神里かみさと和かず毅あつし

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神里かみさと 和かず毅あつし
横浜よこはまDeNAベイスターズ #8
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 沖縄おきなわ県けん島尻しまじり郡ぐん南風原はえばる町まち
生年月日せいねんがっぴ (1994-01-17) 1994年ねん1月がつ17日にち（30歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 179 cm
86 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 右みぎ投とう左ひだり打だ
ポジション 外野がいや手しゅ
プロ入いり 2017年ねん ドラフト2位い
初はつ出場しゅつじょう 2018年ねん3月がつ30日にち
年俸ねんぽう 3800万まん円えん（2024年ねん）[1]
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
この表ひょうについて

神里かみさと 和かず毅あつし（かみざと かずき、1994年ねん1月がつ17日にち - ）は、沖縄おきなわ県けん島尻しまじり郡ぐん南風原はえばる町まち出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（外野がいや手しゅ）。右みぎ投とう左ひだり打だ。横浜よこはまDeNAベイスターズ所属しょぞく。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

プロ入いり前まえ[編集へんしゅう]

いわゆる「スポーツ一家いっか」の第だい二に子し（長男ちょうなん）として出生しゅっしょうした。小学校しょうがっこう3年ねん時じまで、軟式なんしき野球やきゅうと陸上りくじょう競技きょうぎを掛かけ持もちをしていた。自身じしんの意思いしで、小学校しょうがっこう4年ねん時じから野球やきゅうに専念せんねん[2]。南星なんせい中学校ちゅうがっこう在学ざいがく中ちゅうのポジションは内野ないや手しゅであった。

沖縄おきなわ県立けんりつ糸満いとまん高等こうとう学校がっこうへの入学にゅうがく後ごに硬式こうしき野球やきゅう部ぶで外野がいや手しゅへ転向てんこうすると、2年ねん秋あきからレギュラーに定着ていちゃくした。3年ねん夏なつの第だい93回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいでチームを史上しじょう初はつの全国ぜんこく大会たいかい出場しゅつじょうへ導みちびいたが、初戦しょせん（1回戦かいせん）の英明えいめい高だか戦せんに1-4で敗戦はいせん。「1番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」として出場しゅつじょうした神里かみさとも、松本まつもと竜也たつやから無む安打あんだに抑おさえられた[3]。硬式こうしき野球やきゅう部ぶの1学年がくねん先輩せんぱいに宮國みやぐに椋むく丞すすむがいる[4]。

2014年ねん4月がつ29日にち

中央大学ちゅうおうだいがくへの進学しんがく後ごは、1年ねん春はるからベンチ入いりを果はたすと、4年ねん次つぎに主将しゅしょうに就任しゅうにん[5]。東都とうと大学だいがく野球やきゅうでは、4年ねんの秋季しゅうきリーグ戦せんで、外野がいや手しゅとしてベストナインに選えらばれた[6]。在学ざいがく中ちゅうは、1部ぶリーグ戦せんへ通算つうさんで91試合しあいに出場しゅつじょうした。307打数だすう73安打あんだ（打率だりつ.238）、2本塁打ほんるいだ、28打点だてん、10盗塁とうるいを記録きろく。当時とうじからNPB球団きゅうだんのスカウトに注目ちゅうもくされていたことを背景はいけいに、4年ねん次じだった2015年ねんの秋あきにプロ志望しぼう届とどけを日本にっぽん学生がくせい野球やきゅう協会きょうかいへ提出ていしゅつした。だが、この年としのNPBドラフト会議かいぎでどの球団きゅうだんからも指名しめいされなかった[7]ため、大学だいがく卒業そつぎょう後ご日本生命にほんせいめいへ入社にゅうしゃした。

