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ルノー・シンボル

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

シンボル (Symbol) はフランス自動車じどうしゃメーカールノー製造せいぞうするクリオIIベースのセダンである。いくつかの国々くにぐにではタリア (Thalia) のくるまめい使用しようされている。

歴史れきし[編集へんしゅう]

初代しょだい(1999ねん-2008ねん[編集へんしゅう]

ルノー・シンボル(初代しょだい
2002-2004ねんがたルノー・クリオシンボル
2007–2008ねんがたルノー・シンボル(リア)
概要がいよう
別名べつめい ルノー・タリア
ルノー・クリオシンボル
ルノー・クリオセダン
ルノー・クリオクラシック
ルノー・シティウス
日産にっさん・プラティーナ
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき FF
パワートレイン
エンジン 1.0 L ちょく4
1.2 L ちょく4
1.4 L ちょく4
1.6 L ちょく4
1.5 L ちょく4 dCi
1.9 L ちょく4 ディーゼル
変速へんそく 5MT/4AT
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,473mm
全長ぜんちょう 4,150mm(1999-02ねんがた
4,171mm(2002-08ねんがた
全幅ぜんぷく 1,639mm
ぜんこう 1,437mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 910–1,090 kg
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初代しょだいシンボルは1999ねんすえにクリオIIのノッチバックはんとして発表はっぴょうされた。くるまめい市場いちばによってことなり、クリオシンボル、タリア、クリオセダン、シンボル、クリオクラシックなど様々さまざまである。また、メキシコチリなどいくつかのラテンアメリカ諸国しょこくでは日産にっさん・プラティーナとして販売はんばいされた。シンボルは伝統でんとうてきにハッチバックよりもセダンがこのまれる新興しんこうこくとくひがしヨーロッパでの販売はんばい意図いとして開発かいはつされた。全長ぜんちょうがハッチバックから38cmばされ、よりだい容量ようりょうの510リットルのトランクスペースをそなえた。

この車種しゃしゅあるじとなる製造せいぞう拠点きょてんトルコブルサオヤック・ルノー工場こうじょうで、1999ねんから生産せいさん開始かいしした。2000ねんからはアルゼンチンコルドバしゅうのサンタ・イサベルの工場こうじょうと、ブラジルクリチバ近郊きんこうサン・ジョゼ・ドス・ピニャイスのアイルトン・セナ工場こうじょうでも生産せいさんされ、2001ねんからはコロンビアのソファサ (SOFASA) でも開始かいしされた。2002ねんには日産にっさんのメキシコ、アグアスカリエンテス工場こうじょうでもプラティーナの製造せいぞう開始かいしされた。また、2002ねんから2004ねんまでの短期間たんきかんであるが、ロシアでもアフトフラモス製造せいぞうおこなわれていた。

エンジンは欧州おうしゅう仕様しようは1.4Lのみで75hp (56kW) を発揮はっきする8バルブエンジンと98hp (73kW) を発揮はっきする16バルブエンジンの2種類しゅるい用意よういされた。アルゼンチンでは100hp (74kW) を発揮はっきする1.6L 16Vと65hpを発揮はっきする1.9Lディーゼル(ターボなし)、コロンビアでは1.4L 8V、そしてブラジルでは1.6L 16Vまたは70hp (52kW) を発揮はっきする1.0L 16Vが搭載とうさいされた。

2002ねん3がつにはフェイスリフトおこなわれ[1]、クリオIIハッチバックと同様どうようしんデザインのフロントマスクがあたえられた。また、内装ないそうではパワーウインドウボタンがセンターコンソールからドアにうつされ、しんデザインのステアリングホイールがあたえられた。欧州おうしゅう仕様しようには75hp (54kW) を発揮はっきする1.2L、100hp (74kW) を発揮はっきする1.6L 16V、そして75hp (56kW) を発揮はっきする1.5L dCiがあらたにくわわった。1.5L dCiはのちに70hp (51.5kW) ばんと80hp (58.9kW) ばん追加ついかされた。1.4L 16VにはATくるま設定せっていされた。2003ねんにはみなみアメリカでもフェイスリフトばん発表はっぴょうされ、ブラジルでは2種類しゅるいフレックス燃料ねんりょうエンジンが採用さいようされた。1.0L 16Vはガソリン走行そうこうで76hp、エタノールで走行そうこう77hpを発揮はっきし、1.6L 16Vはガソリン走行そうこうで110hp、エタノール走行そうこうで115hpを発揮はっきした。一方いっぽう、アルゼンチンでは同年どうねんまつCNG仕様しよう発表はっぴょうされた。

2005ねん前半ぜんはんにはクリアテールライトの導入どうにゅう、グリルのしょう変更へんこう計器けいきるいのアナログからデジタルへの変更へんこうといったしょう改良かいりょうけた。2006ねんにはふたたびマイナーチェンジをけ、年初ねんしょにアルゼンチンとブラジルで、あきにはヨーロッパでそれぞれ販売はんばい開始かいしされた。外観がいかんではグリルの形状けいじょう変更へんこうぜんグレードでモールディングなしのボディ同色どうしょくバンパー採用さいよう、ルノーのロゴと一体化いったいかしたしんデザインのトランクハンドルといった変更へんこうけた。

