建けん福ぶく (新しん羅ら)

プロジェクト紀年きねん法ほう

建けん福ぶく（けんふく、건복）は新しん羅らの独自どくじの年号ねんごう。第だい26代だいの真平まっぴら王おうの6年ねん（584年ねん）2月がつから第だい27代だい善徳ぜんとく女王じょおうの3年ねん（633年ねん）末まつまで用もちいられた。なお50年ねん続つづいた年号ねんごうは近代きんだいでも数少かずすくなく、古代こだいともなれば明あきらかに異例いれいである。そのため途中とちゅうに改元かいげんされたが記録きろくから漏もれたという説せつもある。

634年ねん1月がつに仁平にだいらと改元かいげんされた。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

建けん福ぶく	元年がんねん	2年ねん	3年ねん	4年ねん	5年ねん	6年ねん	7年ねん	8年ねん	9年ねん	10年ねん
西暦せいれき	584年ねん	585年ねん	586年ねん	587年ねん	588年ねん	589年ねん	590年ねん	591年ねん	592年ねん	593年ねん
干支えと	甲きのえ辰たつ	乙おつ巳み	丙午ひのえうま	丁未ていみ	戊つちのえ申さる	己おのれ酉とり	庚かのえ戌いぬ	辛からし亥い	壬みずのえ子こ	癸みずのと丑うし
建けん福ぶく	11年ねん	12年ねん	13年ねん	14年ねん	15年ねん	16年ねん	17年ねん	18年ねん	19年ねん	20年ねん
西暦せいれき	594年ねん	595年ねん	596年ねん	597年ねん	598年ねん	599年ねん	600年ねん	601年ねん	602年ねん	603年ねん
干支えと	甲きのえ寅とら	乙おつ卯う	丙へい辰たつ	丁ちょう巳み	戊つちのえ午うま	己おのれ未み	庚申こうしん	辛からし酉とり	壬みずのえ戌いぬ	癸みずのと亥い
建けん福ぶく	21年ねん	22年ねん	23年ねん	24年ねん	25年ねん	26年ねん	27年ねん	28年ねん	29年ねん	30年ねん
西暦せいれき	604年ねん	605年ねん	606年ねん	607年ねん	608年ねん	609年ねん	610年ねん	611年ねん	612年ねん	613年ねん
干支えと	甲子きのえね	乙おつ丑うし	丙へい寅とら	丁ちょう卯しげる	戊つちのえ辰たつ	己おのれ巳み	庚午こうご	辛からし未ひつじ	壬みずのえ申さる	癸みずのと酉とり
建けん福ぶく	31年ねん	32年ねん	33年ねん	34年ねん	35年ねん	36年ねん	37年ねん	38年ねん	39年ねん	40年ねん
西暦せいれき	614年ねん	615年ねん	616年ねん	617年ねん	618年ねん	619年ねん	620年ねん	621年ねん	622年ねん	623年ねん
干支えと	甲きのえ戌いぬ	乙おつ亥い	丙へい子こ	丁ちょう丑うし	戊つちのえ寅とら	己おのれ卯う	庚かのえ辰たつ	辛からし巳み	壬みずのえ午うま	癸みずのと未ひつじ
建けん福ぶく	41年ねん	42年ねん	43年ねん	44年ねん	45年ねん	46年ねん	47年ねん	48年ねん	49年ねん	50年ねん
西暦せいれき	624年ねん	625年ねん	626年ねん	627年ねん	628年ねん	629年ねん	630年ねん	631年ねん	632年ねん	633年ねん
干支えと	甲きのえ申さる	乙おつ酉とり	丙へい戌いぬ	丁ちょう亥い	戊子ぼし	己おのれ丑うし	庚かのえ寅とら	辛からし卯う	壬みずのえ辰たつ	癸巳きし

出典しゅってん

『三さん国史こくし記き』巻まき四よん・新しん羅ら本紀ほんぎ・真平まっぴら王おう紀おさむ

六ろく年ねん春はる二に月がつ。改元かいげん建けん福ぶく。

『三さん国史こくし記き』巻まき五ご・新しん羅ら本紀ほんぎ・善徳ぜんとく王おう紀おさむ

三さん年ねん春はる正月しょうがつ。改元かいげん仁平にだいら。

参考さんこう文献ぶんけん

『三さん国史こくし記き』第だい3巻かん金富かなとみ軾撰せん井上いのうえ秀雄ひでお訳注やくちゅう、平凡社へいぼんしゃ〈東洋文庫とうようぶんこ454〉、1986 ISBN 4-582-80454-3

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

出典しゅってん

参考さんこう文献ぶんけん

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