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夸父

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

夸父(こほ)は、中国ちゅうごく神話しんわ登場とうじょうする巨人きょじんぞく

北方ほっぽうんでいたとされる。

成都せいとてん(せいとさいてん)というやまみ、ひきへび耳飾みみかざにし、ひきへびっていたという[1]

あるはなしでは、夸父は太陽たいよういかけて原野げんやはしり、太陽たいようしずたにまでめることが出来できた。しかし、夸父はのどかわいていたので黄河こうが渭水みずをすべてした。それでもかわきがやされなかったので、さらにきたにある大澤おおさわ(だいたく)という千里せんり四方しほうもあるみずうみこうとしたが、その途中とちゅうんでしまったという[2]。また、これとはべつおうりゅうころされた夸父がいたともいわれる[3]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 山海さんかいけい海外かいがいきたけい「夸父こくざい聶耳ひがし,其為じんだい右手みぎてみさおあおへび左手ひだりてみさおへび。鄧林ざい其東,樹木じゅもく。」
    和訳わやく:夸父こくは聶耳のひがしにあり、そのひととなりおおきくて、右手みぎてあおへびをもち左手ひだりて黄色きいろへびをもつ。鄧林はそのひがしにあり、ほん樹木じゅもく(のおおきなはやし)。
  2. ^ 山海さんかいけい海外かいがいきたけい「夸父あずか逐走,入日いりひ。渇,欲得よくとくいんいん於河、渭,かわ、渭不足ふそくきたいん大澤おおさわいたりみち渇而。棄其つえため鄧林。」
    和訳わやく:夸父は太陽たいようとかけくらべして入日いりひった。くちかわいてみずがほしくなり、河水こうすい黄河こうが古称こしょう)と渭水でんだが、河水こうすいと渭水ではなおらず、きた大澤おおさわもうとして、到着とうちゃくせぬさきにみちかわいてんでしまった。そのつえてると、(つえは)して鄧林となった。
  3. ^ 山海さんかいけいだい荒北あらきたけいおうりゅうやめころせ蚩尤,またころせ夸父,乃去南方なんぽうしょ南方なんぽう多雨たう。」

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 草野くさのたくみ幻想げんそう動物どうぶつ事典じてんしん紀元きげんしゃ〈ファンタジー事典じてんシリーズ〉、1997ねん5がつ、141ぺーじISBN 978-4-88317-283-2