成瀬なるせ仁蔵にぞう

なるせ じんぞう 成瀬なるせ 仁蔵にぞう
生誕せいたん	1858年ねん8月がつ24日にち （安政あんせい5年ねん6月23日にち） 周防すおう国こく吉敷よしき郡ぐん（現げん・山口やまぐち県けん山口やまぐち市し）
死没しぼつ	(1919-03-04) 1919年ねん3月4日にち（60歳さい没ぼつ）
墓地ぼち	雑司ぞうしが谷や霊園れいえん
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん校こう	アンドーバー神学校しんがっこう、クラーク大学だいがく
職業しょくぎょう	教育きょういく者しゃ
著名ちょめいな実績じっせき	日本女子大にほんじょしだい学校がっこう（現げん：日本女子大学にほんじょしだいがく）創設そうせつ
宗教しゅうきょう	キリスト教きりすときょう→帰一きいつ思想しそう

成瀬なるせ 仁蔵にぞう（なるせ じんぞう、安政あんせい5年ねん6月23日にち〈1858年ねん8月がつ2日にち〉 - 大正たいしょう8年ねん〈1919年ねん〉3月4日にち）は、日本にっぽんの牧師ぼくし・教育きょういく者しゃ。日本にっぽんにおける女子じょし高等こうとう教育きょういくの開拓かいたく者しゃの1人ひとりである。族ぞく籍せきは山口やまぐち県けん士族しぞく。

生涯しょうがい

出生しゅっしょうから就職しゅうしょくまで

周防すおう国こく吉敷よしき郡ぐん吉敷よしき村むら（現在げんざいの山口やまぐち県けん山口やまぐち市し吉敷よしき赤田あかた大形おおがた）に生うまれる。成瀬なるせ小右衛門こうえもんの長男ちょうなん。成瀬なるせ家かはもとは河崎かわさき姓せいで、仁蔵にぞうの父ちちの代だいに成瀬なるせ姓せいを名乗なのる。父ちちは長州ちょうしゅう藩はん毛利もうり家かの一門いちもん・吉敷よしき毛利もうり家かに仕つかえる下級かきゅう武士ぶし。仁蔵にぞうの母はは・歌子うたこは隣村りんそんの大歳おおとし村むら出身しゅっしんで、藩士はんしである秦はた家かの娘むすめ。

仁蔵にぞうは幼少ようしょう時じは郷さと校こうの憲章けんしょう館かんに学まなび、維新いしん後ごの1874年ねん（明治めいじ7年ねん）には調剤ちょうざい師しとして医家いかに住すみ込こむ。この年としには父ちちが死去しきょし、山口やまぐちの教員きょういん養成ようせい所しょ（山口やまぐち師範しはん学校がっこう）の2期生きせいとなる。1876年ねん（明治めいじ9年ねん）に卒業そつぎょうし、小学校しょうがっこう教員きょういんとなる。

