ビンス・コールマン

ビンス・コールマン
Vince Coleman

基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	フロリダ州しゅうジャクソンビル
生年月日せいねんがっぴ	(1961-09-22) 1961年ねん9月22日にち（62歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	6' 0" ＝約やく182.9 cm 185 lb ＝約やく83.9 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投なげ両りょう打だ
ポジション	外野がいや手しゅ
プロ入いり	1982年ねん ドラフト10巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	1985年ねん4月がつ18日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	1997年ねん4月がつ14日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
ウィリアム M.レインズ高校こうこう フロリダA&M大学だいがく セントルイス・カージナルス（1985 - 1990） ニューヨーク・メッツ（1991 - 1993） カンザスシティ・ロイヤルズ（1994 - 1995） シアトル・マリナーズ（1995） シンシナティ・レッズ（1996） デトロイト・タイガース（1997）
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ヴィンセント・モーリス・コールマン（Vincent Maurice Coleman, 1961年ねん9月22日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくフロリダ州しゅうジャクソンビル出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ）。右みぎ投なげ両りょう打だ。ニックネームは「Vincent Van Go」。

経歴けいれき

プロ入いり前まえ

フロリダA&M大学だいがく時代じだいの1981年ねんに65盗塁とうるいを記録きろくし、大学だいがく野球やきゅうのシーズン最多さいた盗塁とうるい記録きろくを樹立じゅりつ。同年どうねんのMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから20巡じゅん目め（全体ぜんたい513位い）で指名しめいを受うけたが契約けいやくしなかった。また大学だいがく時代じだいはアメリカンフットボール部ぶでキッカー兼けんパンターとしても活躍かつやくしていた。

プロ入いりとカージナルス時代じだい

1982年ねんのMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから10巡じゅん目め（全体ぜんたい257位い）に指名しめいを受うけ入いれ団だん。

1983年ねんはA級きゅうで本塁打ほんるいだ0ながら打率だりつ.350・出塁しゅつるい率りつ.431、マイナーリーグのシーズン最多さいた記録きろくとなる145盗塁とうるいを記録きろく。

1984年ねんはAAA級きゅうで101盗塁とうるいを記録きろくするなど、長打ちょうだ力りょくはないものの俊足しゅんそくぶりを遺憾いかんなく発揮はっきする。

1985年ねんは開幕かいまくをAAA級きゅうで迎むかえたが直後ちょくごにメジャー昇格しょうかく、4月がつ18日にちのモントリオール・エクスポズ戦せんでメジャーデビューし、2盗塁とうるいを記録きろくする。その後ごもハイペースで盗塁とうるいを積つみ重かさねてレギュラーを獲得かくとくし、ロニー・スミス放出ほうしゅつ後ごはレフトに定着ていちゃく。最終さいしゅう的てきに20世紀せいき以降いこうではモーリー・ウィルス、ルー・ブロック、リッキー・ヘンダーソンに次つぐ史上しじょう4人にん目めのシーズン100盗塁とうるいとなる110盗塁とうるいを記録きろくして最多さいた盗塁とうるいのタイトルを獲得かくとくし、チームの地区ちく優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。ロサンゼルス・ドジャースとのリーグチャンピオンシップシリーズでは試合しあい前まえの練習れんしゅうで足あしを故障こしょうして離脱りだつ。チームはリーグ優勝ゆうしょうを果はたしたが、カンザスシティ・ロイヤルズとのワールドシリーズには出場しゅつじょうできず、チームも3勝しょう4敗はいで敗退はいたいした。ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票とうひょうでは20勝しょうを挙あげたトム・ブラウニングら他たの有力ゆうりょく候補こうほを押おしのけて満票まんぴょうで受賞じゅしょうした。

1986年ねんは打率だりつ.232ながら2年ねん連続れんぞくの100盗塁とうるいとなる107盗塁とうるいを記録きろくし盗塁とうるい王おうを獲得かくとくする。

1987年ねんは打率だりつ.289・180安打あんだ・121得点とくてん・109盗塁とうるいを記録きろくする。3年ねん連続れんぞく100盗塁とうるいは20世紀せいき以降いこうでは唯一ゆいいつの記録きろくである。チームは2年ねんぶりの地区ちく優勝ゆうしょうを果はたす。サンフランシスコ・ジャイアンツとのリーグチャンピオンシップシリーズでは1盗塁とうるいに終おわるが、チームはリーグ優勝ゆうしょう。ミネソタ・ツインズとのワールドシリーズでは6盗塁とうるいを記録きろくしたが打率だりつ.143、両りょうチーム最多さいたの10三振さんしんを喫きっするなど不振ふしんで、チームも3勝しょう4敗はいで敗退はいたい。

