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ミニカー (玩具) - Wikipedia コンテンツにスキップ

ミニカー (玩具おもちゃ)

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ミニカー和製わせい英語えいご)は、自動車じどうしゃをさまざまな素材そざい縮尺しゅくしゃくでモデルした玩具おもちゃ模型もけい総称そうしょうである。

概要がいよう

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安価あんかなものは子供こども玩具おもちゃとしてもちいられ、こう価格かかくたいのものは大人おとな鑑賞かんしょうようとしてコレクションされる。素材そざい亜鉛あえん合金ごうきんせいもっとおおい。スチロール樹脂じゅしせいのプラモデル、金属きんぞくせいキットなどのしき自動車じどうしゃ模型もけいや、ラジコンカースロットカーとう自動じどう走行そうこう機能きのうったものをひろくミニカーにふくめる場合ばあいもある。また、メーカーのミニカー製品せいひんのラインナップには自動車じどうしゃばかりではなく、鉄道てつどう車輌しゃりょう航空機こうくうき船舶せんぱくモデルもある。

日本にっぽん国内こくないでは、かつては模型もけいてん玩具おもちゃてん購入こうにゅうすること一般いっぱんてきであったが、近年きんねん専門せんもんてん家電かでん量販りょうはんてんでの発売はつばいえつつある。また、観賞かんしょうようケースにはいった状態じょうたい分冊ぶんさつ百科ひゃっか(アシェットデアゴスティーニなど)として書店しょてんなどで販売はんばいされたり、コンビニエンスストアなどで飲料いんりょうのおまけとして販売はんばいされるれいおおく、流通りゅうつう経路けいろ多様たようしつつある。

通常つうじょう完成かんせいひん形態けいたい販売はんばいされること一般いっぱんてきであるが、既製きせいひん満足まんぞくできない愛好あいこうしゃ対象たいしょうとしてキット形態けいたい販売はんばいされるものもある。

一般いっぱんてきにはプラスチックせい亜鉛あえん合金ごうきんせいおおいが、レジンキャストウレタン樹脂じゅしホワイトメタル真鍮しんちゅうなどを使つかった製品せいひん存在そんざいする。また、近年きんねんなまり使用しよう規制きせいのためホワイトメタルになまり使用しよう制限せいげんするうごきも見受みうけられる。

縮尺しゅくしゃく (スケール)

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もっと初期しょきのミニカーは、鉄道てつどう模型もけいのアクセサリーとしてつくられた。そのため、そのおおきさは鉄道てつどう模型もけい縮尺しゅくしゃくじゅんじており、現在げんざい一般いっぱんてきな1/43スケールはOゲージ鉄道てつどう模型もけい (1/43.5スケール) のアクセサリーようミニカーが原点げんてんであった。観賞かんしょうようきょうされる大型おおがた商品しょうひんには1ヤードを2インチ縮尺しゅくしゃくする1/18スケールや、1フィートを1インチに縮尺しゅくしゃくする1/12スケール、その半分はんぶんの1/24といったスケールのものもある。近年きんねんは1ヤードを1/2インチとする1/72スケール や1フィートを3/8インチとする1/64スケールといった小型こがたスケールモデルも各社かくしゃから発売はつばいされている。またトミカのように、販売はんばいようはこのサイズにわせて個々ここ縮尺しゅくしゃくめる「はこスケール」も存在そんざいする。

鑑賞かんしょうひんとしてのミニカー

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子供こどもけの玩具おもちゃとしてのミニカー以外いがいに、ディスプレイモデルとばれる鑑賞かんしょうようのミニカーもあり、世界中せかいじゅうにコレクターが存在そんざいしている。1/43スケールのダイキャストモデルが主流しゅりゅうであり、2010ねんだい以降いこうは5せん~8せんえんだいおも価格かかくたいとなっている。また、かねがた不要ふよう製品せいひんはやいレジンモデルが2010年代ねんだい以降いこう登場とうじょうしており、こちらはたかいものでは2まんえんちかくするなど、メーカーによってバラつきがある。

