山田やまだゴロ

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、漫画まんが家かで本名ほんみょうが「山田やまだ五郎ごろう」である山田やまだゴロについて説明せつめいしています。評論ひょうろん家か・編集へんしゅう者しゃについては「山田やまだ五郎ごろう」を、昭和しょうわ期きの舞踊ぶよう家かについては「山田やまだ五郎ごろう (ダンサー)」をご覧らんください。

山田やまだ ゴロ（やまだ ゴロ、1952年ねん12月23日にち[1] - ）は、日本にっぽんの漫画まんが家かである。本名ほんみょう：山田やまだ 五郎ごろう（やまだ ごろう）[1]。

現在げんざい、江戸川大学えどがわだいがくマスコミュニケーション学科がっか（クリエーター論ろん･文化ぶんか論ろん･実技じつぎ）とヒューマンアカデミー（クリエーター論ろん･実技じつぎ）にて、非常勤ひじょうきん講師こうしを務つとめる。Japan Macintosh Artist club（J-Mac）代表だいひょう。日本にっぽんマンガ学会がっかい、社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん漫画まんが家か協会きょうかい、デジタルマンガ協会きょうかい事務じむ局長きょくちょう、マンガジャパン所属しょぞく。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

岐阜ぎふ県けん羽島はしま郡ぐん八剣はちけん村むら（現げん：岐南ぎなん町まち）出身しゅっしん[2]。小学生しょうがくせい時代じだい、自衛隊じえいたいのパラシュート訓練くんれんを見みたのが気きに入いり、夏休なつやすみの宿題しゅくだいに描えがいた。通常つうじょうなら真横まよこか地平ちへいから描えがくものだが、山田やまだは飛行機ひこうきより上うえという、小学生しょうがくせいにしては大胆だいたんな構図こうずで描えがく。これでクラスメートから「絵えが嘘うそだ」と言いわれたが、母ははは「見みたままだけではなく、想像そうぞう力りょくが必要ひつよう」と言いってくれた。

その後ご、小学しょうがく5年生ねんせいの時ときに転校てんこうしてきた同級生どうきゅうせい2人にんに影響えいきょうされる。山田やまだはたまたま人ひとの家いえの庭にわを横切よこぎろうとした時とき、その2人ふたりが漫画まんがを描えがいているのに遭遇そうぐうする。1人ひとり目めは既存きそんの商業しょうぎょう作品さくひんを模写もしゃしてオリジナルの漫画まんがを構成こうせいするのが、2人ふたり目めは動物どうぶつの作画さくががうまく、山田やまだも後ごを追おって描えがきはじめる。しかし中学ちゅうがく卒業そつぎょう後ごも継続けいぞくしたのは山田やまだだけだった。

本格ほんかく的てきに漫画まんがを描えがくことに触ふれたのは中学ちゅうがく1年生ねんせいの時とき、先さきの2人ふたりが石川いしかわ球だま太ふとし『牙きば王おう』と横山よこやま光輝みつてる『伊賀いがの影かげ丸まる』の真似まねをペンで描えがいていた。山田やまだも影響えいきょうを受うけて、「ガス人間にんげんヘリウムマン」というオリジナル漫画まんがを描えがく。この時点じてんで設定せっていに「悲劇ひげきの改造かいぞう人間にんげん」という、石ノ森いしのもり章太郎しょうたろうの『サイボーグ009』『仮面かめんライダー』のような影響えいきょうが見みられた。中学ちゅうがく3年生ねんせいの時とき、家族かぞく会議かいぎで「漫画まんが家かになりたいから上京じょうきょうさせてくれ」と言いうと「高校こうこうぐらいは行いけ」と言いわれ、岐阜ぎふ南みなみ高等こうとう学校がっこう（現げん・岐阜ぎふ聖徳学園しょうとくがくえん高等こうとう学校がっこう）に通とおった。

