立沢たちざわ (守谷もりや市し)

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立沢たちざわ
大字だいじ
立沢たちざわの住宅じゅうたく街がい
立沢たちざわ 立沢たちざわの位置いち
北緯ほくい35度ど57分ふん6.73秒びょう 東経とうけい139度ど58分ふん36.81秒びょう
国くに	日本にっぽん
都道府県とどうふけん	茨城いばらき県けん
市町村しちょうそん	守谷もりや市し
人口じんこう （2017年ねん（平成へいせい29年ねん）8月がつ1日にち現在げんざい）
• 合計ごうけい	1,588人にん
等ひとし時とき帯おび	UTC+9 (日本にっぽん標準時ひょうじゅんじ)
郵便ゆうびん番号ばんごう	302-0118
市外しがい局番きょくばん	0297
ナンバープレート	つくば

立沢たちざわ（たつざわ/Tatsuzawa）は、茨城いばらき県けん守谷もりや市しの地名ちめい。旧きゅう北相馬きたそうま郡ぐん立沢たちざわ村むら。郵便ゆうびん番号ばんごうは302-0118。当用漢字とうようかんじが定さだめられる前まえは立澤たちざわと表記ひょうきされた。

地理ちり

守谷もりや市し北部ほくぶに位置いちする。地域ちいきの中心ちゅうしんを常磐ときわ自動車じどうしゃ道どうが通かよっており、かつて北東ほくとう部ぶだったところは常つね総そうニュータウン北きた守谷もりやとなり、立沢たちざわから分離ぶんりしたが、今いまなお広ひろい面積めんせきを保たもっている。地域ちいき内ないを国道こくどう294号ごう、常つね総そうふれあい道路どうろ、県道けんどう野田のだ牛久うしく線せんが通かよっている。

東ひがしは松並まつなみ、西にしは薬師台やくしだい、緑みどり、南みなみは百合ケ丘ゆりがおか、大柏おおかしわ、北きたは御所ケ丘ごしょがおか、つくばみらい市し筒戸つつどと接せっしている。

歴史れきし

当とう地域ちいきは、古ふるくは守谷もりや郷きょうに属ぞくし、全域ぜんいきが下総しもうさ国こく相馬そうま郡ぐん立沢たちざわ村むらとなっていた。 1845年ねん（弘ひろし化か2年ねん）3月がつの｢下総しもふさ国こく旧きゅう事こと考こう｣によると、立沢たちざわの由来ゆらいともなる竜沢寺たつさわでらは1289年ねん（正せい応おう2年ねん）に建立こんりゅうされていることがわかり、古ふるくより村むらが形成けいせいされていたと考かんがえられる。また、立沢たちざわの小字こあざである｢御所台ごしょだい｣（一部いちぶは御所ケ丘ごしょがおかとなっている）は古河ふるかわ公方くぼう足利あしかが義よし氏しの御殿ごてん（御所ごしょ）が置おかれたからであると言いわれている。

｢旧きゅう高こう旧領きゅうりょう取調とりしらべ帳ちょう｣によると、幕末ばくまつには田安たやす領りょう（354石せき6斗と7升しょう3合ごう）と観音堂かんのんどう領りょう（5石せき4斗と）となっており、幕末ばくまつより下総しもうさ野の鎮撫ちんぶ府ふ、下総しもうさ知事ちじ県けんの管轄かんかつとなり、1869年ねん（明治めいじ2年ねん）には葛飾かつしか県けん、1871年ねん（明治めいじ4年ねん）には印旛いんば県けんの管轄かんかつとなり、1873年ねん（明治めいじ6年ねん）の大だい区く小お区く制せいでは第だい十じゅう四よん大だい区く六ろく小しょう区くとなったが、これは本来ほんらいは仮定かていであり、実地じっち不便ふべんの向むきもあるということを理由りゆうに第だい五ご大だい区く七なな小しょう区くへと再編さいへんされている。また、同年どうねん千葉ちば県けんとなる。1875年ねん（明治めいじ8年ねん）には千葉ちば県けんから茨城いばらき県けんに移管いかんされ、第だい九大きゅうだい区く二に小しょう区くとなる。1878年ねん（明治めいじ11年ねん）の郡こおり区く町村ちょうそん制せいで大だい区く小お区くの区分くわけは廃止はいしされ、同時どうじに相馬そうま郡ぐんが利根川とねがわを境さかいに南みなみ相馬そうま郡ぐんと北相馬きたそうま郡ぐんに分離ぶんりし、北相馬きたそうま郡ぐん立沢たちざわ村むらとなる。1889年ねん（明治めいじ22年ねん）3月1日にちには同おなじ北相馬きたそうま郡ぐんの板戸井いたとい村むら、大木おおき村むら、大山新田おおやましんでんと合併がっぺいし、立沢たちざわは大井沢おおいさわ村むらの大字だいじとなり、1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）3月1日にちには同おなじく北相馬きたそうま郡ぐん守谷もりや町まち、大野おおの村むら、高野たかの村むらと合併がっぺいし、守谷もりや町まちの大字だいじとなる。1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）5月より、地域ちいきの北端ほくたんを日本にっぽん住宅じゅうたく公団こうだん（現げん:都市とし再生さいせい機構きこう）が｢常つね総そうニュータウン北きた守谷もりや｣（開発かいはつ中ちゅうの名称めいしょうは｢公団こうだん北きた守谷もりや団地だんち｣などで、開発かいはつ後期こうきより街開まちびらき後ごしばらくまでは｢常つね総そうニュータウン守谷もりや｣と呼よばれていた）として開発かいはつし、1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）5月には御所ケ丘ごしょがおか一いち丁目ちょうめ - 五ご丁目ちょうめ、久保ケ丘くぼがおか一いち - 四よん丁目ちょうめ、松前台まつまえだい一いち - 三さん丁目ちょうめ、薬師台やくしだい一いち丁目ちょうめ - 七なな丁目ちょうめとして分離ぶんりした。2002年ねん（平成へいせい14年ねん）2月がつ2日にちの守谷もりや市しの市制しせい施行しこうにより、守谷もりや市しの大字だいじとして現在げんざいに至いたる。

