(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ASCII - Wikipedia コンテンツにスキップ

ASCII

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
曖昧さ回避 この項目こうもくでは、文字もじコードについて説明せつめいしています。その他たの用法ようほうについては「アスキー」をご覧らんください。
この項目こうもくには、一部いちぶのコンピュータや閲覧えつらんソフトで表示ひょうじできない文字もじが含ふくまれています（詳細しょうさい）。
ASCII
ASCII コード表ひょう 英えい:MIL-STD-188-100 (1972)
テンプレートを表示ひょうじ

ASCII（アスキー、英えい: American Standard Code for Information Interchange）は、1963年ねんに制定せいていされた、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくにおける情報じょうほう通信つうしん用ようの文字もじコードである。日本語にほんご訳やくは「情報じょうほう交換こうかん用よう米国べいこく標準ひょうじゅんコード[1]」となるが、一般いっぱんには日本にっぽん国内こくないでもASCIIと表記ひょうきする。なおInternet Assigned Numbers Authority (IANA) はこれをASCIIではなくUS-ASCIIと表記ひょうきするのが望のぞましいとしている[2]。

概要がいよう

[編集へんしゅう]

1963年ねん6月がつ17日にちに、米国べいこく規格きかく協会きょうかい（American Standards Association: ASA、後ごのANSI）によって制定せいていされた。当時とうじの規格きかく番号ばんごうは「ASA X3.4」であったが、情報じょうほう技術ぎじゅつ規格きかく国際こくさい委員いいん会かい (INCITS) の発足ほっそくに伴ともない規格きかく番号ばんごうが2002年ねんに改訂かいていされ、現在げんざいの規格きかく番号ばんごうは「ANSI INCITS 4」である。

0番ばんから127番ばんまでの番号ばんごう（数値すうち）がどの文字もじや記号きごうを意味いみするかという対応たいおう関係かんけいを定さだめている[3]。

ASCIIは、あくまで1960年代ねんだいのアメリカにおいて英語えいごでの通信つうしんや当時とうじのアメリカのコンピュータに必要ひつような文字もじや記号きごうなどが含ふくまれるように定さだめた文字もじコードである。そのため、含ふくまれているのは次つぎのような文字もじや記号きごうや制御せいぎょ文字もじだけであり、それ以外いがいは含ふくまれていない。

これらの文字もじや記号きごうをすべて通とおし番号ばんごうで表現ひょうげんできるように、7ビットを使つかっている。つまり2進数しんすうで7桁けた、具体ぐたい的てきには0000000から1111111まで、10進数しんすうでいえば0番ばんから127番ばんまでの番号ばんごうを使つかい、それぞれの数値すうち（番号ばんごう）に対応たいおうする文字もじや約やく物ものや数字すうじや制御せいぎょ文字もじを決きめ、その対応たいおうの規則きそく（コード）を制定せいていしたものである。

ASCIIの構成こうせいは次つぎのようになっている：

コード範囲はんい（16進しん） 内容ないよう
00–1F 制御せいぎょ文字もじ
20 空白くうはく
21–7E 図形ずけい文字もじ
7F 制御せいぎょ文字もじ（DEL）

派生はせい規格きかく

[編集へんしゅう]

ASCIIはISO標準ひょうじゅん7ビット文字もじコードISO/IEC 646の元もととなった。しかし7ビットでは英語えいご以外いがいの言語げんごに対応たいおうするには不十分ふじゅうぶんであり、後のちに他たのヨーロッパ言語げんごで使つかわれるラテン文字もじへの対応たいおうを追加ついかした8ビット文字もじコードであるISO/IEC 8859が策定さくていされた。その後ご、世界中せかいじゅうで使用しようされている様々さまざまな文字もじを表現ひょうげんできるようにするため、ASCIIで使用しようされていない128番ばん以降いこうの部分ぶぶんに、その他たの文字もじを割わり当あてたり、複数ふくすうバイトを使用しようして1つの文字もじを表現ひょうげんしたりするように独自どくじ拡張かくちょうした文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきが使つかわれるようになっていった。

