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道みち (1986年ねんの映画えいが)

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道みち
監督かんとく 蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえ
脚本きゃくほん 松田まつだ寛ひろし夫おっと
原作げんさく セルジュ・グルッサール（フランス語ふらんすご版ばん）
『ヘッドライト』
製作せいさく 本田ほんだ達男たつお
中山なかやま正久まさひさ
出演しゅつえん者しゃ 仲代なかだい達矢たつや
藤谷ふじたに美和子みわこ
柴田しばた恭兵きょうへい
長門ながと裕之ひろゆき
三田みた佳子けいこ
池内いけうち淳子じゅんこ
若山わかやま富三郎とみさぶろう
音楽おんがく ミシェル・ベルナルク
主題歌しゅだいか フランソワーズ・アルディ
撮影さつえい 間宮まみや義雄よしお
編集へんしゅう 玉木たまき濬夫
配給はいきゅう 東映とうえい
公開こうかい 日本の旗 1986年ねん9月6日にち
上映じょうえい時間じかん 133分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
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『道みち』（みち）は、1986年ねんに公開こうかいされた東映とうえい＝仕事しごと製作せいさく・東映とうえい配給はいきゅうの映画えいが作品さくひん[1][2]。1956年ねんのフランス映画えいが『ヘッドライト』のリメイクである[3][4][5][6]。フェデリコ・フェリーニ監督かんとくの『道みち』のリメイクではない[注ちゅう 1]。

あらすじ[編集へんしゅう]

長距離ちょうきょりトラックの運転うんてん手しゅである田島たじま精きよし治ちは、冷ひえ込こんだ家庭かていを抱かかえる中なか年男としおとこだ。鳥取とっとり県けんの米子よなご市しに近ちかいドライブイン「さくら」で休憩きゅうけいした精せい治ちは、若わかいウェイトレスの小宮こみや和江かずえと知しり合あった。店みせを辞やめようとする和江わえをトラックに乗のせたことをきっかけに、和江わえと恋仲こいなかになる精せい治ち。

千葉ちばの浦安うらやすに住すむ精せい治ちに近ちかづくために、東京とうきょうのラブホテルで働はたらき始はじめる和江わえ。だが、家庭かていを捨すてられない精せい治ちは、和江わえに別わかれを告つげてしまった。行いき場ばもなく「さくら」に戻もどる和江わえ。

「さくら」のマスターで清治きよじの友人ゆうじんでもある佐倉さくらは、和江わえの妊娠にんしんを知しり、清治きよじに手紙てがみを書かいた。しかし、その手紙てがみは清治きよじの娘むすめの絵里えりが開封かいふうし、隠かくしてしまった。精せい治ちに厳きびしく叱しかられたことをきっかけに、反発はんぱつした絵里えりは、母親ははおやもいる前まえでマスターの手紙てがみを読よみ上あげた。

家いえを飛とび出だし、トラックで「さくら」に向むかう清治きよじ。和江わえとの新しん生活せいかつを誓ちかった清治きよじは、トラックに和江わえを乗のせて走はしり出だした。しかし、ひどい出血しゅっけつで苦くるしみだす和江わえ。救急きゅうきゅう車しゃも間まに合あわず、和江かずえは息いきを引ひき取とるのだった。

出演しゅつえん[編集へんしゅう]

スタッフ[編集へんしゅう]

製作せいさく[編集へんしゅう]

企画きかく[編集へんしゅう]

