官営 八幡 製鐵 所
1934
2007
沿革
[1897
その
八幡 製鐵 所 長官
[農 商務省 山内 堤 雲 :1896年 5月 19日 - 1897年 8月 9日 - (
事務 取扱 )堀田 連 太郎 :1897年 8月 9日 - 1897年 10月 6日 - (
技 監 )大島 道太郎 :1896年 5月 19日 - 1899年 5月 (1899年 5月 ~製鉄 所 技術 長 兼 工務 部長 ) 和田 維四郎 :1897年 10月 6日 - 1902年 2月 3日 - (
兼務 )安広 伴 一郎 :1902年 2月 3日 - 1902年 4月 17日 中村 雄次郎 :1902年 4月 17日 - 1914年 7月 15日 - (
心得 )上山 満之 進 :1914年 7月 15日 - 1914年 7月 18日 押川 則 吉 :1914年 7月 18日 - 1918年 2月 18日 白 仁 武 :1918年 2月 27日 - 1924年 11月6日 - (
事務 取扱 )副島 千八 :1924年 11月6日 - 1924年 12月1日 中井 励作:1924年 12月1日 - 1925年 3月 31日
商工 省 中井 励作:1925年 4月 1日 - 1934年 1月 27日 - (
兼務 )吉野 信次 :1934年 1月 27日 - 1934年 1月 29日
近代 化 産業 遺産 として
[旧 本 事務所
[1899
修繕 工場
[1900
旧 鍛冶 工場
[1900
高見 倶楽部
[1933
関連 施設
[遠賀川 水源 地 ポンプ室 -世界 遺産 の構成 資産 の一 つ。河内貯水池 - 「河内貯水池 堰堤 」と「南河内 橋 」は土木 学会 選奨 土木 遺産 に認定 されており[16]、南河内 橋 、中河内 橋 、北河内 橋 は近代 化 産業 遺産 の構成 資産 である[17]。- くろがね
線 -近代 化 産業 遺産 の構成 資産 の一 つ[17]。
年表
[- 1896
年 (明治 29年 )3月28日 -帝国 議会 第 九 議会 が製鉄 所 の創立 を決定 。 - 1897
年 (明治 30年 )2月 6日 -製鉄 所 を八幡 村 に設置 すると決定 。 - 1897
年 (明治 30年 )6月1日 -八幡 村 に官営 製鐵 所 を開 庁 。 - 1901
年 (明治 34年 )2月 5日 -東田 第 一 高 炉 火入 れ。5月に製鋼 工場 、6月 に中形 工場 ・小形 工場 (いずれも条鋼 用 を圧延 する工場 )・鋼板 工場 、11月に軌条 工場 が操業 を開始 。 - 1901
年 (明治 34年 )11月18日 -作業 開始 式 を挙行 。伏見 宮 貞 愛 親王 、平田東 助 農 商務 大臣 が出席 [18]。 - 1902
年 (明治 35年 )7月 -東田 第 一 高 炉 ・転 炉 休止 。 - 1904
年 (明治 37年 )4月 -大形 工場 (大形 の条鋼 を圧延 )が操業 開始 。 - 1904
年 (明治 37年 )4月 6日 -東田 第 一 高 炉 第 二 次 火入 れ。17日間 で休止 。 - 1904
年 (明治 37年 )7月 23日 -東田 第 一 高 炉 第 三 次 火入 れ。 - 1905
年 (明治 38年 )2月 25日 -東田 第 二 高 炉 火入 れ。 - 1905
年 (明治 38年 )12月 -厚 板 工場 が操業 を開始 。 - 1906
年 (明治 39年 ) -第 一 期 拡張 工事 開始 [19]。 - 1907
年 (明治 40年 )1月 -線 材 工場 が操業 を開始 。 - 1909
年 (明治 42年 )10月 -東田 第 三高 炉 火入 れ。 - 1912
年 (大正 元年 ) -中空 ロール機 導入 (イリス商会 による)。 - 1913
年 (大正 2年 ) - セメント製造 開始 (日 鉄 住金 高 炉 セメントの起源 )。 - 1914
年 (大正 3年 )4月 -東田 第 四 高 炉 火入 れ。 - 1917
年 (大正 6年 ) -電気 炉 を新設 。 - 1917
年 (大正 6年 )9月30日 -九州製鋼 株式会社 設立 。 - 1917
年 (大正 6年 )11月1日 -東洋 製鐵 株式会社 設立 。 - 1918
年 (大正 7年 )12月 -東田 第 五 高 炉 火入 れ。 - 1919
年 (大正 8年 )5月12日 -東洋 製鐵 で高炉 火入 れ(後 の戸畑 第 二 高 炉 )。 - 1921
年 (大正 10年 )4月 -東田 第 六 高 炉 火入 れ。 - 1921
年 (大正 10年 )4月 16日 -官営 製鉄 所 が東洋 製鐵 の工場 を借入 れ。 - 1922