ASCII制定せいてい当時とうじ、最小さいしょうのデータ処理しょり単位たんい（メモリアドレッシングの最小さいしょう単位たんい）つまりバイトが6ビットであるコンピュータも多おおかった（DECのPDPシリーズなど）。そのようなコンピュータでは6ビットの文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきを採用さいようしており、そのためISO/IEC 646の策定さくていにあたっては、7ビット符号ふごう化か案あんの他ほかに6ビット符号ふごう化か案あんもあった。のちに1バイトを8ビットとみなす、つまりオクテットを採用さいようするコンピュータが人気にんきとなり、主流しゅりゅうとなっていった[4]。オクテットを採用さいようしたコンピュータでASCIIを扱あつかう場合ばあい、1ビットの余あまりがあるので、その8ビット目めは通信つうしんにおけるエラーチェック用ようのパリティビットとして用もちいられていた[3]。21世紀せいき初頭しょとうにおいても、互換ごかん性せいを維持いじする目的もくてきで、7ビットコードが正式せいしきで、8ビット目めは使用しようできない規格きかくがいくつか存在そんざいする。

ASCIIから派生はせいした独自どくじ拡張かくちょうの文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきは1バイトコードおよび複数ふくすうバイトコードを含ふくめ多数たすう存在そんざいするが、各かく方式ほうしきの間あいだに互換ごかん性せいはほとんどなく、国際こくさい的てきなデータ交換こうかん性せいに問題もんだいがあった。また、異ことなる言語げんご間あいだに限かぎらず、例たとえば日本語にほんごの文字もじセットであっても複数ふくすうの符号ふごう化か方式ほうしきが存在そんざいし、異ことなるコンピュータ間あいだで互換ごかん性せいおよび可か搬性のない機種きしゅ依存いぞん文字もじが発生はっせいすることになった。そのため、世界せかいの文字もじを単一たんいつのコード体系たいけいのもとに収録しゅうろくする国際こくさい的てきな文字もじコード標準ひょうじゅんとして、ISO/IEC 10646およびUnicodeの策定さくていが進すすめられることになった[5]。Unicode方式ほうしきで符号ふごう化かされた文字もじデータのうち、0番ばんから127番ばんまではASCIIをベースにしており、互換ごかん性せいがある。特とくに8ビット単位たんいで符号ふごう化かするUTF-8は、128番ばん以降いこうの文字もじを使用しようしないデータの場合ばあいはASCIIと同一どういつのバイト列れつとなる[6]。従来じゅうらいの文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきでは1バイトや2バイトで表現ひょうげん可能かのうだった文字もじが、UTF-8では2バイトや3バイト以上いじょう必要ひつようとなってしまうケースもあるが、そのデメリットを補おぎなってなお余あまりある交換こうかん性せいの高たかさから国際こくさい的てきにもUTF-8の普及ふきゅうが進すすんでいる[7]。これは従来じゅうらいの文字もじ符号ふごう化か方式ほうしきが開発かいはつされた当時とうじと比くらべると、コンピュータのメモリやストレージの容量ようりょうが飛躍ひやく的てきに増大ぞうだいしているためでもある。HTML5ではUTF-8の使用しようが推奨すいしょうされており[8]、後継こうけいのHTML Living Standard（英語えいご版ばん）でもデフォルトでUTF-8が使用しようされることを想定そうていしている[9]。

ASCII制御せいぎょ文字もじ

[編集へんしゅう]
「制御せいぎょ文字もじ#ASCII」も参照さんしょう

初はじめの32文字もじ（10進数しんすうで0–31）はASCIIでは制御せいぎょ文字もじとして予約よやくされている。基本きほん的てきにはこれらの制御せいぎょ文字もじは表示ひょうじするための文字もじではなく、モニタやプリンタなどの機器ききを制御せいぎょするために用もちいられる。例たとえば、ASCII 10（10進しん）は line feed（改行かいぎょう）を表あらわしプリンタの紙かみ送おくりなどに用もちいる、ASCII 27 はエスケープを表あらわす。

