住宅 用 火災 警報 器
住宅 用 火災 警報 器 の設置 義務 化 [編集 ]
2006
住宅 用 火災 警報 器 の種類 [編集 ]
形状 [編集 ]
設置 方式 [編集 ]
露出 型 主 に古 くからある住宅 などにあとから取 り付 けるタイプのもので、電源 不要 の電池 式 が主流 であるが、単体 AC100V式 もある。埋 込 型 と違 い、室内 の配置 などに合 わせて自分 で取 り付 け場所 を選定 できる(取 り付 け場所 を変 えられる)メリットがある。天井 直 付 型 居室 の天井 面 に直接 取 り付 けるタイプ。ねじで台座 を天井 面 に固定 し、本体 をはめ込 むのが主 である。壁掛 型 、壁 取付 型 天井 近 くの壁面 に取 り付 けるタイプ。額 を飾 るように壁面 にピン・釘 等 を打 って本体 を掛 けるタイプと、直接 ネジ等 で本体 を壁 に取 り付 けるタイプがある。
埋 込 型 住宅 新築 時 に建築 業者 によって施工 されるタイプで、露出 型 と違 い宅内 配線 から電源 を引 くため電池 交換 が不要 で半永久 的 に使 えるメリットがあるが、反面 、停電 時 には全 く機能 しなくなるというデメリットも合 わせもつ。露出 型 に比 べて電源 ユニットが不要 なため薄 いという特徴 もある。設置 場所 を変 えられないため、家具 の配置 やエアコン、天井 照明 等 の設置 に注意 が必要 である。天井 埋 込 型 住宅 新築 時 に天井 面 に施工 されるタイプ。壁 埋 込 型 住宅 新築 時 に天井 に近 い壁面 に施工 されるタイプ。
電源 方式 [編集 ]
- AC100V
式 電池 交換 が不要 だが、停電 時 には全 く機能 せず、設置 に電気 工事 士 の資格 が必要 なため個人 の利用 者 が自身 で設置 するには向 かない。既存 の住宅 に設置 する場合 、建物 の構造 によっては天井 に穴 をあける必要 が出 たり、設置 場所 に制約 がでるケースもある。これらの理由 から、住宅 を新築 する際 に設置 されることが多 い。電池 式 - AC100V
式 と異 なり、設置 に資格 は必要 としないため、個人 の利用 者 が自身 で設置 しても問題 はない。また電気 配線 工事 が不要 であるため、既存 住宅 への設置 に適 している。
リチウム電池 で5年 や10年間 動作 するものが主流 となっており、電池 寿命 を音声 やブザー音 で知 らせるものもある。電池 交換 が可能 なタイプと、不可能 なタイプがあり、電池 交換 不可能 なタイプは機器 寿命 と共 に警報 器 自体 を取 り替 える必要 がある。
感知 方式 [編集 ]
煙 検知 式 火災 の初期 段階 で発生 する煙 を検知 するため、火事 をより早期 に発見 するために有効 である。寝室 、階段 、廊下 に設置 される。キッチンも原則 では煙 式 を選 ぶが、キッチンが狭 く、煙 や蒸気 が滞留 しやすい場合 は、熱 式 にして誤報 を防 ぐ必要 がある[2]。光 電 式 光 の乱反射 を利用 して煙 を感知 する方式 。日本 では煙 感知 器 の主流 となっている。イオン化 式 放射 性 物質 アメリシウム241を用 い、放射線 の電離 作用 を利用 して煙 による電離 電流 の変化 を感知 する方式 である。他 の方式 よりも高 感度 である為 、費用 対 効果 に優 れている面 などから諸 外国 では主流 であるが[3]、日本 では放射 性 同位 元素 等 による放射線 障害 の防止 に関 する法律 の改正 で放射 性 同位 元素 装備 機器 に該当 するために寝室 には設置 できず、また、不要 になった場合 の廃棄 に際 して注意 が必要 なことから、住宅 用 にはほとんど製造 されていない。日本 火災 報知 機 工業 会 では製造 メーカーまたは日本 アイソトープ協会 (製造 メーカが現存 しない場合 )に廃棄 を依頼 するよう呼 びかけている。
