisons Attenuate Topoisomerase Action at Higher Concentrations”. Molecular Pharmacology 96 (4): 475–484. doi:10.1124/mol.119.117259. ISSN 0026-895X. PMC 6744389. PMID 31399497. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6744389/. 
  65. ^ a b c d e f McGowan, John V; Chung, Robin; Maulik, Angshuman; Piotrowska, Izabela; Walker, J Malcolm; Yellon, Derek M (February 2017). “Anthracycline Chemotherapy and Cardiotoxicity” (英語えいご). Cardiovascular Drugs and Therapy 31 (1): 63–75. doi:10.1007/s10557-016-6711-0. ISSN 0920-3206. PMC 5346598. PMID 28185035. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5346598/. 
  66. ^ a b Matyszewska, Dorota; Nazaruk, Ewa; Campbell, Richard A. (January 2021). “Interactions of anticancer drugs doxorubicin and idarubicin with lipid monolayers: New insight into the composition, structure and morphology” (英語えいご). Journal of Colloid and Interface Science 581 (Pt A): 403–416. Bibcode2021JCIS..581..403M. doi:10.1016/j.jcis.2020.07.092. PMID 32771749. 
  67. ^ Imbert, T. F. (March 1998). “Discovery of podophyllotoxins”. Biochimie 80 (3): 207–222. doi:10.1016/s0300-9084(98)80004-7. ISSN 0300-9084. PMID 9615861. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9615861/. 
  68. ^ Clark, Peter I.; Slevin, Maurice L. (1987-04-01). “The Clinical Pharmacology of Etoposide and Teniposide” (英語えいご). Clinical Pharmacokinetics 12 (4): 223–252. doi:10.2165/00003088-198712040-00001. ISSN 1179-1926. PMID 3297462. https://doi.org/10.2165/00003088-198712040-00001. 
  69. ^ “Food and Drug Administration (FDA)”, SpringerReference (Berlin/Heidelberg: Springer-Verlag), (2011), doi:10.1007/springerreference_32222, https://doi.org/10.1007/springerreference_32222 2020ねん12月13にち閲覧えつらん 
  70. ^ Vogelzang, N. J.; Raghavan, D.; Kennedy, B. J. (January 1982). “VP-16-213 (etoposide): the mandrake root from Issyk-Kul”. The American Journal of Medicine 72 (1): 136–144. doi:10.1016/0002-9343(82)90600-3. ISSN 0002-9343. PMID 6277188. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/6277188/. 
  71. ^ a b c d Postmus, Haaxma-Reiche, Smit, Groen, Karnicka, Lewinski, Meerbeeck, Clerico, Gregor, Curran, Sahmoud, Kirkpatrick, and Giaccone, Pieter E., Hanny, Egbert, Groen, Hanna, Tadeusz, Jan van, Mario, Anna, Desmond, Tarek, Anne, and Giuseppe (2000). “Treatment of Brain Metastases of Small-Cell Lung Cancer: Comparing Teniposide and Teniposide With Whole-Brain Radiotherapy—A Phase III Study of the European Organization for the Research and Treatment of Cancer Lung Cancer Cooperative Group”. Journal of Clinical Oncology 18 (19 (October 1)): 3400–3408. doi:10.1200/JCO.2000.18.19.3400. PMID 11013281. 
  72. ^ a b Manfait, M.; Chourpa, I.; Sokolov, K.; Morjani, H.; Riou, J.-F.; Lavelle, F.; Nabiev, I. (1993), Theophanides, Theophile; Anastassopoulou, Jane; Fotopoulos, Nikolaos, eds., “Intercalating and Non-Intercalating Antitumor Drugs: Structure-Function Correlations as Probed by Surface-Enhanced Raman Spectroscopy” (英語えいご), Fifth International Conference on the Spectroscopy of Biological Molecules (Dordrecht: Springer Netherlands): pp. 59–64, doi:10.1007/978-94-011-1934-4_18, ISBN 978-94-011-1934-4, https://doi.org/10.1007/978-94-011-1934-4_18 2020ねん12月15にち閲覧えつらん 
  73. ^ a b c Guryanova, Olga A.; Shank, Kaitlyn; Spitzer, Barbara; Luciani, Luisa; Koche, Richard P.; Garrett-Bakelman, Francine E.; Ganzel, Chezi; Durham, Benjamin H. et al. (December 2016). “DNMT3A mutations promote anthracycline resistance in acute myeloid leukemia via impaired nucleosome remodeling”. Nature Medicine 22 (12): 1488–1495. doi:10.1038/nm.4210. ISSN 1546-170X. PMC 5359771. PMID 27841873. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5359771/. 
  74. ^ a b c Ganapathi, R.; Constantinou, A.; Kamath, N.; Dubyak, G.; Grabowski, D.; Krivacic, K. (1996-08-01). “Resistance to etoposide in human leukemia HL-60 cells: reduction in drug-induced DNA cleavage associated with hypophosphorylation of topoisomerase II phosphopeptides.” (英語えいご). Molecular Pharmacology 50 (2): 243–248. ISSN 0026-895X. PMID 8700130. https://molpharm.aspetjournals.org/content/50/2/243. 
