官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ

官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ

東田ひがしだ高だか炉ろ記念きねん広場ひろばの転てん炉ろ

官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ（かんえいやはたせいてつしょ、かんえいやわたせいてつしょ、旧きゅう字体じたい：官營かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ󠄁、The Imperial Steel Works, Japan）は、1901年ねん（明治めいじ34年ねん）の明治めいじ時代じだいに操業そうぎょうを開始かいしした福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市しの製鉄せいてつ所しょ。1887年ねん（明治めいじ20年ねん）に操業そうぎょうを開始かいしした釜石かまいし鉱山こうざん田中たなか製鉄せいてつ所しょ（岩手いわて県けん釜石かまいし市し）に続つづき、日本にっぽん国内こくないで2番目ばんめの製鉄せいてつ所しょである。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん前まえには日本にっぽんの鉄鋼てっこう生産せいさん量りょうの過半かはんを製造せいぞうする国内こくない随一ずいいちの製鉄せいてつ所しょで、鋼板こうはん類るいや条鋼じょうこう類るい、兵器へいき材料ざいりょうの特殊とくしゅ鋼こうなど多た品種ひんしゅの鋼材こうざいを製造せいぞうしていた。

1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）には官営かんえい製鉄せいてつ所しょが中心ちゅうしんとなって民間みんかん業者ぎょうしゃと合同ごうどうして日本にっぽん製鐵せいてつが発足ほっそく。同社どうしゃの八幡やはた製鐵せいてつ所しょとなった。現在げんざいは後身こうしん企業きぎょうのひとつである日本にっぽん製鉄せいてつの九州きゅうしゅう製鉄せいてつ所しょ八幡やはた地区ちくの一部いちぶとなっている。

2007年ねんに構成こうせい資産しさんのいくつかが経済けいざい産業さんぎょう省しょうの「近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん」に認定にんていされた。さらに2015年ねんには、旧きゅう本ほん事務所じむしょ、修繕しゅうぜん工場こうじょう、旧きゅう鍛冶たんや工場こうじょう（福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し）、および遠賀川おんががわ水源すいげん地ちポンプ室しつ（福岡ふくおか県けん中間なかま市し）の4資産しさんが「明治めいじ日本にっぽんの産業さんぎょう革命かくめい遺産いさん 製鉄せいてつ・製鋼せいこう、造船ぞうせん、石炭せきたん産業さんぎょう」（全ぜん23資産しさん）の構成こうせい資産しさんとして世界せかい遺産いさんに登録とうろくされている。

沿革えんかく

明治めいじ政府せいふの殖産しょくさん興業こうぎょうのスローガンの元もと、日にち清しん戦争せんそうの前まえから製鉄せいてつ所しょの国内こくない建設けんせつが要望ようぼうされていたが、第だい1次じ松方まつかた内閣ないかくが1891年ねん（明治めいじ24年ねん）の第だい二に回かい帝国ていこく議会ぎかいに建設けんせつ予算よさんを提出ていしゅつした時ときは莫大ばくだいな予算よさんがかかることから否決ひけつされていた。 1895年ねん（明治めいじ28年ねん）に製鉄せいてつ事業じぎょう調査ちょうさ会かいを設置せっちして調査ちょうさを開始かいしし、「製鉄せいてつ所しょは官営かんえいとする。原料げんりょうは豊富ほうふ。製鉄せいてつ・鉄鋼てっこうの試験しけん結果けっかも良好りょうこう」との結果けっかを報告ほうこく、さらに調査ちょうさ中ちゅうに日にち清しん戦争せんそうが発生はっせいし、早急そうきゅうに軍ぐん器き独立どくりつの必要ひつようが生しょうじた。実際じっさい日にち清しん戦争せんそうに勝利しょうりした直後ちょくご1896年ねん（明治めいじ29年ねん）の日本にっぽん国内こくないの鉄てつ需要じゅようは銑鉄せんてつ六ろく万まん五ご千せんトン、鋼材こうざい二に十じゅう二に万まんトンに上のぼったが、国内こくない供給きょうきゅう量りょうは銑鉄せんてつ二に万まん六ろく千せんトン、鋼材こうざいは千せん二に百ひゃくトンでほとんど海外かいがいからの輸入ゆにゅうに頼たよっていた状態じょうたいであった。

