ドーセットシャー (重じゅう巡洋艦じゅんようかん)

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ドーセットシャー
基本きほん情報じょうほう
建造けんぞう所しょ イングランドの旗 イングランド、ポーツマス海軍かいぐん基地きち
運用うんよう者しゃ  イギリス海軍かいぐん
級きゅう名めい カウンティ級きゅう（ノーフォーク級きゅう）重じゅう巡洋艦じゅんようかん
モットー ラテン語らてんご: Pro Patria Et Comitatu
（英語えいご: For Country and County）
艦かん歴れき
起工きこう 1927年ねん9月がつ21日にち
進水しんすい 1929年ねん1月がつ29日にち
就役しゅうえき 1930年ねん9月がつ30日にち
最期さいご 1942年ねん4月がつ5日にち、セイロン沖おき海戦かいせんにて戦没せんぼつ。
要目ようもく
基準きじゅん排水はいすい量りょう 10,035 トン
満載まんさい排水はいすい量りょう 13,420 トン
全長ぜんちょう 632 ft 9 in (192.86 m)
最大さいだい幅はば 66 ft (20 m)
吃水きっすい 18 ft (5.5 m)
主しゅ缶かん アドミラリティ式しき三さん胴どう型がた水みず管かんボイラー×8基き
主おも機き パーソンズ式しきギアード・タービン×4基き
出力しゅつりょく 80,000馬力ばりき (60,000 kW)
推進すいしん器き スクリュープロペラ×4軸じく
最大さいだい速力そくりょく 31.5ノット (58.3 km/h)
航続こうぞく距離きょり 12,000海うみ里さと (22,000 km)/12 ノット
乗員じょういん 653 名めい
兵へい装そう
搭載とうさい機き スーパーマリン ウォーラス×2機き（第だい700海軍かいぐん航空こうくう隊たい（英語えいご版ばん）運用うんよう）
その他た 艦載かんさい機き用ようカタパルト×1基き（後のちに撤去てっきょ）
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ドーセットシャー (HMS Dorsetshire, 40) は、イギリス海軍かいぐんのカウンティ級きゅう重じゅう巡洋艦じゅんようかんの最終さいしゅう型がた[1]。本ほん艦かんと姉妹しまい艦かん「ノーフォーク」をサブグループとする資料しりょうもある。ノーフォーク級きゅう重じゅう巡洋艦じゅんようかん[2]、もしくはドーセットシャー級きゅう重じゅう巡洋艦じゅんようかんに属ぞくする[1]。艦かん名めいはイングランド南西なんせい部ぶのドーセット州しゅうの旧称きゅうしょうに由来ゆらいする[要よう出典しゅってん]。

1941年ねん5月がつ27日にち、航行こうこう不能ふのうになった戦艦せんかん「ビスマルク」を魚雷ぎょらい攻撃こうげきで撃沈げきちんした[3][4]。 1942年ねん4月がつ5日にち[5]、セイロン沖おき海戦かいせんで日本にっぽん海軍かいぐん機動きどう部隊ぶたいから飛来ひらいした九きゅう九きゅう艦かん爆ばくの急降下きゅうこうか爆撃ばくげきにより撃沈げきちんされた[6][7]。

艦かん歴れき[編集へんしゅう]

1941年ねんまで[編集へんしゅう]

1927年ねん9月がつ21日にちに起工きこう、1929年ねん1月がつ29日にちに進水しんすいし、1930年ねん9月がつ30日にちに就役しゅうえき[1]。1933年ねんまで大西洋たいせいよう艦隊かんたいに所属しょぞくし[8]、その間あいだの1931年ねん9月がつ、インヴァーゴードン反乱はんらん事件じけんが発生はっせいした。次ついで1935年ねんまでアフリカ艦隊かんたいに所属しょぞくした[8]。

1935年ねん9月がつ時点じてんでは中国ちゅうごく艦隊かんたいに配備はいびされている[9]。10月から11月がつにかけて、「ドーセットシャー」を含ふくめイギリス艦隊かんたいは大日本帝国だいにっぽんていこくを訪問ほうもん[10]、日本にっぽん列島れっとう各地かくちに寄港きこうする[11][12]。 「ドーセットシャー」は10月3日にちから10日とおかまで大分おおいた県けん別府べっぷ港こうに滞在たいざいする[13][14]。その後ごは14日にちまで広島ひろしま湾わん[15][注釈ちゅうしゃく 1]、16日にちから28日にちまで横浜よこはま港こうに滞在たいざいした[17]。本ほん艦かんが横浜よこはま港こうに入港にゅうこうした16日にち[18]、アメリカ海軍かいぐんの重じゅう巡洋艦じゅんようかんチェスター (USS Chester, CA-27) と[19]、フランス海軍かいぐんの軽けい巡洋艦じゅんようかんプリモゲ (Primauguet) も停泊ていはくしていた[14][注釈ちゅうしゃく 2]。 22日にち、帝国ていこくホテルにおいて「ドーセットシャー」艦長かんちょうの歓迎かんげいを兼かね、高松宮たかまつのみや親王しんのう夫妻ふさいや各国かっこく大使たいしを招まねいて日にち英えい協会きょうかいの例会れいかいが開催かいさいされた[21]。 10月30日にちから11月3日にちまで本ほん艦かんは鹿児島かごしまに滞在たいざいする[14]。その後ご、九州きゅうしゅうを出発しゅっぱつして上海しゃんはい市しにむかった[22]。なお瀬戸内海せとないかい所在しょざい時じには江田島えたじまに親善しんぜん訪問ほうもんし、乗組のりくみ員いんが海軍兵学校かいぐんへいがっこうを訪おとずれたり、66期生きせいが本ほん艦かんを見学けんがくするなど交流こうりゅうを深ふかめた[7]。