企画きかくは東映とうえいプロデューサーの日下部くさかべ五朗ごろうと本田ほんだ達男たつお[6][8]。日下部くさかべや本田ほんだの世代せだいはフランス映画えいがなどのヨーロッパ映画えいがに感銘かんめいを受うけた世代せだいで[6]、『ヘッドライト』が特とくに好すきな二人ふたりが「メロドラマのスタイルの中なかで、人生じんせいを謳うたいあげる」というプロットは日本にっぽんに置おき換かえることが出来できると判断はんだんし[6]、大体だいたい同おなじ世代せだいの蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえに監督かんとく要請ようせいを行おこなった[6]。蔵原くらはらは戦後せんご10年ねんで作つくられた『ヘッドライト』を物質ぶっしつが氾濫はんらんして豊ゆたかになった日本にっぽんには置おき換かえられないのじゃないか、と不安ふあんを持もった[6]。それで『ヘッドライト』の原作げんさく『Des Gens Sans Importance（しがない人々ひとびと）』を読よみ、『ヘッドライト』のような男おとこと女おんな二に人にんの関係かんけいだけに絞しぼったペシミスティックなメロドラマではなく、原作げんさくにある主人公しゅじんこうたち以外いがいの周まわりの人ひとたちも木目もくめ細こまかく描えがいてみたいと考かんがえた[6]。映画えいがの主題しゅだいの一ひとつは「お互たがい他者たしゃの痛いたみを知しり、優やさしさを持もち合あわせているのに、人々ひとびとは不器用ぶきようで言葉ことばが足たりない。そして生活せいかつに追おわれて生いきている。そこから起おこってくる人間にんげんの孤独こどく」と話はなした[6]。

キャスティング[編集へんしゅう]

高倉たかくら健けんを主役しゅやくとして企画きかくされたが[9]、途中とちゅうから仲代なかだい達矢たつやに変更へんこうされた[9]。高倉たかくらは1980年ねんの『動乱どうらん』のギャラは拘束こうそく期間きかんが長ながかったこともあり、日本にっぽん映画えいがでは当時とうじの最高さいこう額がく2500万まん円えんともいわれたが[10]、それから5年ねん経たった本ほん作さく企画きかく当時とうじは、一本いっぽんのギャラ3000万まん円えん＋唯一ゆいいつの配はい収おさむの2%程度ていどの歩合ぶあいとも[11]、5000万まん円えんにまで跳はね上あがったとも言いわれ[9]、日本にっぽん映画えいがで高倉たかくらを主役しゅやくで使つかうことは難むずかしい状況じょうきょうになっていた[9][11]。

ヒロインは一部いちぶのマスコミに中森なかもり明菜あきなと報道ほうどうされたが[12]、藤谷ふじたに美和子みわこになった。藤谷ふじたには松竹しょうちくが社運しゃうんを賭かけた大船おおふな撮影さつえい所しょ50周年しゅうねん記念きねん作品さくひん『キネマの天地てんち』のヒロインと本ほん作さくと撮影さつえいが掛かけ持もちだった[13][14]。藤谷ふじたには感情かんじょうの起伏きふくが激はげしくこれまでも各かく現場げんばをてこずらせて来きており[13]、『キネマの天地てんち』でもリハーサル中なかに突然とつぜん涙なみだぐんだり、気分きぶんが乗のらないと芝居しばいもウワの空そらで[13]、渥美あつみ清きよしとぶつかるなど[15]、現場げんばに来こない日ひがあり、我慢強がまんづよい山田やまだ洋次ようじ監督かんとくも新人しんじん類るいにお手上てあげ[13]。1986年ねん5月がつ、クランクイン二に日にち[14]、一いち週間しゅうかんで[13][15][16]、降おろされた[13][15][16]。幸さいわい藤谷ふじたにの撮影さつえいシーンが3シーンで傷きずを最小限さいしょうげんに留とめた[13]。代役だいやくは新人しんじんの有森ありもり也実なりみ[13]。松竹しょうちくは藤谷ふじたにの降板こうばん理由りゆうを「『道みち』とのスケジュール調整ちょうせいが困難こんなん」と発表はっぴょうしたが[13]、『道みち』はこの時点じてんで撮影さつえいは終おわりかけだった[17]。