漫画まんが家かになるには、編集へんしゅう者しゃに原稿げんこうを見みてもらわねばと思おもい、漫画まんが出版しゅっぱん社しゃでなく岐阜ぎふ日び々新聞しんぶん（今いまの岐阜新聞社ぎふしんぶんしゃ）に持もち込こむと取材しゅざいが即決そっけつされ、近所きんじょや学校がっこうでは一躍いちやく有名人ゆうめいじんとなったが、2か月げつで沈静ちんせいする。新聞しんぶんの「石森いしもりのマネだが」という文章ぶんしょうにはショックを受うけたという。半年はんとし後ご、それを読よんだ『高こう一いちコース』から取材しゅざい依頼いらいがあり、7ページも掲載けいさいされた。山田やまだの絵えが商業しょうぎょう誌しに載のった初はつのケースとなり、掲載けいさい料りょうは5万まん円えん。岐阜ぎふ県けん外がいからもはげましの手紙てがみが多数たすう来きた。

父ちちの知人ちじんの弟おとうとである山本やまもと順じゅん也が『週刊しゅうかん少年しょうねんサンデー』の副ふく編集へんしゅう長ちょうから『少女しょうじょコミック』の副ふく編集へんしゅう長ちょうに異動いどうし、山本やまもとに漫画まんがを見みてもらえるという話はなしが父ちち経由けいゆで来きたので、父ちちのバイクに乗のって原稿げんこうを見みせに行いく。父ちちは酷評こくひょうで漫画まんが家か志望しぼうを断念だんねんさせるつもりだったが、山本やまもとは「漫画まんが家かになれる。高校こうこう卒業そつぎょうしたら上京じょうきょうしなさい」と断言だんげんした。両親りょうしんが完全かんぜんに許ゆるしてくれないまま、高校こうこう卒業そつぎょう式しきの3日にち後ごに上京じょうきょう、山本やまもとを訪たずねるが、この時とき山本やまもとはまだ新人しんじんだった萩尾はぎお望都もとの原稿げんこうを持もっており、見みせられた山田やまだは驚愕きょうがくする。その後ご、山本やまもとによって、中城なかしろけんたろうのアシスタントになる。

その後ご、石森いしもりプロに入社にゅうしゃし、商品しょうひん用ようイラストや絵本えほんなどを担当たんとうした後のち、『人造じんぞう人間にんげんキカイダー』で漫画まんが家かとしてデビューした[1]。その後ごもテレビ番組ばんぐみのコミカライズを多おおく担当たんとうし、1976年ねんに石森いしもりプロから独立どくりつした後のちも児童じどう漫画まんがを中心ちゅうしんに活動かつどうした[1]。

また、2015年ねんにはテレビドラマ『武蔵むさし忍法にんぽう伝でん 忍者にんじゃ烈風れっぷう』にて俳優はいゆうとして出演しゅつえん。2018年ねん開始かいしのテレビドラマ『妖ばなし』ではぬらりひょん役やくや、監督かんとく、脚本きゃくほん等とうも手掛てがけている。

作品さくひん[編集へんしゅう]

石ノ森いしのもり（石森いしもり）章太郎しょうたろう原作げんさく作品さくひん[編集へんしゅう]

1970年代ねんだい[編集へんしゅう]

1980年代ねんだい[編集へんしゅう]