1938年ねんの時点じてんでも、本ほん艦かんは中国ちゅうごく艦隊かんたいに所属しょぞくしており[23]、シンガポールを拠点きょてんに行動こうどうした[24]。 1939年ねん9月がつに第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんがはじまると、東南とうなんアジアからインド洋いんどようへ移動いどうした。大西洋たいせいようではドイツ海軍かいぐんの装甲そうこう艦かん「アドミラル・グラーフ・シュペー」が通商つうしょう破壊はかい作戦さくせんを開始かいしした[25]。10月初頭しょとう、イギリス海軍かいぐん本部ほんぶは通商つうしょう破壊はかい艦かん対策たいさくとして複数ふくすうの任務にんむ部隊ぶたいを編成へんせいして各地かくちに配備はいびする[26]。空母くうぼ「イーグル」、重じゅう巡洋艦じゅんようかん「ドーセットシャー」、「コーンウォール」はI部隊ぶたいに所属しょぞくし、セイロン島とうを拠点きょてんに行動こうどうした[26][27]。

12月、G部隊ぶたい（指揮しき官かんハーウッド代将だいしょう）の重じゅう巡洋艦じゅんようかん「エクセター」が南みなみアフリカのサイモンズタウンで修理しゅうりする間あいだ、その代理だいりを「ドーセットシャー」が務つとめるよう命めいじられた[28]。「ドーセットシャー」はインド洋いんどようを離はなれ、フォークランド諸島しょとうポートスタンリーに向むかう[28]。12月12日にちの時点じてんで、「ドーセットシャー」はサイモンズタウンで明日あしたの出港しゅっこうに備そなえていた[29]。翌よく13日にちのラプラタ沖おき海戦かいせんにより「アドミラル・グラーフ・シュペー」がウルグアイのモンテビデオに逃にげ込こんだ時とき、ケープタウンにいた「ドーセットシャー」も同地どうちへの進出しんしゅつを命めいじられた[30]。だがモンテビデオ到着とうちゃく予想よそう日時にちじは12月21日にちであった[31]。「ドーセットシャー」がモンテビデオに到着とうちゃくしてG部隊ぶたい（エイジャックス、アキリーズ、カンバーランド）に合流ごうりゅうした時とき[注釈ちゅうしゃく 3]、シュペーは既すでに自沈じちんして残骸ざんがいになっていた。

1940年ねん1月がつより、「ドーセットシャー」は南みなみ大西洋たいせいようでの船団せんだん護衛ごえい任務にんむに従事じゅうじした。

7月がつ28日にち、仮装かそう巡洋艦じゅんようかん「アルカンタラ」がドイツ仮装かそう巡洋艦じゅんようかん「トール」と遭遇そうぐう、交戦こうせん。それを受うけてフリータウンに居いた「ドーセットシャー」は出撃しゅつげきを命めいじられている[33]。

11月以降いこう、インド洋いんどようでの船団せんだん護衛ごえい任務にんむや通商つうしょう破壊はかい艦かん対策たいさくに従事じゅうじする。その頃ころ、装甲そうこう艦かん「アドミラル・シェーア」が大西洋たいせいようやインド洋いんどようで行動こうどうしていた[34]。12月、イギリス海軍かいぐんは「アドミラル・シェーア」が大西洋たいせいようにいることに気付きづき、K部隊ぶたいを再編さいへんする[35]。さらに多数たすうの巡洋艦じゅんようかんを哨戒しょうかい任務にんむに投入とうにゅうした[36]。「ドーセットシャー」と軽けい巡洋艦じゅんようかん「ネプチューン」は、フリータウン西方せいほう500マイルの海域かいいきを警戒けいかいするよう命めいじられた[36]。

ビスマルク追撃ついげき戦せん[編集へんしゅう]

1941年ねん5月がつ、ドイツ海軍かいぐんはライン演習えんしゅう作戦さくせんを発動はつどうし、リュッチェンス提督ていとく率ひきいる戦艦せんかん「ビスマルク」と重じゅう巡洋艦じゅんようかん「プリンツ・オイゲン」が大西洋たいせいように進出しんしゅつした[37][38]。5月24日にち、リュッチェンス部隊ぶたいはデンマーク海峡かいきょう海戦かいせんで勝利しょうりを収おさめたが[39]、「ビスマルク」も小破しょうはして燃料ねんりょう不足ふそくとなる[40]。リュッチェンス提督ていとくは作戦さくせんを中止ちゅうしして、フランス西海岸にしかいがんの基地きちにむかうことにした[41][42][注釈ちゅうしゃく 4]。 イギリス海軍かいぐんは巡めぐ洋よう戦艦せんかん「フッド」の仇かたきをとるため、全力ぜんりょくを挙あげる[45]。本国ほんごく艦隊かんたいやH部隊ぶたいの他ほかに、輸送ゆそう船団せんだんを護衛ごえい中ちゅうの艦艇かんていもビスマルク追撃ついげきを命めいじられた[46][47]。「フッド」が沈没ちんぼつしたとき、「ドーセットシャー」はシエラレオネからの輸送ゆそう船団せんだんSL74を護衛ごえいして大西洋たいせいようを北上ほくじょう中ちゅうだった[48]。