仲代なかだい達矢たつやは若わかいころから、ジャン・ギャバンの大だいファン[3]。それだけに役やくを引ひき受うけてから撮影さつえいに入はいるまで役やく作づくりに悩なやんだが「考かんがえようによっては『ハムレット』をいろんな役者やくしゃが演えんじるのと似にたようなもの。ギャバンと比較ひかくされるのは承知しょうちの上うえで、ぼくのカラーを演えんじるしかない」と決心けっしんした[3]。ジャン・ギャバンが『ヘッドライト』に出演しゅつえんした51歳さいに年齢ねんれいも近ちかく「53歳さいの今いまだからこそ、仕事しごとも家庭かていも峠とうげに差さし掛かかった男おとこの気持きもちがよく分わかる。若わかい女おんながすきま風かぜのように入はいってきたときの狂くるい方かたなんて、この年としにならないとわからないでしょうね。今回こんかいは徹底的てっていてきに受うけの芝居しばいで、不器用ぶきような男おとこの戸惑とまどいを出だしたい。偉大いだいなギャバンの役やくを演えんじられて幸しあわせな気分きぶんです」などと話はなした[3]。

撮影さつえい[編集へんしゅう]

蔵原くらはら監督かんとくが仲代なかだいと話はなし合あい、芝居しばいを極力きょくりょく抑おさえましょうと決きめた[6]。蔵原くらはらは「仲代なかだいさんの新あたらしい領域りょういきなのでは」と話はなした[6]。

日下部くさかべ五朗ごろうは「プロデューサーには撮影さつえい現場げんばが好すきな者ものと、そうでないタイプがいて、わたしは後者こうしゃ。俊しゅん藤ふじ浩ひろし滋しげるさんなんかは現場げんばが大好だいすきで、専用せんようの椅子いすも用意よういし撮影さつえいに就つきっきりで、役者やくしゃに代かわって監督かんとくに文句もんくを言いったりしていた。殴なぐり込こみ場面ばめんも自分じぶんでアクションを付つけて殺陣師たてしまがいのこともしていた。しかし私わたしは健けんさんの殴なぐり込こみ場面ばめんの撮影さつえいに興味きょうみはないし、女優じょゆうが脱ぬぐ場面ばめんを見みに行いく趣味しゅみはないし、天気てんき待まちで時間じかんがかかるロケなど考かんがえただけでウンザリ。勿論もちろん、俳優はいゆうたちと仲良なかよくなれるのは俊しゅん藤ふじタイプ」と皮肉ひにくっているが[8]、「どうしてもプロデューサーが撮影さつえい現場げんばに出張でばっていかないとすまないケースが稀まれにあり、それは俳優はいゆうがゴネ出だした時とき」と話はなし[8]、久ひさしぶりに撮影さつえい現場げんばに呼よび出だされたのが本ほん作さくで、藤谷ふじたに美和子みわこは何なにか気きに入いらないとすぐにお腹なかが痛いたくなり、藤谷ふじたにの機嫌きげん取とりに仲代なかだいが往生おうじょうし、日下部くさかべに出馬しゅつば要請ようせいがあった。ロケ先さきの山陰さんいんで藤谷ふじたにが「お腹なかが痛いたい」とホテルから出でて来こず、説得せっとくも不能ふのうで撮影さつえいがストップ。日下部くさかべが京都きょうとから駆かけ付つけるとマネージャーが憂うい顔かおで「すいません、すいません」と平謝ひらあやまりを繰くり返かえし、日下部くさかべは奥おくの手てで藤谷ふじたにの当時とうじの彼氏かれしを至急しきゅう東京とうきょうから呼よんで、彼氏かれしに色々いろいろ頼たのみ一いち晩ばんホテルで過すごさせたら、翌朝よくあさ「おはよーございます」と明あかるく出でてきたという[8]。日下部くさかべは「何なにもよく分わからない十じゅう代だいの頃ころからチヤホヤされてきた女優じょゆうの相手あいては、広島ひろしまヤクザと付つきあうよりよっぽど疲つかれる」と話はなしている[8]。