翌よく1896年ねん（明治めいじ29年ねん）3月30日にちに製鉄せいてつ所しょ官制かんせいを発布はっぷし、 長官ちょうかん・山内やまうち堤つつみ雲くも、技官ぎかん・大島おおしま道太郎みちたろうが決定けっていした。設置せっち場じょう候補こうほ地ちとして福岡ふくおか県けん遠賀おんが郡ぐん八幡やはた村むら（現げん北九州きたきゅうしゅう市し八幡東やはたひがし区く）、企くわだて牧まぎ郡ぐん柳やなぎヶ浦うら、広島ひろしま県けん安芸あき郡ぐん阪ばん村むらの三さんか所しょがあげられ、誘致ゆうち運動うんどう、陳情ちんじょう合戦かっせんが行おこなわれた。実地じっち調査ちょうさの結果けっか、豊ゆたかな石炭せきたんの産地さんちである筑豊ちくほう炭田たんでんから鉄道てつどうや水運すいうんで石炭せきたんを大量たいりょう・迅速じんそくに調達ちょうたつできるメリットが大おおきかった点てんと、港みなともあり軍事ぐんじ防衛ぼうえい上じょうや原材料げんざいりょう入手にゅうしゅの双方そうほうの利便りべん性せいが決きめてとなり八幡やはたへの設置せっちが決きまった。また調査ちょうさ委員いいん長ちょうを務つとめていた福岡ふくおか県けん出身しゅっしんの農のう商務しょうむ次官じかん・金子かねこ堅太郎けんたろうのバックアップと、背後はいごに三井みつい、三菱みつびし、住友すみとも、古河ふるかわなどの中央ちゅうおう資本しほんや地元じもと財閥ざいばつの貝島かいしま、麻生あそう、安川やすかわなどが筑豊ちくほう炭田たんでんに進出しんしゅつしていたことも八幡はちまん決定けっていの要因よういんとして大おおきかった。

1897年ねん（明治めいじ30年ねん）2月がつ6日にちに「製鉄せいてつ所しょハ福岡ふくおか県けん下か筑前ちくぜん国こく八幡やはた村むらニ之これを置おけク」と公示こうじされ着工ちゃっこう、1901年ねん（明治めいじ34年ねん）2月がつ5日にちに東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろで火入ひいれが行おこなわれる。この操業そうぎょうに当あたっては先さきに国内こくない初はつの成功せいこうを収おさめていた釜石かまいし鉱山こうざん田中たなか製鉄せいてつ所しょから選抜せんばつ派遣はけんされた7人にんの高炉こうろ作業さぎょう者しゃが派遣はけんされている。同年どうねん11月18日にちには東京とうきょうから多数たすうの来賓らいひんを迎むかえて作業さぎょう開始かいし式しきが祝いわわれた。建設けんせつ費ひは、日にち清しん戦争せんそうで得えた賠償金ばいしょうきんで賄まかなわれている。当時とうじは、単たんに製鐵せいてつ所しょと呼よんでいた。

「殖産しょくさん興業こうぎょう#歴史れきし」および「日にち清しん戦争せんそう#賠償金ばいしょうきんの使途しと」も参照さんしょう

当時とうじの日本にっぽんには近代きんだい的てきな製鉄せいてつ事業じぎょうに必要ひつような知識ちしき経験けいけんがないため、最新さいしん技術ぎじゅつを採用さいようするという方針ほうしんで欧米おうべいの事情じじょうが調査ちょうさされ、その結果けっか、ドイツのオーバーハウゼン市しにあるグーテホフヌンクスヒュッテ (GHH) に設計せっけいが依頼いらいされた。操業そうぎょうも、高たかい給料きゅうりょうで多数たすうのドイツ人じん技師ぎしを雇用こようした上うえで開始かいしされている。しかし、当初とうしょはコークス炉ろがなく、使用しようした鉄鉱てっこう石せきの性質せいしつも欧州おうしゅうとは異ことなるため、銑鉄せんてつの生産せいさんが予定よていの半分はんぶん程度ていどにとどまり、計画けいかくした操業そうぎょう成績せいせきをあげることができなかった。それに伴ともない赤字あかじが膨ふくれ上あがり、遂ついに1902年ねん（明治めいじ35年ねん）7月がつに操業そうぎょうを停止ていしする事態じたいとなった。そこで、政府せいふは調査ちょうさ委員いいん会かいを設置せっちし、その検討けんとうをもとに、コークス炉ろを建設けんせつし、原料げんりょうも精選せいせんする方針ほうしんが立たてられた。