日本生命にほんせいめいでは、1年ねん目めから1番ばん打者だしゃとして公式こうしき戦せんに出場しゅつじょうする。2年ねん目めの2017年ねんには、社会しゃかい人じん野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょうとして第だい28回かいBFAアジア選手権せんしゅけん大会たいかいでチームの優勝ゆうしょうへ貢献こうけんするとともに、ベストナインと打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくした[8]。

2017年ねん10月26日にちに行おこなわれたドラフト会議かいぎでは、横浜よこはまDeNAベイスターズから2位い指名しめいを受うけて、契約けいやく金きん7500万まん円えん、年俸ねんぽう1250万まん円えん（金額きんがくは推定すいてい）の条件じょうけんで入団にゅうだん[9]。背番号せばんごうは8。入団にゅうだん後ごには、外野がいや手しゅとして社会しゃかい人じん野球やきゅうベストナインに選えらばれた[10]。

DeNA時代じだい[編集へんしゅう]

2018年ねん3月がつ25日にち 横浜よこはまスタジアムにて

2018年ねんは、春季しゅんきキャンプのスタートを一軍いちぐんで迎むかえたが、キャンプ中ちゅうに右みぎ腹はら斜はす筋すじの炎症えんしょうを発症はっしょう。一時いちじは二に軍ぐんに回まわった[11]ものの、一軍いちぐん監督かんとくアレックス・ラミレスの方針ほうしんで、キャンプ後ごのオープン戦せんへ積極せっきょく的てきに起用きようされた。オープン戦せんで好調こうちょうだったことや、前年ぜんねんまでの正せい右翼うよく手しゅ・梶谷かじたに隆幸たかゆきが出遅でおくれていたことなどを背景はいけいに、公式こうしき戦せんの開幕かいまくを一軍いちぐんでスタート。3月30日にちに行おこなわれた東京とうきょうヤクルトスワローズとの開幕かいまく戦せん（横浜よこはまスタジアム）では、「7番ばん・右翼うよく手しゅ」としてスタメンに起用きようされた[注ちゅう 1]。第だい3戦せん（4月がつ1日にち）で公式こうしき戦せん初はつ盗塁とうるいを記録きろくしたことを皮切かわきりに、盗塁とうるい数すうで一時いちじセ・リーグのトップに立たつほどの俊足しゅんそくで、チームの開幕かいまくダッシュに貢献こうけん[13]。4月12日にちの対たい読売よみうりジャイアンツ戦たたかえ（東京とうきょうドーム）では、公式こうしき戦せん初はつ本塁打ほんるいだを大竹おおたけ寛ひろしからの初回しょかい先頭せんとう打者だしゃ本塁打ほんるいだで記録きろくした[14]。NPB球団きゅうだんの新人しんじん選手せんしゅが一軍いちぐん公式こうしき戦せんの初はつ本塁打ほんるいだを初回しょかい先頭せんとう打者だしゃ本塁打ほんるいだで記録きろくした事例じれいは史上しじょう11人にん目め[注ちゅう 2]だが、同どうリーグの発足ほっそく（1950年ねん）後ごに巨人きょじんが関与かんよする公式こうしき戦せんでは初はじめてである[15]。しかし、その後ごは打撃だげきの調子ちょうしが下降かこう。梶谷かじたにに加くわえて、内野ないや手しゅ登録とうろくのネフタリ・ソトが外野がいやを守まもる前提ぜんていで一軍いちぐんに昇格しょうかくした5月がつ中旬ちゅうじゅん以降いこうは、一軍いちぐんに帯同たいどうしつつもスタメンから外はずれる試合しあいが続つづいた[16]。それでも、6月がつには1番ばん打者だしゃとしてスタメンに復帰ふっきすると、セ・リーグ打者だしゃ部門ぶもんの月間げっかんMVP候補こうほに挙あげられるほどにまで打撃だげきが復調ふくちょう[17]。しかし、8月がつ12日にちの対たい阪神はんしんタイガース戦たたかえ（横浜よこはま）2回かい裏うらの打席だせきで、自身じしんと同おなじ新人しんじんの馬場ばば皐さつき輔から右足みぎあし甲かぶとの外側そとがわに死球しきゅうを受うけた。そのまま代走だいそうを送おくられると、翌よく13日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょう。抹消まっしょう後ごに右足みぎあし甲かぶとの骨折こっせつが判明はんめいした[18]ため、実戦じっせんへ復帰ふっきできずにシーズンを終おえた。最終さいしゅう的てきに、一軍いちぐん公式こうしき戦せんには、通算つうさんで86試合しあいに出場しゅつじょう。打率だりつ.251、5本塁打ほんるいだ、21打点だてん、15盗塁とうるいという成績せいせきを残のこした。