年 (大正 11年 )10月 - ブリキ(当時 は熱 漬 ブリキ)の製造 を開始 。 - 1924
年 (大正 13年 )11月 -戸畑 作業 所 で2基 目 の高炉 に火入 れ(後 の戸畑 第 一 高 炉 ) - 1928
年 (昭和 3年 )11月7日 -九州製鋼 の製鋼 工場 (通称 西八幡 工場 )が操業 開始 を開始 、同時 に官営 製鉄 所 が借入 れ。月内 に厚 板 工場 が操業 開始 。 - 1929
年 (昭和 4年 )1月 -九州製鋼 の大形 工場 が操業 開始 。 - 1930
年 (昭和 5年 )2月 -専用 鉄道 (炭 滓 線 、現 ・くろがね線 )運転 開始 。 - 1930
年 (昭和 5年 )6月17日 -洞 岡 第 一 高 炉 火入 れ。 - 1933
年 (昭和 8年 )10月11日 -洞 岡 第 二 高 炉 火入 れ。 - 1934
年 (昭和 9年 )1月 29日 -官営 製鐵 所 や九州製鋼 などが合同 し、日本 製鐵 (日 鉄 )発足 。日 鉄 八幡 製鐵 所 となる。2月 1日 より正式 に営業 開始 。
社会 への影響
[- 1917
年 3月 、長期 に渡 る贈賄 ・収賄 の事実 が公 になった刑事 裁判 事件 官営 八幡 製鉄 所 事件 があり、長官 押川 則 吉 は自 死 し、関係 者 110人 が逮捕 された。当時 は起訴 便宜 主義 がまだ採用 されておらず、検事 総長 平沼 騏一郎 、検察官 小原 直 、小林 芳郎 などが調査 ・起訴 にあたった[20][注釈 2]。
- 1966
年 、民事 裁判 事件 八幡 製鉄 事件 の最高裁 判決 により、企業 による政治 献金 が営利 法人 の政治 活動 として認 められるようになった。
関連 項目
[近代 化 遺産 ・近代 化 産業 遺産 ・稼働 遺産 ・世界 遺産 ・土木 学会 選奨 土木 遺産 起業 祭 -創業 を記念 し、11月3日 ころ大谷 球場 周辺 で行 われる祭 り。1985年 からまつり起業 祭 八幡 実行 委員 会 の主催 による市民 の祭 りとして開催 。ジェイコム北九州 など地元 企業 やマスコミ各社 ・北九州 市 などが後援 。八幡 空襲 - カール・ハーゼ(お
雇 い外国 人 )
脚注
[注釈
出典
- ^
平川 1928. - ^
鵜 瀞 新五 「日本 に於 ける銑鐵 製造 の現状 及進歩 」『鐵 と鋼 』第 16巻 第 3号 、1930年 、270-206頁 。 - ^ http://www.japansmeijiindustrialrevolution.com/en/site/yawata/component01.html
- ^
読売新聞社 西部 本社 編 『福岡 百 年 』上 ,208頁 ,浪速 社 ,1967. - ^
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福岡 県 『福岡 県 の百 年 』福岡 県 、1971年 1月 1日 、42-43頁 。 - ^
武 末 純一 『福岡 県 の歴史 (県 史 )』山川 出版 社 、1997年 12月1日 、281頁 。ISBN 978-4634324008。 - ^ 「「
明治 日本 の産業 革命 遺産 九州 ・山口 と関連 地域 」の世界 遺産 への推薦 について (閣議 了解 )」、首相 官邸 、2014年 1月 17日 、2015年 5月 5日 閲覧 - ^ a b c d 「
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世界 遺産 センター. 2015年 7月 12日 閲覧 。 - ^ “
世界 遺産 :八幡 製鉄 所 、登録 後 「速 やかに」写真 撮影 解禁 へ”.毎日新聞 (2015年 7月 4日 ) 2015年 7月 30日 閲覧 。 - ^ “
官営 八幡製鐵所旧本事務所眺望スペースのご案内 ”.北九州 市 . 2015年 7月 30日 閲覧 。 - ^ “
高見 倶楽部 ”.北九州 市 風景 街道 北九州 市 . 2024年 7月 14日 閲覧 。 - ^
原 武史 『昭和 天皇 御召 列車 全 記録 』新潮社 、2016年 9月 30日 、101頁 。ISBN 978-4-10-320523-4。 - ^ http://committees.jsce.or.jp/heritage/node/175
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- ^ 『
官報 』第 5521号 、明治 34年 11月27日 。 - ^ 2010, p. 208.
