陽ひ川がわ尚なお将はた

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陽ひ川がわ 尚なお将はた
埼玉さいたま西武せいぶライオンズ #52
2024年ねん5月がつ
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん地ち 大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し城東じょうとう区く
生年月日せいねんがっぴ (1991-07-17) 1991年ねん7月がつ17日にち（32歳さい）
身長しんちょう
体重たいじゅう		 180 cm
90 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき 右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション 一塁いちるい手しゅ、三塁手さんるいしゅ、外野がいや手しゅ
プロ入いり 2013年ねん ドラフト3位い
初はつ出場しゅつじょう 2016年ねん4月がつ15日にち
年俸ねんぽう 1800万まん円えん（2024年ねん）[1]
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
この表ひょうについて

陽ひ川がわ 尚なお将はた（ようかわ なおまさ、1991年ねん7月がつ17日にち - ）は、大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し城東じょうとう区く出身しゅっしんのプロ野球やきゅう選手せんしゅ（内野ないや手しゅ、外野がいや手しゅ）。右みぎ投とう右みぎ打だ。埼玉さいたま西武せいぶライオンズ所属しょぞく。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

プロ入いり前まえ[編集へんしゅう]

小学しょうがく2年ねん時じに「関目せきめ東ひがしライオンズ」で三塁手さんるいしゅとして野球やきゅうを始はじめる[2]。大阪おおさか市立しりつ菫すみれ中学校ちゅうがっこう時代じだいには、硬式こうしきチームの「大阪おおさか都島みやこじまボーイズ」で投手とうしゅ兼けん三塁手さんるいしゅを務つとめた[2]。1学年がくねん上じょうに浅村あさむら栄さかえ斗とがいる。

金光かねみつ大阪おおさか高校こうこうへの進学しんがく後ごは、1年ねん夏なつに背番号せばんごう15でベンチ入いりし、第だい89回かい全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかいに出場しゅつじょう。2年ねん春はるから遊ゆう撃げきのレギュラーを確保かくほする[2]と、3年生ねんせいの春はるに第だい81回かい選抜せんばつ高等こうとう学校がっこう野球やきゅう大会たいかいへ出場しゅつじょうした[3]。2学年がくねん上じょうに植松うえまつ優ゆう友とも、同どう学年がくねんに長江ながえ翔太しょうたがいる。

東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく時代じだい
（2013年ねん10月がつ21日にち 明治めいじ神宮じんぐう第だい二に球場きゅうじょう）

高校こうこう通算つうさんで36本塁打ほんるいだを放はなつ[3]ほどの長打ちょうだ力りょくが評価ひょうかされて、2009年ねんのNPB育成いくせいドラフト会議かいぎでは、読売よみうりジャイアンツから3巡じゅん目めで指名しめいされたが、陽ひ川かわは入団にゅうだんを固辞こじしたうえで東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくに進学しんがくした[4]。

大学だいがくでは、1年生ねんせいの春はるから東都とうと大学だいがく野球やきゅう2部ぶのリーグ戦せんに出場しゅつじょう[3]。主おもに三塁さんるいを守まもる[5]とともに、リーグ戦せん通算つうさんで109安打あんだ[6]、23本塁打ほんるいだ、51打点だてんを記録きろくした[7][6]。

2013年ねんのNPBドラフト会議かいぎで、阪神はんしんタイガースから3巡じゅん目めで指名しめい[2]。球団きゅうだんを問とわず、4巡じゅん目め以下いかの順位じゅんいで指名しめいされた場合ばあいには社会しゃかい人じん野球やきゅうへ進すすむことを事前じぜんに表明ひょうめいしていた[7]が、契約けいやく金きん5500万まん円えん、年俸ねんぽう840万まん円えん（金額きんがくは推定すいてい）という条件じょうけんで阪神はんしんに入団にゅうだんした。背番号せばんごうは55。

阪神はんしん時代じだい[編集へんしゅう]

阪神はんしんタイガース時代じだい
（2016年ねん3月がつ20日はつか 阪神はんしん鳴尾浜なるおはま球場きゅうじょう）

2014年ねん春季しゅんきキャンプ前まえの1月がつに内科ないか的てき疾患しっかんで入院にゅういん[8]、同年どうねんシーズンは二に軍ぐんでの生活せいかつに終始しゅうしした。ウエスタン・リーグの公式こうしき戦せんには、98試合しあいに出場しゅつじょう。打率だりつ.241、6本塁打ほんるいだ、38打点だてんを記録きろくする一方いっぽうで、三塁さんるいの守備しゅびで12失策しっさくを喫きっした。シーズン終了しゅうりょう後ごの秋季しゅうきキャンプでは、当時とうじの監督かんとく和田わだ豊ゆたかからMVPに選定せんていされた。