ディスプレイモデルは一般いっぱんてきかざりやすいよう台座だいざ固定こていされ、おもアクリルせい透明とうめいカバーなどをかぶせて保護ほごされた状態じょうたい販売はんばいされることがおおい。

おも製品せいひん

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日本にっぽん

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販売はんばいちゅう
1970ねんトミータカラトミー)が発売はつばいした日本にっぽん代表だいひょうする大量たいりょう生産せいさんミニカーのブランド。実車じっしゃおおきさをわず、統一とういつサイズのはこ・パッケージを基準きじゅんにして製作せいさくされており、縮尺しゅくしゃくかく車種しゃしゅことなる。その知名度ちめいどからホットウィールやマッチボックスとう海外かいがいで3インチミニカーとばれるサイズを日本にっぽんでは「トミカサイズ」とこともある。
現在げんざい販売はんばいされている車種しゃしゅは「トミカシリーズ」だけでも160車種しゃしゅあたらしく発売はつばいされるトミカがまえのトミカの番号ばんごうぐシステムとなっている)。乗用車じょうようしゃ輸送ゆそう車両しゃりょう建設けんせつ機械きかい農業のうぎょう機械きかい緊急きんきゅう車両しゃりょう、オートバイなど多岐たきにわたり、実在じつざい企業きぎょうのロゴがはいった商用しょうようしゃ存在そんざいする。ミニカー以外いがいにも鉄道てつどう車両しゃりょう航空機こうくうき船舶せんぱくなどのモデルもある。
「トミカシリーズ」にくわえ、きゅうくるまなどを題材だいざいにしたこう価格かかくたいの「トミカリミテッドヴィンテージ」(トミーテックとう関連かんれん商品しょうひん多数たすうある。
2004ねんトミーテックより(タカラトミー完全かんぜん子会社こがいしゃ)発売はつばいし、トミー同名どうめいシリーズをもとにした縮尺しゅくしゃく1/64(一部いちぶ1/43)の自動車じどうしゃ細密さいみつモデル。トミカ発売はつばい開始かいし以前いぜん車両しゃりょうをモデルした製品せいひんは「トミカリミテッドヴィンテージ」として、トミカ発売はつばい開始かいし以後いご車両しゃりょうをモデルした製品せいひんは「トミカリミテッドヴィンテージNEO」としてそれぞれ製品せいひんしている。
1980ねんタカラタカラトミー)が発売はつばいした日本にっぽん代表だいひょうする大量たいりょう生産せいさんミニカーのブランド。デフォルメされているのが特徴とくちょう。こちらも実車じっしゃおおきさをわず、統一とういつサイズを基準きじゅんにして製作せいさくされており、縮尺しゅくしゃくかく車種しゃしゅことなる。その知名度ちめいどから、類似るいじ商品しょうひん便宜べんぎてき日本にっぽんでは「チョロQ」とこともある。トミカとはことなり、ゼンマイや車軸しゃじく、シールなどをのぞそうプラスチックせいである。
レギュラーシリーズはトミカよりわずかにやす販売はんばい価格かかく特徴とくちょうであった。一方いっぽう、イベントやバス会社かいしゃごとの商品しょうひんおおいのも特徴とくちょうで、1だい1000えんほどの値段ねだんられていた。
現在げんざいはレギュラーシリーズとして販売はんばいされている車種しゃしゅはほとんどないが、きゅうくるまなどを題材だいざいにしたこう価格かかくたいの「チョロQ ZERO」とう関連かんれん商品しょうひん多数たすうある。かつては、改造かいぞうりにしたシリーズなどがあった。