  • 電子でんし戦隊せんたいデンジマン（原作げんさく：八はち手て三郎さぶろう　講談社こうだんしゃ「たのしい幼稚園ようちえん」連載れんさい 1980年ねん）
  • カブトムシ大だい図鑑ずかん（二見ふたみ書房しょぼう 1980年ねん）
  • 自転車じてんしゃ大だい百科ひゃっか（勁文社しゃ「ケイブンシャの大だい百科ひゃっか」 1982年ねん）
  • アンドロメロス（原作げんさく：円谷つぶらやプロ 「小学しょうがく二に年生ねんせい」1982年ねん4月がつ号ごう - 1983年ねん3月がつ号ごう連載れんさい）
  • おもしろマイコン（監修かんしゅう：川崎かわさき慎一しんいち 小学館しょうがくかん 1983年ねん）
  • プログラマーたけし（徳間書店とくましょてん連載れんさい 1984年ねん）
  • 宮本みやもと武蔵むさし（原作げんさく：吉川よしかわ英治えいじ 学習がくしゅう研究けんきゅう社しゃ 1984年ねん）
  • 血液けつえき型がたなぞとふしぎ（監修かんしゅう：能見のうみ正ただし比ひ古いにしえ 小学館しょうがくかん 1984年ねん）
  • かさじぞう（文ぶん：吉田よしだ善昭よしあき 学習がくしゅう研究けんきゅう社しゃ 1984年ねん）
  • 妖怪ようかい幽霊ゆうれい大だい百科ひゃっか（勁文社しゃ「ケイブンシャの大だい百科ひゃっか」 1984年ねん）
  • 勝かつ海舟かいしゅう（監修かんしゅう：樋口ひぐち清之きよゆき 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1984年ねん）
  • 道鏡どうきょう（監修かんしゅう：樋口ひぐち清之きよゆき 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1984年ねん）
  • 平将門たいらのまさかど・藤原ふじわら純じゅん友とも（監修かんしゅう：樋口ひぐち清之きよゆき 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1984年ねん）
  • てるちゃん（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ連載れんさい 1985年ねん）
  • スペースライダー・コスモ（毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ連載れんさい 1985年ねん）
  • ウル技わざDJ (うるテクDJ )（徳間書店とくましょてん連載れんさい 1986年ねん）
  • 北京ぺきん原人げんじん（監修かんしゅう：会田あいだ雄次ゆうじ 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1986年ねん）
  • チラノどん（1986年ねん頃ごろの「1年ねんの学習がくしゅう」連載れんさい）
  • 東海道とうかいどう中ちゅう膝栗毛ひざくりげ（原作げんさく：十返舎一九じっぺんしゃいっく）
  • マンガ初はじめての証券しょうけん会社かいしゃ利用りよう法ほう（主婦しゅふと生活社せいかつしゃ 1987年ねん）
  • クロムウェル（監修かんしゅう：会田あいだ雄次ゆうじ 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1987年ねん）
  • 損そんをしない遺産いさん相続そうぞく（原作げんさく：海江田かいえだ万里ばんり 飛鳥新社あすかしんしゃ 1987年ねん）
  • 洪秀全こうしゅうぜん（監修かんしゅう：会田あいだ雄次ゆうじ 国際こくさい情報じょうほう社しゃ 1987年ねん）
  • バイク整備せいびテクニック入門にゅうもん（交通タイムス社こうつうたいむすしゃ 1988年ねん）
  • クルマ基本きほんメカニズム入門にゅうもん（交通タイムス社こうつうたいむすしゃ 1989年ねん）

1990年代ねんだい[編集へんしゅう]

  • 徳川とくがわ家康いえやす・家光いえみつ・吉よし宗はじめ（監修かんしゅう：栗ぐり岩がん英雄えいゆう、中村なかむら太郎たろう ぎょうせい 1990年ねん）
  • まんが宮城みやぎの歴史れきし（監修かんしゅう：河北新報社かほくしんぽうしゃ 河北新報社かほくしんぽうしゃ 1990年ねん）
  • マンガ栃木とちぎの歴史れきし（監修かんしゅう：下野新聞社しもつけしんぶんしゃ 下野新聞社しもつけしんぶんしゃ 1991年ねん）
  • とびだせ!マリオ (講談社こうだんしゃ「テレビマガジン」連載れんさい 1991年ねん - 2006年ねん）
  • 大だい自然しぜんにいどんだ冒険ぼうけん（共著きょうちょ：宮坂みやさか栄一えいいち、カゴ直利なおとし、津原つわら義明よしあき、今道いまみち英治えいじ 金きんの星ほし社しゃ 1991年ねん）
  • まんが愛媛えひめの歴史れきし（監修かんしゅう：岩橋いわはし勝まさる、松原まつばら弘ひろし宣せん 愛媛新聞社えひめしんぶんしゃ 1992年ねん）
  • 今いまも残のこる世界せかいの不思議ふしぎとなぞ（共著きょうちょ：金田かねだ全ちょん央ひさし、今道いまみち英治えいじ、宮坂みやさか栄一えいいち、津原つわら義明よしあき 1992年ねん）
  • 人ひとびとを感動かんどうさせた出来事できごと（共著きょうちょ：津原つわら義明よしあき、金田かねだ全ちょん央ひさし、ミヤジマワタル、宮坂みやさか栄一えいいち 金きんの星ほし社しゃ 1992年ねん）
  • 能登のとに響ひびく槌づち音おん（日経にっけいBP社しゃ 1992年ねん）
  • 舞姫まいひめ・うたかたの記き（監修かんしゅう：小田切おだぎり進すすむ ぎょうせい 1992年ねん）
  • ボンバーマン（学習研究社がくしゅうけんきゅうしゃ連載れんさい 1993年ねん）
  • まんが信州しんしゅうの歴史れきし1〜5（監修かんしゅう：戸沢とざわ充たかし則そく、石井いしい進すすむ、塚本つかもと学まなぶ、青木あおき孝たかし寿ことぶき　信濃毎日新聞しなのまいにちしんぶん社しゃ 1993年ねん11月）
  • たたかえ!ロックマンX（1994年ねん11月11日にち初版しょはん 講談社こうだんしゃ漫画まんが百科ひゃっか(6)「ロックマン&ロックマンX大だい図鑑ずかん」 1994年ねん）
  • 宇宙うちゅう少女しょうじょドーリー（原作げんさく：ESRI アート印刷いんさつ 1994年ねん）
  • ダッファー（ベースボールマガジン社しゃ連載れんさい 1994年ねん）　