5月26日にち午前ごぜん11時じころ、PBYカタリナ飛行ひこう艇ていがフランスにむけて東進とうしんするビスマルクを発見はっけんし、各かく部隊ぶたいに通報つうほうした[49]。「ドーセットシャー」の艦長かんちょうベンジャミン・マーティン（英語えいご版ばん）大佐たいさは位置いちを計算けいさんし、「ビスマルク」が「ドーセットシャー」の北方ほっぽう360浬かいりにいること、「ドーセットシャー」が仇敵きゅうてきたるドイツ巨きょ大戦たいせん艦かんを迎撃げいげきできることに気付きづいた[50]。マーティンは海軍かいぐん本部ほんぶの許可きょかを得えず、船団せんだんの護衛ごえい任務にんむを特設とくせつ巡洋艦じゅんようかんにまかせて東進とうしんを開始かいしした[51]。

5月27日にち午前ごぜん8時じ47-50分ふん、本国ほんごく艦隊かんたい司令しれい長官ちょうかんトーヴィー大将たいしょう直じき率りつの戦艦せんかん「キング・ジョージ5世せい」、戦艦せんかん「ロドニー」、重じゅう巡洋艦じゅんようかん「ノーフォーク」が砲撃ほうげきを開始かいし、「ビスマルク」も応戦おうせんした[52]。「ドーセットシャー」は砲撃ほうげき戦せんがはじまってから約やく30分ふん以上いじょうが経過けいかして「ビスマルク」が沈黙ちんもくしたころ戦闘せんとうに加入かにゅうし、午前ごぜん9時じ40分ふんから砲撃ほうげきを開始かいしした[53][54]。「ドーセットシャー」が突如とつじょ戦場せんじょうに出現しゅつげんしたため、トーヴィ戦隊せんたいは「ドーセットシャー」を「掩護えんごにかけつけた独どく重じゅう巡じゅんプリンツ・オイゲン」と錯覚さっかくしたという[55]。本ほん海戦かいせんで「ドーセットシャー」は20.3cm砲弾ほうだん254発はつを発射はっしゃした[56]。

「ビスマルク」が抵抗ていこうの手段しゅだんを失うしなって航行こうこう不能ふのうになったとき、サマヴィル提督ていとくが率ひきいるH部隊ぶたいの3隻せき[注釈ちゅうしゃく 5]が出現しゅつげんし、サマヴィルは自みずからの手てでとどめをさして良よいかをトーヴィーに問とい合あわせた[60]。だがトーヴィーは戦闘せんとうを中止ちゅうしし「魚雷ぎょらいを有ゆうする艦かんはビスマルクに接近せっきんし、これを攻撃こうげきせよ」と命めいじた[60]。この時点じてんで戦場せんじょうに居合いあわせた駆逐くちく艦かんは燃料ねんりょう不足ふそくで離脱りだつするか、前夜ぜんやの「ビスマルク」への夜間やかん雷撃らいげきで魚雷ぎょらいを使つかい果はたしており[61]、魚雷ぎょらいを持もっていたのは「ドーセットシャー」だけだった[62]。午前ごぜん10時じ20分ふん、「ドーセットシャー」は「ビスマルク」の右舷うげんに魚雷ぎょらい2本ほんを発射はっしゃし、左舷さげん側がわにまわると、午前ごぜん10時じ36分ふんに魚雷ぎょらい1本ほんを発射はっしゃした[63]。午前ごぜん10時じ39分ふん、「ビスマルク」は左舷さげんに転覆てんぷくして沈没ちんぼつした[62][64]。

リュッチェンス提督ていとくとリンデマン艦長かんちょうは「ビスマルク」と運命うんめいを共ともにしたが[65][66]、まだかなりの乗組のりくみ員いんが海面かいめんに浮ういていた[67][68]。「ビスマルク」にとどめの魚雷ぎょらいを撃うちこんだ「ドーセットシャー」は停船ていせんし、泳およいできた生存せいぞん者しゃの救助きゅうじょを開始かいしした[67][69]。約やく1時じ間あいだで「ドーセットシャー」が85名めい[70]、駆逐くちく艦かん「マオリ」が24名めいを救助きゅうじょした[71][注釈ちゅうしゃく 6]。 なおも静止せいし救助きゅうじょ中ちゅう、Uボートの存在そんざいが予測よそくされたため[73]、生存せいぞん者しゃ数すう百ひゃく名めいを水面すいめんに残のこして沈没ちんぼつ現場げんばを離脱りだつした[74][注釈ちゅうしゃく 7]。 その後ご、「ドーセットシャー」は修理しゅうりのためイングランド北東ほくとう部ぶのニューカッスルに移動いどうする[79]。航海こうかい中ちゅうに「ビスマルク」生存せいぞん者しゃ1名めいが死亡しぼうし、水葬すいそうに付ふされた[80]。5月30日にち、ニューカッスルに入港にゅうこうして「ビスマルク」生存せいぞん者しゃは陸軍りくぐんに引ひき渡わたされた[81]。「ドーセットシャー」乗組のりくみ員いんは「ビスマルク」生存せいぞん者しゃを厚遇こうぐうし、好意こういをもって接せっした[81]。「ドーセットシャー」の水兵すいへい達たちは厚遇こうぐうの理由りゆうについて「今日きょうはあんた方ほうだが、明日あしたは我わが身みだから」と語かたったという[81]。「ドーセットシャー」の "明日あした" は、さほど間あいだをおかずにやってきた[81]。

