河内かわうち王朝おうちょう

上町うえまち台地だいち

位置いち図ず。座標ざひょう中心ちゅうしんは難波なんば宮みや跡あと（難波なんば宮みや跡あと公園こうえん）地点ちてん。

河内かわうち王朝おうちょう（かわちおうちょう）あるいは応神おうしん新しん王朝おうちょうは、現在げんざいの大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し域いきにあたる難波なんば（なにわ）の上町うえまち台地だいち一帯いったいに本拠地ほんきょちを置おいた倭国わのくにの王朝おうちょうに対たいする呼称こしょう。始祖しそは誉田ほんだ別べつあるいはその子この大だい鷦鷯みそさざいとされる。

概要がいよう

万世ばんせい一系いっけいの皇統こうとうが神武じんむ天皇てんのうによる建国けんこく以来いらい、連綿れんめんと続つづいてきたとする『日本書紀にほんしょき』の記述きじゅつに疑義ぎぎを呈ていし、弥生やよい時代じだい後期こうきから古墳こふん時代じだいまでの間あいだの日本にっぽん列島れっとうにおける覇権はけん勢力せいりょくヤマト王権おうけんに複数ふくすうの王朝おうちょうが興亡こうぼうしたとする王朝おうちょう交替こうたい説せつは、日本にっぽん古代こだい史し研究けんきゅうにおいて長ながく唱となえられている。

その中なかでも、応神天皇おうじんてんのうをそれ以前いぜんの皇統こうとうとは無関係むかんけいな人物じんぶつと考かんがえ、新あらたに興おこった新しん王朝おうちょうの創始そうし者しゃとする説せつがある。この応おう神しんから始はじまる王朝おうちょうは河内かわうちに宮みやや陵りょうを多おおく築きずいていることから「河内かわうち王朝おうちょう」、また「ワケ」の名ながついた天皇てんのうが多おおいことから「ワケ王朝おうちょう」などと歴史れきし学がく上じょう呼称こしょうされる。

応神天皇おうじんてんのうの父母ちちははは通常つうじょう14代だい仲哀ちゅうせつ天皇てんのうとその皇后こうごうの神功じんぐう皇后こうごうであるとされるが、伝承でんしょうの項こうにもある通とおり出生しゅっしょう時じの状況じょうきょうも不自然ふしぜんであり、母ははである神功じんぐう皇后こうごうが身重みおもでありながら朝鮮ちょうせんに赴おもむき、出産しゅっさんを遅おくらせて三さん韓かん征伐せいばつを指揮しきし、九州きゅうしゅうに帰国きこくした際さいに生うまれたとされている。広開土王こうかいどおう碑ひなどの国外こくがい史料しりょうからも実証じっしょうできるように4世紀せいき末まつに倭国わのくにが朝鮮半島ちょうせんはんとうに侵攻しんこうをかけて百済くだらと新しん羅らを服属ふくぞくさせたことは歴史れきし的てき事実じじつではあるが、『記紀きき』における三さん韓かん征伐せいばつの記述きじゅつは神話しんわ的てき表現ひょうげんも見受みうけられそのまま信用しんようすることはできない。

4世紀せいき末まつに河かわ内ないに新しん政権せいけん（河内かわうち王朝おうちょう）が成立せいりつしたとする説せつの源流げんりゅうは、1949年ねん発表はっぴょうの江上えがみ波なみ夫おっとらによる座談ざだん会かい「日本にっぽん民族みんぞく・文化ぶんかの源流げんりゅうと日本にっぽん国家こっかの形成けいせい」（『民族みんぞく学がく研究けんきゅう』13巻かん3号ごう）にあるとされる。その後ご、1960年代ねんだいに直木なおき孝次郎こうじろう、上田うえだ正ただし昭あきら、岡田おかだ精きよし司しらが、この立場たちばに立たった研究けんきゅうを次々つぎつぎと発表はっぴょうした。

