ジェイコブ・デグロム

ジェイコブ・デグロム
Jacob deGrom

テキサス・レンジャーズ #48
ニューヨーク・メッツ時代じだい （2020年ねん9月がつ26日にち）
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	フロリダ州しゅうボルーシャ郡ぐんデランド
生年月日せいねんがっぴ	(1988-06-19) 1988年ねん6月19日にち（35歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	6' 4" ＝約やく193 cm 180 lb ＝約やく81.6 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう左ひだり打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	2010年ねん MLBドラフト9巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	2014年ねん5月がつ15日にち
年俸ねんぽう	$30,000,000（2023年ねん）
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
カルバリー・クリスチャン・アカデミー ステッソン大学だいがく ニューヨーク・メッツ (2014 - 2022) テキサス・レンジャーズ (2023 - )
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ジェイコブ・アンソニー・デグロム（Jacob Anthony deGrom, 英語えいご発音はつおん: /ˈʤeɪkəb ˈænθしーたəni dəˈgrɑm/; 1988年ねん6月19日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくフロリダ州しゅうボルーシャ郡ぐんデランド出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。右みぎ投とう左ひだり打だ。MLBのテキサス・レンジャーズ所属しょぞく。愛称あいしょうはデグロミネーター（deGrominator）。

経歴けいれき

プロ入いり前まえ

大学だいがく2年生ねんせいまでは遊撃手ゆうげきしゅで、2年生ねんせいの終おわり頃ごろ（2009年ねん5月がつ）に投手とうしゅとして初はじめて試合しあいに出場しゅつじょうした。

プロ入いりとメッツ時代じだい

2010年ねんのMLBドラフト9巡じゅん目め（全体ぜんたい272位い）でニューヨーク・メッツから指名しめいされ契約けいやく。この年としは傘下さんかのアパラチアンリーグのルーキー級きゅうキングスポート・メッツでプロデビュー。6試合しあいに登板とうばんし、1勝しょう1敗はい、防御ぼうぎょ率りつ5.19だった。10月にトミー・ジョン手術しゅじゅつを受うけた。

2011年ねんは手術しゅじゅつの影響えいきょうでシーズンを全休ぜんきゅうした。

2012年ねんはA級きゅうサバンナ・サンドナッツで15試合しあいに登板とうばんし、6勝しょう3敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.51だった。8月にA+級きゅうセントルーシー・メッツへ昇格しょうかく。4試合しあいに登板とうばんし、3勝しょう0敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.08だった。

2013年ねんはA+級きゅうセントルーシー、AA級きゅうビンガムトン・メッツ、AAA級きゅうラスベガス・フィフティワンズでプレー。AAA級きゅうラスベガスでは14試合しあいに登板とうばんし、4勝しょう2敗はい、防御ぼうぎょ率りつ4.52だった。オフの11月20日にちにメッツとメジャー契約けいやくを結むすび、40人にん枠わく入いりを果はたした。

2014年ねん3月14日にちにAAA級きゅうラスベガスへ異動いどうし、開幕かいまくをAAA級きゅうで迎むかえた。AAA級きゅうでは7試合しあいに登板とうばんし、4勝しょう0敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.58と好投こうとう。5月13日にちにメジャーへ昇格しょうかくした。5月15日にちのニューヨーク・ヤンキース戦せんで先発せんぱつ起用きようされメジャーデビュー。7回かいを投なげ、4安打あんだ1失点しってん、6奪だつ三振さんしんと好投こうとうしたが、打線だせんの援護えんごがなく敗戦はいせん投手とうしゅとなった。その後ごは先発せんぱつローテーションに定着ていちゃくし、6月21日にちのマイアミ・マーリンズ戦せんで初はつ勝利しょうり。7月は4勝しょうを記録きろくし、ナショナルリーグのルーキー・オブ・ザ・マンスに選出せんしゅつされた。9月15日にちのマーリンズ戦せんで先発せんぱつ登板とうばんした試合しあいでは初回しょかい先頭せんとう打者だしゃから8者しゃ連続れんぞく奪だつ三振さんしんを記録きろくし、ジム・デシェイズ（1986年ねん）が持もつ歴代れきだい最多さいたタイ記録たいきろくに並ならんだ。11月11日にちに新人しんじん王おうを受賞じゅしょうした。