2019年ねんは、前述ぜんじゅつした故障こしょうが癒いえたことを背景はいけいに、一軍いちぐん公式こうしき戦せんの開幕かいまくから「1番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」として再ふたたびレギュラーに定着ていちゃく。セ・パ交流こうりゅう戦せんでは、最終さいしゅう規定きてい打席だせきへ到達とうたつするとともに、チームトップ（全体ぜんたい22位い）の打率だりつ.303を記録きろくした[19]。このような活躍かつやくを背景はいけいに、オールスターゲームにもセ・リーグの監督かんとく推薦すいせん選手せんしゅとして初はつ出場しゅつじょうを果はたした[20]。レギュラーシーズンの後半こうはん戦せんは不調ふちょうで、中堅ちゅうけん手しゅとして梶谷かじたに、乙坂おとさか智さとし、桑原くわばら将すすむ志こころざしの後塵こうじんを拝はいする機会きかいが増ふえたが、一軍いちぐん公式こうしき戦せん全体ぜんたいでは123試合しあいの出場しゅつじょうで打率だりつ.279、6本塁打ほんるいだ、15盗塁とうるいを記録きろく。チームがシーズン2位いで進出しんしゅつしたクライマックスシリーズ（CS）では、阪神はんしんとのファーストステージ全ぜん試合しあいに「1番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」としてスタメンに起用きようされると、通算つうさん打率だりつ.429、OPS.929と奮闘ふんとうした。

2020年ねんは、オープン戦せんで打率だりつが.182と振ふるわず[21]、入団にゅうだん後ご初はじめて、レギュラーシーズンを二に軍ぐんでスタート。開幕かいまくして2週間しゅうかん後ごの7月がつ5日にちから一軍いちぐんへ復帰ふっきした[22]が、開幕かいまくから梶谷かじたにが「1番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」として好調こうちょうなことから、復帰ふっき当初とうしょの公式こうしき戦せんには主おもに代打だいだや守備しゅび要員よういんとして起用きようされていた。8月がつ上旬じょうじゅんからは、「1番ばん・右翼うよく手しゅ」に回まわった梶谷かじたにとのコンビで、「2番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」として出場しゅつじょう。11月14日にちの巨人きょじん戦せん（横浜よこはま）では、田口たぐち麗うらら斗とから逆転ぎゃくてんサヨナラ打だを放はなち、アレックス・ラミレス監督かんとくの最後さいごの試合しあいを勝利しょうりで見届みとどけた。一軍いちぐん公式こうしき戦せん全体ぜんたいでは80試合しあいの出場しゅつじょうで3本塁打ほんるいだ、7盗塁とうるいにとどまりながらも、打率だりつ（.308）、出塁しゅつるい率りつ（.370）、長打ちょうだ率りつ（.420）、OPS（.790）はいずれも入団にゅうだん後ご最高さいこうだった。