ASCII 127（全すべてのビットがオン、つまり、2進数しんすうで1111111）は、delete（削除さくじょ文字もじ）として知しられる制御せいぎょ文字もじである。この記号きごうが現あらわれた場合ばあい、その部分ぶぶんのデータが消去しょうきょされていることを示しめす。この制御せいぎょ文字もじだけ先頭せんとう部分ぶぶんになく最後さいごにある理由りゆうは、パンチテープへの記録きろくは上書うわがきが出来できないため、削除さくじょする際さいには全すべてに穴あなを空あけることで対応たいおうできるというところからきている（1111111は全すべてに穴あなの開ひらいた状態じょうたいを示しめす）。また、ASCII 0（全すべてのビットがオフ、つまり2進数しんすうで0000000）は Null あるいはヌル文字もじと呼よばれ、delete と同様どうように多おおくのコンピュータシステムでは無視むしされる。これは、仮かりにパンチテープと反対はんたいに1を0に変かえることでデータを記録きろくし、かつ上書うわがきが不可能ふかのうな媒体ばいたいが存在そんざいする場合ばあいでも対応たいおうできるようにしているのである。

コードの多おおくは、データ転送てんそうプロトコルで用もちいられる。（例れい：ヘッディング開始かいし、テキスト開始かいし、テキスト終了しゅうりょうなど）

セパレータは磁気じきテープへの保存ほぞんのために設計せっけいされた。

XON や XOFF は、プリンタのような処理しょりの遅おそいデバイスにおいて、データを失うしなうことがないように情報じょうほうの流ながれを制御せいぎょするために用もちいることがある。

2進しん 8進しん 10進しん 16進しん 略語りゃくご 図形ずけい表現ひょうげん CS エスケープシーケンス 名前なまえ/意味いみ
000 0000 000 0 00 NUL ␀ ^@ \0 ヌル文字もじ
000 0001 001 1 01 SOH ␁ ^A ヘッディング開始かいし
000 0010 002 2 02 STX ␂ ^B テキスト開始かいし
000 0011 003 3 03 ETX ␃ ^C テキスト終了しゅうりょう
000 0100 004 4 04 EOT ␄ ^D 伝送でんそう終了しゅうりょう
000 0101 005 5 05 ENQ ␅ ^E 問とい合あわせ
000 0110 006 6 06 ACK ␆ ^F 肯定こうてい応答おうとう
000 0111 007 7 07 BEL ␇ ^G \a ベル
000 1000 010 8 08 BS ␈ ^H \b 後退こうたい
000 1001 011 9 09 HT ␉ ^I \t 水平すいへいタブ
000 1010 012 10 0A LF ␊ ^J \n 改行かいぎょう
000 1011 013 11 0B VT ␋ ^K \v 垂直すいちょくタブ
000 1100 014 12 0C FF ␌ ^L \f 書式しょしき送おくり
000 1101 015 13 0D CR ␍ ^M \r 復帰ふっき
000 1110 016 14 0E SO ␎ ^N シフトアウト
000 1111 017 15 0F SI ␏ ^O シフトイン
001 0000 020 16 10 DLE ␐ ^P 伝送でんそう制御せいぎょ拡張かくちょう
001 0001 021 17 11 DC1 ␑ ^Q 装置そうち制御せいぎょ1、XON
001 0010 022 18 12 DC2 ␒ ^R 装置そうち制御せいぎょ2
001 0011 023 19 13 DC3 ␓ ^S 装置そうち制御せいぎょ3、XOFF
001 0100 024 20 14 DC4 ␔ ^T 装置そうち制御せいぎょ4
001 0101 025 21 15 NAK ␕ ^U 否定ひてい応答おうとう
001 0110 026 22 16 SYN ␖ ^V 同期どうき信号しんごう
001 0111 027 23 17 ETB ␗ ^W 伝送でんそうブロック終結しゅうけつ
001 1000 030 24 18 CAN ␘ ^X 取消とりけし
001 1001 031 25 19 EM ␙ ^Y 媒体ばいたい終端しゅうたん
001 1010 032 26 1A SUB ␚ ^Z 置換ちかん
001 1011 033 27 1B ESC ␛ ^[ \e エスケープ
001 1100 034 28 1C FS ␜ ^\ ファイル分離ぶんり標識ひょうしき
001 1101 035 29 1D GS ␝ ^] グループ分離ぶんり標識ひょうしき
001 1110 036 30 1E RS ␞ ^^ レコード分離ぶんり標識ひょうしき
001 1111 037 31 1F US ␟ ^_ ユニット分離ぶんり標識ひょうしき
111 1111 177 127 7F DEL ␡ ^? 抹消まっしょう