1985年ねん12月がつか1986年ねん明あけにクランクイン[17]。1986年ねん2月がつ20日にち頃ごろ一旦いったん中断ちゅうだん[17]。1986年ねん3月がつ20日はつか撮影さつえい再開さいかい[17]。この間あいだ、新潟にいがた県けん、青森あおもり県けん、愛知あいち県けん名古屋なごや市し、大阪おおさか府ふ、和歌山わかやま県けん、鳥取とっとり県けん鳥取とっとり市し・米子よなご市し、山口やまぐち県けん下関しものせき市し、東京とうきょう都とと全国ぜんこく縦断じゅうだんロケ[2][17]。1986年ねん4月がつ末まつ、新宿しんじゅく歌舞伎町かぶきちょうで夜間やかんロケ[3]。藤谷ふじたにの『キネマの天地てんち』降板こうばんは1986年ねん5月がつ[15][16]。1986年ねん5月がつ下旬げじゅんクランクアップ[17]。1986年ねん6月がつ完成かんせい[17]。

興行こうぎょう[編集へんしゅう]

脚本きゃくほんを読よんで気きに入いっていた岡田おかだ茂しげる東映とうえい社長しゃちょうは試写ししゃを観みてがっかり[18]。岡田おかだとしてはもっと泣なきの映画えいがにして欲ほしかったが試写ししゃを観みても泣なけず[18]。興行こうぎょうは不安ふあん視しされたが[18][19]、配はい収おさむ4億おく5～6000万まん円えんのヒット[5][18]。岡田おかだは「宣伝せんでん担当たんとうの福永ふくなが邦昭くにあきが徹底的てっていてきに女性じょせい狙ねらいをし、試写ししゃ戦術せんじゅつを執とった宣伝せんでんの勝利しょうり」と評価ひょうかした[18]。

逸話いつわ[編集へんしゅう]