2021年ねんは、巨人きょじんに移籍いせきした梶谷かじたにの後釜あとがまとして「1番ばん・中堅ちゅうけん手しゅ」のポジション定着ていちゃくを期待きたいされるも、開幕かいまくから打撃だげき不振ふしんに陥おちいった上うえ、6月1日にちの福岡ふくおかソフトバンクホークス戦たたかえ（横浜よこはま）の守備しゅびで捕と球たまを試こころみた際さいに左ひだり足首あしくびの骨ほね挫傷ざしょうを起おこし途中とちゅう交代こうたい、翌日よくじつに一軍いちぐん登録とうろくを抹消まっしょうされた[23]。後半こうはん戦せんに一軍いちぐん昇格しょうかくを果はたしたものの、中堅ちゅうけん手しゅのレギュラーは桑原くわばら将すすむ志こころざしが勝かち取とったため、代打だいだ・代走だいそうでの起用きようが殆ほとんどだった。最終さいしゅう的てきに88試合しあい、打率だりつ.191、4本塁打ほんるいだ、15打点だてん、4盗塁とうるいの成績せいせきでシーズンを終おえた。打席だせき数すう、打率だりつ、打点だてん、盗塁とうるい、OPSはキャリアワーストだった。

2022年ねんは、開幕かいまくから一軍いちぐんに登録とうろくされていたが、4月がつ7日にちにチーム内ないで新型しんがたコロナウィルスの感染かんせん者しゃが相次あいつぎ、神里かみさとも陽性ようせい判定はんていを受うけ登録とうろく抹消まっしょう[24]。4月28日にちに一軍いちぐんに復帰ふっき[25]。途中とちゅう出場しゅつじょうした5月6日にちの広島東洋ひろしまとうようカープ戦たたかえ（マツダスタジアム）では延長えんちょう11回かいに勝かち越こしの適時てきじ三塁打さんるいだを放はなち、開幕かいまくから続つづいていた広島ひろしま戦せんの連敗れんぱいを阻止そし[26]、同おなじく途中とちゅう出場しゅつじょうした6月がつ19日にちの阪神はんしん戦せん（甲子園こうしえん）では、同点どうてんで迎むかえた8回かいに決勝けっしょう打だとなる適時てきじ三塁打さんるいだを放はなち、開幕かいまくから続つづいていたチームの日曜日にちようびの連敗れんぱいを9で阻止そし[27]。阪神はんしんタイガース・青柳あおやぎ晃あきら洋ようが相手あいて先発せんぱつの時ときに限かぎり、好こう相性あいしょうを買かわれてスタメンで起用きようされ、結果けっかを残のこす[28]など、要所ようしょで存在そんざい感かんを見みせつけた。最終さいしゅう的てきに81試合しあいに出場しゅつじょうしたが、打率だりつ.189、1本塁打ほんるいだと前年ぜんねんに続つづいて打撃だげきに課題かだいを残のこす形かたちに終始しゅうし。結局けっきょく、契約けいやく更改こうかいではダウン提示ていじを受うけ、推定すいてい年俸ねんぽう4500万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[29]。

2023年ねんは、相手あいて先発せんぱつの青柳あおやぎ晃あきら洋ようとの相性あいしょうを買かわれ、開幕かいまく戦せんに3番ばん・中堅ちゅうけん手しゅで出場しゅつじょうも[30]無む安打あんだに終おわった[31]。前年ぜんねん同様どうよう代走だいそう・守備しゅび固がための起用きようが続つづいていたが、7月がつ31日にちに登録とうろく抹消まっしょうされた[32]。8月は二に軍ぐんで5本塁打ほんるいだを記録きろくしていたが8月がつ17日にちを最後さいごに試合しあい出場しゅつじょうはなく[33]、8月がつ29日にちに横浜よこはま市内しないの病院びょういんで右みぎ肘ひじのクリーニング手術しゅじゅつを受うけ[32]、その後ごは公式こうしき戦せんへの出場しゅつじょうは無なかった。最終さいしゅう的てきに64試合しあいの出場しゅつじょうで打率だりつ.163、3打点だてん、プロ入いり後ご初はじめて本塁打ほんるいだと盗塁とうるいが無なかった[32]。11月10日にちには700万まん円えん減げんの推定すいてい年俸ねんぽう3800万まん円えんで契約けいやく更改こうかいした[34]。

