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京田きょうだ陽よう太ふとし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
京田きょうだ 陽よう太ふとし
横浜よこはまDeNAベイスターズ #98
2023年ねん3月がつ25日にち ベルーナドーム
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 石川いしかわ県けん能美のみ郡ぐん寺井てらい町まち（現げん：能美のみ市し）
生年月日せいねんがっぴ (1994-04-20) 1994年ねん4月がつ20日はつか（30歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 184[1] cm
90[1] kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 右みぎ投とう左ひだり打だ
ポジション 内野ないや手しゅ
プロ入いり 2016年ねん ドラフト2位い
初はつ出場しゅつじょう 2017年ねん3月がつ31日にち
年俸ねんぽう 5000万まん円えん（2024年ねん）[2]
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
この表ひょうについて
獲得かくとくメダル
男子だんし 野球やきゅう
日本の旗 日本にっぽん
アジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ
金きむ 2017

京田きょうだ 陽よう太ふとし（きょうだ ようた、1994年ねん4月がつ20日はつか - ）は、石川いしかわ県けん能美のみ郡ぐん寺井てらい町まち（現げん：能美のみ市し）出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（内野ないや手しゅ）。右みぎ投とう左ひだり打だ。横浜よこはまDeNAベイスターズ所属しょぞく。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

プロ入いり前まえ[編集へんしゅう]

寺井てらい町まち小杉こすぎの家庭かていで長男ちょうなんとして出生しゅっしょう[3]。生後せいご11か月げつから歩あるき出だし、1歳さいを迎むかえたころには上手じょうずに歩あるけるようになっており、また好すき嫌きらいもせず何なんでも食たべていた[4]。能美のみ市立しりつ寺井てらい小学校しょうがっこうの2年ねん時じに、寺井てらい学童がくどう野球やきゅうクラブで軟式なんしき野球やきゅうを始はじめた。小学校しょうがっこう卒業そつぎょう後ごの2007年ねん4月がつ、能美のみ市しが主催しゅさいした同市どうし出身しゅっしんの松井まつい秀喜ひでき（当時とうじ、ニューヨーク・ヤンキース）応援おうえんツアーに応募おうぼし、当選とうせん。旧きゅうヤンキー・スタジアムにて松井まついと握手あくしゅをした（試合しあいは雨あめで中止ちゅうし）[5]。能美のみ市立しりつ寺井てらい中学校ちゅうがっこうへの進学しんがく後ごに白山しろやま能美のみボーイズへ所属しょぞくすると、日本にっぽん少年しょうねん野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい全国ぜんこく大会たいかいでの準々じゅんじゅん決勝けっしょう進出しんしゅつを経験けいけんした。

青森あおもり山田やまだ高校こうこうへの進学しんがく後ごは、1年生ねんせいの春はるからレギュラー遊撃手ゆうげきしゅに抜擢ばってき。しかし、同おなじ青森あおもり県けんにあり田村たむら龍りゅう弘ひろしや北條ほうじょう史ふみ也のいた八戸はちのへ学院がくいん光こう星ほし高校こうこうの後塵こうじんを拝はいする格好かっこうで、在学ざいがく中ちゅうには春はる夏なつとも阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょうでの全国ぜんこく大会たいかいへ出場しゅつじょうできなかった。高校こうこうの同どう学年がくねんには木き浪なみ聖せい也が、1学年がくねん先輩せんぱいには山崎やまざき晃あきら大だい朗ろうがおり、山崎やまざきとは大学だいがくでもチームメイトとなった。

日本にっぽん大学だいがく法学部ほうがくぶ公共こうきょう政策せいさく学科がっか[6]への進学しんがく後ごは、1年ねん時じからベンチ入いり。3年ねん時じには、東都とうと大学だいがく野球やきゅうリーグの春季しゅんき2部ぶリーグ優勝ゆうしょうを経へて昇格しょうかくした秋季しゅうき1部ぶリーグで、遊撃手ゆうげきしゅとしてベストナインを獲得かくとくした。4年ねん時じにはチームの主将しゅしょうを務つとめ、秋季しゅうき1部ぶリーグ戦せんでは、打率だりつ.328、11盗塁とうるいという好成績こうせいせきを残のこした[7]。第だい40回かい日米にちべい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいの日本にっぽん代表だいひょうに選抜せんばつ。大会たいかいでは、中京学院大学ちゅうきょうがくいんだいがくの吉川よしかわ尚輝なおきと二に遊ゆう間あいだを組くんだ。野球やきゅう部ぶの同期どうきには弓削ゆげ隼人はやとがいる。