初代しょだいシンボルはぜん世界せかい累計るいけい60まんだい以上いじょう販売はんばいされた[2]

2代目だいめ(2008ねん-2013ねん[編集へんしゅう]

ルノー・シンボル(2代目だいめ
フロント
リア
概要がいよう
別名べつめい ルノー・タリア
ボディ
乗車じょうしゃ定員ていいん 5にん
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動くどう方式ほうしき FF
パワートレイン
エンジン 1.2 L ちょく4
1.4 L ちょく4
1.6 L ちょく4
1.5 L ディーゼル ちょく4
変速へんそく 5MT/4AT
車両しゃりょう寸法すんぽう
ホイールベース 2,473mm
全長ぜんちょう 4,261mm
全幅ぜんぷく 1,639mm
ぜんこう 1,439mm
車両しゃりょう重量じゅうりょう 904-1039kg
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2008ねん8がつモスクワ国際こくさいモーターショーにてはつ公開こうかいされ[3]、9月から11がつにかけて発売はつばい開始かいしした。2代目だいめはクリオのくるまめいとされてたんにシンボルとなった(いくつかのくにでは先代せんだいつづいてタリアを名乗なのる)。初代しょだいシンボルをベースに開発かいはつされ、クリオとはまったことなる外観がいかんあたえられた。全長ぜんちょう先代せんだいより7cmながくなり、トランクルームは506リットルの容量ようりょう確保かくほされている[3]

2代目だいめシンボル/タリアは東中ひがしなかおう、ロシア、トルコ、きたアフリカ、中東ちゅうとう国々くにぐにをターゲットに、ルノーのフランス、トルコ、ルーマニアにあるエンジニアリングチームによって共同きょうどう設計せっけいされた。このプロジェクトは開発かいはつに26ヶ月かげつようした。生産せいさんはトルコ、ブルサのオヤック・ルノー工場こうじょうおよびアルゼンチンのサンタ・イサベル工場こうじょう南米なんべいけ)にておこなわれている。

エンジンは仕向しむけによってことなるが、D4Fがた1.2L 16V、K7Jがた1.4L 8V、K4Jがた1.4L 16V、K7Mがた1.6L 8V Hi-Flex、K4Mがた1.6L 16V(Hi-Flexばんもあり)、K9Kがた1.5L 8V ディーゼルが設定せっていされる。

なお、同車どうしゃはトルコ警察けいさつでも使用しようされている[4]

3代目だいめ(2013ねん- )[編集へんしゅう]

2代目だいめダチア・ロガンOEMへとわった。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Yeni Clio Symbol, yeni tasarımla geliyor” (Turkish). Otoalsat (2002ねん3がつ15にち). 2012ねん9がつ7にち閲覧えつらん
  2. ^ Renault lance la berline Symbol” (French). L'Economiste (2008ねん8がつ22にち). 2012ねん9がつ7にち閲覧えつらん。 “depuis son lancement en 2000, la Clio Symbol a été vendue à plus de 600.000 exemplaires dans le monde.”
  3. ^ a b New Renault Symbol, an elegant three-box saloon with seductive appeal DueMotori.com
  4. ^ Renault Clio Symbol "Türk Polis Teşkilatı" Flickr.com

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

ルノー ロードカータイムライン 1980年代ねんだい-
タイプ 1980年代ねんだい 1990年代ねんだい 2000年代ねんだい 2010年代ねんだい 2020年代ねんだい
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3
コンパクト トゥインゴ トゥインゴII トゥインゴIII
5/7 シュペール5 クリオI クリオII クリオIII クリオIV クリオV
シンボルI シンボルII
モデュス
カングー カングーII カングーIII
14 9/11 19 メガーヌI メガーヌII メガーヌIII メガーヌIV
フルエンス メガーヌIVセダン
パルス
スカラI スカラII
ミドル 18 21 ラグナI ラグナII ラグナIII
20/30 25 サフラン ヴェルサティス ラティテュード/サフラン
アッパー タリスマン(中国ちゅうごくけ)
タリスマン
ミニバン セニックI セニックII セニックIII セニックIV
エスパスI エスパスII エスパスIII エスパスIV エスパスV エスパスVI
クーペ フエゴ アヴァンタイム ラグナクーペ
オープン ウインド
SUV キャプチャー キャプチャーII
カジャー
オーストラル
コレオス コレオスII
アルカナ
ピックアップトラック アラスカン
貨物かもつ自動車じどうしゃ マスターI マスターII マスターIII
トラフィックI トラフィックII トラフィックIII
エクスプレス
アルピーヌ/ルノースポール A310 V6 A610 スパイダー A110(2017)