2015年ねんはバートロ・コローンに次つぐ先発せんぱつ2番手ばんてとして開幕かいまくし、前半ぜんはんで9勝しょう6敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.14と好成績こうせいせきを残のこし、オールスターに初はじめて選出せんしゅつされた。オールスターゲームでは6回かい表ひょうに5番手ばんてとして登板とうばんし、わずか10球きゅうで三さん者しゃ連続れんぞく三振さんしんを奪うばう圧巻あっかんの投球とうきゅうを見みせた。この年としは14勝しょう（ナ・リーグ7位い）を記録きろくし、防御ぼうぎょ率りつ2.54（同どう4位い）、205奪だつ三振さんしん（同どう8位い）などと活躍かつやくし、チームの地区ちく優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけんした。

2016年ねんはマット・ハービー、コローンに次つぐ先発せんぱつ3番手ばんてとして開幕かいまくした。7月17日にちのフィラデルフィア・フィリーズ戦たたかえ、自身じしん初はつの完投かんとう・完封かんぷうを1安打あんだ、1四球しきゅう、7奪だつ三振さんしん、105球きゅうで記録きろくした。9月の練習れんしゅう中ちゅうに右みぎ肘ひじの痛いたみを発症はっしょうし、9月がつ20日はつかに同どう箇所かしょの手術しゅじゅつを受うける事ことが発表はっぴょうされた為ため、そのままシーズン終了しゅうりょうとなった。離脱りだつもあって、この年としは24試合しあいの先発せんぱつ登板とうばんで防御ぼうぎょ率りつ3.04、7勝しょう8敗はい、36四球しきゅう、143奪だつ三振さんしんという成績せいせきに留とどまった。

2017年ねんはノア・シンダーガードに次つぐ先発せんぱつ2番手ばんてとして開幕かいまくしたが、シンダーガードが故障こしょう離脱りだつしたために実質じっしつ的てきにエースとして投なげることとなった。結果けっか、自己じこ最多さいたの31試合しあい先発せんぱつで初はつの200イニングを記録きろくし、15勝しょう10敗はい、防御ぼうぎょ率りつ3.53、239奪だつ三振さんしんという成績せいせきを挙あげた。

2018年ねんは32試合しあい先発せんぱつ、217.0イニング、防御ぼうぎょ率りつ1.70、269奪だつ三振さんしんのキャリアハイの成績せいせきを記録きろくし、最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルを獲得かくとく。勝かち星ぼしには恵めぐまれず、10勝しょう9敗はいに終おわったが、サイ・ヤング賞しょうを受賞じゅしょう。10勝しょうでのサイ・ヤング賞しょう受賞じゅしょうは先発せんぱつとして史上しじょう最少さいしょうの勝利しょうり数すうであった。

2019年ねん3月26日にち、メッツの投手とうしゅでは史上しじょう最高さいこう額がくとなる5年ねん総額そうがく1億おく3750万まんドルで契約けいやくを延長えんちょうした。オプションとして全ぜん球団きゅうだんトレード拒否きょひ権けんと2022年ねんシーズン終了しゅうりょう後ごに契約けいやくを破棄はきできるオプトアウト権けん、また2024年ねんシーズンの契約けいやくの選択せんたく権けんを球団きゅうだん側がわが所持しょじし、行使こうしされれば最大さいだいで6年ねん総額そうがく1億おく7000万まんドルとなる。シーズンでは32先発せんぱつで11勝しょう8敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.43（ナ・リーグ2位い）、255奪だつ三振さんしん（同どう1位い）成績せいせきを残のこし、最多さいた奪だつ三振さんしんのタイトルを獲得かくとく。オフには2年ねん連続れんぞくでサイ・ヤング賞しょうに選出せんしゅつされた。また、同年どうねんから新設しんせつされたオールMLBファーストチームの先発せんぱつ投手とうしゅに選出せんしゅつされた。