ラジコンカーではタミヤとなら有名ゆうめいメーカーである。現在げんざいは「きょうしょうオリジナル」を中心ちゅうしんとした自社じしゃ生産せいさんのミニカーを積極せっきょくてき展開てんかいしており、マカオのミニカーブランドのイクソ生産せいさん委託いたくする「j-collection」シリーズとともに日本にっぽんしゃおも展開てんかいしている。日産自動車にっさんじどうしゃ公認こうにんするオフィシャルミニカーメーカーであり、新車しんしゃ同時どうじにミニカーも発売はつばいすることもある。サークルKサンクス限定げんてい発売はつばいしているミニカーで有名ゆうめい。かつて、ダイドードリンコにも景品けいひんとしてけられた。発売はつばい即日そくじつ完売かんばいとなる人気にんきシリーズもある。
また、オートスケールコレクションというこう品質ひんしつ塗装とそうなどをほどこした4000えん~6000えんほどの鑑賞かんしょうようでありながら、シャーシを対応たいおうするMINI-Zシリーズに交換こうかんすることでラジコンカーとして走行そうこう可能かのうもの販売はんばいしている。
  • ダイヤペット
1961ねん大盛おおもり発売はつばいした「ミクロペット/チェリカ・フェニックス」を前身ぜんしんとする国産こくさんしゃ標準ひょうじゅんスケールのミニカーブランド。大盛おおもりがミニカーの製造せいぞう販売はんばい停止ていしし、米澤よねざわ玩具おもちゃ(ヨネザワ)がそのかねがたいだことによってダイヤペットがスタートする。だい1ごうモデルは1965ねん発売はつばいの「プリンス・グロリアDX」。のちにヨネザワがセガ買収ばいしゅうされ「セガ・ヨネザワ」ブランドで発売はつばいされた。そのアガツマがブランドをいで販売はんばいちゅう。ラインナップははたらくるま中心ちゅうしんとなり、同社どうしゃ版権はんけん獲得かくとくしている「それいけ!アンパンマン」にちなんだ車種しゃしゅ登場とうじょうしている。
スケールモデルで世界せかいられる静岡しずおかのメーカー。ラジコンカーミニよんなど、モーターライズされたモデルでも有名ゆうめいである。1996 - 1997ねん一時期いちじき1/43スケールのミニカーをがけた。エンジンや塗装とそう細部さいぶまで表現ひょうげんされたはん完成かんせいひんの1/12スケールのおおきなミニカーや、1/64スケールのミニカーもがけている。
精密せいみつ日本にっぽん自動車じどうしゃ模型もけい販売はんばい。レーシングカーを中心ちゅうしん日本にっぽんきゅうくるま現行げんこう車種しゃしゅ、モーターショーのコンセプトカーなどをモデルしている。
東京とうきょうのホビーショップの老舗しにせ。1/43スケールのレジンモデル「MARK43」、1/64スケールの「Hobby JAPANダイキャストミニカーコレクション」を企画きかく発売はつばいしている。日本にっぽん名車めいしゃ中心ちゅうしんとしたモデルおこなっている。  
1970〜90年代ねんだい車両しゃりょうを1/43スケールで展開てんかいする「DISM」、暴走ぼうそうぞく車両しゃりょうを1/64スケールで展開てんかいする「グラチャンコレクション」、プラスチックせいの1/64スケールモデルをカプセルトイ展開てんかいするシリーズがある。
1970年代ねんだいから販売はんばいされているダイカストせい玩具おもちゃのブランド。製造せいぞう販売はんばい株式会社かぶしきがいしゃにしき(ニシキ)。鉄道てつどう車両しゃりょうのモデルもあるが、「バスシリーズ」としてバスのミニカーが存在そんざいする。バス一般いっぱんした玩具おもちゃではなく、実在じつざいのバス事業じぎょうしゃめい塗装とそう再現さいげんした路線ろせんバスのミニカーシリーズとしては、日本にっぽん国内こくないでは最初さいしょのものである。
鉄道てつどう車輌しゃりょうをモデルしたN(ナイン)ゲージダイキャストスケールモデル中心ちゅうしんであるが、バスをモデルした「フェイスフルバス」シリーズがある。
ダイキャストカー「キャストビークル」シリーズを販売はんばい。バンダイに譲渡じょうと
  • インターアライド