八幡やはた製鉄せいてつ所しょ　作業さぎょう工程こうてい図ず（1934年ねん）

その後ご、1904年ねん（明治めいじ37年ねん）2月がつに日にち露ろ戦争せんそうが勃発ぼっぱつし、鉄てつの需要じゅようが急激きゅうげきに増ふえた。政府せいふは、コークス炉ろの完成かんせいを受うけて製鐵せいてつ所しょの操業そうぎょう再開さいかいを決きめ、4月がつ6日にちに第だい2次じ火入ひいれが行おこなわれたが、わずか17日間にちかんで操業そうぎょう停止ていしに追おい込こまれた。そこで釜石かまいし鉱山こうざん田中たなか製鉄せいてつ所しょの顧問こもんである東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく工学部こうがくぶ元もと教授きょうじゅ・野呂のろ景義かげよしに原因げんいん調査ちょうさが依頼いらいされた。炉ろ内ないをより高温こうおんに保たもつため、高炉こうろの形状けいじょうを改あらため、操業そうぎょう方法ほうほうも改善かいぜんするという野呂のろの提案ていあんを受うけ、高炉こうろが改造かいぞうされ、7月がつ23日にちに第だい3次じ火入ひいれが行おこなわれた。この改良かいりょうは成功せいこうし、その後ごは順調じゅんちょうに操業そうぎょうを進すすめて、多おおくの銑鉄せんてつを得えることができた。そして、翌年よくねんの2月がつ25日にちには、以前いぜんから建設けんせつが進すすめられていた東田ひがしだ第だい二に高だか炉ろに火入ひいれが行おこなわれ、銑鉄せんてつの生産せいさん量りょうがほぼ2倍ばいになった。

戦争せんそうが終おわると今度こんどは民間みんかんから鉄てつの需要じゅようが増ふえ、技術ぎじゅつ革新かくしん、重工業じゅうこうぎょうの発展はってんに伴ともなう需要じゅよう増加ぞうかに応こたえるため、第だい一いち期き拡張かくちょう工事こうじ（1906年ねん - 1910年ねん）、第だい二に期き拡張かくちょう工事こうじ（1911年ねん - 1915年ねん）、そして第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせんで大幅おおはばに増ふえた鉄鋼てっこう需要じゅように応こたえ、第だい三さん期き拡張かくちょう工事こうじ（1917年ねん）、1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）には年間ねんかん銑鉄せんてつ生産せいさん量りょう年ねん100万まんトン計画けいかくが立案りつあんされ、海うみに築きずく製鉄せいてつ所しょの先駆さきがけとなった洞ほら岡おか高だか炉ろ群ぐんの建設けんせつ決定けってい（1938年ねん（昭和しょうわ18年ねん）完成かんせい）と、次々つぎつぎと拡張かくちょうしていき、国内こくないの大半たいはんの需要じゅようを八幡はちまん製鐵せいてつ所しょが賄まかなうようになった。

当初とうしょは農のう商務省しょうむしょう管轄かんかつだったが、農のう商務省しょうむしょうの分割ぶんかつによって1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）に商工しょうこう省しょう工務こうむ局きょく（現げん・経済けいざい産業さんぎょう省しょう製造せいぞう産業さんぎょう局きょく）管轄かんかつとなり、それは1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）の日本にっぽん製鐵せいてつ発足ほっそくまで続つづいた。

第だい一いち次じ世界せかい大戦たいせん後ごの不ふ況きょうにより、製鉄せいてつ企業きぎょうの合理ごうり化かが推おし進すすめられ、1934年ねん1月がつ29日にちに日本にっぽん製鐵せいてつ株式會社かぶしきがいしゃ法ほうにより、官営かんえい製鐵せいてつ所しょ・九州製鋼きゅうしゅうせいこう・輪西わにし製鐵せいてつ・釜石かまいし鉱山こうざん・富士ふじ製鋼せいこう・三菱みつびし製鐵せいてつ（現げん・黄海こうかい製鉄せいてつ連合れんごう企業きぎょう所しょ）・東洋とうよう製鐵せいてつの官民かんみん合同ごうどうで日本にっぽん製鐵せいてつ（日にち鉄てつ）が設立せつりつされた。この時とき、官営かんえい製鐵せいてつ所しょの名称めいしょうが八幡やはた製鐵せいてつ所しょへと変更へんこうされた。一連いちれんの出来事できごとは製鉄せいてつ大だい合同ごうどうと呼よばれ、国内こくないのシェアのほとんどを日にち鉄てつが占しめることとなった。