- ^ 「
九州 の大 疑獄 事件 :九 管 、製鉄 所 、鉱 務 署 の贈収賄 」(法律 新聞 1918年 3月 10日 ) -神戸大学 付属 図書館 ) - ^ 「
法理 研究 会 講演 刑事 訴訟 法 改正 案 の要旨 (1 - 14)」『法律 新聞 』1917年 2月 8日 。神戸大学 経済 経営 研究所 新聞 記事 文庫 。
関連 文献
[平川 良彦 「八幡 製鐵 所 の製 銑 作業 に就て」『鐵 と鋼 』第 14巻 第 1号 、1928年 、1-5頁 。三枝 博音 、飯田 賢一 編 『日本 近代 製鉄 技術 発達 史 ―八幡 製鉄 所 の確立 過程 ―』東洋経済新報社 、1957年 5月 、NCID BN04633729。大橋 吉久 「戦前 日本 の製鋼 業 にみられたナショナリズムについて」『経営 史学 』第 6巻 第 3号 、1972年 、33-61頁 。飯田 賢一 『鉄 の100年 八幡 製鉄 所 』藤原 成 一 編 、日本 産業 技術 史 学会 監修 、第一法規出版 〈日本 の技術 2〉、1988年 8月 、ISBN 4474151429。- 八幡製鉄所百年史編纂事務局
編 『世紀 をこえて ―八幡 製鉄 所 の百 年 ―』新 日本 製鐵 株式会社 八幡 製鐵 所 、2001年 11月、NCID BA54591006。 佐藤 昌一郎 『官営 八幡 製鉄 所 の研究 』、八朔 社 、2003年 10月 、ISBN 9784860140175。長野 暹編著 『八幡 製鉄 所 史 の研究 』日本 経済 評論 社 〈九州国際大学 社会 文化 研究所 叢書 〉、2003年 10月 、ISBN 9784818815551。奈倉 文二 「長野 暹編著 , 『八幡 製鉄 所 史 の研究 』,日本 経済 評論 社 , 2003年 10月 」『社会 経済 史学 』第 70巻 第 3号 、2004年 、358-360頁 。坂本 和一 著 『鉄 はいかにしてつくられてきたか ―八幡 製鐵 所 の技術 と組織 一 九 〇一 〜一 九 七 〇年 ―』法律文化社 、2005年 2月 、ISBN 4589027011。長島 修 「外国 人 のみた創立 期 官営 八幡 製鐵 所 」『立 命 館 国際 研究 』第 18巻 第 1号 、2005年 6月 、49-68頁 。開田 一博 、尾道 建二 「官営 八幡 製鐵 所 の創設 期 における鉄骨 構造 建築 の導入 」『日本 建築 学会 計画 系 論 文集 』第 72巻 第 618号 、2007年 、129-134頁 。開田 一博 、尾道 建二 「官営 八幡 製鐵 所 における日本人 最初 の設計 施工 による鉄骨 構造 建築 」『日本 建築 学会 計画 系 論 文集 』第 73巻 第 268号 、2008年 、1349-1354頁 。開田 一博 、尾道 建二 「大正 期 から昭和 初期 における官営 八幡 製鐵 所 の工場 建築 と設計 者 について」『日本 建築 学会 計画 系 論 文集 』第 74巻 第 635号 、2009年 、249-255頁 。菅 和彦 「八幡 製鐵 所 の官舎 ・社宅 開発 と市街地 形成 」『都市 住宅 学 』第 68号 、2010年 、37-42頁 。竹内 康人 『明治 日本 の産業 革命 遺産 ・強制 労働 Q&A八幡 製鉄 所 長崎造船所 高島 ・端島 炭鉱 三池 炭鉱 』社会 評論 社 、2018年 5月 、ISBN 9784784512096。- “
明治 期 の姿 によみがえる官営 八幡 製鐵 所 旧 本 事務所 ―官営 八幡製鐵所旧本事務所内装整備建築工事 ―”. OBAYASHI Thinking プロジェクト最前線 .大林組 (2020年 3月 2日 ). 2020年 5月 10日 閲覧 。
- 『
日本 製鐵 株式會社 史 』日本 製鉄 株式会社 史 編集 委員 会 、1959年 。 新 日本 製鐵 『炎 とともに』八幡 製鐵 株式會社 史 ・新 日本 製鐵 株式會社 十 年 史 、新 日本 製鐵 、1981年 。新聞 記事 文庫 切抜 帳 一覧 (神戸大学 付属 図書館 デジタルアーカイブ)戦後 経済 発展 における政策 形成 とエコノミストの役割 [リンク切 れ](間仁田 研究 室 [リンク切 れ])飯田 賢一 『日本 鉄鋼 技術 史論 』三 一 書房 佐 木 隆三 『宿老 ・田中 熊吉 伝 』文藝春秋 秦 郁 彦編 『日本 官僚 制 総合 事典 :1868 - 2000』東京大学 出版 会 、2001年 。
外部 リンク
[近代 化 産業 遺産 -経済 産業 省 明治 日本 の産業 革命 遺産 製鉄 ・製鋼 、造船 、石炭 産業 明治 期 の姿 によみがえる官営 八幡 製鐵 所 旧 本 事務所 -大林組 東田 第 一 高 炉 史跡 広場 -福岡 県 観光 連盟