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論理ろんりせき

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

数理すうりろん理学りがくにおいて論理ろんりせき(ろんりせき、えい: logical conjunction)とは、あたえられた複数ふくすう命題めいだいのいずれもが例外れいがいなくしんであることをしめ論理ろんり演算えんざんである。ごうせっ(ごうせつ)、連言れんげん(れんげん、れんごん)ともび、ANDとよくあらわす。

ふたつの命題めいだい P, Qたいする論理ろんりせきPQき、「P かつ Q」や「P そして Q」などとむ。また PQかたちをした命題めいだい連言れんげん命題めいだいconjunctive proposition)、そのなかあらわれる命題めいだい PQ連言れんげんconjunct)という[1]

ベン図べんずによる
論理ろんりせき表現ひょうげん
  • わたし身長しんちょうは 160 cm 以上いじょうである」
  • わたし体重たいじゅうは 50 kg 以上いじょうである」

ふたつの命題めいだい論理ろんりせきは、

  • わたし身長しんちょうは 160 cm 以上いじょうであり、かつわたし体重たいじゅうは 50 kg 以上いじょうである」

性質せいしつ

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論理ろんりせきは、否定ひてい論理ろんりもちいてあらわすことができる(ド・モルガンの法則ほうそく)。

PQ = ¬(¬P ∨ ¬Q)

ぎゃくに、否定ひてい論理ろんりせきもちいて論理ろんりあらわすこともできる。

PQ = ¬(¬P ∧ ¬Q)

真理しんりひょう

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論理ろんりせき真理しんりひょう

命題めいだい P 命題めいだい Q PQ
しん しん しん
しん にせ にせ
にせ しん にせ
にせ にせ にせ

表記ひょうきほう

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論理ろんりがく

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使用しようして く。

電子でんし工学こうがく

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  記号きごう使用しようして く。論理ろんり回路かいろのページを参照さんしょう

プログラミング言語げんご

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C言語げんごPerlなどでは、ビット単位たんい論理ろんりせき&あらわされ、

z = x & y;
$z = $x & $y;

のように使用しようされる。

たんなる論理ろんりせき&&あらわされ

if (x==0 && y==0) ;

のように使用しようされる。

VBScriptではAndあらわされ、

z = x And y

のように使用しようされる。

Lispでは

(and x y)

だが、さらに可変長かへんちょう

(and x0 x1 ...)

のように記述きじゅつできる。

かくプログラミング言語げんごにおける論理ろんりせき表記ひょうき意味いみは、短絡たんらく評価ひょうかとも密接みっせつ関係かんけいがある。

関連かんれん項目こうもく

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符号ふごう位置いち

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記号きごう Unicode JIS X 0213 文字もじ参照さんしょう 名称めいしょう
U+2227 - ∧
∧
∧
論理ろんりせき

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 近藤こんどうひろしいっこうなみ英司えいじ論理ろんりがく概論がいろん岩波書店いわなみしょてん、1964ねん、47ぺーじNDLJP:2969913