詳細しょうさいは「日本にっぽん製鐵せいてつ#日にち鉄てつ発足ほっそくの経緯けいい」および「浅野あさの財閥ざいばつ#グループ企業きぎょう」を参照さんしょう

八幡やはた製鐵せいてつ所しょ長官ちょうかん

• 農のう商務省しょうむしょう
  • 山内やまうち堤つつみ雲くも：1896年ねん5月がつ19日にち - 1897年ねん8月がつ9日にち
  • （事務じむ取扱とりあつかい）堀田ほった連れん太郎たろう：1897年ねん8月がつ9日にち - 1897年ねん10月がつ6日にち
  • 　(技わざ監かん) 大島おおしま道太郎みちたろう：1896年ねん5月がつ19日にち - 1899年ねん5月がつ(1899年ねん5月がつ～製鉄せいてつ所しょ技術ぎじゅつ長ちょう兼けん工務こうむ部長ぶちょう)
  • 和田わだ維四郎ろう：1897年ねん10月がつ6日にち - 1902年ねん2月がつ3日にち
  • （兼務けんむ）安広やすひろ伴ばん一郎いちろう：1902年ねん2月がつ3日にち - 1902年ねん4月がつ17日にち
  • 中村なかむら雄次郎ゆうじろう：1902年ねん4月がつ17日にち - 1914年ねん7月がつ15日にち
  • （心得こころえ）上山うえやま満之まんし進すすむ：1914年ねん7月がつ15日にち - 1914年ねん7月がつ18日にち
  • 押川おしかわ則のり吉きち：1914年ねん7月がつ18日にち - 1918年ねん2月がつ18日にち
  • 白はく仁ひとし武たけ：1918年ねん2月がつ27日にち - 1924年ねん11月6日にち
  • （事務じむ取扱とりあつかい）副島そえじま千八せんぱち：1924年ねん11月6日にち - 1924年ねん12月1日にち
  • 中井なかい励作：1924年ねん12月1日にち - 1925年ねん3月がつ31日にち
• 商工しょうこう省しょう
  • 中井なかい励作：1925年ねん4月がつ1日にち - 1934年ねん1月がつ27日にち
  • （兼務けんむ）吉野よしの信次しんじ：1934年ねん1月がつ27日にち - 1934年ねん1月がつ29日にち

近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさんとして

東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ跡あと。「1901」は操業そうぎょう開始かいしの1901年ねんを表あらわす

世界せかい遺産いさんの旧きゅう本ほん事務所じむしょ

遠賀川おんががわ水源すいげん地ちポンプ室しつ

南河内みなみかわち橋きょう

近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん（The Imperial Steel Works, Japan (ID1484-022) ）として認定にんていされている。

明治めいじ20年代ねんだいに急増きゅうぞうした鉄鋼てっこう需要じゅようを補おぎなうため、1897年ねん、筑豊ちくほう炭田たんでんに隣接りんせつし誘致ゆうち活動かつどうが活発かっぱつだった八幡やはたに製鉄せいてつ所しょを設置せっちすることが決定けっていする。ドイツのグーテホフヌンクスヒュッテ(GHH)社しゃに設計せっけいを依頼いらいし、技術ぎじゅつ指導しどうを受うけた。4年ねんの建設けんせつ期間きかんを経へて、1901年ねん2月がつに東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろに火入ひいれが行おこなわれ稼働かどうが開始かいしする。しかし、トラブルや資金しきん難なんにより翌よく1902年ねん7月がつには休止きゅうしを余儀よぎなくされたため、釜石かまいし田中たなか製鉄せいてつ所しょで日本にっぽん初はつのコークスによる銑鉄せんてつ生産せいさんを成功せいこうさせた野呂のろ景義かげよしに再建さいけんが託たくされる。野呂のろは高炉こうろの改良かいりょうと新あらたなコークス炉ろの建設けんせつを行おこない、1904年ねん7月がつから本格ほんかく稼働かどうを再開さいかいした。これにより、日本にっぽんの高炉こうろ操業そうぎょう技術ぎじゅつが確立かくりつされ、日本にっぽんの産業さんぎょう近代きんだい化か（重工業じゅうこうぎょう化か）が達成たっせいされる。製鉄せいてつ所しょは1930年代ねんだいにかけて拡張かくちょうされ、周辺しゅうへんにも多おおくの産業さんぎょうが集積しゅうせきし、北九州きたきゅうしゅう工業こうぎょう地帯ちたいの主要しゅよう拠点きょてんとなった。事業じぎょう所内しょないにあり秘密ひみつ保持ほじに懸念けねんがあることや老朽ろうきゅう化かしていることから、いずれの施設しせつも見学けんがくはできない。登録とうろく面積めんせきは1.71 ha（緩衝かんしょう地域ちいき33.81 ha）である。

旧きゅう本ほん事務所じむしょ

1899年ねんに建設けんせつされた赤あか煉瓦れんが組ぐみ積せき造づくりの建物たてもの。製鐵せいてつ所しょの技術ぎじゅつ者しゃによる設計せっけい。骨組ほねぐみはクイーンポストトラス組ぐみ、煉瓦れんが積づみはイギリス式しきの一方いっぽう、屋根やねは和式わしきの瓦葺かわらぶき。1922年ねんまで本ほん事務所じむしょとして使用しようされた後のち、鉄鋼てっこうの研究所けんきゅうじょとして使用しようされた。見学けんがく不可ふかだが、2015年ねん4月がつに眺望ちょうぼうスペースが設もうけられて遠景えんけいを見みることが可能かのうとなり、登録とうろく後ごから個人こじん利用りように限かぎり写真しゃしん撮影さつえいが認みとめられている。