この政権せいけんの名称めいしょうを最初さいしょに河内かわうち王朝おうちょうと称しょうしたのは上田うえだ正ただし昭あきらであり、以降いこう、「河内かわうち王朝おうちょう」の名称めいしょうが定着ていちゃくすることとなった。東洋とうよう史し学者がくしゃの岡田おかだ英弘ひでひろ、日本にっぽん史し学者がくしゃの塚口つかぐち義信よしのぶなどが「河内かわうち王朝おうちょう」の名称めいしょうを用もちいている。難波なんば王朝おうちょうと称しょうする研究けんきゅう者しゃには考古こうこ学者がくしゃの山根やまね徳太郎とくたろうがいる。直木なおき孝次郎こうじろうは、応神天皇おうじんてんのうを政権せいけんの初代しょだいとみなす立場たちばから「応神おうしん王朝おうちょう」という名称めいしょうを用もちいていたが、後のちに「王朝おうちょう国家こっか」との混同こんどうを避さけるため、「河内かわうち政権せいけん」という呼称こしょうを用もちいるようになっている。水野みずの祐ゆうの三さん王朝おうちょう交替こうたい説せつでは中ちゅう王朝おうちょう、あるいは第だい2次じ大和やまと政権せいけんなどと呼よばれる。

以下いかにおいて河内かわうち王朝おうちょうの成立せいりつに関かんして唱となえられた諸しょ仮説かせつの詳細しょうさいを紹介しょうかいする。

九州きゅうしゅう軍事ぐんじ豪族ごうぞく起源きげん説せつ

井上いのうえ光貞みつさだは、『記紀きき』に応おう神しんが九州きゅうしゅうの産うまれで異母いぼ兄弟きょうだいの麛坂皇子おうじと忍にん熊ぐま皇子おうじ達いたると戦たたかって畿内きないに入はいったという記述きじゅつがあることから、応神おうしんは本来ほんらいヤマト王権おうけんに仕つかえていた九州きゅうしゅうの豪族ごうぞくであり、朝鮮ちょうせん出兵しゅっぺいを指揮しきする中なかで次第しだいに中央ちゅうおう政権せいけんをしのぐ力ちからをつけて皇位こういを簒奪さんだつし、12代だい景けい行ぎょう天皇てんのうの曾孫そうそんである仲なか姫ひめ命いのちを娶めとることによって入婿いりむこのような形かたちで王朝おうちょうを継ついだのではないかと推測すいそくしている。仲哀ちゅうせつ天皇てんのうと先帝せんていの13代だい成なり務つとむ天皇てんのうはその和風わふう諡号しごうが著いちじるしく作為さくい的てき（諡号しごうというより抽象ちゅうしょう名詞めいしに近ちかい）であり、その事績じせきが甚はなはだ神話しんわ的てきであることから実在じつざい性せいを疑問ぎもん視しされることが多おおく、井上いのうえはこの二に帝みかどは応おう神しんの皇統こうとうと10代崇たかし神かみ天皇てんのうから景けい行ぎょう天皇てんのうまでの皇統こうとう（三さん輪りん王朝おうちょう）を接続せつぞくするために後世こうせいになって創作そうさくされた存在そんざいと考察こうさつしている。

一方いっぽう宝たから賀が寿男としおは井上いのうえの説せつと前半ぜんはんまでは同旨どうしであるが、系譜けいふ研究けんきゅうと暦年れきねん研究けんきゅうから仲なか姫ひめ命いのちの父ちちの五百城入彦皇子を成なり務つとむ天皇てんのうと同人どうじんであると見みて、仲哀ちゅうせつ天皇てんのうも応神天皇おうじんてんのうと同どう世代せだいであるとしている。天皇てんのうの神話しんわ的てきな物語ものがたりは後世こうせいの潤色じゅんしょく・表象ひょうしょう・転訛てんかに過すぎず、その程度ていどの不合理ふごうりさだけで大王だいおう家かの歴史れきし的てきな流ながれや諸しょ豪族ごうぞくの系譜けいふを無視むしした勝手かってな系譜けいふ改変かいへん、非ひ実在じつざい説せつを唱となえる立場たちばの者ものに対たいして非ひ科学かがく的てき、非ひ論理ろんり的てきであるとしている。