2020年ねんはCOVID-19の影響えいきょうで60試合しあいの短縮たんしゅくシーズンとなった。12試合しあいの登板とうばんで4勝しょう2敗はい、104奪だつ三振さんしん、防御ぼうぎょ率りつ2.38を記録きろくし、2年ねん連続れんぞくで最多さいた奪だつ三振さんしんのタイトルを獲得かくとくした。 オフに12月9日にちにオールMLBファーストチームの先発せんぱつ投手とうしゅの1人ひとりとして2年ねん連続れんぞく2度目どめの選出せんしゅつを果はたした。

2021年ねん5月3日にちに4月がつのピッチャー・オブ・ザ・マンスを受賞じゅしょうした。7月4日にちに選手せんしゅ間あいだ投票とうひょうで通算つうさん4度目どめとなるオールスターゲームに選出せんしゅつされた。7月7日にちのブルワーズ戦せんでウィリー・アダメスから史上しじょう2番目ばんめに早はやい198試合しあい目めでの通算つうさん1500奪だつ三振さんしんを達成たっせいした。また、試合しあい後ごに選出せんしゅつされていたオールスターゲームへの参加さんかを休養きゅうようを理由りゆうに辞退じたいした。この登板とうばんまでで15試合しあいに先発せんぱつして7勝しょう2敗はい、防御ぼうぎょ率りつ1.08と歴史れきし的てきな快かい投とうを披露ひろうし、MVPやサイ・ヤング賞しょうの候補こうほにも挙あがっていたが、右みぎ肘ひじの故障こしょうのため残のこりのシーズンを欠場けつじょうし、タイトル獲得かくとくはならなかった。

2022年ねんは故障こしょうで前半ぜんはん戦せんを欠場けつじょう。後半こうはん戦せんから復帰ふっきした。オフの11月7日にちにオプトアウトの権利けんりを行使こうしし、FAとなった。メッツからはクオリファイング・オファーを提示ていじされたが、これを拒否きょひした。

レンジャーズ時代じだい

2022年ねん12月2日にちにテキサス・レンジャーズと5年ねん総額そうがく1億おく8500万まんドルの契約けいやくを結むすんだ。内訳うちわけは2023年ねんが3000万まんドル、2024年ねんと2025年ねんが4000万まんドル、2026年ねんが3800万まんドル、2027年ねんが3700万まんドルとなる。また、2028年ねんの契約けいやくは無む保証ほしょうの条件じょうけん付つきオプションとなり、行使こうしされた場合ばあいの総額そうがくは2億おく2200万まんドルとなる。この他ほかに、全ぜん球団きゅうだんに対たいするトレード拒否きょひ権けんも含ふくまれる。12月8日にちに入団にゅうだん会見かいけんを行おこなった。

2023年ねんは6試合しあいに登板とうばんして2勝しょう0敗はい、防御ぼうぎょ率りつ2.67という成績せいせきを残のこしていたが、4月がつ29日にちに右みぎ肘ひじの張はりで15日間にちかんの故障こしょう者しゃリスト（IL）入いりすると、6月5日にちには60日間にちかんのILへ移行いこう。その直後ちょくご、自身じしん2度目どめとなるトミー・ジョン手術しゅじゅつを受うける予定よていであることが明あかされ、2023年ねんシーズンは全休ぜんきゅうとなった。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

スリークォーターから投とうじる最速さいそく102mph（約やく164km/h）・平均へいきん98-99mph（約やく157-159km/h）のフォーシームに加くわえ、平均へいきん91-92mph（約やく146-148km/h）のスライダーが投球とうきゅうの約やく80%を占しめる。そこに91mph（約やく146km/h）前後ぜんこうのチェンジアップを織おり交まぜ、奪だつ三振さんしんの山やまを築きずくパワーピッチャー。ごく稀まれにカーブを投とうじる。

