岩谷いわたに時子ときこ

岩谷いわたに時子ときこ
岩谷いわたに時子ときこ
	文化ぶんか功労こうろう者しゃ顕彰けんしょうに際さいして公表こうひょうされた肖像しょうぞう写真しゃしん
ペンネーム	千家せんげ春はる
誕生たんじょう	岩谷いわたにトキ子ときこ; 1916年ねん3月28日にち; 日本にっぽん統治とうち下か朝鮮ちょうせん、京きょう城府じょうふ
死没しぼつ	2013年ねん10月25日にち（97歳さい没ぼつ）; 日本にっぽん、東京とうきょう都と
職業しょくぎょう	芸能げいのうマネージャー、詩人しじん、作詞さくし家か、翻訳ほんやく家か
言語げんご	日本語にほんご
国籍こくせき	日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき	神戸女学院大学こうべじょがくいんだいがく部ぶ英文えいぶん科か
活動かつどう期間きかん	1951年ねん - 2013年ねん
ジャンル	作詞さくし、翻訳ほんやく
代表だいひょう作さく	『愛あいの讃歌さんか』; 『サン・トワ・マミー』他た
主おもな受賞じゅしょう歴れき	勲くん四よん等とう瑞宝章ずいほうしょう（1993年ねん）; 文化ぶんか功労こうろう者しゃ（2009年ねん）
パートナー	越路こしじ吹雪ふぶき
公式こうしきサイト	岩谷いわたに時子ときこ音楽おんがく文化ぶんか振興しんこう財団ざいだん
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岩谷いわたに時子ときこ（いわたにときこ、1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）3月28日にち - 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）10月25日にち）は、日本にっぽんの作詞さくし家か、詩人しじん、翻訳ほんやく家か。本名ほんみょう:岩谷いわたにトキ子ときこ（読よみ同おなじ）。歌手かしゅ・越路こしじ吹雪ふぶきのマネージャーを務つとめたことでも知しられる。

略歴りゃくれき

越路こしじ吹雪ふぶきと歩あゆんだ半生はんせい

1916年ねん、京きょう城府じょうふ（現在げんざいのソウル特別とくべつ市し）生うまれ。「石見いわみ尊徳そんとく」と敬うやまわれた島根しまね県けん大田おおた市しの篤農とくのう家か・岩谷いわたに九きゅう十じゅう老ろうは曾祖父そうそふである^[1]^[2]。京きょう城じょうで岩谷いわたにが生うまれた日ひに、京畿けいき道どうの初代しょだい長官ちょうかんであった祖父そふは退官たいかんした。父ちちは東京とうきょう高等こうとう商業しょうぎょう学校がっこう（一橋大学ひとつばしだいがくの前身ぜんしん校こう）を出でて貿易ぼうえき商社しょうしゃ勤つとめで、母ははは明治めいじのモダンな女性じょせいであった^[3]。5歳さいの頃ころに兵庫ひょうご県けん西宮にしのみや市しに移住いじゅう。西宮にしのみや市立しりつ浜脇はまわき小学校しょうがっこう、西宮にしのみや市立しりつ安井やすい小学校しょうがっこう、西宮にしのみや市立しりつ西宮にしのみや高等こうとう女学校じょがっこう（現げん・西宮にしのみや市立しりつ西宮にしのみや高等こうとう学校がっこう）を経へて、神戸女学院大学こうべじょがくいんだいがく部ぶに進学しんがく。1939年ねんに神戸女学院大学こうべじょがくいんだいがく部ぶ英文えいぶん科かを卒業そつぎょう後ごに、宝塚歌劇団たからづかかげきだん出版しゅっぱん部ぶに就職しゅうしょく。宝塚歌劇団たからづかかげきだんの機関きかん誌しである『歌劇かげき』の編集へんしゅう長ちょうを務つとめた。

