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H&K HK33

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
H&K HK33
H&K HK33
H&K HK33
種類しゅるい 小銃しょうじゅうアサルトライフル
製造せいぞうこく ドイツの旗 ドイツ
設計せっけい製造せいぞう H&K
仕様しよう
種別しゅべつ アサルトライフル
口径こうけい 5.56 mm
銃身じゅうしんちょう 390 mm[1]
ライフリング 6じょうみぎてん
使用しよう弾薬だんやく 5.56x45mm NATOだん
装弾そうだんすう 25はつ、30はつ、40はつはこがた弾倉だんそう[2]
作動さどう方式ほうしき 反動はんどう利用りよう方式ほうしき
全長ぜんちょう 925 mm[1]
重量じゅうりょう 3,900 g[1]
発射はっしゃ速度そくど 700はつ/ぶん
歴史れきし 
設計せっけいねん 1963ねん
関連かんれん戦争せんそう紛争ふんそう など
バリエーション
  • HK33A2
  • HK33A3
  • HK33K
  • HK33SG/1
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H&K HK33は、H&Kしゃによって開発かいはつされたしょう口径こうけいアサルトライフルである。

概要がいよう

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H&K HK33は、7.62x51mm NATOだん使用しようするアサルトライフルバトルライフル)であるH&K G3をスケールダウンしたうえで5.56x45mm NATOだん使用しようできるようにさい設計せっけいされたアサルトライフルである。使用しようする弾薬だんやくしょう口径こうけいゆえに全体ぜんたいてきなサイズや重量じゅうりょうがG3よりも小型こがた軽量けいりょうされ、反動はんどう必然ひつぜんてきすくなくなった。

HK33の作動さどう機構きこうはG3とおなはん閉鎖へいさローラー・ロッキング方式ほうしきディレイド・ブローバックであり、G3と同型どうけいボルトまれている[3]

当初とうしょ開発かいはつされたHK33は、アメリカぐんM16同様どうようの5.56x45mmだん使用しようできるように設計せっけいされている[4]発展はってんがたであるHK33Eおなじ5.56 mm口径こうけいだが、NATO正式せいしき採用さいようしているSS109だん対応たいおうしている[5]マガジン装弾そうだんすう当初とうしょは25はつで、のちに30・40れんマガジンが追加ついかされた[2]

固定こていストックは、G3同様どうよう金属きんぞくせい基部きぶポリマーせいライセンス生産せいさんしなではせい場合ばあいもある)のなかあいだゴムせいのバットプレートからなるものと、MP5同様どうようにポリマーの一体いったい成型せいけいのものの2種類しゅるい存在そんざいする。

HK33のトリガーグループとストックはG3けいサブマシンガンのMP5シリーズと互換ごかんせいっている。

かくかたおよ派生はせいがた

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HK33
基本きほんがた
HK33A2
固定こていストック装備そうび[6]
HK33A3
金属きんぞくせい伸縮しんしゅくしきストックを装備そうび
HK33K
バレルめて全長ぜんちょうみじかくしたカービンモデル[4]
HK33SG/1
命中めいちゅう精度せいどげ、光学こうがくスコープ専用せんようトリガーグループ、およびきゃくけて狙撃そげきじゅうふう改造かいぞうしたモデル。
HK33TGS
HK79銃身じゅうしん装着そうちゃくがたグレネードランチャー装備そうびしたモデル。
H&K HK32
7.62x39mmだん仕様しよう
HK43
民間みんかんけHK33[6]。ごく短期間たんきかん生産せいさん終了しゅうりょうし、しょう改良かいりょうくわえたHK93おも流通りゅうつうした。
HK13
マガジン装填そうてんしきけい機関きかんじゅう
HK23
ベルトきゅうだんしき汎用はんよう機関きかんじゅうアメリカぐんのトライアルにおいてM249けい機関きかんじゅうやぶれた。
HK53
サブマシンガンサイズにめたモデル[4]
HK53 FPW(Firing Port Weapon)[7]
"HK53 MICV"とも。歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ(MICV:Mechanized Infantry Combat Vehicle)のガンポート(銃眼じゅうがんから射撃しゃげき可能かのう特殊とくしゅ派生はせいモデル。HK53をもと作動さどう機構きこうオープンボルト方式ほうしきとし、コッキングレバーの位置いち変更へんこう照準しょうじゅん銃床じゅうしょうはいしハンドガードを歩兵ほへい戦闘せんとうしゃのガンポートに固定こていできる機構きこうそなえた専用せんようのものに変更へんこうしている。
アメリカぐん開発かいはつしたM2ブラッドレー歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ搭載とうさいするための装備そうびとして開発かいはつされたが、最終さいしゅうてきにはM16自動じどう小銃しょうじゅう派生はせいがたM231として採用さいようされたため、試作しさくのみにわった。
Eシリーズ
SS109だん対応たいおうするためにあらため設計せっけいされたモデル。それまでのモデルにたいしてサブタイプ記号きごうまえに"E"が追加ついかされている。
HK33EA2
HK33EA3
HK33EA5
HK33KEA2
HK33KEA3
HK33ETGS
HK53E
HK13E
HK23E
GRシリーズ
照準しょうじゅん固定こていしきスコープにえたモデル。それぞれ以下いか名称めいしょうとなっている。
GR2 (HK53)
GR3 (HK33)
GR6 (HK13)
GR9 (HK23)