熱 検知 式 調理 などで煙 や水蒸気 が発生 するキッチンで、非 火災 報 [4] を懸念 する場合 に適 している。一方 、熱 式 は火 (熱源 )がある程度 の大 きさになり、感知 器 の周囲 温度 が上 がらないと反応 しないため、煙 式 と比較 すると火災 の発見 が遅 くなる。紫外線 検知 式 炎 から放射 される特有 の短波 長 の紫外線 を検出 する事 により火災 を検知 する。即応 性 に優 れるが家具 の影 などで炎 が感知 エリア外 の場合 は検出 できない。消費 電流 が他 の方式 よりも多 く頻繁 に電池 を交換 する必要 があり、電池 での長期間 の駆動 は困難 。一酸化 炭素 検知 式 燃焼 に伴 って発生 する一酸化 炭素 をセンサーで検出 する。他 の方式 と違 い換気 不足 による不完全 燃焼 等 も検知 できる。赤外線 検知 式 燃焼 に伴 い放射 される特定 の波長 域 の赤外線 を検出 する事 により火災 を検知 する。火元 が別 の部屋 だと炎 がその部屋 付近 に広 がらない限 り反応 しない為 火災 の発見 が遅 れ、下手 すると避難 が不可能 になる。
それぞれの
警報 方式 [編集 ]
音声 警報 タイプ- 「
火事 です」などと音声 で知 らせるタイプ。ブザー音 も併用 されるものが多 い。他 の家電 機器 のブザー音 に紛 れることなく、火災 であることを知 らせるため、子供 や高齢 者 にとってより安全 であり、普及 が進 んでいる。特 に、高齢 者 と若年 者 では耳 に良 く感知 する音 の周波数 帯域 が異 なるため、低音 から高音 をスイープさせた音 を導入 するなど、工夫 が取 り入 れられている。 - ブザー
音 タイプ - 「ピー」
音 などの電子 ブザー音 のみで知 らせるタイプ。音声 警報 タイプと異 なり、他 の家電 機器 のブザー音 に紛 れることがあるため、最近 ではより安全 性 の高 い音声 警報 タイプなどに切 り替 わっている。電池 切 れの場合 、一定 間隔 で「ピッ」音 が鳴 り続 けるものもある。 発光 タイプ警報 音 に連動 して高 輝度 の点滅 光 を発生 させるタイプ。警報 音 をき取 りづらい高齢 者 が居住 する一般 家庭 向 けのほか、聴覚 障害 者 の居住 する(消防 法 で自動 火災 報知 設備 が義務 設置 対象 とならない)小規模 多 機能 型 居宅 介護 施設 向 けなどに設計 されている。日本 国内 ではパナソニック電工 や日本 フェンオールが一体 型 の物 を製造 ・販売 しているほか、株式会社 東京 信友 も連動 型 の発光 器 を製造 ・販売 している。発 臭 タイプ警報 音 に連動 して特徴 的 な強 い臭気 を発生 させるタイプ。主 に聴覚 障害 者 向 けのほか視覚 障害 者 向 けにも設計 されている。現在 のところ、日本 で株式会社 シームス(現 ・バイオミメテクスシンパシーズ)が製造 ・販売 しイグノーベル賞 を受賞 した、ワサビの刺激 臭 成分 「アリルイソチオシアネート」を発生 させるものが唯一 である。
動作 方式 [編集 ]
単独 型 - 1
台 の警報 器 が単独 で警報 するタイプ。比較的 小 さな家 に向 いている。2階 以上 の家 などは火災 の発見 が遅 れやすく不向 き。 連動 型 複数 の警報 器 を相互 に配線 して、いずれかの警報 器 が感知 したときに、全 ての警報 器 が鳴動 するタイプ。警報 器 間 の配線 が必要 になるが、警報 器 が設置 された各 部屋 に一斉 に知 らせるため、離 れた部屋 の火災 がより早期 に発見 できるメリットがある。主 に新築 住宅 で、設計 段階 から配線 を考慮 した上 で採用 される。- ワイヤレス(
無線 )連動 型 電波 などのワイヤレス信号 で相互 連動 を行 い、電源 を電池 式 にすることにより、配線 不要 で連動 型 の機能 を実現 したもの。電池 交換 が必要 、機器 の登録 作業 が必要 であるなど、有線 式 の連動 型 に対 して劣 る点 はあるものの、先行 配線 のない既存 住宅 でも連動 型 が採用 できるメリットは大 きい。価格 は単独 タイプより割高 になる。
その他 の方式 [編集 ]
NSマーク等 から国家 検定 へ[編集 ]
NSマークは
しかし2014
住宅 用 火災 警報 器 の購入 方法 [編集 ]
新築 住宅 の場合 [編集 ]
既存 住宅 の場合 [編集 ]
