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「フリーボード」アプリは「iPad」のほか、「iPhone」と「Mac」にも同時に提供されている。アプリ内で作成した「ボード」にはサイズの概念がない。スライドやピンチインなどの操作で拡張し、余白に追記していける点が特徴だ(図1)。作成したボードは「iCloud」を介してほかのユーザーと共有し、簡単に共同編集ができる。いわゆる「オンラインホワイトボード」などと呼ばれる類いの使い方だが、他人とは共有せずにデジタルノート的に使っても便利だ。
図1 「フリーボード」は用紙サイズの概念がなく、いくらでも表示領域を拡張できる。マインドマップやブレインストーミングなどにもってこいの機能だ
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特にiPadで使った場合は、「Apple Pencil」と組み合わせた手書きが大きなアドバンテージとなる。フリーボードでは、「メモ」アプリの手書きパレットにいくつかのツールが追加された拡張版が搭載されている。これもデジタルノートとして使う際にうれしい機能だ。
iPhoneのフリーボードでも指や一般的なタッチペンで手書きできるが、iPadとApple Pencilの組み合わせほどスムーズな使い心地にはならない。iPhone版は書類やファイルの貼り付け、データの管理といった用途に向いているだろう。