編集へんしゅう部ぶを訪おとずれた当時とうじ15歳さいで宝塚歌劇団たからづかかげきだん新人しんじんの越路こしじ吹雪ふぶきと出会であう。2人ふたりは意気投合いきとうごうし、越路こしじの相談そうだん相手あいてとなる。越路こしじが宝塚歌劇団たからづかかげきだんを退団たいだんして歌手かしゅになりたいと相談そうだんすると、岩谷いわたにも退職たいしょくを決意けつい。小林こばやし一三かずみの奨すすめで越路こしじとともに上京じょうきょうし、東宝とうほう文芸ぶんげい部ぶ所属しょぞくとなる^[3]。越路こしじの付つき人びとを務つとめた。その後ごは自みずからが作詞さくし家かとして成功せいこうしても、自分じぶんの本業ほんぎょうを聞きかれるたびに「越路こしじ吹雪ふぶきのマネージャー」と答こたえていた。

1951年ねんから1963年ねんまでは東宝とうほう文芸ぶんげい部ぶに所属しょぞく。会社かいしゃ員いんとして働はたらく傍かたわらで越路こしじをサポートし、越路こしじが亡なくなるまでの約やく30年間ねんかん、マネージャーとして強つよい信頼しんらい関係かんけいで支ささえ続つづけた。

越路こしじ吹雪ふぶきとのエピソード

岩谷いわたにと越路こしじが初はじめて接触せっしょくしたのは、まだ新人しんじんであった越路こしじが自分じぶんのサインの見本みほんを書かいてほしいと岩谷いわたにに相談そうだんを持もちかけたことによる。このときに2人ふたりで考案こうあんしたサインを越路こしじは終生しゅうせい使つかい続つづけ、越路こしじが忙いそがしくなってからは岩谷いわたにが「代筆だいひつ」することもよくあったという。

その後ごの岩谷いわたには、気きづけば越路こしじの付つき人びとの役割やくわりを担になっており、ある日ひの舞台ぶたいが終おわったあと、越路こしじは不器用ぶきようながらも小道具こどうぐの手入ていれをする岩谷いわたにを見みて、「時子ときこさんもどこか抜ぬけているし、私わたしも抜ぬけている、二人ふたりでやっと一いち人前にんまえだよね」と言いったという^[4]。

宝塚たからづか時代じだいから、浪費ろうひ癖へきによってしばしば給料きゅうりょうを前借まえがりしていた越路こしじは、東宝とうほうに移籍いせきするときには歌劇かげき団だんに借金しゃっきんが残のこっていた。その浪費ろうひ癖へきを承知しょうちしていた岩谷いわたには、1978年ねん、越路こしじがパリへアルバムのレコーディングに赴おもむくにあたり、レコード会社かいしゃの担当たんとうディレクターに「（所持しょじ金きんが）足たりなくなったら使つかってほしい」とこっそり現金げんきんを託たくしたという。

越路こしじはリサイタルの直前ちょくぜんは極度きょくどの緊張きんちょうにおそわれたという。緊張きんちょうを紛まぎらせるために煙草たばこを燻くゆらせ、コーヒーを飲のんで、リサイタルに臨のぞんでいた。ステージに出でる際さいは緊張きんちょうも極限きょくげんに達たっして、岩谷いわたにから背中せなかに指ゆびで「トラ」と書かいてもらい、「あなたはトラ、何なにも怖こわいものはない」と暗示あんじをかけられてからステージに向むかっていた。

越路こしじが胃いがんで入院にゅういんした後のちも、もう一度いちど舞台ぶたいに立たたせたいと強つよく願ねがっていた岩谷いわたには、越路こしじから睡眠薬すいみんやくとタバコを取とり上あげることに躍起やっきになった。それにもかかわらず、越路こしじの夫おっとの内藤ないとう法ほう美びは、越路こしじが病床びょうしょうでタバコを吸すっていても大目おおめに見みていた。「今いまの越路こしじ吹雪ふぶきには厳きびしい愛あいが必要ひつよう」と考かんがえていた岩谷いわたににとって、これは許ゆるしがたいことであり、3度目どめの入院にゅういんを前まえに岩谷いわたには越路こしじのもとを訪おとずれ「内藤ないとうさん、あなた（越路こしじに）甘あまいんじゃないの。あなたもあなたよ。睡眠薬すいみんやくもタバコもやめなけりゃあ、胃いの痛いたみは治なおらないって、お医者いしゃさまもおっしゃったでしょう。もし、あなたが私わたしのいうこと守まもれなかったら、私わたしはあなたの仕事しごとから一いち切手きってを引ひかせてもらうわ」と説得せっとくし、その日ひから越路こしじは睡眠薬すいみんやくとタバコをやめたという^[5]。