  • 藤谷ふじたに美和子みわこは当時とうじ、後藤ごとう由ゆかり多た加かの当あて馬うまとして付つき合あい始はじめたアートディレクターの斎藤さいとう誠まことと不倫ふりん関係かんけいにあり[16][20]、1986年ねん7月がつ14日にちにあった本ほん作さくの完成かんせい発表はっぴょう記者きしゃ会見かいけんでも報道陣ほうどうじんからの質問しつもんは、映画えいがのテーマでもある不倫ふりんにダブらせその質問しつもんが集中しゅうちゅうした[20]。藤谷ふじたには「不倫ふりん？車輪しゃりんのないやつ？」などと冗談じょうだんを言いい、ケラケラ笑わらい飛とばしていたが[20]、蔵原くらはら監督かんとくが藤谷ふじたにの演技えんぎについて語かたり始はじめると、表情ひょうじょうが一天いってん、にわかにかき曇くもり、シクシク泣なき出だし、報道陣ほうどうじんを驚おどろかせた[20]。この後のち、「東芝とうしば日曜にちよう劇場げきじょう」『週末しゅうまつ物語ものがたり！ シンデレラ・エクスプレス！』（TBS、1986年ねん9月がつ21日にち放送ほうそう）の撮影さつえい中ちゅうに情緒じょうちょ不安定ふあんていに陥おちいり、「うん」というセリフさえ言いえなくなり、岩城いわき滉一こういちを怒おこらせて1986年ねん9月がつ4日にちに役やくを降おろされた[14][15][16]。同どう番組ばんぐみのスタッフは「藤谷ふじたには二度にどと使つかわない」と激怒げきどした[16]。代役だいやくは荻野目おぎのめ慶子けいこ。この二に日にち後ごが本ほん作さくの公開こうかい初日しょにちで、藤谷ふじたには丸まるの内うち東映とうえいの舞台ぶたいあいさつには現あらわれたが、東映とうえい宣伝せんでん部ぶに「お腹なかが空あいた」というのでトーストを頼たのむことにしたら、飲のみ物ものにアイスミルクティーとホットミルクティーを同時どうじに頼たのみ、「何なんで？」と聞きいたら「飲のみ物ものが来きてからじゃないとどっちが飲のみたいか分わからないから」と言いい[16]、また舞台ぶたいあいさつでも涙なみだぐみ情緒じょうちょ不安定ふあんていが取とり沙汰ざたされ[16]、前年ぜんねんの大だい活躍かつやくで将来しょうらいを嘱望しょくぼうされていたが[16]、松竹まつたけ大作だいさく『キネマの天地てんち』も降おろされ[15]、『週末しゅうまつ物語ものがたり シンデレラ・エクスプレス』も降板こうばんさせられ[15]、本ほん作さくでも仲代なかだいから「あいつとの共演きょうえんは二度にどといやだ」と言いわれ[15]、女優じょゆう生命せいめいの危機ききと囁ささやかれ始はじめた[15][16]。藤谷ふじたにの当時とうじの所属しょぞく事務所じむしょ社長しゃちょうは東映とうえい京都きょうと撮影さつえい所しょに出入でいりした人ひとで[14]、荒あらっぽい仕事しごとが多おおく、ギャラ配分はいぶんにも不満ふまんがあり、1986年ねん10月がつ藤谷ふじたには所属しょぞく事務所じむしょを解雇かいこされた[14][15]。その途端とたん、松竹しょうちく富士ふじの『この愛あいの物語ものがたり』のヒロインに抜擢ばってきされたため[14][21]、松竹しょうちく富士ふじの企画きかく制作せいさく室長しつちょう・奥山おくやま和由かずよしが一連いちれんの降板こうばん劇げきの演出えんしゅつ者しゃで[14]、一連いちれんのトラブルは藤谷ふじたにの芝居しばいだったのではという話はなしが業界ぎょうかいで囁ささやかれた[14][21]。芸能げいのうリポーター・須藤すとう甚一じんいち郎ろうは「藤谷ふじたに美和子みわこは、寄やどりき行ゆき寄やどりき言げんの連続れんぞくで映画えいが・ドラマの降板こうばん、元もと恋人こいびとと一緒いっしょに大麻たいまパーティに出席しゅっせきしたなどと話はなし、ついにプッツン女優じょゆうなんてアダ名めいまでついてしまった。けれど、つかこうへい原作げんさくの映画えいが『この愛あいの物語ものがたり』で復帰ふっきすることが決きまったから、降板こうばんも大麻たいま騒さわぎも皆みな演技えんぎで、所属しょぞくしていた芸能げいのうプロをやめたくて、そのために芝居しばいを打うったという噂うわさが出でた。芸能げいのうプロを移籍いせきするためにそんなバカな芝居しばいを打うったタレントなど、前代未聞ぜんだいみもんなのはいうまでもない。藤谷ふじたにが情緒じょうちょ不安定ふあんていのとき、ぼくも彼女かのじょのマンションのドア越ごしにインタビューしたが、とても演技えんぎなどというものではなかった。