修繕しゅうぜん工場こうじょう

1900年ねんに建設けんせつされた鉄骨てっこつ造づくりの建物たてもの。設計せっけい及および使用しよう鋼材こうざいはGHH社しゃによる。現存げんそんする日本にっぽん国内こくない最古さいこの鉄骨てっこつ建築けんちく物ぶつ。3回かいに亘わたり増築ぞうちくされたが、使用しようされた鋼材こうざいがドイツ製せいから次第しだいに日本にっぽん製せいへと変かわり、日本にっぽんの製鉄せいてつ技術ぎじゅつが発展はってんする過程かていを示しめすものとなっている。現在げんざいは新日鉄しんにってつ住金すみきんの主要しゅような協力きょうりょく会社かいしゃの一ひとつである山九さんきゅうにより、製鉄せいてつ所しょで使用しようする機械きかいの修繕しゅうぜんや部材ぶざいの製作せいさくが行おこなわれ、現在げんざいも稼働かどう中ちゅう。見学けんがくは不可ふか。

旧きゅう鍛冶たんや工場こうじょう

1900年ねんに建設けんせつされた鉄骨てっこつ造づくりの建物たてもの。設計せっけい及および使用しよう鋼材こうざいはGHH社しゃによる。製鉄せいてつ所しょで使用しようする鍛造たんぞう品ひんの製造せいぞうが行おこなわれ、大正たいしょう時代じだいに現在げんざいの場所ばしょに移転いてんしてからは製品せいひん試験しけん所しょとして使用しようされた。現在げんざいは創業そうぎょう時じからの資料しりょうを保管ほかんする史料しりょう室しつとなっている。見学けんがくは不可ふか。

高見たかみ倶楽部くらぶ

1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）に八幡東やはたひがし区く高見こうけん一いち丁目ちょうめ1-1（現住所げんじゅうしょ）に建設けんせつされた迎賓館げいひんかん的てきな応接おうせつ用よう施設しせつ。 応接おうせつ室しつ、会議かいぎ室しつ、使つかわれていない撞球どうきゅう室しつなどを有ゆうする。当時とうじの所長しょちょうが奈良ならホテル（辰野たつの金吾きんご設計せっけい）をモデルにするよう命めいじたこともあり、建物たてものは木造もくぞう平屋ひらや一部いちぶ2階かい建だての豪華ごうかな造つくりで、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後のちには一部いちぶ鉄筋てっきんコンクリート造づくりに改造かいぞうされた。 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）、九州きゅうしゅう地方ちほうに向むけて行おこなわれた昭和しょうわ天皇てんのうの戦後せんご巡幸じゅんこうでは、行在所あんざいしょ（宿舎しゅくしゃ）として利用りようされた。

関連かんれん施設しせつ

• 遠賀川おんががわ水源すいげん地ちポンプ室しつ - 世界せかい遺産いさんの構成こうせい資産しさんの一ひとつ。
• 河内貯水池かわちちょすいち - 「河内貯水池かわちちょすいち堰堤えんてい」と「南河内みなみかわち橋きょう」は土木どぼく学会がっかい選奨せんしょう土木どぼく遺産いさんに認定にんていされており、南河内みなみかわち橋きょう、中河内なかごうち橋きょう、北河内きたかわち橋きょうは近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさんの構成こうせい資産しさんである。
• くろがね線せん - 近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさんの構成こうせい資産しさんの一ひとつ。