モデルされる機会きかいすくない車種しゃしゅ題材だいざいにした「Hi-Story」、コミック、アニメとう登場とうじょうする架空かくう車両しゃりょう題材だいざいにした「MODELER'S」とうの1/43スケールのほかに1/64スケールの「オーバーステア」を発売はつばいしている。
  • キッドボックス
神奈川かながわけん大和やまと本店ほんてんくホビーショップの老舗しにせ。1/43スケールのレジンモデル「LA-X」「CAM@マーク」をはじめ、ダイキャストモデルの「ENIF」を手掛てがけている。
1/43スケールの警察けいさつ車両しゃりょうをラインナップするRAI'S、消防しょうぼう車両しゃりょうをラインナップするCARNELなどを発表はっぴょうしている。
  • イグニッションモデル
静岡しずおかけん浜松はままつのTK.companyによるブランド。レジンモデルせんもんで、スケールは1/12、1/18、1/43、1/64と幅広はばひろ手掛てがけている。トミカリミテッドヴィンテージとのコラボ商品しょうひんもある。
販売はんばい終了しゅうりょう
  • シンセイ新正しんしょう工業こうぎょう
亜鉛あえん合金ごうきんせいでドアが開閉かいへいするタイプ・作業さぎょうしゃなどがある。
SHINSEI JET MACHINEシリーズ・SHINSEI JET MACHINE MINIシリーズ・SHINSEI MINI POWERシリーズがある。
1972ねん6がつポピー発売はつばいしたミニカーシリーズ。
「ポピニカ」ではテレビアニメや特撮とくさつ番組ばんぐみのキャラクターけいのマシンを商品しょうひんした。2000年代ねんだいはいるとバンダイから「ポピニカたましい」というブランドが登場とうじょうしたほか、バンダイがアメリカのマテル提携ていけいして「キャラウィール」ブランドにて特撮とくさつやアニメに登場とうじょうする車両しゃりょう発売はつばいしていた。
本業ほんぎょうはゲームソフトメーカーであるが、2004ねんから食玩しょくがんにて「絶版ぜっぱん名車めいしゃコレクション」、「Car of the 80's」の1/64スケールモデルやはこスケールの「国産こくさんしゃ名鑑めいかん」を展開てんかいしていた。2008ねんに「Car of the 80's EDITION RED」の発売はつばい最後さいご食玩しょくがん事業じぎょうから撤退てったいした。
  • M-TECH(エムテック)
1996ねん3がつエポック社えぽっくしゃ日本にっぽんのミニカーブランドにおける標準ひょうじゅんスケールモデルのパイオニアとして旗揚はたあげ。乗用車じょうようしゃはじめ、トラックやレーシングカーなどを幅広はばひろ手掛てがけていたが、ブランド自体じたい迷走めいそうし、さらにレジンモデルブランドのM-4が不振ふしんになったり、価格かかくたい安価あんかなトイモデルと鑑賞かんしょうけの本格ほんかくてきダイキャストモデルにシフトするなど挽回ばんかいをはかったが、エブロやきょうしょうJコレクションなどライバルメーカーが台頭たいとうしはじめたのを契機けいきに2000年代ねんだい前半ぜんはんには市場いちばから撤退てったいした。
  • 小川おがわ
オリジナルブランド「WIT'S」の実車じっしゃによりちかい1/43スケールのレジンせいミニカーや1/12スケールのダイキャストせいバイクを製造せいぞう販売はんばいしている東京とうきょう企業きぎょう。また、東本ひがしもと昌平しょうへい漫画まんがキリン』とコラボしてキリンの登場とうじょう人物じんぶつかれらの愛車あいしゃ発売はつばいしたこともある。また、これまであまりモデルめぐまれていなかった車種しゃしゅかかるようになった。しかし、中国ちゅうごく工場こうじょう収益しゅうえき悪化あっか原材料げんざいりょうだかもあり、2016ねん3がつ31にちをもって事業じぎょう終了しゅうりょうした。

