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talk

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
talkコマンドは1980年代ねんだいから1990年代ねんだい初期しょきには人気にんきがあった

talk(トーク)は、もともとUnix稼働かどうしている単一たんいつのマルチユーザコンピュータうえ複数ふくすうのユーザあいだで、ライブテキストコミュニケーションおこなうためのプログラムであった。最終さいしゅうてきには、ことなるマシンじょうのユーザあいだでの電子でんし会議かいぎおこなうようになった。talkにつづくプログラムには、ntalkytalkがある。ytalkははじめて3にん以上いじょうでの会話かいわ出来できるようになったプログラムである。これらのプログラムはすべて、インタフェースを参加さんかしゃごとにことなるセクションに区切くぎっていた。インタフェースは、ことなる参加さんかしゃがタイプしたメッセージが、会話かいわログにさい構成こうせいされる順序じゅんじょつたえなかった。また、これら3つのプログラムは文字もじ入力にゅうりょく同時どうじ転送てんそうしていたので、最近さいきんインスタントメッセンジャーIRCよりも会議かいぎしているかんじがしていた。

talkは1970年代ねんだいにはDEC PDP-11コンピュータシステムで利用りようできた。もっとも初期しょき段階だんかいでは、talkはユーザごとにテキストを区切くぎっていなかった。そのため、おたがいが同時どうじにタイプすると、それぞれの文字もじざってしまった。当時とうじおそいテレタイプキーボード(最大さいだい毎秒まいびょう11文字もじ)が使用しようされていたので、ユーザは相手あいてわるのをつことが出来できないことがしばしばあった。長文ちょうぶん入力にゅうりょくしているユーザは、相手あいて応答おうとう中断ちゅうだんしたことによる混信こんしんきた場合ばあいには入力にゅうりょく中止ちゅうしするというのが一般いっぱんてきなエチケットであった。これはひとはなしているときになが会話かいわ中断ちゅうだんするのとほぼおなじである。

最近さいきんのUnixバージョンのtalkは画面がめんをユーザごとにゾーンけするという技術ぎじゅつ導入どうにゅうしたため、テキストの混合こんごうけられている。

talkプロトコルで不正ふせい形式けいしき情報じょうほう送信そうしんする"flash"というプログラムが、不幸ふこう標的ひょうてきのターミナル出力しゅつりょく破壊はかいさせる悪戯いたずらのために、1990ねんだいによく使用しようされた。これは、通常つうじょうはリクエストを送信そうしんするひと名前なまえ入力にゅうりょくするところにターミナルコマンドを記入きにゅうすることでおこなわれる。にえがtalkリクエストを受信じゅしんすると、リクエストを送信そうしんしたひと名前なまえがスクリーンに表示ひょうじされる。これによりターミナルコマンドが実行じっこうされ、リセットするまでディスプレイに解読かいどくできない文字もじ表示ひょうじする。talkの最近さいきんのバージョンでは"flash"をブロックし、悪戯いたずらこころみたユーザに警告けいこく送信そうしんするようになっている。

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