1988年ねんは自身じしん初はつのオールスターゲームに選出せんしゅつされ、先発せんぱつ出場しゅつじょうを果はたした。同年どうねんは81盗塁とうるいで連続れんぞく100盗塁とうるいは途切とぎれたが、4年ねん連続れんぞくの盗塁とうるい王おう。1989年ねんは2年ねん連続れんぞくでオールスターゲームに選出せんしゅつされる。自身じしん最少さいしょうの65盗塁とうるいだったが、5年ねん連続れんぞくの盗塁とうるい王おうを獲得かくとく。

1990年ねんは終盤しゅうばんに故障こしょう者しゃリスト入いりするもののキャリアハイの打率だりつ.292・6本塁打ほんるいだを記録きろくし、77盗塁とうるいで6年ねん連続れんぞくの盗塁とうるい王おうを獲得かくとくした。オフにフリーエージェントとなり、12月5日にちにニューヨーク・メッツと4年ねん総額そうがく1195万まんドルで契約けいやく。

メッツ時代じだい

移籍いせき1年ねん目めの1991年ねんは故障こしょうで72試合しあいの出場しゅつじょうに留とまり、期待きたいを大おおきく裏切うらぎる。また「ジャッキー・ロビンソンについて何なにも知しらない」と発言はつげんして、ファンや関係かんけい者しゃを呆あきれさせた。

1992年ねんも故障こしょうで71試合しあいの出場しゅつじょうに終おわり、盗塁とうるいも自己じこ最少さいしょうの24であった。

1993年ねんは4月がつにクラブハウスでゴルフクラブを振ふり回まわし、チームメイトのドワイト・グッデンの腕うでを負傷ふしょうさせる。シーズンでは大おおきな故障こしょうもなく、まずまずの成績せいせきを残のこしていたが、7月がつにドジャー・スタジアムの駐車ちゅうしゃ場じょうでサインを求もとめてきた大勢おおぜいのファンに点火てんかした爆ばく竹ちくを投なげ込こんで負傷ふしょうさせるという事件じけんを起おこし、200時じ間あいだの地域ちいき奉仕ほうし活動かつどうを宣告せんこくされる。これを受うけて球団きゅうだんは残のこりシーズンの出場しゅつじょう停止ていし処分しょぶんを科かした。

ロイヤルズ時代じだい

1994年ねん1月がつ5日にちにケビン・マクレイノルズとの交換こうかんトレードでロイヤルズに移籍いせき。同年どうねんは1994年ねんから1995年ねんのMLBストライキでシーズンが打うち切きられたが、104試合しあいの出場しゅつじょうで打率だりつ.240ながらケニー・ロフトンに次つぐリーグ2位いの50盗塁とうるい、自己じこ最多さいたの12三塁打さんるいだを記録きろくし、復活ふっかつの兆きざしを見みせる。

1995年ねんは好調こうちょうだったが、8月がつ15日にちに後日ごじつ発表はっぴょう選手せんしゅとの交換こうかんトレードでシアトル・マリナーズに移籍いせきする。

マリナーズ時代じだい

移籍いせき後ごも好調こうちょうを維持いじし、シーズン通算つうさんで打率だりつ.288・42盗塁とうるいを記録きろくしてチームの逆転ぎゃくてん地区ちく優勝ゆうしょうに貢献こうけん。ニューヨーク・ヤンキースとのディビジョンシリーズでは第だい2戦せんでアンディ・ペティットから本塁打ほんるいだを放はなつものの打率だりつ.217に終おわる。クリーブランド・インディアンスとのリーグチャンピオンシップシリーズでは4盗塁とうるいを記録きろくするが打率だりつ.100に終おわり、チームも2勝しょう4敗はいで敗退はいたい。オフにフリーエージェントとなった。