1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）8月がつ、オーガスタス・エイガー（英語えいご版ばん）大佐たいさが新しん艦長かんちょうとなる。11月22日にち、重じゅう巡洋艦じゅんようかん「デヴォンシャ―」 (HMS Devonshire, 39) が[82]、ドイツ潜水せんすい艦かん「U126（英語えいご版ばん、ドイツ語ご版ばん）」に補給ほきゅう中ちゅうだった仮装かそう巡洋艦じゅんようかん「アトランティス」 (Atlantis) を撃沈げきちんする[83]。アトランティスの生存せいぞん者しゃはUボートの支援しえんにより補給ほきゅう船せん「ピトン（ドイツ語ご版ばん）」(Python) に収容しゅうようされた[84]。12月1日にち、「ドーセットシャー」はセントヘレナ島とう南西なんせい720浬かいりでドイツ潜水せんすい艦かん2隻せき（U68（ドイツ語ご版ばん）、UA（ドイツ語ご版ばん））に補給ほきゅう中ちゅうの「ピトン」を発見はっけんし[85]、撃沈げきちんした[86][1]。Uボートの襲撃しゅうげきを警戒けいかいして、生存せいぞん者しゃの救助きゅうじょはおこなっていない[86][注釈ちゅうしゃく 8]。

沈没ちんぼつ[編集へんしゅう]

攻撃こうげきを受うけるドーセットシャー
詳細しょうさいは「セイロン沖おき海戦かいせん」および「コロンボ空襲くうしゅう」を参照さんしょう

東洋とうよう艦隊かんたい（司令しれい長官ちょうかんジェームズ・サマヴィル中将ちゅうじょう）に配属はいぞくされた「ドーセットシャー」は、1942年ねん4月がつ1日にちの時点じてんで、サマヴィル提督ていとく直じき率りつのA部隊ぶたいとしてインド洋いんどようを航行こうこうしていた[注釈ちゅうしゃく 9]。 東洋とうよう艦隊かんたいは南雲なぐも中将ちゅうじょうが率ひきいる日本にっぽん軍ぐん機動きどう部隊ぶたいのインド洋いんどよう襲撃しゅうげきに備そなえていたが、事前じぜんの情報じょうほうに反はんして日本にっぽん艦隊かんたいが出現しゅつげんしなかったので、燃料ねんりょう補給ほきゅうのために大だい部分ぶぶんはモルディブ諸島しょとうのアッドゥ環礁かんしょうに後退こうたいした[88]。重じゅう巡洋艦じゅんようかん「ドーセットシャー」、「コーンウォール」と軽けい空母くうぼ「ハーミーズ」および護衛ごえい艦艇かんていなどが、修理しゅうりや次じ任務にんむのためセイロン島とうにむかった[注釈ちゅうしゃく 10]。

4月がつ4日にち夕刻ゆうこく、PBYカタリナ飛行ひこう艇ていがセイロン島とうに向むけて進撃しんげき中ちゅうの日本にっぽん海軍かいぐん機動きどう部隊ぶたいを発見はっけんし、各かく方面ほうめんに通報つうほうした[89]。サマヴィル提督ていとくは「ドーセットシャー」と「コーンウォール」に、コロンボを出発しゅっぱつして東洋とうよう艦隊かんたい（A部隊ぶたい）に合流ごうりゅうするよう命めいじる[88]。4月5日にち、日本にっぽん海軍かいぐんはコロンボを空襲くうしゅうした[88]。その時とき、英えい重じゅう巡じゅん2隻せきはセイロン島とうの南西なんせい320kmを航行こうこう中ちゅうだった[90]。そこに、南雲なぐも機動きどう部隊ぶたいから江草えぐさ隆りゅう繁しげる少佐しょうさ（蒼あおい龍りゅう飛行ひこう隊長たいちょう[91]、海兵かいへい58期き）[6]率ひきいる九きゅう九きゅう式しき艦かん爆ばく計けい53機き（蒼あおい龍りゅう18機き[91]、飛ひ龍りゅう18機き[92]、赤城あかぎ17機き[93]）が飛来ひらいし、英えい重じゅう巡じゅん2隻せきに対たいし急降下きゅうこうか爆撃ばくげきを開始かいしした[94]。