2016年度ねんどNPBドラフト会議かいぎにて中日ちゅうにちドラゴンズから2巡じゅん目め指名しめいを受うけ、契約けいやく金きん8500万まん円えん、年俸ねんぽう1200万まん円えん（金額きんがくは推定すいてい）という条件じょうけんで入団にゅうだん。背番号せばんごうは51[8]。担当たんとうスカウトは正津しょうづ英志えいじ[9]。指名しめいの直後ちょくごに出場しゅつじょうした東都とうと大学だいがく野球やきゅう秋季しゅうき1部ぶリーグの東洋大学とうようだいがく戦せんでは、4-3で勝かち、チームとして25年ねんぶりの1部ぶリーグ優勝ゆうしょうを果はたした[10]。

中日ちゅうにち時代じだい[編集へんしゅう]

2017年ねん4月がつ22日にち横浜よこはまスタジアムにて

2017年ねんは、開幕かいまく戦せんとなった3月がつ31日にちの読売よみうりジャイアンツ戦たたかえ（東京とうきょうドーム）に「7番ばん・遊撃手ゆうげきしゅ」として先発せんぱつ出場しゅつじょうを果はたし、公式こうしき戦せん初はつ出場しゅつじょう[注ちゅう 1][11]。6月がつ以降いこうの公式こうしき戦せんでは、持もち前まえの俊足しゅんそく巧たくみ打だを武器ぶきに「1番ばん・遊撃手ゆうげきしゅ」として一軍いちぐんの先発せんぱつ出場しゅつじょうに定着ていちゃく。8月17日にちの対たい横浜よこはまDeNAベイスターズ戦たたかえ（横浜よこはまスタジアム）では、チームの新人しんじん選手せんしゅとしては立浪たつなみ和義かずよし（1988年ねん）以来いらいの一軍いちぐん公式こうしき戦せん20盗塁とうるいを達成たっせいした[12]。9月18日にちの対たい巨人きょじん戦せん（ナゴヤドーム）5回かい裏うらの第だい3打席だせきで内野ないや安打あんだを記録きろく。この安打あんだが141本ほん目めの安打あんだとなり、一軍いちぐん公式こうしき戦せんにおけるチームの新人しんじん安打あんだ記録きろくを更新こうしんした[13]。公式こうしき戦せん143試合しあい中ちゅう141試合しあいに出場しゅつじょうすると、セントラル・リーグの新人しんじん選手せんしゅでただ1人ひとり規定きてい打席だせきへ到達とうたつ。打率だりつはセ・リーグの18位い（.264）にとどまり、DeNAの濵口遥はるか大まさるも有力ゆうりょく候補こうほに挙あげられていたが、記者きしゃによる選考せんこうでは京田きょうだが有効ゆうこう投票とうひょう総数そうすう（286票ひょう）の7割わり強きょう（208票ひょう）を獲得かくとく[14]。リーグの新人しんじん選手せんしゅとしては長嶋ながしま茂雄しげお（1958年ねん）に次つぐ歴代れきだい2位い（パシフィック・リーグの歴代れきだい新人しんじん選手せんしゅを含ふくめれば4位い）の1シーズン149安打あんだを達成たっせいしたことが高たかく評価ひょうかされ、リーグの新人しんじん王おうへ選えらばれた[注ちゅう 2][注ちゅう 3]。シーズン終了しゅうりょう後ごの第だい1回かいアジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ（東京とうきょうドーム）では、日本にっぽん代表だいひょうの1番ばん打者だしゃとして初戦しょせんから決勝けっしょうまでの全ぜん3試合しあいに先発せんぱつ出場しゅつじょう[17]。源田げんた壮たけし亮あきらも選出せんしゅつされていたことから、監督かんとくの稲葉いなば篤あつし紀きの代表だいひょう選手せんしゅ選考せんこうの時点じてんから構想こうそうにより、本来ほんらいのポジションである遊ゆう撃げきに加くわえ、「未み経験けいけんに等ひとしい」という二塁にるいの守備しゅびもこなしながら（二塁手にるいしゅとしての起用きようは中日ちゅうにちへ事前じぜんに打診だしんし、秋季しゅうきキャンプで準備じゅんび）[18][19]、代表だいひょうチームの大会たいかい初はつ優勝ゆうしょうに貢献こうけんした（チャンピオンシップの予選よせんと決勝けっしょう（いずれも対たい韓国かんこく戦せん）では、二塁手にるいしゅとして先発せんぱつ出場しゅつじょう[20][21]）。11月の秋季しゅうきキャンプでは、臨時りんじコーチに招まねかれた福本ふくもと豊ゆたかから低てい重心じゅうしんを意識いしきした盗塁とうるい発進はっしんの指導しどうを受うけた[22][23]。