電器 店 、家電 量販 店 、ホームセンター、ガス販売 店 、警備 業者 、通信 販売 業者 などから購入 できる。価格 は1台 あたり約 2,000円 -約 16,000円 [5] と幅広 い。自治 会 (町内 会 )などで地域 の電器 店 や設備 業者 などから共同 購入 できる場合 もあるが共同 購入 の価格 が高 い場合 があり注意 が必要 である。基本 的 には説明 書 に従 って、購入 者 自身 で取 り付 けるが、電気 工事 業者 、消防 設備 業者 などに取付 け工事 を含 めて依頼 できる場合 もあり、個人 での取 り付 けに不安 がある場合 は便利 である。電池 式 のものは配線 がないため個人 で取 り付 けやすい。自治体 によっては、一定 の条件 を満 たす高齢 所帯 や障害 者 の所帯 に助成 しているところがある。賃貸 住宅 の場合 、公営 住宅 では管理 する自治体 (貸主 )が設置 するケースが多 い一 例 。民間 の賃貸 住宅 の場合 も貸主 側 が設置 する場合 が多 いが、個々 の内容 については貸主 あるいは管理 会社 に確認 する必要 がある。消火 器 同様 、消防署 員 や市役所 といった自治体 関係 を装 って高額 で販売 するかたり商法 や悪徳 訪問 販売 が出現 しているため注意 が必要 である。消防署 や自治体 では販売 は行 っていない(住民 からの問 い合 わせがあった場合 に販売 業者 の紹介 は行 っている)。消防署 や自治体 では、訪問 販売 が来 た場合 、消防署 や自治体 へ確認 する、はっきり「要 りません」と断 るといった対応 を呼 びかけている。商品 についてその場 でインターネットで検索 して機能 や価格 等 を調 べることも不当 に高 い商品 を買 わないためには有効 である。
その他 [編集 ]
複 合 型 警報 器 都市 ガスやLPガスのガス漏 れ警報 器 と火災 警報 器 が一体化 となったもので、基本 的 に一酸化 炭素 の検知 (不完全 燃焼 )にも対応 している。新築 ・既存 の住宅 問 わず、ガス契約 時 などに一緒 に購入 できるガス販売 業者 もある。都市 ガスは空気 より軽 いという煙 や熱 と似 た性状 を持 つため、都市 ガス対応 タイプは新コスモス電機 や矢崎総業 、ホーチキなど各社 から天井 取付 型 と壁 取付 型 の両 タイプが出 されており、さらにそれぞれ熱 感知 式 と煙 感知 式 のタイプがある。LPガスは空気 より重 いという煙 や熱 とは性状 が異 なるため、LPガス対応 タイプは現在 のところ新コスモス電機 製 の熱 感知 式 のみであり、天井 付近 の壁 に取 り付 けた本体 から有線 で伸 びているガス漏 れ検知 部 を床 面 近 くの壁 に別途 取 り付 けなければならない。なお、複 合 型 警報 器 で床 面 または床 面 近 くの壁 に取 り付 けるタイプの物 は煙 や熱 の性質 上 作 られていない。
主 な製造 メーカー[編集 ]
- Category:
日本 の消防 機械 器具 ・防災 機器 メーカー- ヒューセック[1]
三洋電機 [2](パナソニック完全 子会社 化 に伴 い2011年 限 りで生産 を終了 し、親会社 「パナソニック」製品 へ吸収 合併 )- バイオミメテクスシンパシーズ[3]
新コスモス電機 [4]- センチュリー[5]
東京 信友 [6]東芝 ライテック[7](「なるる」。製造 は能美防災 へ委託 )- ニッタン[8](
日立 グローバルライフソリューションズへもOEM供給 ) 日本 フェンオール[9]- パナソニック[10](
停電 時 の避難 をサポートする白色 LED照明 付 きで、「けむり当番 」および「ねつ当番 」ブランドを付与 。) 能美防災 [11](東芝 ライテックへも「なるる」ブランドでOEM供給 )- ホーチキ[12]
矢崎総業 [13]- ヤマトプロテック[14]
- Category:
日本 の警備 業者
注釈 [編集 ]
- ^ “
広報 ひのはら H20.11”. 2017年 12月9日 閲覧 。[リンク切 れ] - ^
山田 浩幸 『まるごとわかる住 まいの建築 設備 快適 な環境 を作 る設備 設計 の考 え方 』オ ーム社 、2013年 、120頁 。 - ^
夜光 時計 、蛍光 灯 点灯 管 、煙 感知 器 など日 用品 への放射 性 同位 元素 の利用 (08-04-02-07)原子力 百科 事典 ATOMICA - ^
火災 ではないのに誤 検知 で火災 報知 すること - ^ http://kakaku.com/kaden/fire-alarm/