第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざい

第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざい

徽章きしょう
コールサイン	Expedition 1
乗組のりくみ員数いんずう	3名めい
打上うちあげ日び	2000年ねん10月31日にち 07:52:47(UTC)
打上うちあげ地点ちてん	バイコヌール宇宙うちゅう基地きち
打上うちあげ機き	ソユーズTM-31
帰還きかん日び	2001年ねん3月21日にち 07:33:06(UTC)
帰還きかん機き	ディスカバリー(STS-102)
帰還きかん地点ちてん	ケネディ宇宙うちゅうセンター
ドッキング時間じかん	136日にち19時じ間あいだ10分ふん57秒びょう
宇宙うちゅう遊泳ゆうえい時間じかん	0時じ間あいだ0分ふん
ミッション期間きかん	140日にち23時じ間あいだ40分ふん19秒びょう
軌道きどう周回しゅうかい数すう	2,207回かい
総そう距離きょり	〜93,847,506 km
質量しつりょう	89,155 kg
第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいの乗組のりくみ員いん。左ひだりからクリカレフ、シェパード、ギジェンコ
前回ぜんかい 次回じかい - 第だい2次じ長期ちょうき滞在たいざい

第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざい（だい1じちょうきたいざい、Expedition 1）は、国際こくさい宇宙うちゅうステーションへの1回かい目めの長期ちょうき滞在たいざいミッションである。

乗組のりくみ員いん

機長きちょう	フライトエンジニア1	フライトエンジニア2
ウィリアム・シェパード, NASA 4度目どめ	セルゲイ・クリカレフ, RSA 5度目どめ	ユーリー・ギジェンコ,RSA 2度目どめ

ミッションパラメータ

• 近きん点てん：384km
• 遠とお点てん：396km
• 軌道きどう傾斜けいしゃ角かく：51.6°
• 軌道きどう周期しゅうき：92分ふん
• ドッキング：2000年ねん11月2日にち9時じ21分ふん3秒びょう（UTC）
• ドッキング解除かいじょ：2001年ねん3月がつ19日にち4時じ32分ふん0秒びょう（UTC）
• ドッキング継続けいぞく時間じかん：136日にち19時じ間あいだ10分ふん57秒びょう

ミッションの目的もくてき

ISSは、2000年ねん11月2日にちに最初さいしょの住人じゅうにんとなる宇宙うちゅう飛行ひこう士しを迎むかえた。第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいの3人にんの乗組のりくみ員いんは2000年ねん10月がつ31日にちにカザフスタンのバイコヌール宇宙うちゅう基地きちからソユーズTM-31で無事ぶじ打うち上あげられた。ISSへの4ヶ月かげつに及およぶ滞在たいざいは、公式こうしきには2001年ねん3月がつ18日にちに終了しゅうりょうした。第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいの乗組のりくみ員いんは2001年ねん3月がつ21日にちにSTS-102で地球ちきゅうに帰還きかんした。ミールから国際こくさい宇宙うちゅうステーションへの滞在たいざい宇宙うちゅうステーション変更へんこうでもある。

複数ふくすうの国くに出身しゅっしんの3人にんの宇宙うちゅう飛行ひこう士しは、4ヶ月かげつ以上いじょうに渡わたってISSに滞在たいざいした。乗組のりくみ員いんは、機長きちょうでアメリカ人じんのウィリアム・シェパード、ソユーズ機長きちょうでロシア人じんのユーリー・ギジェンコ、フライトエンジニアでロシア人じんのセルゲイ・クリカレフの3人にんで構成こうせいされていた。3人にんは協力きょうりょくして、デスティニー等ひとしの新あたらしいモジュールをISSに取とり付つける等とうの組立くみたて作業さぎょうを行おこなった。また科学かがく実験じっけんも行おこなわれた。

3人にんの乗組のりくみ員いんは、STS-102が終了しゅうりょうした3月がつにスペースシャトル・ディスカバリーに乗のって地球ちきゅうに帰還きかんした。STS-102では新あたらしい長期ちょうき滞在たいざい員いんがISSを訪おとずれ、科学かがく実験じっけんが始はじめられた。

4ヶ月かげつの滞在たいざい中ちゅうに、シェパード、ギジェンコ、クリカレフは、スペースシャトルでISSの電力でんりょく供給きょうきゅうを増大ぞうだいさせる太陽たいよう電池でんち、デスティニーの最初さいしょの実験じっけん器具きぐ等とうを運はこんできた3人にんの来客らいきゃくをISSに迎むかえた。またその他たに、ロシア側がわのポートに自動的じどうてきにドッキングする無人むじんのプログレス補給ほきゅう船せんを2度ど迎むかえた。

搭乗とうじょうして最初さいしょの週しゅうに、乗組のりくみ員いんは生命せいめい維持いじ装置そうちを起動きどうし、ISS完成かんせい前まえに過去かこ2年間ねんかんのスペースシャトルの乗組のりくみ員いんが残のこして行いったステーションの構成こうせい要素ようそ、衣服いふく、ノートパソコン、オフィス器具きぐ、ケーブル等とうを開封かいふうした。彼かれらの「新あたらしい家いえ」に引ひっ越こして来くることによって、シェパード、ギジェンコ、クリカレフは、今後こんご少すくなくとも15年ねんに渡わたって人類じんるいが継続けいぞく的てきに宇宙うちゅう空間くうかんに滞在たいざいする第一歩だいいっぽとなった。

第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいのミッションは、ユーリ・ガガーリンが1961年ねんに人類じんるいで初はじめて宇宙うちゅう飛行ひこうを行おこなったのと同どうじ、バイコヌール宇宙うちゅう基地きちの発射はっしゃパッドから打うち上あげられた。310トンの三さん段式だんしきソユーズ-Uロケットが、打上うちあげの10分ふん後ごに乗組のりくみ員いんを予備よび軌道きどうまで運はこび、その後ごはギジェンコが手動しゅどうでランデブーを行おこなって、11月2日にち4時じ21分ふん（EST）にズヴェズダモジュールのaftポートにドッキングを行おこなった。ドッキングの90分ふん後ごには、シェパードがズヴェズダへのハッチを開あけ、乗組のりくみ員いんは初はじめてISSに乗のり込こんだ。

最初さいしょの仕事しごとは、ズヴェズダの調理ちょうり室しつにある保温ほおん機きの起動きどう、寝床ねどこの整備せいび、ヒューストン及およびモスクワの管制塔かんせいとうとの通信つうしんの確認かくにん等とうであった。乗組のりくみ員いんは、ズヴェズダとザーリャにあるロシア製せいの通信つうしん装置そうち及およびユニティのアメリカ製せい通信つうしん装置そうちを用もちいて両方りょうほうの管制塔かんせいとうと通信つうしんを行おこなった。彼かれらはISSにアマチュア無線むせんの装置そうちも取とり付つけ、多おおくの学校がっこうと通信つうしんを行おこなった。

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  ズヴェズダモジュールにいるクリカレフ。窓まどの外そとに見みえるのはSTS-98のスペースシャトルアトランティス。
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  第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいの乗組のりくみ員いんが到着とうちゃくした時点じてんでのISSの配置はいち。上うえから順じゅんにユニティ、ザーリャ、ズヴェズダ。
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  第だい1次じ長期ちょうき滞在たいざいの乗組のりくみ員いん。