　 2000年ねんより

[1]やつるぎ村むら(理想りそう書店しょてんより2022年ねん5月がつ30日にち出版しゅっぱん)

掲載けいさい年度ねんど不明ふめい[編集へんしゅう]

  • ゴンベェ
  • ザ･サーカス笑わらい
  • ハ〜ルよこい
  • 改訂かいてい版ばんマンガロータス1-2-3入門にゅうもん（構成こうせい：すがやみつる）

師匠ししょう[編集へんしゅう]

高校こうこう時代じだいには長ながい休やすみが出来できると毎回まいかい上京じょうきょう、大田おおた区くか清瀬きよせ市しの親戚しんせきの家いえに長期ちょうき滞在たいざいし、有名ゆうめいな漫画まんが家かの元もとを訪問ほうもんしていた。初はつ訪問ほうもんは石井いしいいさみで、この時ときにあだち充たかしがチーフアシスタントをしていた。

上記じょうきの時とき、スタジオ・ゼロで藤子とうこ不二雄ふじおに作品さくひんを見みてもらうと、たまたま近きんくにつのだがおり、藤子とうこの紹介しょうかいですぐ対面たいめんした。「デッサンをしっかり」など辛口からくち批評ひひょうをもらったが、さらに夏休なつやすみ、初はじめてアシスタントをさせてもらった。また後述こうじゅつの中城なかしろに叱しかられ脱走だっそうした時ときも、つのだが面倒めんどうを見みてくれたという。
高校こうこう2年生ねんせいの夏なつに訪問ほうもんした後のち、前述ぜんじゅつの山本やまもとの紹介しょうかいで弟子でし入いりした。当時とうじの仕事場しごとばは東久留米ひがしくるめ市しにあった。しかし山田やまだによると、中城なかしろの教おしえは技術ぎじゅつ・作法さほうともにスパルタ式すぱるたしきと言いえるほど厳きびしく、何なん度ども怒号どごうが飛とんだという。ある時ときは中城なかしろの投なげたコンパスが山田やまだの左手ひだりてをかすめ、さすがに山田やまだは脱走だっそうしてこの先さきを考かんがえた。しかしバツが悪わるそうに戻もどってくると、中城なかしろは山田やまだを暖あたたかく迎むかえ入いれてくれた。その後ご、正式せいしきに中城なかしろのアシスタントを辞やめる際さい、中城なかしろから「渡わたりアシスタント（他た作家さっかのアシスタント業ぎょうを転々てんてんとするだけで、自みずからはプロデビュー出来できない漫画まんが家か予備よび軍ぐんのこと）にはなるな」と助言じょげんをもらった。
  • 石ノ森いしのもり章太郎しょうたろう
    • 本当ほんとうの意味いみでプロの漫画まんが家かを目指めざす入門にゅうもん書しょに初はじめて触ふれたのは、「石森いしもり章太郎しょうたろうのマンガ家か入門にゅうもん」。
    • 高校こうこう2年生ねんせいの時とき、自分じぶんの描えがいたギャグ漫画まんがを石森いしもりに見みてもらう。