地名ちめいの由来ゆらい

当とう地域ちいきにある寺てら、｢竜沢寺たつさわでら｣の寺号じごうより。

沿革えんかく

• 1634年ねん（寛永かんえい11年ねん）ごろ、鬼怒川きぬがわの掘削くっさくが完成かんせいしたと考かんがえられている。
• 1868年ねん（慶応けいおう4年ねん）
  • 6月26日にち - 9月3日にち（旧暦きゅうれき5月7日にち - 7月がつ17日にち） 下総しもうさ野の鎮撫ちんぶ府ふの管轄かんかつとなる。
  • 9月23日にち（旧暦きゅうれき8月がつ8日にち） 府ふ藩はん県けん三さん治ち制せいにより、下総しもうさ知事ちじ県けんの管轄かんかつとなる。
• 1869年ねん（明治めいじ2年ねん）2月がつ23日にち（旧暦きゅうれき1月がつ13日にち） 下総しもうさ知事ちじ県けんに代かわり、本格ほんかく的てきな行政ぎょうせい組織そしきとして葛飾かつしか県けんを設置せっち、葛飾かつしか県けん相馬そうま郡ぐん立沢たちざわ村むらとなる。
• 1871年ねん（明治めいじ4年ねん）12月25日にち（旧暦きゅうれき11月14日にち） 廃藩置県はいはんちけん後ごの県けんの統合とうごうにより、葛飾かつしか県けんが生実いくみ県けん、古河ふるかわ県けん、佐倉さくら県けん、関宿せきやど県けん、曾我そが野の県けん、結城ゆうき県けんと合併がっぺいし、印旛いんば県けんを設置せっち。印旛いんば県けん相馬そうま郡ぐん立沢たちざわ村むらとなる。
• 1873年ねん（明治めいじ6年ねん）
  • 5月 大だい区く小お区く制せいにより、第だい十じゅう四よん大だい区く六ろく小しょう区くとなる。また、すぐに再さい編成へんせいで第だい五ご大だい区く七なな小しょう区くとなる。
  • 6月15日にち 印旛いんば県けんが木更津きさらづ県けんと合併がっぺいし、千葉ちば県けんを設置せっち。千葉ちば県けんに属ぞくする。
• 1875年ねん（明治めいじ8年ねん）5月7日にち 境界きょうかい変更へんこうにより千葉ちば県けんから茨城いばらき県けんに移管いかん。第だい九大きゅうだい区く二に小しょう区くとなる。
• 1878年ねん（明治めいじ11年ねん）7月がつ22日にち 郡こおり区く町村ちょうそん制せい施行しこう。同時どうじに相馬そうま郡ぐんが、利根川とねがわを境さかいに南みなみ相馬そうま郡ぐんと北相馬きたそうま郡ぐんに分離ぶんりし、北相馬きたそうま郡ぐん立沢たちざわ村むらとなる。
• 1889年ねん（明治めいじ22年ねん）
  • 4月がつ1日にち 北相馬きたそうま郡ぐん大木おおき村むら、立沢たちざわ村むら、大山新田おおやましんでんと合併がっぺいし、北相馬きたそうま郡ぐん大井沢おおいさわ村むら大字だいじ立沢たちざわとなる。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）3月1日にち 北相馬きたそうま郡ぐん守谷もりや町まち、大野おおの村むら、高野たかの村むらと合併がっぺいし、北相馬きたそうま郡ぐん守谷もりや町まち大字だいじ立沢たちざわとなる。
• 1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）5月がつ 常つね総そうニュータウン北きた守谷もりや地区ちくを松前台まつまえだい五ご - 七なな丁目ちょうめ、薬師台やくしだい二に丁目ちょうめ - 七なな丁目ちょうめの各かく一部いちぶとして分離ぶんり。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）2月がつ2日にち 市制しせい施行しこうにより、守谷もりや市し立沢たちざわとなる。