2018年ねんは、開幕かいまく直後ちょくごから23打席だせき連続れんぞく無む安打あんだ、交流こうりゅう戦後せんごから31打席だせき連続れんぞく無む安打あんだを記録きろくする[24]など全体ぜんたいを通とおし、打撃だげき不振ふしんに苦くるしみ、20盗塁とうるいはクリアしたものの打率だりつは2割わり3分ふん台だい、出塁しゅつるい率りつも3割わりを切きった。対たい広島東洋ひろしまとうようカープ戦せんでは132試合しあい消化しょうか時点じてんで打率だりつ.298、12打点だてん、1本塁打ほんるいだを記録きろくし、打率だりつ、打点だてん共どもに50打数だすう以上いじょうの選手せんしゅの中なかでは、対たい広島ひろしま戦せん3位いだった[25]。守備しゅびでは失策しっさく数すうは6個こと前年ぜんねんから半減はんげんさせ、守備しゅび率りつは.991とセ・リーグ規定きていの遊撃手ゆうげきしゅで1位いだった。オフに翌年よくねんから背番号せばんごうを高木たかぎ守道もちが現役げんえき時代じだいに着つけていた1に変更へんこうすることが発表はっぴょうされた。

2019年ねんは、開幕かいまく先発せんぱつ出場しゅつじょうを堂上どうじょう直ちょく倫りんに譲ゆずったが、その後ご遊撃手ゆうげきしゅに定着ていちゃくした。同年どうねんのオールスターゲームで監督かんとく推薦すいせんで選出せんしゅつされた[26]。一時いちじ打撃だげき不振ふしんで先発せんぱつ出場しゅつじょう落おちも経験けいけんしたが140試合しあいに出場しゅつじょうし、打率だりつ.249と前年ぜんねんより結果けっかを残のこした。守備しゅび率りつ.985はリーグトップの成績せいせきだった。オフに翌年よくねんから選手せんしゅ会長かいちょうに就任しゅうにんすることが発表はっぴょうされた[27]。

2020年ねんは、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで、120試合しあい制せいの過密かみつ日程にっていとなった中なかでチーム唯一ゆいいつの全ぜん試合しあい出場しゅつじょうを果はたし、打撃だげきでは打率だりつ.247ながらキャリアハイとなる5本塁打ほんるいだを記録きろくした一方いっぽう、守備しゅびではリーグワーストとなる13失策しっさくを喫きっした。オフには300万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう6700万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[28]。

2021年ねんは、開幕かいまく一軍いちぐん入いりしたものの打撃だげき不振ふしんにより、5月28日にちにプロ入いり5年ねん目めにして初はつの一軍いちぐん登録とうろくを抹消まっしょうされた[29]。オフには300万まん円えん減げんとなる推定すいてい年俸ねんぽう6400万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[30]。