    • 中城なかしろの元もとでの修行しゅぎょうの1年ねん後ご、両りょう師匠ししょうの合意ごういの元もと、石森いしもりのアシスタントとなる。しかし7人にんのみの直属ちょくぞくアシ（山田やまだによるとこちらは石森いしもりスタジオと呼よばれていた）の席せきが空すかず、石森いしもりにより漫画まんが以外いがいのアルバイトを紹介しょうかいされるが、山田やまだがそれを断ことわると、石森いしもりスタジオでなく石森いしもりプロにまわされる。成井なるい紀おさむ郎ろうが1ヶ月かげつ早はやく入はいっていた。中条ちゅうじょうの元もとでは「ウルトラマン」の背景はいけい・着色ちゃくしょく・多忙たぼう時じのキャラ作画さくがなどを担当たんとうしていたが、ここで試ためしに描えがかされた「仮面かめんライダー」は、その時ときまでまったく知しらなかった[1]。この時とき描えがいた「ライダー」のイラストがデビュー作さくにつながるが、山田やまだの編入へんにゅう後ごには「ライダーブーム」がピークに達たっし、絵描えかきのみならず事務じむや荷物にもつ運はこびなど、関連かんれんする雑用ざつようは何なにでもやらされた。
    • 石森いしもりは当時とうじ、東京とうきょう都と板橋いたばし区く徳丸とくまるに、石森いしもりの原稿げんこう保管ほかん所しょを兼かねた屋敷やしきを保有ほゆうしていたが、屋敷やしきの管理人かんりにん業ぎょうと自身じしんの下宿げしゅくを兼かね、山田やまだが一人ひとりで住すんでいたことがある。管理かんりを任まかされた山田やまだは多数たすうの石森いしもりの生なま原稿げんこうを見みることができたが、特とくに「マンガ家か入門にゅうもん」にも掲載けいさいされた「竜神りゅうじん沼ぬま」の原稿げんこうには感動かんどうした、と語かたっている。
    • 成井なるいが石森いしもりプロから石森いしもりスタジオに移動いどうして、石森いしもりの正規せいきアシスタントになる際さい、山田やまだも、石森いしもりのマネージャーから「アシスタントに」と誘さそわれたが、当時とうじすでに月産げっさん200ページに達たっする連載れんさいを抱かかえ、妻子さいしを持もっていたため、これを断ことわり独立どくりつに踏ふみ切きった。ただしこの時ときは、石森いしもりプロ所属しょぞくではなくなったものの、外注がいちゅう形式けいしきで石森いしもりプロの仕事しごとを続つづけられるよう計はからわれた。
  • すがやみつる
    • すがやの描えがく『仮面かめんライダー』の執筆しっぴつ量りょうが増ふえた際さい、山田やまだにとって石森いしもりプロ初はつの仕事しごととなる臨時りんじアシスタントを務つとめている。後のちに成井なるいも参加さんかした。
    • 漫画まんが製作せいさく現場げんばは男性だんせいばかりのため、ある日ひすがやが「女おんなの子こでも呼よぼう」と、墨汁ぼくじゅう三さん滴てき（石森いしもりが名誉めいよ会長かいちょうで、すがやや細井ほそいが所属しょぞくしていた）所属しょぞく時代じだいの女性じょせいを3人にん呼よんだ。山田やまだはこのうちの1人ひとりと結婚けっこんすることになるが、結婚けっこんの相談そうだんと仲人なこうどを石森いしもりが引ひき受うけたため、双方そうほうの親おやを説得せっとくできたという。結婚式けっこんしきはホテルニュージャパンで行おこなわれた。
    • すがやが入門にゅうもん漫画まんがを多数たすう手てがけていた際さい、原作げんさくすがや・作画さくが山田やまだというコンビで出版しゅっぱんされた作品さくひん『改訂かいてい版ばんマンガロータス1-2-3入門にゅうもん』がある。