中国ちゅうごく

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マカオのメーカー。ソニックインターナショナルトイズのブランド。
1/43と1/64の「MINI GT」ブランドを展開てんかいしている。
ゲートウェイグローバルのブランド。現在げんざい本社ほんしゃ機能きのうはアメリカに移転いてんしている。
  • New-Ray Toys (ニューレイトイズ)
香港ほんこんのメーカー。
香港ほんこんのメーカー。MINIMAXしゃのブランド。ル・マン出場しゅつじょうマシンなどレース車両しゃりょうが8わりめる。
香港ほんこんのメーカー。1/64モデルを販売はんばい
  • TINY(タイニー)
香港ほんこんのメーカー。香港ほんこんはしくるま忠実ちゅうじつ再現さいげんしている。
香港ほんこんのブランド。1/64のスケールで、タイヤとうげられたり、忠実ちゅうじつ再現さいげんしている。
2014ねん創業そうぎょう香港ほんこんのメーカー。1/43と1/64でスケール展開てんかいするとともに、他社たしゃとのコラボ展開てんかいすくなくない。
2016ねん創業そうぎょうマカオ拠点きょてんとするメーカー。1/64のダイキャストせいがメインだが、1/18や1/43、レジンせいなども手掛てがける。
2019ねん創業そうぎょう香港ほんこんのメーカー。1/43と1/64はダイキャストせい、1/12はレジンとABS樹脂じゅしせい、1/18はダイキャストしくはレジンとABS樹脂じゅしせい展開てんかい日本にっぽんでは株式会社かぶしきがいしゃジェネシスカンパニーが正規せいき代理だいりてんとして展開てんかいしている。
おもに1/64のレジンせい手掛てがける。レジンせいであるため限定げんてい生産せいさんひんおおい。