大阪おおさか時代じだい

成瀬なるせ仁蔵にぞうと妻つまの満まん寿枝ひさえ

1877年ねんからアメリカに留学りゅうがくし、帰国きこく後ご牧師ぼくしになった同郷どうきょうの沢山さわやま保たもつ羅らの感化かんかを受うけて山口やまぐちを離はなれ、1878年ねん（明治めいじ11年ねん）に大阪おおさかの浪花なにわ教会きょうかいで入信にゅうしんする。組合くみあい教会きょうかいの運動うんどうで同年どうねんに設立せつりつされた梅花ばいか女学校じょがっこうで主任しゅにん教師きょうしを務つとめ、翌よく1879年ねん（明治めいじ12年ねん）には浪花なにわ教会きょうかいに属ぞくし、旧きゅう福井ふくい藩はん士しの娘むすめで女学校じょがっこう生徒せいとであった服部はっとり満みつる寿枝ひさえと結婚けっこん。私財しざいを投とうじて学校がっこう経営けいえいの維持いじを図はかるなど教職きょうしょくには熱心ねっしんであったが、伝道でんどう活動かつどうへの意思いしが強つよく、1882年ねん（明治めいじ15年ねん）に卒業生そつぎょうせいを送おくると教職きょうしょくを辞じし、牧師ぼくしとしての活動かつどうをはじめる。沢山さわやま保たもつ羅らの浪花なにわ教会きょうかいを拠点きょてんに、翌よく1883年ねん（明治めいじ16年ねん）には奈良なら県けん生駒いこま郡ぐん郡山こおりやま町まち（現げん大和郡山やまとこおりやま市し）の出張しゅっちょう伝道でんどう所しょへ移うつる。1884年ねん（明治めいじ17年ねん）には郡山こおりやま教会きょうかいの独立どくりつを許ゆるされてその初代しょだい牧師ぼくしとなり、布教ふきょう活動かつどうをおこなう一方いっぽうで女子じょし教育きょういくを研究けんきゅうする。

現在げんざいの日本女子大学にほんじょしだいがく

新潟にいがた時代じだい

このころ、キリスト教きょう受容じゅようの壁かべが厚あつかった新潟にいがたではT・P・パーム、押川おしかわ方義まさよしらが教会きょうかいを形成けいせいした。1883年ねんにパームが帰国きこくすると、O・ギューリック夫妻ふさいとR・H・デイヴィス夫妻ふさいらアメリカン・ボードのメンバーが伝道でんどうを引ひき継ついだが、伝道でんどう活動かつどうが困難こんなんをきわめており、成瀬なるせは組合くみあいから新潟にいがたでの伝道でんどうを依頼いらいされる。成瀬なるせはこれを拒こばむが、病床びょうしょうの沢山たくさんから赴任ふにんを懇願こんがんされると新潟にいがたへ移うつり、1886年ねん（明治めいじ19年ねん）には新潟にいがた第だい一いち基督教きりすときょう会かい（現げん・日本にっぽん基督教きりすときょう団だん新潟にいがた教会きょうかい）を設立せつりつ。女子じょしの就学しゅうがく状じょう況きょうが不振ふしんであった新潟にいがたで女学校じょがっこうの設立せつりつ案あんが出だされると成瀬なるせはこれに参加さんかし、翌よく1887年ねん（明治めいじ20年ねん）に私立しりつ新潟にいがた英えい学校がっこうを基礎きそに設立せつりつされた新潟にいがた女学校じょがっこうの校長こうちょうとなる。同おなじく英学えいがく塾じゅくを基礎きそに設立せつりつされた男子だんし中等ちゅうとう教育きょういく機関きかんである北越ほくえつ学がく館かんにも関かかわり、教師きょうしとして招まねかれた内村うちむら鑑三かんぞうが生徒せいとの支持しじを得えて分離ぶんりする動うごきを見みせると、成瀬なるせらは内村うちむらに反論はんろんし、解任かいにんを求もとめた。内村うちむらが去さった後のちには旧知きゅうちの松村まつむら介石かいせきや麻生あそう正蔵しょうぞうらが招まねかれた。

詳細しょうさいは「北越ほくえつ学がく館かん事件じけん」を参照さんしょう

米国べいこく留学りゅうがく

1891年ねん（明治めいじ24年ねん）にはアメリカへ渡わたる。アンドーバー神学校しんがっこうで、キリスト教きょうの社会しゃかい的てき役割やくわりに強つよい関心かんしんを持もっていた神学しんがく者しゃウイリアム・J・タッカー教授きょうじゅに師事しじして「新しん神学しんがく」の影響えいきょうを受うけ、さらに1892年ねん9月がつにはクラーク大学だいがくで心理しんり学者がくしゃスタンレー・ホールに師事しじして女子じょし教育きょういくについて学まなんだ。その後ご、各種かくしゅ社会しゃかい施設しせつも視察しさつして1894年ねん（明治めいじ27年ねん）に帰国きこく。