プッツンが狂言きょうげんなら大だい女優じょゆうだよ」などと述のべている[21]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 同おなじ東映とうえいの緑みどり魔子まこ主演しゅえん・渡邊わたなべ祐介ゆうすけ監督かんとく『あばずれ』(1966年ねん)がはっきりリメイクと謳うたっていないが、当時とうじの文献ぶんけんに"日本にっぽん版ばんジェルソミーナ"と書かかれた[7]。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “道みち”. 日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめい. 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b 生誕せいたん90年ねん 映画えいが監督かんとく・蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえ
  3. ^ a b c d e “〈芸能げいのう〉『ヘッドライト』再さい映画えいが化か 30年ねんぶり 蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえ監督かんとくの手てで 繁栄はんえいから取とり残のこされた人々ひとびとの出会であいとうめきが交錯こうさくする生活せいかつ感かんある新しんメロドラマに”. 読売新聞よみうりしんぶん夕刊ゆうかん (読売新聞社よみうりしんぶんしゃ): p. 1. (1986年ねん4月がつ30日にち) 
  4. ^ 「蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえ監督かんとく作品さくひん 東映とうえい『道みち』撮影さつえい快調かいちょう!! 仲代なかだい・藤谷ふじたに主演しゅえんで日本にっぽん版ばん『ヘッドライト』」『映画えいが時報じほう』1986年ねん5月がつ号ごう、映画えいが時報じほう社しゃ、19頁ぺーじ。 
  5. ^ a b 文化ぶんか通信つうしん社しゃ編へん『映画えいが界かいのドン 岡田おかだ茂しげるの活動かつどう屋や人生じんせい』ヤマハミュージックメディア、2012年ねん、206 、215頁ぺーじ頁ぺーじ。ISBN 978-4-636-88519-4。 
  6. ^ a b c d e f g h i j 土屋つちや茂しげる「蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえインタビュー 限かぎりある生せいを生いきるものへの愛惜あいせき感かん『道みち』」『プレイガイドジャーナル』1986年ねん9月がつ号ごう、プレイガイドジャーナル社しゃ、30–31頁ぺーじ。  ※インタビュー日びは1986年ねん7月がつ20日はつか、東映とうえい関西かんさい支社ししゃ。
  7. ^ 「和製わせい"ジェルソミーナ"ねらう『あばずれ』緑みどり魔子まこ」『週刊しゅうかん明星みょうじょう』、集英社しゅうえいしゃ、1966年ねん2月がつ6日にち号ごう、88頁ぺーじ。 「芸能げいのう 素顔すがお 個性こせい的てきなバイタリティー 映画えいが『あばずれ』に出演しゅつえん中ちゅうの緑みどり魔子まこ」『週刊しゅうかん読売よみうり』1966年ねん1月がつ28日にち号ごう、読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、48頁ぺーじ。 
  8. ^ a b c d e 日下部くさかべ五朗ごろう『シネマの極道ごくどう 映画えいがプロデューサー一いち代だい』新潮社しんちょうしゃ、2012年ねん、169-170頁ぺーじ。ISBN 978-4-10-333231-2。 
  9. ^ a b c d 小坂こさか尚子しょうこ「寡黙かもくな高倉たかくら健けんさん、中国ちゅうごくで大おおいに語かたる ―私生活しせいかつから映画えいが製作せいさくまで―」『サンデさんでー毎日まいにち』1984年ねん8月がつ24日にち号ごう、毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、124-125頁ぺーじ。 
  10. ^ 「〈邦画ほうがスタート 今週こんしゅうの焦点しょうてん〉 日本にっぽんの映画えいが界かいのギャラが男性だんせい上位じょうい時代じだい CМで稼かせいで欲よくのない？中堅ちゅうけん女優じょゆうたち」『週刊しゅうかん平凡へいぼん』1980年ねん5月がつ8日にち号ごう、平凡へいぼん出版しゅっぱん、134-135頁ぺーじ。 
  11. ^ a b 「タウン 高倉たかくら健けんが消きえた？」『週刊しゅうかん新潮しんちょう』1986年ねん5月がつ8日にち号ごう、新潮社しんちょうしゃ、13頁ぺーじ。 