2015年ねんには、正ただし三塁手さんるいしゅ候補こうほの1人ひとりとして沖縄おきなわでの春季しゅんき一軍いちぐんキャンプに参加さんかしたが、一塁いちるい手しゅとしてスタメンに起用きようされた三星みつぼしライオンズ（KBO）との練習れんしゅう試合しあい（2月がつ13日にち）1回かい表ひょうの守備しゅび中ちゅうに、ダイビングキャッチによるゴロの捕と球たまで左肩ひだりかたを亜あ脱臼だっきゅう[9]。患部かんぶのリハビリに、およそ3か月げつを要ようした[10]。6月がつ中旬ちゅうじゅんから実戦じっせんに復帰ふっきする[11]と、フレッシュオールスターゲームでは、ウエスタン・リーグ選抜せんばつのメンバーに初はじめて選出せんしゅつ[12]（試合しあい自体じたいは荒天こうてんの影響えいきょうで中止ちゅうし）。同どうリーグの公式こうしき戦せんでは、54試合しあいの出場しゅつじょうで、打率だりつ.213、3本塁打ほんるいだ、16打点だてんを記録きろくした。シーズン終了しゅうりょう後ごには、NPB選抜せんばつチームの一員いちいんとして台湾たいわんでのウィンターリーグに参加さんか、チーム事情じじょうで二塁手にるいしゅや遊撃手ゆうげきしゅとして起用きようされながら、17試合しあいの出場しゅつじょうで、打率だりつ.345、20安打あんだ（二塁打にるいだ6本ほん・三塁打さんるいだ2本ほん・本塁打ほんるいだ2本ほん）、13打点だてんという好成績こうせいせきを残のこした[13]。同年どうねん10月がつに就任しゅうにんした金本かなもと知とも憲けんより「今後こんごが期待きたいできる若手わかて選手せんしゅ」の1人ひとりに挙あげられた[14]。

2016年ねんには、前年ぜんねんに続つづいて、沖縄おきなわでの春季しゅんき一軍いちぐんキャンプに参加さんかし、従来じゅうらいの一塁いちるい・三塁さんるいに加くわえて、外野がいやの守備しゅびにも挑戦ちょうせんした[8]。その後ごいったん一軍いちぐんを離はなれ、迎むかえた3月がつ15日にち開幕かいまくのウエスタン・リーグ公式こうしき戦せんでは、開幕かいまく戦せんから2試合しあい連続れんぞく本塁打ほんるいだを記録きろく[15]。18試合しあい終了しゅうりょう時点じてんで、4番ばん打者だしゃとして全ぜん試合しあいにスタメンで出場しゅつじょうすると、5本塁打ほんるいだ、18打点だてん（いずれもリーグ1位い）、打率だりつ.347という好成績こうせいせき[16]で3・4月がつ度どのリーグ月間げっかんMVPを受賞じゅしょうした[17]。4月15日にちの対たい中日ちゅうにちドラゴンズ戦たたかえ（ナゴヤドーム）5回かい裏うらの三塁さんるい守備しゅびで公式こうしき戦せんに初はじめて登場とうじょうすると、7回かい表ひょうの初はつ打席だせきで初はつ安打あんだを記録きろく[18]。一軍いちぐん公式こうしき戦せんでのスタメンデビュー戦せんとなった翌よく16日にちの対たい同どうカードは、左翼さよく手しゅとして出場しゅつじょうした[19]。同月どうげつ29日にちの対たい横浜よこはまDeNAベイスターズ戦たたかえ（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）では、初はつ本塁打ほんるいだ（逆転ぎゃくてんの2点てん本塁打ほんるいだ）をバックスクリーン左ひだりへ放はなつと、チームの勝利しょうりによって同期どうき入団にゅうだんの岩いわ貞祐ていゆう太ふとしと共ともに自身じしん初はつのヒーローインタビューを経験けいけんした[20]。公式こうしき戦せん全体ぜんたいでは、三塁手さんるいしゅや左翼さよく手しゅとしてスタメンに随時ずいじ起用きようされながら、29試合しあいに出場しゅつじょう。2本塁打ほんるいだ、4打点だてん、打率だりつ.167を記録きろくした。ウエスタン・リーグでは、球団きゅうだん史上しじょう初はつの打撃だげき三冠王さんかんおう誕生たんじょうを射程しゃてい圏内けんないに収おさめる[21]ほど、4番ばん打者だしゃとしてシーズン終盤しゅうばんまで好調こうちょうを維持いじ。9月中旬ちゅうじゅんに一軍いちぐんへ復帰ふっきした[22]関係かんけいで、打率だりつ（.301）は首位しゅい打者だしゃ（塚田つかだ正義まさよし）と.0366差さの3位いにとどまったものの、62打点だてんで打点だてん王おうを、14本塁打ほんるいだで本塁打ほんるいだ王おうのタイトルをバーバロ・カニザレスと分わけ合あった。