2024年ねんは、コンディション不良ふりょうで開幕かいまくから出遅でおくれるが、4月がつ20日はつかの二に軍ぐん戦せんで実戦じっせん復帰ふっきし、4月がつ29日にちの中日ちゅうにちドラゴンズ戦せんで一軍いちぐん合流ごうりゅうした[35]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう[編集へんしゅう]

走はし・攻おさむ・守まもり3拍子ひょうし揃そろった外野がいや手しゅ[36]で、50メートル走はしりで5秒びょう8のタイムを手動しゅどう計測けいそくで記録きろくしたほどの俊足しゅんそくの持もち主ぬしである。外野がいやの守備しゅびでは飛球ひきゅうを処理しょりする能力のうりょくが高たかく、DeNA2年ねん目めの2019年ねんには、非公式ひこうしき記録きろくながら守備しゅび指標しひょうでNPB両りょうリーグを通つうじてのベストナイン級きゅうのデータが計測けいそくされている[37]。また、遠とお投なげ105mの強肩きょうけんも兼かね備そなえる。[38]

家族かぞく[編集へんしゅう]

実父じっぷの昌二しょうじは、沖縄おきなわ県立けんりつ豊見城とみぐすく高等こうとう学校がっこうの硬式こうしき野球やきゅう部員ぶいん（投手とうしゅ）として、2年ねん時じ（1977年ねん）の春はるから4季き連続れんぞくで甲子園こうしえん球場きゅうじょうの全国ぜんこく大会たいかいへ出場しゅつじょう[39][注ちゅう 3]。3年ねん時じ（1978年ねん）には、当時とうじ捕手ほしゅだった石嶺いしみね和彦かずひことバッテリーを組くんでいた[3]。卒業そつぎょう後ごの1979年ねんから、同年どうねんに創設そうせつされたばかりのプリンスホテル硬式こうしき野球やきゅう部ぶでプレー。同どう部ぶで現役げんえきを引退いんたいしてからも、陸上りくじょう競技きょうぎのアマチュア選手せんしゅとして100メートル競走きょうそうなどで活躍かつやくしている。マスターズ陸上りくじょう金きむメダリストの譜ふ久里くり武たけしと交流こうりゅうを持もち、和かず毅あつしは2023年ねん1月がつオフの自主じしゅトレーニング期間きかん中ちゅうに、譜ふ久里くさとらから走はしり方かたの指導しどうを受うけた[40][41]。

実姉じっしも陸上りくじょう競技きょうぎの選手せんしゅで、高校こうこう時代じだいに全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう総合そうごう体育たいいく大会たいかいの短距離たんきょり種目しゅもくへ出場しゅつじょうした経験けいけんを持もつ。和かず毅あつし自身じしんも、「犬いぬに追おい掛かけられながらも逃にげ切きった」というエピソードがあるほど、幼少ようしょう期きから足あしが速はやい[42]。父ちちの昌二しょうじについては、「陸上りくじょう競技きょうぎを強制きょうせいされていなかったが、『野球やきゅうに専念せんねんしたい』との意向いこうを伝つたえた時ときに、『（野球やきゅうを）やるなら左ひだり打うちに取とり組くめ』と言いわれた」という[2]。

