世田谷せたがや八幡宮はちまんぐう

世田谷せたがや八幡宮はちまんぐう
拝殿はいでん
所在地しょざいち	東京とうきょう都と世田谷せたがや区く宮坂みやさか一いち丁目ちょうめ26番ばん3号ごう
位置いち	北緯ほくい35度ど38分ふん56秒びょう 東経とうけい139度ど38分ふん40秒びょう
主祭しゅさい神しん	八幡はちまん大神おおがみ（応神天皇おうじんてんのう） 仲哀ちゅうせつ天皇てんのう 神功じんぐう皇后こうごう
社格しゃかく等ひとし	旧きゅう郷社ごうしゃ
地図ちず	世田谷せたがや 八幡宮はちまんぐう 世田谷せたがや 八幡宮はちまんぐう

鳥居とりい

神社じんじゃの傍はたにある宮坂みやさか

世田谷せたがや八幡宮はちまんぐう（せたがやはちまんぐう）は、東京とうきょう都と世田谷せたがや区く宮坂みやさか一いち丁目ちょうめにある神社じんじゃである。旧きゅう社格しゃかくは郷社ごうしゃ。

祭神さいじん

祭神さいじんとして八幡はちまん大神おおがみ（応神天皇おうじんてんのう）、仲哀ちゅうせつ天皇てんのう、神功じんぐう皇后こうごうを祀まつっている。

概要がいよう

寛治かんじ5年ねん（1091年ねん）後こう三さん年ねんの役やく（永えい保たもつ3年ねん〈1083年ねん〉 - 寛治かんじ元年がんねん〈1087年ねん〉）の帰途きと、源義家みなもとのよしいえがこの宮みやの坂さかの地ちで豪雨ごううに会あい、天候てんこう回復かいふくを待まつため、滞在たいざいすることとなり今度こんどの戦勝せんしょうは日頃ひごろ氏神うじがみとしている八幡やはた大神だいじんの加護かごによるものと思おもい、豊前ぶぜん国こくの宇佐うさ八幡宮はちまんぐうの分霊ぶんれいをこの地ちに勧請かんじょうし祀まつった。後のちに世田谷せたがや城じょう主しゅ七なな代目だいめの吉良きら頼康よりやすが天文てんもん15年ねん（1546年ねん）社殿しゃでんを再興さいこうさせて発展はってんさせた。この天文てんもん15年ねんが実質じっしつ的てきな創建そうけんの時ときと考かんがえられる。

明治めいじ5年ねん（1872年ねん）郷社ごうしゃに列れっし、社しゃ号ごうを宇佐うさ神社じんじゃと改あらためたが、第だい二に次じ大戦たいせん後ご、世田谷せたがや八幡宮はちまんぐうの名なに復ふくした。

かつては奉納ほうのう相撲すもうの勝敗しょうはいによって来年らいねんの豊作ほうさく・凶作きょうさくを占うらなったり、今年ことしの豊作ほうさくを感謝かんしゃしたため、境内けいだいには土俵どひょうや力石りきいしがある。渋谷しぶや氷川神社ひかわじんじゃ、大井おおい鹿嶋かしま神社じんじゃとともに江戸えど郊外こうがい三さん大相撲おおずもうの一ひとつとされていた。今いまでも毎年まいとし秋あきの例祭れいさい（9月15日にち）には東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく相撲すもう部ぶによる奉納ほうのう相撲すもうが行おこなわれている。

文化ぶんか10年ねん（1813年ねん）建立こんりゅうの旧きゅう本殿ほんでんが、1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）に建たてられた現在げんざいの社殿しゃでん内ないに納おさめられている。

最寄駅もよりえきの東急とうきゅう世田谷線せたがやせん宮みやの坂さか駅えきの駅名えきめいはこの神社じんじゃの東側ひがしがわにある宮みやの坂さかに由来ゆらいしている。代田しろた八幡やはた神社じんじゃは当社とうしゃからの分霊ぶんれい。

末社まっしゃ

• 世田谷せたがや招魂しょうこん社しゃ（氏子うじこ戦没せんぼつ者しゃ）
• 高良こうら神社じんじゃ（高良こうら玉垂たまだれ命いのち）
• 厳島いつくしま神社じんじゃ（市杵島いきしま姫ひめ命いのち）
• 自動車じどうしゃ神社じんじゃ - 本殿ほんでんに合祀ごうし。

参考さんこう文献ぶんけん

• “世田谷せたがや八幡宮はちまんぐう【宮みやの坂さか八幡やはた様さま】”. 東京とうきょう都と神社じんじゃ庁ちょう. 2020年ねん7月がつ20日はつか閲覧えつらん。
• 斎藤さいとう長ちょう秋あき 編へん「巻まき之の三さん 天てん璣之部ぶ 世田谷せたがや八幡やはた社しゃ」『江戸えど名所めいしょ図会ずえ』 2巻かん、有朋ありとも堂どう書店しょてん〈有朋ありとも堂どう文庫ぶんこ〉、1927年ねん、204-206頁ぺーじ。NDLJP:1174144/107。 

関連かんれん文献ぶんけん

• 「世よ田たヶ谷村たにむら 八幡やはた社しゃ」『新編しんぺん武蔵むさし風土記ふどき稿こう』 巻まきノ48荏原えばら郡ぐんノ10、内務省ないむしょう地理ちり局きょく、1884年ねん6月がつ。NDLJP:763982/6。 

関連かんれん項目こうもく

• 八幡宮はちまんぐう

外部がいぶリンク

• 世田谷せたがや八幡宮はちまんぐう