畿内きない在地ざいち勢力せいりょく説せつ

塚口つかぐち義信よしのぶによれば、4世紀せいき末まつにヤマト政権せいけん内部ないぶで主導しゅどう権けんを握にぎっていた佐紀さきの政治せいじ集団しゅうだんが内部ないぶ分裂ぶんれつし、一方いっぽうの勢力せいりょくがもう一方いっぽうの勢力せいりょくを打倒だとうして河内こうちに本拠ほんきょを移うつしたとする。記紀ききに見みる忍しのぶ熊くま王おうの反乱はんらんと、誉田ほんだ別べつ皇子おうじ（のちの応神天皇おうじんてんのう）による鎮圧ちんあつはこれを反映はんえいした記述きじゅつと見みなし、香坂こうさか王おう・忍しのぶ熊くま王おうの勢力せいりょくを佐紀さき政権せいけんの主しゅ勢力せいりょくとしている。他たの河内かわうち王朝おうちょう説せつでは応神天皇おうじんてんのうをヤマト王権おうけんとの繋つながりを持もたない全まったく新あたらしい王朝おうちょうの創始そうし者しゃと見みなす場合ばあいが少すくなくないが、塚口つかぐち説せつでは応神天皇おうじんてんのう及およびその母ははである神功じんぐう皇后こうごうの伝承でんしょうの中なかに山城やましろ地域ちいき周辺しゅうへんとの強つよい結むすびつきを示唆しさする記述きじゅつが多数たすう見みられる事ことを重視じゅうしし、外来がいらい勢力せいりょくによる政権せいけんの奪取だっしゅではなく、あくまでも同おなじ大和やまとの北部ほくぶ地域ちいきを基盤きばんとする勢力せいりょく内ないでの主導しゅどう権けん争あらそいであったとの立場たちばを取とる。

河内かわうちの勢力せいりょくについては一連いちれんの内紛ないふんに葛城かつらぎや日向ひなたなどの諸しょ勢力せいりょくと共ともに誉田ほんだ別べつ皇子おうじの後うしろ盾たてのような形かたちで介入かいにゅうした政治せいじ集団しゅうだんであったと見みなしている。また、応神天皇おうじんてんのうが河内かわうちの豪族ごうぞくである品しな陀真若わか王おうの娘むすめを妃ひにしたという記紀ききの系譜けいふを重視じゅうしし、二ふたつの勢力せいりょくは佐紀さき勢ぜいから河内かわち勢ぜいへの入はいり婿むこかそれに近ちかい形かたちの婚姻こんいんに基もとづいて結むすびついた間柄あいだがらであったと考かんがえる。

更さらに品しな陀真若わか王おうは記紀ききの系図けいず上じょう景けい行ぎょう天皇てんのうの孫まごにあたる事ことから、河内かわうちの勢力せいりょくは在地ざいちの中小ちゅうしょう豪族ごうぞくが興隆こうりゅうしたものではなく、4世紀せいき前半ぜんはんに纏まとい向むこうを中心ちゅうしんに王権おうけんを行使こうしした三輪山みわやま周辺しゅうへんの勢力せいりょくが大阪平野おおさかへいやに本拠ほんきょを移うつして成立せいりつした政治せいじ集団しゅうだんであると見みなしているため、他たの王朝おうちょう交代こうたい論ろんで提唱ていしょうされているような勢力せいりょくの断絶だんぜつについては消極しょうきょく的てきな姿勢しせいを取とっている。また直木なおき孝次郎こうじろうは、それまで大和やまと地方ちほうに拠点きょてんを置おいていたヤマト王権おうけんが応おう神しんの代だいより河内かわうち地方ちほうに拠点きょてんを移うつしていることから、瀬戸内海せとないかいの制海権せいかいけんを握にぎって勢力せいりょくを強大きょうだい化かさせた河内かわうちの豪族ごうぞくだった応神おうしんが新あらたな王朝おうちょうを創始そうししたと推測すいそくしている。

その他たの諸説しょせつ

武内たけうち宿禰すくねの子こ説せつ

安本やすもと美よし典てんは応おう神しんを神功しんこう皇后こうごうと豪族ごうぞく武内たけうち宿禰すくねとの間あいの子こであり、本来ほんらいの皇位こうい継承けいしょう者しゃであった麛坂皇子おうじと忍にん熊ぐま皇子おうじを押おしのけて皇位こういに即そくいたとした。日本書紀にほんしょきにおいても武内たけうち宿禰すくねが三さん韓かん征伐せいばつに参加さんかしたことや、筑紫つくしと三さん韓かんの支配しはい権けんを持もっていることを伺うかがわせる記述きじゅつがあり、上記じょうきの九州きゅうしゅう軍事ぐんじ豪族ごうぞく起源きげん説せつとも整合せいごうできる。