2017年ねんには、外野がいや手しゅへの転向てんこう[23]を視野しやに入いれながら、二に軍ぐん監督かんとくの掛かけ布ぬの雅之まさゆきの方針ほうしんで春季しゅんきキャンプを3年ねんぶりに二に軍ぐん（安芸あき）で過すごした[24]。7月8日にちにシーズン初はつの一軍いちぐん昇格しょうかくを果はたすと、4試合しあいの代打だいだ起用きようで1安打あんだ1四球しきゅうを記録きろくしたが、前半ぜんはん戦せんの終了しゅうりょうを機きに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた。ウエスタン・リーグ公式こうしき戦せんでは前年ぜんねんに続つづいて好調こうちょうで、9月がつ上旬じょうじゅんには5試合しあい連続れんぞくで本塁打ほんるいだを放はなち、5試合しあい目め（9日にちの対たいソフトバンク戦せん）の本塁打ほんるいだでファームにおけるシーズン通算つうさん本塁打ほんるいだの球団きゅうだん最多さいたタイ記録たいきろく（21本ほん）を達成たっせい[25]。翌よく10日とおかから一軍いちぐんへ復帰ふっきすると、同日どうじつの対たいDeNA戦せんに「5番ばん・一塁いちるい手しゅ」として1年ねんぶりにスタメンへ起用きようされたが、第だい1打席だせきから3打席だせき連続れんぞくで三振さんしんを喫きっするなど4打数だすう無む安打あんだに終おわった[26]。9月18日にちの対たい広島東洋ひろしまとうようカープ戦たたかえ（いずれも甲子園こうしえん）では、7回かい裏うらに代打だいだで公式こうしき戦せんのシーズン初はつ本塁打ほんるいだを記録きろくした。ウエスタン・リーグ公式こうしき戦せんでは21本塁打ほんるいだでサビエル・バティスタと本塁打ほんるいだ王おうを分わけ合あい、通算つうさん91打点だてんで打点だてん王おうのタイトルを獲得かくとくした。いずれも2年ねん連続れんぞくでの獲得かくとくであったが、シーズン終了しゅうりょう後ごの契約けいやく交渉こうしょうでは、推定すいてい年俸ねんぽう850万まん円えん（前年ぜんねんから50万まん円えん減げん）という条件じょうけんで契約けいやくを更改こうかい。交渉こうしょうに同席どうせきした球団きゅうだんの担当たんとう者しゃからは、「二に軍ぐんでのタイトルはもう要いらないから、二に軍ぐんでの打力だりょくを一軍いちぐんで発揮はっきして欲ほしい」との注文ちゅうもんが付ついた[27]。