年表ねんぴょう

• 1896年ねん（明治めいじ29年ねん）3月28日にち - 帝国ていこく議会ぎかい第だい九きゅう議会ぎかいが製鉄せいてつ所しょの創立そうりつを決定けってい。
• 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）2月がつ6日にち - 製鉄せいてつ所しょを八幡やはた村むらに設置せっちすると決定けってい。
• 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）6月1日にち - 八幡やはた村むらに官営かんえい製鐵せいてつ所しょを開ひらけ庁ちょう。
• 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）2月がつ5日にち - 東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ火入ひいれ。5月に製鋼せいこう工場こうじょう、6月がつに中形ちゅうがた工場こうじょう・小形おがた工場こうじょう（いずれも条鋼じょうこう用ようを圧延あつえんする工場こうじょう）・鋼板こうはん工場こうじょう、11月に軌条きじょう工場こうじょうが操業そうぎょうを開始かいし。
• 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）11月18日にち - 作業さぎょう開始かいし式しきを挙行きょこう。伏見ふしみ宮みや貞さだ愛あい親王しんのう、平田東ひらたひがし助すけ農のう商務しょうむ大臣だいじんが出席しゅっせき。
• 1902年ねん（明治めいじ35年ねん）7月がつ - 東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ・転てん炉ろ休止きゅうし。
• 1904年ねん（明治めいじ37年ねん）4月がつ - 大形おおがた工場こうじょう（大形おおがたの条鋼じょうこうを圧延あつえん）が操業そうぎょう開始かいし。
• 1904年ねん（明治めいじ37年ねん）4月がつ6日にち - 東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ第だい二に次じ火入ひいれ。17日間にちかんで休止きゅうし。
• 1904年ねん（明治めいじ37年ねん）7月がつ23日にち - 東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ第だい三さん次じ火入ひいれ。
• 1905年ねん（明治めいじ38年ねん）2月がつ25日にち - 東田ひがしだ第だい二に高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1905年ねん（明治めいじ38年ねん）12月 - 厚あつ板いた工場こうじょうが操業そうぎょうを開始かいし。
• 1906年ねん（明治めいじ39年ねん） - 第だい一いち期き拡張かくちょう工事こうじ開始かいし。
• 1907年ねん（明治めいじ40年ねん）1月がつ - 線せん材ざい工場こうじょうが操業そうぎょうを開始かいし。
• 1909年ねん（明治めいじ42年ねん）10月がつ - 東田ひがしだ第だい三高さんこう炉ろ火入ひいれ。
• 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん） - 中空なかぞらロール機き導入どうにゅう（イリス商会しょうかいによる）。
• 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん） - セメント製造せいぞう開始かいし（日にち鉄てつ住金すみきん高だか炉ろセメントの起源きげん）。
• 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつ - 東田ひがしだ第だい四よん高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん） - 電気でんき炉ろを新設しんせつ。
• 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）9月30日にち - 九州製鋼きゅうしゅうせいこう株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ。
• 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）11月1日にち - 東洋とうよう製鐵せいてつ株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ。
• 1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）12月 - 東田ひがしだ第だい五ご高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）5月12日にち - 東洋とうよう製鐵せいてつで高炉こうろ火入ひいれ（後ごの戸畑とばた第だい二に高だか炉ろ）。
• 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）4月がつ - 東田ひがしだ第だい六ろく高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）4月がつ16日にち - 官営かんえい製鉄せいてつ所しょが東洋とうよう製鐵せいてつの工場こうじょうを借入かりいれ。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）10月がつ - ブリキ（当時とうじは熱ねつ漬づけブリキ）の製造せいぞうを開始かいし。
• 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）11月 - 戸畑とばた作業さぎょう所しょで2基き目めの高炉こうろに火入ひいれ（後ごの戸畑とばた第だい一いち高だか炉ろ）
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）11月7日にち - 九州製鋼きゅうしゅうせいこうの製鋼せいこう工場こうじょう（通称つうしょう西八幡にしはちまん工場こうじょう）が操業そうぎょう開始かいしを開始かいし、同時どうじに官営かんえい製鉄せいてつ所しょが借入かりいれ。月内げつないに厚あつ板いた工場こうじょうが操業そうぎょう開始かいし。
• 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）1月がつ - 九州製鋼きゅうしゅうせいこうの大形おおがた工場こうじょうが操業そうぎょう開始かいし。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）2月がつ - 専用せんよう鉄道てつどう（炭すみ滓かす線せん、現げん・くろがね線せん）運転うんてん開始かいし。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）6月17日にち - 洞ほら岡おか第だい一いち高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）10月11日にち - 洞ほら岡おか第だい二に高だか炉ろ火入ひいれ。
• 1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）1月がつ29日にち - 官営かんえい製鐵せいてつ所しょや九州製鋼きゅうしゅうせいこうなどが合同ごうどうし、日本にっぽん製鐵せいてつ（日にち鉄てつ）発足ほっそく。日にち鉄てつ八幡やはた製鐵せいてつ所しょとなる。2月がつ1日にちより正式せいしきに営業えいぎょう開始かいし。

社会しゃかいへの影響えいきょう

• 1917年ねん3月がつ、長期ちょうきに渡わたる贈賄ぞうわい・収賄しゅうわいの事実じじつが公おおやけになった刑事けいじ裁判さいばん事件じけん官営かんえい八幡やはた製鉄せいてつ所しょ事件じけんがあり、長官ちょうかん押川おしかわ則のり吉きちは自じ死しし、関係かんけい者しゃ110人にんが逮捕たいほされた。当時とうじは起訴きそ便宜べんぎ主義しゅぎがまだ採用さいようされておらず、検事けんじ総長そうちょう平沼ひらぬま騏一郎きいちろう、検察官けんさつかん小原おはら直ただし、小林こばやし芳郎よしおなどが調査ちょうさ・起訴きそにあたった。