作詞さくし家かとして

マネージャーとして活動かつどうする一方いっぽうで、1952年ねんに越路こしじが出演しゅつえんしていたシャンソンショー「巴里ぱりの唄うた」の劇げき中歌なかうたとして『愛あいの讃歌さんか』で、自身じしんにとって初はじめてとなる訳詞やくし・作詞さくしをした^[6]。以降いこうは越路こしじが歌うたうシャンソンの訳詞やくしを手てがけたことをきっかけとして、作詞さくし家か・訳詞やくし家かとしても歩あゆみ始はじめる。ザ・ピーナッツ『恋こいのバカンス』、岸きし洋子ようこ『夜明よあけのうた』、弘田ひろた三枝子みえこ、中尾なかおミエ『夢見ゆめみるシャンソン人形にんぎょう』、沢さわたまき『ベッドで煙草たばこを吸すわないで』、園えんまり『逢あいたくて逢あいたくて』、加山かやま雄三ゆうぞう『君きみといつまでも』、佐良さら直美なおみ『いいじゃないの幸しあわせならば』、ピンキーとキラーズ『恋こいの季き節ぶし』などの、数すう多おおくのヒット曲きょくを生うみ出だしてきた。

一方いっぽうでオリジナルの詞しにとらわれずに、独自どくじの解釈かいしゃくで詞しを当あてることもあった。エディット・ピアフが歌うたった『愛あいの讃歌さんか』は、元もとの歌詞かしが「愛あいを貫つらぬくためなら盗ぬすみでも祖国そこくへの裏切うらぎりでもしてみせる」という背徳はいとく的てきな描写びょうしゃを含ふくんだ内容ないようであるのに対たいし、岩谷いわたにの訳詞やくしでは一途いちずな愛あいを貫つらぬくという翻訳ほんやくになっている。美輪みわ明宏あきひろが岩谷いわたにに訳詞やくしについて訊たずねたエピソードが、NHK人間にんげん講座こうざ「美輪みわ明宏あきひろ愛あいと美びの法則ほうそく（2005年ねん 3月21日にち）」で放映ほうえいされた。^{[要よう出典しゅってん]}

モダニズム作詞さくし家かであった岩谷いわたにはヨーロッパに行いったことがなかった。ハワイに一度いちど行いったきりである。「現地げんちを体験たいけんしていないからこそリアル、というパラドクスがここにある。しかし、それが『文学ぶんがく』の力ちからだともいえる」^[3]。

晩年ばんねん

ミュージカル『ミス・サイゴン』の訳詞やくしを手てがけたことがきっかけで、同どう作品さくひんに主演しゅえんした本田ほんだ美奈子みなこと親交しんこうを深ふかめる。本田ほんだの才能さいのうを「越路こしじの再来さいらい」と高たかく評価ひょうかし、数すう多おおくの詞しを提供ていきょうした。偶然ぐうぜんにも岩谷いわたには、本田ほんだが死去しきょする直前ちょくぜんに足あしを負傷ふしょうして、本田ほんだと同おなじ病院びょういんに入院にゅういんする。ボイスレコーダーを通とおして、無菌むきん室しつに入はいっていた本田ほんだを激励げきれいした。
仕事場しごとばとして帝国ていこくホテルの一室いっしつを利用りようしていた。
1993年ねん勲くん四よん等とう瑞宝章ずいほうしょう受章じゅしょう
2008年ねん「作詞さくし家か岩谷いわたに時子ときこの世界せかい」放送ほうそう (NHK)
2009年ねん 7月がつ7日にち公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん岩谷いわたに時子ときこ音楽おんがく文化ぶんか振興しんこう財団ざいだん設立せつりつ^[7]
2009年ねん10月がつ、平成へいせい21年度ねんど文化ぶんか功労こうろう者しゃ顕彰けんしょう
2010年ねん4月がつ、岩谷いわたに時子ときこ賞しょう創設そうせつ
2013年ねん 10月25日にち午後ごご3時じ10分ふん、肺炎はいえんのために東京とうきょう都内とないの病院びょういんにおいて死去しきょ^[8]。97歳さい没ぼつ。戒名かいみょうは詞し玉だま院いん超ちょう世よ時空じくう大姉だいし（しぎょくいんちょうせいじくうたいし）。