日本女子大にほんじょしだい学校がっこう設立せつりつへ

第だい5代だい梅花ばいか女学校じょがっこう校長こうちょうを務つとめ、女子じょし高等こうとう教育きょういく機関きかんの設立せつりつに着手ちゃくしゅ。成瀬なるせはこの梅花ばいか女学校じょがっこう校長こうちょう時代じだいに日本にっぽん初はつとなる「球たま籠かご遊戯ゆうぎ」（日本にっぽん式しきバスケットボールの原型げんけい）をカリキュラムに採用さいよう、後のちに自みずからが創立そうりつした日本女子大にほんじょしだい学校がっこうでも「球たま籠かご遊戯ゆうぎ」をカリキュラムに採用さいようしていることから、成瀬なるせはバスケットボール紹介しょうかい者しゃのひとりと言いわれている。

大阪おおさか市し東ひがし区く清水谷しみずたに東之ひがしの町まち（現げん天王寺てんのうじ区く清水谷しみずたに町まち）に校こう地ちを確保かくほしたが、その後ご、広岡ひろおか浅子あさこの働はたらきかけで三井みつい財閥ざいばつから東京とうきょう・目白めじろの地ち（現在地げんざいち）を寄贈きぞうされ、1901年ねん（明治めいじ34年ねん）、日本女子大にほんじょしだい学校がっこうを創設そうせつした（設立せつりつ発起人ほっきにん、創立そうりつ委員いいんに西園寺さいおんじ公望きんもち）。

1912年ねん（明治めいじ45年ねん）6月がつ、渋沢しぶさわ栄一えいいち、森村もりむら市し左衛門さえもん、姉崎あねざき正治しょうじらと共ともに帰一きいつ協会きょうかいを設立せつりつする。これは、諸しょ宗教しゅうきょう・道徳どうとくなどが、同一どういつの目的もくてきに向むかって相互そうご理解りかいと協力きょうりょくを推進すいしんすることを期きした会かいである。会員かいいんには、江原えばら素もと六ろく、島田しまだ三郎さぶろう、新渡戸にとべ稲造いなぞう、石橋いしばし智信とものぶ、今岡いまおか信一しんいち良りょう、高木たかぎ八はち尺しゃくやM・C・ハリス、D・C・グリーン、C・マコウリー、W・アキスリングなどの宣教師せんきょうしたちも参加さんかした。

1919年ねん3月がつ4日にち、肝臓かんぞう癌がんのため死去しきょ。墓所はかしょは雑司ヶ谷ぞうしがや霊園れいえん(1-17-6-1)

死後しご

生家せいか跡あとは1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）に山口やまぐち在住ざいじゅうの卒業生そつぎょうせい有志ゆうしによって、成瀬なるせ公園こうえんとして整備せいびされた。公園こうえん内ないに設置せっちされた記念きねん碑ひは毛利もうり本家ほんけ第だい29代だい当主とうしゅの毛利もうり元昭もとあき（貴族きぞく院いん議員ぎいん）の揮毫きごうによるものである。

栄典えいてん

• 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）11月10日にち - 勲くん五ご等とう瑞宝章ずいほうしょう
• 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）3月4日にち - 従したがえ五ご位い

成瀬なるせ仁蔵にぞうのことば

• 「聴きくことを多おおくし、語かたることを少すくなくし、行おこなうことに力ちからを注そそぐべし」
• 「信念しんねん徹底てってい」
• 「自発じはつ創そう生せい」
• 「共同きょうどう奉仕ほうし」