当初とうしょ、南雲なぐも機動きどう部隊ぶたいの重じゅう巡じゅん「利根とね」[注釈ちゅうしゃく 11]の偵察ていさつ機き（九きゅう四よん式しき水上すいじょう偵察ていさつ機き）は「敵てき巡洋艦じゅんようかんらしきもの2隻せき見みゆ」と報告ほうこくし[96][97]、確認かくにんにむかった軽けい巡じゅん「阿武隈あぶくま」の偵察ていさつ機きは「敵てき駆逐くちく艦かん2隻せき見みゆ」と報告ほうこくした[96][98]。 機動きどう部隊ぶたい参謀さんぼう長ちょう草くさ鹿しか龍之介りゅうのすけは「駆逐くちく艦かん2隻せきなら見逃みのがしてコロンボ港こうの商船しょうせん撃滅げきめつを優先ゆうせんしよう」と考かんがえていた[99][注釈ちゅうしゃく 12]。 ところが航空こうくう参謀さんぼう源田げんた実みが「商船しょうせんは丸腰まるごしだから町人ちょうにんで、駆逐くちく艦かんは両刀りょうとうを帯おびた武士ぶしです。無辜むこの町人ちょうにんを目標もくひょうとして、武士ぶしを見逃みのがすのは、ふだん武士ぶし道どう精神せいしんをやかましくいわれる参謀さんぼう長ちょうらしくない」と進言しんげんし、第だい二に波は攻撃こうげき隊たいは敵てき駆逐くちく艦かん2隻せきにむかうことになったという[101][注釈ちゅうしゃく 13]。 結局けっきょく、阿武隈あぶくま機きが報告ほうこくした「駆逐くちく艦かん2隻せき」は重じゅう巡じゅん2隻せき（ドーセットシャー、コーンウォール）の誤認ごにんであり[102]、利根りこんの零れい式しき水上すいじょう偵察ていさつ機きが「敵てき巡洋艦じゅんようかんはケント型がたなり、付近ふきんに敵てきを認みとめず」と報告ほうこくして決着けっちゃくがついた[103]。なお第だい五ご航空こうくう戦隊せんたいの九きゅう七なな式しき艦上かんじょう攻撃こうげき機きは当初とうしょ魚雷ぎょらいを装備そうびしていたが、コロンボ港こう第だい二に次じ攻撃こうげきのため南雲なぐも司令しれい部ぶの命令めいれいにより爆ばく弾だんに兵へい装そう転換てんかんしたところ、利根りこん水すい偵より「敵艦てきかん2隻せき発見はっけん」報告ほうこくがあって魚雷ぎょらいに再さい兵へい装そう転換てんかんを実施じっししている[104]。兵へい装そう転換てんかんに時間じかんがかかったため、機動きどう部隊ぶたい各かく艦かん（赤城あかぎ、蒼あおい龍りゅう、飛ひ龍りゅう）から艦かん爆ばく隊たいのみ先行せんこうして発進はっしんした[注釈ちゅうしゃく 14]。

日本にっぽん時間じかん午後ごご4時じ30分ふん前後ぜんこうから、日本にっぽん空母くうぼ3隻せきの各かく艦かん爆ばく隊たいは急降下きゅうこうか爆ばく撃げきを敢行かんこうした[91][92][93]。「ドーセットシャー」に250kg爆ばく弾だん多数たすうが命中めいちゅうし、連合れんごう軍ぐん記録きろく13時じ50分ふんごろ沈没ちんぼつする[注釈ちゅうしゃく 15]。 「コーンウォール」も、急降下きゅうこうか爆撃ばくげきにより撃沈げきちんされた[106][注釈ちゅうしゃく 16]。日本にっぽん側がわの記録きろくでは、九きゅう九きゅう艦かん爆ばく53機きが急降下きゅうこうか爆ばく撃げきを敢行かんこうして、2隻せきに対たいし命中めいちゅう率りつ80%以上いじょうを記録きろくしている[94]。

2隻せきの生存せいぞん者しゃはサメのいる海うみを漂流ひょうりゅうすることになった[108]。サメは多数たすういたが、生いきている者ものには襲おそい掛かからなかった[108]。4月6日にちの午後ごご遅おそくに軽けい巡洋艦じゅんようかん「エンタープライズ」と駆逐くちく艦かん「パラディン」「パンサー」が現あらわれ、1122名めいを救助きゅうじょした[108]。ドーセットシャーでは234名めいが死亡しぼうした[108]。戦死せんし者しゃの中なかには、乗艦じょうかんしていたイギリス海兵かいへい隊たいなども含ふくまれてる[注釈ちゅうしゃく 17]。 後日ごじつ、本ほん艦かんの救命具きゅうめいぐが日本にっぽん軍ぐんに回収かいしゅうされ、靖国神社やすくにじんじゃで展示てんじされたという[110]。

ドーセットシャーのプラスチックモデルキット[編集へんしゅう]