武内たけうち宿禰すくねが応おう神しんの父ちちであると考かんがえればその後裔こうえいである葛城かつらぎ氏しなどの興起こうきもうまく説明せつめいできるとされる。

無む王朝おうちょう（河内かわうち豪族ごうぞく連合れんごう）説せつ

詳細しょうさいは「畿内きない政権せいけん論ろん」を参照さんしょう

古代こだいヤマト王権おうけんは大王だいおうによる専制せんせい君主くんしゅ国家こっかであったとしてきた学界がっかいの見解けんかいへのアンチテーゼとして、1950年代ねんだいに東北大学とうほくだいがく教授きょうじゅの関せき晃あきらは古代こだいヤマト王権おうけんの実態じったいは河内かわうち地方ちほうの氏族しぞく集団しゅうだんによる選挙せんきょ王制おうせい的てき連合れんごう政権せいけんであったとする説せつを提唱ていしょうし、従来じゅうらいの東洋とうよう史しのように父系ふけい集団しゅうだんによる「王朝おうちょう」概念がいねんをそのまま日本にっぽん古代こだい史しに当あてはめることへの疑念ぎねんを呈ていした。

応神おうしん非ひ実在じつざい説せつ

なお、応神天皇おうじんてんのうを架空かくうの天皇てんのうとする見解けんかいもある。歴史れきし学者がくしゃの岡田おかだ英弘ひでひろや直木なおき孝次郎こうじろうは応神天皇おうじんてんのうの出生しゅっしょうが伝説でんせつ的てきであることや仁徳天皇にんとくてんのうとの事績じせきの重複じゅうふくから、仁徳天皇にんとくてんのうが新しん王朝おうちょうを創始そうしするに当あたって自身じしんの父ちちである誉田ほんだ別べつの存在そんざいを作つくり上あげたとする。また、水野みずの祐ゆうも仁徳天皇にんとくてんのうを河内かわうち王朝おうちょうの始祖しそとしている。

白石しらいし太一郎たいちろうによれば、 岡田おかだ・直木なおき説せつが出でた70年代ねんだいはまだ科学かがくが未熟みじゅくだったので、年輪ねんりん年代ねんだい学がくがまだ古代こだい遺跡いせきの異物いぶつの年代ねんだい測定そくていで使つかえず、古墳こふんの年代ねんだいも誤あやまっていた可能かのう性せいが高たかい。

河内かわうち新しん王朝おうちょう否定ひてい説せつ

河内かわうち新しん王朝おうちょう説せつに対たいして下記かきのように批判ひはん的てき見解けんかいも少すくなからず存在そんざいする。

• 応おう神しん以降いこうの前方後円墳ぜんぽうこうえんふんはそれ以前いぜんの前方後円墳ぜんぽうこうえんふんを継承けいしょうしており、新あらたな「革命かくめい的てき変化へんか」は見当みあたらない。
• 古墳こふんの状況じょうきょうからヤマト王権おうけんの王おう墓ぼや王宮おうきゅうの移動いどうが行おこなわれるまで、河内かわうち地域ちいきには中小ちゅうしょう豪族ごうぞくしか存在そんざいおらずそもそも彼かれらもヤマト王権おうけんとつながっていたことから、河内かわうちにはヤマト王権おうけんを凌駕りょうがして政権せいけん交代こうたいを実現じつげんできるような勢力せいりょくはいなかったこと。
• 河内かわうち王朝おうちょう説せつを批判ひはんする門脇かどわき禎二ていじによると河内かわうち平野へいやの開発かいはつは新しん王朝おうちょうの樹立じゅりつなどではなく、初期しょき大和やまと政権せいけんの河内かわうち地方ちほうへの進出しんしゅつであったとする。
• 王宮おうきゅうの大阪おおさか平野へいやへの移動いどうについても海外かいがい展開てんかいを見据みすえたものであり、河内かわうち平野へいやに巨大きょだい古墳こふんを築きずいたのは「ただ墳墓ふんぼ地ちを未開みかいの原野げんやに選定せんていした」だけである。。

