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TIS-620

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

Thai Industrial Standard 620-2533 (タイ工業こうぎょう規格きかく通称つうしょうTIS-620) はタイでもっともよく使つかわれる文字もじ集合しゅうごうおよび文字もじ符号ふごう方式ほうしきである。この規格きかくはタイ王国おうこく政府せいふ工業こうぎょうしょう機関きかんタイ工業こうぎょう規格きかく協会きょうかい (Thai Industrial Standards Institute; TISI) によって発行はっこうされ、タイ王国おうこくにおいてタイ符号ふごうするための唯一ゆいいつ公的こうてき規格きかくである。規格きかく記述きじゅつてき名称めいしょうは "Standard for Thai Character Codes for Computers" (タイ: รหัสสำหรับอักขระไทยที่ใช้กับคอมพิวเตอร์) である。"2533" は現在げんざい規格きかく発行はっこうされたタイれき2533ねん (1990ねん) をす。以前いぜんはんである TIS 620-2529 (1986ねん) は、廃止はいしされた。

構造こうぞう

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TIS-620(มอก.620-2533)は7ビットASCIIとの完全かんぜん互換ごかんせいたもち、8ビットの範囲はんいの16進数しんすうA1からFBまでをタイ文字もじ符号ふごう使つかうという、拡張かくちょうASCII伝統でんとうてき構造こうぞうつ。タイ母音ぼいんとダイアクリティカルマークの複雑ふくざつ結合けつごうする性質せいしつのため、TIS-620は情報じょうほう交換こうかんのみを意図いとしており、文字もじただしく合成ごうせいするには追加ついか表示ひょうじエンジンが必要ひつようであることに注意ちゅうい

変種へんしゅ

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TIS-620とほとんどおなじバージョンがISO/IEC 8859-11として1999ねん採用さいようされた。唯一ゆいいつちがいは、ISO 8859-11が16進数しんすうA0をノーブレークスペース定義ていぎしているのにたいして、TIS-620は未定義みていぎのまま予約よやくしているてんである (現実げんじつには、このちいさなちがいは無視むしされるのが普通ふつうである)。

ISO 8859-11集合しゅうごうEcma InternationalによってISO-IR-166としても登録とうろくされた。しかしこの変種へんしゅはタイ文字もじシーケンスの開始かいし終了しゅうりょうらせるために明示めいじてきなエスケープコードを追加ついかしている。

TIS-620文字もじ集合しゅうごう順序じゅんじょ本質ほんしつてきUnicode (ISO/IEC 10646) にあるものとおなじである。Unicodeのタイ領域りょういきはU+0E01からU+0E7Fであり、TIS-620のタイ文字もじ単純たんじゅんかくバイトに0Eを付加ふかしてそのからA0をくことで、UTF-16変換へんかんできる。

TIS-620
x0 x1 x2 x3 x4 x5 x6 x7 x8 x9 xA xB xC xD xE xF
0x 使用しよう
1x
2x SP ! " # $ % & ' ( ) * + , - . /
3x 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 : ; < = > ?
4x @ A B C D E F G H I J K L M N O
5x P Q R S T U V W X Y Z [ \ ] ^ _
6x ` a b c d e f g h i j k l m n o
7x p q r s t u v w x y z { | } ~
8x 使用しよう
9x
Ax  
Bx
Cx
Dx ◌ั ◌ิ ◌ี ◌ึ ◌ื ◌ุ ◌ู ◌ฺ         ฿
Ex ◌็ ◌่ ◌้ ◌๊ ◌๋ ◌์ ◌ํ ◌๎
Fx        

すべての文字もじるには文字もじサイズをおよそ200%に設定せっていする必要ひつようがあるかもしれない

上記じょうきひょうでは、20は通常つうじょうのSPACE文字もじである。符号ふごう 00-1F, 7F, 80-9F, A0, DB-DE および FC-FF には、TIS-620では文字もじてられていない。

符号ふごう D1, D4-DA, E7-EE は結合けつごう文字もじである。

外部がいぶリンク

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