ASCII印字いんじ可能かのう文字もじ

[編集へんしゅう]

ASCII 32は、空白くうはく文字もじである。キーボードのスペースキーから入力にゅうりょくでき、語かたりと語かたりの間あいだに空白くうはくを表示ひょうじする。 ASCII 33–126は印刷いんさつ可能かのうな文字もじ (printable characters) であり、半角はんかく英えい数すうの数字すうじ、句読点くとうてんや記号きごうを表あらわす。若わかい順じゅんからエクスクラメーションマーク、ダブルクオーテーション、…と続つづき、ラテン文字もじ大文字おおもじの前まえに数字すうじと大半たいはんの半角はんかく約やく物もの、大文字おおもじと小文字こもじの間あいだ、ラテン文字もじ小文字こもじの後のちにも数種類すうしゅるいの半角はんかく約やく物ものが割わり当あてられている。

下したの図ずでは、16進数しんすう・10進数しんすう・8進数しんすうの順じゅんでASCIIコードの値ねを示しめす。

この項目こうもくでは色いろを扱あつかっています。閲覧えつらん環境かんきょうによっては、色いろが適切てきせつに表示ひょうじされていない場合ばあいがあります。

凡例はんれい:

緑みどり アルファベット
黄き 制御せいぎょ文字もじ
赤あか 数字すうじ
青あお 記号きごう
紫むらさき 拡張かくちょう記号きごう
橙だいだい 図形ずけい文字もじ
桃もも 国際こくさい
灰はい 未み定義ていぎ
ASCII (American Standard Code for Information Interchange) 印字いんじ可能かのう文字もじ
16進しんの1の位くらいが_0 16進しんの1の位くらいが_1 16進しんの1の位くらいが_2 16進しんの1の位くらいが_3 16進しんの1の位くらいが_4 16進しんの1の位くらいが_5 16進しんの1の位くらいが_6 16進しんの1の位くらいが_7 16進しんの1の位くらいが_8 16進しんの1の位くらいが_9 16進しんの1の位くらいが_A 16進しんの1の位くらいが_B 16進しんの1の位くらいが_C 16進しんの1の位くらいが_D 16進しんの1の位くらいが_E 16進しんの1の位くらいが_F
(16進しんの10の位くらいが)2_ （記号きごう）スペースSP
20(16)
32(10)
40(8) 		（記号きごう）感嘆かんたん符ふ!
21(16)
33(10)
41(8) 		（数字すうじ）"
22(16)
34(10)
42(8) 		（記号きごう）番号ばんごう記号きごう#
23(16)
35(10)
43(8) 		（記号きごう）ドル記号きごう$
24(16)
36(10)
44(8) 		（記号きごう）パーセント記号きごう%
25(16)
37(10)
45(8) 		（アルファベット）&
26(16)
38(10)
46(8) 		（記号きごう）'
27(16)
39(10)
47(8) 		（記号きごう）開ひらき丸まる括弧かっこ(
28(16)
40(10)
50(8) 		（記号きごう）閉とじ丸まる括弧かっこ)
29(16)
41(10)
51(8) 		（記号きごう）アスタリスク*
2a(16)
42(10)
52(8) 		（記号きごう）プラス記号きごう+
2b(16)
43(10)
53(8) 		（記号きごう）コンマ,
2c(16)
44(10)
54(8) 		（記号きごう）ハイフンマイナス-
2d(16)
45(10)
55(8) 		（記号きごう）終止符しゅうしふ.
2e(16)
46(10)
56(8) 		（記号きごう）スラッシュ/
2f(16)
47(10)
57(8)
(16進しんの10の位くらいが)3_ （数字すうじ）0
30(16)
48(10)
60(8) 		（数字すうじ）1
31(16)
49(10)
61(8) 		（数字すうじ）2
32(16)
50(10)
62(8) 		（数字すうじ）3
33(16)
51(10)
63(8) 		（数字すうじ）4
34(16)
52(10)
64(8) 		（数字すうじ）5
35(16)
53(10)
65(8) 		（数字すうじ）6
36(16)
54(10)
66(8) 		（数字すうじ）7
37(16)
55(10)
67(8) 		（数字すうじ）8
38(16)
56(10)
70(8) 		（数字すうじ）9
39(16)
57(10)
71(8) 		（数字すうじ）:
3a(16)
58(10)
72(8) 		（数字すうじ）;
3b(16)
59(10)
73(8) 		（数字すうじ）<
3c(16)
60(10)
74(8) 		（数字すうじ）=
3d(16)
61(10)
75(8) 		（数字すうじ）>
3e(16)
62(10)
76(8) 		（数字すうじ）?
3f(16)
63(10)
77(8)
(16進しんの10の位くらいが)4_ （記号きごう）アットマーク@
40(16)
64(10)
100(8) 		（アルファベット）A
41(16)
65(10)
101(8) 		（アルファベット）B
42(16)
66(10)
102(8) 		（アルファベット）C
