維摩詰つめ菩薩ぼさつ

敦煌とんこう壁画へきが中ちゅう的てき维摩诘菩萨（唐とう代だい）

維摩詰つめ菩薩ぼさつ（梵語ぼんご：Vimala-kīrti，音譯おんやく為ため維摩詰つめ、毗摩罗诘，意譯いやく為ため净名、无垢稱しょう，也稱維摩詰つめ居士こじ、簡稱維摩居士こじ），是ぜ大乘だいじょう佛經ぶっきょう中ちゅう的てき佛教ぶっきょう修行しゅぎょう者しゃ。他た並なみ未ひつじ出家しゅっけ，而以在家ありいえ居士こじ的てき形象けいしょう積極せっきょく行ぎょう善ぜん、修道しゅうどう，是ぜ大乘だいじょう佛教ぶっきょう在家ありいえ眾的てき典範てんぱん，《維摩詰つめ经》的てき主要しゅよう人物じんぶつ。唐とう代だい僧そう徒と講こう經けい，有ゆう維摩詰つめ變へん文ぶん傳つて世よ。其文生動せいどう有ゆう趣おもむき，為ため俗文ぞくぶん學がく之これ佳作かさく。傳說でんせつ他た是ぜ金きん粟あわ如來にょらい的てき應おう化身けしん。

語源ごげん

維摩詰つめ的てき梵語ぼんご作さくVimala-kīrti。維摩（梵語ぼんご：विमल，Vimala）是ぜ清淨せいじょう、無垢むく，詰つめ（梵語ぼんご：कीर्ति，Kīrti；巴ともえ利とし語ご：Kitti）是ぜ名聲めいせい、名望めいぼう，合ごう起おこり來らい就是「淨きよし名めい」、「無垢むく稱しょう」。

簡介

古傳こでん維摩詰つめ居士こじ是ぜ金きむ粟あわ如來にょらい的てき化身けしん。他た來らい到いた娑婆しゃば世界せかい，化身けしん在家ありいえ居士こじ，襄じょう助すけ釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ弘ひろ揚あげ佛法ぶっぽう。於过去世よ第だい三さん十じゅう一いち劫こう毗舍浮如来にょらい之これ時じ，曾為釋迦牟尼しゃかむに的てき兄弟きょうだい。

維摩詰つめ居士こじ住じゅう在ざい印度いんど恆つね河かわ北面ほくめん的てき毗舍離はなれ城しろ。其妻名めい喚无垢（另說「無垢むく」只ただ是ぜ「净名」的てき另外個こ意譯いやく方式ほうしき），姿すがた色しょく絕倫ぜつりん。並なみ育そだて一雙いっそう儿女，子し名めい善ぜん思おもえ，女おんな名めい月つき上じょう。其妻及子、女おんな皆みな深ふか悟さとる佛法ぶっぽう。

維摩詰つめ居士こじ雖家財ざい萬まん貫かん、富とみ居きょ千金せんきん，卻樂善ぜん好こう施ほどこせ。平日へいじつ救助きゅうじょ貧民ひんみん、布施ふせ僧侶そうりょ。更さら不ふ執と著しる於外相がいしょう，為ため度ど化か眾生，他た既すんで可か向むこう天神てんじん天魔てんま說法せっぽう，亦また不ふ棄世上じょう執と迷的王おう公おおやけ貴族きぞく以及不ふ肯信佛ふつ的てき外道げどう人士じんし，甚至在ざい妓ぎ院いん、赌場向こう貪むさぼ歡求樂らく的てき鄉さと民みん说法。是ぜ故こ，其聲名めい遠どお揚あげ，世人せじん盡つき知ち。

一いち次じ，維摩詰つめ居士こじ称しょう病びょう在家ありいえ，釋迦牟尼しゃかむに佛ほとけ知ち其想藉機說法せっぽう，故こ欲ほっ遣や十じゅう大だい弟子でし等ひとし羅漢らかん與あずか諸しょ菩薩ぼさつ前まえ去さ探さがせ視し。但ただし他た們皆因いん曾受維摩詰つめ居士こじ指ゆび正ただし，而婉拒こばめ佛ふつ的てき差遣さけん。佛ふつ於是請以智慧ちえ聞名的てき文殊もんじゅ菩薩ぼさつ往視，文殊もんじゅ菩薩ぼさつ應おう允まこと，諸しょ菩薩ぼさつ、羅漢らかん等とう隨行ずいこう。探さがせ視し中ちゅう，文殊もんじゅ菩薩ぼさつ與あずか居士こじ探さがせ討佛法ほう，每每まいまい相しょう與あずか推敲すいこう而道盡つき機鋒きほう，不時ふじ妙みょう語ご如珠而語驚おどろき四よん座ざ，諸しょ高僧こうそう大德だいとく遂とげ對たい兩りょう位い菩薩ぼさつ更さら爲ため崇敬すうけい。

維摩詰つめ居士こじ欲ほっ醫い治ち眾生之の病やまい。所謂いわゆる病やめ，當然とうぜん非ひ指ゆび生理せいり而指精神せいしん層そう面めん。而滌除じょ病根びょうこん之これ方かた就是向こう衆生しゅじょう傳授でんじゅ可か以解縛ばく的てき「不ふ二に法門ほうもん」，讓ゆずる其親證しょう空そら性せい本來ほんらい無む生せい，即そく得とく以明白しろ疾病しっぺい之の根源こんげん在ざい於「執と著しる」。維摩詰つめ居士こじ示しめせ疾やまし而引大だい眾前去さ詢疾問とい病びょう，借か此因緣えん廣ひろ爲ため眾生說法せっぽう，並なみ提出ていしゅつ與あずか之これ相關そうかん的てき種種しゅじゅ設問せつもん，繼つぎ而向大だい眾教導きょうどう「空そら相しょう」的てき大乘だいじょう佛法ぶっぽう。其思想おもえ，相當そうとう程度ていど上じょう影響えいきょう了りょう後世こうせい的てき大乘だいじょう佛教ぶっきょう，特別とくべつ是ぜ禪宗ぜんしゅう。

此外，南朝なんちょう的てき謝しゃ靈れい運うん、昭明しょうめい太子たいし及唐から朝あさ大だい詩人しじん王おう維、李白りはく等とう，都と曾經以維摩ま詰つめ居士こじ為ため尊崇そんすう或ある布施ふせ的てき對象たいしょう。尤ゆう其是王おう維的名な與あずか字じ，其典故こ即そく出自しゅつじ維摩詰つめ居士こじ。

維摩詰つめ居士こじ雖富而不吝しわ，好こう濟すみ貧ひん施ほどこせ僧そう；曾廣種しゅ福田ふくだ，故こ財源ざいげん不斷ふだん。因よし此，他た也是佛教ぶっきょう民間みんかん信仰しんこう的てき財たから富之とみゆき神かみ，昭明しょうめい太子たいし與謝よさ靈れい運うん被ひ民間みんかん視し為ため維摩詰つめ菩薩ぼさつ的てき從したがえ神しん。

画像がぞう

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  约1350年ねん，现藏于Kimbell Art Museum
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  文殊もんじゅ问疾
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相關そうかん條目じょうもく

• 維摩詰所つめしょ說經せっきょう

參考さんこう資料しりょう

• 《維摩詰つめ经》