出版しゅっぱん物ぶつ

著作ちょさく

• 『婦女子ふじょしの職務しょくむ』成瀬なるせ仁蔵にぞう、1881年ねん12月。NDLJP:848226。 
  • 『婦女子ふじょしの職務しょくむ』（増補ぞうほ）成瀬なるせ仁蔵にぞう、1887年ねん8月がつ。NDLJP:758235。 
• A Modern Paul in Japan. Congregational Sunday-School and Publishing Society. (1893) 
• 『女子じょし教育きょういく』青木あおき恒三郎つねさぶろう、1896年ねん2月がつ。NDLJP:808868。 
• 『講演こうえん集しゅう 第だい一いち』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1907年ねん12月。NDLJP:809098。 
• 『進歩しんぽと教育きょういく』実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ、1911年ねん11月。NDLJP:808926。 
• 『新しん時代じだいの教育きょういく』博文ひろぶみ館かん、1914年ねん2月がつ。NDLJP:980189。 
  • 『新しん時代じだいの教育きょういく』（再版さいはん）桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1931年ねん10月がつ。 
• 『教育きょういくと信念しんねん涵養かんよう』帰一きいつ協会きょうかい事務所じむしょ、1915年ねん1月がつ。 
• 『新しん婦人ふじん訓くん』婦人ふじん文庫ぶんこ刊行かんこう会かい〈家庭かてい文庫ぶんこ〉、1916年ねん8月がつ。NDLJP:953347。 
  • 『新しん婦人ふじん訓くん』（再版さいはん）桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1925年ねん4月がつ。 
  • 上うえ笙しょう一郎いちろう、山崎やまざき朋子ともこ 編へん『新しん婦人ふじん訓くん』クレス出版しゅっぱん〈家庭かてい文庫ぶんこ〉、2006年ねん7月がつ。ISBN 9784877333263。 
• 『世界せかい統御とうぎょの力ちから』成瀬なるせ仁蔵にぞう、1917年ねん10月がつ。NDLJP:957731。 
• 『女子じょし教育きょういく改善かいぜん意見いけん』成瀬なるせ仁蔵にぞう、1918年ねん9月がつ。NDLJP:941389。 
  • 『女子じょし教育きょういく改善かいぜん意見いけん』（再版さいはん）桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1930年ねん12月。 
• 『軽井沢かるいざわ山上さんじょうの生活せいかつ 大正たいしょう六ろく年ねん日本女子大にほんじょしだい学校がっこう夏期かき寮りょうに於おける成瀬なるせ校長こうちょうの山上さんじょう十じゅう回かい講演こうえん』家庭かてい週報しゅうほう編輯へんしゅう部ぶ、1923年ねん7月がつ。 
  • 『軽井沢かるいざわ山上さんじょうの生活せいかつ 大正たいしょう六ろく年ねん日本女子大にほんじょしだい学校がっこう夏期かき寮りょうに於おける成瀬なるせ校長こうちょうの山上さんじょう十じゅう回かい講演こうえん』日本女子大学にほんじょしだいがく教育きょういく文化ぶんか振興しんこう桜さくら楓かえで会かい成瀬なるせ先生せんせい研究けんきゅう会かい、2002年ねん3月がつ。 
• 『軽井沢かるいざわ山上さんじょうの生活せいかつ』日本女子大学にほんじょしだいがく通信つうしん教育きょういく部ぶ、1965年ねん8月がつ。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞうの社会しゃかい的てき活動かつどう』日本女子大学にほんじょしだいがく女子じょし教育きょういく研究所けんきゅうじょ、1969年ねん6月がつ。 
• 『女子じょし教育きょういく 女子じょし教育きょういく改善かいぜん意見いけん』日本にっぽん図書としょセンター〈近代きんだい日本にっぽん女子じょし教育きょういく文献ぶんけん集しゅう 第だい5巻かん〉、1983年ねん11月。 
  • 『女子じょし教育きょういく 女子じょし教育きょういく改善かいぜん意見いけん』（新装しんそう版ばん）日本にっぽん図書としょセンター〈近代きんだい日本にっぽん女子じょし教育きょういく文献ぶんけん集しゅう 第だい5巻かん〉、2002年ねん6月がつ。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう研究けんきゅう文献ぶんけん目録もくろく』日本女子大学にほんじょしだいがく女子じょし教育きょういく研究所けんきゅうじょ成瀬なるせ記念きねん館かん、1984年ねん10月がつ。 
• 新井あらい明あきら 訳わけ『沢山さわやま保たもつ羅ら 現代げんだい日本にっぽんのポウロ』日本女子大学にほんじょしだいがく、2001年ねん12月。 