実弟じっていの陸りく（りく）も右みぎ投なげ両りょう打だの野球やきゅう選手せんしゅで、和かず毅あつしと同おなじ南星なんせい中学校ちゅうがっこうの出身しゅっしん。3年ねん時じ（2017年ねん）には、U-15日本にっぽん代表だいひょうの内野ないや手しゅとしてU-15アジア野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいに出場しゅつじょうした[43]。卒業そつぎょう後ごの2018年ねんからは、神奈川かながわ県けんにある東海大相模とうかいだいさがみ高等こうとう学校がっこうに進学しんがく。2年ねん時じ（2019年ねん）の夏なつから捕手ほしゅに転向てんこうしている。3年ねん時じの2020年ねんには、春はるに第だい92回かい選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいへの出場しゅつじょうが決きまっていたが、年頭ねんとうから新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが拡大かくだいしている影響えいきょうで大会たいかいが中止ちゅうし。しかし、代替だいたい措置そちとして8月がつ中旬ちゅうじゅんに開催かいさいの2020年ねん甲子園こうしえん高校こうこう野球やきゅう交流こうりゅう試合しあいへ招待しょうたいされたことによって、「親子おやこ3代だいで別々べつべつの高校こうこうから甲子園こうしえん球場きゅうじょうの試合しあいへ出場しゅつじょうする」という快挙かいきょを成なし遂とげた[44]。2021年ねん4月がつからは、國學院大學こくがくいんだいがくへ進学しんがくし、硬式こうしき野球やきゅう部ぶの捕手ほしゅとしてプレーしている[45][46]。

詳細しょうさい情報じょうほう[編集へんしゅう]

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし

度ど		 球たま

団だん		 試ためし

合ごう		 打だ

席せき		 打だ

数かず		 得とく

点てん		 安やす

打だ		 二に
塁るい
打だ		 三さん
塁るい
打だ		 本ほん
塁るい
打だ		 塁るい

打だ		 打だ

点てん		 盗ぬすめ

塁るい		 盗ぬすめ
塁るい
死し		 犠

打だ		 犠

飛ひ		 四よん

球たま		 敬けい

遠とお		 死し

球たま		 三さん

振ふ		 併
殺ころせ
打だ		 打だ

率りつ		 出で
塁るい
率りつ		 長なが
打だ
率りつ		 O
P
S
2018 DeNA 86 273 247 31 62 14 3 5 97 21 15 9 4 0 19 1 3 68 4 .251 .312 .393 .705
2019 123 458 427 62 119 31 3 6 174 35 15 10 3 0 26 2 2 121 7 .279 .323 .407 .731
2020 80 190 169 38 52 8 1 3 71 17 7 1 1 2 15 0 3 42 3 .308 .370 .420 .790
2021 88 118 110 13 21 3 0 4 36 15 4 3 1 1 6 1 0 49 1 .191 .231 .327 .558
2022 81 107 95 12 18 4 3 1 31 10 6 3 1 0 8 0 3 26 1 .189 .274 .326 .600
2023 64 53 49 11 8 1 1 0 11 3 0 1 0 0 3 0 1 16 0 .163 .226 .224 .451
通算つうさん：6年ねん 522 1199 1097 167 280 61 11 19 420 101 47 27 10 3 77 4 12 322 16 .255 .310 .383 .693
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし
度ど		 球たま
団だん		 外野がいや
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2018 DeNA 81 93 1 3 0 .969
2019 115 222 4 3 3 .987
2020 53 65 1 2 0 .971
2021 53 41 2 0 1 1.000
2022 68 62 0 0 0 1.000
2023 59 41 1 0 1 1.000
通算つうさん 429 524 9 8 5 .985
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
  • 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

記録きろく[編集へんしゅう]

初はつ記録きろく
その他たの記録きろく

背番号せばんごう[編集へんしゅう]