  • 1/700 ウォーターライン、No.808　 英国えいこく海軍かいぐん 重じゅう巡洋艦じゅんようかんドーセットシャー
プラスチックモデル組くみ立たてキット。ウォーターラインシリーズ[111]。
  • 1/700 ウォーターライン 限定げんてい 英国えいこく海軍かいぐん 重じゅう巡洋艦じゅんようかん ドーセットシャー ビスマルク追撃ついげき戦せん
プラスチックモデル組くみ立たてキット。ウォーターラインシリーズ[112]。
  • 1/700 ウォーターライン限定げんてい 英国えいこく海軍かいぐん 重じゅう巡洋艦じゅんようかん ドーセットシャー インド洋いんどようセイロン沖おき海戦かいせん
プラスチックモデル組くみ立たてキット。ウォーターラインシリーズ[113]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 宮島みやじま、厳島いつくしま神社じんじゃ参拝さんぱい、江田島えたじま、海軍兵学校かいぐんへいがっこう見学けんがくなど[16]。
  2. ^ 三さん大海たいかい軍國ぐんこく　顔合かおあわせ　水兵すいへい京濱けいひんに氾濫はんらん(横濱よこはま十じゅう六ろく日にち電通でんつう)[20]　十じゅう四よん日にち入港にゅうこうした米べい佛ふつ軍艦ぐんかんに引續ひきつづき十じゅう六ろく日にち朝ちょう英國えいこく一いち万まんトン巡洋艦じゅんようかんトーセツシヤー號ごうが入港にゅうこうはからずも三さん大海たいかい軍國ぐんこくの顔合かおあわせとなり、横濱よこはまは青あおい目めの水兵すいへい服ふくが氾濫はんらん海軍かいぐん景気けいきを現出げんしゅつしてゐる(記事きじ終おわり)
  3. ^ G部隊ぶたいのエクセターはラプラタ沖おき海戦かいせんで大破たいは、フォークランドに退避たいひした[32]。
  4. ^ しつこく追尾ついびする英えい重じゅう巡じゅんノーフォークとサフォークをかわすため、独どく重じゅう巡じゅんプリンツ・オイゲンは離脱りだつして独自どくじ行動こうどうをとり[43]、6月1日にちブレストに帰投きとうした[44]。
  5. ^ 巡めぐ洋よう戦艦せんかんレナウン（旗艦きかん）、空母くうぼアーク・ロイヤル、軽けい巡じゅんシェフィールド[57]。前日ぜんじつ、アーク・ロイヤル (HMS Ark Royal, 91) のソードフィッシュ艦かん攻おさむがビスマルクを雷撃らいげきし[58]、事実じじつ上じょうの致命ちめい打だを与あたえた[59]。
  6. ^ 軽けい巡じゅんカイロと駆逐くちく艦かん5隻せき（コサック、シーク、ズールー、マオリ、ピオルン）で輸送ゆそう船団せんだんWS8Bを護衛ごえいしていたが、ビスマルク追撃ついげきの命令めいれいによりフィリップ・ヴァイアン大佐たいさが指揮しきする駆逐くちく艦かん5隻せきはキング・ジョージ5世せいとの合流ごうりゅうを目指めざした[72]。各かく艦かんはビスマルクに夜間やかん雷撃らいげきを敢行かんこうしたとき、魚雷ぎょらいを使つかい果はたした[61]。
  7. ^ ビスマルク沈没ちんぼつ現場げんばにはU-74（英語えいご版ばん、ドイツ語ご版ばん）がいて、午前ごぜん中ちゅうに巡洋艦じゅんようかん1隻せきと駆逐くちく艦かん2隻せきを目撃もくげきした[75]。午後ごご7時じ、ビスマルク生存せいぞん者しゃ3名めいを救助きゅうじょした[76]。5月28日にち夜よる、ドイツ気象きしょう観測かんそく艦かんザクセンヴァルト（英語えいご版ばん、ドイツ語ご版ばん）が2名めいを救助きゅうじょした[77]。他たに生存せいぞん者しゃはいなかった[78]。
  8. ^ パイソンとアトランティスの生存せいぞん者しゃ414名めいが乗のった救命きゅうめい艇てい18隻せきは、複数ふくすうのUボートの助たすけを借かりて曳航えいこうされ、陸地りくちに辿たどり着ついた[87]。
  9. ^ 旗艦きかんウォースパイト、空母くうぼインドミタブル 、フォーミダブル 、重じゅう巡洋艦じゅんようかんドーセットシャー、コーンウォール、軽けい巡洋艦じゅんようかんエメラルド、エンタープライズ、駆逐くちく艦かん部隊ぶたい。このほかにリヴェンジ級きゅう戦艦せんかんで編成へんせいされたウィリス提督ていとくのB部隊ぶたいがあった。
  10. ^ 重じゅう巡じゅん2隻せきはコロンボに、ハーミーズは同島どうとうトリンコマリーに向むかった。
  11. ^ 第だい八はち戦隊せんたい（司令しれい官かん阿部あべ弘毅こうき少将しょうしょう）旗艦きかん[95]。
  12. ^ 4月がつ5日にち朝あさ、南雲なぐも機動きどう部隊ぶたいから発進はっしんした第だい一いち攻撃こうげき隊たい（指揮しき官かん淵田ふちた美津雄みつお中佐ちゅうさ）はセイロン島とうコロンボ所在しょざいの商船しょうせんを攻撃こうげきしたが[100]、満足まんぞくできる戦果せんかではなかった（コロンボ空襲くうしゅう）[89]。
  13. ^ 源田げんた参謀さんぼうの回想かいそうによれば、先任せんにん参謀さんぼうなどがコロンボ再さい攻撃こうげきを主張しゅちょうし、源田げんたが「いやしくも敵てきの海上かいじょう武力ぶりょくを発見はっけんした以上いじょう、それが駆逐くちく艦かんであろうと見逃みのがせない」と主張しゅちょうし、最終さいしゅう的てきに南雲なぐも長官ちょうかんが決定けっていしたという[102]。
  14. ^ 五ご航こう戦せん（瑞みず鶴づる、翔しょう鶴づる）は日本にっぽん時間じかん11時じ52分ふんに南雲なぐも司令しれい部ぶより雷かみなり装そうから爆ばく装そうに換かわ装そうを命めいじられ、つづいて日本にっぽん時間じかん13時じ23分ふんに爆ばく装そうから雷かみなり装そうへの転換てんかんを命めいじられ、雷かみなり装そう完了かんりょう16時じ、雷撃らいげき隊たい発進はっしんは17時じ予定よてい、英えい重じゅう巡じゅん2隻せき沈没ちんぼつは日本にっぽん時間じかん16時じ56分ふんであった[104]。 結局けっきょく、五ご航こう戦せんの兵へい装そう転換てんかんは間まに合あわなかった[105]。