主おもな作品さくひん

作詞さくし（歌謡かよう曲きょく）

梓あずさみちよ
- 『お嫁よめさん』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
いしだあゆみ
- 『赤あかいギヤマン』（作曲さっきょくは滝沢たきざわ洋一よういち）
石原いしはら裕次郎ゆうじろう
- 『思おもい出でホテル』（作曲さっきょくは鈴木すずき邦彦くにひこ）
五木いつきひろし
- 『潮しおどき』（作曲さっきょくは中村なかむら泰士やすし）
岩下いわした志麻しま
- 『18才さいの彼かれ』（作曲さっきょくはポール・モーリア）

鳳おおとり蘭らん、大原おおはらますみ
- 『愛あいの阪急はんきゅう三さん番ばん街がい』（作曲さっきょくは内藤ないとう法ほう美び）

荻野目おぎのめ慶子けいこ
- 『愛あいのオーロラ』（作曲さっきょくは林はやし哲司てつし）
沖おき雅也まさや
- 『君きみと二に人にんで』（作曲さっきょくは鈴木すずき邦彦くにひこ）
尾崎おざき紀おさむ世よ彦
- 『いとしの蒼あおいバラ』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『すぎし日びの恋こい』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
加山かやま雄三ゆうぞう
- 『君きみといつまでも』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『お嫁よめにおいで』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『夜空よぞらの星ほし』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『蒼あおい星ほしくず』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『幻まぼろしのアマリリア』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『ぼくの妹いもうとに』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『美うつくしいビーナス』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『二人ふたりだけの海うみ』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『まだ見みぬ恋人こいびと』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
- 『海うみ　その愛あい』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
加山かやま雄三ゆうぞう、井上いのうえ陽水ようすい
- 『旅人たびびとよ』（作曲さっきょくは弾たま厚あつ作さく）
岸きし洋子ようこ
- 『夜明よあけのうた』（作曲さっきょくはいずみたく）
郷ごうひろみ
- 『男おとこの子こ女おんなの子こ』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『小ちいさな体験たいけん』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『愛あいへの出発しゅっぱつ』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『裸はだかのビーナス』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『モナリザの秘密ひみつ』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
- 『花はなとみつばち』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
越路こしじ吹雪ふぶき
- 『一寸ちょっとおたずねします』（作曲さっきょくは内藤ないとう法ほう美び）
越路こしじ吹雪ふぶき、ザ・ラヴ
- 『イカルスの星ほし』（作曲さっきょくは内藤ないとう法ほう美び）
西城さいじょう秀樹ひでき
- 『嫁とつぐ妹いもうとへ』（作曲さっきょくは三木みきたかし）
佐良さら直美なおみ
- 『いいじゃないの幸しあわせならば』（作曲さっきょくはいずみたく）
沢田さわだ研二けんじ
- 『君きみをのせて』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『永遠えいえんに』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