• 1966年ねん、民事みんじ裁判さいばん事件じけん八幡やはた製鉄せいてつ事件じけんの最高裁さいこうさい判決はんけつにより、企業きぎょうによる政治せいじ献金けんきんが営利えいり法人ほうじんの政治せいじ活動かつどうとして認みとめられるようになった。

関連かんれん項目こうもく

• 近代きんだい化か遺産いさん・近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん・稼働かどう遺産いさん・世界せかい遺産いさん・土木どぼく学会がっかい選奨せんしょう土木どぼく遺産いさん
• 起業きぎょう祭さい - 創業そうぎょうを記念きねんし、11月3日にちころ大谷おおや球場きゅうじょう周辺しゅうへんで行おこなわれる祭まつり。1985年ねんからまつり起業きぎょう祭さい八幡やはた実行じっこう委員いいん会かいの主催しゅさいによる市民しみんの祭まつりとして開催かいさい。ジェイコム北九州きたきゅうしゅうなど地元じもと企業きぎょうやマスコミ各社かくしゃ・北九州きたきゅうしゅう市しなどが後援こうえん。
• 八幡やはた空襲くうしゅう
• カール・ハーゼ（お雇やとい外国がいこく人じん）

脚注きゃくちゅう

注釈ちゅうしゃく

出典しゅってん

関連かんれん文献ぶんけん

• 平川ひらかわ良彦よしひこ「八幡やはた製鐵せいてつ所しょの製せい銑ずく作業さぎょうに就て」『鐵てつと鋼はがね』第だい14巻かん第だい1号ごう、1928年ねん、1-5頁ぺーじ。
• 三枝さえぐさ博音ひろと、飯田いいだ賢一けんいち 編へん『日本にっぽん近代きんだい製鉄せいてつ技術ぎじゅつ発達はったつ史し ― 八幡やはた製鉄せいてつ所しょの確立かくりつ過程かてい ―』東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ、1957年ねん5月がつ、NCID BN04633729。
• 大橋おおはし吉久よしひさ「戦前せんぜん日本にっぽんの製鋼せいこう業ぎょうにみられたナショナリズムについて」『経営けいえい史学しがく』第だい6巻かん第だい3号ごう、1972年ねん、33-61頁ぺーじ。
• 飯田いいだ賢一けんいち『鉄てつの100年ねん八幡やはた製鉄せいてつ所しょ』藤原ふじわら成しげる一いち 編へん、日本にっぽん産業さんぎょう技術ぎじゅつ史し学会がっかい 監修かんしゅう、第一法規出版だいいちほうきしゅっぱん〈日本にっぽんの技術ぎじゅつ 2〉、1988年ねん8月がつ、ISBN 4474151429。
• 八幡製鉄所百年史編纂事務局 編へん『世紀せいきをこえて ― 八幡やはた製鉄せいてつ所しょの百ひゃく年ねん ―』新しん日本にっぽん製鐵せいてつ株式会社かぶしきがいしゃ八幡やはた製鐵せいてつ所しょ、2001年ねん11月、NCID BA54591006。
• 佐藤さとう昌一郎しょういちろう『官営かんえい八幡やはた製鉄せいてつ所しょの研究けんきゅう』、八朔はっさく社しゃ、2003年ねん10月がつ、ISBN 9784860140175。
• 長野ながの暹 編著へんちょ『八幡やはた製鉄せいてつ所しょ史しの研究けんきゅう』日本にっぽん経済けいざい評論ひょうろん社しゃ〈九州国際大学きゅうしゅうこくさいだいがく社会しゃかい文化ぶんか研究所けんきゅうじょ叢書そうしょ〉、2003年ねん10月がつ、ISBN 9784818815551。
• 奈倉なくら文二ぶんじ「長野ながの暹編著ちょ, 『八幡やはた製鉄せいてつ所しょ史しの研究けんきゅう』, 日本にっぽん経済けいざい評論ひょうろん社しゃ, 2003年ねん10月がつ」『社会しゃかい経済けいざい史学しがく』第だい70巻かん第だい3号ごう、2004年ねん、358-360頁ぺーじ。
• 坂本さかもと和一かずいち著ちょ『鉄てつはいかにしてつくられてきたか ― 八幡やはた製鐵せいてつ所しょの技術ぎじゅつと組織そしき 一いち九きゅう〇一いち〜一いち九きゅう七なな〇年ねん ―』法律文化社ほうりつぶんかしゃ、2005年ねん2月がつ、ISBN 4589027011。
• 長島ながしま修おさむ「外国がいこく人じんのみた創立そうりつ期き官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ」『立たて命いのち館かん国際こくさい研究けんきゅう』第だい18巻かん第だい1号ごう、2005年ねん6月がつ、49-68頁ぺーじ。
• 開田かいだ一博かずひろ、尾道おのみち建二けんじ「官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょの創設そうせつ期きにおける鉄骨てっこつ構造こうぞう建築けんちくの導入どうにゅう」『日本にっぽん建築けんちく学会がっかい計画けいかく系けい論ろん文集ぶんしゅう』第だい72巻かん第だい618号ごう、2007年ねん、129-134頁ぺーじ。
• 開田かいだ一博かずひろ、尾道おのみち建二けんじ「官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょにおける日本人にっぽんじん最初さいしょの設計せっけい施工しこうによる鉄骨てっこつ構造こうぞう建築けんちく」『日本にっぽん建築けんちく学会がっかい計画けいかく系けい論ろん文集ぶんしゅう』第だい73巻かん第だい268号ごう、2008年ねん、1349-1354頁ぺーじ。
• 開田かいだ一博かずひろ、尾道おのみち建二けんじ「大正たいしょう期きから昭和しょうわ初期しょきにおける官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょの工場こうじょう建築けんちくと設計せっけい者しゃについて」『日本にっぽん建築けんちく学会がっかい計画けいかく系けい論ろん文集ぶんしゅう』第だい74巻かん第だい635号ごう、2009年ねん、249-255頁ぺーじ。
• 菅かん和彦かずひこ「八幡やはた製鐵せいてつ所しょの官舎かんしゃ・社宅しゃたく開発かいはつと市街地しがいち形成けいせい」『都市とし住宅じゅうたく学がく』第だい68号ごう、2010年ねん、37-42頁ぺーじ。
• 竹内たけうち康人やすひと『明治めいじ日本にっぽんの産業さんぎょう革命かくめい遺産いさん・強制きょうせい労働ろうどうQ&A 八幡はちまん製鉄せいてつ所しょ 長崎造船所なかざきぞうせんじょ 高島たかしま・端島はしま炭鉱たんこう 三池みいけ炭鉱たんこう』社会しゃかい評論ひょうろん社しゃ、2018年ねん5月がつ、ISBN 9784784512096。
• “明治めいじ期きの姿すがたによみがえる官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ旧きゅう本ほん事務所じむしょ ― 官営かんえい八幡製鐵所旧本事務所内装整備建築工事 ―”. OBAYASHI Thinking プロジェクト最前線さいぜんせん. 大林組おおばやしぐみ (2020年ねん3月がつ2日にち). 2020年ねん5月がつ10日とおか閲覧えつらん。