  75. ^ a b Ganapathi, Ram N.; Ganapathi, Mahrukh K. (2013-08-01). “Mechanisms regulating resistance to inhibitors of topoisomerase II”. Frontiers in Pharmacology 4: 89. doi:10.3389/fphar.2013.00089. ISSN 1663-9812. PMC 3729981. PMID 23914174. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3729981/. 
  76. ^ a b c Matsumoto, Yoshihito; Takano, Hiroshi; Kunishio, Katsuzo; Nagao, Seigo; Fojo, Tito (2001). “Incidence of Mutation and Deletion in Topoisomerase IIαあるふぁ mRNA of Etoposide and mAMSA–resistant Cell Lines” (英語えいご). Japanese Journal of Cancer Research 92 (10): 1133–1137. doi:10.1111/j.1349-7006.2001.tb01069.x. ISSN 1349-7006. PMC 5926608. PMID 11676865. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5926608/. 
  77. ^ Andoh, Toshiwo; Ishida, Ryoji (1998-10-01). “Catalytic inhibitors of DNA topoisomerase II” (英語えいご). Biochimica et Biophysica Acta (BBA) - Gene Structure and Expression 1400 (1): 155–171. doi:10.1016/S0167-4781(98)00133-X. ISSN 0167-4781. PMID 9748552. http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S016747819800133X. 
  78. ^ Kerrigan, D.; Pommier, Y.; Kohn, K. W. (1987). “Protein-linked DNA strand breaks produced by etoposide and teniposide in mouse L1210 and human VA-13 and HT-29 cell lines: relationship to cytotoxicity”. NCI Monographs (4): 117–121. ISSN 0893-2751. PMID 3041238. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3041238/. 
  79. ^ a b Andoh, T. (March 1998). “Bis(2,6-dioxopiperazines), catalytic inhibitors of DNA topoisomerase II, as molecular probes, cardioprotectors and antitumor drugs”. Biochimie 80 (3): 235–246. doi:10.1016/s0300-9084(98)80006-0. ISSN 0300-9084. PMID 9615863. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9615863/. 
  80. ^ Langer, Seppo W (2014-09-15). “Dexrazoxane for the treatment of chemotherapy-related side effects”. Cancer Management and Research 6: 357–363. doi:10.2147/CMAR.S47238. ISSN 1179-1322. PMC 4168851. PMID 25246808. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4168851/. 
  81. ^ a b Weiss, G.; Loyevsky, M.; Gordeuk, V. R. (January 1999). “Dexrazoxane (ICRF-187)”. General Pharmacology 32 (1): 155–158. doi:10.1016/s0306-3623(98)00100-1. ISSN 0306-3623. PMID 9888268. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/9888268/. 
  82. ^ PubChem. “Dexrazoxane” (英語えいご). pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. 2020ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん
  83. ^ Novobiocin”. go.drugbank.com. 2020ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん
  84. ^ NCATS Inxight: Drugs — NOVOBIOCIN” (英語えいご). drugs.ncats.io. 2020ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん
  85. ^ PubChem. “Novobiocin” (英語えいご). pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. 2020ねん12がつ10日とおか閲覧えつらん
  86. ^ a b “Epigenetic inactivation of the premature aging Werner syndrome gene in human cancer”. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 103 (23): 8822–7. (2006). Bibcode2006PNAS..103.8822A. doi:10.1073/pnas.0600645103. PMC 1466544. PMID 16723399. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1466544/. 
  87. ^ “Human RECQ helicases: roles in DNA metabolism, mutagenesis and cancer biology”. Semin. Cancer Biol. 20 (5): 329–39. (2010). doi:10.1016/j.semcancer.2010.10.002. PMC 3040982. PMID 20934517. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3040982/. 
  88. ^ “Correlation between the methylation of SULF2 and WRN promoter and the irinotecan chemosensitivity in gastric cancer”. BMC Gastroenterol. 13: 173. (2013). doi:10.1186/1471-230X-13-173. PMC 3877991. PMID 24359226. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3877991/. 
  89. ^ “Recapitulation of Werner syndrome sensitivity to camptothecin by limited knockdown of the WRN helicase/exonuclease”. Biogerontology 13 (1): 49–62. (2012). doi:10.1007/s10522-011-9341-8. PMID 21786128. 
  90. ^ “Association of epigenetic inactivation of the WRN gene with anticancer drug sensitivity in cervical cancer cells”. Oncol. Rep. 28 (4): 1146–52. (2012). doi:10.3892/or.2012.1912. PMC 3583574. PMID 22797812. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3583574/. 
  91. ^ “Increased chemotherapeutic activity of camptothecin in cancer cells by siRNA-induced silencing of WRN helicase”. Biol. Pharm. Bull. 30 (10): 1958–61. (2007). doi:10.1248/bpb.30.1958. PMID 17917271. 
  92. ^ “Role of Werner syndrome gene product helicase in carcinogenesis and in resistance to genotoxins by cancer cells”. Cancer Sci. 99 (5): 843–8. (2008). doi:10.1111/j.1349-7006.2008.00778.x. PMID 18312465. 

関連かんれん文献ぶんけん[編集へんしゅう]