43(16)
67(10)
103(8) 		（アルファベット）D
44(16)
68(10)
104(8) 		（アルファベット）E
45(16)
69(10)
105(8) 		（アルファベット）F
46(16)
70(10)
106(8) 		（アルファベット）G
47(16)
71(10)
107(8) 		（アルファベット）H
48(16)
72(10)
110(8) 		（アルファベット）I
49(16)
73(10)
111(8) 		（アルファベット）J
4a(16)
74(10)
112(8) 		（アルファベット）K
4b(16)
75(10)
113(8) 		（アルファベット）L
4c(16)
76(10)
114(8) 		（アルファベット）M
4d(16)
77(10)
115(8) 		（アルファベット）N
4e(16)
78(10)
116(8) 		（アルファベット）O
4f(16)
79(10)
117(8)
(16進しんの10の位くらいが)5_ （アルファベット）P
50(16)
80(10)
120(8) 		（アルファベット）Q
51(16)
81(10)
121(8) 		（アルファベット）R
52(16)
82(10)
122(8) 		（アルファベット）S
53(16)
83(10)
123(8) 		（アルファベット）T
54(16)
84(10)
124(8) 		（アルファベット）U
55(16)
85(10)
125(8) 		（アルファベット）V
56(16)
86(10)
126(8) 		（アルファベット）W
57(16)
87(10)
127(8) 		（アルファベット）X
58(16)
88(10)
130(8) 		（アルファベット）Y
59(16)
89(10)
131(8) 		（アルファベット）Z
5a(16)
90(10)
132(8) 		（記号きごう）開ひらき角かく括弧かっこ[
5b(16)
91(10)
133(8) 		（記号きごう）バックスラッシュ\
5c(16)
92(10)
134(8) 		（記号きごう）閉とじ角かく括弧かっこ]
5d(16)
93(10)
135(8) 		（記号きごう）サーカムフレックス^
5e(16)
94(10)
136(8) 		（記号きごう）アンダースコア_
5f(16)
95(10)
137(8)
(16進しんの10の位くらいが)6_ （記号きごう）グレイヴ・アクセント`
60(16)
96(10)
140(8) 		（アルファベット）a
61(16)
97(10)
141(8) 		（アルファベット）b
62(16)
98(10)
142(8) 		（アルファベット）c
63(16)
99(10)
143(8) 		（アルファベット）d
64(16)
100(10)
144(8) 		（アルファベット）e
65(16)
101(10)
145(8) 		（アルファベット）f
66(16)
102(10)
146(8) 		（アルファベット）g
67(16)
103(10)
147(8) 		（アルファベット）h
68(16)
104(10)
150(8) 		（アルファベット）i
69(16)
105(10)
151(8) 		（アルファベット）j
6a(16)
106(10)
152(8) 		（アルファベット）k
6b(16)
107(10)
153(8) 		（アルファベット）l
6c(16)
108(10)
154(8) 		（アルファベット）m
6d(16)
109(10)
155(8) 		（アルファベット）n
6e(16)
110(10)
156(8) 		（アルファベット）o
6f(16)
111(10)
157(8)
(16進しんの10の位くらいが)7_ （アルファベット）p
70(16)
112(10)
160(8) 		（アルファベット）q
71(16)
113(10)
161(8) 		（アルファベット）r
72(16)
114(10)
162(8) 		（アルファベット）s
73(16)
115(10)
163(8) 		（アルファベット）t
74(16)
116(10)
164(8) 		（アルファベット）u
75(16)
117(10)
165(8) 		（アルファベット）v
76(16)
118(10)
166(8) 		（アルファベット）w
77(16)
119(10)
167(8) 		（アルファベット）x
78(16)
120(10)
170(8) 		（アルファベット）y
79(16)
121(10)
171(8) 		（アルファベット）z
7a(16)
122(10)
172(8) 		（記号きごう）開ひらき波なみ括弧かっこ{
7b(16)
123(10)
173(8) 		（記号きごう）バーティカルバー|
7c(16)
124(10)
174(8) 		（記号きごう）閉とじ波は括弧かっこ}
7d(16)
125(10)
175(8) 		（記号きごう）チルダ~
7e(16)
126(10)
176(8)
_0 _1 _2 _3 _4 _5 _6 _7 _8 _9 _A _B _C _D _E _F