  • 8（2018年ねん - ）

代表だいひょう歴れき[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ DeNAの新人しんじん外野がいや手しゅが一軍いちぐん公式こうしき戦せんで開幕かいまくスタメン起用きようされるのは、2009年ねんの松本まつもと啓二けいじ朗ろう以来いらい9年ねんぶり[12]。
  2. ^ DeNAでは、横浜よこはまベイスターズ時代じだいの1994年ねんに波留はる敏夫としおが記録きろくして以来いらい2人にん目め。
  3. ^ 出場しゅつじょう当時とうじの選手せんしゅ紹介しょうかいでは、「苗字みょうじ（神里かみさと）が（本来ほんらいの）『かみざと』では読よみにくい」という理由りゆうで、苗字みょうじに「かんざと」という読よみ方かたを用もちいていた。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “DeNA - 契約けいやく更改こうかい”. 日刊にっかんスポーツ. 2023年ねん11月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  2. ^ a b “注目ちゅうもく!　ドラフト／5　気きになるあの選手せんしゅ　神里かみさと和かず毅あつし（日本生命にほんせいめい）”. Yahoo!ニュース (2017年ねん10月がつ10日とおか). 2020年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b “神里かみさと和かず毅あつし（横浜よこはまDeNAベイスターズ）”. 週刊しゅうかんベースボールONLINE. 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “ＤｅＮＡ・神里かみさとと糸満いとまん高だかの１年ねん先輩せんぱい、巨人きょじん・宮国みやぐに　突然とつぜんやってくる対決たいけつに詰つまっている物語ものがたり”. 糸満いとまん市し (2018年ねん5月がつ14日にち). 2022年ねん6月がつ25日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “中大ちゅうだい・神里かみさと始動しどうにスカウト陣じん熱ねつ視線しせん”. デイリースポーツ (2015年ねん1月がつ15日にち). 2018年ねん4月がつ3日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “ＤｅＮＡ神里かみざと　新しん世代せだいスーパーカー宣言せんげん「開幕かいまく戦せんで１盗塁とうるいは決きめたい」”. スポニチ (2018年ねん3月がつ28日にち). 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “中大ちゅうだい・神里かみざと　Ｖ二塁打にるいだ　プロスカウトに指名しめいを猛もうアピール”. スポーツニッポン (2015年ねん10月がつ7日にち). 2018年ねん4月がつ3日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “2017年ねんドラフト指名しめいを受うけた侍さむらいジャパン戦士せんしたち～社会しゃかい人じん代表だいひょう編へん～”. 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう 侍さむらいジャパンオフィシャルサイト (2017年ねん10月がつ31日にち). 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “DeNAドラフト2位い・神里かみさとが仮かり契約けいやく「糸井いとい選手せんしゅのような3拍子ひょうしそろった選手せんしゅに」”. スポーツニッポン (2017年ねん11月16日にち). 2020年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “神里かみさとベストナイン／日生にっせい外野がいや手しゅ　日本にっぽん選手権せんしゅけん準じゅんV貢献こうけん”. 沖縄おきなわタイムス (2017年ねん12月8日にち). 2020年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “【DeNA】ドラフト2位い神里かみさと「右みぎ腹はら斜はす筋すじの炎症えんしょう」で二に軍ぐんキャンプへ”. スポーツ報知ほうち (2018年ねん2月がつ9日にち). 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
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  25. ^ “【ＤｅＮＡ】神里かみさと和かず毅あつしが１軍ぐん合流ごうりゅう　コロナ陽性ようせい判定はんていから復帰ふっき「持もっているものを出だして」三浦みうら大輔だいすけ監督かんとく”. スポーツ報知ほうち (2022年ねん4月がつ28日にち). 2022年ねん5月がつ8日にち閲覧えつらん。