2022年ねんは、4月終了しゅうりょう時点じてんで打率だりつ.176と序盤じょばんから打撃だげき不振ふしんだったが[31]、立浪たつなみ和義かずよし新しん監督かんとくに守備しゅび面めんを評価ひょうかされ、8番ばん・遊撃手ゆうげきしゅとしてスタメンで起用きようされ続つづけていた[32]。ところが、5月4日にちのDeNA戦せん（横浜よこはまスタジアム）で4回かい裏うらに大和やまとの二に遊ゆう間あいだへのゴロを内野ないや安打あんだにしてしまい[注ちゅう 4]、5回かい表ひょうの攻撃こうげきで代打だいだを送おくられ途中とちゅう交代こうたいしたばかりか試合しあい中ちゅうに立浪たつなみ監督かんとくに二に軍ぐん降格こうかくを告つげられ、名古屋なごやへ強制きょうせい送還そうかんとなった[32][33]。交流こうりゅう戦せん明あけの6月がつ17日にちに一軍いちぐんに復帰ふっきし[34]、同日どうじつの巨人きょじん戦せん（バンテリンドーム ナゴヤ）で8番ばん・遊撃手ゆうげきしゅでスタメン出場しゅつじょうした[35]。しかし、結果けっかが残のこせず、7月がつ11日にちに再ふたたび登録とうろく抹消まっしょうされた。8月11日にちに再度さいど一軍いちぐんに昇格しょうかくし、同日どうじつの試合しあいには一軍いちぐん公式こうしき戦せんでは初はつの二塁手にるいしゅとして起用きようされた[36]。しかし、8月がつ15日にちに発熱はつねつ症状しょうじょうがあり、新型しんがたコロナウイルス陽性ようせい判定はんていを受うけて離脱りだつ[37]。最終さいしゅう的てきに土田つちた龍りゅう空そらの台頭たいとうもあって43試合しあいの出場しゅつじょうに留とまり、打率だりつ.172とレギュラーの座ざも奪うばわれた[38]。

DeNA時代じだい[編集へんしゅう]

2022年ねん11月18日にち、砂田すなだ毅あつし樹じゅとの交換こうかんトレードでDeNAへ移籍いせきすることが両りょう球団きゅうだんより発表はっぴょうされた[39][40]。12月5日にちに入団にゅうだん会見かいけんが行おこなわれ、背番号せばんごうは中日ちゅうにち時代じだいに親交しんこうがあった木下きのした雄介ゆうすけが使用しようしていた98となった[41][42]。

2023年ねんは、春季しゅんきキャンプから一軍いちぐんメンバーとして帯同たいどうし、オープン戦せんは中日ちゅうにち時代じだい経験けいけんしていなかった三塁手さんるいしゅ、一塁いちるい手しゅとして出場しゅつじょうした[43][44]。開幕かいまく戦せんでは代打だいだとして出場しゅつじょうし、青柳あおやぎ晃あきら洋ようから移籍いせき後ご初はつ安打あんだを記録きろく[45]。その後ごは遊撃手ゆうげきしゅとして林はやし琢みがく真しん、大和やまとと併用へいようされながらの起用きようが続つづき、宮みや﨑敏郎としおの休養きゅうよう日びには三塁手さんるいしゅとしての先発せんぱつ出場しゅつじょうもあった[46]。6月3日にちの埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦せん（横浜よこはま）では4安打あんだを放はなって移籍いせき後ご初はつの猛もう打だ賞しょうを記録きろくし、ヒーローインタビューにも呼よばれた[47]。8月18日にちの阪神はんしんタイガース戦せん（横浜よこはま）では、9回かいの遊ゆう撃げき守備しゅびにて、阪神はんしん・熊谷くまがい敬たかし宥なだめの二に盗とうに際さいし二塁にるいベースへカバーに入はいるも、捕と球たま時じに京田きょうだの足あしがベースを塞ふさぐ形かたちとなってアウトとなり、故意こいではないとして走塁そうるい妨害ぼうがいは適用てきようされなかった。この判定はんていに阪神はんしん・岡田おかだ彰布あきのぶ監督かんとくが5分間ふんかんの抗議こうぎを行おこなった他ほか、翌日よくじつの試合しあい前まえには阪神はんしんファンからブーイングを受うけることとなり[48]、その後ごNPBでは野手やしゅが向むかってくる走者そうしゃに対たいしてベースを完全かんぜんにふさいだ場合ばあいの判定はんてい基準きじゅんが、守備しゅび側がわに故意こいがなくともタイミング次第しだいでセーフと判定はんていされるように変更へんこうされた（ブロッキングベース）[49]。9月8日にちには一軍いちぐん登録とうろくを抹消まっしょうされ[50]、その後ごは一軍いちぐんへの出場しゅつじょうがなく公式こうしき戦せんを終おえた。クライマックスシリーズ・ファーストステージの広島東洋ひろしまとうようカープ戦せんには一軍いちぐんに登録とうろくされたが、出場しゅつじょうは無なかった[51]。最終さいしゅう的てきに93試合しあい、打率だりつ.227、1本塁打ほんるいだ、9打点だてんの成績せいせき[52]で、遊撃手ゆうげきしゅとしてのUZRは-4.3[53]と攻守こうしゅともに復活ふっかつとはならなかった。11月29日にちには現状げんじょう維持いじの推定すいてい年俸ねんぽう5000万まん円えんで契約けいやく更改こうかいした[52]。