関連かんれん人物じんぶつ[編集へんしゅう]

山田やまだが「テレビランド」で「イナズマン」（タケバンバラの巻まき）を描えがいていた時とき「あとは仕上しあげだけだが、編集へんしゅう部ぶでやれば入にゅう稿こうも楽らくだろう」と、早朝そうちょうから編集へんしゅう部ぶで勝手かってに仕上しあげをしていた。すると入はいってきた中島なかじまが、イナズマンを描えがいている事ことから山田やまだゴロと気きづき、気きがあったので以後いご親友しんゆうとなる。山田やまだによれば、良よい意味いみで適当てきとう・大雑把おおざっぱなライフスタイルだという。
中島なかじまの単車たんしゃ好すきは、山田やまだゴロ・みよこ夫妻ふさいに大おおきな影響えいきょうを与あたえた。中島なかじまが発売はつばいされたばかりのスズキ・GSX1100S刀かたな に乗のってるのを見みた山田やまだ夫妻ふさいは、後のちに大型おおがた自動じどう二に輪りん免許めんきょを夫婦ふうふで取得しゅとくし、山田やまだはスズキ・GSX-R750、みよこ夫人ふじんはスズキ・GSX750SIII刀がたなを購入こうにゅうするまでに至いたった。

テレビドラマ[編集へんしゅう]

  • 武蔵むさし忍法にんぽう伝でん 忍者にんじゃ烈風れっぷう（2015年ねん） - 飯田いいだ宣せん利り 役やくとして友情ゆうじょう出演しゅつえん。劇げき中ちゅうに登場とうじょうするイラストや特別とくべつ編へんのアイキャッチも手掛てがける。
  • 妖ばなし （TOKYO MX）
    • 第だい14話わ「開ひらかずの間あいだ」(2018年ねん1月がつ6日にち) - 監督かんとく、脚本きゃくほん
    • 第だい26話わ「ぬらりひょん」(2018年ねん3月がつ31日にち) - ぬらりひょん 役やく
    • 第だい56話わ「教室きょうしつの霊れい」(2020年ねん9月がつ19日にち) - 監督かんとく（共同きょうどう監督かんとく）、脚本きゃくほん、キャラクターデザイン、イラスト
      • ボイスドラマ妖ばなし（YouTube） 第だい11話わ「賽さいの河原かわら」（2020年ねん8月がつ4日にち配信はいしん） - 脚本きゃくほん[3]
  • J-BOT ケロ太ふとし（2023年ねん、TOKYO MX） - ゴロ博士はかせ 役やく、ケロ太ふとしキャラクターデザイン

その他た[編集へんしゅう]

  • 同人どうじん誌しについて、公式こうしきサイトでは「かつての肉筆にくひつ回覧かいらん誌しなどは迫力はくりょくがあったが、近年きんねんはウケ狙ねらいや単たんなるエロのために描えがいているだけ」という、批判ひはん的てきな意見いけんも寄よせている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e OFM仮面かめんライダー6 2004, p. 31, 五十嵐いがらし浩司こうじ「石ノ森いしのもり章太郎しょうたろうを継つぐ者もの 仮面かめんライダーマンガ家か列伝れつでん 第だい4回かい 山田やまだゴロ」
  2. ^ 『漫画まんがサンデー』2012年ねん8月がつ27日にち号ごう掲載けいさい『アツい夏なつの日ひ』（山田やまだの原作げんさく、作画さくがは倉田くらたよしみ）
  3. ^ 「妖ばなしボイスドラマ　～第だい十じゅう一いち話わ　賽さいの河原かわら～」　- YouTube (2020年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん)

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 『KODANSHA Official File Magazine 仮面かめんライダー』 Vol.6《仮面かめんライダーアマゾン》、講談社こうだんしゃ、2004年ねん8月がつ25日にち。ISBN 4-06-367089-9。 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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