外国がいこくせい

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T223
アメリカのH&R Firearmsしゃライセンス生産せいさんしたHK33。
T43
トルコのMKEしゃがライセンス生産せいさんしたHK33A2。
T50
トルコのMKEしゃ独自どくじ開発かいはつしたもの。独自どくじのハンドガードとはん透明とうめいマガジン、およびM4カービン同様どうよう伸縮しんしゅくしきストック、ピカティニー・レール装備そうびしている。
T12
トルコのMKEしゃ独自どくじ開発かいはつした狙撃そげきじゅうふうのもの。HK33のバレルを延長えんちょうしてリアサイトをはずし、PSG1のストックとピカティニー・レールきのハンドガードを装備そうびしている。
PK8
パキスタン・オーディナンス・ファクトリーしゃせいのG3A3ベースのもの。G3A3の装填そうてんこうしん設計せっけい部品ぶひんけ、HK33ようマガジンが使つかえるようにしている。
BA-11
ミャンマーがライセンス生産せいさんしたもの。ストックやグリップ、ハンドガードが木製もくせいになっている。
BA-12
ミャンマーが独自どくじ開発かいはつしたけい機関きかんじゅう。BA-11にきゃくみじかいハンドガードをけたもの。
11しき
タイでライセンス生産せいさんされたもの。セレクターの表記ひょうきがアルファベットからタイ文字もじ変更へんこうされている。またブルパップしき改造かいぞうした派生はせいがた確認かくにんされており、アイアンサイトをM16タイプに変更へんこうし、フォアグリップを装備そうびしたものとなっている。

使用しようこく

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T223を装備そうびしたNavy SEALs隊員たいいん1969ねんベトナムにて撮影さつえい
HK33を装備そうびするタイ陸軍りくぐん憲兵けんぺい
HK33を装備そうびするトルコ陸軍りくぐんパトロール

登場とうじょう作品さくひん

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『ランボー』
前半ぜんはん山中さんちゅうにてティーズル保安ほあんかんがHK93を使用しよう

漫画まんが

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こちら葛飾かつしか亀有かめあり公園前こうえんまえ派出所はしゅつじょ
悪魔あくまがやってきた!のまき登場とうじょう
うぽって!!
HK33Eを擬人ぎじんしたちゅーすりーとHK32を擬人ぎじんしたトリッツァチ・ドゥヴァが登場とうじょうし、じつじゅう使用しようする。
レインボーシックス シージ
A2が「AR33」の名称めいしょう登場とうじょう
CoD:MWII
「[Lachmann-556」の名称めいしょう登場とうじょう

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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出典しゅってん

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  1. ^ a b c Akira 2004, p. 16.
  2. ^ a b Akira 2004, p. 12.
  3. ^ Akira 2004, pp. 14–15.
  4. ^ a b c Akira 2004, p. 13.
  5. ^ a b Akira 2004, p. 21.
  6. ^ a b Akira 2004, p. 10.
  7. ^ Mr.Maim (Mar 31, 2014). “HK53 Firing Port Weapon - aka:HK MICV”. HKPRO.com. 2022ねん7がつ18にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Akira「HK33/HK43」『Gun』だい43かんだい2ごう国際こくさい出版しゅっぱん、2004ねん2がつ、8-21ぺーじ 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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