  15. ^ 小林こばやし道雄みちお大尉たいいが率ひきいる飛ひ龍りゅう攻撃こうげき隊たいは、日本にっぽん時間じかん16時じ38分ふんから16時じ43分ふんにかけてドーセットシャー型がた重じゅう巡じゅんに爆ばく弾だん18発はつを投下とうか、17発はつ命中めいちゅう、攻撃こうげき開始かいしより10分ふんで沈没ちんぼつと記録きろくした[92]。阿部あべ善次よしつぐ大尉たいいが率ひきいる赤城あかぎ攻撃こうげき隊たいは、第だい2中隊ちゅうたい8機きが「敵てき1番ばん艦かん」を攻撃こうげきして7発はつ命中めいちゅうし午後ごご4時じ48分ふん沈没ちんぼつ、第だい1中隊ちゅうたい9機きが「敵てき2番ばん艦かん」を攻撃こうげきして8発はつ命中めいちゅうし午後ごご4時じ54分ふんと記録きろくした[93]。
  16. ^ 日本にっぽん時間じかん午後ごご5時じまでに[91]、2隻せきとも沈没ちんぼつした[93]。約やく20分間ふんかんの戦闘せんとうであった[107]。
  17. ^ 当初とうしょの発表はっぴょうでは、戦死せんし推定すいてい（士官しかん19名めい、水兵すいへい169名めい、陸戦りくせん隊員たいいん24名めい、南みなみアフリカ水兵すいへい19名めい）、戦傷せんしょう死し（水兵すいへい3名めい）、戦傷せんしょう士官しかん3名めい、合計ごうけい239名めい[109]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d イカロス、世界せかいの巡洋艦じゅんようかん 2018, pp. 36–37.
  2. ^ 世界せかいの艦船かんせん、近代きんだい巡洋艦じゅんようかん史し 2009, p. 78イギリス／重じゅう巡洋艦じゅんようかん「ノーフォーク」級きゅう　NORFOLK CLASS
  3. ^ 「Engineers of Victory」Paul Kennedy p80
  4. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Taihoku Nippō, 1941.05.28、p.5、2023年ねん5月がつ20日はつか閲覧えつらん　英えい海うみ空むなし精鋭せいえいの重圍じゅういに最後さいご迄まで善戰ぜんせん沈没ちんぼつしたビ號ごうの海戰かいせん顛末てんまつ　三さん度ど艦かん影かげを晦くらましてならず　衆寡しゅうか敵てきせず北大西洋きたたいせいよう怨うらみ深ふかし　
  5. ^ Hoji Shinbun Digital Collection、Manshū Nichinichi Shinbun, 1942.04.11、p.1、2023年ねん5月がつ20日はつか閲覧えつらん　甲かぶと巡じゅん二に隻せき撃沈げきちん　英えい海軍かいぐん省しょう遂ついに自認じにん【リスボン九日ここのか發はつ】
  6. ^ a b 海軍かいぐん航空こうくう隊たい始末しまつ記き 1996, pp. 97–101江草えぐさ少佐しょうさ、未み曽そ有ゆうの戦果せんか
  7. ^ a b 戦士せんしの肖像しょうぞう 2004, p. 28昨日きのうの友ともは……
  8. ^ a b Cruisers of World War Two, p. 91
  9. ^ The Last Century of Sea Power Volume 2, p. 50
  10. ^ 「海軍かいぐん公報こうほう　第だい2556号ごう　昭和しょうわ10年ねん9月がつ3日にち(火)か pp.7-8」 アジア歴史れきし資料しりょうセンター Ref.C12070351700 〔 ○英國えいこく東洋とうよう艦隊かんたい來航らいこう豫定よてい 〕
  11. ^ #S10.09.02、英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい来訪らいほう p.3(英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい来航らいこう豫定よてい、ドーセットシヤー)
  12. ^ 海軍かいぐん省しょう年報ねんぽう、昭和しょうわ10年ねん 1937, pp. 24a-25(原本げんぽん20-22頁ぺーじ)(3)艦船かんせん　10.外國がいこく軍艦ぐんかん本邦ほんぽう沿岸えんがん出入でいり一覧いちらん…續ぞく 昭和しょうわ10年度ねんど
  13. ^ #ファルマス大連たいれん寄港きこう p.6(入港にゅうこう)、同どう資料しりょうp.9(出港しゅっこう)
  14. ^ a b c 海軍かいぐん省しょう年報ねんぽう、昭和しょうわ10年ねん 1937, pp. 24b-25.
  15. ^ #S10.10.25、英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい来訪らいほう pp.5-7(ドウセツトシャー行動こうどう)
  16. ^ #ファルマス大連たいれん寄港きこう p.14(厳島いつくしま入港にゅうこう)、同どう資料しりょうp.15(江田島えたじま入港にゅうこう)、同どう資料しりょうpp.17-18(江田島えたじま、厳島いつくしま発はつ)
  17. ^ #ファルマス大連たいれん寄港きこう p.19(横浜よこはま入港にゅうこう)、同どう資料しりょうp.15(江田島えたじま入港にゅうこう)、同どう資料しりょうp.22(横浜よこはま発はつ)
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  22. ^ #S10.10.25、英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい来訪らいほう p.8(10.11.03、鹿児島かごしま発はつ)
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参考さんこう図書としょ[編集へんしゅう]