アメリカ

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当初とうしょはイギリスのレズニーしゃのミニカーブランドであった。順次じゅんじ商品しょうひんえる「1-75」シリーズで有名ゆうめいのちにアメリカのマテルしゃのミニカーブランドとなった。
マッチボックスとおなじくマテルしゃのミニカーブランド。
1968ねん発売はつばいされた人気にんきシリーズで、子供こどものみならず大人おとなのコレクターが世界中せかいじゅうにいるとわれている。基本きほんてき実車じっしゃ再現さいげんするマッチボックスにたいして、ホットウィールは現実げんじつてきなデザインで「カッコイイ」イメージをりにしている。最大さいだい特徴とくちょう派手はでなデザインで、実車じっしゃにはありえない大胆だいたんなデフォルメや奇抜きばつなカラーリングがほどこされている。1999ねんから2014ねんまではフェラーリの版権はんけん契約けいやく独占どくせんてきむすんでいた。
1969ねん発売はつばいされたTopper Toysによるブランドで、ホットウィールにぐほどの人気にんきたが会社かいしゃ破産はさんにより1971ねん生産せいさん中止ちゅうし。1994ねんにプレイング・マンティスしゃにより復活ふっかつし、RCしゃ所有しょゆうて2011ねんにタカラトミーが権利けんり取得しゅとくするも2013ねんふたた生産せいさん中止ちゅうしに。現在げんざいはタカラトミーのライセンスをけて、アメリカのRound 2しゃ製造せいぞうしている。
  • FASTLANE (ファストレーン)
トイザらスのブランドで自社じしゃ店舗てんぽ販売はんばいする。
  • EXOTO (エグゾト)
精密せいみつなミニカーを販売はんばいする。
メイ・チョングループのブランド。自動車じどうしゃ飛行機ひこうき、オートバイのミニカーやラジコンを展開てんかいしている。2015ねんからマテルにわってフェラーリの版権はんけん独占どくせん契約けいやく締結ていけつし、どうブランドでフェラーリのミニカーを発売はつばいしている。
  • Franklin Mint (フランクリンミント)
コインや宝石ほうせきなどのコレクションの製造せいぞう販売はんばいほかに、高級こうきゅうしゃ軍用ぐんようなどのダイキャストモデルを中心ちゅうしん展開てんかいしている。
1/18から1/43スケールのミニカーをラインナップしている。安価あんかだいみちのホイールが装着そうちゃくされているものがおおい。
Sunrich Toys & Hobby(サンリッチ トイス&ホビー)から販売はんばいしているの1/64スケールのミニカーをラインナップにしている。てい価格かかくたいで、につけやすい価格かかくながら、再現さいげんとう忠実ちゅうじつ再現さいげんしている。
1/87や1/100、1/500などちいさいスケールのミニカーをおも手掛てがけ、乗用車じょうようしゃやトラック、建設けんせつ機械きかい飛行機ひこうきなどのミニカーを製造せいぞうする。
1912ねんからつづ名門めいもん玩具おもちゃ会社かいしゃメーカーで、1930年代ねんだいには自動じどう方向ほうこう転換てんかんしてテーブルからちることなくはしつづける「ターニングカー」や、こえ反応はんのうしてうごく「コマンドカー」などを発売はつばい現在げんざいは1/43や1/18、1/87スケールのミニカーを手掛てがける。
おも鉄道てつどう模型もけい手掛てがけるメーカーで、ブリキせい自動車じどうしゃふね、スロットカーなども手掛てがける。
1/18スケールとう市販しはんしゃのミニカーも手掛てがけるが、おも建設けんせつ機械きかいのミニカーを製造せいぞうしている。
ドイツの大手おおてミニカー会社かいしゃで、1/64や1/43、1/18のほか、ホイールやレーシングヘルメットとう模型もけい手掛てがける。自動車じどうしゃメーカーからの特注とくちゅうミニカーを製造せいぞうしているのも特徴とくちょう日本にっぽんではきょうしょう輸入ゆにゅう代理だいりてんつとめる。
おもにクラシックカーやクラシックレーシングカーのミニカーを手掛てがけており、1/12や1/18といったおおきめのスケールモデルがおおい。エンジンやエキゾースト、モノコックとう模型もけい手掛てがける。
ドイツでは老舗しにせのメーカーで、くるまよりものうようトラクターや建設けんせつ機械きかいおおく、とくのうようトラクターモデルにはクラシックモデルもあるほかのうようトラクターにけるアタッチメントの種類しゅるいおおいのも特徴とくちょうである。ドイツのメーカーらしくドイツしゃおおい。また、実際じっさいくるまではなく自社じしゃデザインのオリジナルしゃもある。日本にっぽんではボーネルンド輸入ゆにゅうしている。
おもにNゲージやHOゲージといった鉄道てつどう模型もけい付属ふぞくするミニカーを製造せいぞうする。鉄道てつどう模型もけいわせたスケールのため、1/87や1/160などちいさいミニカーがおおい。
おもにHOゲージにわせた1/87スケールのミニカーを製造せいぞうする。2010年代ねんだいまつまでは1/160や1/43も販売はんばいしていた。
おもにHOゲージにわせた1/87スケールのミニカーを製造せいぞうしており、ラインナップとしてはバスがおおい。
  • BUSCH (ブッシュ)
おもにHOゲージにわせた1/87スケールのミニカーを製造せいぞうしており、ミニカーのほか鉄道てつどう模型もけい情景じょうけい部品ぶひん販売はんばいする。