好投こうとうしながらも勝かち星ぼしに恵めぐまれない事ことが多おおく、2018年ねんシーズンは防御ぼうぎょ率りつ1.70を記録きろくしながら10勝しょうに留とまり、自責じせき点てん1以下いかに抑おさえながらも、12試合しあいで勝利しょうり投手とうしゅの権利けんりがつかなかった。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
2014	NYM	22	22	0	0	0	9	6	0	0	.600	565	140.1	117	7	43	2	1	144	1	0	44	42	2.69	1.14
2015		30	30	0	0	0	14	8	0	0	.636	751	191.0	149	16	38	2	2	205	6	0	59	54	2.54	0.98
2016		24	24	1	1	0	7	8	0	0	.467	604	148.0	142	15	36	0	3	143	4	0	53	50	3.04	1.20
2017		31	31	1	0	0	15	10	0	0	.600	827	201.0	180	28	59	5	2	239	7	0	87	79	3.53	1.19
2018		32	32	1	0	1	10	9	0	0	.526	835	217.0	152	10	46	3	5	269	2	0	48	41	1.70	0.91
2019		32	32	0	0	0	11	8	0	0	.579	804	204.0	154	19	44	1	7	255	2	0	59	55	2.43	0.97
2020		12	12	0	0	0	4	2	0	0	.667	268	68.0	47	7	18	0	0	104	4	0	21	18	2.38	0.96
2021		15	15	1	1	1	7	2	0	0	.778	324	92.0	40	6	11	0	1	146	0	0	14	11	1.08	0.55
2022		11	11	0	0	0	5	4	0	0	.556	239	64.1	40	9	8	0	0	102	0	0	22	22	3.08	0.75
2023	TEX	6	6	0	0	0	2	0	0	0	1.000	115	30.1	19	2	4	0	0	45	1	0	11	9	2.67	0.76
MLB：10年ねん		215	215	4	2	2	84	57	0	0	.596	5332	1356.1	1040	119	307	13	21	1652	27	0	418	381	2.53	0.99

• 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	投手とうしゅ（P）
		試ためし 合ごう	刺とげ 殺ころせ	補ほ 殺ころせ	失しつ 策さく	併 殺ころせ	守もり 備 率りつ
2014	NYM	22	6	20	0	4	1.000
2015		30	17	32	0	3	1.000
2016		24	14	21	2	2	.946
2017		31	6	25	1	1	.969
2018		32	21	23	1	2	.978
2019		32	24	17	1	0	.976
2020		12	7	8	0	0	1.000
2021		15	6	7	0	0	1.000
2022		11	5	1	0	0	1.000
2023	TEX	6	1	1	0	0	1.000
MLB		215	107	155	5	12	.981

• 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

• 最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ：1回かい（2018年ねん）
• 最多さいた奪だつ三振さんしん：2回かい（2019年ねん、2020年ねん）

表彰ひょうしょう

• サイ・ヤング賞しょう：2回かい（2018年ねん、2019年ねん）
• 新人しんじん王おう（2014年ねん）
• ピッチャー・オブ・ザ・マンス：1回かい（2021年ねん4月がつ）
• プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク：3回かい（2014年ねん7月がつ22日にち - 28日にち、2015年ねん6月がつ2日にち - 8日にち、2017年ねん6月がつ12日にち - 18日にち）
• ルーキー・オブ・ザ・マンス：2回かい（2014年ねん7月がつ・9月がつ）
• オールMLBチーム
  • ファーストチーム（先発せんぱつ投手とうしゅ）：2回かい（2019年ねん、2020年ねん）

記録きろく

• MLBオールスターゲーム選出せんしゅつ：3回かい（2015年ねん、2018年ねん、2019年ねん）
• 通算つうさん1500奪だつ三振さんしん（2021年ねん7月がつ7日にち）

背番号せばんごう

• 48（2014年ねん - ）

関連かんれん項目こうもく

• メジャーリーグベースボールの選手せんしゅ一覧いちらん D
• トミー・ジョン手術しゅじゅつを受うけた野球やきゅう選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• Jacob deGrom stats MiLB.com （英語えいご）