また考古学こうこがく的てきには発掘はっくつ調査ちょうさによって得えられた下記かきの知見ちけんがあり、これも応神おうしん非ひ実在じつざい説せつに不利ふりであると言いえる。

• 誉田ほんだ御廟ごびょう山さん古墳こふん(伝でん応神天皇おうじんてんのう陵りょう)の埴輪はにわの炭素たんそ年代ねんだい測定そくていの結果けっか、誉田ほんだ御廟ごびょう山さん古墳こふんと応神おうしんとの関係かんけい性せいは相当そうとう濃厚のうこうになっており、真しんの継つぎ体たい天皇陵てんのうりょうであるとされる今こん城塚じょうつか古墳こふんと誉田ほんだ御廟ごびょう山さん古墳こふんは、当時とうじの大王だいおう墓ぼでないと使つかえない大型おおがたの埴輪はにわが多おおく出でているという共通きょうつう点てんが有あり、森田もりた克行かつゆきは応おう神しん〜継つぎ体たいの王権おうけんでの淀川よどがわ開発かいはつ路線ろせんの政策せいさく継承けいしょうを論ろんじている。

参考さんこう文献ぶんけん

• 井上いのうえ光貞みつさだ『日本にっぽんの歴史れきし1 神話しんわから歴史れきしへ』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ〈中公ちゅうこう文庫ぶんこ〉、1973年ねん10月がつ。ISBN 4-12-200041-6。 
• 直木なおき孝次郎こうじろう『日本にっぽん神話しんわと古代こだい国家こっか』講談社こうだんしゃ〈講談社こうだんしゃ学術がくじゅつ文庫ぶんこ〉、1990年ねん6月がつ。ISBN 4-06-158928-8。 
• 安本やすもと美よし典てん『倭やまとの五ご王おうの謎なぞ』廣済堂こうさいどう出版しゅっぱん〈廣済堂こうさいどう文庫ぶんこ〉、1992年ねん9月がつ。ISBN 4-331-65153-3。 
• 安本やすもと美よし典てん『応神天皇おうじんてんのうの秘密ひみつ』廣済堂こうさいどう出版しゅっぱん、1999年ねん11月。ISBN 4-331-50704-1。 
• 直木なおき孝次郎こうじろう「河内かわうち政権せいけんの成立せいりつと応神天皇おうじんてんのう」『直木なおき孝次郎こうじろう古代こだいを語かたる5 大和やまと王権おうけんと河内かわうち王権おうけん』吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2009年ねん。ISBN 9784642078863。 初出しょしゅつは「三さん～五ご世紀せいきの大阪おおさか」『大阪おおさか府ふ史し』第だい2巻かん、1990年ねん。
• 塚口つかぐち義信よしのぶ「十じゅう章しょう　初期しょきヤマト政権せいけんと丹波たんばの勢力せいりょく」『邪馬台国やまたいこくと初期しょきヤマト政権せいけんの謎なぞを探さぐる』原はら書房しょぼう、2016年ねん。ISBN 978-4-56-205354-4。 
• 塚口つかぐち義信よしのぶ『ヤマト王権おうけんの謎なぞをとく』学生がくせい社しゃ、1993年ねん。 
• 佐藤さとう長門ながと『日本にっぽん古代こだい王権おうけんの構造こうぞうと展開てんかい』吉川弘文館よしかわこうぶんかん、2022年ねん10月がつ。ISBN 978-4642724715。 
• 岡田おかだ英弘ひでひろ『倭国わのくに―東ひがしアジア世界せかいの中なかで』中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ、1977年ねん。ISBN 4121004825。 
• 岡田おかだ英弘ひでひろ『日本にっぽん史しの誕生たんじょう―千せん三さん百ひゃく年ねん前まえの外圧がいあつが日本にっぽんを作つくった』筑摩書房ちくましょぼう、2008年ねん。ISBN 4480424490。 

関連かんれん項目こうもく

• 邪馬台国やまたいこく
• 狗いぬ奴やつ国こく
• 倭やまとの五ご王おう
• 崇たかし神かみ天皇てんのう
• 継つぎ体たい天皇てんのう
• 九州きゅうしゅう王朝おうちょう説せつ
• 騎馬きば民族みんぞく征服せいふく王朝おうちょう説せつ
• 畿内きない政権せいけん論ろん
• 皇位こうい簒奪さんだつ