2024年ねんも開幕かいまく一軍いちぐん入いりするも、遊ゆう撃げきのポジションは主おもに新人しんじんの石上いしがみ泰やすし輝てるが務つとめ、一塁いちるいの守備しゅび固がためや代打だいだとしての起用きようが続つづいた。自身じしんの誕生たんじょう日びである4月がつ20日はつかのヤクルト戦せんで8番ばん・遊撃手ゆうげきしゅとして同年どうねん初はつ先発せんぱつ出場しゅつじょうすると、移籍いせき後ご初はつの三塁打さんるいだを含ふくむ4打数だすう2安打あんだ2打点だてんの活躍かつやくを見みせ、チームの連敗れんぱいストップに貢献こうけんした[54]。以降いこうも他た選手せんしゅと併用へいようされながら遊撃手ゆうげきしゅとして先発せんぱつ起用きようされている[55]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう[編集へんしゅう]

打撃だげき[編集へんしゅう]

打球だきゅうのゴロ率りつが高たかく、プロ1年ねん目めのシーズンである2017年ねんは、「60.8％」で両りょうリーグを通つうじて1位いである[56]。また、内野ないや安打あんだ率りつが著いちじるしく高たかく、2017年ねんは「26.2％」、内野ないや安打あんだ数すうも39本ほんと、共ともに両りょうリーグを通つうじて1位いである（セ・リーグ2位いの田中たなか広ひろ輔［14.6％］に10％以上いじょうの差さをつけた）[56]。選せん球だま眼めを課題かだいとしており、2017年ねんは四球しきゅう率りつ（3.0％）、BB/K（0.17）が、いずれも両りょうリーグワースト1位いにとどまり、出塁しゅつるい率りつが.300に満みたない大おおきな要因よういんになった[56]。

守備しゅび[編集へんしゅう]

50メートル5秒びょう9の俊足しゅんそく、中日ちゅうにち入団にゅうだん時じの担当たんとうスカウトである中田なかた宗男むねおから評価ひょうかされた基本きほんに忠実ちゅうじつで堅実けんじつな守備しゅびが持もち味あじ[7]。また、DeNA移籍いせき後ごには、三塁手さんるいしゅや一塁いちるい手しゅとしても守備しゅびに就ついている[57]。

ベースカバーの際さい、相手あいて選手せんしゅのスライディングをブロックする様ような癖くせがあり[58]、ブロッキングベースルールの採用さいようの一役ひとやくを買かってしまっている[49]。

人物じんぶつ[編集へんしゅう]

学生がくせい時代じだいから練習れんしゅうの虫むしとして知しられ、青森あおもり山田やまだ高校こうこう時代じだいは寮りょうの夕食ゆうしょくの終了しゅうりょう時間じかんぎりぎりまで練習れんしゅうし、1人ひとり食堂しょくどうで夕食ゆうしょくを摂とり、日大にちだい時代じだいは監督かんとくが「やめろ」というまで練習れんしゅうをやめないほどだった[59]。

豊富ほうふな練習れんしゅう量りょうとともに野球やきゅうに対たいする姿勢しせいも真摯しんしで、2016年ねんのドラフトでは同おなじ遊撃手ゆうげきしゅとして吉川よしかわ尚輝なおきがいたが、吉川よしかわがユニフォームを着き崩くずし（いわゆる「腰こしパン」の状態じょうたい）で練習れんしゅうしていたのに対たいし、京田きょうだはたとえ練習れんしゅうであってもユニフォームの着きこなしを着き崩くずすことなく練習れんしゅうに臨のぞんでいたのを見みて、京田きょうだを評価ひょうかしたという[60]。

憧あこがれの選手せんしゅは地元じもと能美のみ市し出身しゅっしんの松井まつい秀喜ひでき[5]、目標もくひょうとする選手せんしゅには鳥谷とりたに敬たかし[56]と立浪たつなみを挙あげている[61]。