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  • ダドリー・ポープ『ラプラタ沖おき海戦かいせん　グラフ・シュペー号ごうの最期さいご』内藤ないとう一郎いちろう（第だい5版はん）、早川書房はやかわしょぼう〈ハヤカワ文庫ぶんこノンフィクション〉、1978年ねん8月がつ。ISBN 4-15-050031-2。 
  • 防衛庁ぼうえいちょう防衛ぼうえい研修けんしゅう所しょ戦史せんし室しつ『戦史せんし叢書そうしょ　ミッドウェー海戦かいせん』 第だい43巻かん、朝あさ雲くも新聞しんぶん社しゃ、1971年ねん3月がつ。 
  • 防衛庁ぼうえいちょう防衛ぼうえい研修けんしゅう所しょ戦史せんし室しつ『戦史せんし叢書そうしょ　海軍かいぐん航空こうくう概がい史し』 第だい95巻かん、朝あさ雲くも新聞しんぶん社しゃ、1976年ねん3月がつ。 
  • ブルカルト・フォン・ミュレンハイム＝レッヒベルク『巨きょ大戦たいせん艦かんビスマルク　独どく・英えい艦隊かんたい、最後さいごの大だい海戦かいせん』佐和さわ誠まこと 訳やく、早川書房はやかわしょぼう〈ハヤカワ文庫ぶんこ〉、2002年ねん7月がつ。ISBN 4-15-050269-2。 
  • 本もと吉隆よしたか（著ちょ）、田村たむら紀雄としお、吉原よしはら幹也みきや（図版ずはん）「イギリスの巡洋艦じゅんようかん」『第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん 世界せかいの巡洋艦じゅんようかん　完全かんぜんガイド』イカロス出版いかろすしゅっぱん株式会社かぶしきがいしゃ、2018年ねん12月。ISBN 978-4-8022-0627-3。 
  • Battle Summaries: No.15 Naval Operations off Ceylon 29th March to 10th April, 1942, No.16 Naval Operations at the Capture of Diego Suarez (Operation IRONCLAD) May, 1942
  • M. J. Whitley, Cruisers of World War Two: An International Encyclopedia, Naval Institute Press, 2000, ISBN 1-55750-141-6
  • H. P. Willmott, The Last Century of Sea Power, Volume 2: From Washington to Tokyo, 1922–1945, Indiana University Pres, 2010, ISBN 978-0-253-35214-9
  • アジア歴史れきし資料しりょうセンター（公式こうしき）
    • 『第だい3656号ごう 10.9.2 英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい本邦ほんぽう来訪らいほうに関かんする件けん』。Ref.C05034178700。 
    • 『第だい1053号ごう 10.9.27 英国えいこく軍艦ぐんかん「ファルマス」大連たいれん寄港きこうに関かんする件けん』。Ref.C05034179000。 
    • 『第だい4500号ごう 10.10.25 英国えいこく東洋とうよう艦隊かんたい本邦ほんぽう来訪らいほうに関かんする件けん』。Ref.C05034179100。 
    • 『「第だい4015号ごう 10.9.25 米国べいこく軍艦ぐんかん「チェスタ-」横浜よこはま港こう入港にゅうこうに関かんする件けん／公文こうぶん備考びこう 昭和しょうわ10年ねん D 外事がいじ 巻まき11(防衛ぼうえい省しょう防衛ぼうえい研究所けんきゅうじょ)』。Ref.C05034179400。 
    • 『昭和しょうわ17年ねん1月がつ12日にち～昭和しょうわ19年ねん1月がつ1日にち　大だい東亜とうあ戦争せんそう戦闘せんとう詳報しょうほう戦時せんじ日誌にっし　第だい8戦隊せんたい(2)』。Ref.C08030048300。 
    • 『昭和しょうわ17年ねん3月がつ1日にち～昭和しょうわ17年ねん5月がつ31日にち　第だい1水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし(4)』。Ref.C08030080500。 
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月〜昭和しょうわ17年ねん4月がつ　蒼あおい龍りゅう飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(3)』。Ref.C08051578800。 
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月〜昭和しょうわ17年ねん4月がつ　飛ひ龍りゅう飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(3)』。Ref.C08051579300。 
    • 『昭和しょうわ16年ねん12月〜昭和しょうわ17年ねん6月がつ 赤城あかぎ飛行機ひこうき隊たい戦闘せんとう行動こうどう調書ちょうしょ(2)』。Ref.C08051579700。 
    • 『在京ざいきょう英国えいこく海軍かいぐん武官ぶかんとの往復おうふく文書ぶんしょ(1) 昭和しょうわ10年度ねんど(防衛ぼうえい省しょう防衛ぼうえい研究所けんきゅうじょ)第だい4448号ごう　昭和しょうわ10年ねん10月がつ21日にち　英国えいこく支ささえ那な艦隊かんたい「ドーセットシャー」横浜よこはま在ざい泊はく中ちゅう横よこ工廠こうしょう見学けんがくの件けん回答かいとう』。Ref.C11080575000。 

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