大文字おおもじのASCII値ちに32を加くわえると小文字こもじに変換へんかんすることができる。この変換へんかんは、2進しん法ほうでは、6ビット目めに1をセットするだけでよい。また、数字すうじから48を減げんじれば、対応たいおうする値ねが得えられる。この変換へんかんは、5ビット目め及および6ビット目めに0をセットするか、あるいは単純たんじゅんに上位じょうい4ビットを無視むしするだけでもよい。なお、印字いんじ可能かのう文字もじのうち「@」から始はじまる32文字もじについては、ASCII値ちを64減げんじて対応たいおうする制御せいぎょ文字もじを求もとめ、この制御せいぎょ文字もじを「コントロール+」（英えい: control+）という前まえ置おけ表現ひょうげんを付つけた印字いんじ可能かのう文字もじで表記ひょうきする慣習かんしゅうがある。

例れい：BELコード(07) →「コントロール+G」（受信じゅしんした側がわの機器ききで注意ちゅうい喚起かんき音おんが鳴なる）

この制御せいぎょ文字もじの表記ひょうき方法ほうほうは、キーボード上じょうの印字いんじ可能かのう文字もじキーを制御せいぎょ文字もじの送出そうしゅつに用もちいていた機器ききの名残なごりであると考かんがえられる（7ビット目めを0にセットする専用せんようキー（Ctrlキー）を、印字いんじ可能かのう文字もじキーと同時どうじに押おして制御せいぎょ文字もじを送出そうしゅつ）。

また、Unix 端末たんまつでは Ctrl+数字すうじ によって、人間にんげん工学こうがく的てきに押下おうかしづらい制御せいぎょ文字もじを送出そうしゅつできる。キャレット記法きほうを用もちいると、具体ぐたい的てきには以下いかであることが多おおい。[要よう出典しゅってん]

  • Ctrl+2 が ^@
  • Ctrl+3 が ^[
  • Ctrl+4 が ^\
  • Ctrl+5 が ^]
  • Ctrl+6 が ^^
  • Ctrl+7 が ^_
  • Ctrl+8 が ^?

欠点けってんなど

[編集へんしゅう]

上述じょうじゅつされているようにASCIIは米国べいこくの規格きかくであり、ラテン文字もじを用もちいる言語げんごであっても英語えいご以外いがいを表記ひょうきするには不十分ふじゅうぶんである。

当初とうしょサーカムフレックス、チルダ、グレイヴ・アクセントおよび（本来ほんらいの目的もくてきと兼用けんようで）アポストロフィー、コーテーションマーク、コンマは他たの文字もじに追加ついかするダイアクリティカルマークとして電動でんどうタイプライターで重かさね打うちすることを想定そうていしていたが[10]、間あいだにバックスペースを入力にゅうりょくしなければならず、ビデオ表示ひょうじ端末たんまつでは重かさね打うちが事実じじつ上じょう不可能ふかのうであるなどの理由りゆうで普及ふきゅうしなかった。

早期そうきに互換ごかん性せいのない変種へんしゅが各国かっこくで出現しゅつげんしたため、ISO/IEC 646では置おき換かえ可能かのうな文字もじを定義ていぎすることで対応たいおうを図はかったが、置おき換かえられた文字もじを利用りようするプログラム言語げんごや異ことなる文字もじ集合しゅうごうの間あいだでは文字もじ化ばけが発生はっせいすることとなった。（日本語にほんごではJIS X 0201に起因きいんするバックスラッシュの円えん記号きごうへの文字もじ化ばけがある。）