マリナーズ退団たいだん後ご

1996年ねん1月がつ20日はつかにシンシナティ・レッズと契約けいやく。33試合しあいの出場しゅつじょうで12盗塁とうるいを記録きろくしたものの打率だりつ.155に終おわり、6月18日にちに解雇かいこされる。6月30日にちにカリフォルニア・エンゼルスとマイナー契約けいやくするがメジャー昇格しょうかくはならず、オフに再ふたたびフリーエージェントとなる。

1997年ねん1月がつ9日にちにデトロイト・タイガースと契約けいやくするが、打率だりつ.071の大だい不振ふしんで4月がつ16日にちに解雇かいこされた。

1998年ねんは古巣ふるすのセントルイス・カージナルスと契約けいやくしたがメジャー昇格しょうかくの機会きかいはなく、5月に現役げんえきを引退いんたいした。

現役げんえき引退いんたい後ご

2012年ねんから2013年ねんまでヒューストン・アストロズ、2015年ねんから2016年ねんまでシカゴ・ホワイトソックス、2017年ねんにサンフランシスコ・ジャイアンツのマイナー巡回じゅんかいの走塁そうるいインストラクターを務つとめた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	試ためし 合ごう	打だ 席せき	打だ 数かず	得とく 点てん	安やす 打だ	二に 塁るい 打だ	三さん 塁るい 打だ	本ほん 塁るい 打だ	塁るい 打だ	打だ 点てん	盗ぬすめ 塁るい	盗ぬすめ 塁るい 死し	犠 打だ	犠 飛ひ	四よん 球たま	敬けい 遠とお	死し 球たま	三さん 振ふ	併 殺ころせ 打だ	打だ 率りつ	出で 塁るい 率りつ	長なが 打だ 率りつ	O P S
1985	STL	151	692	636	107	170	20	10	1	213	40	110	25	5	1	50	1	0	115	3	.267	.320	.335	.655
1986		154	670	600	94	139	13	8	0	168	29	107	14	3	5	60	0	2	98	4	.232	.301	.280	.581
1987		151	702	623	121	180	14	10	3	223	43	109	22	5	1	70	0	3	126	7	.289	.363	.358	.721
1988		153	679	616	77	160	20	10	3	209	38	81	27	8	5	49	4	1	111	4	.260	.313	.339	.652
1989		145	624	563	94	143	21	9	2	188	28	65	10	7	2	50	0	2	90	4	.254	.316	.334	.650
1990		124	539	497	73	145	18	9	6	199	39	77	17	4	1	35	1	2	88	6	.292	.340	.400	.740
1991	NYM	72	318	278	45	71	7	5	1	91	17	37	14	1	0	39	0	0	47	3	.255	.347	.327	.674
1992		71	261	229	37	63	11	1	2	82	21	24	9	2	1	27	3	2	41	1	.275	.355	.358	.713
1993		92	399	373	64	104	14	8	2	140	25	38	13	3	2	21	1	0	58	2	.279	.316	.375	.691
1994	KC	104	477	438	61	105	14	12	2	149	33	50	8	4	5	29	0	1	72	2	.240	.285	.340	.625
1995		75	324	293	39	84	13	4	4	117	20	26	9	2	1	27	1	1	48	7	.287	.348	.399	.747
	SEA	40	176	162	27	47	10	2	1	64	9	16	7	3	0	10	1	1	32	1	.290	.335	.395	.730
'95計けい		115	500	455	66	131	23	6	5	181	29	42	16	5	1	37	2	2	80	8	.288	.343	.398	.741
1996	CIN	33	94	84	10	13	1	1	1	19	4	12	2	1	0	9	0	0	31	0	.155	.237	.226	.463
1997	DET	6	15	14	0	1	0	0	0	1	0	0	0	0	0	1	0	0	3	1	.071	.133	.071	.204
MLB：13年ねん		1371	5970	5406	849	1425	176	89	28	1863	346	752	177	48	24	477	12	15	960	45	.264	.324	.345	.669

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

• 盗塁とうるい王おう 6回かい：1985年ねん - 1990年ねん

表彰ひょうしょう

• 新人しんじん王おう：1985年ねん
• MLBオールスターゲーム選出せんしゅつ 2回かい：1988年ねん, 1989年ねん
• 連続れんぞく盗塁とうるい成功せいこう：50（1988年ねん9月がつ18日にち - 1989年ねん7月がつ26日にち：MLB記録きろく）

関連かんれん項目こうもく

• メジャーリーグベースボールの選手せんしゅ一覧いちらん C

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)