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  31. ^ “【DeNA】昨季さくき16勝しょう9敗はい、お得意とくい様さま阪神はんしんに痛恨つうこんの開幕かいまく3連敗れんぱい 4日にちから横浜よこはまスタジアムで巨人きょじん戦せん”. 日刊にっかんスポーツ (2023年ねん4月がつ3日にち). 2024年ねん2月がつ3日にち閲覧えつらん。
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  33. ^ “「2軍ぐんで無双むそうしてたのに…」DeNA神里かみさと和かず毅あつしが右みぎ肘ひじクリーニング手術しゅじゅつ「パワーアップして戻もどってきます!」 ファン「ここまで重傷じゅうしょうだったのか」”. 西にしスポWEB OTTO! (2023年ねん8月がつ29日にち). 2024年ねん2月がつ3日にち閲覧えつらん。
  34. ^ “ＤｅＮＡ・神里かみさと和かず毅あつしが７００万まん円えん減げんの３８００万まん円えんでサイン 「僕ぼく自身じしんまだまだできると思おもっている…見返みかえしたい」”. サンスポ (2023年ねん11月10日にち). 2024年ねん2月がつ3日にち閲覧えつらん。
  35. ^ “【DeNA】神里かみさと和かず毅あつし、三嶋みしま一輝いっき、石田いしだ健けん大だいが１軍ぐんに今季こんき初はつ合流ごうりゅう　三浦みうら監督かんとくが明あかす”. 日刊にっかんスポーツ (2024年ねん4月がつ29日にち). 2025年ねん4月がつ30日にち閲覧えつらん。
  36. ^ “【DeNA】リードオフマン問題もんだいに結論けつろん？ 2年ねん目め神里かみさとが放はなつ輝かがやき”. リアルライブ (2019年ねん4月がつ15日にち). 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
  37. ^ “中日ちゅうにち平田ひらた、DeNA神里かみざと、西武せいぶ金子かねこ侑…データから最優秀さいゆうしゅう守備しゅび賞しょうを選出せんしゅつ【外野がいや手編てあみ】”. Full-Count (2019年ねん12月20日にち). 2020年ねん2月がつ25日にち閲覧えつらん。
  38. ^ “神里かみさと和かず毅あつし[中大ちゅうだい・外野がいや手しゅ] 元もと甲子園こうしえん球児きゅうじの父ちちへプロになって恩返おんがえしを | 野球やきゅうコラム”. 週刊しゅうかんベースボールONLINE (2015年ねん4月がつ4日にち). 2023年ねん3月がつ21日にち閲覧えつらん。
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  40. ^ 「DeNA・神里かみざと　「遅咲おそざきの短距離たんきょりマスター」に弟子でし入いり　走はしり方かた改革かいかくで定てい位置いち獲えり目指めざす」『Sponichi Annex』、2022年ねん12月21日にち。2023年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  41. ^ 「DeNA神里かみざと、世界せかいマスターズ陸上りくじょう金きんメダリストの譜ふ久里ひさとさんに”弟子入でしいり”　足あし武器ぶきに再起さいき誓ちかう」『HUB沖縄おきなわ（つながる沖縄おきなわニュースネット）』、2023年ねん1月がつ21日にち。2023年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  42. ^ “犬いぬを振ふり切きった男おとこ!DeNA神里かみざと、2盗塁とうるいで神足こうたり披露ひろう”. 日刊にっかんスポーツ (2018年ねん2月がつ7日にち). 2020年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  43. ^ “U-15日本にっぽん代表だいひょう　神里かみさと 陸りく”. 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう公式こうしきサイト. 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。
  44. ^ “兄あにはDeNA、東海大相模とうかいだいさがみ・神里かみさとが一時いちじ逆転ぎゃくてんの2点てん打だ”. 日刊にっかんスポーツ (2020年ねん8月がつ17日にち). 2020年ねん9月がつ7日にち閲覧えつらん。
  45. ^ “国学院大こくがいくいんだい入学にゅうがくの神里かみさと「雰囲気ふんいき良よかった」初はつ練習れんしゅうで決意けつい、兄あにはDeNA在籍ざいせき”. スポーツニッポン (2021年ねん2月がつ1日にち). 2021年ねん2月がつ1日にち閲覧えつらん。
  46. ^ “国学院大こくがいくいんだいのルーキー・神里かみさとがリーグ戦せん初はつ打席だせき初はつ安打あんだ　兄あにはＤｅＮＡ外野がいや手しゅ”. デイリースポーツ online (2021年ねん5月がつ7日にち). 2021年ねん8月がつ8日にち閲覧えつらん。

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