沢さわたまき
- 『ベッドで煙草たばこを吸すわないで』（作曲さっきょく・編曲へんきょくはいずみたく）
島倉しまくら千代子ちよこ
- 『ほんきかしら』（作曲さっきょくは土田つちた啓あきら四郎しろう）
ジュディ・オング
- 『さようなら17才さい』（作曲さっきょくは市川いちかわ昭あきら介かい）
新藤しんどう恵美えみ、中村なかむら晃子あきこ
- 『美うつくしきチャレンジャー』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
新藤しんどう恵美えみ、南みなみ沙織さおり
- 『恋こいのゆくえ』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）
園えんまり
- 『逢あいたくて逢あいたくて』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『ひとりにしないで』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『つれてって』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『帰かえらぬ初恋はつこい』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
田原たはら俊彦としひこ
- 『さらば‥夏なつ』（作曲さっきょくはポール・アンカ）
寺内てらうちタケシとバニーズ
- 『太陽たいよう野郎やろう』（作曲さっきょくはいずみたく）
西田にしだ佐知子さちこ
- 『あの人ひとに逢あったら』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『どうして』（作曲さっきょくは鈴木すずき邦彦くにひこ）
- 『鍵かぎをかけないで』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）※詞しは前村まえむら好子よしこと共とも作さく
倍ばい賞しょう千恵子ちえこ
- 『バルセロナの恋こい』（1991年ねん、作曲さっきょくは小しょう六ろく禮次郎れいじろう）
橋はし幸夫ゆきお
- 『僕ぼく等とうはみんな恋人こいびとさ』（作曲さっきょくはいずみたく）
ザ・バーズ
- 『アテンションプリーズ』（作曲さっきょくは三沢みさわ郷きょう）
ザ・ピーナッツ
- 『ふりむかないで』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『恋こいのバカンス』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
- 『ジューン・ブライド』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
ザ・ピーナッツ、和田わだ弘ひろしとマヒナスターズ、西田にしだ佐知子さちこ、坂本さかもとスミ子すみこ
- 『ウナ・セラ・ディ東京とうきょう（東京とうきょうたそがれ）』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
ピンキーとキラーズ
- 『恋こいの季き節ぶし』（作曲さっきょくはいずみたく）
- 『涙なみだの季き節ぶし』（作曲さっきょくはいずみたく）
- 『青空あおぞらにとび出しゅっせ!』（作曲さっきょくはいずみたく）
- 『若わかいときこそ』（作曲さっきょくはいずみたく）
フォーリーブス
- 『若者わかものは旅たびをつづける』（作曲さっきょくはいずみたく）
- 『THE END -思おもいがけず出会であったら-』（作曲さっきょくは青山あおやま孝たかし）
布施ふせ明あきら
- 『これが青春せいしゅんだ』（作曲さっきょくはいずみたく）
- 『若わかい明日あした/貴様きさまと俺おれ』（作曲さっきょくはいずみたく）
フランク永井ながい
- 『おまえに』（作曲さっきょくは吉田よしだ正ただし）
本田ほんだ美奈子みなこ
- 『つばさ』（作曲さっきょくは太田おおた美よし知彦ともひこ）
麻里あさざと圭子けいこ&横田よこた年昭としあきとリオ・アルマ
- 『サインはV』（作曲さっきょくは三沢みさわ郷きょう）
美川みかわ憲一けんいち
- 『この胸むねで泣なきなさい』（1999年ねん、作曲さっきょくは三木みきたかし）
ザ・ワイルドワンズ
- 『あの人ひと』（作曲さっきょくは加瀬かせ邦彦くにひこ）
- 『あの雲くもといっしょに』（作曲さっきょくは加瀬かせ邦彦くにひこ）
ザ・ワンダース
- 『愛あいして行いこう』（作曲さっきょくはいずみたく）