  12. ^ 「NEWS最新さいしん版ばん 中森なかもり明菜あきなの次回じかい主演しゅえん作さくはミステリー・ロマンorおとぎ話ばなし! ? 殺到さっとうする出演しゅつえん要請ようせいの中なかで大林おおばやし宣彦のぶひこ作品さくひんが最さい有力ゆうりょく」『週刊しゅうかん明星みょうじょう』、集英社しゅうえいしゃ、1986年ねん3月がつ6日にち号ごう、38頁ぺーじ。 
  13. ^ a b c d e f g h i 「NEWSCOMPO 松竹しょうちく映画えいがの藤谷ふじたに美和子みわこ降板こうばん劇げきを舞台裏ぶたいうらから見みてみれば」『週刊しゅうかん読売よみうり』1986年ねん5月がつ25日にち号ごう、読売新聞よみうりしんぶん、31頁ぺーじ。 
  14. ^ a b c d e f g h 「〈ワイド特集とくしゅう〉 スキャンダルが狙ねらう条件じょうけん 藤谷ふじたに美和子みわこ『醜聞しゅうぶん』の演出えんしゅつ者しゃ」『週刊しゅうかん新潮しんちょう』1986年ねん12月25日にち号ごう、新潮社しんちょうしゃ、39頁ぺーじ。 
  15. ^ a b c d e f g h i j 「〈ワイドスクープ大だい特集とくしゅう男おとこと女おんなの運うん・不運ふうん〉 解雇かいこされた藤谷ふじたに美和子みわこの開ひらき直なおり告白こくはく 芸能げいのう界かいは人生じんせいの予備校よびこうネ わたし大学だいがくに行いきたいの」『週刊しゅうかんポスト』1986年ねん11月7日にち号ごう、小学館しょうがくかん、40-41頁ぺーじ。 
  16. ^ a b c d e f g h i j 北村きたむら章二しょうじ「『衝撃しょうげき藤谷ふじたに美和子みわこ、自殺じさつ未遂みすいか！？緊急きんきゅう入院にゅういんでささやかれる"女優じょゆう生命せいめいの危機きき"！』」『週刊しゅうかん平凡へいぼん』1986年ねん9月がつ26日にち号ごう、平凡へいぼん出版しゅっぱん、22-23頁ぺーじ。 
  17. ^ a b c d e f g 高岩たかいわ淡あわ(東映とうえい常務じょうむ取締役とりしまりやく)・鈴木すずき常つね承うけたまわ(東映とうえい・取締役とりしまりやく営業えいぎょう部長ぶちょう)・小野田おのだ啓あきら (東映とうえい・宣伝せんでん部長ぶちょう)、き手きて・北浦きたうら馨かおる「本誌ほんし・特別とくべつ座談ざだん会かい ―話題わだい最前線さいぜんせん― 東映とうえい『火宅かたくの人ひと』を語かたる 檀だん一雄かずお没ぼつ後ご十じゅう年ねん、深作ふかさく監督かんとくの執念しゅうねん実みのる」『映画えいが時報じほう』1986年ねん4月がつ号ごう、映画えいが時報じほう社しゃ、16頁ぺーじ。 
  18. ^ a b c d e 脇田わきた巧たくみ彦・川端かわばた晴男はるお・斎藤さいとう明あきら・黒井くろい和男かずお「映画えいが・トピック・ジャーナル〔ワイド版ばん〕 特別とくべつゲスト岡田おかだ茂しげる 映連えいれん会長かいちょう、東映とうえい社長しゃちょう、そしてプロデューサーとして」『キネマ旬報きねまじゅんぽう』1987年ねん3月がつ上旬じょうじゅん号ごう、キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、93頁ぺーじ。 
  19. ^ 「興行こうぎょう価値かち 日本にっぽん映画えいが大人おとなのエロティシズムを前面ぜんめんに打うち出だし手て固かたい興行こうぎょうが期待きたいされる『化身けしん』／心配しんぱいな松竹しょうちくの2本立ほんたて」『キネマ旬報きねまじゅんぽう』、キネマ旬報社きねまじゅんぽうしゃ、1986年ねん9月がつ下旬げじゅん号ごう、174頁ぺーじ。 
  20. ^ a b c d 北村きたむら章二しょうじ「芸能げいのうHOTスクランブル 梅雨つゆ明あけ空そらに明あかりと暗くら 『藤谷ふじたに美和子みわこが見みせた不可解ふかかいな涙なみだ。その真相しんそう、じつは恋こい疲づかれ？』」『週刊しゅうかん平凡へいぼん』1986年ねん8月がつ1日にち号ごう、平凡へいぼん出版しゅっぱん、33頁ぺーじ。 
  21. ^ a b c 須藤すとう甚一じんいち郎ろう「芸能げいのう界かい【春はる歌か秋あき読】」『週刊しゅうかん読売よみうり』1987年ねん1月がつ25日にち号ごう、読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、81頁ぺーじ。 

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