uniq

uniq（ユニーク）はUNIXおよびUNIX系けいシステムで、テキストをファイルを入力にゅうりょくとして、隣接りんせつする同おなじ内容ないようの行くだりを1つの行くだりだけ残のこして他たを削除さくじょした出力しゅつりょくをするユーティリティである。フィルタの一種いっしゅであり、sortの出力しゅつりょくを入力にゅうりょくとするような形かたちで使つかわれることが多おおい。また、逆ぎゃくにダブっている行くだりだけを出力しゅつりょくすることもできるし（-d オプション）、各行かくこうの出現しゅつげん回数かいすうを付与ふよすることもできる（-c オプション）。

例たとえば、あるファイルの異ことなる内容ないようの行くだりを各行かくこうの出現しゅつげん頻度ひんど順じゅんにソートして一覧いちらんしたい場合ばあい、次つぎのようになる。

sort file | uniq -c | sort -n

uniq はこのようにシェルスクリプトなどでのパイプの一部いちぶとして使つかわれることがある。

コマンド行ぎょうオプション

• -u  : 元もとのファイルで繰くり返かえし出現しゅつげんしない行くだりだけを出力しゅつりょくする。
• -d  : 元もとのファイルで繰くり返かえし出現しゅつげんした行くだりだけを出力しゅつりょくする。
• -c  : 出力しゅつりょくの各行かくこうの先頭せんとうに出現しゅつげん回数かいすうを挿入そうにゅうした形式けいしきで出力しゅつりょくする。これが指定していされると -u と -d は無視むしされる。
• -i  : 大文字おおもじ/小文字こもじを区別くべつしないで行くだりを比較ひかくする。（GNU 拡張かくちょう）
• -s n  : 各行かくこうの先頭せんとう n 文字もじを無視むしする。
• -w n  : 各行かくこうの先頭せんとう n 文字もじを比較ひかくし、それ以降いこうを無視むしする。

外部がいぶリンク

• uniq(1) JM Project
• uniq(1) man page（SunOS リファレンスマニュアル）
• uniq(1) man page（HP-UX リファレンス）