2018年ねんには、2年ねんぶりに春季しゅんきキャンプから一軍いちぐんへ同行どうこう。オープン戦せんにも12試合しあいへ出場しゅつじょうしたが、打率だりつが.207にとどまるほど打撃だげきが振ふるわず、開幕かいまく一軍いちぐん入いりを逃のがした[28]。さらに、新任しんにんの二に軍ぐん監督かんとく・矢野やの燿大の方針ほうしんから、ウエスタン・リーグの公式こうしき戦せんでは4番ばん打者だしゃの座ざを板山いたやま祐太郎ゆうたろうに譲ゆずる試合しあいが相次あいついだ[29]。しかし、一軍いちぐん公式こうしき戦せんの開幕かいまく当初とうしょに4番ばん打者だしゃを任まかされていた新しん外国がいこく人じん選手せんしゅウィリン・ロサリオの不振ふしんを背景はいけいに、6月4日にち付づけでロサリオに代かわって一軍いちぐんへ復帰ふっき。同日どうじつの対たい埼玉さいたま西武せいぶライオンズ戦たたかえ（メットライフドーム）に「6番ばん・一塁いちるい手しゅ」としてスタメンで起用きようされると、一軍いちぐん公式こうしき戦せんでのシーズン初はつ本塁打ほんるいだを含ふくむ2安打あんだで4打点だてんを挙あげた[30]。6月は一軍いちぐん公式こうしき戦せんでの月間げっかん打率だりつが.358に達たっするほど打撃だげきが好調こうちょう[31]で、7月がつ1日にちの対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ戦たたかえ（神宮球場じんぐうきゅうじょう）からは一時いちじ、阪神はんしんの公式こうしき戦せん第だい103代目だいめの4番ばん打者だしゃに起用きよう[32]。同月どうげつ下旬げじゅん以降いこうは、左翼さよく手しゅ・右翼うよく手しゅとしてのスタメン出場しゅつじょうも経験けいけんしながら、シーズン終了しゅうりょうまで一軍いちぐんに帯同たいどうした。一軍いちぐん公式こうしき戦せんには自己じこ最多さいたの75試合しあいへ出場しゅつじょうし、4番ばん打者だしゃ以外いがいにも半数はんすう以上いじょうの試合しあいでクリーンアップを任まかされ、プロ入いり後ご自己じこ最高さいこうの打率だりつ.252、6本塁打ほんるいだ、48打点だてんを記録きろくした。シーズン中ちゅうから右みぎ肘ひじの状態じょうたいが思おもわしくなかったことから、シーズン終了しゅうりょう後ごの10月がつ19日にちに右みぎ肘ひじのクリーニング手術しゅじゅつを受うけた[33]。

2019年ねんには、前述ぜんじゅつした手術しゅじゅつの影響えいきょうで、春季しゅんきキャンプを二に軍ぐんで過すごした[34]。オープン戦せんの序盤じょばんに一軍いちぐんへ合流ごうりゅうしたが、打撃だげきが振ふるわず、中盤ちゅうばん以降いこうは二に軍ぐんで再さい調整ちょうせい[35]。4月がつ20日はつかの対たい巨人きょじん戦せん（甲子園こうしえん）に「7番ばん・一塁いちるい手しゅ」としてスタメンで一軍いちぐんに復帰ふっきする[36]と、4月がつ24日にちの対たいDeNA戦せん（横浜よこはま）では、一軍いちぐん公式こうしき戦せんでのシーズン初はつ本塁打ほんるいだを9回かい表ひょうに代打だいだで記録きろくした[37]。9月29日にちの対たい中日ちゅうにち戦せん（甲子園こうしえん）でも、0-0で迎むかえた5回かい裏うらからの代打だいだ起用きようで先制せんせい本塁打ほんるいだを記録きろく。チームの勝利しょうりと、2年ねんぶりのクライマックスシリーズ進出しんしゅつに貢献こうけんした[38]。レギュラーシーズン全体ぜんたいでは、左ひだり投手とうしゅの先発せんぱつが予告よこくされた試合しあいでスタメンに起用きようされるなど、一軍いちぐん公式こうしき戦せん28試合しあいに出場しゅつじょう。2本ほんの代打だいだ本塁打ほんるいだを含ふくむを3本塁打ほんるいだを放はなったものの、打率だりつは自己じこ最低さいていの.109、打点だてんはわずか4で、得点とくてん圏けんで迎むかえた打席だせきでは7打数だすうノーヒットと振ふるわなかった。CSでもスタメン起用きようの機会きかいがあった[39]が、シーズン終了しゅうりょう後ごの11月22日にちには、推定すいてい年俸ねんぽう1900万まん円えん（前年ぜんねんから100万まん円えん減げん）という条件じょうけんで契約けいやくを更改こうかいした[40]。