• 『日本にっぽん製鐵せいてつ株式會社かぶしきがいしゃ史し』日本にっぽん製鉄せいてつ株式会社かぶしきがいしゃ史し編集へんしゅう委員いいん会かい、1959年ねん。 
• 新しん日本にっぽん製鐵せいてつ『炎ほのおとともに』 八幡やはた製鐵せいてつ株式會社かぶしきがいしゃ史し・新しん日本にっぽん製鐵せいてつ株式會社かぶしきがいしゃ十じゅう年ねん史し、新しん日本にっぽん製鐵せいてつ、1981年ねん。 
• 新聞しんぶん記事きじ文庫ぶんこ 切抜きりぬき帳ちょう一覧いちらん（神戸大学こうべだいがく付属ふぞく図書館としょかんデジタルアーカイブ）
  • 製鉄せいてつ業ぎょう（大分おおいた類るい：工業こうぎょう及鉱業こうぎょう）
• 戦後せんご経済けいざい発展はってんにおける政策せいさく形成けいせいとエコノミストの役割やくわり（間仁田まにた研究けんきゅう室しつ）
• 飯田いいだ賢一けんいち『日本にっぽん鉄鋼てっこう技術ぎじゅつ史論しろん』三さん一いち書房しょぼう
• 佐さ木き隆三りゅうぞう『宿老しゅくろう・田中たなか熊吉くまきち伝でん』文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう
• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん官僚かんりょう制せい総合そうごう事典じてん：1868 - 2000』東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2001年ねん。

外部がいぶリンク

• 八幡やはた地区ちく案内あんない - 日本にっぽん製鉄せいてつ九州きゅうしゅう製鉄せいてつ所しょ
• 八幡はちまん東田ひがしだ総合そうごう開発かいはつ

• 近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん - 経済けいざい産業さんぎょう省しょう
• 明治めいじ日本にっぽんの産業さんぎょう革命かくめい遺産いさん 製鉄せいてつ・製鋼せいこう、造船ぞうせん、石炭せきたん産業さんぎょう
• 明治めいじ期きの姿すがたによみがえる官営かんえい八幡やはた製鐵せいてつ所しょ旧きゅう本ほん事務所じむしょ - 大林組おおばやしぐみ
• 東田ひがしだ第だい一いち高だか炉ろ史跡しせき広場ひろば - 福岡ふくおか県けん観光かんこう連盟れんめい