サッカー選手せんしゅの室屋むろや成なりとは高校こうこうの同期どうきで仲なかが良よい[7]。

2018年ねん1月がつ11日にち、一般いっぱん女性じょせいと結婚けっこん[62]。同年どうねん10月がつ22日にちに第だい一子いっしとなる長女ちょうじょ、2020年ねん1月がつ22日にちに第だい二子ふたごとなる長男ちょうなんが誕生たんじょう[63]。

2020年ねんは、青森あおもり山田やまだ高校こうこう時代じだいの後輩こうはいであり、同年どうねん4月がつに23歳さいで死去しきょしたNTT西日本にしにほんの中井なかい諒りょうが使つかう予定よていであったグラブを使用しよう[64]。また、登場とうじょう曲きょくも中井なかいが好すきだったという湘南しょうなん乃風「親友しんゆうよ」を使用しよう[65]。

中日ちゅうにち時代じだいの2022年ねんに立浪たつなみ和義かずよし監督かんとくから「戦たたかう顔かおをしていない」という理由りゆうで途中とちゅう交代こうたい・二に軍ぐん降格こうかくを告つげられたエピソード[32]を語源ごげんに、主おもにウェブ上じょうで京田きょうだを評ひょうする際さいには「バトル○○」という言葉ことばが使つかわれている[66]。途中とちゅう交代こうたい・二に軍ぐん降格こうかくを食くらったエピソードについては、DeNA移籍いせき時じに自虐じぎゃく的てきに京田きょうだ自身じしんも触ふれている[67]。

詳細しょうさい情報じょうほう[編集へんしゅう]

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし

度ど		 球たま

団だん		 試ためし

合ごう		 打だ

席せき		 打だ

数かず		 得とく

点てん		 安やす

打だ		 二に
塁るい
打だ		 三さん
塁るい
打だ		 本ほん
塁るい
打だ		 塁るい

打だ		 打だ

点てん		 盗ぬすめ

塁るい		 盗ぬすめ
塁るい
死し		 犠

打だ		 犠

飛ひ		 四よん

球たま		 敬けい

遠とお		 死し

球たま		 三さん

振ふ		 併
殺ころせ
打だ		 打だ

率りつ		 出で
塁るい
率りつ		 長なが
打だ
率りつ		 O
P
S
2017 中日ちゅうにち 141 602 564 67 149 23 8 4 200 36 23 13 10 1 18 0 9 105 5 .264 .297 .355 .652
2018 143 632 578 73 136 15 7 4 177 44 20 10 26 3 19 0 6 111 12 .235 .266 .306 .572
2019 140 574 507 46 126 14 5 3 159 40 17 7 24 3 37 3 3 91 10 .249 .302 .314 .615
2020 120 491 442 43 109 16 7 5 154 29 8 4 15 1 27 4 6 80 4 .247 .298 .348 .647
2021 113 448 409 41 105 7 4 3 129 24 6 5 8 3 21 0 7 75 5 .257 .302 .315 .618
2022 43 143 128 11 22 5 1 3 38 8 1 0 2 0 10 3 3 21 1 .172 .248 .297 .545
2023 DeNA 93 287 251 31 57 4 0 1 64 9 3 2 9 0 25 1 2 33 6 .227 .302 .255 .557
通算つうさん：7年ねん 793 3177 2879 312 704 84 32 23 921 190 78 41 94 11 157 11 36 516 43 .245 .291 .320 .611
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
  • 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし
度ど		 球たま
団だん		 一塁いちるい 二塁にるい 三塁さんるい 遊ゆう撃げき
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ		 試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ		 試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ		 試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2017 中日ちゅうにち - - - 140 232 457 14 96 .980
2018 - - - 142 234 442 6 85 .991
2019 - - - 139 202 384 9 78 .985
2020 - - - 120 182 361 13 73 .977
2021 - - - 112 155 295 7 60 .985
2022 - 1 2 2 0 0 1.000 - 40 69 83 5 18 .968
2023 DeNA 7 22 0 0 1 1.000 - 13 4 16 1 1 .952 77 82 158 5 31 .980
通算つうさん 7 22 0 0 1 1.000 1 2 2 0 0 1.000 13 4 16 1 1 .952 770 1156 2180 59 441 .983
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
  • 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

表彰ひょうしょう[編集へんしゅう]

記録きろく[編集へんしゅう]

初はつ記録きろく
その他たの記録きろく

背番号せばんごう[編集へんしゅう]

