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ランス のノートルダム大 だい 聖堂 せいどう 、サン=レミ旧 きゅう 大 だい 修道院 しゅうどういん 及 およ びトー宮殿 きゅうでん は、フランス にある世界 せかい 遺産 いさん のひとつ。
詳 くわ しくはノートルダム大 だい 聖堂 せいどう _(ランス) を参照 さんしょう のこと。
ランスのノートルダム大 だい 聖堂 せいどう では、フランク王国 おうこく のクロヴィス が洗礼 せんれい を受 う けたとされることにちなみ、歴代 れきだい のフランス王 おう たちの戴冠 たいかん 式 しき が挙行 きょこう されてきた。現存 げんそん するゴシック様式 ようしき の大 だい 聖堂 せいどう は、13世紀 せいき 以降 いこう のものである。
サン=レミ聖堂 せいどう
内部 ないぶ
サン=レミ聖堂 せいどう (Basilique Saint-Remi) は、1000年 ねん 頃 ごろ に建造 けんぞう されたバシリカ 式 しき 教会堂 きょうかいどう である。世界 せかい 遺産 いさん としての登録 とうろく 名 めい は「サン=レミ旧 きゅう 大 だい 修道院 しゅうどういん 」。なお、"Remi" は現代 げんだい フランス語 ふらんすご では「ルミ」と発音 はつおん する綴 つづ りだが、かつてアクサン=テギュがなかったころの慣例 かんれい に従 したが って「レミ」(Rémi) と同様 どうよう に発音 はつおん される。
この教会 きょうかい の名 な は、クロヴィスの洗礼 せんれい を行 おこな った聖 ひじり レミ に由来 ゆらい し、その聖 せい 遺物 いぶつ (遺体 いたい )が安置 あんち されている。この教会 きょうかい は1049年 ねん にローマ教皇 きょうこう レオ9世 せい によって聖 ひじり レミに捧 ささ げられた。
ロマネスク様式 ようしき の身 み 廊 ろう と翼 つばさ 廊 ろう は、この教会 きょうかい で最 もっと も古 ふる いものである。ただし、翼 つばさ 廊 ろう の南 みなみ のファサードは一番 いちばん 時代 じだい が新 あたら しい。内陣 ないじん と後陣 ごじん は12世紀 せいき から13世紀 せいき にかけて作 つく られたものである。
価値 かち ある記念 きねん 品 ひん の類 るい はフランス革命 かくめい の際 さい に盗難 とうなん に遭 あ った。また、聖 ひじり レミの墓 はか にしても19世紀 せいき に再建 さいけん されたものである。ただし、後陣 ごじん の12世紀 せいき のステンドグラス や、聖 ひじり レミの歴史 れきし を綴 つづ ったタペストリー は現存 げんそん している。
1918年 ねん 8月 がつ 1日 にち にはドイツ軍 ぐん の砲撃 ほうげき にさらされ、屋根 やね が炎上 えんじょう ・崩落 ほうらく した。壁 かべ に損傷 そんしょう はなかったものの、床 ゆか には破片 はへん が散乱 さんらん していたという。
サン=レミ聖堂 せいどう に隣接 りんせつ するサン=レミ博物館 はくぶつかん は、元 もと は18世紀 せいき にベネディクト会 かい の修道院 しゅうどういん として用 もち いられていたもので、サン=レミ聖堂 せいどう とともに世界 せかい 遺産 いさん に登録 とうろく されている。世界 せかい 遺産 いさん の登録 とうろく 名 めい 「サン=レミ旧 きゅう 大 だい 修道院 しゅうどういん 」はこの建物 たてもの に由来 ゆらい する。当 とう 博物館 はくぶつかん では、ガロ=ローマンの文化 ぶんか 遺産 いさん をはじめとする町 まち の歴史 れきし に関 かん する展示 てんじ が行 おこな われている。
トー宮殿 きゅうでん
トー宮殿 きゅうでん ないしト宮殿 きゅうでん (Palais du Tau ) は、1498年 ねん から1509年 ねん に建造 けんぞう された大司教 だいしきょう の館 かん 。1675年 ねん に部分 ぶぶん 的 てき に改修 かいしゅう され、1914年 ねん 9月 がつ 19日 にち の火災 かさい の後 のち にも修復 しゅうふく された。名前 なまえ はギリシャ文字 もじ のτ たう (タウ )から付 つ けられたものであり、平面 へいめん 図 ず がT字 じ 型 がた をしていたことにちなんでいる。ノートルダム大 だい 聖堂 せいどう に隣接 りんせつ し、国王 こくおう の戴冠 たいかん 式 しき の際 さい には期間 きかん 中 ちゅう の国王 こくおう の御座所 ござしょ としても使 つか われた。
1972年 ねん 以降 いこう 、トー宮殿 きゅうでん はタペストリーなどの大 だい 聖堂 せいどう に関 かか わる品々 しなじな 、あるいは戴冠 たいかん 式 しき に関 かか わりのあった品々 しなじな などを展示 てんじ する国立 こくりつ 博物館 はくぶつかん となっている。
この世界 せかい 遺産 いさん は世界 せかい 遺産 いさん 登録 とうろく 基準 きじゅん のうち、以下 いか の条件 じょうけん を満 み たし、登録 とうろく された(以下 いか の基準 きじゅん は世界 せかい 遺産 いさん センター公表 こうひょう の登録 とうろく 基準 きじゅん からの翻訳 ほんやく 、引用 いんよう である)。
(1) 人類 じんるい の創造 そうぞう 的 てき 才能 さいのう を表現 ひょうげん する傑作 けっさく 。
(2) ある期間 きかん を通 つう じてまたはある文化 ぶんか 圏 けん において、建築 けんちく 、技術 ぎじゅつ 、記念 きねん 碑 ひ 的 てき 芸術 げいじゅつ 、都市 とし 計画 けいかく 、景観 けいかん デザインの発展 はってん に関 かん し、人類 じんるい の価値 かち の重要 じゅうよう な交流 こうりゅう を示 しめ すもの。
(6) 顕著 けんちょ で普遍 ふへん 的 てき な意義 いぎ を有 ゆう する出来事 できごと 、現存 げんそん する伝統 でんとう 、思想 しそう 、信仰 しんこう または芸術 げいじゅつ 的 てき 、文学 ぶんがく 的 てき 作品 さくひん と直接 ちょくせつ にまたは明白 めいはく に関連 かんれん するもの(この基準 きじゅん は他 た の基準 きじゅん と組 く み合 あ わせて用 もち いるのが望 のぞ ましいと世界 せかい 遺産 いさん 委員 いいん 会 かい は考 かんが えている)。