訳詞やくし

『愛あいの讃歌さんか』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『ラストダンスは私わたしに』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『ろくでなし』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『サン・トワ・マミー』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『幸福こうふくを売うる男おとこ』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『ケ・サラ』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『夢ゆめの中なかに君きみがいる』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『ある愛あいの詩し』（アンディ・ウイリアムス）
『夜霧よぎりのしのび逢あい』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『別離べつり（わかれ）』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『メランコリー』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『私わたしの心しんはヴァイオリン』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『セ・シ・ボン』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『明日あしたは月つきの上うえで』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『家いえへ帰かえるのが怖こわい』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『枯葉かれは』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『バラ色ばらいろの人生じんせい』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『チャンスが欲ほしいの』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『雪ゆきが降ふる』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『ミロール』（越路こしじ吹雪ふぶき）
『デュエット』（越路こしじ吹雪ふぶき・西城さいじょう秀樹ひでき）
『グリーンスリーブス』（イングランド民みん踊おどり）
『暗くらい艀はしけ』（岸きし洋子ようこ）
『月影つきかげのナポリ』（森山もりやま加代子かよこ）
『夢見ゆめみるシャンソン人形にんぎょう』（フランス・ギャル）※自身じしんが日本語にほんごで歌うたった
『哀かなしみの終おわるとき』（西郷さいごう輝彦てるひこ）
『この胸むねのときめきを』（尾崎おざき紀おさむ世よ彦）
『夜よるのメロディー』（尾崎おざき紀おさむ世よ彦）
『マイ・ウェイ』（尾崎おざき紀おさむ世よ彦）
『追憶ついおく』（尾崎おざき紀おさむ世よ彦）
『哀かなしみの黒くろい瞳ひとみ』（郷ごうひろみ、作詞さくし・作曲さっきょく：J.Iglesias,R.Arcusa）
『百ひゃく万まん本ほんのバラ』（小田おだ陽子ようこバージョン）
『スーツケースを抱だいて』(ミュージカル『エビータ』。ほかの楽曲がっきょくの訳詞やくしは浅利あさり慶太けいたによるもの。)
『王様おうさまと私わたし』（ミュージカル）
『ウエストサイド物語ものがたり』（ミュージカル）
『ジーザス・クライスト=スーパースター』（ミュージカル）
『レ・ミゼラブル』（ミュージカル）
『ミス・サイゴン』（ミュージカル）
『キス・ミー・ケイト』（ミュージカル）
『ミー・アンド・マイガール』（ミュージカル）
『アメイジング・グレイス』（本田ほんだ美奈子みなこ.）
『ミュージカルアンデルセン』（ミュージカル）
『ミュージカル赤毛あかげのアン』（ミュージカル）