2020年ねんは2018年ねん以来いらいとなる70試合しあい以上いじょうの出場しゅつじょうを果はたし、9月に新型しんがたコロナウイルスに罹患りかんして離脱りだつしたものの長ながらく一軍いちぐんに登録とうろくされ10月がつに復帰ふっきしてからは糸井いとい嘉男よしおに代かわって右翼うよくのスタメンとして出場しゅつじょうする機会きかいも増加ぞうかし、本塁打ほんるいだは10月31日にちに放はなった自身じしん初はつとなる満塁まんるい本塁打ほんるいだ[41]を含ふくむキャリアハイを更新こうしんする8本ほんを放はなった。同年どうねんオフは500万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう2400万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[42]。

2021年ねんは、ルーキーの佐藤さとう輝明てるあきの台頭たいとうなどにより出場しゅつじょう機会きかいが激減げきげん[43]、打撃だげきが振ふるわず最終さいしゅう的てきに打率だりつ.176、2本塁打ほんるいだ、6打点だてんとなった。同年どうねんオフは350万まん円えん減げんとなる推定すいてい年俸ねんぽう2050万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[44]。

2022年ねんは、開幕かいまく一軍いちぐんを逃のがしたものの7月がつ中旬ちゅうじゅん以降いこうは一軍いちぐんに帯同たいどうし続つづけると、8月がつ11日にちに2戦せん連続れんぞくマルチ安打あんだを放はなち、その時点じてんでの対たい左ひだり投手とうしゅへの打率だりつが5割わり近ちかくとなった[45]。最終さいしゅう的てきに、左ひだり投手とうしゅへの打率だりつが.357と主おもに左腕さわんキラーの代打だいだ、チームで選手せんしゅ離脱りだつがあった時ときのスタメンとして、45試合しあいに出場しゅつじょう、打率だりつ.294という成績せいせきを残のこした。11月29日にち、150万まん円えん増ぞうとなる推定すいてい年俸ねんぽう2200万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[46]。

西武せいぶ時代じだい[編集へんしゅう]

2022年ねん12月9日にちに同年どうねんから初はじめて導入どうにゅうされた現役げんえきドラフトで埼玉さいたま西武せいぶライオンズに指名しめいされ、移籍いせきが決定けってい[47][48][49]、同月どうげつ20日にちに入団にゅうだん発表はっぴょうが行おこなわれた。背番号せばんごうは52[50]。

2023年ねんは、9試合しあい出場しゅつじょう、打率だりつ.167、1本塁打ほんるいだ、1打点だてんにとどまった。11月25日にち、400万まん円えん減げんとなる推定すいてい年俸ねんぽう1800万まん円えんで契約けいやくを更改こうかいした[51]。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう・人物じんぶつ[編集へんしゅう]

  • 力強ちからづよいスイングが持もち味あじの右みぎ打だの長距離ちょうきょり打者だしゃ[52]。大学だいがく時代じだいに1年ねん春はるから全ぜん試合しあいでフルイニング出場しゅつじょうを果はたしたほど、強つよい身体しんたいの持もち主ぬしでもある[5]。
  • 福岡ふくおかソフトバンクホークスに所属しょぞくしていた下した沖おき勇樹ゆうきとはいとこ[53]。
  • レゲエシンガーの強つよとは「大阪おおさか都島みやこじまボーイズ」時代じだいの選手せんしゅとコーチの関係かんけいであり、現在げんざいも交流こうりゅうがある。一軍いちぐん公式こうしき戦せんにて本塁打ほんるいだを打うつことを条件じょうけんにホームゲームで使用しようする登場とうじょう曲きょく用ようとしてオリジナルの楽曲がっきょくを書かき下おろすことを約束やくそくしており[54]、実際じっさいに2016年ねん4月がつ29日にちの横浜よこはまDeNA戦せんで陽ひ川かわがプロ初はつ本塁打ほんるいだを放はなったことを受うけて楽曲がっきょくが作成さくせいされた。2017年ねんシーズンより登場とうじょう曲きょくとして使用しようしている。
  • 阪神はんしん入団にゅうだん後ごの2017年ねん頃ごろからは、チームメイトから「ゴリラ」と呼よばれている。2018年ねんのレギュラーシーズン序盤じょばんには、ウエスタン・リーグの公式こうしき戦せんで陽ひ川かわが安打あんだや本塁打ほんるいだを放はなつたびに、チームメイトが「ゴリラポーズ」（平手ひらてで自分じぶんの胸むねを叩たたく仕草しぐさ）で陽ひ川かわを称たたえるパフォーマンスを披露ひろうするまでに発展はってん[31]。6月に陽ひ川かわが一軍いちぐんへ昇格しょうかくしてからは、「ゴリラポーズ」が一軍いちぐんのナインにも波及はきゅうしている[55]。阪神はんしん時代じだいの2020年ねん、陽ひ川かわの公式こうしきグッズとして「陽ひ川かわバナナフェイスタオル」が販売はんばいされていた[56]が、陽ひ川本かわもと人じんはバナナがあまり好すきではない[57]。