1970年代ねんだい以降いこう、8ビットがコンピュータで主流しゅりゅうのバイトサイズになると、追加ついかの1ビットの領域りょういきを利用りようしたいわゆる拡張かくちょうASCIIが言語げんご・機種きしゅごとに乱立らんりつした。ISO/IEC 8859ではこれらの追加ついか領域りょういきを標準ひょうじゅん化かし、スペイン語ご、ポルトガル語ご、フランス語ふらんすご、ドイツ語ご等とうで用もちいられるラテン文字もじのほとんどがISO/IEC 8859-1に統合とうごうされた。

ISO/IEC 2022では日本語にほんご（ISO-2022-JP）を含ふくむ複数ふくすうの文字もじ集合しゅうごうを符号ふごう表ひょうの切きり替かえによって統一とういつしたが、表ひょうの切きり替かえを用もちいた方法ほうほうは制御せいぎょが複雑ふくざつであるなどの欠点けってんもあり、2023年ねん現在げんざいでは全すべての文字もじを統一とういつされた符号ふごうで扱あつかえるUnicodeが主流しゅりゅうとなっている。

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ “情報じょうほう交換こうかん用よう米国べいこく標準ひょうじゅんコード”. www.ibm.com (2014年ねん2月がつ20日はつか). 2022年ねん6月がつ29日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “Character Sets”. Internet Assigned Numbers Authority (IANA) (2022年ねん7月がつ14日にち). 2023年ねん2月がつ19日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b ASCII（アスキー / US-ASCII）とは - 意味いみをわかりやすく - IT用語ようご辞典じてん e-Words
  4. ^ 「オクテット」と「バイト」は何なにが違ちがう？ | 日経にっけいクロステック（xTECH）
  5. ^ Unicode（ユニコード）とは - 意味いみをわかりやすく - IT用語ようご辞典じてん e-Words
  6. ^ UTF-8とは - 意味いみをわかりやすく - IT用語ようご辞典じてん e-Words
  7. ^ Webサイトの文字もじコーディング、90%がUTF-8利用りよう - Shift JISは0.9% | TECH+（テックプラス）
  8. ^ HTMLで文字もじエンコーディングを指定していする
  9. ^ HTML Standard - §4.2.5.4 Specifying the document's character encoding
  10. ^ "Character histories: notes on some ASCII code positions"

参考さんこう文献ぶんけん

[編集へんしゅう]
  • 「ANSI INCITS 4-1986 (formerly ANSI X3.4-1986) American National Standard for Information Systems ― Coded Character Sets ― 7-Bit American National Standard Code for Information Interchange (7-Bit ASCII)」American National Standards Institute（1963年ねん6月がつ17日にち制定せいてい、1986年ねん3月がつ26日にち最終さいしゅう改正かいせい、2002年ねん1月がつ15日にち規格きかく番号ばんごう変更へんこう）

関連かんれん項目こうもく

[編集へんしゅう]
日本語にほんご用ようの
文字もじコード
JIS規格きかく
符号ふごう化か文字もじ集合しゅうごう
文字もじ符号ふごう化か方式ほうしき
文字もじ一覧いちらん
JIS以外いがいの公おおやけ規格きかく
メーカーの規格きかく
符号ふごう化か文字もじ集合しゅうごう
文字もじ符号ふごう化か方式ほうしき
日本語にほんごを含ふくむ
多言たげん語ご文字もじ集合しゅうごう
Unicode
ISO/IEC 10646
JIS X 0221
面めん
文字もじ符号ふごう化か方式ほうしき
文字もじ一覧いちらん
TRONコード
日本語にほんご以外いがい用ようの
文字もじ集合しゅうごう
初期しょきの文字もじコード
ISO/IEC 8859
書誌しょし用よう
国家こっか標準ひょうじゅん
EUC
ISO/IEC 2022
MacOS
コードページ
DOS
コードページ
Windows
コードページ
EBCDIC
コードページ
その他た標準ひょうじゅん
記号きごう用よう
プラットフォーム
固有こゆう
ソフトウェア
区分くわけ
概念がいねん
関連かんれんトピック
カテゴリ カテゴリ
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ASCII&oldid=102096373」から取得しゅとく