作品さくひん集しゅう

『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』

• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい1、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 5〉、1940年ねん8月がつ。NDLJP:1449922 NDLJP:1458196。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい2、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 6〉、1939年ねん3月がつ。NDLJP:1457905。 
  • 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい2（再版さいはん）、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 6〉、1940年ねん8月がつ。NDLJP:1449927。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい3、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 7〉、1939年ねん6月がつ。 
  • 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい3（再版さいはん）、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 7〉、1940年ねん8月がつ。NDLJP:1449936。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい4、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 8〉、1939年ねん5月がつ。NDLJP:1458166。 
  • 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい4（再版さいはん）、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 8〉、1940年ねん8月がつ。NDLJP:1449944。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい5、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 9〉、1939年ねん6月がつ。NDLJP:1457904。 
  • 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい5（再版さいはん）、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 9〉、1940年ねん8月がつ。NDLJP:1449948。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい6、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 10〉、1939年ねん10月がつ。NDLJP:1457962。 
  • 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい6、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 10〉、1939年ねん7月がつ。NDLJP:1449952。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい7、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 11〉、1939年ねん12月。NDLJP:1449958 NDLJP:1458161。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい8、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 12〉、1940年ねん1月がつ。NDLJP:1449962 NDLJP:1458165。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい9、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 13〉、1940年ねん3月がつ。NDLJP:1438688 NDLJP:1449968。 
• 『成瀬なるせ先生せんせい講演こうえん集しゅう』 第だい10、桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 14〉、1940年ねん5月がつ。NDLJP:1449971 NDLJP:1458154。 

『女子じょし大学だいがく論ろん選集せんしゅう』

• 成瀬なるせ先生せんせい研究けんきゅう会かい 編へん『今後こんごの女子じょし教育きょういく 成瀬なるせ仁蔵にぞう・女子じょし大学だいがく論ろん選集せんしゅう』日本女子大学にほんじょしだいがく、1961年ねん6月がつ。 
  • 日本女子大学にほんじょしだいがく女子じょし教育きょういく研究所けんきゅうじょ 編へん『今後こんごの女子じょし教育きょういく 成瀬なるせ仁蔵にぞう・女子じょし大学だいがく論ろん選集せんしゅう』（新版しんぱん）日本女子大学にほんじょしだいがく、1984年ねん10月がつ。 

『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう』

• 成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう委員いいん会かい 編へん『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう』 第だい1巻かん、日本女子大学にほんじょしだいがく、1974年ねん6月がつ。 
• 成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう委員いいん会かい 編へん『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう』 第だい2巻かん、日本女子大学にほんじょしだいがく、1976年ねん4月がつ。 
• 成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう委員いいん会かい 編へん『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう』 第だい3巻かん、日本女子大学にほんじょしだいがく、1981年ねん3月がつ。 
• 日本女子大学にほんじょしだいがく女子じょし教育きょういく研究所けんきゅうじょ 編へん『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく集しゅう』 事項じこう索引さくいん、日本女子大学にほんじょしだいがく、1995年ねん2月がつ。 

『書簡しょかん集しゅう』

• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう関係かんけい書簡しょかん集しゅう』日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん、2019年ねん6月がつ。 