詳細しょうさい情報じょうほう[編集へんしゅう]

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし

度ど		 球たま

団だん		 試ためし

合ごう		 打だ

席せき		 打だ

数かず		 得とく

点てん		 安やす

打だ		 二に
塁るい
打だ		 三さん
塁るい
打だ		 本ほん
塁るい
打だ		 塁るい

打だ		 打だ

点てん		 盗ぬすめ

塁るい		 盗ぬすめ
塁るい
死し		 犠

打だ		 犠

飛ひ		 四よん

球たま		 敬けい

遠とお		 死し

球たま		 三さん

振ふ		 併
殺ころせ
打だ		 打だ

率りつ		 出で
塁るい
率りつ		 長なが
打だ
率りつ		 O
P
S
2016 阪神はんしん 29 77 72 6 12 0 0 2 18 4 0 0 0 0 4 0 1 22 0 .167 .221 .250 .471
2017 12 19 18 1 3 0 0 1 6 1 0 0 0 0 1 0 0 8 0 .167 .211 .333 .544
2018 75 299 274 27 69 16 5 6 113 48 5 0 0 1 17 1 7 76 7 .252 .311 .412 .723
2019 28 60 55 3 6 1 0 3 16 4 0 0 1 0 4 1 0 19 2 .109 .169 .291 .460
2020 71 182 158 19 39 6 0 8 69 24 2 2 2 1 15 2 6 42 4 .247 .333 .437 .770
2021 41 52 46 2 8 1 0 2 15 6 0 0 1 0 3 1 2 19 2 .174 .255 .326 .581
2022 45 75 68 6 20 6 0 1 29 6 0 0 1 0 4 0 2 20 0 .294 .351 .426 .778
2023 西武せいぶ 9 28 24 1 4 0 0 1 7 1 0 0 0 0 2 0 2 11 0 .167 .286 .292 .577
通算つうさん：8年ねん 310 792 715 65 161 30 5 24 273 94 7 2 5 2 50 5 20 217 15 .225 .294 .382 .675
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき[編集へんしゅう]

年とし
度ど		 球たま
団だん		 一塁いちるい 三塁さんるい 外野がいや
試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ		 試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ		 試ためし

合ごう		 刺とげ

殺ころせ		 補ほ

殺ころせ		 失しつ

策さく		 併

殺ころせ		 守もり
備
率りつ
2016 阪神はんしん 1 8 2 0 0 1.000 19 15 21 2 3 .947 2 1 0 0 0 1.000
2017 2 17 2 0 2 1.000 - -
2018 45 323 20 1 17 .997 19 6 30 2 2 .947 17 25 1 0 1 1.000
2019 11 62 5 0 4 1.000 - 11 7 0 1 0 .875
2020 23 75 7 0 7 1.000 - 36 37 0 1 0 .974
2021 23 54 6 1 3 .984 - 10 6 0 0 0 1.000
2022 15 37 4 0 4 1.000 2 0 0 0 0 .--- 13 14 0 1 0 .923
2023 西武せいぶ 2 10 2 0 1 1.000 5 2 4 0 0 1.000 -
通算つうさん 122 586 48 2 38 .997 45 23 55 4 5 .951 89 90 1 3 1 .968
  • 2023年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ

記録きろく[編集へんしゅう]

初はつ記録きろく

背番号せばんごう[編集へんしゅう]