イギリス

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  • コーギー
当初とうしょは1934ねん創業そうぎょうしたメットーイしゃが1956ねん発売はつばいしたミニカーのブランドだった。メカノしゃのディンキーに対抗たいこうして、ギミックを搭載とうさいした商品しょうひんやキャラクター商品しょうひんふくむミニカー製品せいひんひろ展開てんかいした。のち独立どくりつ買収ばいしゅうコーギー・クラシックとして独立どくりつした。
メットーイしゃのミニカーブランドの「コーギー」を前身ぜんしんとする。1995ねんマテルしゃから独立どくりつした。その2008ねんホーンビィ傘下さんかはいった。
  • ディンキー
メカノしゃが1934ねん発売はつばいしたミニカーのブランド。1940年代ねんだい後半こうはんまでは1/43スケールであったが、1950年代ねんだい以降いこうは1/48スケールがおおくなった。その幾多いくたにわたる買収ばいしゅうて1980年代ねんだいまつにマテルしゃ買収ばいしゅうされ、マッチボックス傘下さんかはいった。マッチボックス傘下さんかにおいて「ディンキーコレクション」シリーズとして1/43スケールで大人おとな商品しょうひん展開てんかいしていた。
ラインズ・ブラザーズしゃが1959ねん発売はつばいしたミニカーのブランド。1/42スケールであった。1964ねんにラインズブラザーズしゃがメカノしゃ買収ばいしゅうしたが、知名度ちめいどからディンキーにけていたため、スポットオンは1967ねん終了しゅうりょうさせてディンキーを存続そんぞくさせた。
  • ミニック
ラインズ・ブラザーズしゃのトライアング傘下さんかのミニカーブランドであった。1935ねん発売はつばい当初とうしょ手押ておしのブリキせいであった。1950年代ねんだいはいフリクションドライブ製品せいひん登場とうじょうした。HOスケールスロットカーのミニック・モーターウェイ (Minic-Motor Way) はプラスチックせいで1963ねん登場とうじょうし、1970ねん終了しゅうりょうしたが、これ以外いがい玩具おもちゃのミニカーも存在そんざいした。
  • レズニー
  • オックスフォード
1950年代ねんだいから1970年代ねんだいのイギリスしゃのダイキャストモデルを中心ちゅうしん展開てんかいしている。

フランス

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日本にっぽんではカバヤ食玩しょくがんミニカーとして発売はつばいしている。フランスのメーカーということもあり、フランスしゃなどの欧州おうしゅうしゃおおいが、日本にっぽんしゃアメリカしゃ存在そんざいする。
おもに1/43スケールと1/18スケールで、亜鉛あえん合金ごうきんせいのミニカーを生産せいさんしていた。かつて1/40スケールのスロットカーを展開てんかいしていたことがあった (写真しゃしん参照さんしょう) 。
  • プロバンス・ムラージュ
1/43スケールのウレタン樹脂じゅしせいキットを生産せいさんしていた。のち倒産とうさんし、プロバンス・ミニチュアズ・オートモビルになったが、また倒産とうさんしてヘコ・ミニチュアズに買収ばいしゅうされた。
ダイキャストせいミニカーを製造せいぞうしている。
ルノーやPSA・プジョーシトロエングループの車種しゃしゅおも製品せいひんしている。

イタリア

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1/8スケールのミニカーキットを製造せいぞう販売はんばいしていたが経営けいえい悪化あっかにより廃業はいぎょう
1/18スケールなど、複数ふくすうのスケールで亜鉛あえん合金ごうきんせいミニカーを展開てんかいする。2007ねんにマイストを展開てんかいするメイ・チョングループの傘下さんかはいる。
精密せいみつ自動車じどうしゃ模型もけいがける。完成かんせいひん高値たかね取引とりひきされる。
イタリアの老舗しにせメーカー。

版権はんけん

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自動車じどうしゃメーカーによるライセンス

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かつてはミニカーの発売はつばいたいし、キャラクター商品しょうひんのぞき、オリジナル自動車じどうしゃメーカーやレーシングチームの許可きょか必要ひつようがなかった[注釈ちゅうしゃく 1]一方いっぽう1990年代ねんだい以降いこう企業きぎょう知的ちてき財産ざいさんけん意識いしき向上こうじょうなどにより、基本きほんてき実車じっしゃメーカーに許可きょかないと商品しょうひんができなくなっている。こうした版権はんけん許可きょかなかにはわったものも存在そんざいしており、具体ぐたいてきれいとして以下いかのものをげる。