訳わけ著ちょ

• ヘンリー・デビス『有害ゆうがいの烟けむり』福音ふくいん社しゃ、1888年ねん6月がつ。NDLJP:837241。 

関連かんれん書籍しょせき

• 仁科にしな節たかし 編へん『成瀬なるせ先生せんせい伝でん』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1928年ねん4月がつ。 
  • 仁科にしな節たかし 編へん『成瀬なるせ先生せんせい伝でん 伝記でんき・成瀬なるせ仁蔵にぞう』（復刻ふっこく版ばん）大空おおぞら社しゃ〈伝記でんき叢書そうしょ 56〉、1989年ねん1月がつ。ISBN 9784872363555。 
• 日本女子大にほんじょしだい学校がっこう第だい二に十じゅう五ご回生かいせい 編へん『成瀬なるせ先生せんせい追懐ついかい録ろく』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1928年ねん4月がつ。 
• 仁科にしな節たかし『成瀬なるせ先生せんせい記念きねん帖じょう』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1936年ねん4月がつ。 
• 仁科にしな節たかし 編へん『成瀬なるせ先生せんせい書誌しょし』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ〈桜さくら楓かえで文庫ぶんこ 1〉、1937年ねん7月がつ。NDLJP:1111440。 
• 渡辺わたなべ英一ひでかず 編へん『成瀬なるせ先生せんせい 日本女子大学にほんじょしだいがく創立そうりつ者しゃ』桜さくら楓かえで会かい出版しゅっぱん部ぶ、1948年ねん5月がつ。 
• 大橋おおはし廣ひろ、仁科にしな節たかし『成瀬なるせ先生せんせいのおしえ 日本女子大学にほんじょしだいがく創立そうりつ五ご十じゅう周年しゅうねん記念きねん』日本女子大学にほんじょしだいがく、1951年ねん11月。 
• 西原にしはら慶一けいいち『少年しょうねん成瀬なるせ仁蔵にぞう』中尾なかお彰あきら絵え、小峰こみね書店しょてん、1959年ねん11月。 
• 大岡おおおか蔦つた枝えだ『成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせい』三月書房さんがつしょぼう、1966年ねん1月がつ。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう小伝しょうでん』成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせい五ご十じゅう年ねん祭さい実行じっこう委員いいん会かい、1969年ねん4月がつ。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせい五ご十じゅう年ねん祭さい』成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせい五ご十じゅう年ねん祭さい実行じっこう委員いいん会かい、1969年ねん6月がつ。 
• 『日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ文庫ぶんこ目録もくろく』日本女子大学にほんじょしだいがく図書館としょかん、1979年ねん11月。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせい語録ごろく』日本女子大学にほんじょしだいがくカウンセリング・センター、1980年ねん12月。 
• 菅かん支ささえ那な『成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせいの女子じょし教育きょういく』成瀬なるせ仁蔵にぞう先生せんせいの女子じょし教育きょういく刊行かんこう会かい、1981年ねん6月がつ。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう研究けんきゅう文献ぶんけん目録もくろく』日本女子大学にほんじょしだいがく女子じょし教育きょういく研究所けんきゅうじょ成瀬なるせ記念きねん館かん、1984年ねん10月がつ。 
• 影山かげやま礼子あやこ『成瀬なるせ仁蔵にぞうの教育きょういく思想しそう 成瀬なるせ的てきプラグマティズムと日本女子大にほんじょしだい学校がっこうにおける教育きょういく』風間かざま書房しょぼう、1994年ねん2月がつ。ISBN 9784759908794。 