  • 55（2014年ねん - 2022年ねん）
  • 52（2023年ねん - ）

登場とうじょう曲きょく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ 「西武せいぶ - 契約けいやく更改こうかい - プロ野球やきゅう」日刊にっかんスポーツ。2023年ねん11月26日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d 「阪神はんしんドラ３陽ひ川がわ、脱臼だっきゅう自分じぶんで治なおす鉄人てつじん」日刊にっかんスポーツ、2013年ねん10月がつ29日にち。2013年ねん11月2日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b c 「2013年ねんドラフト　陽ひ川がわ　尚なお将はた」スポーツニッポン。2013年ねん11月2日にち閲覧えつらん。
  4. ^ 「［コラム巨きょ］ドラフトで巨人きょじんを拒否きょひした男おとこ達たち」スポーツ報知ほうち、2013年ねん10月がつ19日にち。2016年ねん9月がつ21日にち閲覧えつらん。
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  41. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川がわ　初はつグランドスラムからの初はつ2打席だせき連発れんぱつ！！　6連勝れんしょうで矢野やの政権せいけん最多さいたタイ貯金ちょきん6」『スポーツニッポン』スポーツニッポン、2020年ねん11月1日にち。2020年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  42. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川かわ ドラ１佐藤さとう輝あきらに負まけん！ゴリラポーズ量産りょうさん２桁けた弾だんや！５００万まん円えん増ぞうで更改こうかい」『デイリースポーツ online』2020年ねん12月9日にち。2020年ねん12月がつ20日はつか閲覧えつらん。
  43. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川がわ尚なお将はた 「毎年まいとしが競争きょうそうであるのは分わかっている」いつでも強つよい気持きもちで出番でばんを待まつ／本領ほんりょう発揮はっきはこれからだ」『週刊しゅうかんベースボールONLINE』2021年ねん5月がつ16日にち。2022年ねん12月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  44. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川がわ「チャンスいかせず悔くやしい」　350万まん円えんダウンで更改こうかい　打率だりつ・174、2本塁打ほんるいだと不発ふはつの年とし」『スポーツニッポン』2021年ねん12月2日にち。2022年ねん12月がつ10日とおか閲覧えつらん。
  45. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川がわ　２戦せん連続れんぞくマルチ　対たい左ひだり打率だりつ・４７６の“左ひだりキラー”１２日にちこそ連敗れんぱい阻止そしや」『デイリースポーツ』2022年ねん8月がつ11日にち。2022年ねん12月がつ10日とおか閲覧えつらん。
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  50. ^ 「【西武せいぶ】現役げんえきドラフトで移籍いせきの陽ひ川がわ尚なお将しょうが入団にゅうだん会見かいけん　「打撃だげきでアピールしたい」」『スポーツ報知ほうち』2022年ねん12月がつ20日はつか。2024年ねん6月がつ6日にち閲覧えつらん。
  51. ^ 「【西武せいぶ】陽ひ川がわ尚なお将しょうが400万まん円えん減げんの1800万まん円えんで更改こうかい「絶対ぜったいにチャンスはあるのでモノにしたい」」『スポーツ報知ほうち』2023年ねん11月25日にち。2024年ねん6月がつ6日にち閲覧えつらん。
  52. ^ 「週刊しゅうかんベースボール」 2013年ねん11月11日にち号ごう「2013ドラフト総決算そうけっさん号ごう」ベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃ　JANコード：4910204421135
  53. ^ 「光ひかり星ぼし学院がくいんの主将しゅしょう下か沖おき「準々じゅんじゅん決勝けっしょうまでは」」日刊にっかんスポーツ、2009年ねん3月がつ14日にち。2017年ねん8月がつ24日にち閲覧えつらん。
  54. ^ 「陽ひ川がわ　特大とくだい弾だんで“西岡にしおか級きゅう”テーマ曲きょく　強つよからプレゼントの約束やくそく」『スポーツニッポン』2015年ねん1月がつ26日にち。2024年ねん6月がつ6日にち閲覧えつらん。
  55. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川かわが打うつと“ゴリラポーズ”二に軍ぐんから流行りゅうこう」サンケイスポーツ、2018年ねん7月がつ2日にち。2018年ねん7月がつ4日にち閲覧えつらん。
  56. ^ 「阪神はんしん・陽ひ川かわの新しんグッズ「陽ひ川かわバナナフェイスタオル」きょう5日にちから発売はつばい」『スポニチ Sponichi Annex』2020年ねん9月がつ5日にち。2023年ねん6月がつ16日にち閲覧えつらん。
  57. ^ 「【阪神はんしん】ゴリラ顔がおの陽ひ川がわ尚なお将しょうが決勝けっしょう３すりーラン 実じつはバナナ「好すきじゃない」」『スポーツ報知ほうち』2020年ねん8月がつ26日にち。2023年ねん6月がつ16日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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阪神はんしんタイガース - 2013年ねんドラフト指名しめい選手せんしゅ
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支配しはい下か選手せんしゅ
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