登場とうじょう曲きょく[編集へんしゅう]

代表だいひょう歴れき[編集へんしゅう]

関連かんれん情報じょうほう[編集へんしゅう]

関連かんれん書籍しょせき[編集へんしゅう]

出演しゅつえん[編集へんしゅう]

CM[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

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注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 同年どうねんに一軍いちぐんの開幕かいまく戦せんでスタメンに起用きようされた新人しんじん選手せんしゅは、京田きょうだと源田げんた壮たけし亮あきらのみ。源田げんたは、レギュラーシーズンで京田きょうだを上回うわまわるNPB新人しんじん選手せんしゅ歴代れきだい3位いの155安打あんだを放はなち、パシフィック・リーグの新人しんじん王おうに選えらばれた。
  2. ^ 27票ひょうにとどまった濵口も、レギュラーシーズンで10勝しょう・ポストシーズンで2勝しょうを挙あげた実績じっせきを背景はいけいにセ・リーグ新人しんじん特別とくべつ賞しょうを受賞じゅしょうした[15]。
  3. ^ 中日ちゅうにちの選手せんしゅが新人しんじん王おうを獲得かくとくした事例じれいは、1998年ねんの川上かわかみ憲けん伸しん投手とうしゅ以来いらい19年ねんぶり。内野ないや手しゅとしては、前述ぜんじゅつした立浪たつなみ以来いらい29年ねんぶりである[16]。
  4. ^ この後のち、先発せんぱつの岡田おかだ俊哉としやが次じ打者だしゃ・嶺井みねい博ひろし希のぞみに先制せんせいの2点てん本塁打ほんるいだを打うたれた。試合しあいも1-7で敗やぶれた[32]。
  5. ^ お笑わらい芸人げいにんのブルゾンちえみがネタで使用しようする曲きょくのため、曲きょくが終おわる瞬間しゅんかんに客席きゃくせきから「35億おく!」の掛かけ声ごえが飛とぶことがあったが、2018年ねんは応援おうえん団だんの入場にゅうじょうコール募集ぼしゅうにより「京田きょうだ陽よう太ふとし!」となった。
  6. ^ 同僚どうりょうであるダヤン・ビシエドが2020年ねん10月がつ28日にちに左肩ひだりかたの脱臼だっきゅうで負傷ふしょう離脱りだつして以降いこう、彼かれの入場にゅうじょう曲きょくである同どう曲きょくも使用しようした。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 「京田きょうだ 陽よう太ふとし（中日ちゅうにちドラゴンズ）」『NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう』2022年ねん2月がつ26日にち。2022年ねん2月がつ27日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 「横浜よこはまDeNA - 契約けいやく更改こうかい - プロ野球やきゅう」日刊にっかんスポーツ。2023年ねん11月30日にち閲覧えつらん。
  3. ^ 『北國きたぐに新聞しんぶん』1994年ねん4月がつ23日にち朝刊ちょうかん加賀かが版ばん25頁ぺーじ「赤あかちゃん ▽寺井てらい町まち（中略ちゅうりゃく）京田きょうだ陽よう太ふとし（○○長男ちょうなん、小杉こすぎ）」（北國きたぐに新聞しんぶん社しゃ） - 縮刷しゅくさつ版ばん932頁ぺーじ。
  4. ^ 『北國きたぐに新聞しんぶん』1995年ねん4月がつ20日はつか朝刊ちょうかん加賀かが版ばん23頁ぺーじ「きょう初はつ誕生たんじょう 寺井てらい町まち小杉こすぎ 京田きょうだ陽よう太ふとしちゃん」（北國きたぐに新聞しんぶん社しゃ） - 縮刷しゅくさつ版ばん804頁ぺーじ。
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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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記述きじゅつのない年としは該当がいとう者しゃなし
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2016年ねん日米にちべい大学だいがく野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい
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内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
日本の旗 野球やきゅう日本にっぽん代表だいひょう - 2017 アジア プロ野球やきゅうチャンピオンシップ 1位 優勝ゆうしょう
監督かんとく
コーチ
投手とうしゅ
捕手ほしゅ
内野ないや手しゅ
外野がいや手しゅ
中日ちゅうにちドラゴンズ - 2016年ねんドラフト指名しめい選手せんしゅ
指名しめい選手せんしゅ
育成いくせい選手せんしゅ
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