楯山たてやま部屋へや

楯山たてやま部屋へや（たてやまべや）は、かつて存在そんざいした相撲すもう部屋へや。

沿革えんかく

3代だい仮名がな頭あたま次じ平へいが天保てんぽう年間ねんかんに幕内まくうち三さん楯山たてやま藤ふじ太夫たゆうを育そだてた。

5代だい大槙おおまき幸治こうじは大関おおぜき若わか嶌しま久三郎きゅうさぶろうを育そだてるが途中とちゅうで死去しきょ。若わか嶌しまは明治めいじ15年ねん（1882年ねん）6月がつより二に枚まい鑑札かんさつで部屋へやを継承けいしょうした。引退いんたい後ごに楯だて甲きのえ久四郎きゅうしろうの入幕にゅうまくが決きまった直後ちょくごの明治めいじ24年ねん（1891年ねん）1月がつに死去しきょ。楯だて甲こうらは粂川くめかわ部屋へやへ移籍いせきした。

その後ご友とも綱つな部屋へやの元もと幕下まくした友とも響ひびき治おさむ三郎さぶろうが、熊くまヶ谷たに部屋へやから移籍いせきしてきた関脇せきわけ清きよし瀬川せかわ敬之助けいのすけとその一いち党とうを受うけ入いれ、一時いちじ的てきに部屋へやの看板かんばんを掲かかげたが、昭和しょうわ4年ねん（1929年ねん）9月がつ場所ばしょ後ごに清瀬きよせ川がわが引退いんたいし、伊勢いせヶ濱はまを襲名しゅうめいしたときに、部屋へやごと伊勢いせヶ濱はまに譲ゆずり自身じしんも部屋へや付つき親方おやかたとなったが、昭和しょうわ34年ねん（1959年ねん）1月がつ廃業はいぎょうした。