• 『成瀬なるせ仁蔵にぞう著作ちょさく目録もくろく』日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん〈日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん文献ぶんけん目録もくろくシリーズ 1〉、2000年ねん3月がつ。 
• 青木あおき生子いくこ『いまを生いきる成瀬なるせ仁蔵にぞう 女子じょし教育きょういくのパイオニア』講談社こうだんしゃ、2001年ねん12月。ISBN 9784062108942。 
• 中嶌なかじま邦くに『成瀬なるせ仁蔵にぞう』吉川弘文館よしかわこうぶんかん〈人物じんぶつ叢書そうしょ 新装しんそう版ばん〉、2002年ねん3月がつ。ISBN 9784642052245。 
• 河村かわむら望のぞむ『知しられざる社会しゃかい学者がくしゃ成瀬なるせ仁蔵にぞう』人間にんげんの科学かがく新しん社しゃ、2003年ねん2月がつ。ISBN 9784822602154。 
• 陳ちん暉あきら『明治めいじ教育きょういく家か成瀬なるせ仁蔵にぞうのアジアへの影響えいきょう 家族かぞく改革かいかくをめぐって』国際こくさい日本にっぽん文化ぶんか研究けんきゅうセンター〈日にち文ぶん研けんフォーラム 第だい166回かい〉、2004年ねん9月がつ。 
• 『あなたは天職てんしょくを見みつけたか 日本にっぽん女子じょし高等こうとう教育きょういくの父ちち成瀬なるせ仁蔵にぞう生誕せいたん150年ねん』日本女子大学にほんじょしだいがく、2008年ねん6月がつ。ISBN 9784990421106。 
• 後藤ごとう久ひさ『日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん講堂こうどう 創立そうりつ者しゃの夢ゆめと明治めいじの洋風ようふう建築けんちく 成瀬なるせ仁蔵にぞう生誕せいたん150年ねん記念きねん』日本女子大学にほんじょしだいがく、2008年ねん6月がつ。ISBN 9784990421113。 
• 『写真しゃしんで見みる成瀬なるせ仁蔵にぞうその生涯しょうがい 日本女子大学にほんじょしだいがく創立そうりつ者しゃ成瀬なるせ仁蔵にぞう生誕せいたん150年ねん記念きねん』日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん、2008年ねん6月がつ。 
• 大森おおもり秀子ひでこ『多元的たげんてき宗教しゅうきょう教育きょういくの成立せいりつ過程かてい アメリカ教育きょういくと成瀬なるせ仁蔵にぞうの「帰一きいつ」の教育きょういく』東あずま信しん堂どう、2009年ねん1月がつ。ISBN 9784887138551。 
• 『日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん収蔵しゅうぞう資料しりょう目録もくろく』 1 旧きゅう成瀬なるせ記念きねん室しつ資料しりょう、日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん、2014年ねん10月がつ。 
• 馬場ばば哲雄てつお『近代きんだい女子じょし高等こうとう教育きょういく機関きかんにおける体育たいいく・スポーツの原げん風景ふうけい 成瀬なるせ仁蔵にぞうの思想しそうと日本女子大にほんじょしだい学校がっこうに原型げんけいをもとめて』翰林かんりん書房しょぼう、2014年ねん2月がつ。ISBN 9784877373641。 
• 中嶌なかじま邦くに『成瀬なるせ仁蔵にぞう研究けんきゅう 教育きょういくの革新かくしんと平和へいわを求もとめて』ドメス出版しゅっぱん、2015年ねん9月がつ。ISBN 9784810708189。 
• 文化財ぶんかざい工学こうがく研究所けんきゅうじょ 編へん『文京ぶんきょう区く指定してい有形ゆうけい文化財ぶんかざい旧きゅう成瀬なるせ仁蔵にぞう住宅じゅうたく（日本女子大学にほんじょしだいがく成瀬なるせ記念きねん館かん分館ぶんかん）移築いちく修理しゅうり工事こうじ報告ほうこく書しょ』日本女子大学にほんじょしだいがく、2018年ねん3月がつ。 
• 片桐かたぎり芳雄よしお『評伝ひょうでん成瀬なるせ仁蔵にぞう 女子じょし高等こうとう教育きょういくから「社会しゃかい改良かいりょう」へ 日本女子大学にほんじょしだいがく創立そうりつ120周年しゅうねん記念きねん出版しゅっぱん』風間かざま書房しょぼう、2021年ねん11月