世帯せたい数すうと人口じんこう

2017年ねん（平成へいせい29年ねん）8月がつ1日にち現在げんざいの世帯せたい数すうと人口じんこうは以下いかの通とおりである。

大字だいじ	世帯せたい数すう	人口じんこう
立沢たちざわ	610世帯せたい	1,588人にん

交通こうつう

首都圏新都市鉄道しゅとけんしんとしてつどうつくばエクスプレス・関東かんとう鉄道てつどう常総線じょうそうせん守谷もりや駅えきと新守谷しんもりや駅えきを結むすぶ路線ろせんバスと、守谷もりや市しコミュニティバス｢モコバス｣が地域ちいき内ないを走はしっている。

路線ろせんバス

地域ちいき内ないには｢立沢たちざわ｣、｢立沢たちざわ本田ほんだ｣、｢立りつ沢向さわむかい地ち｣、｢前川まえかわ製作所せいさくしょ前ぜん｣の4つの停留所ていりゅうじょがある。

系統けいとう	主要しゅよう経由けいゆ地ち	行先ゆくさき	運行うんこう会社かいしゃ
	前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ・立沢たちざわ・久保ケ丘くぼがおか・絹きぬの台だい	小絹こきぬ駅えき	■関せき鉄てつ
急行きゅうこう	前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ・立沢たちざわ・小絹こきぬ中学校ちゅうがっこう・きぬの里さと・自然しぜん博物館はくぶつかん入口いりくち	岩井いわいバスターミナル
急行きゅうこう	前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ・立沢たちざわ・きぬの里さと・自然しぜん博物館はくぶつかん入口いりくち・岩井いわいバスターミナル	猿島さしまバスターミナル
	立沢たちざわ向むこう地ち・立沢たちざわ本田ほんだ・薬師台やくしだい五ご丁目ちょうめ・松前台まつまえだい五ご丁目ちょうめ・立沢たちざわ公園こうえん	新しん守谷もりや駅えき
深夜しんや	立沢たちざわ向むこう地ち・立沢たちざわ本田ほんだ・薬師台やくしだい五ご丁目ちょうめ・松前台まつまえだい五ご丁目ちょうめ・久保ケ丘くぼがおか	小絹こきぬ中学校ちゅうがっこう
	立沢たちざわ・前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ	守谷もりや駅えき西口にしぐち
	立沢たちざわ本田ほんだ・立沢たちざわ向むこう地ち・守谷もりや市役所しやくしょ
備考びこう 深夜しんやは23時じ以降いこう・料金りょうきん5割わり増ぞう。

モコバス

地域ちいき内ないには｢前川まえかわ製作所せいさくしょ前ぜん｣、｢慶けい友とも病院びょういん前ぜん｣の停留所ていりゅうじょがある。Bルート右みぎ回まわりの｢前川まえかわ製作所せいさくしょ前ぜん｣停留所ていりゅうじょは百合ケ丘ゆりがおか一いち丁目ちょうめに所在しょざいする。

系統けいとう	主要しゅよう経由けいゆ地ち	行先ゆくさき	運行うんこう会社かいしゃ
Bルート(右みぎ)	慶けい友とも病院びょういん前まえ・前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ・守谷もりや駅えき西口にしぐち・南守谷みなみもりや駅えき	守谷もりや市役所しやくしょ	■関せき鉄てつ
Bルート(左ひだり)	前川まえかわ製作所せいさくしょ前まえ・慶けい友とも病院びょういん前まえ

小・中学校しょうちゅうがっこうの学区がっく

市立しりつ小・中学校しょうちゅうがっこうに通かよう場合ばあい、学区がっくは以下いかの通とおりとなる。

地域ちいき	小学校しょうがっこう	中学校ちゅうがっこう
前川まえかわ区域くいき	黒内くろうち小学校しょうがっこう	守谷もりや中学校ちゅうがっこう
ふれあい道路どうろ以東いとう	御所ケ丘ごしょがおか小学校しょうがっこう	御所ケ丘ごしょがおか中学校ちゅうがっこう
ふれあい道路どうろ以西いせい	大井沢おおいさわ小学校しょうがっこう

施設しせつ

• もりり保育園ほいくえん - 立沢たちざわ1921番地ばんち16
• ひばり幼稚園ようちえん - 立沢たちざわ142番地ばんち4
• 守谷もりや二に三さんケ丘おか幼稚園ようちえん - 立沢たちざわ1596番地ばんち
• 守谷もりや慶けい友とも病院びょういん - 立沢たちざわ980番地ばんち1
• 共同印刷きょうどういんさつ守谷もりや工場こうじょう - 立沢たちざわ1932番地ばんち
• 前川まえかわ製作所せいさくしょ守谷もりや工場こうじょう - 立沢たちざわ2000番地ばんち

関連かんれん項目こうもく

• 守谷もりや市し
• 守谷もりや市役所しやくしょ

参考さんこう文献ぶんけん

• 守谷もりや町まち史し（守谷もりや町まち史し編へんさん委員いいん会かい 編へん）
• 北相馬きたそうま郡ぐん志こころざし（北相馬きたそうま郡ぐん志しむら刊行かんこう會かい）
• 角川かどかわ日本にっぽん地名ちめい大だい辞典じてん 9 茨城いばらき県けん（角川書店かどかわしょてん）