  • 1999ねんフェラーリはアメリカのマテルしゃとミニカーの製造せいぞう販売はんばいにおける独占どくせん契約けいやく締結ていけつ。これ以降いこう同社どうしゃ以外いがいでフェラーリの模型もけい発売はつばい一切いっさい不可能ふかのうとなった。そのため、一時いちじはフジミやハセガワなどのプラモデルメーカーの製品せいひん販売はんばいができなくなり中古ちゅうこ市場いちば高値たかね取引とりひきされた。そのてモデルにかんしてはライセンスがりるようになり、2000年代ねんだいなかばにはふたた市場いちば流通りゅうつうするようになった。完成かんせいひんモデルにかんしては、マテルしゃ正規せいき輸入ゆにゅう代理だいりてんであるきょうしょう製造せいぞう発売はつばいけんゆうしており、マテルとことなる価格かかくたい販売はんばいすることを条件じょうけん契約けいやく更新こうしんされており、きょうしょうせいのフェラーリ模型もけいはコンビニエンスストア限定げんてい流通りゅうつうひんのぞき、マテルせいものよりも高額こうがく価格かかくたい販売はんばいされていた。には、アシェット・コレクションズ・ジャパンがフェラーリの公式こうしきライセンスを取得しゅとくし、刊行かんこうしている雑誌ざっし「フェラーリコレクション」にミニカーを付属ふぞくさせたりしている。2010ねん、マテルはフェラーリとの契約けいやく継続けいぞくしたが[1]、2014ねんまつをもってフェラーリとの契約けいやく終了しゅうりょうし、2015ねんからフェラーリは「ブラーゴ」「マイスト」ブランドを傘下さんかつメイ・チョングループと契約けいやく締結ていけつした。メイ・チョングループではフェラーリしゃ製品せいひんけん他社たしゃ販売はんばいする契約けいやくむすんでおり、これ以降いこう事実じじつじょう、フェラーリしゃのミニカー製造せいぞう販売はんばいけんいちしゃ独占どくせんではなくなっている。

このような版権はんけん契約けいやくは、安定あんていした品質ひんしつ製品せいひんしてきた大手おおてメーカーの発売はつばい製造せいぞう制限せいげんされることもある。

デカールとう規制きせい

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ミニカーは基本きほんてき子供こども商品しょうひんなされることから、レーシングカーがミニカーとして製品せいひんされるさいにタバコ会社かいしゃ広告こうこくされる傾向けいこうがある。

2000年代ねんだい以降いこう世界せかいてきたばこ広告こうこく規制きせいけて規制きせい鑑賞かんしょうようミニカーにも波及はきゅうしており、タバコロゴのついていた過去かこ車種しゃしゅ製品せいひんされる場合ばあいでも文字もじ変更へんこう、あるいは消去しょうきょすることがある(れいとしてキャメルはスポンサーになっていたロータスに、マールボロ当初とうしょバーコードたてじょうのラインにえられ、その消滅しょうめつしている)。このため近年きんねんではサードパーティーせいのたばこロゴデカールを、ユーザーがみずかける体制たいせいることもある。また、近年きんねんでは企業きぎょう知的ちてき財産ざいさんけん管理かんり強化きょうか関係かんけいから、タバコ以外いがい企業きぎょうでもロゴを削除さくじょあるいは文字もじ変更へんこうした製品せいひん登場とうじょうしている。

また、だい世界せかい大戦たいせんドイツ国防こくぼうぐん車両しゃりょうハーケンクロイツのロゴが添付てんぷされることがあったが、近年きんねん国際こくさい情勢じょうせいかんがみ、漢字かんじたデカールや、てつじゅうなどで代用だいようするれいもある。

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただし、童夢どうむ-れいティレル・P34のように、はやくから製品せいひんする各社かくしゃたいしてロイヤリティ請求せいきゅうしていた車種しゃしゅ存在そんざいしており、自動車じどうしゃメーカーでは本田技研工業ほんだぎけんこうぎょうが1980年代ねんだい以降いこう製品せいひんさいして許諾きょだく表記ひょうき義務付ぎむづけていた。

出典しゅってん

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  1. ^ Mattel and Ferrari Continue Their Drive of Excellence