作詞さくし（合唱がっしょう曲きょく、校歌こうか、その他た）

『虹にじを架かけよう』（『日本にっぽんアカデミー賞しょう』テーマソング、作曲さっきょく・編曲へんきょくは東海林しょうじ修おさむ）
『ふしぎなメルモ』（『ふしぎなメルモ』OP、作曲さっきょくは宇野うの誠一郎せいいちろう）
『幸しあわせをはこぶメルモ』（『ふしぎなメルモ』ED、作曲さっきょくは宇野うの誠一郎せいいちろう）
『幸こうわせを呼よぶリミットちゃん』（『ミラクル少女しょうじょリミットちゃん』OP、作曲さっきょくは菊池きくち俊輔しゅんすけ）
『センチなリミットちゃん』（『ミラクル少女しょうじょリミットちゃん』ED、作曲さっきょくは菊池きくち俊輔しゅんすけ）
『宝島たからじま』（『宝島たからじま』OP、作曲さっきょくは羽田はた健太郎けんたろう）
『小ちいさな船乗ふなのり』（『宝島たからじま』ED、作曲さっきょくは羽田はた健太郎けんたろう）
『草原そうげんの少女しょうじょローラ』（『草原そうげんの少女しょうじょローラ』OP、作曲さっきょくは川口かわぐち真しん）
『愛あいを+（プラス）ワン』（『ママは小学しょうがく4年生ねんせい』OP、作曲さっきょくは樋口ひぐち康雄やすお）
『われら』（自由民主党じゆうみんしゅとう党とう歌か、作曲さっきょくは山本やまもと直純なおずみ）
『空そらがこんなに青あおいとは』（合唱がっしょう曲きょく、作曲さっきょくは野田のだ暉あきら行ぎょう）
『ともしびを高たかくかかげて』（合唱がっしょう曲きょく、作曲さっきょくは冨田とみた勲いさお）
『ともだちがいる』（合唱がっしょう曲きょく、作曲さっきょくは平尾ひらお昌晃まさあき）
『ラララで歌うたおう』（第だい37回かい国民こくみん体育たいいく大会たいかいイメージソング、作曲さっきょくはいずみたく）
『横浜よこはま市立しりつ小机こづくえ小学校しょうがっこう校歌こうか』（作曲さっきょくは加山かやま雄三ゆうぞう）
『茅ヶ崎ちがさき市立しりつ東海岸ひがしかいがん小学校しょうがっこう校歌こうか』（作曲さっきょくは加山かやま雄三ゆうぞう）
『川口かわぐち市立しりつ新しん郷東ごうとう小学校しょうがっこう校歌こうか』（作曲さっきょくは中村なかむら八大やひろ）
『藤井寺ふじいでら市し民音みんおん頭あたま』（作曲さっきょくは宮川みやがわ泰やすし）
『日本にっぽん大学だいがく習志野ならしの高等こうとう学校がっこう校歌こうか』（作曲さっきょくは山本やまもと直純なおずみ）
『共立女子学園きょうりつじょしがくえん創立そうりつ110周年しゅうねん記念きねん歌か』（作さく・編曲へんきょくは佐橋さはし俊彦としひこ）
『ミュージカルユタとふしぎな仲間なかまたち』（作曲さっきょくは三木みきたかし。「友ともだちはいいもんだ」が、合唱がっしょう曲きょくとして親したしまれている）
『すてきなパパ、きれいなママ』（山本やまもと直純なおずみ作曲さっきょく、トヨタ自動車とよたじどうしゃ「コロナ・マークII」CMソング）
『新座にいざ市立しりつ新座にいざ小学校しょうがっこう校歌こうか』（作曲さっきょくはいずみたく）
『レッツゴーともだち』（作曲さっきょくは筒美つつみ京平きょうへい）

著書ちょしょ

『愛あいの讃歌さんか岩谷いわたに時子ときこ作品さくひん集しゅう』山梨やまなしシルクセンター出版しゅっぱん部ぶ 1967
『あなたのために』サンリオ山梨やまなしシルクセンター出版しゅっぱん部ぶ 1970
『愛あいと哀かなしみのルフラン』講談社こうだんしゃ 1982　のち文庫ぶんこ
『人生じんせいはすぎゆく自選じせん百ひゃく詞し集しゅう』シンコー・ミュージック 1993
『夢ゆめの中なかに君きみがいる越路こしじ吹雪ふぶきメモリアル』講談社こうだんしゃ 1999

翻訳ほんやく

ジュリー・アンドリュース『偉大いだいなワンドゥードルさいごの一いちぴき』ティビーエス・ブリタニカ 1979
ジュリー・アンドリュース『マンディ』ティビーエス・ブリタニカ 1979
カーラ・カスキン作さくマーク・サイモント絵え『オーケストラの105人にん』ジー・シー 1985
カーラ・カスキン作さくマーク・サイモント絵え『ダラスタイタンの月曜日げつようび』ジー・シー・プレス 1987
ウォリック・ハットン構成こうせい・絵え『アダムとエバ旧約きゅうやく聖書せいしょ・創世そうせい記きより』ジー・シー・プレス 1988
ウォリック・ハットン構成こうせい・絵え『美女びじょと野獣やじゅう』ジー・シー・プレス 1988

伝記でんき

田家たや秀樹ひでき『歌うたに恋こいして: 評伝ひょうでん・岩谷いわたに時子ときこ物語ものがたり』ランダムハウス講談社こうだんしゃ 2008
村岡むらおか恵理えり『ラストダンスは私わたしに：岩谷いわたに時子ときこ物語ものがたり』光文社こうぶんしゃ 2019