成瀬なるせ仁蔵にぞうが登場とうじょうする作品さくひん

• テレビドラマ『あさが来きた』 - 平成へいせい27年度ねんど後期こうき連続れんぞくテレビ小説しょうせつ第だい93作さく（NHK大阪おおさか放送ほうそう局きょく制作せいさく）。成瀬なるせ仁蔵にぞうをモデルとした「成澤なりさわ泉いずみ」を瀬戸せと康史やすしが演えんじる。
• 古川ふるかわ智映子ちえこ 『小説しょうせつ 土佐堀とさぼり川がわ ～ 女性じょせい実業じつぎょう家か・広岡ひろおか浅子あさこの生涯しょうがい』（1988年ねん、潮出版社うしおしゅっぱんしゃ） - NHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつ 『あさが来きた』 の原案げんあん本ほん
• 舞台ぶたい 『土佐堀とさぼり川がわ』 - 1990年ねん2月がつから1ヵ月かげつ間あいだ、東京とうきょう宝塚劇場たからづかげきじょうで上演じょうえん。成瀬なるせ仁蔵にぞう役やくを小野寺おのでら昭あきらが演えんじた。（主人公しゅじんこう・広岡ひろおか浅子あさこ役やくは八千草やちぐさ薫かおる）

参考さんこう文献ぶんけん

• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく 第だい4版はん』人事じんじ興信所こうしんじょ、1915年ねん。
• 関根せきね正雄まさお『内村うちむら鑑三かんぞう』清水しみず書院しょいん、1967年ねん。
• 茂義しげよし樹じゅ、佐野さの安あん仁ひとし、笠井かさい秋生あきお『沢山さわやま保たもつ羅ら』日本にっぽん基督教きりすときょう団だん出版しゅっぱん局きょく、1977年ねん。
• 鈴木すずき範久のりひさ『内村うちむら鑑三かんぞう』岩波書店いわなみしょてん、1983年ねん。
• 高橋たかはし昌郎まさお『明治めいじのキリスト教きりすときょう』吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2003年ねん。

関連かんれん項目こうもく

• 明治めいじの人物じんぶつ一覧いちらん
• 教育きょういく関係かんけい人物じんぶつ一覧いちらん
• 西園寺さいおんじ公望きんもち
• 中川なかがわ小しょう十郎じゅうろう - 上京じょうきょうした成瀬なるせ仁蔵にぞうと麻生あそう正蔵しょうぞう（二に代目だいめ日本女子大学にほんじょしだいがく学長がくちょう）を東京とうきょうの自宅じたくに寄寓きぐうさせた。成瀬なるせは、廣岡ひろおか家か再興さいこうを期きする広岡ひろおか浅子あさこに中川なかがわ小しょう十じゅう郎ろうを紹介しょうかいした。中川なかがわは日本女子大学にほんじょしだいがく創立そうりつ事務じむ幹事かんじ長ちょうを務つとめた。
• 広岡ひろおか浅子あさこ - 明治めいじ・大正たいしょう期きの実業じつぎょう家か。NHK連続れんぞくテレビ小説しょうせつ 『あさが来きた』 のヒロインのモデル
• 大阪おおさか府立ふりつ清水谷しみずたに高等こうとう学校がっこう
• 大村おおむら忠二郎ちゅうじろう
• 宮沢みやざわトシ - 宮沢みやざわ賢治けんじの妹いもうと。日本女子大にほんじょしだい学校がっこうの学生がくせいとして、成瀬なるせから大おおきな影響えいきょうを受うけたとされる。

外部がいぶリンク

• 日本女子大学にほんじょしだいがく
  • 成瀬なるせ記念きねん館かん
• 大同生命保険だいどうせいめいほけん株式会社かぶしきがいしゃ
  • [1]広岡ひろおか浅子あさこを理解りかいするための10人にん（友人ゆうじん・知人ちじん編へん）
  • 日本女子大にほんじょしだい学校がっこうの設立せつりつ
  • 「浅子あさごのもとで働はたらく」ということ～広岡ひろおか浅子あさこの人材じんざい育成いくせい論ろん～