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庚午(かのえうま、こうきんのうま、こうご)は、干支の一つ。
干支の組み合わせの7番目で、前は己巳、次は辛未である。陰陽五行では、十干の庚は陽の金、十二支の午は陽の火で、相剋(火剋金)である。
紀元後の場合、西暦年を60で割って10が余る年が庚午の年となる。
紀元前の場合、西暦年を60で割って51が余る年が庚午の年となる。
西暦年の下1桁が4・9(十干が甲・己)の年の5月が庚午の月となる。ただしここでいう月は、旧暦の月や節月(芒種から小暑の前日まで)を適用する場合もある。
庚午の日の選日・暦注下段は以下の通り。
庚午の日は大土の1日目である。
広島市西区には庚午(こうご)という地名がある。この地区が開発された年(1870年)の干支に由来するものである。